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第146回 岡山外科会

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第146回 

日 時:平 成13年11月10日(土) 13:00∼16:30 場 所:国 立 病 院 岡 山 医 療 セ ン タ ー 大 研 修 室(4階) 会 長:谷 崎 眞 行 (平 成13年12月17日 受 稿)

1. 動 眼神経 麻痺 にて発 症 した未破 裂 内頚-前

脈絡叢動 脈瘤 の1例

岡山大学脳神経外科

早 瀬 仁 志

西 尾 晋 作

杉 生 憲 志

田 宮

大 本 尭 史

動 眼神 経 麻 痺 にて 発 症 した未破 裂 内頚-前 脈 絡 叢 動 脈瘤 に対 して 血 管 内塞栓 術 を施行 し,神 経症 状 の 改 善 が得 られ たの で報 告 す る.動 眼 神 経 麻 痺 は 内頚 -後 交通 動 脈 瘤 の40%に み られ るが,こ の症 例 は 内 頚-前 脈 絡 叢 動脈 瘤 に よ る もの で,こ れ は 全 脳 動 脈 瘤 の2-4%と 少 数 で あ る.又,本 症 例 は全 身合 併 症 の ため 局 所 麻 酔 で施 行 可能 な 血 管 内 手術 を施 行 し た.

2. 保 存 的治療 を行 った解離 性椎 骨動脈瘤 の検 討

岡山赤十字病院脳神経外科

高 尾 聡 一 郎

重 松 秀 明

鈴 木 健 二

椎 骨 動 脈 解 離 性 動 脈 瘤 の 破 裂 例3例 に 対 し, mid azolamに よ る 鎮 静 療 法, adalatに よ る 降 圧, predonine, glycerinの 脳 圧 降 下 剤 を 併 用 し た保 存 療 法 を行 っ た の で 代 表 例1例 を 呈 示 し,報 告 した.破 裂 椎 骨 動 脈 解 離 性 動 脈 瘤 に 対 して保 存 療 法 を行 っ て 急性 期 を乗 り切 る こ とに よ り,後 遺症 な く社 会 生 活 を送 れ る例 もあ り,治 療 法 の 決 定 には,手 術 適 応 も 含 め,症 例 ご とに 十分 検 討 を行 うべ きで あ る. 3.  短 期 間 に シ ャ ン ト再 建 を 要 した 小 児 脳 室 腹 腔 シ ャ ン ト不 全 例 の 検 討 国立病 院岡山医療 センター脳神経外科 難 波 洋 一 郎 東 久 登 久 山 秀 幸 過 去10年 間(1990年1月 か ら1999年12月 ま で)で, シ ャ ン ト術 後4ヶ 月 以 内 に 感 染 以 外 の 原 因 で シ ャ ン ト再 建 を 要 し た 小 児 例7例(13回)に つ い て 検 討 し た.再 建 時 の 平 均 年 齢 は4.8歳(2M-14歳)で,再 建 ま で の 期 間 は 平 均26.8日(1日-54日)で あ っ た. シ ャ ン ト不 全 の 原 因 は 脳 室 管 閉 塞 が 最 も 多 か っ た. 手 術 方 法(経 前 角 か 経 後 角 か)及 び シ ャ ン トバ ル ブ の 種 類 に は 差 が な か っ た.

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4. 観 血 的療 法 を要 した胸 鎖 関節脱 臼の2例

岡山赤十字病院整形外科

宮 本

東 原 信 七 郎

島 村 好 信

藤 原 一 夫

小 西 池 泰 三

那 須 正 義

小 野 勝 之

今 回我 々 は観 血 的療 法 を要 し た胸 鎖 関 節 脱 臼 を2 症 例 経 験 した の で 報告 す る. 【症 例1】 69歳 男性.主 訴 は 胸 鎖 関 節 変 形.交 通 事 故 に て受 傷.左 鎖 骨 近 位 端 は 前 上 方 に脱 臼 しCT 上 気 管 の 圧 迫像 を認 め た.整 復 位 保 持 が 困難 で あ っ た た め,観 血 的 療 法 施 行.軟 鋼 線 を用 い て胸 鎖 関 節 を締 結 した.術 後,気 管 圧 迫 症 状 もな く,整 復 位 良 好 で あ る. 【症例2】 20歳 男性.主 訴 は頸 部 圧 迫 感.バ イ ク 転 倒 に て 受 傷.意 識 消 失 発 作 を示 した.左 鎖 骨 近 位 端 は胸 骨 後 方へ 転 位 し, CT上 気 管,喉 頭 の右 方転 位 を認 め た.徒 手整 復 に て整 復 位 保 持 が 困 難 で あ っ た た め,観 血 的療 法 を行 っ た.関 節 円板 を摘 出 し軟 鋼 線 を用 い て胸 鎖 関 節 を締 結 した.現 在,意 識 消 失 発 作 は な く整 復 位 良好 で あ る. 【考 察 】 胸 鎖 関節 脱 臼 は希 で あ る.脱 臼 した鎖 骨 に よ り気 管,大 血管 等 が圧 迫 され て今 回 の症 状 が 生 じたの で は な いか と考 え られ る.胸鎖 関 節 脱 臼はCT な どに よ る周 辺 組織 の 詳細 な検 討 が 重要 で あ る. 5.  Weber Type C足 関 節 部 骨 折 の 治 療 経 験 岡山大学整形外科 依 光 正 則 佐 藤 徹 矢 形 幸 久 塩 田 直 史 宮 澤 慎 一 井 上 一 Weber Type C足 関 節 部 骨 折20例20足 に 対 し治 療 を 行 い, X線 学 的 に 内 果-距 骨 間 距 離,脛 腓 間 距 離, 果 間 角,外 反 変 形 及 び 外 旋 変 形 に つ き検 討 し考 察 し た.腓 骨 近 位1/3骨 折 に お い て は 腓 骨 の 短 縮,外 旋 変 形 を矯 正 す るた め に 腓 骨 の解 剖 学 的整 復 が 必要 であ り,骨 傷 の ない 内側 靱 帯複 合 体 損 傷 で も内果-距 骨 間 距 離 の 開 大 を認 め る場 合 に は観 血 的 治療 が必 要 で あ る とい う結 果 を得 た.

6. 石 灰 沈着 によ る手根 管症侯 群の1例

岡山労災病院整形外科

三 澤 治 夫

田 中 裕 三

渡 辺 益 宣

米 田 泰 史

花 川 志 郎

手 根 管 症 侯 群 は何 らか の 原 因 で手 根 管 内圧 が 上 昇 し,手 根 管 内 で正 中神 経 が 圧 迫 され て発 症 す る絞 扼 性 神 経 障 害 の一 種 であ る.手根 管 症 侯 群 の 原 因は様 々 で あ るが 石 灰 沈 着 に よ っ て生 じた手 根 管 症 侯 群 の報 告 は少 な い.今 回我 々 は石 灰 沈 着 に よ り手根 管 症 侯 群 を きた した症 例 を1例 経 験 しその 診 断,治 療,石 灰 化 成 分 な どの 検 討 を行 っ たの で若 干 の 文 献 的考 察 も加 え報 告 す る.

7. 腰 椎分離 すべ り症 に対 す る整復 固定術 の経験

国立病院岡山医療センター整形外科

越 宗 幸 一 郎

中 原 進 之 介

田 中 雅 人

甲 斐 信 生

国 定 俊 之

大 野 尚 徳

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を行 い 良 好 な 結 果 を得 た. 整 復 固 定 術 の 目的 は, PLIFの 母 床 の 確 保 と十 分 な 除 圧 を行 う こ と で あ る.ま た こ の シ ス テ ム を使 用 す る こ とで,す べ り症 の 進 行 に 沿 っ た 円 運 動 に よ る 整 復 が 可 能 に な りス ク リュ ウ の 引 き 抜 き の 危 険 性 が 少 な い こ とや,単 椎 間 で 整 復 操 作 が 行 え る こ と な ど の, メ リ ッ トが あ る.

8.  The Nuss procedureに よ る 漏 斗 胸 手 術

川崎 医科 大学 小 児外科 吉 岡 秀 人 青 山 興 司 岩 村 喜 信 六 車 崇 Nussら に よ り報 告 され た胸 腔 鏡 補 助 下 に金 属 バー を両側 胸 腔 に通 し,胸骨 を前 方 に持 ち上 げ る方 法 は, 肋 軟 骨切 断や 切 除,胸 骨骨 切 も行 わ な い低 侵 襲 の 術 式 で あ り,従 来 の漏 斗 胸 手術 で 問題 と され て きた侵 襲 の大 き さや 美容 的 な 欠 点 が 大 き く改善 され た. 2000年7月 か ら2001年11月 ま で にNuss法 に 準 じ て 漏 斗 胸 手 術 を12例 行 っ た.合 併 症 は 軽 度 の 気 胸 以 外 は 膿 胸1例,血 胸2例,創 感 染1例,術 中 不 整 脈3 例 で あ っ た. 9.  腸 管 穿 孔 を 起 こ した 胎 便 病 の1未 熟 児 例 国立病院岡山医療センター小 児外科 後 藤 隆 文 秋 山 卓 士 今 治 玲 助 症 例 は11日 目女 児 主 訴 は 腸 腔 内 フ リー エ ア ー. 在 胎24週5日750gで 出 生 した が 胎 便 病 に よ る消 化 管 穿 孔 を き た し た.全 身 状 態 不 良 の た め,穿 孔 部 位 の 確 認 は 行 わ ず 拡 張 部 小 腸 を腸 瘻 と し,ド レ ー ン を 挿 入 して 手 術 を 終 え た.術 後6日 目 よ り母 乳 を 開 始 し, 体 重 が1,200gに な っ て 根 治 手 術 を行 っ た. 10. 脾 動 脈 瘤 の1例 倉敷中央病院外科 藤 木 真 人 小 笠 原 敬 三 今 回 わ れ わ れ は 脾 動 脈 瘤 の1例 を 経 験 し た. 症 例 は72歳 女 性,慢 性 肝 炎 の た め 近 医 に てfollow 中 に 腹 部CTに て 脾 動 脈 瘤 を指 摘 さ れ た.直 径5cm と大 き く破 裂 の 危 険 が あ る た め 手 術 の 適 応 と な り, 脾動 脈 の末 梢 に発 生 した もの で あ っ た ため,動 脈 瘤 を含 め た脾 摘 術 を施 行 した.脾 動 脈 瘤 の 治 療 の適 応 は文 献 上,妊 娠,直 径 との 関 係 が 示 唆 さ れ て い るが, これ らの考 察 も交 じえて 本 症 例 を報 告 す る. 11. 膝 窩 動 脈 以 下 の バ イ パ ス 術 に お け る エ ア ー タ ニ ケ ッ ト駆 血 法 国立岡山病院医療センター心臓血管外科 犬 飼 道 雄 山 本 典 良 越 智 吉 樹 藤 田 邦 雄 谷 崎 眞 行 平 成12年11月 よ り,膝 窩 動 脈 以 下 の バ イ パ ス 術12 症 例 に エ ア ー タ ニ ケ ッ ト駆 血 法 を用 い た 血 行 再 建 術 を 行 っ た.同 法 に よ る 血 行 再 建 術 は 吻 合 手 技 が 容 易 で,鉗 子 類 に よ る被 吻合 血 管 の 損 傷 の な い術 式 で あ っ た.開 存率 向 上 の 可 能性 も あ り,膝 窩 動 脈 以 下 の バ イパ ス術 に 有 効 で あ る と推 察 され た.

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12. 心房 細動 に対 す る低侵 襲 メイ ズ手術(畑 変 法)の 検討

心臓病センター榊原病院外科

津 島 義 正

隆 登

松 本 三 明

濱 中 荘 平

吉 鷹 秀 範

末 廣 晃 太 郎

大 谷

児 島

長 尾 厚 樹

宮 原 義 典

榊 原

低 侵 襲Maze 65例 で は,洞 調 律 復 帰 率76%(f波 高0.2mV以 上 で は96%)は 十 分 に 高 率 で あ っ た.他 の 心 臓 手 術 に 併 せ て 施 行 さ れ る場 合 の 基 本 術 式 と し て 普 及 し う る有 用 な 術 式 と考 え ら れ た.し か し,退 院 時 に 洞 調 律 で あ っ た50例 で の 検 討 で,術 後 退 院 ま で のaf・ATは64%に み られ た.な お 一 層 の 成 績 向 上 に は,術 後 の 電 気 生 理 学 的 検 討 を 加 え る必 要 が あ る と考 え ら れ た.

13. 責任病 変 が対 角枝 で あった左室 自由壁破裂 の1例

岡山大学心臓血管外科

末 澤 孝 徳

手 取 屋 岳 夫

中 井 幹 三

廣 田 真 規

立 石 篤 史

佐 野 俊 二

症 例: 58歳,男 性. 主 訴:失 神,胸 部 痛,腹 痛. 現 病 歴: H13. 7.21,起 床 時 に 突 然 の 胸 痛 が 出 現. 胸 痛 は す ぐに 軽 快 し,心 窩 部 か ら 腹 部 に か け て の 軽 い 疼 痛 とな っ た.近 医 に て 心 筋 障 害 を 示 唆 す る所 見 な く,胃 炎 と して 治 療 を 受 け た が 効 果 な く, 1週 間 食 欲 低 下 が 続 い た. 7.28,出 勤 後 突 然 失 神 発 作 を 来 た し,当 院 救 急 外 来 搬 送 と な っ た. 現 症:心 電 図 上I, aVLにSTの 上 昇 を み と め た.心 エ コ ー 検 査 に てcoagura tamponadeを 認 め た. JCSは300点.胸 部 造 影CTで 解 離 の 所 見 を 認 め ず,左 冠 動 脈 造 影 に て, D1が 中 枢 側 で 完 全 閉 塞 し て い た.対 角 枝 の 閉 塞 に よ るAMIに 伴 っ た 左 室 自 由 壁 破 裂 の 診 断 に て 緊 急 手 術 と な っ た. 手 術 所 見:左 室 自 由 壁 にoozing ruptureを 認 め, 上 行 大 動 脈-D1に バ イ パ ス 術 を 施 行.破 裂 部 に フ イ ブ リ ン グ ル ー を 塗 布 し,タ コ コ ン ブ 及 び,テ フ ロ ン フ ェ ル トに て 被 覆 し,閉 胸 し た. 術 後 経 過:患 者 は 術 翌 日 よ り徐 々 に 意 識 が 回復. 神 経 学 的 異 常 を認 め る こ と な く術 後37日 目 に 退 院 と な っ た.文 献 的 に 左 室 自 由 壁 破 裂 症 例 の ほ とん ど は, 前 下 行 枝 が 責 任 病 変 と な っ て お り,対 角 枝 を 主 座 と し た 症 例 は 希 で あ る.そ の ほ とん どはoozing rupture で あ り, blow-out ruptureと 比 し て 良 い 経 過 を た ど る も の と 思 わ れ た.

14. 臓 側胸 膜 か ら気 漏が 確認 され た 月経 随伴性 気胸

岡山赤十字病院外科

青 景 圭 樹

森 山 重 治

名 和 清 人

古 谷 四 郎

尚 志

内 藤

池 田 英 二

高 木 章 司

澤 田 茂 樹

市 原 周 治

病理

国 友 忠 義

胸 腔 鏡 下 で臓 側 胸 膜 の 異所 性 子 宮 内 膜症 病 変 か ら 気 漏 を認 め た1例 を経 験 した の で報 告 す る. 44歳 女 性.胸 部 違 和 感 が あ り胸 部 レ線 で気 胸 を指 摘 され, 胸 腔 ドレ ナ ー ジ施 行. CA125が400と 増 加 し て い た の で,月 経 随 伴 性 気 胸 を 疑 っ た.退 院 す る も再 発 し; 審 査 胸 腔 鏡 手 術 を施 行.横 隔 膜 に 病 変 を 認 め 生 検 し,

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異所性 子 宮 内膜 症 と診 断 され た.胸 腔 内 に 多発 して い る場 合 に は手 術 の み で な くホ ル モ ン療 法 な ど を加 え る こ とが 肝 要 で あ る. 15. 特 発 性 縦 隔 気 腫 の3例 国立病院岡山医療センター外科 大 谷 真 一 東 良 平 河 合 俊 典 われ わ れ は特 発 性 縦 隔気 腫 の3例 を経 験 した.症 例 は21歳 の 男性, 26歳 の女 性, 26歳 の女 性 で,主 訴 は前 胸部 痛 で あ っ た.全 例,胸 部X線 お よび胸 部CT に て縦 隔 内 の気 腫 象 を認 め,特 発 性 縦 隔気 腫 の診 断 で保 存 的 治 療 をお こな い,約7日 間 で 症 状,画 像 所 見 ともに 改善 した.特 発 性 縦 隔 気腫 は 比 較 的 ま れ な 疾 患 で あ るが,治 療 は安 静 の み で よ く,予 後 は 良 好 であ る. 16. 前 縦 隔 原 発 血 管 腫 の 一 例 川崎医科大学胸部心臓血管外科 久 保 陽 司 森 田 一 郎 田 淵 篤 平 林 葉 子 正 木 久 男 種 本 和 雄 縦 隔腫 瘍 の 中 で は稀 な 前縦 隔 原発 血管 腫 の一 例 を 経験 した の で報 告 す る.症 例 は59歳 女 性.健 診 の 胸 部単 純X線 に て 異常 陰影 を指 摘 され,精 査 後 手 術 を 施行 した.病 理 組 織 検 査 で,海 綿 状 血管 腫 と診 断 し た.術 前検 査 で特 異的 な所 見 が 乏 し く,境 界 明 瞭 な 腫 瘍 を認め た場 合 は,本 疾 患 も考 慮 す る必 要 が あ る と思 わ れ た.

17. 肺 原 発spindle cell carcinomaの1切 除 例

岡山大学腫瘍 ・胸部外科 原 文 堅 山 中 陳 靖 青 江 基 岡 部 和 倫 佐 野 由 文 伊 達 洋 至 安 藤 陽 夫 清 水 信 義 症 例 は52歳 男 性,健 診 発 見.自 覚 他 覚 症 状 な し. 重 喫 煙 者.可 溶 性IL-2レ セ プ タ ー と βHCGの 上 昇 を 認 め た.胸 部CTで 右 中 縦 隔 か ら上 縦 隔 に か け て 径8cmの 腫 瘤 を認 め,右 上 葉 切 除, ND2a郭 清 を 行 っ た.病 理 病 期 はT4N0M0P3D0E0PM1 stage Ⅲ

B,病 理 診 断 でspindle cell carcinomaで あ っ た. 本 疾 患 は 非 常 に 稀 で 報 告 例 も少 な い.第3版WHO 肺 腫 瘍 の 病 理 分 類 に て 独 立 し た 病 型 と な っ た.文 献 的 考 察 と と も に 報 告 す る. 18. SLEに 合 併 し た 食 道 憩 室 症 の1例 岡山大学消化器腫瘍外科 繁 光 薫 楢 本 良 夫 羽 井 佐 実 白 川 靖 博 片 岡 正 文 磯 崎 博 司 田 中 紀 章 全 身 性 エ リ テ マ トー デ ス に 合 併 し た 食 道 憩 室 の1 治 験 例 を 経 験 し た.症 例 は54歳,女 性.主 訴 は 嚥 下 困 難,嘔 吐. 1979年 よ りSLEに て 加 療 中,食 道 憩 室 を指 摘 さ れ,こ の 下 方 の 食 道 に 狭 窄 を き た し,誤 嚥 性 肺 炎 ・逆 流 性 食 道 炎 を く り返 す た め,手 術 適 応 とな っ た.可 及 的 低 侵 襲 と す べ く,小 開 胸 ・胸 腔 鏡

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補 助 下 で 憩室 切 除術 を施 行,憩 室 切 離 断 端 を肋 間 筋 弁 で被 覆 した.術 後 経 過 は良 好 で,透 視 に て 食道 の 停 滞 ・狭 窄 を 認 め な か っ た. 19. 特 発 性 食 道 破 裂 の1症 例 国立病院岡山医療 センター外科 柿 下 大 一 田 中 信 一 郎 岩 崎 弘 登 植 田 宏 治 藤 岡 正 弘 小 橋 雄 一 野 村 修 一 湯原温泉病院 秋 山 一 郎 川 上 俊 爾 特 発 性 食 道 破 裂 は 比較 的 まれ な疾 患 で あ るが早 期 に 適 切 な処 置 を と らな け れ ば 重 篤 な経過 をた ど る こ との あ る救 急疾 患 で あ る.中 年 男 性 に 多 くみ られ, 典 型 的 に は 嘔 吐 に 続 発 す る胸 背 部 痛,心 窩部 痛,呼 吸 困難 な どで発 症 す る.治 療 は 発 症 後 早 期 であ れ ば 期 的縫 合 閉鎖 が可 能 で あ る.今 回我 々 は,発 症 後 早 期 に 診 断 され,一 期 的 縫 合 閉鎖 を行 うこ とで早期 に 軽快 した特 発 性 食道 破 裂 の1例 を経 験 したの で 報 告 し ます.

20. Long skin rollを 用 い た 食 道 再 建 術

岡山大学消化器 ・腫瘍外科 白 川 靖 博 猶 本 良 夫 羽 井 佐 実 繁 光 薫 片 岡 正 文 磯 崎 博 司 田 中 紀 章 症 例 は64歳 男性,前 医 に て 食道 亜 全 摘 右 結 腸 再建 を施 行.術 後 再建 腸 管 の 壊 死 を来 た し,遊 離 空 腸再 建 を試 み る も血 流 不 全 に て 断念.食 道 再 建 目的 に て 当 科 紹 介 入 院 と な っ た.本 症 例 に 対 しDP flapに よ るlong skin rollに て 食 道 再 建 を行 い,良 好 な 結 果 を 得 た の で 報 告 す る.

21.  Double Stapling Methodに よ るB-Ⅰ 再 建 術 の 検 討

玉野 市 民病 院外 科 富 井 邦 年 須 田 学 池 田 敏 夫 幽 門 側 胃 切 除 後 の 再 建 に 際 し, Double Stapling Methodに よ るB-Ⅰ 再 建 術 を6例 経 験 し た. 結 果: PCEEAR 28mmを 使 用 し た1例 で 軽 度 の 狭 窄 を 認 め た.全 例 で 縫 合 不 全,出 血 な どの 合 併 症 は 認 め な か っ た.吻 合 に 要 し た 時 間 は15分 か ら20分 で あ っ た. ま とめ:本 法 は よ り生 理 的 で,安 全 か つ 短 時 間 に 安 定 し た 吻 合 を行 う こ と が で き る 有 用 な 術 式 で あ る と思 わ れ る.

22. 右肺 葉切 除後 の噴 門部 胃癌 に対 して 胃全 摘術 を施 行 した1例

岡山大学腫瘍・胸部外科

土 手 秀 昭

太 田 徹 哉

中 西 英 博

村 上 正 和

土 井 原 博 義

平 井 隆 二

清 水 信 義

患 者 は75歳,男 性.既 往 歴 はH 9年9月 に 右 肺 癌 (stage(特)A)に 対 し,右 下 葉 切 除 術,術 後 気 管 支

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瘻 合 併 の ため右 肺全 摘 術 十大 網 充 愼 術 を施 行 され て お り,近 医 通 院 中に 噴 門部 胃癌 を発 見 され 当科 紹 介 とな る.術 前 片 肺 呼 吸 の ため 低 肺 機 能 を呈 し,ま た 労作 時 呼 吸 困難 が強 くHugh-Jones(企)度 であ った. 低 肺 機 能 患 者 にお け る上 腹 部 手術 は,術 後 の 呼 吸機 能 低 下 の 問 題 もあ り,術 式 の選 択 に対 して慎 重 な検 討 を要 す る と思 わ れ る.

23. 当院 に おけ る残 胃癌手 術症例 の検 討

倉敷第一病院外科

松 田 英 祐

為 季 清 和

石 田 敦 之

享 子

史 人

中 嶋 健 博

平 成13年4月 か ら半 年 間 に 当 科 で 経 験 し た 残 胃 癌 は4例 で あ っ た.初 回 悪 性 例2例 はB-Ⅰ 法 で 再 建 さ れ,胃 体 部 に 癌 が 発 生 し,中 分 化 型 腺 癌 で あ っ た. 初 回 良 性 例2例 はB-Ⅱ 法 で 再 建 され,吻 合 部 に 癌 が 発 生 し た. 初 回切 除か ら残 胃に癌 が 発 見 され る までの期 間 は, 初 回悪 性 例 が10年 以 内 で あ るの に対 し,初 回 良 性例 で は30年 以 上 と長 い傾 向が み られ た. 残 胃癌 に お い て も積 極 的 に根 治 術 を 目指 す べ き と 思 わ れ た.

24. 消 化 管 出 血 を 繰 り返 した 空 腹Gastrointestinal stromal tumor (GlST)の1例

岡山済生会総合病院外科 藤 枝 真 司 三 村 哲 重 山 辻 知 樹 山 本 剛 小 野 亮 子 村 田 宏 岸 本 浩 行 藤 原 俊 哉 野 崎 哲 森 下 紀 夫 仁 熊 健 文 高 畑 隆 臣 赤 在 義 浩 岡 本 康 久 木 村 秀 幸 大 原 利 憲 筒 井 信 正 広 瀬 周 平 症例 は79歳,男 性.繰 り返 す 下 血,貧 血 の精 査 目 的 に て 入院 とな っ た.上 部 消 化 管,大 腸 内視 鏡 に て 異 常 は認 め ず,造 影CTに て腹 腔 内 に腫 瘤 を認 め た. 小 腸造 影 で は 明 らか な通 過 障 害 は認 め ず,圧 迫 に て 隆起 性 病 変 の存 在 が 示 唆 され た.上 腸 間 膜 動 脈造 影 に て 腫 瘍 濃 染 像 を 認 め,小 腸 腫 瘍 を 疑 い 空 腸 部 分 切 除 を行 な っ た.壁 外 に 発 育 す る 腫 瘍 で,病 理 診 断 は GIST (Gastrointestinal stromal tumor)で あ り, 粘 膜 面 に は 出 血 源 と思 わ れ る 潰 瘍 を 認 め た. 25. 最 近 経 験 したGlSTの3例 岡山労 災病院外科 藤 田 武 郎 川 崎 賢 祐 大 村 泰 之 西 英 行 福 田 和 馬 間 野 正 之 小 松 原 正 吉 小 腸,大 網,胃 と そ れ ぞ れ 異 な る 臓 器 よ り発 生 し たGISTを 経 験 し た. 3症 例 と もに 腫 瘍 径10cm以 上 で,画 像 上 造 影 効 果 軽 度 で 内 部 不 均 一,一 部 に 壊 死 性 変 化 が 認 め ら れ た. 免 疫 組 織 化 学 的 所 見 で は3症 例 ともにCD 34陽 性, C-KIT陽 性 で あ りGISTと 診 断 さ れ た. 2症 例 で は 平 滑 筋,神 経 細 胞 へ の 分 化 も認 め ら れ, 1症 例 で は 平 滑 筋,神 経 細 胞 へ の 分 化 は 認 め ら れ な い 狭 義 の GISTで あ っ た.

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26. 胆 管 嚢 胞 腺 癌 の1例 岡山大学腫瘍 ・胸部外科 平 見 有 二 平 井 隆 二 佃 和 憲 太 田 徹 哉 清 水 信 義 症 例 は69歳,女 性.心 窩 部 不 快 感 と共 に嘔 気 を 自 覚 し近 医 を受 診.腹 部CTで 肝 外 側 区域 に大 き さ4.5 cm,壁 在 結 節 を伴 う嚢 胞 を認 め た.ま た胆 管 との 連 続 性 が 疑 わ れ た.胆 管 嚢 胞 腺 癌 と診 断 し胆 左 葉 切 除, リンパ 節郭 清 術 を施 行 した.今 回原 発 性 肝 癌 の 中 で は 稀 とされ る胆 管 嚢 胞 腺癌 の1例 を経 験 した.嚢 胞 と胆 管 との 連 続 性 が 認 め られ た報 告 が 増 え てお り, 中枢 側 胆 管 の 異 型上 皮 に 対 す る評価 が 今 後 重 要 とな っ て くる と思 わ れ た.

27. 虫垂憩 室穿 孔の1例

川崎医科大学消化器外科

藤 倉 博 之

木 元 正 利

保 夫

三 上 佳 子

平 林 葉 子

岩 本 末 治

山 下 和 城

浦 上

吉 田 和 弘

角 田

虫 垂 憩 室 は比 較 的 希 な疾 患 で あ り,急 性 虫垂 炎 の 診 断 に て手 術 を施 行 され,術 中,術 後 の検 索 に て診 断 され る こ とが 多 い.ま た,重 要 な合 併 症 と して穿 孔 が あげ られ る.今 回我 々 は術 後 に 虫垂 憩室 穿孔 と 診 断 され た1例 を経 験 した の で報 告 す る. 症 例 は67歳 男 性 で右 下 腹 部 痛 を主 訴 に来 院 し,急 性 虫 垂 炎 の 診 断 に て緊 急 手 術 施 行 した.術 中,憩 室 の 存 在 は確 認 で きな か った.切 除標 本 で は 虫垂 先 端, 腸 間 膜 反 対側 に 単発 の 憩室 が あ り,高 度 の好 中球 浸 潤 を認 め,病 理 組 織学 的 に は 憩室 炎 が 穿孔 し腹 膜 炎 を伴 っ た もの と考 え られ た. 穿 孔率 の 高 さ を考 慮 す る と,無 症 状 で も発 見 され た ら手 術 を選 択 すべ き と思 わ れ る.

28. 大網 裂 孔ヘ ル ニアの1例

岡山赤十字病院外科

市 原 周 治

古 谷 四 郎

名 和 清 人

尚 志

森 山 重 治

内 藤

池 田 英 二

高 木 章 司

澤 田 茂 樹

青 景 圭 樹

【症 例 】 48才,男 性,急 性 腹 症 に て 当院 救 急 外 来 受 診.腹 痛 除 々 に 悪化 し,腹 部CTに て 内ヘ ルニ ア の疑 い の た め 緊 急 手術 と な る.開 腹 した とこ ろ,大 網 に形 成 され た 異常 裂 孔 に 空 腸 が嵌 頓 し,絞 扼 性 イ レ ウ ス を 生 じて い た. 大 網 裂 孔 ヘ ル ニ ア の 貴 重 な 症 例 な の で,考 察 と共 に 報 告 す る.

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29.  甲 状 線 手 術 に 対 す る ク リ ニ カ ル パ ス 国立病院岡山医療セ ンター外科 臼 井 由 行 柿 下 大 一 植 田 宏 治 犬 飼 道 雄 岩 崎 弘 登 大 谷 真 二 野 村 修 一 当 科 で は 甲 状 腺 手 術 に 対 し て1998年9月 よ りパ ス を 導 入 し た. 【結 果 】 入 院 期 間 が 減 少 し た.ス タ ッ フ の 意 識 が 高 ま り,医 療 の 標 準 化 ・透 明 化 が 推 進 さ れ た.看 護 婦 の 業 務 が 明 確 化 ・簡 素 化 さ れ た.パ ン フ レ ッ トの 使 用 に よ り患 者 へ の 情 報 提 供 が 増 加 した こ と に よ り, 理 解 の 向 上 が 図 ら れ た.パ ス の 使 用 に よ る 大 き な 不 都 合 は 経 験 し て い な い. 【結 論 】 パ ス の 導 入 は,標 準 化 に よ る 医 療 事 故 の 防 止,患 者 サ ー ビ ス の 向 上 に 寄 与 す る も の と 思 わ れ た.

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