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選挙運動費の支出制限を違憲としたアメリカ連邦最高裁の判例と選挙資金問題の再考(一) -- Buckley V. Valeo, 96 S. Ct. 612(1976) --

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(1)逍釦運動費の支出制限を違憲としたアメリカ連邦最沿j裁の判例と選挙没金1::1辿の再考(サ. 論. 目 次. |. , •Valeo96 S.C t.612(1976) eyv Buckl. バック リ ィ事 件の 背 景と 問 題点 一 九 七四年 改 正の 「 一 九 七一年 の 連 邦選挙運 動法 」 の 概 要. 下級裁 判 所 の 判 決 概 要. 裁 判所の意見. 連 邦最 高裁 の 判 決 要約. □. 反対 意 見. ー. 石. 田. 選挙運動費 の支 出制限を違憲 とした アメリカ連 邦最高裁 の判 例と選挙資金 問 題 の再 考日. 説. 原告の 主 張 と 問 題点. (三) に) 曰 (一). 榮. 仁. 郎. ー.

(2) 近大法学 第24巻第3• 4号. 曰 評. 未解決 の問 題. 以上本 号) (. バッ ク リィ事 件の影響 と残された 問 題点. 一九七 六年の改正 連 邦選挙 運動 法 の要 点. 釈. バッ ク リィ事 件による 影響. 公費補 助制 度 と今後 の課 題. ( 以下次号. ). 一九七 四年改正 の「 一九七 一年の連 邦選挙 運動 法 」 の概 要. バ ック リ ィ事件 の背 景と問 題点. 選挙 資金問 題再 考察 の必 要 性. 曰. に)(一) 個 人献 金の制 限. 4|l) (. 国個 人による 政 治献 金は、 候補 者一人に対 し、 各選挙 につき‘ 一、 0 0 0 ドル に制 限 され、. ( 5). 閲政治委 員会 として 指 定 された 特. 定 の委 員会 が、 一 人の候補 者に対 し、 各選挙 につき献 金 できる 額 は、 五、 000ドル に制 限 される 。. 一人の献 金者が一 暦年中に献 金できる 総額 は、 二五、 000ドル に制 限 さ れる 。. い. 壁な改正 立 法 」 と称する に足る ものであっ た が、 同法は、 概 略して 、 次のよう な条 項が含 ま れて いた 。. ( 3). ン ソン 大統 領を して 嘆か せた 選挙 資金規正 関 係の法 律改正 に着手 し、 一 九七 四年に改正 を 受 けた、 「一九七 一年 の 連 ( 2) 邦選挙 運動 法 」 は、 「 大統 領、 副大統 領および 国 会 議 員の選挙 に関 し国 会 がかつて 制 定 した 立法 中、 と ぴ抜 けて完. ( 1). r el a w) 」 とジョ o o p h o l et h a nl アメ リカ連 邦議会は、 一九七 0 年 代 に入っ て から、「法という より は抜 け穴 である (mo. (一). 2.

(3) 選挙運動費の支出制限を違憲としたアメリカ連邦般高裁の判例と選挙資金問題の再考(一). 明ら か に同一人である と認 めら れる 」特 定 の候補 者に関 して 、 選挙 運動 費の支 出制 限 国個 人および団体 が、 「 ( 6) 一暦 年 中 一、000ドル に制 限 される 。 閲 その候補 者の当 選また は落 選を 助長する た め に、 各別に支 出できる 額 は、 ( 7) 候補 者は、 自己 また は直近 親族 の個 人資金から 一暦年中に次の総額 を 超える 選挙 運動 費を支 出 して はなら ない。□ 大. り上 院議 員候補 者は、 予備 選挙 につ き州の有 権者人口 に八 セン トを 乗 じた. い大 統 領選挙 につき 政党の全国 委 員会 は、 合衆国 の有 権者人口 にニ セン トを 乗 じた 額 以上 の支 出を 行 なっ て. 政治委 員会 は、 10ドル を 超える 献 金. につ き 、 氏名 、 日時 、 金額 を ( 100ドル を 超える 場 合は、 職業、 主た る 事 務所 の所 在 地を 含めて )詳 細かつ 正 確に. 一定 額 を 超える 献 金および支 出 に関 する 帳 簿 の保 持、 報告および 公 開. は二万 ドル の う ちいず れか 多い 方の額 に制 限 される 。 回下院 議 員選挙 につき、 一名 のみ の選出州では上 院議 員の場 ( 10 ) 合と同額 に、 その 他 の 州の 場 合は一万ドル に制 限 される 。. は な ら ない 。団 上 院議 員選挙 につ き政 党の全国 委 員会 また は州委 員会 は 、州の 有 権者 人 口にニ セン トを 乗じた 額 また. れる 。. 州の場 合は、 予備 選挙 および 本 選挙 につ きそれぞ れ七 万ドル 、 グアム および バー ジン 諸 島代 表の候補 者は、 予備 選 ( 9) 挙 および 本 選挙 につ きそれぞ れ 一 五、 000ドル ° 切政党の委 員会 の一般 選挙 に関 する 運動 費 が次のよう に制 限 さ. ドル のう ち いず れか 多い方 の 額 、 同下 院議 員候補 者は、 一名選出州の場 合は右 の上 院議 員の場 合と同じ額 、 その他 の. 額また は一0 万 ドル のう ちいず れか 多い方 の額、本 選挙 につ き州の有 権者人口 に―ニ セン トを 乗じた 額 また は一五万. ドル 、本 選挙 につ き二 、0 0 0 万ドル 、. よう に制 限 される 。 □ 大統 領候補 者は、党指 名を 得る た めの運動 費( 以下、 予備 選挙 として 論述 )は一 、 0 0 0 万. 統 領‘副 大統領 候補 者の場 合は五万ドル 何 上 院 議員候補 者および 一名のみを 選出する 州の 下 院議 員候補 者の場 合は三 8) ( 五、000ドル 、その他 の州の下院議 員候補 者は二 五、 000ドル °団 各種候補 者の選挙 運動 費の支 出総額 が、 次の. (口). り. 3.

(4) ( 11). 記載 した帳簿を 備え 付ける義 務が あ り 、 また 、 一 暦 年 中に一0 0 ド ルを 超え る献金を 受けた者お よび 支出 を 行 なった. 連邦 選 挙委 員会 の 設置. ( 13). 連 邦選 挙運動法 を 管理 ‘ 実 施す るため に、 連 邦選挙委員会(Fe de r a lEl e c t i o nCommi s s i o n ). 金 や 運動費 の 支出 制限と 修 正第 一条 の 「表現の 自 由」と の 関係 の よう に‘ デリ ケー トな問題につ いて の 判 断を こ れま ( 18 ) で 意 識 的に避 けて 来た。し かし ‘一 九 七四年 改 正の 「一九 七一年 の 連 邦選挙運動法 」が 、 国 民の 権利 ·自 由に及 ぼす 重. 連 邦最 高裁 は 、その 古 い判 例 で 、連邦 選挙における腐敗 防止に関す る連 邦 議 会 の 権限を 一応 認め て は いるが 、政治 献. □ 原告の 主張と 問題点. き下院 議 長が 任命し 、 最後 の 二名 の みを 大 統領が 任 命す るもの と して いた。 これら六名 の 委員の 任 命につ いて は 、 両 ( 16 ) 院の 過 半 数の 承 認を 必 要 と し た。。. き、 上院 の 仮議 長が 任命し ‘ 二名 は 下院 で 多数を 占め て いる党首 および ド院 で 少 数派 と なって いる党首 の 勧 告に基 づ. 権を 有 しない) 、他 の 六名 中、 二名 は 上院 で 多数を 占め て いる党首 および 上院 で 少 数派 と なって いる党首 の 勧 告に甚 づ. を 設置 し た。委員会は 、 八人 の 委 員により 構成 され、 二名 は 卜、 下両院 事務総 長が 職 権上 当 然その 地位に就 き(投票. 困. の 二、OOOガ ドルの 補助を 、小政党 ないし 新 政党は 、得 票 数に応 じた(大 政党より 少 ない)金 額 の 補助を 受け得 るも ( 15 ) の と し た。. ( 14). 大 統領 選 挙に関す る公費 補助制 度 大 統領 選挙運動基 金法 を 設けて 、大 政党 は 、本選挙につ き支出 制 限額 全額. (二). 者につ き、 住所 、 氏名 、金 額 、 日時 等を (支出 の 場合 は 支出 目 的を 含め ) 連 邦 選挙委員会 に一定 の 手 続 で 報 告す べき ( 12 ) 義務が あ る。. 第24巻第3 · 4号 近大法学.

(5) 大な 影響 度 か らし て、 国 民の 権利 •自 由 の 侵害 に対 す る窮極 的監視 者 た る連邦 最 高裁は 、 冽え連邦 議会 との 対 立 を生. じよ うと も、 最早 、 黙視 し得 ないとこ ろま で 米て い ると みな し. i 九 七六年 iH 二O LI、画期的判決 を下 した。 ( 19 ) 連邦選 挙運 動法 の 提起 す る憲法 上の 諸 問題 につ いては 詳 説し な いが、 バソク リ ィ事 件 を理 解す る十で 、 主 要な もの を掲げ れば、 次の 諸 点 で あ る。. 献金 制限に関 し て は ‘政治的表現 の 一形 態で あ る「 献金 」を制限 す るこ とが‘献金 者の 修正第 一条 上の 自由 およ. び候 補 者の 政治的見 解の 伝達 の 自由 を奪 うこ と にな らな いか 。ま た逆 に、 献金 の 無 制限な 許可 によ り、選 挙の 結 果 が. (イ). 支出制限規 定は 、 政見 を有 権者に伝 達す る候 補者の 表現の 自由 を奪 うこ と にな らな い か。 また 、 あ る者が. この ような 不平 等が平 等保 護上 の 利益 を奪 うこ と にな らな いか 。. プラ イ バシ ーの 権利」 を侵害 す るこ と にな らな い か 。ま た逆 に、 有 効 公開 規 定は 、公開 を望 ま な い献金 者の 「. 大統領 選 挙の 公費補助制度 は 、大政党 の 候 補 者と 小政党 の 候 補 者間 に平 等保 護条 項に反 す る差別 を構成 す るこ. 行使 に関 し て 必 要な 情報 を入 手 す る修正第 一条 上の 「 知る権利」を奪 うこ と にな らな いか 。. 般 有 権者 が候 補 者の 資金 源 、 支出 先な ど投 票 権 の な 日照 規 定がな いと ‘ 日光 の 不足 によ る腐敗 菌 が充 満す るうえ‘ 一. い. の 声が全 く消 されて し まうこ と さ えあ るが. の 無制 限な 許容は 、 富め る候 補 者 と 資金 の 少な い 候 補 者間 に有 権者に対 す るアク セ ス能 力 に格 差 を生 じ 、 時 には 後 者. 特定候 補者の ため に支 出す る運 動費 の 制限は 、 その 者の 表現の 自由 を奪 うこ と にな らな いか 。ま た逆 に、 選 挙運 動 費. 回. 金 権に左 右 され、 候 補 者は 特 定の 献金 者か ら不当 な 束縛 を受 け るこ と にな らな いか 。. 選挙運動費の支出制限を違憲としたアメリカ連邦蚊品裁の判例と選挙没令i::i匙のIりlo (一). チ ェック オ フ 制度 に寄 与し た納 税者 の 多数 は 二大 政 党 の い ず れか 理的 に必 要と す る金 額に 不足 を来 たし 、 タノク ス ・. とにな らな いか 。し か し 、 大政党 と 小政党 の 候 補 者に同 額の 補 助 をす ると 、大政党 の 候 補 者 が政見 を伝 達す る上 で 合. (二). 5.

(6) を 支 持 する と考えら れる か ら 、 小政 党にも 平 等に配分する こ とは 、納税 者の 意 思に逆 に反 する こ と に なら ないか 。. 連 邦選挙 運動 法は、右 のよう にバラ ン ス の困難 な 多数 の憲法 上 の問 題を 包含 し て いる の みならず 、 連 邦 墳会 内 部に ( 20 ) お ける複 雑 なか け 引きか ら 制 定 さ れた 浮 動 要 因を 多数 内 包して いるた めに、その 合憲性を 争 う 訴訟 の提起 は 、当 然予. 期されるとこ ろで あった 。. 本 件訴訟 は、 最初、 多数 の原告 により 、 コ ロンビ ア地区 連 邦地方 裁 判 所 に提起 された 。 原 告中には、 大統 領候補 者、. 再 選候補 者である 上 院 議 員、 潜在 的な献 金者、 一九七 六年選挙 にマッ カーシ ー を 大統 領に押す委 員会 (theCo mmi t t e e. fo raCon s t i t u t i o n a lPr 76 ) e s i d e nc y y' Mc Ca r h th eCo ‘ ニ ュー ヨー ク 州fi守党(t n s e r ft v a r t a t i h t v yo eSt eofNe ePa w Y-. ニ ュー ヨー ク 市民自由 連 盟、アメ リカ保 守連 盟、保 )、 、ミシシッ ピー 共 和党、リバタ リアン 党(t y ) t r nPa a ri a or t r e b eLi k h , . 守 勝 利 財団(t h eCo n s e c r t v o at r yFund i v eVi )および ヒュー マ ン ・ イ ベンツ法 人(Hu n t ma sI nEve nc) 等 が含 ま れて いた 。 6. 第 一条 および 第 五条 に 反する 等 の諸 点を あげ た 。. 報告 お よび 公 開 に関 する 規 定 は、 結 社の 自由 権を 侵害 するこ と、公 費補 助規 定 は、一般 福祉条 項 に反 し 、かつ ‘ 修正. 伴 う から 、 政 治上 の 目的での 金 銭の 使 用を制 限するこ とは修正 第 一条 に 反 する コ ミュニケー ショ ン 制 限 になるこ と、. めた が‘違 憲の 根拠と して 、 就中 、 現代 社会 において は事 実上 すべ て の政治上 のコ ミュニ ケー シ ョ ン は金 銭の支 出を. 原 告 は 、連 邦選挙 運動 法 の 主要 な各条 項が 違 憲である と の 宣言 判 決 および それら 条 項の施行 に対 する 差 止 命 令 を 求. 被告 と されて いた。. し て の 資格で 含 ま れ、連 邦 選挙 委 員会 自体 も被告とされて いた 。また 、 合衆国 司 法 長 官および 合衆国 会計 検 査院長 も. ま た 、 被告に は、上 院事 務総長 および 下 院事 務総長 が、 その 職 務上 の地位 および 連 邦選挙 委 員会 の職権による委 員と. 近大法学 第24巻第3·4号.

(7) 選挙運動費の支出制限を違憲としたアメリカ連邦最高裁の判例と選挙資金問題の再考(一). 曰 下級裁判所 の判決概要. 原告は、地 方裁判所 の三人制の合墳体で 審理すべきことを要求し、 かつ‘連邦選学運動法第三一五 条国項. (2 U.. .§4] S.C 7 h ) の規 定に従って控訴裁判所 へ惑法問題につき求意見すべきことを要求した。 地故判ドは‘ 三人制の. 合議体 による審 理申立を却ドし、 事件を控訴哉 の求意見に付すために移送した。 移送を受 けた控訴裁は、憑法tの ( 22 ) 問題に関する争点整 理の後に、再び控訴裁へ求意見すべきことを命 じて事件を地 裁へ培戻した。地 裁判事は、広範囲 な事実認定を行ない、審理記録を控訴裁 へ返送した。. 控訴裁の多数 意見 は、原告側の違憑主張の大部分を却 下した。控訴裁は、選挙過程の消潔を保 持することは、政府 ( 23 ) にとり、 「明白にして欠くことのできない利益」であると認定し ‘ ―つの例外 を除 き、寄附、支出および公開に関す. る連邦選挙運動法の実体的 規定を合憲とした。 控訴裁は、また、新たに設寵された連邦選挙委員会についても、第一. 義的に立法機能 を行使するために創設された、 憲 法上授権されている機関で あるとして合憑とした。更に、 大 統領選挙. に関し大政党と小政党とを区 別する公費補 助規 定は、連邦憲法第一条 八節 の一般 福祉条 項による墳会の権限の有効 な. ー. . .8 , ,Pu . a i g nAc tAme n d ' 3 およびFe d e r alEl e c11011Camp 6St 9 71 2 5 a t f1 L• No Fe d e r a lEl e ct i o nCa mp a i g nAc to b 9 22. 動向」比 較法政 第五号 (一九 七四年 ) 、一頁 以下参照。. 一 九 七一年 の連邦選挙運動法制 定の経緯 に つき、拙稿 「アメリカにおける r―九 七一年 の連邦選挙運動法』制 定経緯 とその後の. 行使で あるとして支持した。. ー. 2. ー. ,Pu , . 本法邦訳に つき、拙稿 「アメリカ合衆国 r―九 七一年 の連邦選挙運動法』」 . . 9 7 me 4 b n f1 t so L• No 9 34 8 8St 4 3 2 6 3 a t.1. 7.

(8) ( 3. 、第 'r [ 近大法 ”. 一巻 .言り • →. 以 ド、 七 こ頁 以ド参照 。. その 頁 以ド、お よ び拙稿 「アメ リ カ 合 衆国 r-ILヒ 四年 の改 正連 邦選 挙運 動法 」 ( ' 九 し 四年 ) は四ー. ( i. ·頁 o: ;. ( •ILし 几年 )‘ li ハサ 、 し " )」比 較法 政第 ぃ. i .. バック リ ィ巾 件 で、 コロ ンピ ア地 区連 邦控 訴裁 は、 本法 の大 部 分 を合 憑 とする にあた り、 このよ う に言 及 して いる 。. 一、. 519 F.2d 8 21 ( 1975).. i. ` `. 6. ( 5. § 608( 8U.S.C . . 21 a)1 配偶 者 、 十、 父 付 ‘祖父 母 、 兄弟 姉妹 、お よ びそ れら の者 の配 偶者 をい う0 1. 1 8U.S.C. §608( e)(1).. . .S.C.§608( 1 8lJ b)( 2). ( 10. ( 9. 8. I 8U.S.C. §608 (f).. I 8U.S.C.§608( c).. I 8U.S.C.§608( a)(l)_. 次 号 掲載 )参照 。 乍運 動 法 安301( e)( な お、 一九 ヒ六年 の改 正連 邦選 �. ( 7. た 。 しか し、 一 九 七四年 の改 正 で、制 限頷 を増 や した 卜 で復活 した 。. 手運 動法 で廃止 し じ 一年 の連 邦選 � 年 間 五、 OOOドル を超 える 個 人 献金 を禁 じて いた が、 実効 性 のな い低 い頷 であ った た め‘ .JL. .7 によ り、 ) 67 at >4St 940 ch. 640,::y9 1 一九 七 一年 の連 邦選 挙運 動法 が制 定 される 以 前は、 九 四0年 のハ ノ チ法 (ActofJul. 18 U. S.C.§608( b)!H 3) ·. ,Annal ,at 135. ,Publ ,a『竺 Geo . . t s,op.ci si on he Supreme CourtDeci ft er t i c Fi nanci ng a op.ci rge E.AGree t. ー ト 事件 の解 明にあず か って 力 があ り‘ また 、 .九 七 四年 の改 正は‘ ウォi タ ーゲ ート の教 訓に負 う と ころ が大 き か った 。 , Annal ,I . El . at 99; Al exander, 971 s, op.ci ect i on Campai t mer B.St gn Actof1 t at s mpactoft he FederalEl cf. 年 四H ヒ Hよ り施 行 さ れた が、 本法 の迅 速 で有効 な 公開 制 度 は、 ウォ ー タ ーゲ 九 七.一 九 七一年 の連 邦逍 年運 動法 は‘ 一 なお、 一. .Mav 197 6,at 2. 2:i s,AAPSS.4 rm.,Annal o Ref. .Al ,Ret •Her ber tF. hin kmg El ect 1 on exander 年 間 に、 四州 が、 自州 の選 乍運 動法 を改正 した 。 cf ( 4 ) 連 邦法 にな ら って ‘ 過EIi. �一.. 4 -1. 第24巻第3 · 4 片 近大法学. 8.

(9) 選挙運動 貨 の 支 出 制 限 を 違 憲 と し た ア メ リ カ 連 邦 舷 高 裁 の 判例 と 選 挙 貨 金1り1 辿 の 再 考 (ー). 2 U. S. C.. 2 U. S. C. § 432 (c).. `. .C な お 、 連 邦 の ほ か ‘ :Ii州 と コ ロ ン ビ ア 地 区 が ‘ 逍 学 運 動 代 に 制 限 を 没 け て い る と い う 。 A l exander op. (11) H (a) (b). §4'.. (12). .a, 4.. 1/ ;. が 900211)( 五 。 ハ ー セ ン ト 以 卜 の 得 峠ぷの あ っ た 党 を い う 。 26U .S.C · · 61. 大 政 党. (rna1 y)と は 、叫 皿 の 大 統 領 選 で 、そ の 党 候 補 者 が or parr. (13). . . . 26 U S C · 竺 9002(1X7). ,. ; )2) 355 (19: m ,285 U .S . v•H ol. 小 政 党 (rni nor partv) と は 、 同 じ く Iiパ ー セ ン ト 以 十 二 几 パ ー 七 ン ト 未 満 の 得 漿 の あ っ た 党 を い う 。. 651(1884);S m il o. 26U. S. C. § 9003.. 110. u.s.. (15). `. (14 ). 2 U. S. C. § 437 c (a). (1).. (16). E x parte. . nit ates v. C ong ress of Industri U ni ted S t al O rganizations, 335 U. S. 106 (1948);U nited S tates v bile ed A utom o U. , B urroughs v. U nited S tates 290 U. S. 534 (1934 )·. d, 100 U. S. 371(1880);E x part Y arbrough ebol Si. (17). 18 ( ). 407 U. S. 385 (1972) t1, :J: ��昭 愕. 巻 四 サ 、 第 四 巻 の 諸 問 題 」 法 と 秩 序 、 第 .... 1. ー. �. ・一 衿 佑J参 昭 ●。. pe(i , 367 U. S. 740 (1961);P i W orkers, 352 U ·S · 567(1957);[nternat' n of M achi l A ss' nists v. S treet tters Lo c a l U n ion. `. at es e • U nited S t. t. 「ア メ リ カ に お け る 政 治 資 金 規 正 制 度 の 改 革 と 惣 法. 前 注 、 拙 稿 等 参 照 。. な お 、 拙 稿. (19). 合 衆 国 婦 人 有 権 者 連 盟 等 の団 体 や 個 人. 一年 の 連 邦 選 挙 運 動 法 」 制 定 経 緯 と そ の 後 の 動 向 」 前 掲 、比 較 法 政 第 五 号 参 照 。. そ の 後 、 公 費 に よ る 選 挙 補 助 セ ン タ ー (C ent er for P ubl nanci ng of E l ect i ons) ‘ i c Fi. 拙 稿. r ―九 ヒ. (20). 「ア メ リ カ に お け る. (21). 841.. に 訴 訟 参 加 が 許 さ れ た 。. 519 F.2d at. 但 し 、 公 費 補 助 問 題 の合 憲 性 に 関 し て は 、 連 邦 地 裁 の三 人 制 の合 議 体 で 審 理 す べ き で あ る と し た た め 、 こ の 問 題 は 全 員 に よ り 構. 見 を 採 用 し 、 控 訴 裁 の 意 見 ど お り の 判 決 を 行 な っ た (401F. Supp. 1235)。こ の た め 、 公 費 補 助 制 度 の 合 憲 性 を 支 持 す る 地 裁 、 控 訴 裁. 成 さ れ た 控 訴 裁 判 所 お よ び 地 方 裁 判 所 の 三 人 制 の合 議 体 に よ り 同 時 に 審 理 さ れ る こ と に な った が 、 同 合 議 体 は 全 面 的 に 控 訴 裁 の 意. 23 2 2.

(10) 双方による 二つの 判決が 、最高裁 に係属 した。. (24 ) 控訴裁 は、 2 U.S.C.§ 4 公的重要問題 に関 し全く非党派的な公衆討 論か 37( a)の みを違憲 とし、その 理由として、同条は 、 「. ら生ずる 選挙過程 にしか 関係 し て いな い団体 にも報告を要求する よう にも読 み取れ」、不明確 で 、規制 の範囲が不必要 に広すぎ 、違. 憲 である と した。. 連 邦 最高 裁 の判 決 要約. 連邦 最高 裁 では 、 バ ーガ ー長 官、 ホ ワイト 判 事、 マー シ ャル判 事 、 レ エンキ スト判 事、 プ ラック マン判 事 がそ れ ぞ. れ 一部反 対 意 見を提出 し たため 、意 見は 細か く分れる こと にな ったが、裁判 所 と し ての 結論は 、 次の 如く にな った。. 口個人 があ る 候補 者の当 選 また. 同 候補 者の自 己 または 直 近親 族の 個人 資金か らの 支出 制限 は 候. り選挙運 動費の 総 額 制限 は違 憲 であ る 。. り 献 金制限 規定は 腐 敗 防 止 に役立 ち合 憲 であ る 。. 補 者 の 言論の自 由を侵害 し 違 憲 であ る 。. 閲献金 およ び支出 に関. パ連邦 選 挙委員会は 、そ の 委 員中 に、 大 統領の 任命 によ らず に議会. は 落選 を助 長 する ため に支出 する 額の 制限 は 、そ の 者の 言論の自 由 を 奪 うの で違 憲 であ る 。. する帳 簿 の 保 持 およ び 公開規 定は 合 憲 であ る 。. 旧大 統領 選 挙 に対 する 公費補助 制度は 合 憲 であ. の 任命 によ る 委 員 が存 在 し て いる限 り 、 この 委員会 に、 民事 訴訟の 提起 、 規則 制定 権、選 挙 によ る 連邦 公職 候補 者の. 適 格性 の 認 定 権等を 持 た せる ことは 、 権 力分 立 に反し 違憲 であ る 。 る。. 以下、 政 治 献 金 、 選 挙運 動費 の 支出 、献 金 およ び支 出 に関 する 公開等の 問 題を中 心 に、裁判 所 の 意 見 およ び 少 数意. 見 を 検 討 する こと にし た い。 ( ) な お、判 決文 中 に、判 示項目 に つき目 次 が付さ れ て いるの で、 右をそ の ま ま示し た。. - 10 -. 第 24 巻 第 3 · 4 号 近大法 学.

(11) 選挙運動 貨の支出制限を違 憲としたアメ リ カ連邦最高裁の判例と選挙資 金問題の再考(一). PER CURIAM) 裁 判 所の 意見 (. ")いわ ゆる 「 裁 判 所 は、先 ず 、 本 件が 連邦憲法第 三 条の 言う 「 事 件また は争訟 」 (. ^ 事 件 性 」と Cas eorc r o ve r y o nt s. `^. (1). ")を有 す る ことが認 め られる」 と して、憲法 第 三 条 に言う事 件 または争訟 に該 ls a on s r pe ke a t. (. な るか に関 し て、「確 定 的性 格の 判決を 通 じて特定の 救 済 が 与 えら れる‘現 実 にし て実質 的な 争 訟を提起 す る に十 分な. 個 人的利害関 係』 r 当 し、 連邦 最高 裁 に管 轄 権 があ ることを 確認 した。 1 寄 附 および 支出の制限. 裁 判所の 意見 は、次 に本案 に移 り、先ず ‘寄 附 および 支出の 制限 に関 す る連邦 選 挙運動法 の 規 定の 概要を あげ た後 、. 次の よう に述 べ て いる。. (2 ). 連邦 選 挙を規 制す る連 邦 議会の 憲法 上の 権限 に ついては、よく確立さ れ てお り、本 件 にお ける どの 当事者 によ っ. ても 問題 とさ れ て いな い。 かく し て、本 件 で提起 さ れた重大な 憲法 上の 問 題 は、 この分 野 で連邦 議会が立法 す る基 ( 3). 本 的権 限 ま でを 問題 にす るもの ではな く 、 連邦 議会が 制定 した特定の 立法 が 修正第 一条 に反 し て非現 職の 候 補 者 や. 小政党の 候補 者 に不愉快な 差別 を 構成 す るもの かどう かと いう こと にあ る。. 一般原則. 次 に、公 的問題 、殊 に、候補 者の 問題 に関 す る自由な 論争の 道が全 開 さ れ て いな ければな らな い点を 次 の よう に強 調. - 11 -. (一: A.

(12) する 。. 連 邦選挙 運動法の 寄 附お よび 支出 の 制 限 は 、 最も基 本的な修 正第 一条の 活動 分 野に 作用す る 。 公 的 問 題に 関す. る 議論お よ び 候補者の 資格に 関 す る 論争は 、 わが 憲法 により 樹立さ れ た 統治組織の 運 営に 欠 く こと の で き な いもの. で あ る。修 正第 一条は 、 「 人 民に よ り 希 求される政 治 的、社会 的変革を もた らす ため の 思想の自 由 な 交 換 ( t h eu n. as geofi n ha c er nt e r e tt e f )を 確 保す る」ために 、このよ うな 政治 上の 表現に 対 し 最 広範な保障を 与え て いる 。修 正 de di. ") 第 一条の 保障は 、 「思想の 叙 述」( に限 定さ れ る もの では な いが 、 「 h 右修 正第 一条の 主た る 目 •t • xp o s i t i o de a s ee nofi. ー. 的が 統治事 項の自 由な 論 議 ……も ち ろん、候補者に関す る 論議を 含め て … …を 保障 せんとする こと にあ った ことは‘. 事実 上 万人の 認め る 」と ころで あ る 。 これは 、 「 公 的問 題に関す る 論争 は 、何 ら禁 止される こと な く 、生き 生き と オープン) ワイド・ ( して 、かつ 、全 開されて いな けれ ばな らな いとの 原則に 強 く全国 民が 拘束 さ れて いる 」 ことを 反映す る 以外 の 何も. の で もな い。 国民が 主体と な って いる 共和政体に あ って は 、市民が よ く情報を得 た 上で 、公職 候補 者 間に 選 択を 行 ( 4) な う能力は 、 本質的に 重 要で あ る …… 。. の み な らず 、政治結社を も 保障す る 」 とし ポ リ テ ィカ ル ・イク スプ レッ シ ョン) 修 正第 一条は 、政 治 表 現 ( 次に 、 「. た 後 、献金 および 支出 の 制 限 が 、表 現では な く 、行為に対 す る規制 で あると の 理 由で 合憲と す るの は 妥当 で な いと し. て 、左の よ うに 論ずる 。. 本法 の 献金 およ び 支出 規定を 、 これ らの 規定は 言論では な く 、行為を 規制す るもの で あ ると 解す べきで あ ると の. - 12 -. 第24巻第3 · 4 号. 近大法学.

(13) 選挙運動費の 支 出 制 限 を 違憲 と し た ア メ リ カ 連 邦最 高 裁 の 判例 と 選 挙 資 金J::J llii の 再 考 (一). .0' , 根拠か ら合 憲 性を 支持す る にあた り 、控訴裁 判 所 は 、Un Bri e n s t at e v 3 9 1U.S.3 i t e dS 96 8)に依 って いる。当 裁 6 7(1. 判 所 は 、 本法 の 献金 および 支出 の制限 が 、オプ ライ エン事 件で 支持 された 行 為 に関す る制 限 に匹敵す るとの 見 解 に. 賛す るこ と は で きな い。選挙運 動費 の 支出 は 、召集令状を 破棄す る ごと き行 為と 同視す るこ とは で きな い。金 銭の. 消費 によ り 可能と なるが ごとき コミ ュニケ ーシ ョン中 、あ る種の もの は 言論のみを 包 含し 、あ る 種の もの は 主と し. て行 為を 包 含し 、あ る 種の もの は 両者の 結合 を 包 含す る。当 裁 判所 は 、 コミ ュニケ ー シ ョンが金 銭 の 支出 にか か っ. て いる か らと 言 って、 非言 論的要素 ( n o n spe e c he l e me n t ) が 入り 込んだと したり ‘修 正第 一条の 下で 要求 される 司法 上. ) が滅 ぜられる と した こと は 一度も な い。 ……仮に 、金 銭の 支出を 行 為と し て分類 す るこ の 精査 ( e x cr a c u t t i i n ny gs. "s p p u と が 認められたと し ても 、 本法 が 支持 された 場合 に助 長 される 政府の利 益 には 、「コミ ュニケ ーシ ョンの 抑圧 (. : . )」 が 包 含 される の で 、 本件で 攻撃 され て いる制限 には 、 オプ ライ エン事 件で の テ ストは 適合 r e s s o mgc mmu mc a t 1 o n. しな い。 右の 政府の利 益 に は 、支出 対象と な る 市民や 関 係団 体の 声の 制 限 および 連邦選挙運動 の 全体 的範 囲の 削減. が 包 含 される 。 本法 は 、そ の 規制 に服す 人 々や 団体 によ り 表 現 される 思想 に焦点 を 合 わ せ ては いな いけれ ども 、市. 民や 団 体 によ る 政 治表 現の た めの 支出 に制 限 を 置 く こと によ り 、選挙の 結果 に影 響す る 全投票 者の 相関 的能力の 平 5) 0 等化を 一部 目的と し て いる. )や 結社 に直接 的制 限を 課す こと n o i t a c ni mmu o alc c i t poli 更 に、 本法 の 規制 は 、ポ リ テ ィカ ル ・コミ ュニケ ーシ ョン (. , me i et onabl as e r ,3 7 にな る か ら、 Co 9( 5)で 問 題と された 、合 理 的な時 間、 場所 およ び 態 様 ( 5 96 1 9 U.S.5 a n a i s •Lui xv. ,a )に関す る制 限とは 異 な る 点 を 指摘した後 、次の よ う に論じ て いる 。 r ne n n e c a l p dma. - 13 -.

(14) 選 挙運 動 中 の ポリ テ ィカ ル ・コミ ュニケ ーシ ョンに個 人およ び団体が使 用で きる金 額 を制限 す るこ とは 、 論 議さ. 9. 事 実 上、金 銭 の 支. れ る 問題の 数 ‘探究の 深さ 、コミ ュニケ ーシ ョンが 到達す る聴衆 の 広さ 等が 制限さ れ るこ と にな るか ら、必 然 的 に表. 現 の 量が減 ぜ られるこ と にな る。な ぜな ら、今日の 集団社会 へ思想 を伝 達す るあ らゆる 手段 が. (e. ) ( l. ). 「明. 出を必 要とす る か らで あ る。 … …本法 の 包含す る支出 制限は 、 ポリ テ ィカ ル ・ス ピ ーチ ( p o l i t i c a lspe e c h)の 量と 多. 8 0 様性 に、 単な る 理念的な もの で はな く し て、 む しろ実 伯的な 抑制を 課す こ と にな る。1 8U.S.C.§6. 白 に識別 で きる 候補 者 に関す る」 一、 000 ドルまで の 支出 制限は 、 候補 者 、政 党 およ び 報 道機 関 以外 は 、す べ. ( 6). かな り大 きな 論争の 余 地を 残 し て いるとは 言うものの、 過 去多数の 連邦 議会. ての 市 民や団 体が、 最も有 効な コミ ュニケ ーシ ョンの 意 味深 い利用を す べ て排 除さ れ るこ と にな ろう 。 選 挙運 動団体. や政 党 に対す る同法 の 支出 制限は. 選 挙や大統領選 挙での 使 用額 が 、 本 法の 制限 額 を上 回 っており‘支出 制限 額 以上 に資金 を集め た 候補 者の 選 挙運 動 ( 7) に束縛 的 に作 用す るこ と にな ろう 。. 最高裁は 、 次 に、献金 制限 は 、支出 制限 とは 違 って、 ポリ テ ィカ ル ・コミ ュニケ ーシ ョンを直接 的 に抑 制す る度合. が 少な いと し て、 次の よ う に論 じ て いる 。. 政 治 表現 の ため の 支出 に対す る 制限 に比 し、 個 人や団 体 が 候補 者 およ ぴ政 治 団体 に献金 で きる額 の 制限は 、 献金. 献金 は 候 者の 自由な コミ ュニケ ーシ ョンに従 う能 力 に マージ ナ ルな 制限 ( r g li n r on es t r amaa i ct i )を 課す にす ぎな い。. 補 者 およ びその 政 見を 支 持 す る 一般 的表 現 と し ては 作用す るが 、何 ゆえ に支持す るか その 根底とな る理由 を コミ ュ. s ymboli t )の み cac ニケ ート しな い。献金 者 によ る コミ ュニケーシ ョンの量は 、献金 と いう差別 のな い象徴的行為 (. - 14 -. の. 第24巻第 3 · 4 号 近大法学.

(15) によ っ て いる か ら、 献金額の 大 き さと 共 に目 に見 え て増える ことは な い。 ……. したが っ て、あ る 者が 候補 者 およ. ぴ選 挙運動 団 体 に献金し得 る金額を 制限 し た か らと 言っ て、 彼の ポ リ ティカ ル ・コミ ュニケ ーシ ョンに関 す る 直 接. 的制 限 と は な らな い。な んと な れ ば、献金自 体が ( 訳 注 •その 額を 問 わず ) 支持 を 立証し て いるものであり、 した が. っ て、 ( 訳 注 •その 献金 額を 制限 し ても 、献 金 と いう形 での )象 徴的表現 ( s ymboli x pr e s ce s i on )は 認め られ ており 、. 献 金者 が 候補 者 およ び 政策を 論ずる自 由は 何 ら侵害さ れ な いか らで あ る 。 ……. 献 金が 政治運 動 資金源と し て重要 な 役割を 果す と す れば、 献金制限 は 、 候補 者 および 政治委員会 が 有 効な 宣伝 を. )に厳 し い衝撃を 与 える こ l す る 上 に必 要な 資 金の 蓄積 を 妨げる こと になり 、 政治上の ダ イ ア ローグ( p o l i t i c a ldi o gu a e. - 15 -. と にな ろうが、 本法 によ る 献金制 限が 選 挙運 動や 政治団体の 資金供給 にド ラ マティ ソク な 悪影響を 及 ぼ し得 る こと. を 示唆す る もの は ど こにも な い。 本法の 献金制限 によ る 全体 的な 影響は と 言 えば、 候補者 および 政治委 員会 に対 し、. よ り 多数の 人 々か ら資金を 集め るよ う 要求し、 制 定法 上の制限 以上 に寄 附 す る であ ろう人 々に、そ のよ うな 資金. を 直 接的な 政 治表現 に使 用す るよ う に強制 する にす ぎ な い。したが っ て、政治表現 の 助 長 に役立 ち 得る 総 額が 減 ぜ ( 8) られる こと には な らな い。. 裁 判 所 の 意見は 、更 に、 結社の自 由と の 関 係 に言及 し 、 「 本法の 献金 およ び 支出制 限 は 、 保障さ れ る 結社の自 由と. あ る 政 治結社の 一員と な る たは 政 治委 員会 と 結び つ く上で の ―つ の 重要な 手段を 制限 す る こと には なる が 、献 金 者が‘. の人 々が 共 通の 政 治 目的の ため にその 資金 源を プー ルす る ことを 可能 にす る 。か くし て、本法 の 献金制限 は 、候補 者 ま. も 衝突す る 。 寄 附を 行 なう こと は、 政党 への 加 入と 同様、そ の 者が 候補 者と 結 びつ くの に役立つ 。そ の 上、 同じ 考 え. 選挙運動費の 支出制限を違憲としたアメ リ カ連邦最高裁の判例と選挙資 金問題の 再考(一).

(16) ・ 右 に反 し、 自 由 、 およ び候 補 者の ため にす る その 結社の 努力 に個 人的 に協力 す る自由 は、依 然と して 残さ れて い る 。 :・. 『明白 に識別 で きる候 補 者 に関 す る』 法 の 定め る 一、0 0 0 ド ルま での 支出 制限は 、 修正第 一 条 が 結社の 自由 の 保障. 」と 述 べた 後 、献金 お 支持 者 達 の 声』を 大部 分の 結社が有 効 に拡 大す る こと を不可能 にす る。 を 認め た 本来 の 根拠で あ る 『. よ び 支出 に関 す る 一般 原則の 結論と して 、「要す る に、献金 およ び 支出 の 制限 は 、双方 共 に、 基本 的な 修正第 一条の 利. 個 人お よ び 団 体 によ る候補者な ら び に授権さ れた選 挙 運動委 員会 に対 す る献金 に関 す る一、 0 0 0 ド ルの 制限. B 献金 制限. 益 に関 係 は す るけれ ども 、支出枠の 制限は ‘ 献金 額の 制限 よ りも 、憲法 上 保障さ れ る政 治 的 表 現 お よ び結社の 自由 に ( 9) 遥 か に厳 しい 制限 を 課す こ と にな ろ う 」と して い る。. ー. 裁 判 所は 、次 に、それ ぞれ の 献金 お よ び支出規 定の 合憲 性 に つき、個別 的 に検 討 して い る。先ず 、 個 人およ び 団 体. に設け られた 一、00 0 ド ルの 枠 に つき、「 上 告 人は 、 一、0 0 0 ド ルの 献金 枠は ‘修正第 一条の 自 由 を制限 し、 厳 し. す ぎる ド ル制限 ( mi do ll arl s )であ り、修正第 五条 に反 して 在職候補 者 を他の 候 補 者 に比 して 有 利 にし、 また 、小政 i t. 党 の候補 者 を不利 にす ると い う差別 を 構 成す ると 主張す る。 こ れ らの 主張 がいず れも容れら れな い 点 に つき順 次述 べ. るこ と にす る]と し、献金 制限 は 、前 述 のよ う に、 政 治 結 社の 自由 に影 響 はす るが、次の理由 で合憲 と した 。. ')で あ ったと して も 、 ' e c n e nti er a c i erf f t i n gn i s 顕著な 侵害 」( 例 え、政 治 結社 に関 す る保障さ れ た権利 に対す る 「. - 16 -. 近大法学 第24巻 第 3 · 4 号.

(17) 選 挙 運動貨の支出制限を違 恐 と したア メ リ カ連邦舷沿j 裁の判例と選 挙 資 金1::i 題 の 再 考 (一}. 州がその 極め て 重大な利 益のため に必要止 むを得 な いこと 、 およぴ、 結社の自 由 の 不 必要な 侵害を避 け るため に狭. く限 定し た 手段 を 用 いて いる こと を 証 した 場合 には 、 支持さ れる と して いる 。…… …. e rn res ali ment 被 上告 人は 、 巨大 な 政治献金 に対す る 本法の制 限 は 、 政府の 三 大利 益 (t egov hr e nt e t s )により 正当. 化 される と 主張す る 。被 上告 人側および その 鑑定 人(a mi ci )によれ ば、献金 制 限 に伴 うと いう より 、 同法 全体 か らす る. 主たる利 益は 、 多額 の献金 が 候補 者の 立場 お よび 選出 された暁 での 彼の 行 為 に強制 的影響 な いしその 疑惑を及 ぼ す. を防止す る にあ る 。また ‘一、0 eofcor c n a ar ) e p on p i pt u r orr hea dt onan i t p u こと か ら生ずる 腐 敗な いし腐 敗の 疑惑 (c. "a "i nt e r e s t s ) が 助 長さ れ る と 主張 n c i l l ar y 00 ド ルの 献金 制 限 により 、 同法の 根底 にあ る 二つの 「付随 的 」利 益 (t wo. dgro r s onsa されて いる 。第 一に、制限 は 、選挙 過 程 におけ る 富め る 人 々や グ ループ ( ll. ffl ue ntpe u p s ) の 声を弱め る の n. に役立 ち、右 によって 、選挙の 結果 に影 響 を及 ぼす す べて の 市民の 相関 的能 力 を 平 等 化す る こと になる。第 二 に、制. 限 は 、 選 挙運 動費 の 急騰の プ レーキと して あ る 程 度 働 く こと になる か ら、 多額 の 資金 源 ヘアク セ スしな くて も 候補 者 に選挙制 度を もっと 広 く解 放 す る の に役立つ と 主張さ れて いる 。. を越えて ま で検討す る 必要は な か ろう。 私費 による 選 挙 制. 一 、00 0 ド ルの献金 制 限 の憲法 上十分な 正当 化を見出す ため に、 本法 の 本来の 目 的ー| '個 人的な大 献金 か ら生 ずる 現実 の 腐 敗な いし腐 敗の 疑惑を防 止す る と いうー. u o' po li t i c alq, oq, ui dpr s ) 現 在の または 潜在的な 公職 候補 者 か ら、 政 治 的代 償 (. 度の 下 では 、 莫 大 な自 己また は 家族の富 を 欠く候補 者は 、 当選す るの に必要な 資金 を準 備す るため には 、 他 か らの. 献金 に頼 らな け れ ばな らな い。. を確 保す るため に大献金 が な さ れて いる限 り ‘わが 代 表 民主制 の高潔 性は 毀損さ れ る こと にな ろう o. . . .. 上 告 人は 、 汚職 関 係法 や 狭 く限 定された公 開規 定 によ って 、 「立証さ れた また は 疑 いの あ る代償の 約 束 」言 pr o ve n. - 17 -.

(18) •スト ゥリク ティブ ・ミーンズ ( ’ 基 sn) に対処する レス .) nt me e ng a r r es l es t. ds nct sr an IV dq, e emea t uoa c pe s u ns: uul.pr oq,. 本権 に対 する侵害度の少な い手段 )が 達成 される こと になる か ら、献 金制限 は 無効と され ねばな らな いと 主張す る 。. し か し 、贈 収賄を 犯罪と す る法 律は 、金銭 を 以 て統治行為 に影 響を及 ぼ そ うとす る最 も 悪 ど い特定 の 行為 に対処す. る にす ぎな い。また、 公 開要求は 、 別 に後 述す る 如く、 多くの 有益な 目 的 に役立 つも のでは あ るが 、公 開は 単 に部. 分 的な 手段 にす ぎず、 献 金制限 こそ 、例 え、 誰が 献金者 であ る か 、及 び 献金 額 に つき全 面 的 に公 開 されたと し ても 、. 無 制限 な献金を 許容す る 制度 に特有 の、現実 の腐敗 な いし腐 敗 の疑惑を う む条 件 に対 処す る上 で必要な立法 に付随. - 18 - ·. す る 必要事 項 であ ると の結 論を 連 邦 議会 が 下し た ことは 、 正 に正 当 であ った 。. 次 に、 上 告人 の、大献金 者 の大 部分は 候補 者 に不当 な影響を及 ぼ す わけ では な いか ら献 金制限 の規 制は オ ーバ ー ・. o ver br ea dt h:規制の範囲が広すぎること)であ ると の主張 に対し ては 、 大 献金を 集め る 過 程 にお いて避 プ レッ ド ゥス (. け られ な い弊害 ( 大献金者 の圧力から来る地位濫用 )の機会 が 除去される点 か らし て、 議会 の決 定は 正当 であると し 、 ま. た、一、 0 0 0 ド ルを 超 えた 程度 の献金 では 、献金者が 候補 者 に不当 な影響を及 ぼす ことは 有り 得 ず、し たが って規 制. の範囲 が 広す ぎると の主 張 に対し ても 、献 金 額 に ついて何 らか の制限 が 必要と される限り 、 ど の程度 に、 例 えば、 ( 11 ) 一 、0 0 0 ド ルにす る か 、 二、00 0 ド ル にす るかは裁 判所 の判 断事 項 では な いとし て却 下し た 。. er ng e i )と s aII h c )と 非現職 の対 立 候補 者 ( s t n e mb u c n 更 に、 修正第 一条 の問 題と は 別 に、 献金 制限は 、 現 職 の候補 者 (. の間 に不快 な 差 別を 構成す る こと になる か ら、 文言上違憲 と 宣言 され ねばな らな いと の上告人 の主張 に対し ては 、. 献 金 制限 自体が 大 政党 の現 職候補 者 と 非 現 職 の対立 候補 者とを 差別す る と の主張を 支持す る 根拠は ど こにも な い。 対. --,. 第24巻 第 3 · 4 号 近大法学.

(19) の連 邦公職の現職候補者で ある場合も多 く、 「統計によ れば、大政党 に限 って みれば対立 候補者も現職候補者と同様多. . . . 献金制限は、特定の対立 候補者または現職候補者に顕著な影響を 額の選挙運動 費を集め得る こと を示して いる。.. 及ぼし得る こと は事実である が、全体と して見 た場合、右のような偶然的要因が不変的 か つ不愉快な利益を現職者に. ( 12). 与える ことを示す根拠は記録中 に見 当らな い。腐敗な いし腐敗の疑惑を招く危険は、対立 候補者にも現職候補者にも. 等しく作用する から、議会が双方 に、同一の資金 集めの抑制を課した こと は極めて 正当で ある 」と した。. また、小 政党や無所 属の候補者に対し差別とならな いかは、よ り困難な問題ではあるが、これらの候補者を不快 に不. 利 にするとの根拠を示すものは記録 になく、本法は、文言上、献金制限に関 しすべての候補者を平等に取扱 って いると t. 口△ IIB し ‘糸士言 として 、 「これらの考慮 に照し、本法の一、000ド ルまで の献金制限 が大政党所 属の非現職対 立 候補者お ( 13 ) よび小 政党候補者に及ぼす影響は、献金の制限規定を文言上違憲と する まで のものではな い」と の判決を下し た。. 2 政治委員会による献金 に関する五、000ドルまで の制限. 裁判所 は、第二に、政治委員会による献金制限は合憲で あるとして 、上告 人は、 この規定は既成の利益団体 に 不当. fid e. groups) が選 挙過程に参加する機会を助長 し、. な利益をもたらす こと になるから結社の自由に反すると 主張するが、 「この主張には理由がな い。 この基本的 な規定. は、結社の自由を害する どころか、むしろ、善意のグ ループ ( ぎn a ( 14 ). また、登録、献金 および候補者の条 件に関 する規定は、個人の、委員会と銘打 った献金制 限の適用逃れを防止すると. いう適法 な目的 に役立 つ」と した。. - 19 -. 立 候補者は連邦公職選挙で しばしば現 職候補者を破 って いる 」と し、また、 これらの対立 候補者は地方 、州または 他 選挙運動費の支出制限を違憲 と したアメリカ連邦最麻裁の判例と 選挙資金問 題の再考(一).

(20) ( 15 ). 3 ボ ラ ンタリ ー に提 供さ れる 付 随 的費 用 に対す る制限. 第 三 に、付随的費 用の提 供 に関 して 設 けられた 五00 ド ル以下の制 限 に関 して も、 同 様 に合憲で あ ると して 、. 一暦年 中 の 総額二五、0 00 ド ルまで の 献金 制 限. 「既. に判示した よ う に、基 本的 な献金 制 限 が合 憲と される限 り 、 これ らの 規定は 、 候補 者 に対す る大 献金 によ る 腐敗の 危 ( 16 ) 険 を 防 ぎなが ら、 選挙 への 市 民参 加を助 長す る 連 邦 議会の 有効 な利 益の 便 宜 に供 せられる 規定であ る 」と し た 。. 4. 最後 に、 個 人が 一暦年 中 に献金 で きる 額 を 二五、 000ド ルまで に制限 す る 規 定は 合憲で あると して 、 次の 如く判. 示 した 。. 二五、 0 0 0 ド ルまで の 総額制限 は 、 個 人が資金 によ る 支援手 段 によ り 連 携で きる 候補 者 および 委員会の 数 に窮. 極 的 な制限 を 課す こと になる 。 しか し、 これは 、 個 人によ る 一、 0 00 ド ルまで の献金 制限 の 回避 手段 を防止す る. の に役立 ち、政 治活動の 保障 に課 せられる ‘全 く控え 目 な制 限であ って 、も し この制限 がな ければ、特 定候補 者 に献. 金 し そ うな政 治委 員会 へ無指定の 献金 を 行 な ったり、 また は 候補者の 所 属す る 政党 へ巨額の 献金 を 行 なうと いう 手. 段 を 用 いる こと により 、そ の 候補 者 へ多額の 献金 がなさ れる こと にな ろう 。か くして 、 総額制限 により 課 せられる. 結社の自 由 に対する 一定の制限 付 加は 、当 裁判所 が既 に合 憲 と 認定し た 基 本的な各 個の 献金 制限 の 必然 的 結 果 以外 の 何もの で も な い。. - 20 -. 第 24 巻第 3 · 4 号 近大法学.

(21) 選挙運動 費 の 支 出 制 限 を 違憲 と し た ア メ リ カ 連 邦 最 高 裁 の 判 例 と 選 挙 資 金 問 題 の 再 考 (一). c 支出 制限. バ ックリ ィ事 件 の判決中 、最も 注目 す べき点は 、運動 費 の支出 制限 を違憲と し た ことで あ る。そ の基 本 的な理 由は 、. 「 本法 の支出 制限は 、 ポリ ティカ ル ・スピ ー チの. これ ら 支出 制限 の主 な 結果と し て、 個 人、 団 体 および 候補. 前述 A の 一般 原則で 指摘 され て いる が、 裁 判所 の意 見は 、 更 に、 (キ ャ ン ペ ー ン ・ス ピ ー チ ). 量 に直 接 的で 実質 的な制限 を 課すも のであ る 。……. r 米 国 の選 挙 過 程および 修正第. 一条 の自 由 の核 心を なす」 政 治 表 現を 制限 する 」と し た後 、そ れ ぞれ の. 者 による 選 挙演 説 の量 が制限 される こと にな る ことは 明白で あ る 。 この制限 は 、 思想 表 現 に関 し ては 中 立であ る と は. 言 うも の の、. 8. (e ). いう意 味は 、 候補 者を「 明示 的 に、 かつ 、は っき りと 」指摘し た場合 と. (1 ) ). の規定は、「 不 明確 ゆえ に違憲 であ る 」と の上 告 人 の主張 を取 りあ げ て、. 明白 に識 別で きる 候補 者 に関 し て」 の 一、0 00 ド ルま で の支出 制限 「. 支出 制限 規 定 につき 、違憲 と なる 理 由を次 のよ う に示し て いる 。 ー. U.S.C. § 60. (1 8. ( clearl y i dentifi ed)」と. 裁 判所は 、 先ず、本条 「 明白 に識 別で き る. 不明確 ゆえ に無 効 “と さ せな いため に 当 裁判所 は 、本規 定 を ” 解釈し たと き に のみ合 憲と される べきで あ ると し 、 「 (18). は、 明白 に識 別で きる 連 邦 公職 や 候補 者 の当 選 ま たは 落 選を 明示 的な言葉 で 唱導 する コミ ュニケ ーシ ョンにあ てら れ る 費 用 のみ に適 用 されると 解釈 せざる を得 な い」と し た。. 次 に、 支出 制限 の修正第 一条 違反 に関 し て、 「 前述 I _ A中 の論述で 、 本法 の支出 制限 が、献金 制限 よりも 言 論 ·. 結社 の自 由 に対 し て いか に大き な制限 を 課 す こと になる か 、 そ の理 由 に関 し 説 明し た。 し たが って、 本 条よ り生 ず. し る 基 本的自 由 に対 する 極め て大き な負 担は 、 単 に、 侵害 度 の低 い献金 制限 を有 効と し た利 益を最 大限 に拡大し たル}. - 21 -.

(22) (e. ). ( 1 ). の 個 々の 支出制 限を 正当 化す. て も これを 支持する こと はで きな い。 むし ろ、 同粂の合 憲性 は、 同条を 支持す る こと によ り助 長さ れる 政府の利 益が 、 ) 19 ( 政治 表現と いう 修 正第 一条の 権利 の 核 心 に関す る制限 に関し て 適 用さ れる 司法 上 の精 査を 満足さ せる か どうか 」であ. る と して 、 次の よ う に論じて いる 。. 当裁 判所 は、腐 敗な いし 腐 敗の 疑惑を 防止す る 政府の利 益を 以て し て 、 文6 8 0. ar g ue nd o )、 各 個運動費 の 多額な 支出が 、大 口献金 の 場 る には不 相 当 で あ る と 認定す る 。第 一に、論 議過 程と し て (. 合 と 同様、現実 の また は明白な 代償の 約 束 ( a c t u a ppar e n tq uidpr o q, uo arrangements)の 危険を 露呈す ると 仮定 lora (e. ). (e. ). (1. ). は、 単 にあ る 多 額の 支出 を 防止す る にす ぎな い。…•. し て も、 g 0 8 を 以て して は、 これらの 危険の 除去 に十分な 関 連 性を もつ と の 解答を 与 え得 な い。 候補 者 に多 額 の金 銭を 与 える ことを 禁ずる 献金 制限 と は異な り、g 0 8. 第 二、 個 別的な多額の 支出 によ り招来す る 弊害を 避け るの に ( 訳 注 ・結 果 的 には) 何ら 役立た な い同規定の 欠 陥. はさて おき、 同規定 によ り制限 さ れ る こと になる 各個の 意 見の 唱導が 、 多額の 献金 にみら れるよう な現実 の ま た は. 明白 な腐 敗の 危険を 現 に呈す る と は思 えな い。 支出制 限 規定を 支持す る 当 事者 は、献金 者で あ りな が ら 、 マ ス ・メ. ディ アの 広告 料 そ の 他候補 者の 選 挙 活動 部 門 に関す る 費 用を 、 直 接支払 う 手段 によ る献金 制限 逃れ の 防止 上 必 要. で あ ると 主張す る。 更 に、 右 支 持 者 は、 候補 者 によ り コント ロー ルさ れ 、 彼の 選 挙運 動と 結び 付 いて いる 支出. は、 候補 者 にと り献金 と 同じ実 質 的価値 があ り、 同 一の 弊害の 危 険 にさ らさ れる と 論ずる。し かし 、その よ う に コ. 女. 6 0 8. (e. ). ( 1 ). の 各個の 支出 制 限 で はな くて. 0 8( b ) §6. ( 1 ). )に の献金 制 限 が 、仮装献金 ( di s gu on t r i bu t i o ns s edc i. コント ロー ルされ、 リ ンクして いる 支出 は、 本法 の 下で は、 支出として よ りはむし ろ献金 として 取 り扱 われて い る。. - 22 -. 第24巻第 3 · 4 号 近大法学.

(23) 選 挙運動 費 の 支 出 制 限 を 違憲 と し た ア メ リ カ 連 邦最 高 裁 の 判 倒 と 選 挙 査 金問 辿 の 再 考 (一). 相当 す る特 定候補 者 に予め 予定 されまたは 結び 付 いて いる支出 によ り本法 を 迂 廻しよう とす る企 てを 防止 し て いる. 個 別的な 支出 制限 は 、か くし て、選 挙過 程 におけ る現実 の 腐敗な いし腐敗の 疑惑を く い止め る実 質的 な政府の 利. 益 に何 ら役 立た な いまま ‘ 修 正第 一条の「 表現の核 心 」に重荷を 課す もの で あ る。… …連 邦 公職 候補 者の 当選 また は 落. 選 の 唱導は 、修 正第 一条の 下で 、 一般 的な 政 策の 論議または 立法 の 可 ・否 決の 唱導と 同様、保護を 受け る権利 に値 ( 20 ) す る。. 次 に、選 挙 民 への アク セ ス ・チ ャンスの 平等の ため に政府が 言論を 制限 す るこ とは ‘修 正第一条の 夢想 だ にし なか か ったとこ ろで あ ると し て、 次の よう に論 じ て いる。. 運 動 費 の 支出 制限 の 正 ・ ・ 選挙の 結 果 に影 響を及 ぼす 個人および 団体の 相関的能力を 平 等化す る付随 的利 益が 、… ・. 当化 に役立つ と 主張さ れ て いる。し か し 、 わが 社会 の あ る要素 に関す る言論を 、他の 対応す る声を 高め るため に、. 政府が 制限 で き ると いう 考 えは 、「r 多 種 多様で 互 に相反す る ソー スか ら 情 報 を 可 能な限 り広 範 に伝播 す る こと 』. e er tt d e f n u を 保障す るため に、およ び 、 r 人 民が希 求す る政 治 的社 会 的変 革を もた らす ため の 思想の自 由 な 交換 (. ・自 由な 表 ・ ・ ・ er ・ i nt c h a n geofi de as )�確 保す るため に』」計画さ れ た 修 正第 一条の 全 く 予 知 しな いと ころで あ る。 ・. (e ). ( 1 ). 現 に対す る政府の 侵害 に関す る修 正第 一条の 保 護が 、あ る者の 公 的 論争 に従う 経済 能力 次 第で 決ま ると いう ことは ) 21 ( 適法 とは 言 えな い。 . の 個別的運 動 費の 制限 は 修 正第 一条 によ り違憲 で . . 8 右の理 由か ら、 当 裁判所は 、 g 0 念巳 あ ると の 結論を 下す 。. - 23 -.

(24) 2 候 補 者 によ る 個 人ま た は家 族資金 から の 運動費 支出 制限. ( 23 ). 次に 、候 補 者 が 個 人資金 から 運動 費を 支 出 す る ことを 一 定枠に 制限 する規 定 ( 大統 領 また は副 大統 領 候 補 者 五 万 ド. ル、上 院 議 員候 補 者 三 五 、00 0 ド ル、大 部分の 下院議員候 補 者二 五 、0 00 ド ル)も違憲で あ る と し て、 「 候補者. によ る 自 己 自 身の ため に する 個 人的な 運動費の 支出 制限 も 、前述の 支 出 制限 と同様 、保護さ れ る修 正第 一条 の 『 表現 』. に 従 う 人 々の能 力 に 実質的 制限 を 課 すもので あ る。候補 者 は他の 人 々と同様 、公的 問題を 論議 し、自 己ま た は他の候補. 政治. は、候 補者の 個 人資金 から の 支出に関 す る 制限 を 意味す るもの で はな い 。. 者の 選 挙 演 説に 活動的 に 不 断に 従事 す る修正第 一条 の 権 利を有 し てい る 。 ……本 法によ る政 府の 主 た る 利益. 過 程の 、現 実 で 明白な 腐敗 の 防 止. 「 )を 争 う候補 者の関 係 資金 を平 等化する とい う付 随 的 利益 だけ が、 e c i t c e veoff i 選 挙によ る 公職」( l e. … … 実際 、個 人資金 の使 用によ って、候 補 者の 、外 部 献金 への 依存 度 が減 じら れ 、右 によ り、本 法の 献金 制限 で 防 ) 24 ( 止 を 図 ってい る候 補者 への 圧力 に 付 随 する 地位濫 用の 危険もそれに 伴 って減 少 しよ う」とした後 、次のよ うに結 論 づ. け てい る 。. したが って (. a. ). 8 の支出 制限に関 する唯 一の条 文に 見合 った説 明を 提 供することにな るのだが、この利益 は、同規定 による基本的 0 §6. 候 補者の 資金 上の 平 等を助 明ら かに不十分であ る。第 一に 、こ の 制限 は、 な 修 正第一条 の 権 利侵害 を正 当 化 するに は、. 長 するのに 役立 たな い 。な ぜな ら 、自 己の 個人資金 を少 ししか使 用 しな い候 補者で も 、資金 集め が非常 にうま くい. (a. ). の 制限 を許すこ とは絶 対で. った場合に は、 ライバ ルよ りも 多 く運 動費を 使 うからで あ る。……第 二に 、そ し て、よ り基本的 に 、修正第 一条 は、. 0 8 候 補者 が 、自 己の 立候 補 の ため に 、立 法上の 制限な しに演 説 する 自由 に 対 する 文6. - 24 -. 第24巻第 3 · 4 号 近大法学.

(25) 選挙運動貨の支出制限を述憑と し た ア メ リ カ 連邦蚊 品 裁 の判例と逍挙貨 金Iii!辿の再 考 (一). きな い。よ って 、 当 裁判所は 、候補者 の 個人 的な 支出に関す る 文6 0 8. (c ). (a. ). ( 25 ) の 制 限は 違憑で ある と 判決す る。. 本選 挙 に 大 統領 選挙の 場合 は 、予選 につ き 一、00 0 万ド ル、 の 定め る支出 総 額の 制限 (. 3 運動費 の 支出 総 額 に関 す る 制限 8U.S.C.§6 更に 、 1 8 0. つ き 二 ‘O O 0 万 ド ル、上 院議 員の 場合は 、予選 につ き州の 有 権者人 口に八 セ ントを 乗じた 額もし くは 一0 万ド ルの う. ち いず れ か 多 い方 の 額 、 本選 挙 につ き 同じ く ―ニ セ ントを 乗じ た額もし くは 一 五 万 ド ルの う ち いずれか 多 い方の 額、. ). 下院議 員の 場合 は 、 予選 、 本選 挙 共 に七万 ド ル、但し、一名 選出 州で は、 上 院議 員と 同じ 制限 額)につ いて も 、次の 如. < 述 べて 違憲 と して いる 。. ( c. 0 8 の 運 動費 支出 制限 によ り 課 せられる こと になる政 治表現の 主張 されて いる 政府の どの利 益 を 以て し て も ぶ 6. 量 的制限 を 正当 化す る には 不十 分で あ る。 急 騰す る選挙運動費 に伴 う最大 の 弊害は 、 候補 者が大 献金 に依存 して し ( c. ). 8 の 運 動費 の 支出 総 額制限 よ りは むし ろ、本法の 献 0 まう 危険で あ る。大 献金 によ る 腐 敗 的影 響を 減ずる利 益は、文6 金 制限 および 公開規定 によ り 満た さ れよ う。. 連 邦 公職 の 候補 者が当 選を 競うため の 資金を 平等化す る利 益も 、連 邦 選 挙運 動 の 範囲制限 の 正当 化を 確信さ せる. 選学 民に 対 し候補者の メ ソセージを伝達するのに 貨やされる資金を許すに あたって 不愉快、不相 こと には な らな い。:.. 当 または 不健 全なもの は 何も存 在しな い。の みな らず、 選挙運動費 の 平 等 化は 、 また、すべて の 候補 者の 機会 平等. 化 に役 立つ もの で は な く、 選挙運動 の 開始時点 に先立 って 名 前 が十分 に知られて いなか ったり 、政見を 発表して い. - 25 -.

(26) な い候 補 者 には逆 に ハンデ ィキ ャッ プ とな ろう。. 選 挙運動 費 の総 額制限 は、 主と し て、 いわ ゆる 急騰す る選 挙運 動 費 を減 少さ せる 政 府 の利 益 に役立 た せる た め に. 計画さ れ たよ う に思 われる 。被 上 告 人 およ び 控訴裁判所 は、 一九五 二年か ら 一九 七 二年ま で の二0 年 間 の消 費 者 物. 価 指 数 の上 昇 が五 七 •六 パ ー セ ント である のに比 ぺ、 同 期 間 の連 邦 選 挙運 動 費 が約 三0 0 パ ーセ ント 上 昇し た こと. を 示す 統計 を 強 調す る 一方、上 告 人 は、 同年 間で の選 挙運動 費 の上 昇 は、商 業広 告 に関す る総 支出 費 およ ぴ全国総. 生産 量 の増加率 を下回る と答 え て いる 。 いずれ にし ても 、連 邦選 挙運動 費 の単な る 増加自 体 で は、 選 挙運動 費 の額. に関す る 政 府 によ る 制 限 および これ に伴 う連 邦 公職 選 挙 の運動 範 囲 に関 す る 制限 の根 拠を 何ら提 供す る こと にはな. らな い。修正第 一条 は、あ る 者 の政 見 伝 達 のた め の支出 が浪費的で 、過 度ま た は不賢 明で あ ると 決定す る 権限 が政府. にあ る と はし な い。 わが憲法 によ り 規律さ れ る自 由社会 にお いては、 政 治 運動 にお いて公 的問 題 に関す る 論争 の量. ). で あ る。. (26) 0. およ び 範 囲 に関 し 統制を保留し な けれ ばな らな いのは、政 府 で はな く て、 人 民ー� 市 民な らぴ に候補 者 のごと き各. ( c. 6 0 8 は、憲法 上無効で あ る と の判決を下す 宍. 個 人と し て、 および 、 結社 な らぴ に政 治委員会 のごと き各団体と し て. 右 のごと き理 由 によ り 、当 裁判 所 は、. (b. ). 8 0 )の、 単 一の候補 者 への献金 に関す る 一、0 00 ド ルまで の制限 ‘ 女6 (1. (b. ). (2. ). の、 単 一の候. か くし て、 連 邦 最高 裁 は、献 金制限 を合憲と し、 支出 制限 を違憲 とす る にあ たり 、 最後 に要約 し て次 のごと く述 べて いる 。. 要約 し て、 §6 8 0. - 26 -. 第24巻 第 3 · 4 号 近大法 学.

(27) 補 者 への 政 治委 員会 によ る 献金 に関する 五 、0 0 0 ド ルま での制限 ‘ 0 8 竺6. (b. ). (3. ). 暦 年 間 におけ る 個人 によ る の、 一. 献金 総額 に関する 二五 、000 ド ルま での制 限は 、憲法 上 有効 であ る 。これ らの制 限は 、公 開規定と 共 に、候補 者 が. 大政 治献 金 に依存 する こと か ら起 こる 不当 な影響 ま たはそ の 危険性 に対 処する 最 大の 武器を 構 成する 。か く し て、. ( e. ). ( 1 ). の 、個 別. 献 金枠は 、 各 個 人およ ぴ候補 者 が政 治 上の 論争 ・論議を 行なう権利 を直 接 侵害 す る こと な し に、選 挙過程の 清潔 を. ). ( c. ). の 、候補 者の 個 人資金 か らの 支出制 限 、 およ び 、 竺6 8 の 選挙運 動 費の 総額 に関す 0. 保 持 すると いう政 府 の 基 本的利 益 に役 立つ こと になる 。右 に反 し、修 正 第 一条 の 要 求 に従 い、 女き8 (a. (e. ). が、あ る 候補 者や 政治委員会 以 外 に 一0 0 ド ル以上の 寄 附や 支出. (e. につ いても 、 これを 狭 義 に解釈 すれ ば、合 憲の ). - 27 -. 0 8 的な 支出制 限 の 枠 、 竺6. 報 告 およ ぴ公 開要求. る 枠は 無効 と され ね ばな らな い。 これ らの 規定は 、候補 者 、市 民および 結社 に保障 される 政治上の 表 現力 に関し実 ( 27 ) 質 的 、かつ 、 直 接の制 限 、 す な わち 、修 正 第 一条 か ら し て許 す ことの できな い制 限 を 課 すもの であ る 。. II. 政治資金の 報告 およ び公 開要求は 、献 金や 支出制限 と は 異 な り、そ れ自 体 が修 正 第 一条の 表 現および 結社の自 由 に. 4 3 §4. 控訴裁判 所 の 「 4 広 すぎな い」 とした意 見 に賛成 する と し、 § 43. を した者 に公 開を 要 求 し て いる ことの 諸点 にす ぎな い。連 邦 最高裁は 、 先ず この点 を 明らか にし、前の 二点 につ き 、. 告、 公開を 要 求 し て いる こと 、 およ び 、. 公 開規 定を 小政党 や 無所 属の 候補 者 にも 適 用し て いる こと、 10 ド ル、 100 ド ルのよ う な 小額献金 にま で記帳 、報. 会 が あら ゆる 弊害 を 取除 く 上 に適 切な解 決 策 」になる と し て いる 。上告 人が ‘範 囲 が 広 すぎる と し て攻撃 し て いる の は 、. 関する 違憲な制 限 と なると は 主張 され ておらず 、上 告 人は 、 む しろ、 「 規制 の範囲 が広 す ぎ な い公開要求は 、連 邦 議. 選挙運動費の支出制限を違憲としたア メ リ カ連邦最高裁の判例と選挙資金問 匙の再 考 (一).

(28) 範 囲 内 に入ると し た 。. しかし、 連邦最 高裁は 、 公開規 定 一般 の合 憲 性 につ いても 論及し ており 、 先ず、 連邦 での公 開規定 の史 的 沿 革 につ. 一般 原則. き 説 明し た 後、 次 のごと く述べ て いる 。. A. 献金 およ び 支出 に関 する 全般 的な制限 と は 異なり、 公 開要求は 、選挙関 係活動 に何 ら枠を 課すも のでは な い。し. かし 、 当裁判所 は 、 公開 の強制は 、 そ れ自 体 にお いて、修 正第 一条 によ り 保障さ れる 結社およ び 信条 のプ ライバ シ ーを重 大 に侵害 する ことがあ り得 る こと を繰り 返し 認め て来た 。 ……. 当裁 判所 は 、以前か ら、公開 の強 制 にみられ る よ うな修 正第一 条 の権利 に関 する 顕著 な 侵害は 、単 に、何 らか の合 ) 28 ( 法 的な 政府 の利 益を立 証 する のみ では 正当 化 できるも のでな いこと を認め て来 て いる 。 アラバ マ事 件以来、 州 に属. i y) に堪 えて生き残る も のでなけ れ ばな らな いこと を 要 求し て いる 。ま n i t xac e t u r c gs n する利 益が 、 司法 上 の精 査 (. . . re r e l e va ntcor 実 質 的関 係」 ( l a た 、 政府 の利 益と 公開を 要 求さ れ る 情報と の間 に、 「適 切な 関 連関 係 」または 「. ")'i: "or"su て いる。… このタイプ の精 査は 、 政府 の直 接 的行為 J &いレし on i t 5tTゎ 江ー 化はた った &L “た した サナ alr i on i ant at l st b e. のみな らず、 政府が 意 図し な く ても 、 「公 開要求」と いう行 為 に不 可避 の、修 正第 一条 の権利 行 使 に何 らか の阻害 的影響 が 間接 的 に生ずる 場合 でも 必要 であ ると され て いる 。 ……. 被 上告 人は 、 本法 は 献金者名 の公 開を 要求 する にす ぎず、 政 治団 体 にそ の構成 員 の氏名 を提出 するよ う に強 制す. - 28 -. 第24巻 第 3 · 4 号 近大法学.

(29) 選 挙運動費の 支 出 制 限 を 違 憲 と し た ア メ リ カ 連 邦 最 甜 裁 の 判例 と 選 挙 資 金 問 題 の 再 考 (一). るもの で はな いから、本法 の 公開 要求 は 、 ア ラバ マ事 件 および その後の 一連の 判 例 にお いて問 題と された点 とは著. しく 異な る と主張 する 。 … … ( し かし、 )求め る情報 が金銭 の 授与 や消 費 に関 する 場合 で も、金銭 の 授 受 は、 その 者. の 活動、結 社 および 信条 に つき多 くの 事 柄を 明 かすこ とがで きる から、信条 に関 する プ ライ バ シーの 侵害 は大 きな. もの とな ろ う。 ……. したが って、強 制 される公 開 が修 正第 一条 の 権 利行使 を 実質的 に侵害 する可 能 性 があ るこ. と に鑑 み、ア ラバ マ事. 件 によ り樹立 された厳格な テス トを必 要 とす るこ と にな る が、 し かし、当裁 判 所 は、侵害の可 能 性 より重 いと され. 殊 に、 「 "fr わが国 家機構の 自由 作 用」 ( .t utー ' t i t ali , i : C' i gofo efu n e i urm, on i t nc. を認め て来 て いる 。. る 極め て重 大な 利益 があ るこ とi 9.. i on s )が含ま れる 場合 に. さ て、公開 要 求 によ り擁 護 せん とする 政府の 利益 は、左の ご と き マグ ニチ ュードのもの で ある 。. ど 第 一に、公 開 は、投 票者 が連邦 公職 に就 かんとする 人 々を評 価 する際の 手助 けとする ため に、選 挙 民 に対 し、「. こ から政 治 資金 が出 て来 るの か、および候補 者 によりそ れがどの よう に費 や されるの か に関 する 」情報 を提 供 する 。. 公 開 は 、投票 者を し て、党 派の ラベ ルや選 挙 演説の みを 根拠 とする よ りは、む しろ より正確な 政治的ス ペクト ルの. 中 に各候 補者 を 分類するこ とを しば しば 可能 にする 。候 補 者を経済的 に支 持 する 資金 源を公開 す れば、その 候 補 者. が 最も答 え易 い利益 を投票者 はそれな り に理解 するの で 、したが って当該候補 者の 将来 の 職務行使 に ついての 予報. を 容 易 にす るこ と にな ろ う。. 腐 ま た、 第 二 に、公開 要 求 は、大献金 や支出 を公衆 の 目 に暴 らすこ と にな るから、現 実の 腐 敗 を思 いと どま ら せ、. 不 当な 目的 に金銭 を使 用 しよう とする 人 選 挙 の 前後を 問 わず 、 敗 の 疑惑 を 避 けるこ と にな る。こ の 公衆 への 露 呈 は 、. - 29 -.

(30) 近大法学 第24 巻第 3 · 4 号. 々を思 い と どま ら せるこ と に な る。候 補 者 に惜しみ なく金 銭 を提 供 す る支 持者 の 情報を身 に つけて 油 断 なく身構え. て いる公衆 は ‘献金のお返しとしてなすかも 知れない選挙後の特別のえこ ひいきをより良く看破 することができ るであろう。. ,2 .Uni , 0U.S. 9 at 548で認 めた ように ‘連邦議会は、選挙運動中の 完全 な公開 に よ ghs u o s e at 当 裁 判 所 が、Burr v dSt e t. 選挙 に影響 を 及ぼ す腐 敗的 な金 銭 の 使 用が防止 され る」傾 向にあ るとの 合理的 な結論 を下 すこ と が でき る で って 、「. s i de an あ ろ う 。こ れら の 公開要 求を制 定 す るにあた り 、連 邦議会は 、 プ ラ ンダイ ス判事 (J eBr c i t us )の 次 の アドバ. イ ス に 注 目して いた であ ろ う。. 「 公開 は、 社会 的、 職 業 的 病弊 の 治 療と して 正に賞賛さ れ る。 日光は 最良の 殺菌剤 であり 、 電 灯は最も効 果的. な警 察 官 であ る[. 第 三に、右 に 劣ら ず 重要 なの は 、帳 簿 の 保持、 報告 および 公開要 求が、 右献 金制限の違 反を 見破 るの に必 要 な資. 料収集 上、本 質的 に重要 な手段と な って い るこ と であ る。. 一 般 に、 公開 要 求は、 重 大な政 府の 利 益に直接役立つも の であ る。しか し、こ れら の 利益が公開 要 求を正 当 化す. るのに十分 であるか どうかを決定するにあたり、その要求が個人の権利に及ぼす負担の範囲に着目しなければならない。. 候 補 者 お よび 政 党に対 する献 金 の 公開 に よって 、献 金した かも 知れ ない 若 千の 個 人を躊躇 さ せるこ と に な るこ と. は 疑い ない 事 実 であ る。あ る場 合には 、 公開 に よって 献 金者 が苦 しい 立場 や仕返しされ るような立 場 に置か れ るこ. と さ えあ ろ う。こ れら は、 個 人の 権 利に対 し 取 るに足ら ない負 担 では なく、 連 邦議会 が本 法 に より 助長 せんと して. い る利益とこ れら と を入 念 に秤り にか けて み な けれ ばなら ない 。こ の 考 量過程にあ って 、当 裁 判 所は、 公開要 求_. 確 か にその 大 部分 の 適 用 に おいて—ー ー が、選挙 の 無知か ら 来 る弊害 の 除去 および 腐敗の 抑制 に対 す る最少限の手 段. - 30 -.

参照

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