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H29前-022A01-表紙

平成29年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験

経理・財務管理分野

2級 財務管理(財務管理・管理会計)

試 験 問 題

(26ページ) 1.試験時間 110分 2.注意事項 (1) 試験問題は、係員の指示があるまで開かないでください。 (2) 試験問題は、40題あります。 (3) 試験問題の配点は、次のとおりです。 問題1~問題40 各2.5点 合計100点 (4) マークシート(解答用紙)には、①試験区分名、②氏名、③座席番号、④受験番号、 ⑤生年月日を正確に記入してください。 なお、受験番号の最後の桁は、アルファベットですので、数字と間違えないように 注意してください。 (5) マークシートにマークする際には、HB又はBの黒鉛筆又はシャープペンシルのい ずれかで、はっきりとマークしてください。それ以外は使用しないでください。 なお、訂正する場合は、採点の際にマークシートの誤読の原因となることがあり ますので、きれいに消してください。 (6) マークシートには、所定の事項以外は絶対に書き込まないでください。 なお、計算等が必要な場合は、問題用紙の余白又は裏面を使用してください。 (7) マークシートにはア~オまでマークする欄があります。問題番号及び問題文に従っ て正解と思われるものを1つだけ選んで間違えないようにマークしてください。 (8) 試験問題の内容に関する質問には、一切お答えできません。 (9) 試験中にトイレへ行きたくなった場合は、黙って手を挙げて係員の指示に従ってく ださい。 (10) 試験終了時刻前に解答が済み、退出する場合は、黙って手を挙げて係員の指示に 従ってください。ただし、試験開始後30分間及び終了前10分間は、退出できません。 なお、退出する場合は、周りの受験者に配慮して、静かに退出してください。 (11) 試験終了の合図があったら速やかに筆記用具を置き、係員の指示に従ってください。 (12) 試験終了後、マークシートを必ず提出してください。ただし、試験問題は、持ち帰 ることができます。 なお、マークシートが提出されていない場合は、失格となります。 (13) 試験問題の転載、複製などを固く禁じます。 3.その他 この試験については、電子式卓上計算機(電池式又はソーラー式で、四則計算、√、%、 メモリ(MR、M±)等の標準的な機能を有するもの)を使用することができます。ただし、 電子手帳等、文字や文章の記憶機能を有する機種は使用できませんので注意してください。

禁転載複製

「中央職業能力開発協会編」

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H29前-022A01-1 問題 1 資金 繰り 表に 関 する 記述 にお いて、( ) 内に 当て はま る語 句 の 組 合せ として 適切なものは、次のうちどれか。 資 金 繰 り 表 は 、 企 業 に お け る ( A ) の 資 金 の 動 き を 把 握 す る た め 、 あ る い は 資 金の 動き を予 測す るた め に作 成さ れる 表で ある 。( A )の 資金 の出 入 りを 種類 ごと に並 べ、 収支 バラ ンス を 確認 し、( B )の 兆 候が ある とき は銀 行借 入 や手 形割 引等 で資金の( C )をする。 資 金 繰 り 表 は 、 一 般 的 に 資 金 の 使 途 に 応 じ て 、 経 常 収 支 の 部 と 経 常 外 収 支 の 部 に 分 けられる。経常収支の部には、企業における経常活動から生じる資金の収入及び支出が 記 入 さ れ 、 経 常 外 収 支 の 部 に は 設 備 や 機 械 装 置 等 へ の 投 資 支 出 や 資 産 売 却 収 入 、 ( D )による収支が記入される。 ア.A:特定時点 B:資金不足 C:手当て D:手形割引や手形決済 イ.A:一定期間 B:資金不足 C:手当て D:財務活動 ウ.A:一定期間 B:資金余剰 C:返済 D:財務活動 エ.A:特定時点 B:資金余剰 C:返済 D:財務活動 オ.A:一定期間 B:資金不足 C:手当て D:手形割引や手形決済 問題2 資金管理や資金計画に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.「 連 結財 務諸 表等 に おけ るキ ャッ シュ ・フ ロ ー計 算書 の作 成に 関す る 実務 指針 」で は、資金の範囲を現金及び要求払預金と定めている。 イ.要求払預金とは、顧客が事前に通知することなく、又は数日の事前通知によって 自 由 に 元 本 を 引 き 出 す こ と が で き る 預 金 の こ と を 指 し 、 当 座 預 金 や 通 知 預 金 等 が 該 当 する。 ウ.企業にとっては、黒字倒産という言葉もあるように、たとえ利益を計上していても 資 金 不 足 に な れ ば 倒 産 に 追 い 込 ま れ る 可 能 性 が あ り 、 資 金 管 理 や 資 金 計 画 は 非 常 に 重要である。 エ.現金同等物とは、容易に換金可能であり、かつ価値の 変動について僅少なリスクし か 負 わ な い 短 期 投 資 を 指 し 、 満 期 ま で 3 ヵ 月 以 内 の 定 期 預 金 ・ 譲 渡 性 預 金 ・ C P (コマーシャル・ペーパー)・公社債投資信託等が該当する。 オ.資金繰り表には、実績値に基づいて作成する実績資金繰り表と3~6 ヵ月先の資金 フローを見積もる見積資金繰り表がある。

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H29前-022A01-2 問題3 資金調達に関する記述として不適切なものの組合せは、次のうちどれか。 A.負債は、資金供給者 に対して将来的に返済が必要な資金調達であり、 長期・短期借 入金、社債等の有利子負債と、支払手形や買掛金等 の無利子負債がある。 B.資金供給者に対する返済義務のない資金は、純資産の部に記載され、個別財務諸表 では、株主資本と評価換算差額等に区分される。 C.内部金融は、企業外部に依存することなく資金調達するので、取引コスト等の資金 調達コストを抑制することができる。 D.株式や社債は、代表的な直接金融であるが、資金の需要者と供給者の間に 証券会社 等の金融機関が介在し、資金需要者への資金提供の責任は金融機関が負う。 E.間接金融は、資金の需要者と供給者の間に銀行等の金融機関が介在し、需給主体者 それぞれが金融機関との間で取引の契約を結ぶ。 ア.A、C イ.B、D ウ.C、E エ.A、D オ.B、E 問題 4 資金 運用 に関 す る記 述に おい て、( )内 に当 ては まる 語句 の 組合 せと して適 切なものは、次のうちどれか。 債 券 投 資 に は 、 元 本 ・ 利 子 支 払 い に 支 障 が 生 じ る ( A ) リ ス ク 、 満 期 日 以 前 の 売買による価格変動リスク、取引が円滑に行われない ことによる( B )リスク、外 国債券等に投資する場合の為替変動リスクがある。 投 資 信 託 は 、 多 く の 投 資 家 か ら 集 め た 資 金 を 専 門 家 が 一 定 の 目 的 に 沿 っ て 運 用 し 、 その収益を投資家に分配する仕組みの金融商品である。投資家にとっては、少額からの 投資が可能であり、投資や企業分析、企業動向に関する知識がなくても ( C )の専 門知識を利用できるといったメリットがある。加えて、投資信託は、安全性を重視した ものからハイリスク・ハイリターンなものまで多様な商品が用意 されており、資金の性 格や資金計画に応じて適当な商品を選択することができる。 金 融 先 物 取 引 は 、 デ リ バ テ ィ ブ の 一 種 で 、 将 来 の あ る 時 点 に お い て あ ら か じ め 決 定 された価格又 は利回りでの取引を約束する取引である。本来は ( D )リスクを回避 するための手段であるが、利ザヤを稼ぐ ( E )取引としても用いられる。 ア.A:流動性 B:信用 C:信託銀行 D:価格変動 E:裁定 イ.A:流動性 B:信用 C:ファンドマネージャー D:債務不履行 E:オプション ウ.A:信用 B:価格変動 C:証券会社 D:流動性 E:オプション エ.A:信用 B:流動性 C:ファンドマネージャー D:価格変動 E:裁定 オ.A:信用 B:流動性 C:証券会社 D:債務不履行 E:オプション

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H29前-022A01-3 問題5 短期金融市場や金融商品に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.インターバンク市場は、金融機関が短期的な資金の過不足を調整するために利用す る市場である。 イ.債券現先は、一定期間後に売り戻す (又は買い戻す)ことを条件に国債等を買い付 ける(又は売り付ける)、条件付き売買である。 ウ.銀行が発行するCD ((negotiable)certificate of deposit=譲渡性預金)は、 満期日が決まっているが、一般の定期預金とは異なり譲渡禁止の特約がない。 エ.CP(コマーシャル ・ペーパー)は、企業が商取引の裏づけを担保に発行する金融 商品であり、企業の短期資金調達手段である。 オ.T-Bill(国庫短期証券)は、円滑な資金繰りのために発行される期間1年以 内の短期国債である。 問題6 東京金融取引所に上場されているユーロ円3ヵ月金利先物取引に関する記述にお いて 、( )内 に 当て はま る語 句の 組 合せ とし て適 切な もの は 、次 のう ちど れか 。 ユーロ円3ヵ月金利先物取引は、将来の決済期日に現時点で決めた価格によって取引 す る こ と を 約 束 す る 取 引 で 、( A ) ユ ー ロ 円 ( B ) 3 ヵ 月 を 原 資 産 と す る ( C )である。この取引によって、将来起こり得る( D )の短期金利の変動リ スクを軽減すること が可能になる。 ア.A:全銀協 B:TIBOR C:金利デリバティブ D:ドル イ.A:ロンドン B:LIBOR C:金利デリバティブ D:ドル ウ.A:全銀協 B:TIBOR C:株価指数証拠金取引 D:円 エ.A:ロンドン B:LIBOR C:株価指数証拠金取引 D:円 オ.A:全銀協 B:TIBOR C:金利デリバティブ D:円 問題7 以下に示す<資料>に基づいた場合、CAPM (資本資産評価モデル)における 期 待 収 益 率 と ベ ー タ ( β ) 値 に 関 す る 記 述 と し て 適 切 な も の は 、 次 の う ち ど れ か 。 <資料> A社株式のベータ (β)値:1.5 市場ポートフォリオの期待収益率 (期待値):4% リスク・フリーレート (無リスク金利):2% ア.A社株式の期待収益率は、リスク・フリーレートに市場のリスク・プレミアムを加 えた6.0%である。 イ.A社株式のベータ値はプラスだが、ベータ値がマイナス 2の株式は市場が1%下落 するとその倍の2%下落する。 ウ.市場のリスク・プレミアムは、リスク・フリーレートに対してどれだけ追加的な期 待利回りを要求されるかを示すものなので、 4%である。 エ.A社株式のベータ値が5に変化した場合、A社株式の期待 収益率は10%となる。 オ. A社 株 式は ベ ータ 値 が 1.5で ある から 、 市場 が 1 %変 動 する と その 1.5倍 の1.5%変 動する。

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H29前-022A01-4 問題8 企業価値又は株主価値(株式価値)に関する記述として適切なものは、次のうち どれか。 ア.時価純資産額法では、企業の貸借対照表の資産合計から負債合計を差し引いて、株 主価値を算定する。 イ.収益還元法では、市場付加価値から投下資本を差し引いて企業価値を算定する。 ウ.配当還元法では 、将来期待配当金を適切な割引率で資本還元して、株式価値を算定 する。 エ.DCF法では、手元現金であるフリー・キャッシュ・フローを適切な割引率で資本 還元して企業価値を算定する。 オ.類似公開会社法では、税法に規定される方法によって類似する業種の株価や財務に 関する倍率に基づいて、株主価値を算定する。 問題9 以下に示す<資料>は、B社が現在直面している投資プロジェクト N案、O案、 P 案 の 年 度 ご と の ネ ッ ト ・ キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー と 現 価 係 数 で あ る 。 B 社 は 、 現 在 設備 投 資に 利 用可 能 な 資 金を 2,600万 円 用意 し て いる 。 収益 性 指数 法 ( P I法 )に よ っ て 投 資 プ ロ ジ ェ ク ト を 評 価 し た 場 合 、 採 用 す べ き 投 資 プ ロ ジ ェ ク ト と し て 正 しいものは、次のうちどれか。 た だ し 、 B 社 の 資 本 コ ス ト は 10% と し 、 そ れ ぞ れ の 投 資 プ ロ ジ ェ ク ト は 互 い に 排他的な投資ではないとする。 <資料> 各投資プロジェクトのネット・キャッシュ・フローと年度別の現価係数 (単位:万円 ) 年度 投資プロジェクト 現時点 第1年度末 第2年度末 第3年度末 第4年度末 N案 -1,500 500 500 500 500 O案 -800 300 200 200 200 P案 -800 200 200 200 500 各年度別10%の現価係数 1.00 0.91 0.83 0.75 0.68 ア.N案を採用 イ.O案を採用 ウ.N案とP案を採用 エ.O案とP案を採用 オ.N案とO案とP案を採用

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H29前-022A01-5 問題10 標準原価の種類と設定に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.標準原価は、製造直接費については単位当たり標準価格に標準数量を乗じて計算す るが、製造間接費については予算を設定し、それに基づいて計算する。 イ.標準原価は、標準の厳格度を基準にして、理想標準原価、希望標準原価、現実的標 準原価に区分される。 ウ.標準原価は、しばしば改訂されるか、長期間固定されるかによって、当座標準原価 と基準標準原価に区分されるが、これは改訂頻度による標準原価の分類である。 エ.現実的標準原価は、良好な能率のもとで達成が期待される標準原価であり、通常生 じ る と 認 め ら れ る 程 度 の 仕 損 ・ 減 損 等 を 含 ん で い る た め に 、 原 価 管 理 の み な ら ず 、 棚卸資産原価や売上原価の算定に も役立つ。 オ.理想標準原価は 、最も理想の状態を基礎においた最も厳格度が高い標準原価であり、 棚卸資産原価や売上原価の算定のために は利用できない。 問題11 以下に示す<資料>に基づき、標準原価計算によ ってC社の直接材料費差異の分 析 を 実 施 し た 場 合 、 総 差 異 、 価 格 差 異 及 び 数 量 差 異 の 組 合 せ と し て 正 し い も の は 、 次のうちどれか。 ただし、直接材料費の差異分析は、我が国の通説に従って行うものとし、?につ いては各自で推定すること。 <資料> 1.C社では、製品 Qの製造・販売を行っている。 2.当月の直接材料費標準及び実績は以下のとおりである。 (1)製品Qの直接材料費標準 標準価格150円/kg×標準消費量20kg=3,000円 (2)当月の実際直接材料費 180円/kg×30,000kg=5,400,000円 (3)当月の生産実績 材料は工程の始点で投入し、( )は加工進捗度を示す。 月初仕掛品 500個(60%) 当月投入 ? 合計 2,100個 月末仕掛品 300 (50%) 完成品 ?個 ア.総差異 :1,200,000円(有利差異 ) 価格差異: 900,000円(有利差異) 数量差異: 300,000円(有利差異 ) イ.総差異 : 600,000円(有利差異 ) 価格差異: 960,000円(有利差異) 数量差異: 360,000円(不利差異 ) ウ.総差異 : 600,000円(不利差異 ) 価格差異: 900,000円(不利差異) 数量差異: 300,000円(有利差異 ) エ.総差異 : 600,000円(不利差異 ) 価格差異: 960,000円(不利差異) 数量差異: 360,000円(有利差異 ) オ.総差異 : 600,000円(有利差異 ) 価格差異: 900,000円(不利差異) 数量差異: 300,000円(不利差異 )

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H29前-022A01-6 問題12 以下に示す標準原価計算制度における原価差異の会計処理に関する記述において、 ( ) 内 に 当 て は ま る 語 句 と 数 値 の 組 合 せ と し て 正 し い も の は 、 次 の う ち ど れ か。 ただし、( ? )は各自で推定すること。 標準 原価 計算 制 度に おけ る原 価差 異は 、( A )を 除き 、原 則 とし て当 年度 の売 上 原価に( B )する。また、数量差異、作業時間差異、能率差異等であって異常な状 態に基づくと認められるものは、これを ( ? )として処理する。 以下の資料から、当年度の売上原価を求めると、( C )万円となる。 <資料> 1.製品期首棚卸高 25,800万円(標準原価) 2.当期製品製造原価 149,700万円(標準原価) 3.製品期末棚卸高 36,500万円(標準原価) 4.原価差異 価格差異 800万円(不利) 数量差異 5,400万円(不利) 賃率差異 150万円(有利) 作業時間差異 500万円(不利) 予算差異 100万円(有利) 能率差異 350万円(不利) 操業度差異 200万円(不利) 注)(有利)は有利差異、(不利)は不利差異を示す。 5.数量差異のうち、 5,000万円(不利)は異常な状態に基づくものである。 ア.A:材料受入価格差異 B:賦課 C:146,000 イ.A:材料受入価格差異 B:賦課 C:141,000 ウ.A:材料消費価格差異 B:配賦 C:141,000 エ.A:材料受入価格差異 B:賦課 C:137,000 オ.A:材料消費価格差異 B:配賦 C:137,000

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H29前-022A01-7 問題13 以下に示す<資料>に基づいた場合、原価を固定費と変動費とに分解する方法に 関す る記 述 にお いて 、( )内 に 当て はま る 語 句と 数値 の 組合 せ と し て 正し い も のは、次のうちどれか。 <資料> 直接作業時間 製造間接費 10月 680時間 518,000円 11月 600時間 490,000円 12月 550時間 475,000円 1月 530時間 465,500円 2月 590時間 485,000円 3月 660時間 513,800円 原 価 を 固 定 費 と 変 動 費 と に 分 解 す る 方 法 に は 、 勘 定 科 目 を 個 々 に 精 査 し て 科 目 ご と に分 解し てい く ( A )、過 去 の実 績デ ータ か ら最 高操 業度 と最 低操 業 度と のデ ータ によ って 分解 する ( B )、 グ ラフ にデ ータ を 記入 して 、目 分量 で中 心 線を 引い て分 解す る( C )、誤 差 の二 乗和 を最 小に する よ うに パラ メー タを 決め る 最小 二乗 法等 があ る。( B )に よ って 、 上 表か ら固 定費 と 変動 費と を分 解す ると 、 1 ヵ 月当 たり の固定費額は ( D )、直接作業時間当たりの変動費は ( E )となる。 ア.A:高低点法 B:会計的方法 C:散布図表法 D:280,000円 E:350円/時間 イ.A:費目別精査法 B:散布図表法 C:高低点法 D:260,000円 E:360円/時間 ウ.A:勘定科目精査法 B:高低点法 C:散布図表法 D:280,000円 E:350円/時間 エ.A:散布図表法 B:高低点法 C:費目別精査法 D:280,000円 E:350円/時間 オ.A:会計的方法 B:高低点法 C:散布図表法 D:260,000円 E:360円/時間

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H29前-022A01-8 問題14 CVP分析に関する記述として、不適切なものをすべて選んだ組合せは、 次のう ちどれか。 A.CVP分析は、利益計画の策定において利用される代表的な技法であるが、特に中 長期的な利益計画の策定に役立つ。 B.CVP分析の 「C」は原価を意味するが、ここでの原価は変動費を指す。 C.CVP分析の 「V」は営業量を意味するが、具体的には売上高や販売数量のことで ある。 D.CVP分析の 「P」は価格を意味するが、具体的には販売価格のことである。 ア.A、B、C イ.A、B、D ウ.A、D エ.B、C、D オ.C、D 問題15 D社は製品 Rを生産・販売する企業であり、今期の損益分岐点図表は以下に示す <資 料 >の と おり で あ る 。 D 社 の損 益 分岐 点 の 売 上高 は 5,000万 円で あ り 、次 期の 予測売上高(A点)における安全余裕率は37.5%である。 D社の次期予測売上高と、その売上高における限界利益 を損益分岐点図表 中に示 した場合の組合せとして正しいものは、 次のうちどれか。 ただし、次期も販売単価、変動費率、固定費額に変化はないと仮定する。 <資料> 損益分岐点図表 収 益 ・ 費 売上高線 用 次期予測売上高(A) ① 総原価線 ② ③ 売上高 ア.次期予測売上高 :6,875万円 限界利益 :① イ.次期予測売上高 :6,875万円 限界利益 :①+③ ウ.次期予測売上高 :7,500万円 限界利益 :①+③ エ.次期予測売上高 :8,000万円 限界利益 :① オ.次期予測売上高 :8,000万円 限界利益 :①+③

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H29前-022A01-9 問題16 経営 レバ レッ ジ 係数 に関 する 記述 にお い て、( )内 に当 て は まる 語句 と数値 の組合せとして正しいものは、次のうちどれか。 経 営 レ バ レ ッ ジ 係 数 は 、( A ) の 利 用 度 を 測 定 す る 尺 度 と し て 用 い ら れ 、 ( B )を( C )で割ることによ って算定される。経営レバレッジ係数が大きい 企業ほど、売上高に変動が生じると ( C )の増減率が大きくなる。 以下の<資料> に基づき経営レバレッジ係数を計算した場合、( D )となる。 <資料> 1.売上高 2,500,000円 2.総原価 2,000,000円:変動費 1,500,000円 固定費 500,000円 ア.A:固定費 B:営業利益 C:限界利益 D:0.5 イ.A:固定費 B:限界利益 C:営業利益 D:2.0 ウ.A:変動費 B:売上高 C:限界利益 D:2.5 エ.A:変動費 B:限界利益 C:営業利益 D:2.0 オ.A:変動費 B:営業利益 C:限界利益 D:0.5

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H29前-022A01-10 問題17 以下に示す<資料>に基づいた場合、予測販売数量の維持を前提としたとき、 E 社 に お い て 、 次 期 に 予 測 さ れ る 新 た な 営 業 利 益 の 金 額 と し て 正 し い も の は 、 次 の うちどれか。 <資料> 1.E社では、製品 Sを生産・販売している。 2.次年度に予測される売上高及び原価に関する情報は、以下のとおりである。 (1)次期に予測される売上高 10,000,000円(@500円×20,000個) (2)次期に予測される原価 変 動 製 造原 価:5,000,000円(@250円×20,000個) 変 動 販 売 費: 800,000円(@ 40円×20,000個) 固 定 製 造原 価:2,000,000円 固 定 販 売 費: 500,000円 一 般 管 理 費: 800,000円 3.その後、再検討の結果、次項の内容が判明した。 (1)他社が競合製品の値下げを行ったため、予測販売数量 (20,000個)を維持す るためには、販売価格で5%の引下げが必要である。 (2)原油価格の高騰によって 、原料費 (変動費)が10%増加する。ただし、変動 製造原価に占める原料費の割合は 50%である。 (3)固定費の見直しを行った結果、固定製造原価及び固定販売費の 10%が削減可 能である。 4.変動販売費及び一般管理費については、予測に変更がないものとする。 ア.150,000円 イ.400,000円 ウ.480,000円 エ.650,000円 オ.900,000円

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H29前-022A01-11 問題18 以下に示す<資料>は、 製品Tと製品U を生産・販売するF社の財務データであ る 。 製 品 T と 製 品 U の 販 売 数 量 の 割 合 を 3 : 2 で 一 定 と し た 場 合 、 会 社 全 体 と し ての損益分岐点の売上高として正しいものは、次のうちどれか。 <資料> 製品T 製品U 販売単価 1,000円/個 2,000円/個 変動製造原価 500円/個 800円/個 変動販売費 100円/個 200円/個 固 定 製 造原 価 1,000,000円 920,000円 一般管理費(すべて固定費) 2,880,000円(製品T、Uに共通) ア. 4,500,000円 イ. 6,300,000円 ウ. 8,400,000円 エ.10,500,000円 オ.11,200,000円 問題19 直接原価計算に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.直接原価計算を採用している場合、会計年度末に外部報告目的のための固定費調整 が必要になる。 イ.直接原価計算の特徴の1つとして、固定費と変動費の区分に基づく、多段階式の損 益計算書が作成されることが挙げられる。 ウ.直接原価計算では、価格計算、最適セールス・ミックス等の意思決定に有用な情報 が提供できる。 エ.直接原価計算では、製 造原価、販売費及び一般管理費のうち、全ての変動費が製品 原価となり、全ての固定費が期間原価として処理される。 オ.直接原価計算による損益計算書では、売上高が2倍になれば、製造差益 (変動製造 マージン)と限界利益も2倍になる。

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H29前-022A01-12 問題20 以下に示す<資料>に基づき 、全部原価計算及び直接原価計算によって損益計算 書 を 作 成 し た 場 合 、 そ れ ぞ れ の 営 業 利 益 の 組 合 せ と し て 正 し い も の は 、 次 の う ち どれか。 <資料> 1.当期の売上高 4,800,000円 2.製品棚卸高 全部原価計算の場合 直接原価計算の場合 期首製品棚卸高 800,000円 560,000円 期末製品棚卸高 600,000円 450,000円 3.当期の原価(期首・期末に仕掛品は存在しないものとする ) ⅰ 材料費 1,000,000円(うち800,000円は変動費 ) ⅱ 労務費 1,200,000円(うち900,000円は変動費 ) ⅲ 経費 1,100,000円(うち500,000円は変動費) ⅳ 販売費 480,000円(うち280,000円は変動費 ) ⅴ 一般管理費 400,000円(全て固定費) ア.全部原価計算の営業利益: 420,000円 直接原価計算の営業利益: 510,000円 イ.全部原価計算の営業利益: 420,000円 直接原価計算の営業利益: 620,000円 ウ.全部原価計算の営業利益: 620,000円 直接原価計算の営業利益: 510.000円 エ.全部原価計算の営業利益: 620,000円 直接原価計算の営業利益: 620,000円 オ.全部原価計算の営業利益: 820,000円 直接原価計算の営業利益: 730,000円

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H29前-022A01-13 問題21 以下に示すセグメント別損益計算における利益と原価の概念に 関する記述として 不適切なものは、いくつあるか。 A.限界利益は、セグメント別の売上高から 生産に要する変動費の総額を控除した残額 である。 B.管理可能利益は、限界利益から各セグメントに属するすべての管理可能な固定費を 控除した残額である。 C . B に あ る 管 理 可 能 な 固 定 費 は 、 マ ネ ジ ド ・ コ ス ト と い わ れ 、 経 営 管 理 者 の 政 策 に よ っ て そ の 発 生 額 が 決 定 さ れ 、 短 期 的 に も 管 理 可 能 な 固 定 費 で あ り 、 広 告 費 や 試 験 研究費等がその例である。 D.貢献利益は、管理可能利益から各セグメントに直接に跡づけることのできるその他 の固定費を控除した残額である。 E.Dにあるその他の固定費は、コミッテッド・コストといわれ、過去に行われた経営 管 理 者 の 意 思 決 定 に よ っ て そ の 発 生 が 拘 束 さ れ 、 短 期 的 に は 管 理 不 能 な 固 定 費 で あ り、本社や工場の建物の減価償却費や固定資産税等がその例 である。 F.営業利益は、各セグメントの貢献利益の合計額から、各セグメントに共通して発生 する共通固定費を控除した残額である。 G.Fにある共通固定費は、各セグメントに共通して発生する固定費であり、 各セグメ ントで利用する機械の減価償却費等がその例 である。 ア.1つ イ.2つ ウ.3つ エ.4つ オ.5つ 問題22 事業部制に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.事業部に対し、本社費が配賦されることがあるが、本社費は事業部長にとって管理 不能費であり、業績評価の観点からみれば、配賦は不適切である。 イ.事業部は、もともと利益責任を負う利益中心点 (プロフィット・センター )として 定 義 づ け ら れ た が 、 そ の 責 任 と 範 囲 に よ っ て 、 投 資 中 心 点 ( イ ン ベ ス ト メ ン ト ・ セ ンター)となる場合もある。 ウ.事業部では、比較的短期的な利益に目が向けられ、中・長期的な視点に欠ける傾向 がある。 エ.事業部の業績評価においては、事業部の業績と事業部長の業績とに区別して評価す る こ と が 望 ま し く 、 事 業 部 に つ い て は 管 理 可 能 利 益 に よ っ て 、 事 業 部 長 に つ い て は 事業部貢献利益によ って、評価することが適している。 オ.事業部では、それぞれの事業に精通した事業部長が意思決定を行うことから、迅速 か つ 適 切 な 意 思 決 定 が 行 わ れ る が 、 自 事 業 部 の 利 益 を 追 求 す る あ ま り 、 全 社 的 な 利 益を犠牲にする意思決定が行われることがある。

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H29前-022A01-14 問題23 事業部制における内部振替価格に関する記述として不適切なものは、次のうちど れか。 ア.内部振替 価格は、事業部の利益に直結することになり、事業部の業績評価や意思決 定に影響を及ぼす。 イ.市価基準は、事業部間で振り替えられる製品やサービスについて市価が存在しない 場合にも成立する基準である。 ウ.全部原価基準は 、原価回収という長期的な視点からは有用な情報を提供できるが、 短期的な意思決定には有用な情報を提供できない。 エ.原価加算基準は 、供給事業部での製造原価に一定の利益を加算し内部振替価格とす る方法である。 オ.交渉価格基準は 、供給事業部と受入事業部との交渉によって 内部振替価格を決定す る方法である。 問題24 営業費分析にはセグメント別の損益計算書の形式によって総益法と純益法がある が 、 こ の 2 つ の 方 法 に 関 す る 記 述 と し て 適 切 な も の の 組 合 せ は 、 次 の う ち ど れ か 。 A.総益法は、セグメントに対し、製造原価、販売費 及び一般管理費のすべてを賦課 又 は配賦し、当該セグメントの売上高と対応させる方法である。 B.総益法は、直接原価計算の考え方に基づき実施される方法である。 C.純益法は、セグメント別の売上高から、まず変動費を 控除し、次いで個別固定費を 控除していく方法である。 D.純益法は、全部原価計算の考え方に基づき実施される方法である。 E.純益法は、短期的な経営意思決定に有用な情報を提供しうる方法である。 ア.A、C イ.A、C、E ウ.B、C、E エ.B、D オ.B、D、E

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H29前-022A01-15 問題25 以下に示す<資料>に基づいた場合、G社における次年度の 製品Vの生産・販売 に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。 <資料> 1.G社は、3種類の製品(製品V、W、X)を生産・販売している。 2.次年度における各製品の売上高と原価に関する予測データは、次表のとおりであ る。 製品V 製品W 製品X 合 計 売 上 高 2,000,000円 3,000,000円 1,000,000円 6,000,000円 変 動 費 1,400,000円 1,800,000円 600,000円 3,800,000円 固 定 費 個別固定費 300,000円 300,000円 100,000円 700,000円 共通固定費 400,000円 600,000円 200,000円 1,200,000円 (注) 共通固定費は各製品の売上高を基準に配賦している。 3.製品Vの生産・販売を中止しても、それに代わる代替製品はないものとする。 ア. 製 品V の 生産 ・ 販売 を中 止 する こ とに よ って 、企 業 全体 の 営業 利 益が 100,000円 増 加するため、 製品Vの生産・販売を中止すべきである。 イ. 製 品V の 生産 ・ 販売 を中 止 する こ とに よ って 、企 業 全体 の 営業 利 益が 300,000円 増 加するため、 製品Vの生産・販売を中止すべきである。 ウ. 製 品V の 生産 ・ 販売 を中 止 する こ とに よ って 、企 業 全体 の 営業 利 益が 100,000円 減 少するため、 製品Vの生産・販売を中止すべきではない。 エ. 製 品V の 生産 ・ 販売 を中 止 す る こ とに よ って 、企 業 全体 の 営業 利 益が 300,000円 減 少するため、 製品Vの生産・販売を中止すべきではない。 オ. 製 品V の 生産 ・ 販売 を中 止 する こ とに よ って 、企 業 全体 の 営業 利 益が 600,000円 減 少するため、 製品Vの生産・販売を中止すべきではない。

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H29前-022A01-16 問題26 原価企画に関する記述として適切なものの 組合せは、次のうちどれか。 A.目標原価の設定における控除法は、製品市場環境の分析に基づき、顧客が受け入れ る と 見 込 ま れ る 予 定 販 売 価 格 か ら 、 短 期 利 益 計 画 で 設 定 さ れ た 目 標 利 益 を 控 除 し て 、 算定する方法である。 B.目標原価の設定における加算法は、既存製品、類似製品等の 実際原価を参考にしな が ら 、 そ れ に 新 た な 機 能 等 を 追 加 す る こ と に よ っ て 、 発 生 す る 原 価 を 見 積 も り 、 そ こ か ら 不 要 な 機 能 等 の 削 減 や 新 た な 素 材 ・ 技 術 ・ 工 法 な ど の 採 用 に よ っ て 、 原 価 低 減可能な見積額を控除して、目標原価を算定する方法である。 C.目標原価の設定における折衷法は、採算性の観点からトップ・マネジ メントによっ て 算 定 さ れ た 成 行 原 価 と 、 技 術 性 や 達 成 可 能 性 の 観 点 か ら 開 発 設 計 者 に よ っ て 算 定 さ れ た 許 容 原 価 と を す り 合 わ せ て 、 双 方 が 納 得 で き る よ う な 目 標 原 価 を 設 定 す る 方 法である。 D.目標原価の細分割付の手続きでは、製品別の目標原価を、機能別、構造 (仕組品、 部 品 等 ) 別 、 原 価 要 素 別 、 開 発 設 計 担 当 ( グ ル ー プ 又 は 個 人 ) 別 等 に 分 け 、 そ れ ぞ れに目標原価を設定していく。 E.目標原価を達成するためにVE (価値工学)が実施されるが、VEは、機能向上と 原 価 低 減 と の 組 合 せ に よ っ て 、 顧 客 価 値 の 向 上 を 図 る も の で 、 原 価 低 減 、 機 能 向 上 、 原価増以上の機能向上及び原価低減と機能向上の併用が方策として用いられる。 F.新製品開発プロセスが終わった時点で、製品コンセプトや製品仕様の実現状況、目 標 原 価 や 目 標 利 益 の 達 成 状 況 、 開 発 日 程 の 遵 守 状 況 等 を 監 視 す る 進 捗 管 理 活 動 と し て、マイルストーン管理が実施される。 ア.A、D、E イ.B、C、F ウ.B、D、E エ.A、C、F オ.A、C、D、F

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H29前-022A01-17 問題27 以下 に示 す< 資 料> に基 づく 「考 察レ ポ ート 」に おい て、( )内 に当 てはま る語句と数値の組合せとして正しいものは、次のうちどれか。 ただし、計算上生じる端数については、単位原価を求める際に、円未満を四捨五 入したものとする。 <資料> 1.以下に示す「配賦関連情報①~④」のとおり、操業度を基準に製造間接費を Y製 品とZ製品とに配賦している。 2.量産品のY製品より、少量生産のZ製品のほうが、手間の割りに配賦額が割安で あることから、Z製品に注力してはどうかという意見が出た。 3.意見の是非については、以下に示すデータを基に活動基準原価計算によって 、検 証することとした。 4.「 考察 レポ ート 」 は、 操業 度を 基準 とし た 原価 計算 と活 動基 準原 価 計算 、そ れぞ れで計算した場合の各製品への配賦額を計算し、考察を行ったものである。 「配賦関連情報」 ① 製造間接費実際発生額 1,000,000円 ② 製造間接費の配賦基準としては、直接作業時間を用いる。 ③ 当月実際生産数量 Y製品 9,000個 Z製品 500個 ④ 単位当たり直接作業時間 Y製品 1時間 Z製品 2時間 「活動基準原価計算のためのデータ 」 コストプール 金額 活動ドライバー Y製品 Z製品 合計 機械作業 500,000円 機械運転時間 4,500時間 500時間 5,000時間 段取作業 200,000円 段取回数 2回 8回 10回 製品設計 300,000円 設計時間 50時間 200時間 250時間 計 1,000,000円 「考察レポート」 操 業 度 を 基 準 に 製 造 間 接 費 を 配 賦 す る と 、 Y 製 品 の 配 賦 額 は 100円 /個 、 Z 製 品 の 配 賦 額 は ( A ) 円 /個 に な る が 、 活 動 基 準 原 価 計 算 に よ っ て 配 賦 す る と 、 Y 製 品 は ( B )円/個、Z製品は( C )円/個となる。この結果、( D )。 ア.A:200 B: 61 C:900 D:活動基準原価計算によると、 Z製品の原価は割高であることがわかる イ.A:200 B:100 C:200 D:どちらの原価計算でも、計算結果は変わらないことがわかる ウ.A:300 B:900 C: 61 D : 活 動 基 準 原 価 計 算 に よ る と 、 Z 製 品 の 原 価 は 操 業 度 を 基 準 に 配 賦 す る よ り も かなり割安であることがわかる エ.A:300 B: 61 C:900 D:活動基準原価計算によると、 Z製品の原価は割高であることがわかる オ.A:900 B:100 C:900 D:どちらの原価計算でも、計算結果は変わらないことがわかる

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H29前-022A01-18 問題28 予算管理の意義・機能に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。 ア.予算管理は、業績評価のための手段ではなく、意思決定のための手段である。 イ.予算管理における統制機能の目的は、事前に業務目標を設定することによって、企 業構成員が何をしなければならないかを明示することにある。 ウ.予算管理における計画機能の目的は、事前に設定した目標と実績とを比較すること によって、実施結果を評価することにある。 エ.予算管理における調整機能の目的は、企業構成員の力が 企業目標達成のために結集 さ れ 、 う ま く 業 務 活 動 が 実 施 で き る よ う に 、 部 門 間 、 上 司 と 部 下 間 、 従 業 員 間 の コ ミュニケーションをとることにある。 オ.予算管理が当初予算統制と呼ばれていたのは、予算編成の側面が重視されていたか ら で あ り 、 計 画 機 能 が 重 視 さ れ る よ う に な っ て か ら は 、 予 算 管 理 と 呼 ば れ る よ う に なった。 問題29 予算管理と会社組織に関する記 述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.会社組織を大きく職能別組織と事業部制組織に分類した場合、責任の観点から通常 前者は利益責任、後者は収益及び原価責任が問われる。 イ.予算管理では各責任センターにおける責任が予算として編成され、これが実績と比 較される。 ウ.予算管理をうまく機能させるためには管理者に責任区分を設定し、管理者の目標と 業績を会計的に明示する必要がある。 エ.予算は個々の組織ユニットの責任を示す尺度である。 オ.予算を効率的に運用するためには、常時継続性をもたせるために 「制度」とするの が望ましい。

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H29前-022A01-19 問題30 以下 に示 す予 算 に関 する 記述 にお いて 、( ) 内に 当て はま る 語句 の 組 合せと して適切なものは、次のうちどれか。 ただし、( ? )については各自で推定すること。 予算 はそ の ( A )の 違い によ って 、( B )と ( C ) とに 区分 でき る。 そ の特徴は以下のとおりである。 ( B )は( D )が一方的に予算を編成し、これを ( ? )たちに提示する 方式の予算であり、企業構成員における参加意識が欠如し、予算による動機づけが機能 しない傾向がある。 他方、( C ) は ( E )が 予算 を主 体 的に 編成 し、 これ を総 合 して 編成 する方 式の予算であり、( D )の意向が予算に反映されない傾向がある。 ア.A:統制方式 B:割当型予算 C:積上型予算 D:ロアー・マネジメント E:トップ・マネジメント イ.A:統制方式 B:積上型予算 C:割当型予算 D:トップ・マネジメント E:ロアー・マネジメント ウ.A:統制方式 B:積上型予算 C:割当型予算 D:ロアー・マネジメント E:トップ・マネジメント エ.A:編成方式 B:割当型予算 C:積上型予算 D:トップ・マネジメント E:ロアー・マネジメント オ.A:編成方式 B:割当型予算 C:積上型予算 D:ロアー・マネジメント E:トップ・マネジメント 問題31 販売予算案の編成に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。 ア.販売予算は近年の顧客中心主義への販売戦略のシフトによって、製造計画をもとに 編成される。 イ.販売予算は実質的な予算の出発点であり、マーケテ ィング活動全般の管理に用いら れる販売計画の実行計画である。 ウ.売上高予算はマーケテ ィング戦略上の目標になる売上高をベースにしているので、 販売製品や販売組織に応じて区分のうえ編成してはいけない。 エ.販売費予算は販売に付随 して生じる諸費用の予算であり、購買予算とともに編成さ れる。 オ.注文履行費予算は広告宣伝費予算、販売促進 費予算、接待交際費予算等 から成る。

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H29前-022A01-20 問題32 見積財務諸表に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。 ア.総合予算は、一般に、見積損益計算書、見積貸借対照表及び見積資金繰り表として まとめられ、その編成は、各部門が作成した部門 予算の総括として行われる。 イ.総合予算は、企業全体の利益目標の達成、収益性、財政状態、資金安全性等の次期 の企業活動に関する基礎データとして提供される。 ウ.見積損益 計算書は、企業の利益を示すとともに、収益 、費用の細目を示すものであ り、損益予算のうち、損益計算書項目の集約である。 エ.見積貸借対照表は、企業における次年度の経営成績を示すもので 、資産、負債、純 資産の細目から構成される 。 オ.見積資金繰り表は、一定期間 の運転資本の源泉と運用の各項目とを予想し、その後、 一定期間の運転資本の増減を算定し、資金の源泉と運用とを調整して作成する。 問題33 売上 高予 算と 売 上原 価予 算の 差異 分析 に 関す る記 述 に おい て 、( )内 に当て はまる語句の組合せとして適切なものは、次のうちどれか。 売上高予算は、販売量差異と販売価格差異に分析される。販売量差異は、実際販売量 と予算販売量との差に ( A )を乗じて算定する。また、販売価格差異は、実際販売 価格と予算販売価格との差に ( B )を乗じて算定する。 売上原価差異は、販売量差異と単位売上原価差異に分析される。販売量差異は、実際 販売量と予算販売量との差に ( C )を乗じて算定するが、実際販売量が予算販売量 よりも多い時、( D )となる。 ア.A:予算販売価格 B:予算販売量 C:実際単位売上原価 D:有利差異 イ.A:予算販売価格 B:実際販売量 C:予算単位売上原価 D:有利差異 ウ.A:予算販売価格 B:実際販売量 C:予算単位売上原価 D:不利差異 エ.A:実際販売価格 B:予算販売量 C:予算単位売上原価 D:有利差異 オ.A:実際販売価格 B:予算販売量 C:実際単位売上原価 D:不利差異

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H29前-022A01-21 問題34 以下に示すI社(会計期間は4月1日から3月 31日までの1年)の<資料>に基 づい た場 合、( ) 内 に当 ては ま る数 値の 組 合 せと して 適 切な もの は 、 次の うち どれか。 ただし、財務比率は期末値で計算し、小数点以下第2位を四捨五入すること。 なお、負債はすべて有利子負債とする。 <資料> (単位:億円) 売上高 580 営業利益 200 受取利息・配当金 0 支払利息 50 経常利益 150 税引前当期純利益 150 法人税等 60 当期純利益 90 総資産 1,400 流動資産 1,000 固定資産 400 流動負債 500 固定負債 400 自己資本 500 I社のROE(自己資本当期純利益率)は( A )%、ROA(総資本事業利益率) は14.29%、DEレシオは( B )倍、負債利子率は( C )%である。 ア.A:6.43 B:1.80 C:5.56 イ.A:6.43 B:2.80 C:10.00 ウ.A:18.00 B:1.80 C:5.56 エ.A:18.00 B:1.80 C:10.00 オ.A:18.00 B:2.80 C:5.56

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H29前-022A01-22 問題35 以下に示す<資料>は、 中堅メーカーJ社の財務データ(決算年1回)及び業界 平 均 の 経 営 指 標 で あ る 。 業 界 平 均 の 経 営 指 標 も 参 考 に し て 、 同 社 の 収 益 性 と 回 転 率の分析に関する記述として不適切な ものは、次のうちどれか 。 ただし、数値は小数点以下第2位を四捨五入すること。 < 資 料 > 1.J社の財務データ 売 上 高 525,600千円 経 常 利 益 6,368千円 当 期 純 利 益 3,298千円 総 資 本 392,171千円 自 己 資 本 254,767千円 2.業界平均の経営指標 売 上 高 経 常 利 益 率 1.7% 売 上 高 当 期 純 利 益 率 0.8% 総 資 本 経 常 利 益 率 2.0% 自己資本当期純利益率 5.0% 総 資 本 回 転 率 1.2回 ア. J社 の 売上 高経 常 利 益率 は 1.2% で業 界 平均 より 低い が 、営 業部 門 と 財務 部門 を併 せた総合的な収益力の指標である。 イ. J社 の 売上 高当 期 純 利益 率は 0.6%で 業 界平 均よ り低 い が、 経常 利 益 に特 別損 益を 加 減 し た 税 引 前 当 期 純 利 益 か ら 法 人 税 等 充 当 額 を 控 除 し て 算 出 す る 利 益 の 売 上 高 に 対する割合である。 ウ.J社の総資本経常利益率は 1.6%で業界平均より低いが、売上高経常利益率 1.2%に 総資本回転率を乗じて計算する。 エ . J 社 の 自 己 資 本 当 期 純 利 益 率 は 2.5% で 業 界 平 均 よ り 低 い が 、 売 上 高 経 常 利 益 率 1.2%に自己資本回転率を乗じて計算する。 オ.J社の総資本回転率は1.3回で業界平均より高いが、1年間に総資本の 1.3倍の売上 があったことを示す。

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H29前-022A01-23 問題36 以下に示す<資料>は、 K社の損益計算書(要約)及び貸借対照表(要約)であ る。 同社 の 収益 性に 関 す る 記 述に お いて 、( )内 に当 て はま る語 句 と 数値 の組 合せとして正しいものは、次のうちどれか。 ただし、数値は小数点以下第2位を四捨五入すること。 <資料> (単位:百万円) 売上高 2,000 売上原価 1,200  売上総利益 800 販売費及び一般管理費 500  営業利益 300 受取利息 80 支払利息 100  経常利益 280  税引前当期純利益 280  法人税等 112  当期純利益 168 損益計算書(要約) (平成X1年4月1日~平成X2年3月31日) (単位:百万円) 流動資産 720 流動負債 600 固定資産 880 固定負債 300 有形固定資産 760 純資産 700 建物・機械等 670 資本金 160 建設仮勘定 90 資本剰余金 180 無形固定資産 60 利益剰余金 365 投資その他の資産 60 自己株式 △ 5 資産合計 1,600 負債純資産合計 1,600 貸借対照表(要約) (平成X2年3月31日) 経営資本は総資本のうち企業が ( A )に使用している資本で、 K社の場合には総 資本から( B )と投資その他の資産を控除して求めることができる。経営資本に対 応 す る 利 益 は ( C ) で あ る か ら 、 K 社 の 営 業 活 動 に お け る 資 本 の 収 益 性 を 示 す ( D )利益率は、( E )%である。 ア.A:事業活動 B:建設仮勘定 C:経常利益 D:経営資本経常 E:19.5 イ.A:事業活動 B:建設仮勘定 C:営業利益 D:経営資本営業 E:20.7 ウ.A:事業活動 B:建設仮勘定 C:経常利益 D:経営資本営業 E:20.7 エ.A:金融活動 B:自己株式 C:営業利益 D:経営資本営業 E:19.5 オ.A:金融活動 B:自己株式 C:経常利益 D:経営資本経常 E:19.5

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H29前-022A01-24 問 題 37 以 下 に 示 す < 資 料 > に 基 づ い た 場 合 、 安 全 性 に 関 す る 経 営 指 標 の 表 の う ち 、 ( ) 内 に 当 て は ま る 語 句 と 数 値 の 組 合 せ と し て 正 し い も の は 、 次 の う ち ど れ か。 ただし、財務比率は年度末値で計算し、%は小数点以下第1位を四捨五入したも のとする。 <資料> 流動比率 117 % 116 % (  A  ) 90 % (  B  ) 118 % 自己資本比率 46 % 50 % (  C  ) 92 % 安全性に関する経営指標 平成X1年度 平成X2年度 (  D  ) (  E  ) (  F  ) (単位:億円) 平成X1年度 平成X2年度 流動資産 95 86  現金及び預金 45 49  売上債権 28 21  棚卸資産 22 16 固定資産 171 190  有形固定資産 70 66  投資その他の資産 101 124   資産合計 266 276 流動負債 81 74 固定負債 63 64   負債合計 144 138 純資産 122 138   負債・純資産合計 266 276 要約貸借対照表 ア.A:当座比率 B:負債比率 C:固定比率 D: 66% E: 50% F:137% イ.A:当座比率 B:負債比率 C:固定長期適合率 D: 95% E:100% F: 94% ウ.A:当座比率 B:財務レバレッジ C:固定比率 D: 95% E:199% F: 94% エ.A:固定比率 B:負債比率 C:固定長期適合率 D:137% E: 50% F:100% オ.A:固定比率 B:財務レバレッジ C:当座比率 D: 94% E:100% F: 95%

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H29前-022A01-25 問題38 L社 の当 期 の売 上高 (月 )は 、前 期 比10%増 の110百万 円 であ っ た。 以下 に示 す < 資 料 > に 基 づ い た 場 合 、 回 転 期 間 か ら 計 算 さ れ る 運 転 資 金 に 関 す る 記 述 に お い て、( )内に当てはまる数値の組合せとして正しい ものは、次のうちどれか。 ただし、運転資金は売上高(月)に差引純回転期間を乗じて計算する。 <資料> 運転資金項目 (売上債権回転期間・棚卸資産回転期間・仕入債務回転期間 )の変化 前期 当期 売上債権回転期間(月) 3.0 4.0 棚卸資産回転期間(月) 1.0 1.5 仕入債務回転期間(月) 2.0 2.0 前 期 の 運 転 資 金 は ( A ) 百 万 円 、 当 期 の 運 転 資 金 は ( B ) 百 万 円 で 、 差 引 ( C )百万円の増加運転資金が必要である。増加運転資金の内訳は、売上高増加に よるものが( D )、回転期間の変化によるものが ( E )円である。 ア.A:200 B:400 C:300 D:100 E:200 イ.A:200 B:385 C:185 D: 20 E:165 ウ.A:200 B:385 C:185 D: 10 E:175 エ.A:300 B:400 C:100 D: 50 E: 50 オ.A:300 B:400 C:100 D: 10 E: 90 問題39 以下に示す<資料>は、 大手不動産業M社の財務及び株式データである。 M社の 企業 価値 に 関す る記 述 に おい て 、( )内 に 当 ては まる 語 句 と 数値 の 組 合せ とし て正しいものは、次のうちどれか。 <資料> (単位:億円) 当期純利益 50 純資産 500 発行済株式数(株) 500,000 株価(円) 20,000 財務データ 株式データ M社 のP B R ( 株 価純 資 産倍 率 ) は0.2倍 で ある が、 これ は M社 の 企業 価 値 ( 時価 総 額)が解散価値よりも( A )ことを意味する。PBRはROEに ( B )を乗じ て求めるが、( B )は( C )である。 ア.A:高い B:PER C:2倍 イ.A:高い B:株価 C:20,000円 ウ.A:低い B:PER C:2倍 エ.A:低い B:EPS C:10,000円 オ.A:低い B:株価 C:20,000円

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H29前-022A01-26 問題40 以下に示す<資料>に基づいた場合、H社の回転期間(売上高を分母とする)と 回転 率に 関 する 記述 に お いて 、( ) 内に 当 て はま る語 句 と数 値の 組 合 せと して 適切なものは、次のうちどれか。 ただし、数値は期末値で計算し、小数点以下第2位を四捨五入すること。 <資料> (単位:百万円) 現金預金 900 支払手形 480 受取手形 680 買掛金 40 売掛金 340 短期借入金 1,500 製品 400 割引手形 500 仕掛品 530 前受金 100 原材料 360 その他 150 その他 120 流動負債合計 2,770 流動資産合計 3,330 社債 460 有形固定資産 760 長期借入金 200 投資その他の資産 60 固定負債合計 660 固定資産合計 820 負債合計 3,430 繰延資産 10 自己資本 730   資産合計 4,160 負債・純資産合計 4,160 貸借対照表(要約) (平成X2年3月31日) (単位:百万円) 売上高 1,200 売上原価 960 売上総利益 240 販売費及び一般管理費 70 営業利益 170 営業外収益 20 営業外費用 130 税引前当期純利益 60 損益計算書(要約) (平成X1年4月1日~平成X2年3月31日) H社の仕掛品回転期間は( A )ヵ月で、製品回転期間は( B )ヵ月である。売 上債権回転期間は( C )ヵ月であり、総資本回転率 は年( D )回である。 ア.A:6.6 B:5.0 C: 6.8 D:0.3 イ.A:6.6 B:5.0 C:10.2 D:0.3 ウ.A:5.3 B:5.0 C: 6.8 D:3.5 エ.A:5.3 B:4.0 C:10.2 D:0.3 オ.A:5.3 B:4.0 C:10.2 D:3.5

参照

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