日本女性学研究会 女性学年報 第41 号 2020 年 12 月 - 116 -
日本女性学研究会とは
日本女性学研究会は、女性の過去、現在における状況に疑問や不満を感じ、なぜそうした 状況があるのかを問い、それを変革していきたいと考える人々の集まりです。女性学は、そ の変革のための一つの方法です。 私たちは、女性学を狭い意味での「学問」とは考えていません。それは一面では、さまざ まな既成の学問分野の中にあって、これまで軽視されてきた女性の視点を研究の中に組み入 れることによって、新しい問題提起を行っていこうとすることを意味しています。と同時に 私たちは女性をめぐる状況についての問題意識を共有する人々が、個別的な学問領域や、研 究のプロとアマといった区別をのりこえたところで互いに交流しあい、協力しあうことによ って、問題解決のためのより有効な発想、理論、運動方法を獲得しようとすることも、女性 学の重要な一面であると思います。 こうした両面での努力を通じて、学問と日常生活、理論と実践といった価値の分断をなく し、そのいずれにも根ざした女性解放運動を創り出していくことが、私たちの願いです。 この会では、現在の社会に存在する上下関係や権威構造を否定し、代表者や一切の「長」 をおかず、 対等な個人の合議制による運営を行っています。私たちは共に語り、考え、行動 することによって、私たち自身の、そして社会の変革をめざしています。 活動の内容 ●運営 *運営会(月一回)において、参加者全員の合意により活動内容が決定されます。 *運営会には、会員は誰でも参加でき運営についてのさまざまな提案や決定ができ ます。 *会の事務処理を円滑に行うため、運営委員(総務・会計・資料等)が、立候補制、 任期一年で選ばれます。 ●例会 *例会は、会員の研究・活動報告、および意見の交換・交流の場となっています。 例会には非会員の人も参加できます。 ●分科会・プロジェクトチーム *会員は、どの分科会・プロジェクトチームのメンバーになることもできます。ま た、3人以上集まれば、新たに作ることもできます。 *例会を企画・担当し、その活動を発表することができます。 ●定期刊行物 *月一回、さまざまな情報や会員の自由な意見を載せたニューズレター『VOICE OF WOMEN』を発行しています。編集は会員が持ちまわりで担当しています。 *会員の研究発表の場として年1回『女性学年報』を発行しています。日本女性学研究会とは - 117 -