漢語甘溝方言の形成過程再考
川
澄
哲
也
松 山 大 学 言語文化研究 第 巻第 号(抜刷) 年 月 Matsuyama University Studies in Language and Literature漢語甘溝方言の形成過程再考
川 澄 哲 也
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7KLV VWXG\ GLVFXVVHV WKH IRUPDWLYH SURFHVV RI WKH &KLQHVH GLDOHFW VSRNHQ LQ *DQJRX7RZQVKLS 0LQKH+XLDQG0RQJXRU$XWRQRPRXV&RXQW\ +DLGRQJ&LW\ 4LQJKDL3URYLQFH ,QWKLVSDSHUZHFODLPWKDWWKHGLDOHFWLVLQIOXHQFHGERWKE\ 0LQKH0RQJXRUDQGE\7LEHWDQ DQGWKHIRUPHULVVXSHULRUWRWKHODWWHU
1 序
中国の青海省は,漢族に加え,回族,チベット族,モンゴル系の土族,チュ ルク系のサラル族などが雑居する,世界でも有数の多民族地域である。1) このような背景に起因し,当地には言語接触の影響で特異な構造を有するに 至った漢語変種が数多く分布している。本稿ではそのうち,海東市民和回族土 族自治県の甘溝郷で話される漢語変種(以下「甘溝方言」。次頁地図も参照) を取り上げ,その形成過程について言語学的見地から検討を加える。 本稿の構成は以下の通りである。次節では先行研究の見解を概観する。第 3 節では,本研究で拠り所とする「言語接触に因る漢語変容の類型論」を紹介す る。それに基づき,第 4 節で甘溝方言の変容に関わった言語について検討す *本稿は 2018 年度松山大学特別研究助成の成果として執筆したものである。本研究はまた, 一部に-636 科研費(17.13452)「中国青海省大通県チベット族居住地域の漢語方言調査研 究」の援助も受けている。 1)2016 年時点の統計では青海省の総人口は約 593 万人で,そのうち漢族が約 310 万人(全 体の約 52%)を占める。その他の民族構成は,チベット族が約 149 万人(約 25%),回族 が約 87 万人(約 14%),土族が約 21 万人(約 3%),サラル族が約 11 万人(約 2%)と なっている(青海省统计局、国家统计局青海调查总队 2017,S86 S95)。る。第 5 節で本研究をまとめる。 2
2 先 行 研 究
甘溝方言に対する専論としては,=KXHWDO(1997),杨(2014,2015)を挙 げることができる。このうち本稿が扱う形成史については=KXHWDO(1997)と 杨(2015)で触れられている。両研究とも,詳細な言語学的考察に基づき,当 該方言はモンゴル系言語の 1 つである土族語(0RQJXRU)3)との接触により構造 変化を来したという結論を提出している。一方で,現地に一定数居住するチ ベット族4)からの言語的影響については両研究とも言及していない。5) 2)民和回族土族自治県の地図は以下のサイトより引用した(最終アクセス日時:2018 年 12 月 5 日 17 時 10 分。白点は甘溝郷のおおよその位置で,筆者による追加): KWWSFQXQF\FORSHGLDZLNLDFRPZLNL(6%091(5928&(59%9((6978 )(59&9)(6978)(887$$(6%2%%(58(%)"ILOH 0LQKHB+XLBDQGB 7XB$XWRQRPRXVB&RXQW\SQJ 3)土族語は,民和回族土族自治県で行われる民和方言と,同じ海東市内にある互助土族自 治県を中心に分布する互助方言の 2 方言から成る。 青海省 海東市 民和回族土族自治県 Figure 1. 青海省,海東市,および民和回族土族自治県2) の位置45
3 言語接触に因る漢語変容の類型論
続いて,本稿の議論で拠り所となる「言語接触に因る漢語変容の類型論」に ついて簡単に説明しておきたい。 青海省,およびそれに隣接する甘粛省,四川省には,モンゴル系言語,或 いはチベット語の影響を受け変容した漢語変種が多く存在している。筆者は .DZDVXPL(2018D IRUWKFRPLQJ)においてそれら変種が来した変容を分析し, 漢語がモンゴル系言語,チベット語それぞれと接触した場合に起こし得る言 語変化の型を抽出した。6)ここではその結果を「言語接触に因る漢語変容の類型 論」と呼んでいる。 以下に当該類型論の概要を示す。まず,モンゴル系言語と接触した漢語諸変 種7)は,以下の特徴を共有していた。 1 )629 語順を基本とする。 2 )名詞に後置する格標識を使用する。 3 )複数標識が非人間名詞にも付加される。 4 )モンゴル系言語の副動詞語尾に機能が似た要素を有する。 4)陈(2018:95)には 2011 年時点での甘溝郷の人口データが挙がっており,総人口は 16, 480 人,内訳は回族 6, 947 人,土族 3, 204 人,漢族 2, 161 人,チベット族 1, 940 人と なっている。また=KXHWDO(1997435)には 1993 年時点での数値が挙がっており,総人口 は 13, 238 人,内訳は回族 4, 703 人,漢族 4, 582 人,土族 2, 581 人,チベット族 1, 372 人と ある。 5)甘溝方言の専論ではないが,3H\UDXEH(2017 129)においても同様の内容が示されてい る。これらに対し徐(2014:205)には“受藏语影响的(中略)青海甘沟一带的语言”「チ ベット語の影響を受けた(中略)青海甘溝一帯の言語」という記述が見られる。但し徐 (2014)は甘溝方言に対する研究ではなく,当該方言形成史への言及はこの一箇所のみで ある。またこの見解に関する論拠も特に示されていない。 6)当然のことながら,同一言語間の接触であっても,接触期間の長短や集団間の力関係の 違い等によって,発生する言語変化の型は一様ではない。以下に示すのはあくまで「傾 向」であり,「法則」のようなものではない。 7).DZDVXPL(2018D)ではこれを“0,&”(0RQJROLFLQIOXHQFHG&KLQHVH)と呼んだ。本稿で も以後この略称を用いる。0,& の該当例として .DZDVXPL(2018D)では西寧方言(青海 省),唐汪話(甘粛省),河州話(青海∼甘粛省),元代蒙式漢語を扱った。5 )動詞の前で「連用修飾語−否定語」という(標準漢語と逆の)語順を 用いる。 6 )本来は不定名詞とのみ用いる存在動詞“有”が定名詞とも使われる。 続いて,チベット語と接触した漢語8)が共通してもつ特徴について述べる。 こちらのグループの漢語も,上記 1 ∼ 3 の特徴を共有していた。それ以外で は,以下の 3 特徴を挙げることができる。 7 )数詞が被修飾名詞に後置される。 8 )形容詞が被修飾名詞に後置される。 9 )主観/客観パースペクティブの対立が存在する。 次節では,上で言及した諸特徴が甘溝方言において如何に現れているかを観 察し,当該方言の形成に関与した言語について検討を加える。
4 言語特徴から見る甘溝方言の形成過程
4. 1 特徴 1 ∼ 3 について まずはじめに, 1 ∼ 3 の特徴は甘溝方言でも確認できる。0,&,7,& 双方に 共通する特徴群であり,形成過程の考察には役立たないが,各特徴につき 1 例 ずつ示しておく。 ・特徴 1 の例:VKDL]LGDGLKXDUJHMLDQOLDR(=KXHWDO1997 437) (筛子大的花儿个见了。)9)「ふるい大の花を見た。」 8).DZDVXPL(IRUWKFRPLQJ)ではこれを“7,&”(7LEHWDQLQIOXHQFHG&KLQHVH)と呼んだ。本稿 でも以後この略称を用いる。7,& の該当例として .DZDVXPL(IRUWKFRPLQJ)では五屯話(青 海省),白龍江流域方言(甘粛省),倒話(四川省)を扱った。 9)=KXHWDO(1997)の用例の漢字転写は筆者による。また各例の和訳も筆者による。・特徴 2 の例:]KLJHKXDUKD]KHJHLED"(LELG) (这个花儿哈摘给吧?)「この花を摘んでくださいよ。」 “KD(哈)”は,甘溝方言で目的語を標示する際に使われ得る要素である。10) ・特徴 3 の例:“羊们”(杨 2015:50)「(複数の)羊」 4. 2 特徴 4 ∼ 6 について 続いて特徴 4 ∼ 6 についてである。0,& に特有の 3 特徴はいずれも,先行 研究のデータ内に見出すことができる。 ・特徴 4 の例:\RXKDGDRVKDQJ]KL\RXELQJ]L]KDOLDR(=KXHWDO1997 438) (油哈倒上着油饼子炸了。)「油を注いで揚げパンを揚げた。」 甘溝方言においては“]KL(着)”が副動詞語尾に似た機能をもつ要素である。 ・特徴 5 の例:老师看的书哈乱不要动。(杨 2014:237) 「先生が読む本をみだりに動かすな。」 “不要”は禁止を表す否定語である。標準漢語では,杨(2014:237)が付す 訳のとおり,“不要乱动”と表現する。 ・特徴 6 の例:我学校有哩啊。(LELG 233)「私は学校にいますよ。」 杨(2014:233)で“我在学校。”と訳が付いているとおり,標準漢語ではも う 1 つの存在動詞“在”が使われる文脈である。 10)甘溝方言の後置型格標識の全容は3H\UDXEH(2017)を参照されたい。
4. 3 特徴 7 ∼ 9 について 最後に,7,& に特有の 3 特徴の甘溝方言における現れ方を述べる。特徴 8 と 9 については先行研究のデータ内には見出すことができなかった。一方で,特 徴 7 に該当する例は頻繁に確認することができた。以下に数例を引用する。 ・特徴 7 の例(該当部に筆者による下線): D)1HPHQVKL<DWRXOLDQJJHVKXR]KLOLD(=KXHWDO1997 437) (那么时丫头两个说着哩啊,)「その時, 2 人の娘が言うには,」 E):D]KLGDGRX\LJHFKXODLOLDR(LELG) (挖着大豆一个出来了。)「掘っていると 1 つの大豆が出てきた。」 F)莎莉耶韩老师哈羊一个啊给了。(杨 2014:231) 「莎莉耶は韓先生に 1 頭の羊をあげた。」 G)我学生三个哈说给了。(LELG237) 「私は 3 人の学生に言った。」
こ の 特 徴 に つ い て=KXHWDO(1997 439) は“WKH SODFHPHQW RI TXDQWLILHUV IROORZLQJWKHPRGLILHGQRXQSDUDOOHOWKHV\QWDFWLFVWUXFWXUHVRI0LQKH0RQJXRU” と 述 べ て い る。 し か し な が ら, の ち に=KXHWDO(1997) の 共 著 者 の 1 人 .HLWK6ODWHU が行った研究(6ODWHU2003)に拠れば,土族語民和方言( 0LQKH 0RQJXRU0DQJJKXHU)で一般的なのは「数詞−被修飾名詞」の順であり(S94), 「被修飾名詞−数詞」の順が用いられるのは,物語での初出時など,一部の限 られた場面のみであるという(S104)。甘溝方言で「被修飾名詞−数詞」とい う構造が用いられる場面はこの範囲に留まらないため,当該語順変化は,7,& の諸変種と同様に,チベット語の影響を受けた結果と解釈する方が妥当であろ う。
5 結 語
4 2 節で見た事例より,甘溝方言がモンゴル系言語の強い影響を受けている ことは疑いない。そのため筆者は第 2 節で挙げた先行研究の見解に反対するも のではない。しかしながら,特徴 7 を有する事実はモンゴル系言語との接触と いう観点のみからでは説明が難しく,ここにはチベット語の影響があると考え ている。11)甘溝方言の変容は基本的に土族語との接触に起因するものであるが, 一部にチベット語からの影響も考慮すべきである,というのが本稿の結論であ る。 参 考 文 献 陈涛(2018)『唐蕃古道青海段民族语言调查研究』西宁:青海人民出版社..DZDVXPL 7HWVX\D[川澄哲也](2018D)7\SRORJ\ RI /DQJXDJH &KDQJHV RI &KLQHVH ,QGXFHG E\ &RQWDFWVZLWK0RQJROLF/DQJXDJHV『言語文化研究』37−2 53−68 ――――(2018E)「试论汉语河州话的形成过程」『ユーラシア諸言語の多様性と動態』 (&RQWULEXWLRQWRWKH6WXGLHVRI(XUDVLDQ/DQJXDJHV6HULHV20) 179−190 ――――(IRUWKFRPLQJ)7\SRORJ\RI/DQJXDJH&KDQJHVRI&KLQHVH,QGXFHGE\&RQWDFWVZLWK 7LEHWDQ『松山大学論集』30−5(2) 13S 3H\UDXEH $ODQ(2017)7KH&DVH6\VWHPLQ7KUHH6LQLWLF/DQJXDJHVRI4LQJKDL*DQVX/LQJXLVWLF $UHD ,Q ;X 'DQDQG/L+XL(HGV)/DQJXDJHVDQG*HQHVLQ1RUWKZHVWHUQ&KLQDDQG$GMDFHQW 5HJLRQV 121−139 6LQJDSRUH 6SULQJHU 青海省统计局、国家统计局青海调查总队(2017)『青海统计年鉴 2017』北京:中国统计出版社.
6ODWHU .HLWK(2003)$*UDPPDURI0DQJJKXHU /RQGRQDQG1HZ<RUN 5RXWOHGJH
徐丹(2014)『唐汪话研究』北京:民族出版社. 杨永龙(2014)「青海民和甘沟话的多功能格标记“哈”」『方言』2014−3:230−241. ――――(2015)「青海甘沟话的反身领属标记“囊”」『语言研究』35−3:48−55. =KX<RQJ]KRQJ hML\HGLLQ&KXOXX .HLWK6ODWHUDQG.HYLQ6WXDUW(1997)*DQJRX&KLQHVH'LDOHFW $&RPSDUDWLYH6WXG\RID6WURQJO\$OWDLFL]HG&KLQHVH'LDOHFWDQG,WV0RQJROLF1HLJKERU $QWKURSRV92 433−450 11)川澄(2018E)では 0,& の 1 つ「河州話」の形成過程を主に歴史背景から考察し,当該 変種の変容には,モンゴル系言語に加えてチベット語も一定程度関わったと結論した。そ の河州話では「数詞−被修飾名詞」という漢語本来の語順を保持しているため,この語順 が変容するにはチベット語とのある程度濃厚な接触が必要であることが窺われる。
[資料] =KXHWDO(1997)が第 3 2 節として掲げる民話“7KH9DOXHRI'DXJKWHUV”は, 公開されている甘溝方言のデータとしては現在までのところ最も分量が多く, 大変に価値の高い資料である。しかしながら,当該データには利用しづらい側 面があることも否めない。以下は=KXHWDO(1997)第 3 2 節の一部だが,甘溝 方言(*&')と土族語民和方言(0+0),英語グロス((1*)で改行箇所が 統一されておらず, 3 言語の対応関係が,特に各例文の中盤以降において,把 握しづらくなってしまっている。
Figure 2. Zhu et al.(1997)第 3. 2 節の一例
このささやかな欠点を補うため,ここに付録として, 3 言語で改行する箇 所を統一し,対応関係が容易に見出せるようにした“7KH9DOXHRI'DXJKWHUV” を提出する。この資料ではまた,甘溝方言の研究により利用しやすくする ために,甘溝方言と英語グロスが隣り合うように順序を改めた。また=KXHW
DO(1997)では第 3 3 節に一括して記載されている英訳を,例文ごとに付すよ うにした。 本資料が,甘溝方言研究の進展に多少とも寄与することを願う。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (1) *&'1DLKXHU \LJHMLDOLVLJHUHQ\RXOLEDL (1*7KDWVKRUWWLPH RQHIDPLO\/2&IRXUSHRSOHWKHUHEH(03+ 0+07LVKLMLH \LJHJHUGXVLJHNRQJEDQJEDL “,QROGHQGD\VWKHUHZHUHIRXUSHRSOHLQRQHIDPLO\” (2) *&'7DGLDGDDPDGDLOLDQJJH\DWRXEDL (1*6KH*(1IDWKHUPRWKHUDQGWZRGDXJKWHU(&23)12)(03+ 0+0*DQQLDGDDQDGDLOLDQJJHDJXHU[EDQJ]EDL “7KH\ZHUHWKHIDWKHU PRWKHU DQGWZRGDXJKWHUV”
(3) *&'-LDOLQLH]KDQJ]KLKHQEDL (1*)DPLO\/2&SRRU&+$,1YHU\(&23)(03+ 0+0*HUGXQDQ[LQJQLKHQ[EDQJ]EDL “7KH\ZHUHYHU\SRRU” (4) *&'+RXWRXDLMLH]KLDGDGDLDPDOLDU\LJHVKDQJOLDQJOLDR]KLVKXRVKL (1*/DWHUVKH*(1IDWKHUDQGPRWKHUWZRRQHWDONRYHU3(5)&+$,1VD\ZKHQ 0+0.KXRQXRJDQQLDGDGDLDQDJKXOD\LJHVKDQJOLDQJODVDQJ]KLNHOLVD 12)例文 2 の英語グロス“(&23)”は,下の 0+0 の“[EDQJ]”に対するものである。上述 したとおり本資料では=KXHWDO(1997)の“*&'−0+0−(1*”という配列順を“*&' −(1*−0+0”に入れ替えているため,何箇所かでこのような不具合が生じている。括 弧書きの英語グロスが出現した際には注意されたい。
*&'“=KLJHOLDUKDDOLPD\XDQ\XDQ]KLVRQJGLDR (1*“7KLVWZR$&&ZKHUHHYHUIDU*(1VHQG3(5) 0+0“1LJKXHUQLDQJMLPDNKXROXRGDNKXHUJHKH *&'SXVKLFKLGL\LODR\HEXJRXPD” (1*RWKHUZLVHHDW120DOZD\VDOVRQRWHQRXJK357” 0+0SXVKLGLNXQL\LODR\HODLNXLTLODQJPD” “/DWHUWKHIDWKHUDQGPRWKHUWDONHGLWRYHUDQGWKLVLVZKDWWKH\VDLG‘/HW¶VVHQGWKHVHWZR GDXJKWHUVRXWVLGHIDUIDUDZD\RWKHUZLVHZHDUHDOZD\VLQQHHGRIIRRG’” (5) *&'1HPHQOLDR]KL \LWLDQ]KLJH (1*7KDWVR3(5)&+$,1 RQHGD\*(1&/ 0+07LQJJHGDQDQJ \LWLDQQLJH *&'DLMLH]KL\DWRXOLDQJJHKDMLDR]KLODLOLDREDL (1*KH*(1GDXJKWHUWZR$&&FDOO&+$,1FRPH3(5)(03+ 0+0JDQQLDJXHUOLDQJJHQDQJGDRGDMLULMLDQJEDL “2QHGD\DIWHUWKDWWKH\DVNHGWKHLUWZRGDXJKWHUVWRFRPHWRWKHP” (6) *&'-LDR]KLODLOLDR]KLVKXROLDR (1*&DOO&+$,1FRPH3(5)&+$,1VD\3(5) 0+0'DRGDMLULGDQDQJNHOLMLDQJ *&'“1LOLDQJJHKXDU\DROLPDEX\DR"” (1*“<RXWZRIORZHUZDQW)87RUQRWZDQW"” 0+0“7DJKXODTLMLJHNHUOLQXODLNHUOL"” “$IWHUWKH\FDPHWKHSDUHQWVVDLG‘'R\RXWZRZDQWVRPHIORZHUVRUQRW"’”
(7) *&'“+XDU\DROLD”OLDQJJH\DWRXJDR[LQJ]KLVKXR]KLOL (1*“)ORZHUZDQW)87357”WZRGDXJKWHUEHJODG&+$,1VD\352* 0+0“4LMLJHNHUOLQLD”OLDQJJHDJXHUED\DVLMLNHOLODQJ “‘:HGRZDQWIORZHUV’WKHWZRGDXJKWHUVVDLGJODGO\” (8) *&'“1HPHQVKLQLOLDU$GDKDJHQVKDQJ (1*“7KDWVRLI\RXWZR)DWKHU$&&IROORZ 0+0“7LQJJHVDWDJKXHU$GDQLGDJKD “‘7KHQ\RXWZRFRPHDORQJZLWKPH” (9) *&'6KDQOL]RXOLDRVKLKXDU]KHJHL]RX” (1*0RXQWDLQ/2&JR3(5)WKHQIORZHUSLFN&$8(3853)JR” 0+0:XODGX\DRNXTLMLJHFKXDQJPXJKDOD\DR” “:H¶OOJRWRWKHPRXQWDLQDQG,¶OOSLFNIORZHUVIRU\RX’WKHLUIDWKHUVDLG” (10) *&'=RX]KL]RX]KL EDQOXVKDQJZDQGD]KLJHKXDUMLDQOLDR (1*:DON&+$,1ZDON&+$,1 KDOIZD\RQERZOELJ*(1RQHIORZHUVHH3(5) 0+0<DRML\DRML EDQOXPHUGXJKDVKXJXRQLJHTLMLJHTLJHMLDQJ “$IWHUZDONLQJDQGZDONLQJWKH\VDZDIORZHUDVELJDVDERZORQWKHZD\” (11) *&'<DWRXOLDUVKXROLDREDL“$GD ]KLJHKXDUKDZROLDUKD]KHJHL” (1*'DXJKWHUWZRVD\3(5)(03+“)DWKHU WKLVIORZHU$&&ZHWZR%(1SLFN&$8” 0+0$JXHUJKXODNHOLMLDQJEDL“$GD QLJHTLMLJHQLGDJKXODGXFKXDQJPXJKD” “7KHWZRGDXJKWHUVVDLG‘)DWKHUSLFNDIORZHUIRUXVWZR’”
(12) *&'1HPHQVKLDLMLHGLDGDVKXR]KLOL (1*7KDWVRZKHQVKH*(1IDWKHUVD\352* 0+07LQJJHVDJDQQLDGDNHOLODQJ *&'“=KLJHKXDUKDRPHL ]KLJHKDVKDKDQGD]KL]KHJHL” (1*“7KLVIORZHUQRWJRRG WKLV$&&$%/PRUHELJ*(1SLFN&$8” 0+0“1LJHTLMLJHJH]DLJXDQJ QLJHVDKDQVKXJXRQLFKXDQJPXJKD[\D]” “7KHQWKHLUIDWKHUVDLG‘7KLVIORZHULVQ¶WJRRG,¶OOSLFNDELJJHURQHWKDQWKLV’” (13) *&'.XR]RX]KL]RX]KLVKDL]LGDGLKXDUJHMLDQOLDR (1*$JDLQZDON&+$,1ZDON&+$,1ZLQQRZLQJWUD\ELJ120IORZHURQHVHH3(5) 0+0.XR\DRML\DRMLVKDL]LVKXJXRQLTLMLJHJHTLJHMLDQJ “7KH\DJDLQZDONHGDQGZDONHGDQGVDZDIORZHUDVELJDVDZLQQRZLQJWUD\” (14) *&'1HPHQVKL<DWRXOLDQJJHVKXR]KLOLD (1*7KDWVRDIWHU'DXJKWHUWZRVD\352*357 0+07LQJJHVDDJXHUOLDQJJHNHOLODQJD *&'“$GD $GD ]KLJHKXDUKD]KHJHLED"”
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“7KHQWKHWZRGDXJKWHUVVDLG‘)DWKHU )DWKHU SLFNWKLVIORZHUIRUXV SOHDVH’” (15)
*&'MLHGLDGDNXRVKXR]KL“=KLJHKXDUKDQJD
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(18) *&'+RXWRXGDR]KLVKL (1*/DWHUDUULYH&+$,1(&23)ZKHQ 0+0.KXRQXRNXHUML[EL]VD *&'DLMLH]KLDGDMLDOLTLJXROLDREDL (1*VKH*(1IDWKHUKRPH/2&JR,17(16(3(5)(03+ 0+0JDQQLDGDJHUGX\DRJHMLDQJEDL “8QLPDJLQDEO\ WKHLUIDWKHUKDGJRQHKRPHDORQH” (19) *&'1HPHQJ]KLOLDQJJH\DWRXNXOLDRVKXREDL (1*7KLVVR&+$,1WZRGDXJKWHUZHHS3(5)+($56$<(03+ 0+07LQJJHGDQDQJOLDQJJHDJXHU\LODMLDQJJHODQJEDL “7KHQLWLVVDLGWKDWWKHWZRGDXJKWHUVZHSW” (20) *&'.XOLNXOLOLDUUHQGLVKDQJZDOLDR (1*:HHS,03ZHHS,03WZRSHUVRQHDUWKRQGLJ3(5) 0+0<LODQL\LODQLJKXODJKD]KHUGLZDNHMLDQJ “$VWKH\ZHUHZHHSLQJ WKH\GXJLQWRWKHHDUWK” (21) *&':D]KLGDGRX\LJHFKXODLOLDR (1*'LJ&+$,1VR\EHDQRQHRXW(&+$,1)FRPH3(5) 0+0:DNHMLGDGRX\LJHJKHU[ML]ULMLDQJ “$VR\EHDQZDVGXJRXW”
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