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学童用YG性格検査の信頼度の検討と3年後における変化の追跡

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Academic year: 2021

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(1)Title. 学童用YG性格検査の信頼度の検討と3年後における変化の追跡. Author(s). 大黒, 静治. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 29(2): 37-46. Issue Date. 1979-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4775. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 学童用YG性格検査の信頼度の検討と 3年後における変化の追跡 -- 質問紙法検査の信頼度評価の一つの試み --. 大. 黒. 1. 問. 静. 治. 題. 今日小学校, 中学校などでは, 質問紙形式の性格検査, 適応性検査な どがかなり広く使われてい る. なかには明確な目的や, 利用の仕方についてのはっ きりした考えのないままにテストを行なっ ている例も見受けられ, 心理学者の目か ら見れば少々安易にテストを使っ ているのではないかとも 思われる。 しかし現実にこれだけ検査が行なわれているという ことは 児童・生徒をよりよく理解 , したいという願いや, 子どもの性格などについて客観的に示してくれる資料を求める要求 が教師の. 中に強いから であろう. 質問紙検査は, その客観性と手軽さの故に広く用いられているのであるが , 現行の諸テストを見ると,その信頼性, 妥当性は必ずしも十分なものとはいえないように 思われる . また質問紙法という方法そのもののもつ限界もある. したがっ て質問紙法検査を利用する場合 そ , の限界や, 当の検査の信頼性, 妥当性などをよく認識した上 で行なう必要がある ,. しかし, 現行の諸検査をみると, その信頼性や妥当性などについての研究は必ずしも十分とはい えないように思われる. したがっ て利用者の側に立っ てみると, テストの結果をどの程度信じてよ. いのかわからず, 不安や疑心にかられることになる. 今ある教師が自分のクラスの子どもたちに1 つの性格検査を実施したとする. もしその検査がごく少数 の例外を除いてほとん どの子 どもの性格 (のある側面) をほぼ正確にとらえることができると保証されているのならば問題はない しかし . そのような保証のできるテ ストは一つもないし, また どの程度信頼できるかという ことを明確に示 したテストも見当らない. ここ で信頼度といっ たのは, 被検査者のおよそ何十%ぐらいま でについ. て, ほぼ正しい結果が得られるかと いう割合の推定を言う. テストの利用者にとっ てそのテストが どの程度当るのかということ が最大関心事であり, それに関する情報を切実に求めている それは . 当然の要求であっ て, 誰でも信頼度の高い検査を求めるということの他に, 仮に80%ないしは70% 程度の信頼度 (より直裁に言えば適中率) しか得られなくても, それがわかっ ていればそのような 心構えで検査結果を見ることができるからである。 したがっ て他の情報も積極的に求めた上で総合. 的に判断しようとするであろう. このように検査の限界が明確になっ ていれば, それは利用者に- 種の安心感を与え, テストを過大評価したり, 過小評価したりするのを防ぐであろう .. しかし, 現実には どのテストも今述べたような意味 での信頼度(適中率)を明らかにしていない, というよりできないといっ た方がよい であろう. 理由は簡単であっ て, 一部の特殊な検査を除いて 個々人について検査結果が正しい(当っている)か どうかを判定する客観的手段がないからである .. 子どもをよく知っ ている担任教師や親などの評定が, 実際的妥当性を検討する時用いられることが あるが, このような評定がテスト以上に正しいという保証がない以上, テスト結果の正否を判断す る基準とはなり得ない. 現在, テストの具備すべき条件の中 で最も重要なものとして 信頼性と妥 , 37.

(3) . 大. 黒. 静. 治. 当性の2つがあげられているが, 前者は尺度としての整合性や安定性 (偶然の要因によって左右さ れないということ) であり, 後者はその検査が測ろうとしている心的特性を真に測っているかとい. う問題である. 妥当性, 信頼性ともにきわめて高ければ, 当然十分な信頼度 (適中率) が得られる 筈 であるが, 妥当性の程度を数量的に示すことは一般に困難 である し, 信頼性も再検査相関 で.7 か.8 ぐらいしか得られないことが多い. この, 8の相関がどの程度の信頼度(適中率)に結び 7とか. つく の か も 明 ら か では な い. した が っ て 今 の と こ ろ, 利 用 者 が最 も知 り た が っ て い る 肝 心 な 点, つ ま. り どの程度正しい結果が得られるかという点も こ関しては どのテストも答えられないでいるのである. さて現状は以上のよう であるが, テストの作成研究にたずさわるものはそろそろ上述の問題に答 えるように努力すべきではなかろうか.たとえば,個々の評定は信頼性が低いにしても,複数の有能な. 教師と心理学者が協力すれば,テストについてのかなり妥当 な評価を下すことは可能であろう.本稿 で筆者はそのような外的基準によらずに信頼 度(適中率)を推定する一つの試みを提出してみたい. 今, 同一テストをある日時(1, 2週間程度) をおいて2度行ない, 結果が2度ともほぼ同一であっ. た も の に つ い て は, そ の テ ス トは 正 し か っ た (当 っ て い た) も の と み な す. も ち ろ ん 能 力 テ ス トは. 別 であるし, テストの妥当性 (測ろうとする心的特性を測っ ている) は充分高いものとする, 2度 とも同じ結果が出てもそれが正しいとは言えない例 (たとえば一定の偽蹄的態度で押し通した場合 } したがっ て たとえば な ど)もあり得るが, そのような例はきわめて少 ないものとして無視する注 , . 1 00人中70人ま で同一結果が得られれば, 適中率は70%ということになる, しかし, 残りの30人 に つ い て も, す べ て テ ス ト が 当 ら な か っ た ケ ー ス である と は 言 え な い. 1 回 目 か 2 回 目 か の どち ら. かのテスト結果が正しいということがあり得るからである. 1度目が正しくて2度目が間違っ てい. る場合, その逆の場合, および両方とも正しくない場合の3通りが考えられるが, 今単純に割り切 っ て, 各々の確率が等しいとする. そうすると1回目のテストが正しかった割合は80%になる. この. 数値を信頼度を表す数値とする. 次に誤差を見込む必要があるが, これについては便宜的に不一致 /3を上下にとる. そうすると今の例 では信頼度は80±10%, すなわち70%~90%ということ 率の1 になる. 以上の議論ははなはだ粗雑 で懇意的 であるとのそしりを 免れないであろうが, 検査を評価 す る 1 つ の 試 み と し て 許 さ れる の では な い か と 考 え ら れ る.. 974 ) は男女学生3 05名を対象と そこ で手許にある データにこの方法を適用 してみよう. 岩井 (1 して, 1週間間隔 でYG性格検査を2度実施した. その結果2度とも同 一類内にとどまっ た割合は. 72.5%, 同 一 型 を 示 した も の は 45.6% であ っ た. こ の 結 果 でY G 検 査 の 信 頼 度 を 算 出 して み る と,. 5%~82% 2%~9 1%,典型,準型,混合型の型ま で判定した場合は4 類の判定にと どめる時はおよそ7 であ る. した が っ て, Y G 検 査 に よ っ て 性 格 を A ~ E の 5 つ の 類 に 分 類 す る こ と は, か な り の確 か. らしさがあるが, 典型, 準型, 混合型の別ま でも判定すると間違 っ ている可能性が大分高くなる. 更に典型だけをとり出してみた場合, その類に属するとした判定は92~97%のきわめて高い適中率. 7%となる. いずれにしても典型を示し をもつことになるが, 型ま で限っ た場合の信頼度は62%~8. た も の は,か な り の 確 実 性 を も っ て そ の パー ソ ナ リ テ ィ が と ら え ら れ て い る と い っ て よ い であ ろ う.. 22名に学童用YG検査を1 ヶ月間隔で実施し, 1, 2 976) は小学3年生と5年生計2 次に大黒 (1 5%より大分低いが, この差は発達段 3%を得た. この 一致率は岩井の72. 回とも同類 である割合5 7. ) な どに よ る も の 階 の ち が い, 学 童 用 と 成 人用 と い う テ ス ト の ち が い, そ れ に テ ス ト 間 隔 の ち が い注 , 注) 同様に再検査効果もこの場合考えないことにした.. 注) 本稿で提起した信頼度の問題点の1つは, 再検査期間が, 1, 2週間の場合と, 1ヶ月ぐらいの時とで, 一致 率が多少異なってくることである. したがって標準的な間隔をきめておく 必要がある. また同一のテストでも対 象者の年令によって信頼度が異なってくることも注意する必要がある.. 38.

(4) . 学童用YG性格検査の信頼度の検討と3年後における変化の追跡. と思われる. この場合, 信頼度は57%~86%で, 最悪の場合40%強の誤りを見こまなければならな いこ と に なる,. さて以上の検討はYG検査の類型についてのみ であっ た。 しかし各尺度についても同様な検討が 可能 である. 岩井 (19 4) は尺度値の変動を調べていない。 そこ で筆者は学童用YG検査 の信頼度 7 を上述の方法で, 類型レベル, 尺度レベ ルそれぞれについて検討してみることにした。 これが本研 究の目的の1つである, ところで2度のテストにおける結果の一致率 (又は不一致率) は, テスト の安定性または変動度 (偶然の要因によって結果の変る程度) の指標とみなすことができる. 従来. この安定性は相関 (再検査信頼性係数) で表わされてきた. しかし相関はどの程度の一致, 不一致 があ る か を 示さ な い し, ま た 一 致 率 と 必 ず しも パ ラ レ ル では な い. そ こ で, た と え ば,7 と か.8 と い. う相関が具体的にはどの程度の一致不一致を表わすのかを知りたいというのも研究の1つの動機で あ っ た.. 次に個人のパーソナリティ のある側面は年月とともに変り, 他の側面はあまり変らないかもしれ ない. この比較的変りやすい性格特性は何 であり, 変りにく い特性は何 であろうか. 星野・山本 (19 65 )は大学生19人に入学時と3年または4年時にYG検査を実施し, 各尺度ごとの変動を調べ. た. 標準点でみて変化した人と変化しなかった人との比をとっ て比較すると, 抑うつ性, のんきさ, 思考的外向, 回帰性傾向などでは変化したものの方が多く, 劣等感, 攻撃性, 支配性な どでは変化 しないものの方が多かった. したがって前者は比較的変りやすい性格特性, 後者は変りにくい特性. と 考 え ら れ る と 著 者 らは 述 べ て い る. し か し, こ こに 一 つ の 疑 問 が生 ず る も しか す る と, 前者 の .. 尺度はもともと不安定で変動 の大きい尺度ではないのか, もしそうだとすれば上記のよう に単純に は結論を引き出せなくなる.当然,パーソナリティ に変化の生じうる期間の変動からパーソナリティ. の変化のあり得ない短い期間における変動を差し引いて考えなくてはならないことになる いずれ . にせよ, 2年なり3年なりの年月を経て同一のテストを行っ た場合, そこに どのような変化が見ら れるかは興味深い. この点を追求するのが本研究のもう 1 つ の 目 的 であ る. 1 1 。 目的及 び方法 1) 学童用YG性格検査の信頼度 (安定度と結果の確からしさ) を検討する. 1週間間隔で2度 テストを行い, 類型レベ ル, 尺度レベルの両者について 一定の基準で一致率または変動率をしらべ る,. 被験者:北海道教育大学附属札幌小学校5年生, 男子38名, 女子42名, 計80名, 検査日時:1974年7月 検査者:心理学専攻の学生 (教育実習生としてこれらのクラスを担当した). 1回目のテストのあと再度のテ ストを示唆するようなことは言っ ていない, 2) 小5時のYGプロフィ ールと中2時のそれとを比較し, その間の変化を検討する すなわち, . 類型, 尺度値などに どの程度の変動がみられるかをしらべ, これを小5時における変動との関係 で 吟味する.. 被験者:北海道教育大学附属 札幌中学校2年生. この中より,′ j ・5時にYG検査を受けた,男子35 名, 女子34名のデータを使用する. 検査用具:YG性格検査 (中学生用) 検査者:各担任教師 検査日時:1977年7月 . 39.

(5) . 大. 黒. 静. 治. m. 結果とその考察 1. 学童用YG検査の信頼度 (1週間間隔での変動). 1) 類型レベルでの検討 男 女 80 人 の プ ロ フ ィ ー ルを A ~ E の 5 つ の 類 に 分 類 し,1 度 目 の 判 定 と 2 度 目 の そ れ と の 関 連 を. みたのが表1である. 全体としての一致率は 68.8% と な っ て お り, し た が っ て 信 頼 度 は 79±10%, すなわち6 9%~8 9%となる. この値は岩井 (19 ) の大学生 での数値72%~91%にきわめて近い. 74. 先にあげた筆者のデータより大分高くなっ ているが, 先のデータでは3年生が半数を占めているこ と と, そ れに 間 隔 が 1 ヶ 月 と 長 か っ た た め に 低 か っ た も の と 思 わ れ る. こ の デー タ か ら, 学 童用 Y. G検査の結果を類別 で判定した場合, 5年生 では約7 0%~90%の確からしさがあるということにな. る. 各類はさらに典型, 準型, 混合型と分けられるが, 典型と準型は程度の違いだけで同一型とみ なし, 各類を典型・準型と混合型の2つに分けて検討してみた. 前者が同一型にと どまる率は60.. 9% であ り, 同 一 の 類 に と どま る 率 は 76.1% と な っ た. こ れは そ れ ぞれ 61% ~87%, 76% ~92% の. 信頼度となる. したがっ て, 典型と準型に関しては, これを区別せず同一型とみなした場合, その 判定の信頼度は微 妙なところであるが, 同じ類の混合型 である可能性ま で含めればかなり確度は高. 4%, 同じ類に入る割合が いと言えよう. それに反して混合型の場合は, 同じ型にと どまる率が29. 58,8%で, 辛う じて59%~86%の信頼度 で類による判定ができるにすぎない. 要するに児童 の性格 ′ 類型を, C, C′ , ACなどと判定した場合, それが, C (典型) 又はC (準型) であれば, 真の性 格類型が AC を含めたC類 である確率はかなり高いが, AC(混合型) であればその確率はそれ程高 く は な い と い う こ と に な ろ う,. 次に 類 型 に よ っ て 一 致率 の 違 い が あ る か どう か と い う 問 題 があ る. 表 1 では, E 類, C 類, D 類 の 一 致 率 が 比 較 的 高 く, A 類, B 類 の そ れ が 低く な っ て い る. し た が っ て, E, C な どと判 定 さ れ. た場合, その確度はA, Bなどと判定された場合より高いことになるが, なにぶんサン プル数が少 な いの で 断定 的 な こ と は 言 え な い. 小 3, 小 5 計 220名 の デー タ (大 黒 1976) では, C 類 の み がと び抜 け て 高く, B 類 が最 も 低く な っ て い る ほ か, A, D, E が ほ ぼ 同 列 に 並 ん で い た. ま た, 大 学. 生 の デー タ (岩 井 1974) では, D, E の 順 に 高く, 次 い でB, C が 並 び, A が最 も 低く な っ て い る.. 以上からみると, C, D, Eな どが比較的一致度 が高く, A, Bが比較的低いように思われるが,. こ の 点 に つ い て は 後 の 検 討 に 待 ち た い, な お 男 女 別 に 一 致 率 を み る と, 男 子 が 60.5%, 女 子 が76. 2% と な っ て い て, 女 子 の 方 が 一 致 率 が 高 い よ う であ る が, 統 計 的に は 有 意 でな い (X2;2.28 ,P >. .10) .. 表1 2回目. A. 1回目. B C. B. C. D. E. 計. 12. 1. 3. -. 2. -. 17. 3. 1. 7. 1. -. 1. -. 11. ー. ー. 1 5. 3. D E. 計. 1. 2. -. 20. 1. 15. 1. -. 20. 1. 6. 12. 4. 2. 一. -. 23. 1 3. 18. 2 0. 6. 0 8. 10 0. 68. 8. 一致率. %. 52.2. 53.8. 83 ,3. 75. 〃 男. 〃. 40. 40. 66. 7,. 78, 6. -. 6 0.5. 61.5. 62 .5. 1 00. 66. 7. 100. 76 2 .. 〃 女 〃 40. A. 類型間の変動 (小5( 1 )-小5( 2 ) ).

(6) . 学童用YG性格 検査の信頼度の検討と3年後における変化の追跡. 表2. 再検査相関. 尺度. 男子. 女子. 全. 辻岡. D. .57 ,71. ,71. .67. .80. ,72. .73. ,73. .84. ,85. N. .82 ,81. ,78. .81. 0. ,79. ,88. ,83. Co. ,81 .84. .79. Ag. .72. ,76. ,49. ,72. ,60. .74 .71. C 工. ,78. R. .77. ,79. ,79. G. ,70. ,80. ,82. T. ,80. ,69. ,77 ,67. .69. A. ,78. .80 .82. ,74. , 79. ,80. .78. ,79. .78. ′. S. 2) 尺度レベル での検討 まず尺度ごとに粗点をもとにして1度目と2度目の相関を算出してみた その値が表2に示され 。 ている. 表の右端の欄はYG検査の手引き (辻岡1 960) に記載してある再検査相関 である. 得られ た相関はD, Ag , Tの3尺度が多少低いほか, 辻岡の相関とほぼ同程度 である。 D, Agに関しては 男子の相関が異常に低いのがひびいて いる. さてこの種の質問紙テストで得られる再検査信頼係数 はふつう.7から.8であり, したがっ てその程度の相関があれ ば一応の信頼性(安定性)はあるとさ. れるのであるが, その場合, 実際の得点の上 でどの程度の一致 不一致がみられるの であろうか , 。 両者は必ずしも平行するもの ではないであろう そこ で類型の場合と同様に 2度の測定値の一致 。 , 度を各尺度について調べてみた. この場合は一致しなかったものの割合 がその尺度の不安定性 (偶 然的な要因によっ て結果が左右される程度) を示す変動率として用いられることになる , ところで尺度得点の一致, 不一致を問題にする場合, 粗点 で同点であった場合のみを一 致とみな すのは適切 ではない. 測定誤差を考慮して, ある程度以下のちがいは同一とみなすべき であろう . 衷3 尺度. 男. 変動率%. 標準点 で変動 の見 られたものの 割合. 子. (2以上). 女 変動率%. 子 (2以上). 全 変動率%. 体 (2以上). D. 60,0. (14.3). 61.8. (17.6). C. 60,9. 45.7. (15.9). ( 2,9). 50,0. (. 工. 47.8. 31,4. ( 1,4). (. 0). 44.1. ( 2.9). 37.7. 37,1. ( 1,4). ( 5.7). 50.0. (. 0). 43.5. ( 2,9). ‐ N. 0). 0. 40,0. ( 2.9). 41.2. Co. ( 5.9). 40.6. 45,7. ( 4.3). ( 2.9). 52.9. Ag. ( 5.9). 49,3. 54,3. ( 4.3). (14.3). 38.2. (. 0). R. 46,4. 34.3. ( 7.2). ( 2,9). 47,1. (. 0). G. 40,6. 28,6. ( 1,4). (. 0). 41.2. (. 0). (. T. 34,8. 62.9. (14,3). 44.1. A. ( 2,9). 53.6. 57.1. ( 8,7). ( 2,9). 38,2. ( 5,9). S. 47,8. 60,0. ( 4,3). (11.4). 52,9. ( 8.8). 40,6. ( 5,8). 0). 41.

(7) . 大. 表4. 黒. 静. 治. 粗点 で2点以上変動 したものの割合. 子. 女 変動率. 3 55.. (18 .4). 40. 5. 23. 7. 9) (7.. 33.3. I. 9 7.. 6) ( 2.. N. 23, 7. 尺 度. 変動率. D. 男. (内3点以上). 子 (内3点以上). 全 変動率. 体 (内 聴 以上). 4) 1. (2. 47.5. 0.0) (2. (7.1). 2 8.8. ) ( 7.5. 0 19.. (4.8). 3. 8 1. 8) ( 3.. 9) (7.. 23. 8. (2 .4). 2 3.8. (5 0) ,. 18 .4. 6) ( 2.. 4 21,. (7.1). 0. 0 2. 0) (5 .. Co. 1 5.8. (5.3). 0 1 9.. 8) (4.. 1 7. 5. ( 5. 0). Ag. 36. 8. (13.2). 8 23,. 8) (4.. 0,1 3. ( 8.8). 6) ( 2.. 3, 8 2. 8) ( 4,. 0.1 2. ( 3. 8) (3.8). C. 0. ・. R. 1 5.8. G. 4 18.. 9) (7.. 6. 2 2. (. 0). 6 22.. 34.2. ) (1 3.2. 31. 0. 9) (11.. 3 2. 5. 2. 5) (1. A. 4 18,. 6) ( 2.. 23 ,8. 8) (4.. 3 2 1,. 8) ( 3.. S. 4 18.. (5 .3). 2 3.8. 1) (7.. 3 2 1.. ) ( 6.3. T. 1つの方法として換算点 (標準 点) を用いる手がある. 学童用YG検査の粗点は0~8点の範囲 で あるが, これを1~5の標準点に換算するようになっ ている. この標準点でみて2度のテスト結果 が一致しなか づたものの割合を示したものが表3である. 表の右側 ( ) 内にはその中で2 点以上 の変化を示したものの%をのせてある. 表3をみると各尺 度の変動率がきわめて大きいのに (.7か 8の相関があり しかも特定方向への変化も認められないのに) 驚かされる. これでみる限り, 標 ら. 準点というものの信頼度はきわめて低いということに なり, 標準点によりかかることは 危険である ことがわかる. しかし実は, 粗点の1点のちがいが標準点の変動を生じさせることも少なくないの で, これをもっ て尺度の信頼性を云々 することは酷であろう.そこ で粗点 上 で L点の変動は無視し, 2点以上変化したもののみを変動者とみなすことにした. 表4はそのように して出した変動率であ る (粗点 で2 点動けば, 中央に位置する場合の1部を除いて標準点も変動する) . 右側の ( ) 内は その中 で3点以上変動したものの割合である. 表4によっ て変動率の 比較的大きな尺度, 小さな尺 度をみてみると, D抑うつ性, がきわ立っ て大きく, 次い でT思考的活動性, Ag 攻撃性, C回帰性. の順に変動性が大きい. これらは不安定 でしたがっ て信頼性の低い尺度ということになる. これに 反して, 1劣等感, Co協調性の2尺度は安定していて 信頼度が高い. 残りの尺度も一応の信頼度は 保っ ているものとみられる.男女間では,男子は Ag 尺度の変動率が大きいのに女子はそれ程でもな. く, 逆にC尺度は女子の変動が大きいのに男子はそれ程でもないなどのちがいが見られる. 類型レ ベ ルの検討同様, 性差の問題は今後の検討事項の1つ であろう. なお, 変動率の大きなD, T, Ag , C尺度などはやはり相関が低く, 1をはじめ変動の少ない尺度では比較的高い傾向がみられる. し かし両者は 必ずしも平行するわけではない (両者の順位相関は,.72 であっ た) .. と こ ろ で先 に み た ごとく, 星 野 ・ 山 本 (1965) は, D, R, T, C な どの 尺 度 は 大 学 2, 3 年 間. で変動したものの割合 が大きく, したがっ てこれらは 比較的変化しやすい性格特性であろうと推論 .T, Cなどの尺度の信頼度(安定度) している. しかし, もし児童の場合と同様に成人の場合もD, が も と も と 低 け れ ば, こ の よ う に 単 純 に は 言 え な い こ と に な る. こ の 点 に つ い て は 次 節の 問 題 と な. る.. 42.

(8) . 学童用YG性格検査の信頼度の検討と3年後における変化の追跡. 表5 ( 1 } 中2 \\\ーミ A B C D E. 計 一致率 % 〃. 男〃. 〃. 女〃. A 5. 1. 2. ー. 類型 間の変動 (小5( 1 )-中2). B. C. D. E. 計. 3. 一. 3. 1. 12. 一. 1 0. l. 26. 3. 1. 2. 4. ー. L. 5. 1. 1. 6. 2. 7. ー. l o. l. 2. 3. 2. 2. 1. 3. 12. 1 9. 11. 16. 1 8. 5. 6 9. 26.3. 3 2 7,. 31 3 .. 55.6. 60. O. 3 7 ,7. 44. 4. 5 0. 2 2. 2. 53. 8. - -. 42 ,9. 1 0. 1 4,3. 4 2 9 .. 6 0. 2. 9. 60. 3 2 ,4. 2. 3年間隔での検査結果の変動 1) 類型レベルでみた変動 小学時代から引き続き在学した男子3 5名, 女子34名, 計69名について, 小学5年時の類型 (1 回目のテストのもの) と中学2年時における類型との関係をみたのが表5である 全体として同類 .. に と どま っ た も の は 37.7% で, 約 2/3 が小 5 時の判 定 と 異 な っ た 類 に 散 ら ば っ て いる 前 節 でみ た . ようにテ ストの信頼度は完全 ではないから, 類型の変った 2/3 す べ て の も の を, 3 年 間 で パー ソナ. リティ が変ったとは言えないことは勿論である.それでは パーソナリティ(YGにおける性格類型) が変ったと思われるものの比率は どのくらいと推定されるであろうか 単純に考えれば, 3年間の . 変動率62, 3%から,ノ i ・5時の変動 率3 1.2%を引いた約30%を, この間に変動したものの比率と推定 することも できよう, しかしこれはいささ か単純化しす ぎた推定値であり, もっ と綿密に検討して み な け れ ば な ら な い であ ろう. しか し, こ こ では こ れ 以 上 深 入 り し な い こ と に す る 男 女 別 では , .. 男子が42. 9%, 女子が3 2. 4%の一致率 で, 女子は小5の時の一致率は男子より高いのに, 3年経っ た場合は男子より低くなっている. すなわち, 男子では小5時より18.4%の低下にとどまっ ている のに, 女 子 では 43.8% も 低 下 し て いる. して み る と 女 子 の 方 が こ の 期 間 に お け る パー ソ ナ リ テ ィ 変. 化の比率が高いのかも知れない. この点も今後興味ある問題 である .. 次 に 類 型 に よ る 一 致 率 の ち が い を み る と, E, D 類 が 比較 的 高 く, 他 の 3 類 が低 いこ と が わ か る .. これと先の表1の結果とを合わせ て考えると, A類, B類とされたものは, もともとその確からし さが低い上, 3年経っ とその3/4近くが他の類にちらばっ てしまうのに対して, D類, E類と判定 さ れた も の は, そ の 時 点での確からしさが比較的高い上 3年後にもその安定度が持続されている , こ と に な る. C 類 の も の は そ の 時 点 での 確 か ら しさ は き わ め て 高 い の に, 3 年 後 に は 他 の 類 に か な. り 散 ら ば っ て し ま っ て 変 化 が 激 し い. しか し な に ぶん サ ン プ ル 数 が 少 な い の でこ こ で の 類 型 に よ る. ちがいを一般化することは無理 であろう. この点も将来の検討に待ちたい. なお, 5年生でやっ た 1回目と2回目のテストの どちらが, 中2の結果とよりよく一致するかという問題があるが, 2度 目と中2との一致率は3 0. 4%で, 1度目とのそれよりやや低かっ たのでこちらの方はとり上げない こ とに し た.. 次に 5 年 生 の と き の テ ス ト で 2 回 と も 同 じ類 に と どま っ た も の は, そ う で な い も の に く ら べ て. パー ソ ナ リ テ ィ がよ り 安 定 し て い る と 見る こ と が でき る が そ の ち がい が3 年 後 の 変 化 に も 現れ て , い る であ ろう か. 一 致 率 は 前 者 が40.8%, 後 者 が30% と な っ て お り, 一 応2 度 の テ ス ト で同 じ類 型. を 示 し た も の は そ う でな い も の よ り, 3年後の変化がより少ない傾向がうかがわれるが その差は , 43.

(9) . 大. 黒. 静. 治. 708 僅かで統計的には有意でない(X2=0 . ,P>.3) . なお, 3度のテストとも同じ類型を示したもの は20人 (29%) で, そのうち9人までがD類 であっ た. また, この被験者群だけのことかも知れな いが, 小5のときとくらべて, 中2 では安 定積極型 (D) と不安定的消極型 (E) という対照的な タイ プが, いずれも顕著に増加 していることが注目される.. 2) 尺度別にみた変動 YG検査は, 学童用が各尺度8項目, 2件法で得点範囲が0~8 であるのに対 して, 中学生用以 上では各尺度I Q 項目, 3件法で0-20の得点範囲になっ ている. したがっ て粗点 でもって一致, 不 一致をきめること ができない. そこ でまず標準点の上で変動をみることにした. なお尺度Tは学童 用 では思考的活動性となっ ていて, 中学生用の思考的内向とは プロフィ ールの方向が逆になっ てい るが, これは後者の方向にそろえた, この尺 度の示す心理的特性が, 学童と中学生とで異なるとす れば, もともと比較は無理なことになるが, 質問内容はほぼ同様なので一応同一尺度として扱うこ と に す る.. 表6は標準点にもとづく相関と変動 率 である. 相関値がはなは だ低いが (特に女子において) ,. これは得点範囲が1~5と狭いことが一部影響しているかもしれない (念のために小5時の相関を 標準 点で計算してみると, 大部分は粗点で計算したのとほとん ど変らなかっ たが, それより.1程度. 低くなったのが2, 3あっ た) . 表2とくらべると, 小5時最も高い相関を示していた1, 0が今回 A もやはり最も高く, D, g , Tは どちらも最下位 グルー プ であるな ど両者はほぼ対応している. し かし小5時で高かったGが今回は低い方に属するなど多少の乱れはある.. 次 に 変 動 率 を 見 て い く と, 最 低 は 1 の 56.5%, 最 高 は T の 79.7%, 12 尺 度 の 平 均 は 66,55% で,. ) の変動率をあげ 965 これは小5時の変動より20%ほ ど大きい. また, 右端に大学生 (星野・山本1 て お い た が, こ ち ら の 平 均 は 5 4.4%である. 星野らの結果と比較してみると, 両者共通して高いの. はR, Tの2尺度で, Co , Dの両尺度もそれぞれ上位を占めている. また, 尺度1はどちらも変動 率が最も少なく, N, Aも共通して低い方である. 他方, 尺度Cや○, Ag などは両方で喰いちがっ ている. このように 一部 で相違 がみられるが, 年令の違いにもかかわらず, 類似の結果がみられた こ と は 興 味 深 い.. 表6 相. 標 準 点 が 変 動 し た も の の 割 合. 数. 男 子. 女 子. 計. 男 子. (内2以上). 24 .. .34. 2 8 .. 68.6%. 9) (22,. 6 7. 6%. (29. 4). 68.I%. 大学生. D. 1) (26.. 7 % 73.. C. 50 .. 17 .. 3 9 .. 62. 9. 6) (8.. 9 55.. (8.8). 4 59.. (8, 7). 63.2. I. 57 .. 55 .. 5 7 ,. 51. 4. (1 7.1). 8 61.. (11 6) .. 4 2. I. 34 .. 38 .. 54.3. (28. 6). 67. 6. 6 0. 9. ) (2 6.1. 4 7. 4. O. 36 .. 44 , ・ .54. (5. 9) (23.5). 56.5. N. 44 .. 71.4. (2 5.7). 67,6. 4. (1 7). 6 9.6. 4 74. Co. 55 ,. 10 ,. 6 ,3. 62 .9. (2 0 ). 4 79.. (23.5). 71.0. ) (20 .3 (21 7 .). 4 79.. (26.5). 65, 2. (20 .3). 42. I. 尺. 度. Ag. 44. 関 係. 尺度別の相関及び変動率 (小5( 1 )-中2). (内2以上). 女 子. (内2以上). 全 体. 52. 6. 2 3 ,. 15 .. 7 .1. 51 .4. 4. 3) (1. G. 36 .. 38 .. 4 .3. 60. 4) (11,. 6 7. 6. (8. 8). 63.8. (1 0, 1). 4 4 7.. R. 52 ,. 14 .. 8 .3. 4 71.. (22, 9). 9. 4 7. (23.5). 4 75.. (2 3, 2). 7 73.. T. 27 .. 32 .. 2 8 .. 77.1. (2 2. 9). 4 82,. (1 7. 6). 79. 7. (2 0. 3). 4 68.. A. 47 .. .41. 42 .. 57.1. 4) (11 .. 70.6. 6) (1 7.. 63.8. (1 4. 5). 42 ,I. S. 54 .. 38 .. 44 .. 60. 4) (11 .. 70.6. (2 6, 5). 65.2. (18 .8). 52. 6.

(10) . 学童用YG性格検査の信頼度の検討と3年後における変化の追跡. 表7 尺 度. 修正変動率. 男 子. 女 子 61.8 %. 58,o %. C. 54.3 % 42,9 37,1. 44,1 44.1. 43.5. 工 N. 48.6. 41,2 47,I 47,I. D. 全. 40,6 44.9. 0. 57,I. Co. 45,7. Ag. 34.3. G. 45,7. R. 52,9. 44,9. T. 37.I 51.4. 52.9. 52.2. A. 42,9. 50.O. 46,4. S. 37,I. 55,9. 46,4. 47,1 47,1. 52,2 46.4 40,6 46.4. さて前節でも述べたように実質的には変っていないのに標準点が変っ てしまうことが少なからず. あるから, 標準点 での変動率をもって, その尺度才黒点の変る割合とするのは問題がある といっ て , も学童用と中学生用と では目盛が異なるから, 粗点 で±2以上変化したものの割合を出すというわ. けにはいかない.そこ で中学生用のプロフィ ールの上に, 小学5年時のプロフィ ールを重ね合わせ , ほぼ相当すると思われるところに小学5年時の得点を プロ ッ トした. その上で標準点は異なっ ても 両者の距離が4点未満のものは変動とは見なさず除外した (4点隔るとごく一部を除いて標準点も 異なる. なお尺度の両端に近い部分 では4点未満 でも変動したとみなしたところもある) . このよう にして出したのが表7の修正変動率 であり, これは表4の変動率に対応するものと考えられる. 修 正前にくらべ, Dが最大になり, R, Coの相対的大きさ が下がるなど多少の違いがみられる 修正 , 変動率 でみると最も変動の大きい尺度はD で, 次い で0, Tとなる. 小さい方では1, Ag の2尺度. であとはほとん ど同じである. 表4の順位と比較してみると, 抑う つ性 (D) , 思考的内向 (T) は ともに変動が大きく, 劣等感(1)は変動が小さい点は共通しているが, 回帰性(C) , 攻撃性(Ag) などは前回が大きい方に属するのに今回は小さい方になり, 客観性 (0) C 協調性 ( o) はその逆に , なっ ているなど両者の順位は必ずしも一致 していない. さ て, 小 5 か ら 中 2 ま で3 年 の 間 隔 があ っ た 場 合 の 変動 率 は 表 6, 表 7 の よう であ っ た が こ の ,. 結果をもって抑うつ性や思考的内向は比較的変化しやすい パーソナリティ 特性であり, 劣等感は変 化 しにく い 特 性 であ る な どと 言 え な い こ と は 既 に 述 べ た と お り で あ る そ れ では パー ソ ナ リ ティ の ,. 変化し易さ, しにくさの指標として何を用 いればよいであろうか. 単純に考えれば, 小5-中2間 の変動は, パーソナリ ティ の変化に尺度そのものの変動性 (偶然による変動) が加わったもの であ るから, この全体の変動から尺度の変動性(この場合小5時に測定した変動)を除いたものが, パー ソナリティ の変化度を示す指標になりうるということになろう. しかしこのように考えて, 今試み. に表7の各尺度の変動率から表4のそれを引いてみると, もともと変動 率の高かった, 抑うつ性や 攻撃性, 回帰性などの値が低くなり, 逆に変動性の低かっ た劣等感, 協調性などの値が高くなる . つまり尺度として安定性に乏しく信頼度の低い性格特性が変化しにくいパーソナリティ であるとい う妙な結論になっ てしまう, これは1週間間隔でみた変動率の違いの方が, 3年間隔でみた変動率 の違いよりも大きいためであるが, しかし, それよりも, もともと不安定で信頼度の低い尺度で測 られたものの差を求める事の方が問題 であろう. 誤差のきわめて大きい数値同士の差を求めてもあ 45.

(11) . 大. 黒. 静. 治. まり意味がないわけ である. そのようなわけ で, パー ソナリティ の変化し易さを示す指標として適 切なものが得られなかったので, どの性格特性が比較的変化しやすく, どの性格特性が変化しにく いのかという問題はこれ以上追求せず, 今後の問題とすることにした. 今回は変化の実態を資料と して 提 出 して お く こ と に と どめ る.. W. 要. 約. 学童用YG性格検査の信頼度と3年後の変化を調べることを目的とし,小学5年生80名に同検査 を1週間間隔 で2回実施し, その後中学2年生に中学生用YG検査を行なっ た, 検査の信頼度, 安. 定度推定の基礎として, 2回のテストの一致率を用いることが提案され, それにもとづいて学童用 YG検査の信頼度が検討された. その結果, 以下のような知見が得られた, 1) A~Eの5類による判 定の信頼度 (結果の確から しさ) は, ほぼ70%~90%であるが, さらに典型・準型と 混合型の区別を加えると, 60%~87%に 下がる. 典型・準型と混合型と では前者の方が信頼度 (確からしさ) は高い.. 2) 尺度別によると, 劣等感, 協調性の両尺度は信頼度 (安定感) が高く, 抑うつ性, 思考的活動 性, 攻撃性, 回帰性などの尺度は信頼度が低い. 3) 3年後のテスト結果との 一致率は, 類の判定では, 37.7% である. 類型によっ て一致率の違い がみられたがサン プル数が少ないため, 類型による差は断定できなかっ た. 4) 同様に尺度別の変動率も算出されたが, これを性格特性の変化し易さ, しにくさに結びつける こ と は でき な か っ た.. なお, 本研究は質問紙検査の信頼度を評価しようと する一つの試み であるが, 残された問題も多 く, 今後さらに方法論的検討や, より 多数の被験者による検討が望まれる. 付記:テストに当られた元本学学生安岡直子さん, いろいろ御協力して頂いた, 附属小学校の高 橋敏憲先生, 附属中学校の上杉正雄先生に深く御礼申し上げます. 文. 献. 4巻1号. 速水敏彦 1 9 76 質問紙性格検査の再検査効果 教育心理学研究 2 3による. 97 2 星野命・山本 1 96 5 詫摩・星野編 「性格は変えられるか」 有斐閣 1 .7 , 第2章p 4 YG性格検査の類型と項目の変動 愛知教育大学研究報告23(第4部, 教育科学編) 97 岩井勇児 1 6 学童用YG性格検査の再検査効果 日本心理学会第40回大会発表論文集 中京大学 大黒静治 1 9 7 l 960 学童用矢田部ギルフォー ド性格検査 心理学評論, Vo 辻岡美延 1 .4 No .1 施採点手引 竹井機器工業 0 96 学童用YG性格検査実 辻岡美延 1 (本学教授・札幌分校). 46.

(12)

参照

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