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IRUCAA@TDC : Effect of oral cleaning using mouthwash and mouth moisturizing gel on bacterial number and moisture level of tongue surface of elders requiring nursing care

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Effect of oral cleaning using mouthwash and mouth

moisturizing gel on bacterial number and moisture

level of tongue surface of elders requiring nursing

care

Author(s)

小林, 健一郎

Journal

, ():

-URL

http://hdl.handle.net/10130/3609

(2)

氏名 小林 健一郎 学位 博士(歯学) 学位記番号 第2074号(乙 第785号) 学位授与年月日 平成27年2月18日 学位授与の要件 学位規則第4条第2項 論文審査委員 主査 櫻井 薫 教 授 副査 片倉 朗 教 授 副査 石原 和幸 教 授 副査 杉原 直樹 教 授

学位論文名 Effect of oral cleaning using mouthwash and mouth moisturizing gel on bacterial number and moisture level of tongue surface of elders requiring nursing care

学位論文内容の要旨 1.研究目的 口腔微生物は全身疾患の原因ともなり、口腔清掃を行うことで誤嚥性肺炎の予防につながるといわ れている。現在、超高齢社会となり要介護高齢者も増加傾向にあるが、介護者の口腔清掃の重要性に 関する認識不足やマンパワー不足などにより要介護高齢者の口腔清掃状態は不良となっていることが 多い。口腔ケアにおいては、各種ブラシだけでなく、洗口剤や口腔保湿剤が用いられているが、これ らの使用について臨床実験による検討が十分ではないため、実際の使用法や口腔清掃法については介 護者の経験によるところが大きく、効果的な口腔清掃法は確立されていない。 本研究は口腔微生物の温床の一つである舌背に着目し、要介護高齢者に対する口腔清掃に洗口剤お よび保湿剤を用いた場合の舌表面の微生物数と湿潤度に対する影響を評価することを目的とした。 2.研究方法 被験者は脳卒中のため入院中で、日常生活に介護を必要とする含嗽の不可能な入院患者 60 人(男性 29 人、女性 31 人、平均年齢 83.3±4.9 歳)とした。口腔清掃にあたり、歯面清掃および舌清掃に洗口 剤を使用し清掃後の舌背に口腔保湿剤を塗布する M+m 群、歯面清掃および舌清掃に洗口剤を使用し口 腔保湿剤を塗布しない M 群、歯面清掃および舌清掃に水を使用し口腔保湿剤を塗布する W+m 群、およ び歯面清掃および舌清掃に水を使用し口腔保湿剤を塗布しない W 群の 4 群を設定し、被験者をランダ ムに群分けした。洗口剤は殺菌作用を示す塩化セチルピリジニウム(CPC)を含有するものを用い、口腔 保湿剤は蒸散性の低いジェルタイプのものを用いた。群分けに基づいて被験者に対し口腔ケアを 1 日

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1 回行い、2 週間実施した。開始時、1 週間実施後および 2 週間実施後に舌表面総嫌気性菌数、舌苔付 着程度および舌表面湿潤度を計測し、舌表面総嫌気性菌数と舌苔付着程度の減少率および舌表面湿潤 度の増加率を算出した。 統計解析は清掃前における各群間での比較を、舌表面総嫌気性菌数については Kruskal-Wallis 検 定後 Bonferonni 補正にて、舌苔付着程度および舌表面湿潤度については一元配置分散分析後 Bonferonni 検定にて検討した。また、1 週間および 2 週間口腔清掃実施による舌表面総嫌気性菌数と 舌苔付着程度の減少率および舌表面湿潤度の増加率について、各群間の比較を一元配置分散分析後、 Bonferonni 検定にて検討した(α=0.05)。 3.研究成績および結論 開始時はどの計測項目についても、各群間に統計学的有意差は認められなかった。舌表面総嫌気性菌数 は、いずれの群も清掃により減少していき、2 週間後の M+m 群と W+m 群、M+m 群と W 群、M 群と W 群との間 の減少率に統計学的有意差が認められた。舌苔付着程度はいずれの群も清掃により減少していったが、1 週間後は各群間において減少率に統計学的有意差は認められず、2 週間後の M+m 群と W 群(P=0.010)との間 にのみ認められた。舌表面湿潤度はいずれの群も清掃により増加していき、2 週間後の M+m 群と M 群、M+m 群と W 群、W+m 群と W 群との間の増加率に統計学的有意差が認められた。 以上の結果より、口腔清掃に洗口剤を用いた群で舌表面嫌気性菌数の減少率が大きく、また口腔保湿剤 を使用した群で舌表面湿潤度の増加率が大きい傾向が示された。これは、洗口剤に含まれる CPC による殺 菌作用と、蒸散性の低い口腔保湿剤による保湿効果が関与したと考えられる。 本研究における要介護高齢者の口腔清掃では、物理的清掃だけでなく洗口剤と保湿ジェルとを併用して 清掃することが、物理的清掃のみ、および、物理的清掃に洗口剤または保湿ジェルを使用した清掃よりも 舌表面の微生物と舌苔の抑制や湿潤度の向上により効果的であることが明らかとなった。

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最終試験の結果の要旨および担当者

報 告 番 号 乙 第785号 氏 名 小林健一郎 最終試験担当者 主 査 櫻井 薫 教 授 副 査 片倉 朗 教 授 石原 和幸 教 授 杉原 直樹 教 授 最終試験施行日 平成27年1月20日 試 験 科 目 歯科補綴学 試 験 方 法 口頭試問 試 験 問 題 主題ならびに関連問題 結 果 の 要 旨 本審査委員会は主題ならびに関連問題について最終試験を行った結果、十分な学識を 有することを認め、合格と判定した。なお、英・独2カ国語につき試験を行った結果、 合格と認定した。

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学位論文審査の要旨 口腔清掃状態を良好に保つことが誤嚥性肺炎の予防にもつながり重要となるが、要介護高齢者の口腔清 掃状態は不良であることが多い。口腔清掃には物理的清掃に加えて、洗口剤や口腔保湿剤が用いられてい る。しかし洗口剤、口腔保湿剤を単独で用いた場合と併用した場合の効果について、実際に要介護高齢者 に口腔清掃を行って効果を検討したものはない。本論文は、要介護高齢者に対する口腔清掃に洗口剤およ び保湿剤を用いた場合の舌表面の微生物数と湿潤度に対する影響を評価することを目的とし、物理的清掃 に加えて洗口剤と口腔保湿ジェルを併用して清掃することが、舌表面の微生物と舌苔の抑制や湿潤度の向 上により効果的であることが明らかとなった。 本審査委員会は平成27 年 1 月 20 日に行われ、まず小林健一郎専攻生より論文概要が提示された後、各 審査委員より本論文に対し次のような質疑と指摘がなされた。質疑・指摘内容は、①被験者に関する記載 情報の不足について、②口腔清掃を行った者の記載について、③口腔清掃する者の違いによる誤差につい て、④各評価項目の推移を示すグラフの提示法について、⑤本研究で得られた結果から得られた結論が拡 大解釈になっているのではないか、といった点についてであった。これらに対して、①被験者は脳卒中の ために入院している65 歳以上の日常生活に介護を要する者であるという状態である旨、および除外基準と して抗生剤の投与を過去1 か月以内に受けたものであることを追記する、②口腔清掃を行ったのは 1 名の 歯科医師と5 名の看護師である旨を追記する、③口腔清掃方法に関するマニュアルを使用するとともに講 習および歯科医師による清掃時の立ち会いを行うことにより対応した、④舌表面総嫌気性菌数、舌苔付着 程度の減少率、舌表面湿潤度の増加率のグラフを示すこととする、⑤表現は過大表現とならないように記 載を修正するとし、概ね妥当な回答が得られた。また、目的、結果および考察の文章表現、図表に関して 修正点が挙げられ、それらの訂正が行われた。 その結果、本研究で得られた知見は歯学の発展に寄与するところ大であり、学位授与に値するものと判 定された。

参照

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