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支部研究会報告(中国・四国支部)

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Academic year: 2021

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支部研究会報告

一中国・四国支部-1111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111'"11111111111111111111 ・ 11111111111111 当支部では,主たる研究会活動として講演会,研究発 表会を,それぞれ年 4 回程度を目標に開催している.ま た会員有志により,特定のテーマに対する研究会活動を 行なうことを目指している.今回は,誌面の都合もあり, これらの支部活動の中から講演会,研究発表会の概要を 各 1 件紹介し,あわせて研究会活動の近況を報告する. 1. 講演会 演題:システムの複雑さと安定性について 講師:深尾毅教授(東京工業大学情報工学科) 日時:昭和53年 7 月 12 日(金) 会場:中国電力(株),参加者: 47名 講演概要:一般に,システムが大規模化すると効率よ りも安定性,信頼性が問題になることを提起し,大規模 化,複雑化することによっても安定性が保たれる諸様相 について,多くの事例をあげてわかりやすく報告された. 工学的な複雑さは不安定性を伴い,生態システムの複雑 さは安定性を伴っているという基本概念に立ち,工学的 な安定性は局部的なもの(個々の安定性)に重点を置き, 生物的な安定性は大局的なもの(共同体的安定性)に重 点を置いていることを,生態システム,生物システム, 社会システム,経済システム,あるいは工学における熱 力学,化学反応過程等と結びつけて総合的,体系的に報 告された. とくに興味深かったのは, “ 2 つあるいはそ れ以上の種族が全く同じ生活形態 (niche) で安定して生 き続けることはできなし、ぺおよび“同じ niche を 2 つ 以上の種族が占有することはできなし、ぺという楼み分 けの原理で,今後システムが大規模化,複雑化するにつ れて不安定性を増すことが予想されるとき,示唆に富ん だ講演であった. 2. 研究発表会 テ{マ:

Entropy

Model を応用した空容器の回収 発表者:藤永靖彦氏(宇部輿産飲料(株)) 日時:昭和53年 5 月 19 日(金) 会場:中国電力(株),参加者: 19名 JE表概要:周知のように清涼飲料は保証金(いわゆる 漫代)を含めた代金で販売され,空壕を回収するとき保 証金を返済するシステムをとっている.そのため保註金 額の設定方法により空寝の回収効率および製品自体の販 若量が影響を受ける.ゆえに,適切な保証金額を設定す ることが,製品の売上げおよび定患の回収にとって重要 な意味をもっ.このような観点に立って,発表者は宅漫 回収の現状分析にもとづき,消費者を 3 つの層に分類 し,製品中身の価格と空壊の価格をパラメータおよび変 数とし,総販売量,各層販売量,各層販売比率,空壕回収 比率等を定量的に与えるとともに,販売量による収益, および保市ー金,宅医の回収等による費用をもとに利益関 数を設定し,最適な保証金を求める方法をエントロピー の概念を導入して解析している.このような回収システ ムを採用しているモデルは他にも存在し,実務的にも理 論的にも興味深い発表であった.なお,この発表の予稿 は, 1978年春季研究発表会アブストラグト集に掲載され ているので,興味のある方はご一読いただきたい. 3. 研究会 当支部では,前々より特定テーマに対する研究会活動 を進めることに関心をもっているが,支部会員数が少な くそのうえ中国・四国地方に広範に分布している等の事 情もあり,現段階では正式の研究会発足にまでは至って いない.このような情勢の中で,今存来,作業者の勤務 割当スケジュールに関する問題を,数名の会員が検討し ている.緊急時の保全を伴う監視作業を行なう職場の, 夜間,休日の勤務時間割当表を作成するシステムを OR 的観点に立って考察しようとするもので,これに類似し た問題は数多く存在するものと思われる.一見簡単そう にみえるこのテーマも,現実のモテツレを細かくみてゆく と,実用的なものを作成するのはなかなか容易で、はなさ そうである たとえば,平日の夜間,土曜日,日曜日で それぞれ勤務時間と人員が異なるとし寸条件,あるいは 保全の資格をもっ作業者を各時間帯に割りあてるという 条件が入るだけで,この問題の解析がし、ちじるしく困難 となる.現実には,これ以外にもさまざまな条件が存在 するものと思われるし,なによりもまず,公平の原則に 立って各作業者が均等に作業をしなければいけないであ ろう.テーマとしては豊富な内容をもっ実務的な問題で あり,今後どのように展開きれてゆくのかをみつめてい きたい.類似した課題をもった支部会員の参加を期待し てし、る. (平木秀作 広島大学工学部・中国四国支部事務局幹 事) 1111111 ・ 11111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111

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