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リアル・オプションを考慮したテスト・マーケティングの価値評価

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Academic year: 2021

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2001年度日本オペレーションズ・リサーチ学会

春季研究発表会

1−E−5

リアル・オプションを考慮したテスト・マーケテイングの価値評価

慶應義塾大学 茂木 君之 MOTEKIKimiyub

O1500860 慶磨義塾大学 ★福川 忠昭 FUm Tadaaki

3−2モデル上の仮定 ①テスト・マーケテイング期間を「0∼t時点」 事業期間を「0へ↑時点」とする。 ②恵思決定は0時点とt時点(テスト・マーケテイング終了 時点に相当)の2時点でのみ行うものと仮定する。 ③テスト・マーケテイング実施時に発生する営業キャッシ ュ・フローは、テスト。マーケテイング費用に含めて考え る。 1、はじめに 人々の好みが急激に変化するなかで、どの企業も新製品を 開発することが必要とされている。そして新製品開発の過程 のひとつに「テスト・マーケテイング」がある。 テストマーケティングとは、全国販売に先行して特定の地域 で行なう試行的な販売である。リスクの軽減の目的で行われ るが、時間とコストがかかること、情報の漏洩などの問題点 もあることから、テスト・マーケテイングの実施に対する計 量的な評価法が求められている。

2、研究の目的

本研究では、テスト・マーケテイングを実施する場合と、 しない場合とを比較するために、それぞれから得られる経済 的価値の評価を行うモデルを提案する。

3、主デノHヒ

DCF法をベースにして価値評価モデルを構築する。テス ト・マーケテイングの最大の利点である全国展開における失 敗の回避をモデルに組み入れるために、リアル・オプション という評価方法を用いる。 3−1対象としている問題の構造 3−3リアル。オプション ー0時点での意思決定 「テストマーケティングを実施する」、もしくは「テスト・ マーケテイングを実施せずに全国展開をする」のどちらか を選ぶ意思決定 本研究では、この0時点での意思決定の違いの比較をする ためのモデルを構築する。 −t時点での意思決定 「全国展開をする」、もしくはq敵退をする」のどちらかを 選ぶ意思決定 t時点での意思決定は、0時点に意思決定を行うことにより 得られる権利である。この権利をリアル・オプションと考え る。 このオプションの価値を求めるには、まずt時点に予測さ れる、t∼T期間全国展開した場合に得られる事業価値の期待 値を求め、その期待値が正の値を取るときは、t時点で全国 展開するという意思決定を行いt∼T期間の事業価値がオプ ションの価値となる。また負の値を取るときは、撤退する意 思決定を行うため、オプションのイ耐直は0となる。 テスト・マーケテイングを実施すると、 「全国展開開始or撤退」のオプションを持つ テスト・マーケテイングを実施しないと、 「全国展開継続or撤退」のオプションを持つ −104− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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3−4 モデルの構造 ○ テスト・マーケテイングをする場合の価値 (0∼t崎点の事業価値)十(L∼T時点のオプション価値) ○ テスト・マーケテイングをしない場合の価値 (テストマーケティング矧印+(じ∼T崎点のオプション価値) 3−5キャッシュ・フロー キャッシュ・インフロー ー売⊥高 =(価格×シェア×市場規模) キャッシュ・アウトフロー ー初期投資費用 −テスト・マーケテイング魚用 一営業費用 =(変動費×シェア×市場規模+固定曹) :う・G シェアモデル シェア求める上で、トライアル・リピートモデルを川いる。 * トライアル率:試用鵬人した人の割合 * リピート率:トライアルした人が反復購入する割合 ソエア =トライアル率× リピート率 一事業の収猛性が異なる場合 囁ざS ︵単位百万円︶

▲テストあり麗テストなし

※数字が大きいほと収益性が高い 事業の収益性力堰いはど、テスト・マーケテイングをする 必要竹三がなくなる。 一報の予測精度が異なる場合 事薬価値の期待値 1幻 200 犀位:百万円 囁ざの︵単位百万円︶ く> テスト期間 テストなし テストあリ ※数字が大きいはど予測粘度が悪い 将来の予測の桁度がよいほど、テスト・マーケテイングを する必要性がなくなる。

5、結論

テスト・マーケテイングを基地する場合としない場合のそ れぞれの仙帖を評仙するモデルを構築し、モンテカルロ・シ ミュレーションを行うことでモデルの肯勤性を検証した。

6、今後の課題

今後の課題として、意思決定の回数を増やす,他のシェアモデ ルを川いる、実際の折製品開発で適用すろなどがある。

7、参考文献

【llフィリッブ・コトラー:19竹:コトラーのマーケテイング入門:円本トッ′くン 121フィリップ・コトラーー:1淡)7:マーケテイング原理:ダイヤモンド社 【3=キ平秀首1987マーーケティングサイエンスニ東京大学出版会 巨l】小‖磯宏:2(ズY):Ⅸ他人・投頂のためのl〕CF慨l帥【川り凍吏済社 リピート率は新製品が市場にでることにより、抑製.†i・■!.鋤■!子 細を人手した競ハ他社がヌ、肘仁してくることによって卜がると 仮定する。 トライアル・リピートモデルは、シェアを備に偵として扱 うが、美膿の霊=二舛では将来のシェアを予測することはとても 難く、)う測したシェアを収れないことために大きな財崩明晰 失を受けることが多い。そこでシェアを確率的に扱うために、 トライアル玖リピート率を確率変数(刈蘭用三規分布)とし て扱う。

4、モデルのシミュレーションによる検証

評価モデルを川いてモンテカルロ・シミュレーションを行 う。リターン指標には事業価値の期待値、リスク指掛こは5% パーセンタイル点を川いる。 −105− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

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