腹膜炎の既往は 3回であった. 平成 20年 2月に右前腕 内シャント術を施行し, 4月に計画的離脱を行い血液透 析へ移行した. 約半年間 1日 1回の腹腔内洗浄を行い, 10月に CAPD カテーテルを抜去した. カテーテル抜去 から 2ヶ月後に腹部膨満と食欲低下が出現した.腹部 CT で腹腔内全体に著明な腹水貯留が認められた. 化性腹 膜炎と診断しメチルプレドニゾロン 24mg/day内服開始 とした. 症状をみながら約 1ヶ月ごとにステロイドを減 量していったところ, イレウス等の合併症なく腹水は軽 減した. 現在もメチルプレドニゾロン 2 mg/day内服継 続中である. 5.25年の経過で再発した巨大前立腺肥大症の1例 新田 貴士,濱野 達也,川口 拓也 (秩 市立病院 泌尿器科) 症例は 82歳男性. 25年前に経尿道的前立腺切除術の 施行歴あり. その後, 断続的な肉眼的血尿を主訴に度々 受診し, 膀胱頸部腫瘍として 2度の内視鏡的膀胱腫瘍切 除術を施行された. 病理結果はいずれも前立腺肥大の診 断であった.今回,30 毎の頻尿を主訴に受診した.膀胱 鏡, MRI で前立腺肥大症の診断のもと, 恥骨後式皮膜下 前立腺摘除術を施行した. 68g の腺腫を核出した. 病理結 果は前立腺肥大であった. 文献的 察を加え, これを報 告する. 6.右腎摘,左腎部 切除後に再発した腎癌に対し左再 部 切除術を施行した一例 柏木 文蔵,坂本亮一郎,大谷 和歌 斉藤 佳隆,内田 達也,竹澤 豊 小林 幹男 (伊勢崎市民病院 泌尿器科) 症例は, 52歳, 女性. 2002年 12月 12日右腎癌に対し 右根治的腎摘除術. 2005年 12月 12日左肺転移に対し左 肺部 切除術. 2008年 5月 22日左腎癌に対し左腎部 切除術の既往があった. 2008年 11月に施行した CT で 左腎上極に 10mm大の腫瘤認め画像診断にて腎癌の再 発を疑われた. 2009 年 3月に施行した CT で上記腫瘍の ほかに左腎中−下極にも 10mm大の腫瘤を認めるとと もに上極腫瘍の増大傾向を認めたため 2009 年 4月 28日 左腎部 切除術を施行した. 術中に CT では確認できな かった腎実質の突出を認めその部 も部 切除したとこ ろ 3mm大の腫瘍を認めた. 計 3個の腫瘍を摘出した. 病 理診断で, 3個全ての腫瘍が腎細胞癌であった.
5. 25年の経過で再発した巨大前立腺肥大症の1例(第52回日本泌尿器科学会群馬地方会演題抄録<セッションI>)
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