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https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 科学者の社会への貢献と研究パフォーマンスとの関係 Author(s) 七丈, 直弘 Citation 年次学術大会講演要旨集, 27: 799-802 Issue Date 2012-10-27Type Conference Paper Text version publisher
URL http://hdl.handle.net/10119/11142
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本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.
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科学者の社会 の 献と研究パ
ー
ンスとの関
田大学高等研究 ) 科学の 化と新 における研究 の増 により、研究 発 はグローバル化し、これまでになく な が続いている。こ の状 に し、 は研究 発 向上に向けた 策を 出し、 研究者も研究 を増 するための 的 を めている。一方で、 年社会 題が 出し、この に向けて、科学が 的に 献する ことも社会からの要 として まっている。このような環境 で、科 学が本来持つ内生的 カ が すること の懸念も生じて いる。この社会的ジレン の に向け、研究者の社会 献と研究 ート リ 、研究パ ー ンスの関 に関して特に研究 発の多 様性を中心にして分析した。 研究多様性、学 研究 )、計 書誌学、社会のた めの学 、知の 合 科学の 展により一部の ットな 域 にある )を き、多くの科学分 では研究 が し、狭い「学 」の内部にとどまっていて は、 本的に新しい発見を得にくいという状 が 発生している[1]。この状 を するための方 策の一つとして、異分 を 合することによる新 分 の 造 が あ り 、 そ の 現 に は 合 研 究(Inter-disciplinary Research; IDR)の 化が 要だと考えられている。 同時に、社会 題が 化する中、イノ ー ン の ー がこれまでに い 、高まってい る[2]。この状 は、科学によって 題を定 で きるが、科学の によっては を得ることがで きないという「トランス・ イエンス」的な 題 が してきた[3]ともいえるし、学 のための 学 ではなく、社会のための学 としての新しい 科学研究の ードである「 ード 」[4]に社会 が トしてきたともいえる。 これまでも 々の研究者においては、 的な 社会 献を に れた研究を めていた者も 多くいた。だが、社会 の「 的な 献」を にいれた研究評価や研究 配分が行 れる ことで そのものが 化することにより、科学 の 性が れるのではないかという が がってきた。また、社会 献に 結した 用研 究に研究内容が されることで、基 研究 の が相対的に減少し、 的には学 の発展に 対して 影響を すのではないかという懸念 もある。 だが、研究者の社会 の 献に向けた志向性、 基 研究を重 する 、その結果としての研究 多様性、また研究 発生 性、科学インパクトと の間の関 は、定 的な がいまだ少なく、上 のようなジレン 的状 の に向けた方策 をエ デンス ースで考えられる状 には っ ていない。そこで、本論ではストークスのク ド ラント デルに って研究者の志向性を分 し、 その 々に まれる研究者の研究多様性と生 性の間の関 についての分析をし、研究多様性が 研究者のキャリアの中でどのように生じるのか を知るために、研究多様性の 化を時系 で っ た。
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新 が研究 場に本 的に参 し、 学 が社会におけるイノ ー ンの 現に多大な 与を行うことが明確になるにつれ、 で の 化が生じた。 来、研究評価は多 的で あり、特定の指 に した評価は ける きで ある。だが、評価のしやすさ・ さから、イン パクト・ クター、被 用 、出 といっ た定 的指 が 目され、それらの 的増 を 行動様 としてとる研究者が増 した。また、 的研究資金が増 し、 ・ からの ンド 得 が きている。資金 得の場 でも、定 的指 を ースとした な業 評価が用いら れ る 向 に あ り 、 定 的 業 評 価 が 化 (reinforce)される構 となっている。 来、科学研究を り てるのは、「 チ ー ン」 特に 心 )と「インセンティ 」 だった。だが、 年の 化と 化により、 過 のバランスが れ、 全な科学の発展が されているのではないかという懸念が がった。また、Bayh-Dole 法などの により、大 学が自らイ アチ を り、科学研究を 的 に 業化するという り も でいる。この ような 学連 の金 的 果を得ようという 向が、大学の研究テー に影響を与え、より 業性の高い研究を重 するようになったとも い れる。この 向は基 研究の軽 につながり、 的には科学の発展に対し 影響を与えるこ とが懸念されている。 これらの状 は相 に影響を しあってい るため、どれかを り出して評価するのは しい。 的な事 に基づき、影響の と科学の 展 や社会 の 献に関して、 合的な評価を 重 ていくことが 要である。
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科学者の 的な社会連 に関して、特に特 化 Academic Patenting と れる行 )に関し て研究が でいる[5]。その評価はケース・バ イ・ケースで異なっている。特 の と論文 は 相関[6]であるが、被 用 は特 の関与 の 合いが い 高くなると される事 も あれ 、特 ストックに対して論文 は正の相関 [7]があるというもの、特 出 と論文件 の間 に正の相関があるというもの[8]もある。この関 は 純ではなく、研究パ ー ンスが い研 究者 ど特 ディスクロー しやすいというバ イアスの も指 されている。 また、基 研究に関し、 業化の結果、 心 動 研究や基 研究が減 してしまう が 指 されている[9]。 業化を重 する り、 源的な原理の が に かれ、 的に 場 テン ャルを するプロジ クトが 的に されてしまう 向がある(Rae-Dupree, 2008)。 では、本 に基 研究は減 するのだろうか。 理論 デルを ースとした レー ンに よる もらしい結果[10]では、大学科学者のライ セン ングによる結果は、基 研究と 用研究の 者ともに分 が増 するというものである。だ が、 用研究の分 の増 が基 研究の分 の増 を するために、研究全 に める基 研究 の 合が減少することになる、というものである。 また、ライセン ングによるインセンティ は 研究活動全 に対して増 する 果を果たすの であって、その 果は の研究指向性に す るため、 ずしも基 研究の分 が減少するとい う ではない[11]。 一方で、研究を行っていく上で、科学者が す る知識を する知識源としての 業の重要性 も指 されている。科学者や工学者は 業との関 の中からインス レー ンを に得てい るとされうる[12]。また、65%の科学者は、 業 との関 は 験を行う上で 影響を与えたと えている[13]。この他にも、 学連 により研 究リ ースが増 するということ、研究の内容・ 出 活動が 化するということも指 される。ま た、特 を する大学 は 業研究者と論文を する 向が く、論文 としても 業研 究者が出 する 合が高いジャー ルを 向が いとも れる。特 化しやすい論文を出 する 向が くなる[5]。 また、一 的には基 研究の方が 用研究より も IF が高いため[14]、 用研究に トするこ とで相対的に被 用 が減少している可能性も ある。学 研究(IDR)も同様にして、被 用 の 増 に 与しにくいとい れる。 研究生 関 の に時間が まれることは、 特 出 と論文出 の間に代 的な関 が する可能性を する[14]。したがって、 学連 活動に した分だけ、研究生 にかかるエ ートが減少するのは 然である。 ところが、ライ イエンスの場合を見れ 明 らかなように、学 的な 果と特 可能性の 間にトレード があることは ずしも自明で なく、 する場合がありうる[15]。特に、バイ テクノロジーの一分 工学)では多くの 研究 果は同時に特 と論文になりうることが されている[16, 17]。 また、特 化可能な 果の多くは論文として発 可能だともい れる [6]。 上のように、科学者の 的な社会 献が科 学研究に与える影響は多 的であり、研究が土 とする知識特性や、社会における の 機会)によっても大きくことなることが る。 本 では、 イエンス 業の中でも 料分 )を対象として、科学者の研究 発志 向性によって を行った結果[18, 19]を用い、 れた研究業 を し、同時に 的な社会 献 も志向する研究者が、どのようにしてその業 を していったのかについて、研究テー の多様 性の を基に 論していきたい。 まず、日本で に関連した研究活動を行う 主要な 66 の科学者を同定し、その 々の論文 被 用 、特 出 の中央 で分 し、 種に分 した。論文 被 用 が高い ど基 研究に いと考えられ、基 研究 の志向性を す代理指 として用いた。また、特 出 は 的な社会 献 の志向性を す代理 としまた、Bayh-Dole 法などの により、大 学が自らイ アチ を り、科学研究を 的 に 業化するという り も でいる。この ような 学連 の金 的 果を得ようという 向が、大学の研究テー に影響を与え、より 業性の高い研究を重 するようになったとも い れる。この 向は基 研究の軽 につながり、 的には科学の発展に対し 影響を与えるこ とが懸念されている。 これらの状 は相 に影響を しあってい るため、どれかを り出して評価するのは しい。 的な事 に基づき、影響の と科学の 展 や社会 の 献に関して、 合的な評価を 重 ていくことが 要である。
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科学者の 的な社会連 に関して、特に特 化 Academic Patenting と れる行 )に関し て研究が でいる[5]。その評価はケース・バ イ・ケースで異なっている。特 の と論文 は 相関[6]であるが、被 用 は特 の関与 の 合いが い 高くなると される事 も あれ 、特 ストックに対して論文 は正の相関 [7]があるというもの、特 出 と論文件 の間 に正の相関があるというもの[8]もある。この関 は 純ではなく、研究パ ー ンスが い研 究者 ど特 ディスクロー しやすいというバ イアスの も指 されている。 また、基 研究に関し、 業化の結果、 心 動 研究や基 研究が減 してしまう が 指 されている[9]。 業化を重 する り、 源的な原理の が に かれ、 的に 場 テン ャルを するプロジ クトが 的に されてしまう 向がある(Rae-Dupree, 2008)。 では、本 に基 研究は減 するのだろうか。 理論 デルを ースとした レー ンに よる もらしい結果[10]では、大学科学者のライ セン ングによる結果は、基 研究と 用研究の 者ともに分 が増 するというものである。だ が、 用研究の分 の増 が基 研究の分 の増 を するために、研究全 に める基 研究 の 合が減少することになる、というものである。 また、ライセン ングによるインセンティ は 研究活動全 に対して増 する 果を果たすの であって、その 果は の研究指向性に す るため、 ずしも基 研究の分 が減少するとい う ではない[11]。 一方で、研究を行っていく上で、科学者が す る知識を する知識源としての 業の重要性 も指 されている。科学者や工学者は 業との関 の中からインス レー ンを に得てい るとされうる[12]。また、65%の科学者は、 業 との関 は 験を行う上で 影響を与えたと えている[13]。この他にも、 学連 により研 究リ ースが増 するということ、研究の内容・ 出 活動が 化するということも指 される。ま た、特 を する大学 は 業研究者と論文を する 向が く、論文 としても 業研 究者が出 する 合が高いジャー ルを 向が いとも れる。特 化しやすい論文を出 する 向が くなる[5]。 また、一 的には基 研究の方が 用研究より も IF が高いため[14]、 用研究に トするこ とで相対的に被 用 が減少している可能性も ある。学 研究(IDR)も同様にして、被 用 の 増 に 与しにくいとい れる。 研究生 関 の に時間が まれることは、 特 出 と論文出 の間に代 的な関 が する可能性を する[14]。したがって、 学連 活動に した分だけ、研究生 にかかるエ ートが減少するのは 然である。 ところが、ライ イエンスの場合を見れ 明 らかなように、学 的な 果と特 可能性の 間にトレード があることは ずしも自明で なく、 する場合がありうる[15]。特に、バイ テクノロジーの一分 工学)では多くの 研究 果は同時に特 と論文になりうることが されている[16, 17]。 また、特 化可能な 果の多くは論文として発 可能だともい れる [6]。 上のように、科学者の 的な社会 献が科 学研究に与える影響は多 的であり、研究が土 とする知識特性や、社会における の 機会)によっても大きくことなることが る。 本 では、 イエンス 業の中でも 料分 )を対象として、科学者の研究 発志 向性によって を行った結果[18, 19]を用い、 れた研究業 を し、同時に 的な社会 献 も志向する研究者が、どのようにしてその業 を していったのかについて、研究テー の多様 性の を基に 論していきたい。 まず、日本で に関連した研究活動を行う 主要な 66 の科学者を同定し、その 々の論文 被 用 、特 出 の中央 で分 し、 種に分 した。論文 被 用 が高い ど基 研究に いと考えられ、基 研究 の志向性を す代理指 として用いた。また、特 出 は 的な社会 献 の志向性を す代理 とし て用いることとした。Stokes の分 に い、基 研究を志向し、社会 献も相対的に高い科学者を Pasteur 、基 研究を志向し、社会 献は相対 的に低い科学者を Bohr 、基 研究を志向しな い もの の、社 会 献は相 対的 に高い 科学 者を Edison 、 りの分 を Other として した。 分 の結果は 1 に した。 この分 の中でも、Pasteur に分 される者 は、Bohr に分 される者に 、被 用 の も高く、より多くの科学業 を 出している ように見える。また、Rafols の方法[20]によって、 科学論文の SC Web of Science におけるジャー ルのカテ リー )に基づく論文 ート リ の多様性(Rao-Stirling Diversity[21])を計 すると、Pasteur は Bohr に て に高い 多様性を していることが 明した 1)。 だが、研究を 的に める上では、研究テー は分 せずに特定の 域に集中した うが いと考えられるため、Pasteur 科学者が一見 的な方策を った上で高い学 業 を上 ている には があるように見える。合理的な の一つに、「Pasteur 科学者も、キャリアの では Bohr であった」というものがある。 Bohr 科学者としてキャリアを始め、多くの業 を出した 、 合的な研究を めて社会に 献し つつ Bohr 的な研究も同時に行うことで、社会 献 その結果による多様性)と生 性を で きる可能性がある。また、時系 で多様性が 化 するか かは、科学 策を考えていく上でも 大きな意 を持 うる。そこで、Pasteur 科学 者の中なから代 的な を ックアップし、 1992 2011 年の 20 年間を 5 年毎に分 し、 々 の 間 に 出 さ れ た 論 文 の Rao-Stirling diversity を計 した。その結果を 2 に す。 中には対 のため の Bohr 、Edison 、 Other 科学者の も た。 から かるよう に、Pasteur 科学者の多くは、分析の対象とな った 20 年間でそれ ど多様性の 化を見せてい ない。対 として た Edison 、Bohr 、Otherの科学者は ート リ の多様性をドラス ティックに 化させているのと 、Pasteur の研究多様性は めて安定的であるといえる。 は、Pasteur 科学者を中心とした分析に よって、研究 ート リ の多様性は科学者の ライ イクルを通じそれ ど 化していない ということが 明した。科学者として した Pasteur がこのような を持つことから、科 学者を していく上で、 来考えられていた 「特定のディ プリンを めた 、多様な研究に 向かう きである」といった考え方は ずしも正 しくないことが される。多様性には くまれ る 合研究を通じ、 果を出していくには、 間の 合研究を通じた い 験が 要となる可 能性がある。 、他の の科学者の多様性の 化、多様性の 化と生 性の 化などの に ついて分析を めていきたい。 1 Stokes のク ドラント デルによる科学 者の 化 Avgcite<= 23.9 (32) Avgcite > 23.9 (34) Patent > 6 (31) Edison (10) 436.3(338.7) 25.3(24.0) Pasteur (21) 2150.52(1903.0) 32.5238(44.3) Patent <= 6 (35) Other (22) 328.955(254.8) 2.5(2.0) Bohr (13) 745.231(697.4) 1.76923(1.3) 研究者のタイプ ( )、被 用 の の )、 特 ) 1 Bohr と Pasteur の論文 ート リ 多様性(Rao-Stirling diversity)の対 2 科 学 者 と の 研 究 ー ト リ の diversity の時系 化。研究者 の の の 中 は 研 究 者 の (B=Bohr, P=Pasteur, E=Edison, O=Other)
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