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生産管理ビジネスプロセスのモデリングとシミュレーション

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Academic year: 2021

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2003年日本オペレーションズ・リサーチ学会 秋季研究発表会 1−l−2

生産管理ビジネスプロセスのモデリングとシミュレ「ション

010077羽 広島県立大学 *上野 信行 UENO 飾九1血血

三国 可奈美 m Ⅸ面

マツダ株式会社 渋木宏明 SHⅡ主tJⅢ Himdd 伊場田 賢司 Ⅱ退uⅣL:Ke由i

株式会社ワイエヌエス 倉本 敏明 MOm T由biah

寺迫 耕治 TERASAXO Ebtdi

弓岡 克士 YU加Ⅱ0ⅩAK如凱血h に受注と納入機能を有している。図1にAⅢSフレームワ ークによる付加価値連鎖図を示す。 Ⅰ.はじめに 企業の業務活動を「ビジネスプロセス」としてとら え、ビジネスプロセスの継続的な改善が企業の競争優 位の確保につながると考えられている【1】。そのために ビジネスプロセスを定義し、記述する(モデリングす る)ことが重要となっている。例えば、企業において 従来からの業務の仕方を改善する場合や業務をサポー トする情報システムを構築する場合である担】。しかし、 情報システムの機能範囲を記述表現する場合などに活 用されることは多いが、生産管理分野のような実際的 な規模のビジネスプロセスの改善へ適用した事例の発 表は少なく、また改善内容を定量的に比較したケース スタディも少ない。 本報告は、サプライチェーンの現状ビジネスモデル の把握と新しいビジネスモデル検討の一環として、ビ ジネスプロセス・モデリングのひとつであるARIS 仏r血itectureofIntegratedInforma血nSystem、統 合された情報システムアーキテクチェア)フレームワ

ークのEPC(Event DrivenProcess Chain)手法【3】

を使い、督促業務などを含む実際規模の生産管理ビジ

ネスプロセスを対象として、プロセスの改善検討や活 用ノウハウの確立を図るために、モデリングおよびシ ミュレーションを行ったものである。 Ⅱ.対象とする生産管理ビジネスプロセス 2.1対象概要 自動車用計器類の製造と販売を行っているサプライヤ ー(以下Y社という)の生産管理業務を対象にする。主要 品目は、メータセットやフユーエルゲージなどであり、完 成部品は、大手自動車メーカーに納入される。Y社の機 能としては、生産分野においては、計器類の文字板用に、 シートへの印刷と切り抜きを行う印刷工程、プラスチック部 品などを供給する成形工程、基板の上に必要な電子部品 を実装し、回路を構成する基板実装工程およびこれらの 部品を組み立てるファイナル組立工程からなる。その他 1‘社業戎プロセス .….一∫._._【 =輩 産. ● ▼ ● − 即軋 一 .7 図1 生産業務の付加価値連鎖図 至納 入 .,=... 2.2生産管理ビジネスプロセス 生産管理ビジネスプロセスの骨子は、以下のとおり である。 (D 生産管理グループでは、メーカーからの内示情報、 確定注文情報をもとに、月、週、日次生産計画を作成 し、生産指示表として各製造工程に送付している。資 材所要量計画(脈P)は、1回/過ごとに立案している。 ② 各製造工程は、生産管理グループからの生産指示 表をもとに1回/日製造階示(投入作業計画)を作成 しているが、そのときには当該工程の前日までの生産 実績変動や日々の確定注文情報に加え、下工程からの 督促をうけている。 なお、内示情報は、1回/月の先2カ月内示、1回 /週の先2週間内示であり、日々の確定注文情報は3 日前に提示される。 Ⅲ.ビジネスプロセスのモデリングとシミュレーション 3.1生産計画立案プロセスにおける督促業務のモデル 起 生産管理部門においては、生産実績変動や日々の確 定注文変動に的確に対応する為に、「督促業務」が重要 な位置を占めている。 すなわち、①最終納入部門から生産の最終工程である ファイナル組立工程への督促②受注管理を行う生産管理 部門からファイナル組立工程への日々の確定注文情報 −180− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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にもとづく督促③ファイナル組立工程から上流工程である

基板実装工程への督促などである(図2参照)。督促業務

のモデル化に際しては、督促発生比率(%)を導入し、そ れぞれp,q,ーとしている。 表2 ケース比較表 ベー ス ① ② ③ ケ「ス名■ 分

改善前 散. 型.

ファンクション 51 44 29 26 比 8 5 4 4 較 項 5 5 5 4 4 月 0 9 10 13 ネックファンクション ..28 3 0 0 表3 シミュレーション結果 ケース名 シミューレーション結果 考察 完了浦みプロセス致 口 現状 軌的待機インスタンス歎 口 完7済みプロセス致

5. 投入作美計画を効率化させるこ

分散型 助的待機インスタンス紋 8−7 とにより処理案件が増えた。 完7済みプロセス故 20以上 督促業務を生産管理部に集中化 集中型 し効率化させることにより処理 案件敷が増えた。 軌的待機インスタンス紋 口 完7済みプロセス致 帥以上 投入作業計画を含む全ての計画 完全集中聖 立案を生産管理部が担当するこ とにより効率化が図れた。 助的待機インスタンス紋 ロ 図2督促業務の流れ 3.2現状ビジネスプロセスのモデリングとケースス タディ 現状のビジネスプロセスの課題を明確にするため にモデリングをおこない、これをもとに、6ケースの シミュレーション・ケーススタディを行った。 なお、業務の能率にかかわる諸元は実際の業務に 相当するものであり、シミュレーションは案件500 件として、500件目の案件が投入された時点でシミ ュレーションを終了することとした。評価は、完了 済みプロセス数、動的待機インスタンスをもちいて 行った。 結果は、現状ビジネスプロセスのままでは、注文件数 増加時や督促件数が増加した場合には、業務対応できな いことが分かった。また、特定作業者の負担が大きなネッ クとなっていることもわかった。 3.3改善ケーススタディとシミュレーション結果 現状をベースとして、1とおき、その相対比にて、表 現した。

Ⅳ.おわりに

生産計画立案業務集中型の場合においては、3.2 に述べた課題が解決できることがわかった。多ケース 云タディを通じて、一連のビジネスプロセスのモデリ ングとシミュレーションの進め方の知見を得た。なお、 本研究の一部は日本学術振興会平成14−15年度科 学研究費補助金(基盤研究(B)(1)、課題番号14 380185)の助成を受けてなされたものである。 参考文献 【1】M.Ha皿皿er&丁.Champy(野中監訳):Reengineering

The Corporation − A ManifestDfor Busines$ ReⅦ1u血n−,日本経済新聞社、1993 [2]上野:ビジネスプロセス・モデリングと評価手法の 開発、広島県立大学紀要、第14巻,第2号,2003 【3】A−WSdleer:ARIS−BusinessPnxx!SSFraneWOrks,

ThirdEdition,Springen1998

3つのケースを表1に、ケース比較表を表2に示す。 各種ケースのシミュレーション結果を表3に示す。 表1.改善のケーススタディ ケース名 詳細内容

や 生産計画立案 各製造工程にパソコンを導入し 業務分散型 単独かつ部分的にシステム化

② .生産計画立案 業務集中型 督促も含めた生産計画立案業務 ・を生産管理部が担当。但し、投入 作業計画は各製造工程で立案

全ての計画立案を生産管理部が ③ 完全集中型 担当する(社内ネットワーク化を 前提として) −181− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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