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幼児における語彙の発達的研究(II)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 幼児における語彙の発達的研究(II). Author(s). 藤友, 雄暉. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 38(2): 63-70. Issue Date. 1988-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5062. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 幼児における語桑の発達的研究 ( 1 1). 藤. 友. 目. 雄. 瞳. 的. 23名の幼 児に対して, その4歳時, 5歳時, 6歳時に, 文が無い, 絵のみによる絵本を刺激とし て与え, 口頭作文を求め, それにより得られた資料をもとに, 語桑の縦断的発達研究をなすことを 目的とする.. 方. の. 法. 被験者 3名 男1. 女1 0名. 4歳時. 平均4歳4 ヵ 月. 計23名. 5歳時. 平均5歳4 ヵ 月. 6歳時. 平均6歳4 ヵ 月. ( 2 ) 実験期日・場所 4歳時. 1983年 1月24日 ~ 2 月23日. 5歳時. 1984年 1月25日 ~ 2月24日. 6歳時. 1985年 1月22日 ~ 2月18日. いずれも, 函館市内の幼稚園において実施された. ( 3 ) 実験材料 「じの な い. 「かさ」 ( 4 ) 手続. え ほ ん」. 太田大八作. ディ ッ ク ・ ブ ルー ナ 作. 福 音 館書店. 1968. 文研出版 1 97 5. 個別面接法による, 被験者は, 「じのない えほん」 「かさ」の順に, 「00ち やん, この絵本を見 てちよよ うだいね, この絵本を見て, お話を作って, 先生に聞かせてちょ うだいね. 先生に何でも. いいから, お話をしてちょうだいね,」と教示され, 口頭作文を求められた, 被験者の反応の記録は, 実験者により筆記によりなされた, 1として, 報告する, 本稿では, 「じのない えほん」 を実験1, 「かさ」 を実験1 〔実験1〕 の結果と考察 表 1 - 1, 表 1 - 2, 表 1 - 3 には, それぞれ, 4歳時, 5歳時, 6歳時における品詞別総語数. が示 さ れ て い る. ま た, 表 1 - 4 には, 各年齢時における総語数と平均が示されている,. 63.

(3) . 藤. 品. 動 形形. 詞. ハ ー0 ^ u J. 名 代 名 固副擬有 名. 感. 動. 詞 詞 詞. 続. 計. q リ. n b. ハ u2J. “ ′. ハ h V. ^ u J. QJ. n X1U n X V. リム. ^ = V. 1 0 n ア0 ム 「 。. ^.. GV. “ ′ ( h V. ^ / ム. ハ u J. ハ.. ^ u J. ワ十. I ←. I▲ ←43 っ ん. ハ .. n X U. 439. 495. 細. 概. 平. 均. 品. 表1一2 5歳時における品詞別総語数 (%) 男 女 詞 詞詞詞詞詞詞詞リR. ムU上 △^ ” = 、V リ Q▲n Uq/ ” ▲ d4 QoU. 動形形 容. に り^ ワ U十. 容 名 代固. 動. 亡 へnり ヮ V十 ^^▲ ムu” み^ J せ ’ リ ムム. 名. 有. I▲I4ハ ハ ム= V. 名 .. 副 志 擬連接 感 擬態語 体 詞詞詞 続 動. 平. 均. 品. 詞. 動形形 容. 容. 動. 名 代固副 名. 有. 詞 詞 詞 詞 詞詞詞. 名. 擬 声 擬態語 連接 体 続 詞 詞詞 感 動 ニ 十 ニ← ロ. 平. 均. 十 ー ー十 ゴ ロ. QっU”Q t リ . .ハ 上.ーU ← リ 、 QQQ UJU ▲ x ”U ’ Q○U nn ′Xn ムU “ ′ ′ム 十. 1Q 上U. QにリUハ ^ ー’リ リ^ムuハJ Q ‘X U. ^ uすJ Q .U. r ヘ^リ =リV に. ハQ Uハ ハ O‘. ^r uヘ^ Jリ Q uリJ. りハ 、=A リV Q U. Jーq←▲ ハ 4U. 697. 表1一3. Q縄 J. ーI IIー .▲▲ ヮ 十Q n .J ふV. 獅. 十 -十口 三. に^”” v’. 1n^ 十Xu ▲ UJ 4 3. 詞詞. 擬態語 体. 十 - 。 ゴ十 ー. 詞詞詞. 動. 連接. 瞳. 表1一1 4歳時における品詞別総語数 (%) 男 女 詞詞 リnn ムvア 46ム ^ = V. 容. 容. 声. 友 雄. 皿 捌. 6歳時にお ける品詞別総語数 (%) 男 ・. 女. ( ヮJ 丁 h U ←。 つ 41「 t リ リ 1^▲=.U ▲ム =UV に リ^ 《 Qサ リU V{ オ ハ《ハ ー リ U Q 上 4 ▲ ,n i′ーム. f UQ U つoワ 心x 36. I( ヱu2J ▲ 4 r 「0U だ 0 QQO Uリ0 42 O X U 1n十 U1 上Q J. = 1U ー 1^ 1. ハ 00 O X U. iせ1 lつ.ム 1 み. Q^. JU3 O X U. UU ウ ′^ R. .ワ←十O 2J n ′ ム. = OV に リ^ P. 1ー ←. VJ O1J1 Q ーn▲. rO ヘX7 リU Q U. 4V Tヮ▲十n n. ーI111 ▲ 4. 鯛. 838. 棚. 790. 計.

(4) . 幼児における語桑の発達的研究 (1 1 ). 表1-4 各年齢時における総語数 (平均) 男 歳. 時. 5. 歳. 時. 6. 歳. 時. 4. 計. 女. 439(33 ) .8. ) 697(53.6 ) 838(64.5. 495(49.5 ). 1, 024( 102.4) 790(79.0 ). 934(40,6 ). 1,721(74.8 ) 1,628(70.8 ). 被験者一人あたりの平均は 4歳時で40,6語 5歳時で7 4, 8語 6歳時で7 0, 8語. であ る, した が っ て, 4 歳 ~ 5歳にかけて語数は, 増大する .. しかし, 男女別にしてみると,. 男 は, 33.8~53.6~64.5語 と, 4 歳 ~ 5 歳 ~ 6歳と語数は増大するが , 女 は, 49,5~102.4~79.0語 と, 4 歳 ~ 5歳にかけて語数が増大する. . いずれの年齢時においても, 男より女の方が語数は大であり, 女児の方が言語発達が先行 してい. る, 表1 - 5 には, 各年齢時における各品詞の使用者数が示さ れている 動詞・名詞は 4歳時です , ,. 00%の使用率である, 代名詞・副詞・擬声擬態語・接続詞・感動詞 は, 5歳時で50%の使用率 でに1 を越える, 形容詞は, 6歳時で50%の使用率 を越える. すなわち, 4歳~5歳にかけて, より多く. の品詞が使用されるようになる, 表1-5 各年齢時における各品詞の使用者数 (%) 詞. 品 動 形 形. 容. 固. 有. 0( 0.0 ) 23(100.0 ). 8(34.8). 詞 名. 冨 U. 詞. 1( 4.3 ) 11(47.8 ). 詞. 擬声・擬 態 語 連. 体. 詞. 接. 続. 詞. 感. 動. 詞. 時. 4(17.4 ). 詞 詞. 名. 歳. 23(100.0 ). 詞 動. 容. 名 代. 4. 詞. 6(26.1). 5. 歳. 時. 23( 100.0 ). 7(30.4) 10(43,5 ). 歳. 時. 23(1 00.0 ) 13(56.5 ). 7(30.4). 23(100,0). 23(1 00,0 ). 13(56.5 ). 2( 8,7 ) 13(56.5 ). 15(65,2) 2( 8,7 ). 4(17.4). 15(65.2 ) 6(26,1). 10(43,5 ). 15(65.2 ). 5(21,7 ). 6. 17(73.9 ). 10(43,5 ). 13(56.5 ). 10(43.5 ) 17(73,9 ) 12(52.2 ). 品詞別の総語数に占める割合は, 名詞十動詞で 4歳時. 6歳 時. 43.7十42,6=86,3% 43,1十37.0=80,1%. 5 歳 時 39,9十36,2=76,1% と な っ て い る, ま た,. 用言. 4歳 時. 体言. 44,6% 46.4% 6 歳 時 39,4% 44,9%. その他. 9,0% 15.9% 65.

(5) . 藤 友 雄 瞳 5歳時. 39.3%. 42.9%. 17.5%. と な っ て い る, こ こ で は. 用言:動詞, 形容詞, 形容動詞 (自立語・活用がある・述語となる) 体言:名 詞, 代名詞, 固有名詞 (自立語・活用がない・主語となる) その他:副詞, 擬声擬態語, 連体詞, 接続詞, 感動詞 (自立語・活用 がない・主語とならない). をさしている, 5歳時と6歳時にはあまり差がみられず, 4歳~5歳にかけて, 用言と体言の割合が減少して, その他の増大がみられる, このことは, 用言を修飾する(副詞, 擬声擬態語) , 体言を修飾する (連. 体詞) 語が増大することに他ならない, 表現はそれだけゆたかなものとなる. また, 接続詞の増大 は, 表現が量的にも増大することを示している, 各年齢時において, 一人あたり使用した 品詞数の平均値は, 男. 女. 計. 5歳時. 3,8 5,6. 4.5 7.3. 4.1 6,3. 6歳時. ・5,6. 7.0. 6,2. 4歳時. である, 4歳~5歳にかけて, より多くの品詞が使用されるようになる. また, いずれの年齢時に おいても, 男より女の方が使用品詞数は大である. また, 個人差も大 であり, 語数について, 女 K,M, 26. 女 S,E,. 4 歳時. 女 K.○, 17. 5歳時. 22. 261. 177. 6歳 時. 40. 68. 143. 141. で あ っ た,. K,0.は, 表 現 は 乏 し い が, そ れ でも, 4 歳 ~ 5 歳 ~ 6歳と語数は増大する ペー ジ1に対する反 ,. 応は, 0,4歳2か月] 寝てる. [K, [K.○,5歳2か月] 寝てる.. [K,0,6歳2か月] 寝てるの,. で あ っ た.. K,M.は, 4 歳 ~ 5歳にかけて語数は, 爆発的に増大するが, 6歳時には, 平均値の7 0. 8語近くま. で減少する. ペー ジ 動こ対する反応は, [K.M.4歳1か月] 寝てる.. [K,M.5歳0か月]寝てね, 眠っ てるの, 本を見て, 眠っ たら, 朝になって, お母さんに, 起こさ れるのです, そして, 眠っ て, ぐっ すり寝て, 寝ぼう してるんです. 眠っ て, ぐっ すり寝ぼうして, 学校にも行かれない, 学校でも, 眠っているのです. [K,M,6 歳 0 か 月] 坊 っ ち ゃ ん が, ぐ っ す り 眠 っ て い ま した, グー グー グー. であっ た, 5歳時の話には, 繰り返しが多いことがわかる. S E , ,は, 4歳~5歳にかけて語数は, 増大する が, 6歳時には4歳時の水準に戻る, しかし, いず. れの年齢時においても語数は大である. ページ1に対する反応は, E [S うんとね, エリ, 夜になれば寝てるんだけど, おしっ こに起きることもある, . .4歳2か月]、 E [S 5歳2か月 男の子 ] .. , むっ ち ゃんて言う人が寝ていました, おふとんの中ですやすや眠って, 66.

(6) . 幼児における語藁の発達的研究 ( 1 1) あ した ま で, 眠 っ て い ま した.. E [S , ,6歳2か月]昔, よっ ち ゃんっ て子が居ました, その子は, とてもいい子で, お母さんの言. う こ と を, ず っ と 聞 い て い ま し た, そ して, 一 日 の 夜 の 日 です そ の 日 は, よ っ ち ゃ ん は い つ も , ,. のとおり8時に寝ました, であった, 5歳時にすでに, 話を作る意図が読みとれる.. 〔実験1 1〕 の結果と考察 表1 1- 1, 表1 1- 2, 表1 1- 3 には, それぞれ 4歳時 5歳時 6歳時における品詞別総語数 , , ,. が示 さ れて い る, ま た, 表1 1- 4 には, 各年齢時における総語数と平均が示されている .. 被験者一人あたりの平均は, 4 歳 時 で54,3語. 5歳時で83 ,7語 6歳時で90 .0語. で ある, した が っ て, 4 歳 ~ 5歳にかけて語数は 増大する , ,. 表1 1一1 4歳時における品詞別総語数 (%). 品. 詞. 動. 詞. 形 形. 容. 詞. 容. 動. 名. 詞. 代 固. 詞. 名 有. 詞 名. 1 冨 リ. 詞 詞. 擬声・擬 態 語 連. 体. 詞. 接. 続. 詞. 動. 詞. 感. 計. 男 230(38.2 ). 均. 計 427(34,2 ). 258(42,9 ). 321(49,7 ). 11( 0.9 ) 579(46.4 ). 21( 3.5 ) 6( 1,0 ). 17( 2,6 ) 2( 0,3 ). 38( 3,0 ) 8( 0.6 ). 4( 0.7 ). 24( 4.0 ). 4( 0.7 ) 19( 3.2 ) 36( 6.0 ) 602. 平. 女 197(30 ) .5. 46,3. 7( 1,1 ) 11( 1.7 ) ) 19( 2,9 4( 0,6 ). 7( 1.1 ) ) 21( 3.3 40( 6.2 ) 646. 64,6. 11( 0,9 ). 43( 3.4 ) 4( 0.3 ). 11( 0,9 ) 40( 3.2 ) 76( 6.1 ) 1,248 54,3. 表1 1一2 5歳時における品詞別総語数 (%) 品. 詞. 動. 詞 容. 形 形. 容. 詞 動. 名. 詞. 代 固. 詞. 名 有. 詞 名. 冨 U. 詞 詞. 擬 声・ 擬 態 語 連. 体. 詞. 男. 273(33.3 ). 329(29.8 ). 392(47.7 ). 10( 0.9 ) 407(36.8 ). 12( 1,5 ). 1 2( 1.5 ) 19( 2,3 ) 3( 0,4 ). 1 8( 2.2 ). 44( 4.0 ). 51( 4,6 ) 17( 1.5 ) 60( 5.4 ) 7( 0.6 ) 13( 1,2 ). 602(31.3 ) 56( 2.9 ). 10( 0.5 ) 799(41.5 ). 63( 3.3 ) 17( 0.9 ) 79( 4.1 ) 10( 0.5 ). 31( 1,6 ). 67.

(7) . 藤 友 雄 接. 続. 詞. 感. 動. 詞. 57( 6.9 ) ) 35( 4.3 821. 計 均. 平. 詞. 形 形. 詞. 容 容. 動. 詞. 代. 名 有. 詞. 副. 詞. 擬声・擬態語 連. 体. 詞. 接. 続. 詞. 感. 動. 詞. 計 ) 675(32.6. ) 454(46.0. ) 487(44.9. ) 941(45.4. ) 39( 4.0 ) 7( 0.7. 48( 4.4 ) 14( 1.3 ). ) 87( 4.2 ) 21( 1.0. ) 4( 0.4 ) 94( 9.5. 22( 2.2 ) 986. 計 平. 女 ) 346(31,9. ) 17( 1.7 ) 2( 0,2. 詞 名. 1,926 83.7. 329(33.4) 1 6( 1,6 ) 2( 0.2 ). 詞. 名 固. 男. 詞. 品. 160( 8.3 ) 99( 5.1 ). 6歳時にお ける品詞別 総語数 (%). 表1 1一3. 動. 103( 9.3 ) ) 64( 5,8 1,1O5 110,5. 63,2. ,. 嘩. 均. 75.8. 31( 2,9 ) 10( 0,9 ). ) 19( 1.8 ) 14( 1.3. ) 10( 0,9 84( 7.7 ). ) 22( 2.0 1,085 108.5. 47( 2,3 ) 12( 0,6 ). 36( 1,7 ) 16( 0.8 ). ) 14( 0.7 ) 178( 8.6. 44( 2.1 ). 2,071. 90.0. 表1 エー4 各年齢時における総語数 (平均) 女. 男 時. 4. 歳. 5. 歳. 時. 6. 歳. 時. 602(46.3 ). ) 821(63.2. 986(75.8 ). 計. 646(64.6 ). ) 1,105( 110.5 1,085(108.5 ). 1,248(54.3 ) ) 1,926(83.7 2,071(90.0 ). しかし, 男女別にしてみると,. 男 は,46,6~63,2~75.8語 と, 4 歳 ~ 5 歳 ~ 6 歳 と 語 数 は 増 大 す る が, 女 は,64.6~110,5~108.5. 語と, 4歳~5歳にかけて語数が増大する, いずれの年齢時においても, 男より女の方が語数は大であり, 女児の方が言語発達が先行してい る.. 1-5には, 各年齢時における各品詞の使用者数が示されている. 動詞・名詞は, 4歳時です 表1 でに100%の使用率である, 形容詞・連体詞・接続詞は, 5歳時で50%の使用率を越える. 代名詞・. 擬声擬態語は, 6歳時で50%の使用率を越える. すなわち, 年齢とともに, より多くの品詞が使用 されるようになる. 表1 エー5 各年齢時における各品詞の使用者数 (%) 詞. 品 動. 詞. 形 形. 容. 詞 動. 容. 名. 詞 名. 代 固 68. 詞. 有. 詞 名. 詞. 4. 歳. 時. 5. 歳. 時. 6. 歳. 時. 23(100.0 ). 23(100.0 ). 23(100 ) ,0. 3(13.0) 23( 100.0 ). 4(17.4 ) 23( ) 100,0. 23(100.0 ). 1( 4.3 ). ) 4(17.4. ) 4(17.4. 4(17.4 ). 11(47.8 ). 13(56.5 ). ) 9(39,1. 16(69.6 ) 6(26,1) 16(69.6 ).

(8) . 幼児における語藁の発達的研究 (1 1 ) 副. 詞. 15(65.2 ). 擬声・擬 態語 連. 体. 詞. 接. 続. 詞. 感. 動. 詞. 6(26,1 ). 18(78,3 ). 5(21,7 ). 8(34.8) 12(52.2 ). 18(78,3 ). 15(65,2 ). 10(43,5 ). 18(78,3 ). 21(91,3 ) 1 4(60,9 ). 9(39,1 ) 1 8(78.3 ) 11(47,8 ). 品詞別の総語数に占める割合は, 名詞十動詞 で, 4歳時. 46.4十34,2=80,6%. 6歳時. 45.4十32,6=78,0%. 5 歳 時 41,5十31.3=72,8% と な っ て い る. ま た,. 用言. 体言. その他. 4 歳 時 36.0% 50,1% 6 歳 時 35,5% 47,9% 5 歳 時 34,7% 45.7% ・. 13.8% 16,6%. 19.6% と な っ て い る. 4歳~5歳にかけて, 用言と体言の割合が減少して その他の増大がみられる 表 , ,. 現はそれだけゆたかなものとなるし, 量的にも増大する. 各年齢時において, 一 人あたり使用 した品詞数の平均値は, 男. 女. 計. 5歳時. 4.8 5,4. 5.6 7,8. 5.2 6.4. 6歳時. 6,4. 7.8. 7.0. 4歳時. である, 4歳~5歳にかけて, より多くの品詞が使用されるようになる, また, いずれの年齢時に おいても, 男より女の方が使用 品詞数は大である. また, 個人差も大 であり, 語数について, 女 K,0, 15. 女 K,M, 28. 女 S.E,. 5歳時. 23. 215. 171. 6歳 時. 44. 61. 194. 4歳時. 152. であ っ た,. K, 0,は, 表現は乏しいが, それでも, 4歳~5歳~6歳と語数は増大する ペー ジ1に対する反 . 応は, [K,0,4歳2か月] 雨降ってる, [K,0.5歳2か月] かささしてる,. [K, 0.6歳2か月] 雨がザーザー 降っ てる.. で あ っ た, 6歳時では, より完全な文となっ ている ,. K,M,は, 4 歳 ~ 5歳にかけて語数は 爆発的に増大するが 6歳時には 減少する ページ1に , , , .. 対する反応は. [K.M,4歳1か月] 雨降っ てる, [K.M,5歳0か月]雨がザーザー降っ て, 大変だなあ, 私どうしてお父さんの所にかさ置いてこな. いと だ め な の か し ら,. 69.

(9) . 藤 友 雄 噂. [K.M,6歳0か月] 女の子がかさを持っていました. お父さんのとこに行かなく っ ちゃ, であっ た, 5歳時には私を主人公として話を作っているのに対して, 6歳時では女の子を主人公と することにより, より客観的に刺激対象をとらえて表現しようとしている. S B ,は, いずれの年齢時においても語数は大である. ペー ジ1に対する反応は, .. E [S , .4歳2か月]うんとね, うちには, かさはいっ ぱいあるけど, 公園で遊ぶ時は, おばあち ゃ んと 一緒に行かないといけないの [S ,5歳2か月] 女の子の ピオち ゃんっ ていう人が, 雨の時, 一 人で公園の前を通りました. ,E. E [S .6歳2か月]昔, よこち ゃんという女の子が居ました, その子は, 雨の日の 公園に出かけて, . お父さんのかさを持 っ て行ってあげました, そうして, お父さんはまだ会社に居て, そうして, か 05号線を通り抜け, さを忘れて行っ ち やっ たのです, それなので, よこち ゃんは, 公園の前を通り,1 そうして, お父さんの会社の近くになりました, であっ た, 5歳時にすでに, 話を作る意図を持 っ ている が, 6歳時にはその話の内容も, より複雑 な構造を持つようになっ ている,. 結. 語. 10 実験1と実験1 こおいて, ほぼ同じ結果が得られたことは, 語桑の縦断的発達についてある 一定 の知見が得られたのではなかろうか, 2 1 ) 藤友 ( )を参照 { ( 1 1 ) 985 ) 986 尚, 幼児 (被験者) の反応の内容的側面については, 藤友 ( , .. 文. 1 ) 藤友雄嘩 ( ( 2 ) 藤友雄瞳. 献. 「幼 児はいかに絵本を読むか」 35-40頁 人文論究 第45号 1 985年 「幼児はいかに絵本を読むか (その1 1)」 1-9頁 ,人文論究 第46号 1986年. 0回大会に於て発表したも 本研究は, 日本教育心理学会第28回総会と, 日本心理学会第5 のに加筆して, まとめたものである, 実験に協力していただいた函館市立松風幼稚園, 北海道教育 大学附属函館幼稚園の先生方, 園児, そして保護者の方々に感謝の意を表 して, 心からお礼を申し 〈付記〉. 上 二げたい,. 70. (本 学助 教授 ・函 館分 校).

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