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兵庫県立西脇北高等学校学校改善プラン : 環境の変化に適応する学校組織の開発 : 特別支援教育を取り入れた定時制高校の教育改善を通して

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全文

(1)

兵庫県立西脇北高等学校

学校改善プ ラン

環境 の変化 に適応す る学校組織 の開発

∼特別支援教育を取 り入れた定時制高校 の教育改善を通 して∼

兵庫教育大学大学院

.学

校経営 コー ス

P14010K

辻 真吾 (兵庫県立西脇北高等学校

)

(2)

兵 庫 県 立 西 脇 北 高 等 学校 学 校 改 善 プ ラ ン

P14010K

辻 真 吾 テー マ

環 境 の変 化 に適 応 す る学校 組 織 の 開発 ∼ 特別 支援 教 育 を取 り入 れ た定時制 高校 の教 育 改 善 を通 して ∼ 章立 て は じめに

P。

2 第

1章

学校 改善プ ランの方 向性

R 2

2章

定時制 高校 の現状 と特別 支援 教育推進 の意義

R 4

1節

定時制高校 の社会的役割 の変化 第

2節

特別支援教育 の定義 とその効果 第

3節

特別支援教育 の法的位置 づ け と全国の情勢 第

4節

兵庫県 の高等 学校 にお ける特別支援教育 の現状 と課題 第

3章

現任 校 の現状

R10

4章

教 育課題

P。

12

1節

教 育活動 の課題 (特別支援教育の推進) 第

2節

め ざす教育 の姿 第

5章

学校組織 の課題

R15

6章

教 育活動 の改善

R18

1節

わか る授 業 の展 開 第

2節

新 たなキ ャ リア教育 第

3節

特別支援教育 の フィル ター

.

7章

学校組織 開発

R24

1節

生徒情報 共有 システ ムの設 計 第

2節

教員学習 システ ムの設計 第

3節

外部連携 システ ムの再編成 第

4節

内部環境 の整備 第

8章

ま とめ

R35

1節

本 プ ランの振 り返 り 第

2節

学校組織 の持続 的 な環境適応 第

3節

本 プ ランの実施 不ケ ジュール おわ りに

R38

(3)

は じめ に 定 時 制 高 校 は 、戦 後 、働 き な が ら学 ぶ 者 の学 校 と して位 置 付 き、 経 済 的 困難 を抱 え る生 徒 た ち に、 高 校 卒 業 資 格 取 得 の場 を保 障 して きた。 ま た 、 中学 校 時 の不 登 校 や 成 績 不振 な どの理 由で 、 全 日制 高校 に進 学 で きなか った生徒 に も学 び の 門戸 を 開 い て きた。 定 時制 高 校 は、社 会 の セ イ フテ ィー ネ ッ トと して の機 能 と役 割 を長 ら く果 た して きた こ とに な る。 高度 経 済 成 長 期 か ら低 成 長 期 に か け、 国 民所 得 が 向上 す る こ とで 勤 労 生 徒 が減 少 し、 定 時制 高校 の統 廃 合 が急 激 に進 ん だ。文部 科 学省

(2013)に

よ る と、定 時 制 高校 の数 は、1955 年 の

3,188校

を ピー ク と して 、

1989年

に は

1,000校

を割 り込 ん だ。 勤 労 生徒 の 需 要 が減 る一 方 で 、新 た な 需 要 が 生 まれ た。 全 日制 高 校 を退 学 した 生徒 の転 編 入 学 先 と して の 需 要 で あ る。 そ の 需 要 は 通 信 制 高 校 の 方 が 多 い が

(2012年

で 全 体 の 67.3%)、 定 時制 高校 も一 定 の需 要 を満 た して きた

(2012年

で全 体 の 23.5%)。 さ らに、

2005年

の発 達 障 害支 援 法 の施 行 に よ り、発 達 障 害 の あ る生徒 が多 く在籍 す る定 時制 高校 は、 現在 、適 切 な特 別 支 援 教 育 の方 策 を検 討 す る必 要 に迫 られ て い る。 この よ うに 、定 時制 高校 を取 り巻 く教 育的 ニ ー ズ は戦後 大 き く変 化 して きた。 教 育的 ニ ー ズの変化 は 、全 日制 高校 の場合 と比較 して も、 よ リ ドラステ ィ ックに現 れ 、 そ の度 に、 定時制 高校 の社 会 的役 割 も変 化 して きた と言 え る。 本 プ ラ ン で は 、 現 在 、 定 時 制 高校 に求 め られ て い る特 別 支 援 教 育 の推 進 を西 脇 北 高校 (以下 、現 任 校 と略 す

)の

新 た な教 育 的課 題 に位 置付 け 、現 任 校 にお け る教 育 改 善 を検 討 す る と とも に 、特 別 支 援 教 育 の推 進 を一 つ のケー ス ス タデ ィ と して 、 変化 しや す い環境 に適 応 す るた め、主 体 的 に教 育 活 動 を創 造 で きる定 時制 高 校 の教 員 組 織 の 開発 を試 み る。 第

1章

学校 改善プ ランの方 向性 環境 の変化 に対応 し、主体的 に教育活 動 を創 造 で きる教員組織 を開発す るこ とが本プラ ンの主 旨で あ る。 まず 、上記 の主 旨に合 致 した過去 の知 見 を参考 に して、本 プ ランの方 向 性やア ウ トライ ンを定 め る とともに、組 織 を変革す るた めのスキル を導 き出 したい。 浅野

(20H)は

、組織 マネ ジメン トの設計 にあたつては、「それ まで の環境認識や 目標・ 課題、基準 な どに こだわ るこ とな く、ゼ ロベー スですべて を見直す り・ フ レイ ミング発想 が重要 にな る」 1)と し、 り 0フ レイ ミングの二つ のステ ップ を示 してい る。最初 のステ ッ プは意味決 定 で ある。 チー ムやユ ニ ッ ト全体 の活動 を方 向づ ける新 しい 「価値 」や 「メン タルモデル」を創 出す るこ とであ る。次 のステ ップ は課題形成 で あ る。「ビジ ョン」や 「戦 略」の練 り直 しと取 り組 むべ き 「課題 」 を形成す るこ とで あ る。最 後 のステ ップは活動設 計である。課題 の解決 に向 けた活動 システ ム(構造 とプ ロセ ス)の設 計 をす るこ とである。 環境の変化 に組織 が対処す るには、 この二つ のステ ップ を踏 まえて組織 マネ ジメン トを再

(4)

スバイラルなマルチル→ 毎 学習を取り

,澪

れ趨鶴鐵の環境適応

峰ざす到達点‐

1癬

』繹彗

: 図

1

組 織 の環境 適応 (古川 1990 を も とに筆 者 作成) 設 計 す る こ とが 効 果 的 で あ る こ とを浅 野 は示 唆 して い る。 古川

(1990)は

、社 会 心 理 学 の観 点 か ら人 の変 化 認 知 の メカ ニ ズ ム を明 らか に した うえ で 、「組織 の変 革 」の意 味 を、環 境 の変化 を認 知 しな が ら 自 らの既 存 の価 値 観 を見直 し、新 しい価値観 に置 き換 えて い くこ とで あ る と定義 し、変 革 を可能 にす る能 力 を獲 得 してい く 過 程 が「組 織 学 習 」で あ る と した。組 織 学 習 とは 、「組織 が 自 ら変 革 を創 る必 要 性 を発 見 し、 よ リー 層 の成 功 を収 め るで あ ろ うと 自 ら信 望 す る変 革 に着 手 し うる能 力 を獲 得 し、成長 さ せ て い く過 程 」 2)と し、個 人 に よ る学 習 で得 た結 果 を組 織 成 員 で共 有・ 蓄 積 で きた り、そ の成 果 が組 織 風 土や 組 織 文化 と して定着 す る こ とで組 織 の安 定性 を高 めた りで き る利 点 を う虫調 してい る。 また 、古川 は、組 織 学習 を 「単ル ー プ 学習 (既存 の規 範 や 価 値 観 に よ り従 来 通 りに繰 り 返 され る官 僚 制 的 組 織 学 習)」 「複 ル ー プ学習 (単ル ー プ 学 習 に加 え、既 存 の規範 や 判 断基 準 そ の もの の妥 当 さ、適 切 さの吟 味や 検 証 を行 う学 習 」「マル チル ー プ学習 (複ル ー プ学習 に時 間の次 元 と変 革 のベ ク トル を加 え、方 向性 を持 たせ る学習)」 に分 類 した。そ の うえで、 環 境 の変化 に適 応 しな が ら持 続 的 に組 織 の変 革 を推 し進 めて い くに は 、 図

1の

よ うな 「ス パ イ ラル なマル チ ル ー プ学習 」 が欠 かせ ない と した。 今 回 、学校 組 織 を 開発 す る に あ た り、環 境 の変 化 を と らえた うえで 、浅 野 の示 唆 す る り・ フ レイ ミン グの二 つ の ステ ップ に従 つて 、意 味決 定 (育て た い 生 徒 像 。社 会 的役割

)⇒

課 題 形 成 (め ざす 教 育 。め ざす 組 織

)⇒

活 動 設 計 (教育 改 善・ シ ス テ ム 開発 。内部 環 境 の整

(5)

)と

い うプ ラ ン作成 の流 れ を作 った。 これ を古川 が示 した マル チ ル ー プ学習 の スパ イ ラル に乗 せ る こ とで学校 改 善 プ ランの方 向性 と ア ウ トライ ンを描 い た (図 2)。 まず 、環境 の変 化 を社 会 、政 治 、 経 済 、 文化 な どの 視 点 で 分 析 した り、現象 の歴 史 的 経緯 や 全 国 的動 向 の把 握 、 将 来 予 測 な どを行 つ た りして状況 を と らえ、 育 て た い 生 徒 像 や 学校 の社 会 的役 割 につ い て 修 正や 補 強 を行 い 、現 任 校 の教 育 目標 や ミッシ ョン を改 めて 明確 化 す 織 の あ り方 を検 討 し、 そ れ を実 現 す 連 携 の再編 、 内部 環境 の整 備 につ い

学校改善プランの

鉦 “N目彊 腱

/

2

学校 組 織 の環境 適応 (古川 1990 を も とに筆者 作成) る。 さ らに、状 況 の分析 に よ りめ ざす 教 育や 目指す 組 るた めの方 策 と して 、教 育 改 善 や シ ス テ ム 開発 、外 部 て考 察す る。 第

2章

定 時 制 高 校 の社 会 的 役 割 の変 化 と特 別 支 援 教 育 の意 義 第

1節

定時制高校 の社会的役割 の変化 定時制高校 の社 会的役 割 が大 き く変化 して きてい る。文部科 学省

(2013)に

よる と

,高

校 の定時制教育 は、就 業等 のために全 日制高等学校 に進 学で きない青年 に後期 中等教育 の 機 会 を提供す るもので あつたが

,近

年 は働 きなが ら学ぶ生徒 の数 は減少 (図

3)し

,中

学 校 までの不登校経 験か ら自立 に困難 を抱 える者

(31.3%)を

は じめ

,様

々な入 学動機や学 習歴 をもつ者 が増加 の傾 向 にある (表 1)。 したが つて

,定

時制 高校 には

,多

様 な学びの ニーズの受 け皿 と しての役割 が増 してお り

,学

び直 しの機 会 の提供 な ど

,困

難 を抱 える生 徒 の 自立支援等 の面で大 き く期待 され るよ うになつてい る。 また、文部科学省 (2015①

)は

、全 国の中学校 の特別 支援 学級 卒業者

(2014年

3月 卒 業者 16,318名

)の

うち、5,320名 (全体 の約

3分

1)が

高校 に進 学 してい るこ とを明 ら か に した。文部科 学省

(2009)に

よる と、発達障害等 困難 の ある生徒 の在籍割合 は、全 日 制 が

1.8%に

対 して定時制 は

14.1%に

も及んでお り、定時制高校 にお ける特別支援教育の 組 織的な取 り組 み は、喫 緊 の課題 として クロー ズア ップ され て きた。 定時制高校 の よ うに困難 を抱 えた生徒 が多 く在籍す る高校 は、文部科学省 の研 究指定を 受 けるな ど、特別 支援 教育 をは じめ とした多様 な取組 を考案 し、実践 してい る高校 も増 え きてい る (表 2)。

(6)

表 1 定 時 制 高 校 に 入 学 した 動 機・ 理 由 (文 部 科 学 省 調 べ2013) 図

3

定時 制 高校 に お け る生 徒 の就 業 状 況 の 変化 (文部 科 学省 調 べ 2013) 第

2節

特別支援 教育 の定義 とその効果 このよ うに、多 くの困難 を抱 えた生徒 を、 自立 し社会 に参加 で きる人材 と して世 に送 り 出す ことが、今 の定時制 高校 の大 きな社会的役割 になった とい える。 と りわ け、発達障害 等 の特別 な支援 を必要 とす る生徒 の 自立 を促す ことは、現在 の定時制高校 に与 え られた大 切 な課題 である。 ここで、「特別 支援 教 育 」 の定義 と、対象 とな る障害 の範 囲 を示 してお く。 文部科学省

HPに

よる と、「特別支援教 育 とは、障害 のあ る幼児児童生徒 の 自立や社会参加 に向けた主 体 的な取組 を支援す る とい う視 点 に窯 ち、幼児児童生徒一人一人 の教育的ニー ズ を把握 し、 そ の持て る力 を高 め、生活や学習上の困難 を改善又 は克服す るた め、適切 な指導及び必要 19824F . 19944F 20114F ― ●― 定職 ¨

0"ア

ル′`イト ー‐ ― 無職 経済 的に働 く必 要 があつたから 11.1% 経 済 的には問題 はないが 、働きながら学 ぶことに意 義 があると 思 つたから 8.4% 高 等 学校 の卒 業 資格 が必要 だと思つたから 30.4% 全 日制高 等 学校 を受験 したかつたが、合格 する自信 がなかつた から 全 日制 高等 学校 を受験 したが 、合格 しなかつたから 12.9% 自分のペースで学習がすすめられると思つたから 15.6% 健 康 。身体 的理 由により、毎 日通 学することができないので 時 間 にゆとりができたので勉 強 をしたいと考 えたので 2.7% その他 表

2

特別 支 援 教 育 に関す る文 部 科 学省 の研 究 指 定 (文部 科 学省HPをも とに筆 者 作成) 文部科学省研究指定事業 指定校の課程別数(高等学校のみ) 高等学校における発達障害のある生徒への支援 2007年 度14校(全日制9、定時制3、全定併置2) 2009年 度14校(全日制9、定時制3、通信制1、定通併置1) 2010年 度11校(全日制9、定時制1、定通併置1) 高等学校等における発達障害のある生徒へのキヤリア教育の充実 2012年 度12校(全日制 6、定時制4、定通併置2) 2013年 度8校(全日制4、定時制3、定通併置1) 自立・社会参加に向けた高等学校段階における特別支援教育菫 ・キャリア教育・就業支援等の充実 2014年 度25校(全日制15、定時制5、全定併置4、定通併置1) ・個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育モデル 2014年 度20校(全日制12、定時制4、全定併置1、定通併置1)

(7)

な支援 を行 うもの」 と定義 してい る。また、「通常 の学級 に在籍す る

LDoADHD・

高機 能 自閉症等 の児童生徒 に対す る指導及 び支援 が喫緊 の課題 となってお り、特別 支援教育 にお いては、特殊教育 の対象 とな つてい る幼児児童 生徒 に加 え、 これ らの児童 生徒 に対 して も 適切 な指導及 び必 要 な支援 を行 うもの」 とし、対象 とな る障害の範 囲 を示 してい る。 さ らに、

2005年

の 、中央 教 育 審 議 会 答 申 「特別支援教 育 を推進 す るた めの制度 の在 り方 につ い て 」で は、「これ らの幼 児 児 童 生 徒 につ い て は 、障 害 に 関す る医学 的診 断 の 確 定 に こだ わ らず 、 常 に教 育 的 ニ ー ズ を把 握 しそ れ に対 応 した指 導 等 を行 う必 要 が あ るが 、 こ うした考 え方 が学 校 全 体 に浸透 す る こ とに よ り、 障 害 の有 無 に か か わ らず 、 当該 学校 にお け る幼 児 児 童 生 徒 の確 か な 学 力 の 向上や 豊 か な 心 の育 成 に も資 す る もの と言 え る。」 と し、特 別 支援 教 育 が 障害 の あ る特 定 の幼 児 児 童 生 徒 のみ に効 果 が あ るの で は な く、障 害 の ない 生徒 に対 して も積 極 的 な 意 義 を もつ もの と位 置 づ け て い る。 さ らに 、 図

4の

よ うに、新 しい 取組 の導入 に よ り、教 員 の組 織 的 な学 習 が促 進 され 、新 た な協 働 の機 会 が創 出 で き た り、 外 部 機 関 との連 携 が促 進 され 、 よ り外 に 開 かれ た環 境 が創 出 で きた り、学校 全 体 に対 す る波 及 効 果 も期 待 で き る と考 え られ る。

`

3節

特別 支 援 教 育 の法 的位 置 づ け と全 国 の情 勢

1

特 別 支援 教 育 の法 的位 置 づ け

2007年

の 「障 害者 の権利 に関す る条約 」署名

(2006年

国連 採 択

)以

後 、 日本 政 府 は共 生 社 会 の形成 を め ざ し、

8年

間 か けて 国 内法 を整 備 して きた。 学 校 教 育 にお い て も共生 社 会 の形 成 に向 けた 教 育 シ ステ ム の設 計 が進 め られ て きた。 障 害者 の権 利 に 関す る条 約 (第

24条

:教 育

)に

よれ ば 、人 間 の多様性 の尊 重 等 の強化 、障 害者 が精 神 的及 び 身 体 的 な能力 等 を可 能 な最 大 限 ま で発 達 させ 、 自由 な社 会 に効 果 的 に参 加 す る こ とを可 能 とす る との 目 的 の下 、障害 の あ る者 と障 害 の な い者 が共 に学 ぶ 仕 組 み を作 る こ とを啓 発 して い る。 この 仕 組 み を 「イ ン クル ー シ ブ 教 育 シ ステ ム」 と呼 び 、 障 害 の あ る者 が 教 育 制 度 一 般 か ら排 除 され な い こ と、 自己 の 生 活 す る地 域 にお い て 初 等 中等 教 育 の機 会 が 与 え られ る こ と、個 人 に必 要 な 「合 理 的 配 慮 」 が提 供 され る等 が 必 要 で あ る と して い る。

2012年

、文部 科 学省 は 、「共 生社 会 の形 成 に 向 けたイ ン クル ー シ ブ教 育 シ ス テ ム構 築 の た め の特別 支 援 教 育 の推 進 (報告)」 の 中で 、「就 学 相 談・ 就 学 先 決 定 の在 り方 につ い て」 「障害 のある子 どもが十分 に教 育 を受 け られ るた めの合理 的配慮 及 び そ の基礎 とな る環境 特男1支援 教 育 の 波 及 効 果 図

4

高校 にお け る特別 支援 教 育 の波及 効 果 (筆者 作成)

(8)

整備 (基礎 的環境整備)」 「多様 な学びの場 の整備 と学校 間連携等 の推進」「特別支援教育 を 充実 させ るための教職員 の専 門性 向上」 を学校教育 の課題 として指摘 した。 小 田

(2015)は

、イ ン クル ー シブ教 育 システ ム の核 心 を 形成 す る 「合 理 的 配 慮 」 とそ の基礎 とな る 「基 礎 的環 境 整 備 」 の 関係 性 を以 下 の よ うに 整 理 した (図 5)。 生 徒 個 々ヘ の合理 的配 慮 を実 施 して い く た め に は、基礎 的環 境 整 備 が 前提 とな る。 国・ 都 道 府 県 。 市町村 は、制 度 設 計 、 資源 配 分 な どで環 境 を整 備 し、 学 校 は、「安 心 で き る」学級 集 団 作 りや 「わか る」 授 業 づ く りを 各校 の専門性や特色 に よ り整備 を進 める。 学校 の基礎 的環境整備 が拡充 してい けばい くほ ど、生徒個 々の合 理的配慮 の範 囲は縮小 してい くと した。

2013年

に 「障害 を理 由 とす る差別 の解 消の推進 に関す る法律 」が成 立 した。同法 は、障 害 を理 由 とす る差別 的 な取 り扱 い を禁止す るため、行政 な ど公 的機 関に対 して障害者へ の 「合理的配慮 の不提供 の禁止」 とい う形 で障害者 に対す る支援 を義務付 けるほか、企業 な ど民間 に も努力義務 を課す こ とになってい る。

2016(平

28)年

度 か ら、障害 の ある子 どもに対す る支援 ・配慮 が国公 立学校 には法的 に義務付 け られ る。

2

高校 にお け る特別 支援教 育 の位置づ け 学校教育法

(1947年

法律第

26号

2007年

改正

)第

81条

で は 「幼稚 園、小学校 、中学 校 、義務教育学校 、高等学校及 び 中等教育学校 において は、次項各 号のいずれ かに該 当す る幼児 、児童及び生徒 そ の他 教育上特別 の支援 を必要 とす る幼児 、児童及 び生徒 に対 し、 文部科学大臣の定 める ところに よ り、障害 に よる学習上又 は生活上 の困難 を克服す るため の教育 を行 うもの とす る。」「

2月

ヽ学校 、中学校 、義務教 育学校 、高等学校及 び 中等教育学 校 には、次の各号 のいずれ か に該 当す る児童及 び生徒 のために、特別支援 学級 を置 くこと ができる。

1知

的障害者

2肢

体不 自由者

3身

体虚弱者

4弱

視者

5難

聴者

6そ

の 他 障害のある者 で、特別 支援 学級 において教育 を行 うこ とが適 当な もの。」とし、高等学校 において も、義務教育課程 同様 に障害 のある生徒 に対 して特別 支援教育 を行 うことが法的 に位置づ け られ 、特別支援 学級 の設置 も可能 で ある こ とを唱 つてい る。

2007年

の学校教育 法 の改正 に伴 い、文部科学省 初等 中等教育局が 「特別支援教 育の推進 について」 を通知 し 図

5

合理 的配慮 と基礎 的環 境 整備 の関係 (小田2015をも とに筆者作成)

(9)

た。現在 、高校 におい ては、改正 され た学校教 育法 と、本通知 に も とづ き、特別支援教育 が推進 され てい る (成山・ 有本 2012)。 また、文部科学省 (2015②

)は

、高校 にお け るイ ンクルー シブ教育 システ ム構築 のた め の具体的な方策 と して以下の三点 を挙 げてい る。 一点 目は生徒理解 の促進 で あ る。 生徒 の 性格や障害 の種類 な ど、心理 学的、医学的な理解 を踏 ま えた指導 を進 め る こ とで ある。 二 点 日は、生徒 の困難 を発 見 し迅速 に支援 の方法 を考 え実施 で きる支援 体制 づ く りで ある。 そのためには、きめ細 か に生徒情報 を収集 し組織 で共有す るこ とが重要 とな る。三点 日は、 支援 だ けではな く、生徒 の個 に応 じた能力 を伸 ばす教育 を施す こ とで あ る。 不登校 を経験 した生徒 の 中には進 学校 なみ の高い学力 を有す る者 もい る。 また、 自閉症や 学習障害のあ る生徒 の中に も、特 定 の学習分野 で秀 でた能力 を もつ者 がい る。 生徒 の実情 を理解 した う えで可能 な鍛錬 を加 え個 の能力 を最大限伸 ばす こ とは、そ もそ も教 育 の根本 的 な使命 であ る と言 える。

3

全国の情勢 全国の高校 にお ける特別 支援教育の体制整備 についての文部科学省 調査

(2012)に

よれ ば、校 内委員会 の設 置率 は 99。

4%で

あ り、初 めて調査 が行 われ た

2006年

度 の 25。

2%に

比べて ほぼ

4倍

となつてい る。同様 に、障害 の あ る生徒 の実態把握 は 89。

2%(2006年

度 29。4%、 同

3倍

)、 特別 支援 教 育 コーデ ィネー ター の指名 は 99。

9%(2006年

度 18.5%、 同

5倍 )で

あ り、いずれ も大幅 な伸び を示 してい る。一方 、個別 の指導計画

29.8%(2006

年度 3.6%)、 個別 の教 育支援 計画 25。

9%(2006年

3.2%)と

、少 しず つ伸びてはい る が、いまだ低い割合 に留 まつてい るのが現状 で ある。 この よ うな現状 か ら、文部科学省 は

2007年

度 よ り 「高等学校 にお ける発達 障害支援モデル事業」 を推進 し、

2009年

度 まで、 毎年十数校 を指 定 し成果 の検証 を行 つて きてい る。

2015年 5月

に開かれ た 自民党 。教育再生実行本部特別支援教 育部 会 では、「高等学校等 における特別支援教育 の在 り方」 につ いて論点 を整理 し、高等学校等 にお ける特別支援教 育 を さらに推進 してい くた めに以下の二つ の見解 を示 した。

.

。障害のある子供 がそ の特性 や能力 を生か し明るい希望 を持 つて社会で活躍 できるよ う、 自立 と社会参カロを見据 え、生徒

1人 1人

の特性や能力 に応 じたキャ リア教 育や就 労支援 の充実が必要。 ・ 高等学校 にお ける通級 による指導の制度化を検討すべき。 ・ 高等学校入学試験や大学入学者選抜における配慮 を充実 させてい くことが必要。 これ を受け、

2015年

11月 、高校 における特別支援教育の推進 に関す る調査研究協力者 会議 (第

1回

)が

開催 された。文部科学省 は、高校 における特別支援教育の推進が重要な 課題であるとした うえで、小 。中学校の通級 による指導や特別支援学級 の よ うな特別な教 育課程の編成 を検討す ることを明確 に し、

2017年

の実施 に向け会議 を進 めてい くとした

(10)

お 五 一 一 言 心 ■ S 〓 ■ ミ 母 ´ ¨ , S S 具 ヽ 力 う 翼 圏 人 で ︱ ト 芳醤

一願

中 鷺 8 泰 ● コ 雷 ユ 苺       象 0 ● 〓 A ■ 、 主 語 ¨ 中 t V ● ¨ ” ¨● ● ● ■ ‘ ■ 一 ・選 壼 埓 f 奮 ■ ヽ ・ ・ き い 。 , t 奎 摯 曇 騎 中 メ ー 菫 R

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6

高 等 学 校 にお け る特 別 支援 教 育 の推 進 に 関す る調 査研 究 協 力 者 会 議 の 内容 を報 じる新 (図 6)。 この よ うに、 高 校 にお い て も特別 支援 教 育 の法や 体 制 の整 備 が進 ん で き て お り、支援 の 対象 も身 体 障 害 や 発 達 障 害 の あ る生 徒 か ら、知 的 障 害 の あ る生 徒 に ま で 拡 大 しつ つ あ る。 聞記 事 (日本 教 育新 聞2015年 11月 23日 ) 第

4節

兵 庫 県 の 高 等 学 校 にお け る特 別 支 援 教 育 の現 状 と課 題 兵 庫 県 特別 支援 教 育 推 進 計 画

(2007)で

は 、高校 にお い て もLD・

ADHDな

ど発 達障害 の あ る生徒 の理 解 と支援 、体 制整 備 を進 め る と ともに、高等 特別 支 援 学校 と高校 との連 携 推 進 を掲 げた。

2007年

度 か ら、県 立 特別 支 援 学 校 と県 立 高校 に お け る交 流 及 び 共 同学習 の 調 査研 究 に取 り組 み 、

2011年

度 に は 、県 立 姫 路 別 所 高等 学 校 内 に県 立 姫 路 特 別 支 援 学校 分 教 室 を設 置 した。 特 別 支 援 学 校 分 教 室 を高校 内 に設 置 し、 日常 的 な 交 流 及 び 共 同学 習 を実 施 す る こ とで 、障 害 の あ る生 徒 に も、障 害 の な い生 徒 に も、「自尊感 情や 自己肯定感 が高 ま って きてい る。」「コ ミュニ ケー シ ョン能 力 の 向上 が 見 られ る。」「共 生 の心 が育 つて きてい る。」な ど、高 い教 育 効 果 が あ る と報 告 され て い る。交流及 び共 同学 習 を柱 に据 えた兵庫型 の イ ンクル ー シブ教 育 は、全 国 的 に見て も先進 的 で あ り他 県 か らの視 察 も多 い。

2012年

に は 、 ノー マ ライ ゼ ー シ ヨンの理 念 を進 展 す るた めの礎 とな る学校 を め ざ して 、県 立 阪神 昆 陽 特別 支 援 学校 と県 立 阪神 昆 陽 高等 学校 (多部 制 単位 制

)を

同 一 敷 地 内 に設 置 した。 両校 の 生徒 は同 じ教 室 や 施 設 等 で共 に助 け合 つ て生 きてい くこ とを実 践 的 に学 ん でい る。 兵庫 県特別 支 援 教 育 第 二 次推 進 計 画

(2014)に

お い て も、特 別 支 援 学 校 と高校 との交流 及 び共 同学習 の推 進 を掲 げ 、

2014年

に は県 立 こや の里 特別 支 援 学校 分 教 室 を県 立猪名川 高 等 学校 内 に、

2015年

に は 県立 阪神 特別 支 援 学校 分 教 室 を県 立武 庫 荘 総 合 高等 学校 内 に開設 し、入 学対象 を 自力 通 学 可能 な生徒 に限定せ ず 、対 象 の拡 大 を検 討 す る と と もに、職 業 自 立 と社会参加 を 目指 した さま ざまな教 育 内容 を展 開 して い る。 9

(11)

特別支援学校分教室 を高校敷 地内に設 置 し交流及 び共 同学習 を進 め る こ とは、障害のあ る者 と障害 のない者 との共 生社会 の実現 に向けた有意義 な取組 で あ り、今 後 も、兵庫県が 共生教育や ノーマ ライゼー シ ヨン教育 の先進 的モデル の役割 を担 つてい くこ とが期待 され てい る。 一方 で、兵庫県特別 支援 教 育第二次推進計画では、これ まで、他 の都道府 県 と比較注)し て取組 が遅れてい る、高校 現場 にお ける特別支援教育 のあ り方 につ いて深 く言及 している。 その主 な内容 をま とめ る と以 下の四点 とな る。一 点 日は、生徒理解 と支援 体制 の整備 であ る。発達障害等 の ある特別 な支援 を必要 とす る生徒 に対す る理解 や 、多様 な教育的ニーズ に応 える教育課程・ 教 育 内容 等 の体制整備 の推進 をめ ざ してい る。 二点 日は、特別支援教 育の専門機 関 との連携 で あ る。特別支援学校 と連携 し、特別 支援 教育 の視 点 を取 り入れ、 指導方法等 を工夫 改善す る こ とで ある。 三点 日は、発達障害等 のあ る特別 な支援 を必要 と す る生徒 の能力 の伸長 で あ る。 自立 と社会参加 に向 け、個 々の能力・ 才能 を伸 ばす指導 の 充実 に関す るモデル研 究 を行 うとともに、そ の成果 を普及す る取組 も始 ま ってい る (西宮 香風高校 が

2014年

度 の文科省研 究 に指 定 され てい る)。 四点 目は、発 達障害等 の ある特別 な支援 を必要 とす る生徒 の就職 支援 で ある。就職 支援 コーデ ィネー ター をモデル校 (特別 支援学校高等部 、高等学校

)に

配置 し、労働や福祉 等 の関係機 関 と連携 しなが ら就職支援 の充実 をめ ざす と した。 と りわ け、特別 な支援 が必要 な生徒 の割合 が高 い定時制 高校 にお いては、上記 四つ の取組 は喫緊 の課題 と言 える。特別 支援教 育 の視 点 を 日常的 に もつ小・ 中学校 の実践や 、他都 道府 県 の先進的 な事例 を研 究 しなが ら、学校 の特別 支援教育 の体制 構築 を急 がなけれ ばな らない。 注)高校 にお ける特別 支援 教 育 に 関す る各都道 府 県 の主 な施 策 をR40に掲載 して い る。 第

3章

現任校 の現状 定時制高校 で あ る現任校 において も、全国的 な 傾 向 と同様 の変化 が生 じてい る。 これ まで、北播 磨 地域 において、「働 く者 の学校」 として、また、 「学びのセイ フテ ィーネ ッ ト」 としての役割 を長 く担 つてきたが、

2009年

の多部制定時制高校 へ の 改編 は入学生徒 の層 を変化 させ た。 就業生徒 の割合 は約 半数程度 (図

7)で

あ り、 就業形態 はすべ てアルバイ トで正規雇用 は見 られ ない。 また、発達 障害等 の あ る特別 な支援 を必要 とす る生徒 の増 加 (図

8)や

、 中学 時 に不 登 校 で あ つた 生 徒 の割 合 も年 に よ つ て増 減 は あ るが 高 い割 合 を示 して い る (図 9)。 な い 図

7

アル バ イ ト就 業状 況 (生活 実 態調 査 2015年 5月 よ り)

(12)

0   5   0 4   3 3

〆♂♂♂

ヤ ンチ ャで活 発 な生 徒 の割 合 が減 少 す る と と もに、 自分 に 自信 が持 て な い 消 極 的 な 生徒 は依 然 一 定数 存 在 人 間 関係 を作 る こ して い る と言 え る とが 苦 手 な生徒や (図 10)。 図

8

特別 な支 援 を必 要 とす る生 徒数 の推移 (特別 支援 教 育推 進 委 員 会 資料 よ り) *身体 障 害・ 知 的 障 害 と発 達 障 害 及 び そ の疑 い の あ る生 徒 の数 で あ る。生 徒 の約2割を 占め る。 こ うした変化 に対 応 す るた め、20■ 年 か ら ボ ランテ ィア活動 を学校 教 育 の核 に据 え、生 徒 の 自己肯 定感 を 高 め る取組 を続 けて い る。 さ らに、 コー ピン グ の手 法 を取 り入 れ た 学校 設 定科 目「学 び 」(必履 修

)の

導 入 に よ り、現 任 校 の生 徒 が苦 手 とす る人 間 関係 づ く りや ス トレス対 処 の方 法 、 学 習 時 に必 要 な基 本 的 な ス キル の習得 をお こな つて い る。 さ らに 、学 校 独 自の 学 習 到 達 度 テ ス ト 「北 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 7 6 5 4 3 2 1 ――― 合 計 ― ― 反 社 会 的行 為 ¨¨

"対

人 ト ラブル 単位:件 図

9

中学 時 代 、 不 登 校 を経 験 した 生 徒 の割 合 の 推 移 (入学 時 の 中学校 資料 よ り) *年間 30日 以 上 の欠席 を不 登 校 とす る 図 10 特 別 指 導件 数 の推 移<校長 訓戒 以 上> (生徒 指 導部 資料 よ り) 高検定」 を定期的 に実施す る こ とで 中学校 レベル の基礎 学力 の育成 を図 つてい る。 図

11は

、北高検 定 (①国語 、②数学、③英語

)の

合格者数 を一 昨年度 と昨年度 で比較 してい るが、 どの教科 におい て も取得級 の向上が見 られ 、徐 々にではあ るが基礎 学力の定 着 が進 ん で い る こ とが わ か る。 図

12は

2012年

、学 校 改 革 の さな か に描 かれ た現任 校 の教 育 ビジ ョン を示 し た 図 で あ る。 自己有 用 感 の 育 成 を 目的 に した ボ ラ ンテ ィア活 動 の促 進 、 生徒 の 内 面 にア プ ロー チす る コー ピン グ手 法 の導 入 、 中学校 の基礎 的 学 力 を保 障す る北 高 検 定 の実施 な ど、新 た な 取 組 が 功 を奏 し、 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0

ござござ

0 0 0 0 0 8 6 4 2 姦 H 姦 N 軽 ∞ 姦 ヾ い 0 い 0 い ト 姦 ∞ 姦 0 い 8 ■2013 目2014 図1l① 北高検定 国語 級別合格者人数

(13)

0   0   0   0   0 8 6 4 2 挙 H 姦 ∝ 緊 ∞ 姦 ヾ 姦 Ю 挙 ⑭ 姦 ト 軽 ∞ 峰 o 姦 8 ■2013 題2014 150 100 50 0 H 姦 ∝ 姦 ∞ 姦 ヾ い 0 姦 0 い ト 緊 ∞ 姦 o 挙 8 ■2013 薔2014 図1l② 北高検定 数学 級別合格者人数 地域 か らの信 頼 を得 る と ともに、低 調 で あつ た生徒 会 や 部活 動 、 学校 行 事 も活 発 化 し、生 徒 た ちが 自信 と誇 りを回復 で き る学 校 へ と変 化 を とげつ つ あ る。 ビジ ョン の 図 に も あ る よ うに、 生徒 が高校 を卒 業 した 後 に社 会 の 中で 自己実 現 を図 る こ とが で き る よ うサ ポ ー トす る こ とを、学 校 の最 大 の教 育 目標 と して 掲 げ て い る。 図 1l③ 北高検定 英語 級別合格者人数 教 育 ビ ジ ョン 図12 現 任 校 の教 育 ビジ ョン 第

4章

教育課題 第

1節

教育活動 の課題 (特別支援教育 の推進) 図

8で

示 した よ うに、現任校 へ の発達 障害等 のある特別 な支援 を必要 とす る生徒 は増加 傾 向にある。現在 、特別支援教 育推進委員会 を中心 に下枠 内に示 した よ うな重点項 目・ 方 策 。日標 を掲 げ、校 内支援体制 を構 築 してい るが課題 も多い。

① 個々の特徴を把握 し、効果的な支援策を実践する。

② 基礎学力の定着を図 り、進学・就業支援をする。

③ 自尊感情を高め、自分 という存在がかけがえのない存在であることを実感 させる。

①実態把握・・ ・ 中学校 か らの 申 し送 り、専 門機 関か らの報 告 が あ る生徒 で も、各担 任 と教科担 当者 が気 にな る生徒 をあげ、委員会で掌握す る。 ② 専門機 関 との連携・ ・・ 北 は りま特別支援 学校 の コーデ ィネー ター に よるアセ スメ ン トを実施。 ③校 内委員会で検討・・ ・ 生活支援 、学習支援 が必要 と思 われ る生徒 について委員会

(14)

内で協議 し職 員 に周知す る。 必要 に応 じて個別支援計画 を作成す る。校 内だ けで は難 しい場合 は、専 門機 関や 医療機 関へ相 談 し繋 ぐ。 ④適宜 ケー ス会議 を開 き、今 後 の対応 について検討す る。 (教頭・ 特別支援 コ‐デ ィネ ー ター・養護教諭

0年

次担 当 。そ の他必要 と思 われ る者) ⑤

ADHD、

自閉症 等 の発 達 障害 がな くて も、環境や 生 い立 ち (い じめや虐 待

)か

ら それ と似 た行動 パ ター ンを とるこ とも少 な くない。 そ うい う生徒 に対 して、 ×を減 ら す ことよ り、○ を増やす こ とを仕組む ことが必要で あ る。 日 (二 次的障害 、抵抗感 、劣等感 、逃避等 の防止) ① い じめや不登校 、問題行 動 の未然防止②基礎 学力 を定着 させ る③ 自尊感情 を高 める 徒 の実態把握 と情報共有 の機 会 ・ 学年会・ 部会 、成績会議 、生徒 指導部会 、特別指導委員 会 ・ 養護教諭 による健康相談 (全校 生対象)、 保健部会 、特別 支援教 育推進委員会 ・ 生徒情報交換 会 (1・

203部

合 同

)5月

下旬 と

11月

下旬 の二回実施 兵庫 県特別 支援 教 育第 二 次推 進 計画 が掲 げた高校 にお け る特別 支援 教 育 の課題 を参考 に して、現任校 の特別支援教育 の課題 を以下の

(1)∼ (5)に

ま とめた。

(1)わ

か る授業 の展 開 不登校 な どによ り学習 の蓄積 がな され ていない

,学

習習慣 が形成 され てい ないな どの理 由によ り

,多

くの生徒 が学力 に課題 を抱 えてい る。 北高検 定や学校設 定科 目 「学び」の実 施 によつて、生徒 の学力 は全 体的 に向上 してはい る ものの、授 業 改善が体 系的・組織的 に は十分 な されてい ないのが現状 で ある。 特別支援 の視 点 を取 り入れ た「授業のユニバーサ ル化研 究会 (以下 、

UD研

と略す)」 が立 ち上が り、 自主的 な研 究活動 が

2015年

9月 よ り 始 まつた。発達障害等 、特別 な支援 が必要 な生徒 の割合 が高い現任校 において は、

UD研

を継続・ 発展 させ 、近い将来 、特別支援教育 を取 り入れ た授 業改善 に関す る体 系的・ 組織 的 な取組 につなげてい く必要 が あ る。発 達障害のあ る生徒 だ けでな く、誰 に対 して もわか る授業が展 開 されれ ば、すべ ての生徒 の学力 を向上 させ る効果 も期待す る ことがで きる。

(2)生

徒 の社会性 の向上 と就職 支援 (新たなキャ リア教 育 の必要性) 現任校 の生徒 に は、依 然 、規範意識 に課題 が あ り

,社

会 に出 るた めの必要 なスキル を身 につ けていない生徒 が多 い。入社後 わず か数週間冬会社 をや めて しま う生徒 が毎年数名 出 る。就職後 、半年 以内に離職 す る者 は、

2014年

度卒業生 で

8名

2013年

度卒業生で

10

名 お り、就職者全 体 の約

3割

にのぼ る。 中には、試 用期 間 中の態度 が粗悪 とい うこ とで採 用 を取 り消 され る場合 もあ る。 高校 時代 に、社会観 や仕事観 を十分身 につ けず 、周 囲に流 され て何 とな く就職 してい く生徒 が あ とを絶 たない。就職 先 の企業 か らは、離職者 の社会 性や ス トレス耐性 が非常 に低 い とい う指摘 も受 けてい る。 13

(15)

13は

、 現任 校 卒 業 者 の進 路 状 況 で あ る。 アル バ イ トな ど非 正 規雇 用 者 が約

4分

の 1を 占 めて い る こ とも進 路 保 障 上 の 大 き な 問題 で あ る。 教 員 側 の指 導 に も関 わ らず 、 敢 えて 自 ら非 正規 雇 用 を選 択 す る生 徒 が ほ とん どで あ る。 現任 校 の生徒 た ちは、定 時制 高校 特 有 の少 人数 体制 の 中で 、 教 員 の丁寧 な指 導 を受 け な が ら高校 生 活 を 送 って きた。 確 か に 、 この恵 まれ た環 境 の 中で 、 自己有 用 感 を育 み 、 喪 失 して い た 自信 や 誇 りを回 復 して い つた 生徒 も多 い と考 え られ る。 しか し、 生 徒 た ち の進 路 状 況 か らは 、経 済 的・ 精 神 的 に 自立 しよ うとす る意 欲 が 身 につ い た とは言 えず 、社 会 の 中 で の 自立 を促 す キ ャ リア 教 育 の 開発 。実施 が 必 要 で あ る と考 え る。 これ まで見 て き た よ うに、現 任 校 で は 、生徒 の特性 の変 化 か ら新 た な教 育 的 ニー ズ を見 い 出 し、特 に心情 。内面 に丁 寧 にア プ ロー チす る こ とで 、生徒 の 自己有 用感 、 自信 、誇 り につ な げ る取組 を実 施 して き た。 ボ ラ ンテ ィア活 動 や 部 活 動 、 学 校 行 事 に も積 極 的 に参 加 す る生徒 も増 え、 学 校 全 体 の活 力 も高 ま つて きた と言 え る。 だ が 、一 方 で 、 特 別 支 援 教 育 の視 点 で生徒 の特 性 を理 解 し、 生徒 の能 力 を最 大 限 に伸 ばす た めの指 導 が欠 如 して い た と 言 え る。 第

2節

め ざす 教 育 の 姿 第

2章

3節

で 触 れ た よ うに、文部 科学 省 (2015 ②

)は

、支援 だけではな く 生徒 の個 に応 じた能力 を伸 ばす教育 を施す こ とを、特 別 支援教育 の重要 な方策 と 位 置付 けてい る。 特別支援 教 育は、生徒個 のマイナ ス を埋 めるギャ ップアプ ロー ア ル バ イ ト等

23%

就 職 者

56%

図13 現任 校 卒 業者 の進 路 の 内わ け (進路 ガイ ダ ンス部 資料 よ り 2014年度 卒業 生) 図14 現任 校 の教 育改 善 の流れ (筆者 作成) チ 的教 育 で は決 して な い。 生 徒 の潜 在 的 な能 力 を 引 き 出 し伸 ばす ポ ジテ ィブ ア プ ロー チ 的 教 育 で あ る。 そ の意 味 で は 、 障 害 の有 無 に 関係 な く、すべ て の生徒 に対 して有効 な教 育 で あ る と言 え る。 図

14は

、近 年 の現 任 校 の教 育 改 善 の 流 れ を示 して い る。 ボ ラ ンテ ィア活 動 の導 入 を学 校 改革 の第 一 段 階 、 コー ピ ン グ・ 北 高 検 定 の 実施 を学 校 改 革 の第 二段 階 と位 置 付 けれ ば、 特 別 支援 教 育 の推 進 は学 校 改 革 の 第 二段 階 と言 え る。 特 別 支 援 教 育 の 推 進 鶴 審 支 援 と 継 籐 で 伸 ば す 鐵 意 ﹄ た 轟 畿 の 書 餞 教 育 改 警 の 流 れ 椰 震 機 構 撃 藤 一 攣 耗 響 畿 ・鱗 黛 ¨¨・慇 一 難 絆 儀 藤 健 一 瀬 ︱ ビ ン グ の 案 雄 北 高 機 鸞 ︵学 力 向 上 や 賛 定 と 畿 鷺 構 鍵 醸 ポ ラ ン テ イ ア の 難 篤 北 地 域 の 辮 儀 数 警 曲 懲 饗 艤 餞 “購 り い艤 鷺

(16)

特別支援教育 を学校教 育全体 に取 り入 れ るこ とで、教員 の生徒理解 が さ らに深 ま り、生 徒個 の能力 を最大 限 に伸 ばす 土壌 が教員組織 の中に新 た に形成 され る と考 える。 図

15で

、現 任 校 の め ざす 教 育 のイ メー ジ を描 い た。 これ まで の 取組 で は 、生 徒 の 「′いの安 定・ 充 実」 をテ ー マ に し、 消 極 的 な状 態 に あ つた 生徒 の メ ン タル を向上 さ せ て きた。 今 後 は 、 も う一 歩 ステ ップ ア ップ し、生 徒 の潜 在 的 な能 力 を 引 き出 し伸 ばす た め の支 援 と、 個 の能 力 を さ らに磨 き上 げ る鍛 錬 を生 徒 に施 し

(Support&Blush

up)、 社 会 の 中 で 自立 して い け る 能 力 や 社 会 性 を育 成 す る教 育 体 制 を構 築す る段 階 に きて い る と言 え る。 第

5章

学校組織 の課題 現任校 は、前章 で指摘 した よ う な教育活動 の課題 に対 して、対処 可能 な組織 の活動 システ ムや 内部 環境 の整備 が不十 分 で あ り、組織 的 に特別支援教育 を実施 してい く には不安定な状態 で ある と言 える。 そ こで、現任校 の教育課題 で あ る特別支援教育 を推進 してい くた めには、学校組織 に何 が不足 して 自立力・社会性 心の安定・充実 図15 現任校 の め ざす 教 育 (筆者 作 成) 図16 現任 校 の課 題 の構 造 (筆者 作成) い るのか、現状 を分 析 しなが ら考 察 した。 そ の結果 、 図

16に

示 した 通 り、現任校 に不 足 して い るの は 、「生 徒 情報 共 有 システ ム」 と 「教 員 学 習 システ ム」、 そ して 、 それ らの活動 シ ステ ム をサ ポー トす るた め の 「外 部 連 携 の促 進 」 と 「内部 環 境 の整 備 」 で あ る こ とが導 き出せ た。

(1)生

徒 情 報 共 有 シ ス テ ム の構 築 本 校 に は身 体 的 な理 由 で 、 特 別 な支 援 を必 要 とす る生 徒 が

2名

在 籍 して い る。 一人 は 自閉症 生徒 、一 人 は肢 体 不 自由生 徒 で 車 いす を利 用 して い る。 ま た 、療 育 手 帳 を所 持 す る 15

(17)

発 達 障 害 生 徒 も

6名

在 籍 して い る。 認 定 は され て い な い が 、 中学 校 か らア スペ ル ガー や

ADHDの

疑 い が 申 し送 りされ て い る生徒 も

9名

と多 い。 これ らの生徒 の情 報 につ い ては、 年 に

2回

の生徒 情 報 交換 会 で全職 員 が共 有す るが 、 そ の後 の組 織 的 で継 続 的 な生徒 観 察や 対 応 を検 討 す る協 議 の場 は な く、 形 式 的 で単発 的 な 取組 に な っ て い る。 ま た 、 特 別 な支 援 を必 要 とす る生 徒 に対 す る教 科 指 導 や 生 徒 指 導 の方 法 を示 す マ ニ ュ アル もな く、個 々 の教 員 の対 応 に任 せ られ て い る。 そ の た め 、 教 科 担 当 に よつ て は生 徒 理 解 不 足 か ら トラブル に 発 展 す る こ とが あ る。 第

2章

3節

で 記 した通 り、 文部 科 学省 は、 学校 現 場 にお け る特 別 支援 教 育 の課題 と して 、心理 学 的 、 医学 的 な見 地 を踏 ま えた生徒 理解 の促 進 と、 生徒 情 報 を収集 し組 織 で共 有 す る こ とが重 要 で あ る と して い る (文部 科 学省 2015②)。 現 任 校 の生徒 へ の特 別 支 援 は 、特 別 支 援 コー デ ィネ ー ター と担 任 に よ る個 別 的 対応 に依 存 し、組 織 的 な取 組 が 不 足 して い る。 特 別 支 援 が必 要 な 生 徒 の情 報 共 有 が 全 職 員 の 間 で十 分 行 われ て い ない (年

2回

の生徒 情報 交 換 会 のみ

)た

め 、共 通 理 解 も十 分 図れ な い状況 で あ る。 療 育 手帳 を所 持 して い る生徒 は もち ろん 、発 達 障 害 の可能 性 の あ る生 徒 や 精神 的不 安 定 な生徒 の様 子 を 日常 的 に情 報 交 換 で き る新 た な情 報 共 有 シ ス テ ム が 必 要 で あ る。

(2)教

員 学 習 シ ス テ ム の構 築 発 達 障 害 の あ る生 徒 が 現 任 校 に多 く在 籍 して い る に も関 わ らず 、 教 員 の発 達 障 害 に 関す る知識 理 解 が 不 足 して い る こ と が 実 態調査 で 明 らか に な つた。 図17、

18は

、現 任 校 の 教 員 を対 象 に行 つた発 達 障 害 に対 す る理 解 テ ス ト (教員

35名

31名

を対 象 に 実施

)の

結 果 を表 した グ ラフで あ る。 図

17は

、発 達 障 害 の あ る人 が苦手 とす る こ とを問 うた質 問 に対 す る回答 の結 果 で あ る。 コ ミュニ ケー シ ョン分野 と活動 分 野 の両方 を答 えた教 員 は全 体 の

2割

に満 た な か っ た。 また 、 図

18は

、発 達 障 害 の 障 害・ 症 状 を説 明 した

5つ

の文 章 を読 み 、 それ ぞれ 正確 に 障 害名 ・ 症名 を答 え る とい う内容 のテ ス トの正 答 率 で あ る。注 意 欠 陥/多動 性 障 害

(ADHD)や

学 習 障 害

(LD)に

対 す る教 員 の認 識 は進 ん で い るが 、 高機 能 自閉症 無回答 コ ミュー ケー シ ョ ン・ 活 動 両方

19%

17「

発 達 障 害 の あ る人 の苦 手 な こ と」に対す る回答 (教員 実 態調 査 の結 果 よ り) 図18 発 達 障害 の 障害 。症 状 の名 称 を正 しく理解 してい る教 員の割 合 (教員実態 調 査 の結 果 よ り) 自閉症 ア スペ ル ガー 高機 能 自閉 症 注意欠 習 障害 (LD) 動性障

(ADHD)

(18)

や アスペル ガー に対す る認識 が大 き く不足 してい る こ とがわか る。理解 テ ス トの結果 か ら、 発達障害 に関す る知識 理解 を促進す るた めの現任校 にお ける研 修体制や環境 づ く りが必要 であることが明 らか にな つた。 図

17・

18で

示 した通 り、発達障害 に関す る知識 。理解 が現任校 の教員 には不十分で あるこ とがわかつた。発 達障害等 の特別 な支援 を必要 とす る生徒 の特性や 対応 方法 を理解 す るためには、特別 支援 教育 に関す る学習 が教員 に必要 で あるこ とは明 らかで あ る。 現任校 の教員 は、特別 支援教 育 に関す る専門的教育 を受 けた り、特別支援 学校 での勤務 があつた りす る教員 は全体 の一割 に とどまる。発 達 障害 に関す る正 しい知識や 対応方法 を 日常的 に同僚か ら学ぶ機 会 は教員 にはほ とん どない と言 える。 この状態 で は生徒情報 を共 有す るに して も間違 つた情報 を共有 しかねない。 また、生徒 の入 学前 に現任校 の教員 が手 分 け して行 う出身 中学校 での情報収集 も、正確 (医学的

0心

理学的 な

)な

生徒 情報 の収集 がで きてい る とは言 えず 、 あや ふや な生徒情報 を共有せ ぎるをえない状態 にある。 また、学習 で得 た知識

0理

解 を踏 まえた うえで、授業や 生徒 指導 を進 めてい くことが大 切 にな る。 その場合 、教員個 々が 自己研鑽 に励むだ けではな く、個人 の知識 を組織 で共有 し、共通理解 を していな けれ ば、教員組織 の足並み が揃 わず 、生徒 へ の対応 にば らつ きが 生 じる。発達障害 の ある生徒 に とつて、教員 の指導方法 のば らつ きは心理 的 な混乱 を招 く 大 きな要因 にな るた め、教員 の組織 だ った学習 システムの構 築 が必要 であ る。

(3)外

部連携 の促 進 特別支援教育の地域 で のセ ンター機 能 を果 たす県立北 は りま特別 支援学校 とは、近隣に あ りなが らこれ まで連携 に消極 的であつた。 また、兵庫教育大学や 兵庫県教育研修所 な ど の研 究機 関 も車で約

30分

以 内の距離 にあるが、特別支援教育 に関す るつ なが りはない。 就業支援 において は、西脇市や加東市 の社会福祉 協議会やハ ロー ワー ク との連携 も行 つて きたが、生徒 の就職 準備 期 と合 わせ た単発 的な連携 に とどま つてい る。経験 に裏付 け られ た豊富な専門知識 を もつ外部機 関 との継続 的・ 体系的な連携 を進 め るこ とで、生徒への支 援 を強 めてい くと同時 に、教員 の技能 向上 につ なが つてい くこ とが期待 され る。 現任校 に とつて、大学等 の専 門機 関 との連携 を促 進 し、教員 の特別 支援教育 に対す る知 見 を高 めるこ とは、教員 の学習 をサポー トしてい くた めには欠 かせ ない と考 える。 また、 生徒入学前後 の中学校 との連携 は もちろんの こ と、生徒 の就職支援 には、福祉機 関、職業 訓練セ ンター、ハ ロー ワー クな どの外部機 関 と、生徒 の入学時か らの 日常的 な連携 を図 る こ とが必要である。 これ まで、ボ ランテ ィア活動や生徒指導 を通 じて、多 くの外部機 関 との活発 な連携 を図 って きてお り、学校 の周 囲 とは良好 な関係 を築 くこ とがで きてい る。既存 の外部資源 を特 別支援教育や キャ リア教 育 に も活用 し、外部連携体制 を再構 築 してい くこ とが望 まれ る。

(4)内

部環境 の整備 多部制高校 であ る本校 は、

1部

2部

の職員室 と

3部

の職員室 が分離 してお り、勤務時間 17

(19)

も異 な って い る こ とか ら双 方 の職 員 の 間 の接 触 は少 な い。 この空 間 と時 間 の ズ レが他 部 の 生徒 の情報 共有 や 共 通 理解 を抑 制 して い る と考 え られ る。 共 通履 修 科 目の設 置 や部 活動 の 活 発 化 に よ り、他 部 の 生 徒 を指 導 す る機 会 が 増 えた現 状 にお い て 、 他 部 の 生 徒 の情 報 を共 有 しや す い環 境 を整 え る こ とが 重 要 と考 え る。 ま た 、現任 校 は 、全 日制 高校 と比 べ て教科 準備 室 が少 な い た め、 大部 分 の教員 が職員 室 を本 拠 と してお り、人 口密 度 も比較 的 高 い。 た だ 、せ つか くの大 部 屋 職 員 室 も、机 の配 置 に工 夫 が ない た め、教 員 同 士 の接 触 も活 発 とは言 えな い。

1部

2部

3部

の職 員 室 の統合 、 活発 な コ ミュニ ケ ー シ ョン を促 進 す る職 員 室 空 間 の創 造 は 、 教 員 同 士 の学 び 合 い の場 の創 造 に もつ な が る と考 え られ る。 第

6章

教 育 活 動 の 改 善 第

1節

わ か る授 業 の展 開 発 達 障 害 の あ る生 徒 に対 して だ けで は な く、す べ て の生徒 に とつて「わか る授 業」を行 うこ とは、 学 習 面 で 困難 を抱 え る生徒 が 多 い 現任 校 の重 要 な 課題 の一 つ で あ る。「わ か る授 業 」 の実 施 は 、 イ ン クル ー シブ教 育 シ ステ ムの基礎 的環 境 整 備 にお い て、 重要 な取組 と して位 置 づ い て い る (図 5)。 「わか る授 業」 は、生徒 の基礎 学力 の定着 につ な が るだ けで な く、 生徒 個 々 の能 力 を引 き出 し、 さ らに伸 ばす た めの前 提 条件 に な る。 現 任 校 にお い て 「わ か る授 業 」 を実施 す るた め に は 、特別 支援 教 育 を取 り入 れ た授 業 のユ ニバ ー サル デ ザ イ ン化 (以下 、

UD化

と略す

)が

有 効 で あ る と考 え る。 す べ て の生徒 に とつて あ つた ら便 利 な支 援 を、学校 の授 業 ス タ ン ダー ドと して全 授 業 で行 うこ とで 、生 徒 の余 分 な ス トレス を軽 減 し、 集 中 して授 業 に参 加 す る こ とを促 す こ とが で き る。 た だ 、授業 ス タ ンダー ドの実施 に あた つて は、当然 、 全 教 員 の間 で の共 通 理 解 が必 要 とな る。 共 通理 解 を 深 め るた め に は 、 特 別 支援 教 育 の研 修 体 制 の確 立 が 必 須 条件 で あ る (図 19)。

瑾 甚

わかる授業(UD化)″ ″/′ ′ 1ヒ纏 スタンダートの確立 特別支援教育の研修俸制の確立 図19 わ か る授 業 の促進(筆者 作成) :│││││││││││lil:li:│││││││││││││││││││││││││││││││││::II:│lill‐ │ 図

20『

わか る授業への取組 と工夫』か ら 茨城 県立結城 第二高等学校

(20)

(1)先

進事例 (茨城 県立結城 第二高等 学校) ここで、

UD化

に よる 「わか る授業」 を展 開 し、効果 をあげてい る定時制 高校 の先進事 例 を取 り上 げ る。 教員研修 を重ね るこ とで、理論的根拠 と教員 の共通理解 に裏付 け られ た 手法 を用いて授業 改善 を行 つた事例 で あ る。教頭及 び担 当者 へ の聞 き取 り調査 の結果 と、 学校 の関連発行物 を参考 に して取組 と成果 を紹介す る。 茨城県立結城 第 二高等 学校 (以下、結城 第二高校 と略す

)は

、2010。

2011年

度 の文部 科学省特別支援教 育総合推進事業 「高等 学校 にお け る発 達障害 の あ る生徒 への支援」の研 究指定 を受 けるな ど、早 くか ら特別支援教育 の研 究 と実践 に取 り組 んで きた。 結城第二高校 の取組 の 中で、特 に注 目 したのは、

UD化

の視 点 を取 り入れ た授業改善で ある。冊子 「わか る授 業 の取組 と工夫∼授業 での支援 のポイ ン ト∼」(図

20)に

は、生徒 の困難 の種類 に応 じた支援 の具体的な方法 、教科別 の実践例 と板書 の工夫 につ いて、わか りやす く説 明 され て い る。また、結城 第二 高校 では、各教科共通 した授 業 ス タ ンダー ド(表

3)が

定め られてい て、わか りやすい授 業づ く りの ツール として どの教科 の授 業 において も有効 に活用 され てい る (茨城 県立結城 第二高等学校 2011)。 また、教員対象 の特別 支援教 育セ ミナーや保護者対象 のフ レックス教 育セ ミナー には、 大学教員や

NPO法

人役員 な どを講 師 と して招聘 していた り (年間各

2∼ 3回

)、 校 内研修 で あ る 「特別支援教 育 に関す る校 内研修 会」では、近隣の養護 学校 の教員 を講師 として招 聘 していた り(年間

2∼ 3回

)、専門機 関 と積極的 に連携 した研修 システ ムを構築 してい る。 さらに、生徒へ の理解啓発 を 目的 に した 「読 み聞かせ」 に も短大教員 を招聘す る (年間 2 回

)な

ど、特別支援教育 の専門家 との積極 的な連携 は、発達障害 に対す る全方位 的 な理解 表

3

結城 第 二高校 の授 業 ス タ ンダー ド(茨城 県 立結城 第 二 高等 学校<2011>Pllよ り) 教 員 の活 動 工 夫 と配 慮 板 書 ◆色 チ ョニ クは 自色 や 黄色 を基 調 る とこ ろ は囲 む よ うにす る。 ・ 流 れ を統 一す る。

(3色

以 内)、 ポ イ ン トとな 見通 しを もたせ る 。授 業 の流 れ を明示 プ リン トや テ ス ト 文 字 は大 き く 。フ ォ ン トの統 一 。問題数 の調整 段 階 的 な活 動 (スモ ー ル ス テ ップ

)

・ ル ビをふ る。 指導法 (指導形態 。教 具 等) ルール を決 め る ・ 褒 め る。

・ 指示 を簡潔 にす る。 見本 を見せ る。

・ 個別 の声か け。 生徒 の実態 に あつた視 覚支援 、聴 覚支援 、運 動 支援 座 席 。生徒 の実態 に合 わせ座席 を一番前 に し、手助 けを して く れ る生徒 を周 りに置 く。 19

(21)

啓 発 を促 す 結 城 第 二 高 校 の特 徴 的 な 取 り

(2)現

任 校 で の授 業 改 善

(UD化

) 組 み とな つ て い る。 第

4章

1節

で も示 した通 り、 現 任 校 で は

UD研

が発 足 し、 有 志 に よる 自主 的 な研 修 会 が 実施 され て い る (図

21)。

この

UD研

で 、結 城 第 二 高校 の事 例 を参 考 に しな が ら、 実 用 的 で あ り、 しか も継 続 して 取 り組 め る現任 校 の授 業 ス タ ンダー ドを検 討 した い。 ま た、兵庫 教 育 大 学 教 員 を講 師 と して招 き、 発 達 障 害 に 関 す る 教 員 研 修 会 を 予 定 して い る 図21 現 任 校 に発 足 したUD研の 学 習 会

(2016年

3月 )。 特 別 支 援 教 育 推 進 委 員 会 と

UD研

が共 同 で 開催 す る もの で 、

UD化

の視 点 を取 り入 れ た授 業 方 法 を議 論 す る機 会 を設 けて い る。 この研 修 会 の 中で 、

UD研

で検 討 した 「北 高授 業 ス タ ン ダー ド」 と して提 案 し、教科 の特性 や 授 業 担 当者 の授 業 ス タイル な どに も配 慮 しな が ら、 共 通 理 解 を図 る予 定 で あ る。 教 育 課 程 委 員 会 、校 務 運 営 委 員 会 、職 員 会 議 で の承認 を経 て 、順 調 な ら

2016年

度4月 よ り全 校 で実 施 が 可 能 とな る。 第

2節

新 た な キ ャ リア教 育 図

14015で

示 した よ うに、 現 任 校 に対 して新 た に求 め られ て い るの は、 生徒 個 々 を 支援 と鍛 錬 で伸 ば し、社 会 で 自立 で き る力 を養 う教 育 で あ る。不 安 定 な雇 用 状 況 が続 く中、 社 会 の 中で 自立 して食 べ て い け る人材 を育 成 す る こ とは 、現 任 校 の 大 き な ミ ッシ ョンで あ る。生徒 には必要 な支 援 を施 す と ともに、社 会 で生 きて い くた め の基 礎 的 学 力 、社 会 規範 、 忍 耐 力 を育成 す る こ とが 望 まれ 、 現任 校 の キ ャ リア教 育 の取 組 を再 構 築 す る こ とが急務 で あ る。

(1)先

進 事 例 (徳島 県 立徳 島 中央 高 等 学 校) こ こで 、発 達障 害 の あ る生徒 へ の キ ャ リア教 育 を実施 す る こ とで 、就 職 支 援 に効 果 をあ げ た 定 時 制 高校 の先 進 事 例 を取 り上 げ る。 入 学 直後 か ら、外 部機 関 との連 携 を通 じた丁 寧 な キ ャ リア教 育 を実 施 し、就 職 に必 要 な力 を養 うた めの訓練 を盛 ん に行 うこ とで成 果 をあ げ て い る事 例 で あ る。 教 頭 及 び 担 当者 へ の 聞 き取 り調 査 の結 果 と、 学 校 の 関連 発 行 物 を参 考 に して 取組 と成 果 を紹 介 す る。 徳 島県 立徳 島 中央 高 等 学校 (以下 、徳 島 中央 高校 と略 す

)は

2011年

度 の文 部 科 学省 特 別 支 援 教 育総 合 推 進 事 業 「高等 学校 にお け る発 達 障 害 の あ る生徒 へ の支援 」、2012・

2013

年 度 「高等 学校 にお け る発 達 障 害 の あ る生 徒 へ の キ ャ リア教 育 の充 実 」 の研 究 指 定 を受 け るな ど、昨年 度 ま で 、発 達 障害 の あ る生徒 に対す る支援 や キ ャ リア教 育 の研 究 と実践 に取 り組 ん で きた。 図

22は

、徳 島 中央 高 校 にお け る キ ャ リア教 育 の 内部 お よび 外 部 機 関 との連 携 図 で あ る。

(22)

学校 内部 にお い て は 、 進 路 指 導 課 が キ ャ リア教 育 にお い て 主 要 な役 割 を 占め な が ら、特別 支援 教 育課 とも連 携 を 図 つ て い る こ とが わ か る。 進 路 指 導 課 で は 、 総 合 的 な 学 習 (キャ リ ア ワー ク

)の

企 画 ・ 運 営 、進 路 ガ イ ダ ンス、補 習 、就 業 体 験 な どを担 当 し、 生徒 個 々の能 力 と社 会性 を伸 長 す る こ とを主 な役 割 と して い る。二 つ の課 が 、生 徒 の 「支 援 」と「鍛 錬 」 を分 業 す るが、 そ の 両者 を結 び付 け るの が特別 支援 教 育 コー デ ィネ ー ター 、 ス クール カ ウ ンセ ラー 、就職 支 援 員 で あ る。 さ らに各 学年 に も特 別 支 援 教 育 コー デ ィネ ー ター が配置 さ 図22 徳 島 中央 高校 の キ ャ リア教 育連携 図(徳島県 立徳 島 中央 高 等 学校 2013P13よ り筆 者カロエ) れ 、 学年 の生徒 の実 態 把 握 、保 護 者 との 面談 、総 合 的 な学習 の時 間 の実施 な ど、現 場 で の 日常 的 な活動 の 中で得 た情 報 を集 約 し共 有 を促 進 す る役 割 を果 た して い る。 学 校 外 部 の機 関 と して は 、「と く しま地 域 若 者 サ ポー トス テ ー シ ョン」との連 携 が 中心 で あ る。 この機 関 は 、厚 生 労働 省 事 業 で 、 学校 に在 籍 して い な い

15歳

39歳

の若 者 及 び そ の家 族 を対象 に、 多様 な支援 サ ー ビスで サ ポー ト (応援

)す

る就 労 支援機 関 で あ り、徳 島 市 内 を主 に担 当エ リア と して い る。 徳 島 中央 高校 で は 、就 業 体 験 。実 習 、 キ ャ リア ワー ク (総合 的 な学 習 の 時 間

)に

お け るセ ミナ ー 等 で 、 日常 的 なサ ポ ー トを得 て お り、 専 門的 で よ りき め細 か い生 徒 へ の指 導 が 可能 とな って い る。 そ の他 、就職 活 動 期 に は 、ハ ロー ワー クや 障 害者 職 業 セ ン ター との連 携 を強 め生徒 の就職 指 導 を行 うな ど、外 部 の就 業 に関す る 専 門機 関 との連 携 が 非 常 に強 い こ とが わ か る。 おけ薔轟曇 3)孫麟 ,(3oF =棄´鞣灘・壽総幸■籠か

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support

椰at薔群 錮 爆辞壼握攣攘 総 輔 畿 亀曖や―ヽ `‐_ ヽ_.,■ 嚇等 蒻 策薇機 鶯綿0,`荼 ゛ ●峯 鞣策A餞 輩 仕家辞 薫饉織轟と綺建壌ヽ ・ 107懸懇 豪褻´餞麟摯渠ヽ ,、 糠薄露総 議驚権麟 漱筆

鍛 錬

Blush up

とくお多瞳編警書 サ家―トステーション

鷲誦繭感

●葉鱗薔と豪ll・掛 ゛│―■晨 21

(23)

徳 島中央 高校 のキ ャ リア教 育 は、発 達 障害のある特別 な支援 を必要 とす る生徒 だ けでな く、すべての生徒 に とつて も良い効果 を生んでい る。就職 希望者 全員 が ほぼ希望通 りの就 職 先 に合 格 し、就 職 後 もマ ッチ ン グ は良好 で あ り離職 者 も少 ない。

(2)新

た な キ ャ リア教 育 の展 開 図

23は

、 先 進 事 例 を参 考 に して 考案 した現 任 校 にお け る新 キ ャ リア 教 育 (北高 チ ャ レン ジ プ ラ ン

)の

展 開図 で あ る。 生徒 鍛 錬 の視 点 か ら、 生徒 個 々の能 力 を可 能 な限 り最 大 限 度 ま で伸 ばす こ とを め ざ し、社 会 で 自立 で き る力 、す な わ ち、 生 徒 の基 礎 学 力 、 レジ リエ ン ス 、社 会 性 を養 うこ とを 目的 とす る。 こ こで 、北 高 チ ャ レン ジプ ラ ンの具 体 的 な展 開 につ いて説 明す る。 教 務 部 は生徒 の基 礎 学 力 定 着 の た め 、 以 下 の 三 つ の取組 を企 画 ・ 運 営 す る。 一 つ 目は 、3・

4年

次 生 対 象 の補 習 体 制 の整 備 で あ る。就 職 試 験 用 と大 学入 試 用 に分 け、 希 望者 に対 して放 課 後 (週

2回

)、 夏 季 休 業 中

(1週

間程 度

)に

補 習 を実 施 し、生徒 の学力 向上 と ともに進 路 意 識 の形 成 を図 る。 二 つ 目は、漢 字 検 定 、英 語検 定 、数 学 検 定 の取得 指 導 で あ る。 指 導 を各 教 科 の授 業 で の 指 導 内容 に位 置付 け た り、総 合 的 な 学 習 の 時 間 の 中 に検 定 対 策 講 座 を設 置 した りす るな ど、 受 検 指 導 を常態 化 し、 成 果 は履 歴 書 や 調 査 書 に記 述 し生 徒 の進 路 実 現 につ な げ る。 三 つ 目は、発 達 障 害 等 の特別 な支 援 を必要 とす る生徒 な ど、低 学 力 生 徒 を対象 と した放 課 後 学 習 会 で あ る。 近 隣 の兵 庫 教 育 大 学 や 関西 国際 大 学 の 学 生 を学 習 サ ポ ー ター と して募 集 し、週

1回

の個 別 指 導 を実施 す る (キャ ンパ スエ イ ド)。 これ ら

3つ

の取 組 の成 果 は 、従 来 か ら生徒 の学力把 握 と して行 つ て い る北 高検 定 (年 3 回 実 施

)の

結 果 に反 映 され る と考 え、各 回

PDCAサ

イ クル を回 し、検 証 。見 直 し 。再 計画・ 実施 を行 う。 進 路 ガイ ダ ンス部 は 、 生徒 の社 会 性 と レジ リエ ン ス を高 め るた め 、 生 徒 の キ ャ リア学 習 に 関 して以 下 の二 つ の取組 を企 画 ・ 運 営 す る。 一 つ 目は、総合 的 な学 習 の時 間 (北高 キ ャ リア ワー ク

)で

あ る。 従 来 の総 合 的 な学習 の 時 間 は、前期 は

HR活

動 と連 動 す る形 で 実施 され 、後 期 は教 科 分 野 別 の テ ー マ研 究 を実施 して きたが 、 よ り体 系 的 で実 用 的 な運 用 へ の変 革 が望 まれ て きた。

1年

次 よ り

3年

間、週

1時

間 の系 統 的・ 恒 常 的 な キ ャ リア 学 習 を実 施 し、 早期 か らの進 路 意 識 の形 成 や 進 路 実現 に 向 けた準備 を行 うこ とで 、 よ り充 実 した キ ャ リア 学 習 の機 会 を生 徒 に提 供 す る。 :‐

薮務蔀

│ 『生機濠鎌J の機慮 :進:ダンス部路ガイ キヤリア学習 誰 合 的 な学 響 の晴 悶 (e単位 )に 導 入 インターン 新 動 縫 警 置

・ l:::::::::::::

― l l年次 選 騒 :兵庫穣育大学 :関 露国凛大学

て聰 こウ

1歩 : 図

23

北 高 チ ャ レンジプ ランの展 開図(筆者 作成)

表 1  定 時 制 高 校 に 入 学 した 動 機・ 理 由 (文 部 科 学 省 調 べ 2013) 図 3  定時 制 高校 に お け る生 徒 の就 業 状 況 の 変化  (文 部 科 学省 調 べ 2013) 第 2節   特別支援 教育 の定義 とその効果 このよ うに、多 くの困難 を抱 えた生徒 を、 自立 し社会 に参加 で きる人材 と して世 に送 り 出す ことが、今 の定時制 高校 の大 きな社会的役割 になった とい える。 と りわ け、発達障害 等 の特別 な支援 を必
図 13は 、 現任 校 卒 業 者 の進 路 状 況 で あ る。 アル バ イ トな ど非 正 規雇 用 者 が約 4分 の 1を 占 めて い る こ とも進 路 保 障 上 の 大 き な 問題 で あ る。 教 員 側 の指 導 に も関 わ らず 、 敢 えて 自 ら非 正規 雇 用 を選 択 す る生 徒 が ほ とん どで あ る。 現任 校 の生徒 た ちは、定 時制 高校 特 有 の少 人数 体制 の 中で 、 教 員 の丁寧 な指 導 を受 け な が ら高校 生 活 を 送 って き
表 4  北 高 キ ャ リア ワー ク   学 習 プ ログ ラム案 (筆 者 作成 ) 表 4は 、学 習 プ ロ グ ラ ム案 で あ る。 1年 次 は 、「学 級 集 団 づ く り」「社 会 の成 り立 ち」「職 業研 究 」「フ ュー チ ヤー プ ラ ン」、 2年 次 か らは進 路 別 とな り、就 職 希 望 者 に は 2年 次 「職 業 人 講 演 会 」「企 業 見 学 」「作 業 学 習 」「検 定 取得 の取組 」、 3年 次 「イ ン ター ン シ ップ準備 」 「イ ン タ
図 27は 、 年 次 に所 属 す る教 員 に対 して行 つ た意 識 調 査 の結 果 で あ る。 執 務 上 の 問題 だ けで な く、 生 活 上 の 時 間 と空 間 を共 有 す る こ とが 多 い こ とか ら、 年 次 団 へ の帰 属 意 識 が 高 い こ とが うか が えた。 本 プ ラ ンで は、現 任 校 の主要 な仕 事 チ ー ム と して年 次 団 に焦 点 を あ て 、学 習 チ ー ム と して位 置 づ け る。 年 次 団 は、生徒 の情 報集 約 に終
+2

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