民間工事における建設業者選定基準等
の実態調査
調査主体
建設省 建設経済局(現 国土交通省 総合政策局)
調査機関
財団法人 建設経済研究所
(お問合わせ先) 財団法人 建設経済研究所 常務理事 鈴木 一 研 究 員 上野 悟 電話 03-3433-5011 Fax 03-3433-5239目 次
目 次
目 次
目 次
1.調査の目的 1.調査の目的 1.調査の目的 1.調査の目的 ……… 1P1P1P1P 2.調査の概要 2.調査の概要2.調査の概要 2.調査の概要 ……… ……… 2P2P2P2P 3.調査結果のまとめ ……… 3.調査結果のまとめ ………3.調査結果のまとめ ……… 3.調査結果のまとめ ……… 3P3P3P3P 4.調査結果 ……… 4.調査結果 ………4.調査結果 ……… 4.調査結果 ……… 5P5P5P5P1.調査の目的
1.調査の目的
1.調査の目的
1.調査の目的
本調査は、「民間企業等が建設工事を発注する際の建設業者選定基準」について実態調 査を行なうことにより、建設業者の公正なる競争環境を整備する上での参考とするもので ある。 平成 10 年秋より「経営事項審査結果通知書」が公表され、これまで公共工事発注者向 けであった経営事項審査は、民間の発注者においても利用することが可能となった。また、 建設産業再生プログラムにおいては「特に、民間発注者やエンドユーザーである国民(= 消費者)に対しても、建設業者の的確な情報を開示することが必要であり、工事経歴、財 務状況、技術者等の情報が広く提供され、多くの企業の中から、競争力のある企業を的確 にかつ容易に評価・選択できることが、極めて重要である。」と指摘している。 今後、建設投資全体に対する「民間建設投資」の割合が増加していくことが予測される 中、民間発注者が必要としている建設業者に関る情報は何か、公開された経営事項審査結 果通知書の民間においての活用状況など、民間発注者におけるニーズ等を捉え、透明で公 正なる建設市場を構築することは重要な課題である。 本業務は、この課題に取り組む上での基礎資料として、民間発注者に対する調査を行な うものである。2.調査の概要
2.調査の概要
2.調査の概要
2.調査の概要
(1)調査対象 (1)調査対象 (1)調査対象 (1)調査対象 平成 11 年 1 年間において、延べ床面積 400 ㎡以上の建設工事(建築)を発注(契約) した個人及び民間法人。 建設専門紙(建通新聞社)の民間工事情報より、約 3,000 の送付対象データを抽出した。 (2)調査方法 (2)調査方法 (2)調査方法 (2)調査方法 郵送による、留置き法による。 (3)アンケートの回収状況 (3)アンケートの回収状況 (3)アンケートの回収状況 (3)アンケートの回収状況 回収状況は以下のとおりである。 発送数 3,147 件 回収数 1,185 件 回収率 33.7%3.調査結果のまとめ
3.調査結果のまとめ
3.調査結果のまとめ
3.調査結果のまとめ
今回アンケートの結果により、民間建築工事の発注者の属性をみると、その多くは個人 を含めた零細事業主であり(「個人事業主」だけで 35.8%。他方「資本金 5 億円以上」の 大法人は全体の 10.7%に止まった。本文 7P 及び 8P)、かつ、工事の発注頻度も低いこと がわかった(「2~3 年に1件よりは数は少ない」が 55%。本文 8P)。また、「設計と施 工の一括発注」が約半数(47% 本文 7P)を占めており、民間建築工事の特色が浮き彫り になった。 このように、民間建築工事の発注者は、個人を含めた零細事業主が多くなっているが、 建設事業を「自ら計画した」した者が 70%(本文 9P)、「自ら情報を収集し、建設会社 を決定」している者が 57.7%(本文 19P)となっている。 また、建設会社を決定する上での判断基準についてみると(本文 11∼16P)、「価格の 安さ」「施工の技術力」「アフターケア」を重要視する発注者が多くなっており、「営業 担当者の熱心さ」「設計事務所の紹介」「金融機関の紹介」「不動産会社の紹介」はあま り重要視されていない。 しかし、「設計事務所」については、発注者が建設会社を決定する最終段階において、 発注者の重要な相談先となっているのは、興味深い。さらに、昨今の大手ゼネコンの倒産 や債権放棄要請の問題、中小建設会社の倒産増加の影響によるせいか「会社の風評」「会 社の財務内容」も「価格の安さ」「施工の技術」「アフターケア」に次いで重要視されて いる。 他方、発注者が建設会社を決定する上で、実際に入手した情報をみると、「工事実績」 「価格の妥当性」「財務内容」が多くなっているが、これら情報の入手先は「建設会社の 担当者」「建設会社の会社案内」「知人」が圧倒的に多くなっており、民間工事発注者の 情報収集力の限界を示すとともに情報の客観性に課題と疑問を残す結果となっている。ま た、建設会社を選定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した情報では「工 事施工時の事故歴」がもっとも多くなっており、民間工事の発注者においては、工事の安 全性に関する情報が十分に入手できていない状況がうかがわれる。 次に、建設業法の「一括下請負禁止」と「監理技術者の常駐制度」の認知度をみると、 認知度はそれぞれ 70%、76%に止まっている(本文 20P)。概して民間建設工事では「一 括丸投げ工事」「疎漏、手抜き工事」が少なくないとされているが、これらの原因の一つ として、発注者の建設業法に対する認知度が低いことが、挙げられるのではないだろうか。 また、経営事項審査の認知度をみると、認知度は 37.4%に止まっているが、知らない発 注者の中には経営事項審査の活用を希望する者が多く(希望者の割合は 59.5%)、特に「総 合評点」「技術力」「経営状況分析」「工事の安全成績」に対するニーズが高い(本文 21 ∼22P)。平成 10 年秋より、経営事項審査は公表されているものの、民間建築工事の発注者の認 知度及び利用状況は低く、今後、経営事項審査の制度及び利用方法の周知を検討する必要 があると思われる。 下請会社(専門工事会社)の指定及び推薦についてみると、下請会社の指定を行なった 発注者は全体の約 4 分の1であり、さらに、その内の約 4 分の3が自ら指定を行なってい る。他の者の推薦によって指定したものの中では、「設計事務所」「商売上の取引先」が 指定するケースが多くなっている(本文 23∼24P)。 そして、今回建設工事における満足度ついては(本文 25P)、「大いに満足した」「満 足した」が合わせて 8 割を超えており、発注者は概ね、建設会社の選定結果に満足してい る。また、「やや不満」と「不満」は合わせて 1 割程度となっているが、その理由の中で は「施工状況の説明が十分でない」「工事コストの説明が十分でない」「契約内容の説明 が十分でない」といった項目が多くなっており、いわゆる素人発注者が、建設会社担当者 の説明不足に苦慮している状況もうかがえる。 最後に、一般的に、建築工事は多額の費用を要し、その所有も長期にわたる。このため、 工事発注者の多くは、建築工事の計画及び建設会社の選定を慎重に行なっていると推測さ れる。しかし、工事発注者は現下の請負契約制度の下では、請負契約後の解除権が制限さ れており、契約後は建設会社に対する立場は強いものではなくなり、また、情報収集力に ついても個人や中小企業のレベルでは限界がある。 このような状況の中で、建設会社を選定する上の一つの方策として、前にも指摘したと おり、経営事項審査を民間工事においても活用することは、意義深いことであると思われ る。ただし、今回アンケート結果からもわかったように、経営事項審査制度の認知度は、 現状では未だ低いことから、今後、経営事項審査の利用方法を含めた周知が課題として指 摘できる。 建設事業は、発注者と建設会社の高度の信頼関係を必要とするが、今回アンケートの結 果では、発注者の多くが建設会社の選定について、満足を得ていることがわかった。 しかし、一方では建設会社の選定結果について「やや不満」「不満」とする発注者も 1 割程度あり、これらの問題(不誠実な建設業者の是正)の制度面での解決も、今後の課題 として残ったと言えよう。
4.調査結果
4.調査結果
4.調査結果
4.調査結果
4.1 単純集計編
4.1 単純集計編
4.1 単純集計編
4.1 単純集計編
4.1.1 回答者 4.1.1 回答者 4.1.1 回答者 4.1.1 回答者(発注者)の属性(発注者)の属性(発注者)の属性(発注者)の属性 (1)施工場所の分布 (1)施工場所の分布 (1)施工場所の分布 (1)施工場所の分布 アンケートに回答があった工事の施工場所は、図表1のとおりである。 図表1 施工場所の分布 図表1 施工場所の分布 図表1 施工場所の分布 図表1 施工場所の分布(回答者数:1,185 人) (2)工事 (2)工事 (2)工事 (2)工事 1111 件あたりの発注金額件あたりの発注金額件あたりの発注金額件あたりの発注金額 回答を寄せた 1,185 件の内、60%以上が「3 億円未満」の小規模工事であり、「10 億円 以上」の大規模工事は、10%に満たない。 図表2 発注金額別の件数および割合 図表2 発注金額別の件数および割合 図表2 発注金額別の件数および割合 図表2 発注金額別の件数および割合(回答者数:1,185 人) 北海道 1 京都府 0 青森県 0 大阪府 49 岩手県 0 兵庫県 4 宮城県 3 奈良県 0 秋田県 0 和歌山県 0 山形県 1 鳥取県 0 福島県 2 島根県 1 茨城県 3 岡山県 0 栃木県 1 広島県 1 群馬県 0 山口県 2 埼玉県 116 徳島県 3 千葉県 2 香川県 37 東京都 239 愛媛県 7 神奈川県 281 高知県 1 新潟県 3 福岡県 7 富山県 0 佐賀県 1 石川県 4 長崎県 5 福井県 0 熊本県 3 山梨県 1 大分県 0 長野県 2 宮崎県 0 岐阜県 17 鹿児島県 0 静岡県 218 沖縄県 0 愛知県 134 無回答 10 三重県 25 合 計 1,185 滋賀県 1 回答数 割合(%) 1億円未満 198 16.7 3億円未満 572 48.3 5億円未満 154 13.0 10億円未満 147 12.4 10億円以上 110 9.3 無回答 4 0.3 合 計 1,185 100(3)工事 (3)工事 (3)工事 (3)工事 1111 件あたりの延べ床面積件あたりの延べ床面積件あたりの延べ床面積件あたりの延べ床面積 回答を寄せた 1,185 件の内、約 70%が「2000 ㎡未満」の小規模の工事となっている。 図表3 工事 図表3 工事 図表3 工事 図表3 工事 1111 件あたりの延べ床面積と割合件あたりの延べ床面積と割合件あたりの延べ床面積と割合件あたりの延べ床面積と割合(回答者数:1,185 人) (4)建設会社の選定方法 (4)建設会社の選定方法 (4)建設会社の選定方法 (4)建設会社の選定方法 建設会社の選定方法について、特命か複数会社による競争見積りかについてみると、「特 命工事」と「競争見積り工事」の件数は、ほぼ半々となっており、民間工事においては特 命工事の割合が高いことがみてとれる。 図表4 建設会社の選定方法の件数および割合 図表4 建設会社の選定方法の件数および割合 図表4 建設会社の選定方法の件数および割合 図表4 建設会社の選定方法の件数および割合(回答数:1,185 人) 回答数 割合(%) 400㎡∼2000㎡未満 791 66.8 2000㎡∼3000㎡未満 111 9.4 3000㎡∼7000㎡未満 183 15.4 7000㎡以上 89 7.5 無回答 11 0.9 合 計 1,185 100 特命 49% 競争見積り 50% 無回答 1% 587件 4件 591件
(5)建設会社への発注形態について (5)建設会社への発注形態について (5)建設会社への発注形態について (5)建設会社への発注形態について わが国の公共工事においては、設計・施工の分離発注が原則となっているが、今回対象 となった民間工事の建設会社への発注形態についてみると、「設計・施工一括発注」の件 数が約半分を占めている。 図表5 設計 図表5 設計 図表5 設計 図表5 設計・施工工事と設計と施工の分離発注工事の件数および割合・施工工事と設計と施工の分離発注工事の件数および割合・施工工事と設計と施工の分離発注工事の件数および割合・施工工事と設計と施工の分離発注工事の件数および割合 (回答者数:1,185 人) (6)回答者 (6)回答者 (6)回答者 (6)回答者(発注者)の組織形態(発注者)の組織形態(発注者)の組織形態(発注者)の組織形態 回答者の組織形態をみると、「個人」及び「営利法人」が合わせて約 80%を占める結果 となっている。 図表6 組織形態の分類及びその割合 図表6 組織形態の分類及びその割合 図表6 組織形態の分類及びその割合 図表6 組織形態の分類及びその割合(回答者数:1,185 人) 一括発注 47% 別々の会社 に発注 52% 無回答 1% 11件 559件 615件 回答数 割合(%) 個人 424 35.8 営利法人 563 47.5 医療法人 45 3.8 宗教法人 20 1.7 社会福祉法人 52 4.4 公益法人 15 1.3 その他 66 5.6 無回答 0 0.0 合 計 1,185 100
次に、営利法人の資本階層別の分類をみると、「5 千万円未満」が 288 件と全体(563 件)の約 50%を占めており、「資本金 5 億円以上」の大手法人は、127 件と、全体の約 23%に止まった 図表7 営利法人の資本階層別分類 図表7 営利法人の資本階層別分類 図表7 営利法人の資本階層別分類 図表7 営利法人の資本階層別分類(回答者数:563 人) (7)回答者 (7)回答者 (7)回答者 (7)回答者(発注者)の工事発注件数及び発注金額の分類(発注者)の工事発注件数及び発注金額の分類(発注者)の工事発注件数及び発注金額の分類(発注者)の工事発注件数及び発注金額の分類 回答者工事発注件数の頻度をみると、発注件数の頻度は高くなく、「2∼3年に1件よ り少ない」発注者が、50%以上以上を占めており、民間工事における発注者の多くは、 発注頻度が低いことがわかる。また、「1年に6件以上」発注する発注者は、85 件(全体 の約7%)となっている。 図表8 工事発注件数の分類 図表8 工事発注件数の分類 図表8 工事発注件数の分類 図表8 工事発注件数の分類(回答者数:1,185 人) 1千万円未満 14% 1千万円以上5 千万円未満 36% 5千万円以上1 億円未満 12% 1億円以上5億 円未満 15% 5億円以上 23% 無回答 0% 127件 82件 66件 81件 207件 2~3年に1件 19% 2~3年に1件 よりは少ない 55% 1年に6件以上 7% 1年に1件程度 9% 無回答 1% 1年に2~5件 程度 9%
他方、発注者の平成11年1年間の総発注金額の分類をみると、「5億円未満」の工事 が 70%以上となっており、「50 億円以上」の工事はわずかに 4%となっている。 図表9 平成11年の工事発注金額の分類 図表9 平成11年の工事発注金額の分類 図表9 平成11年の工事発注金額の分類 図表9 平成11年の工事発注金額の分類(回答数:1,185 件) (8)今回の建設工事を行なうに至った経緯 (8)今回の建設工事を行なうに至った経緯 (8)今回の建設工事を行なうに至った経緯 (8)今回の建設工事を行なうに至った経緯 建設事業を行なうに至った経緯についてみると、「自ら計画した」者が最も多く、70% を占めており、次いで「建設会社の勧め」により、建設工事を行なった者が多く、10.2% となっている。 図表10 今回の建設工事行なうに至った経緯 図表10 今回の建設工事行なうに至った経緯 図表10 今回の建設工事行なうに至った経緯 図表10 今回の建設工事行なうに至った経緯(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答) (回答者数:1,185 人 回答件数:1,252 人) 1億円未満 21% 1億以上5億円 未満 51% 50億円以上 4% 無回答 1% 10億以上50億 円未満 13% 5億以上10億 円未満 10% 70.0 3.5 5.1 2.3 10.2 2.5 6.4 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 自ら計画 金融機関の勧め 不動産会社の勧め 設計事務所の勧め 建設会社の勧め 知人の勧め その他 (%)
4.1.2 建設会社の選定について 4.1.2 建設会社の選定について 4.1.2 建設会社の選定について 4.1.2 建設会社の選定について (1)今回建設工事の建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、また (1)今回建設工事の建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、また (1)今回建設工事の建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、また (1)今回建設工事の建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、または、他のは、他のは、他のは、他の 人に任せていたか 人に任せていたか 人に任せていたか 人に任せていたか 建設会社の選定の過程においては、「自ら主体的に決定した」者が全体の 80%を超えて おり、「他の人に任せた」者は 16%に止まっている。 図表10 建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、他の人に任せていたか 図表10 建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、他の人に任せていたか図表10 建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、他の人に任せていたか 図表10 建設会社の選定において、自ら主体的に決定したか、他の人に任せていたか
(回答者数:1,185 人) (2)建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか (2)建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか (2)建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか (2)建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか 今回の建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったかの経緯をみると、「過去 に工事を発注したことがある」がもっとも多く(27.3%)、次いで「建設会社の個別訪問」が 多くなっている(14.3%)。実績を重要視する発注者の姿勢と、建設工事が減少する中に あって、各建設会社が営業展開を積極化している状況がうかがえる。 図表11 建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか 図表11 建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか 図表11 建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか 図表11 建設工事を担当する建設会社をどのようにして知ったか (回答者数:1,185 人 回答件数:1,815 件) 82.9 15.7 1.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 自ら主体的に決定 他の人に任せた 無回答 回答数 割合(%) 過去に工事を発注したことがある 496 27.3 知人の紹介 185 10.2 業界団体の紹介 11 0.6 ダイレクトメール 5 0.3 新聞等の広告 18 1.0 建設会社HP 4 0.2 建設会社の個別訪問 259 14.3 不動産会社の紹介 88 4.8 設計事務所の紹介 184 10.1 金融機関の紹介 122 6.7 地場の有力業者として有名 168 9.3 知人が勤めている 50 2.8 取引先だから 89 4.9
(3)建設会社を選定する上での判断基準 (3)建設会社を選定する上での判断基準 (3)建設会社を選定する上での判断基準 (3)建設会社を選定する上での判断基準 1)価格の安さ 1)価格の安さ 1)価格の安さ 1)価格の安さ 価格の安さの重要度をみると、「とても重要」と「重要」が大半を占めており、発注者 は工事価格の安さをかなり重要視している。 図表12 価格の安さの重要度 図表12 価格の安さの重要度 図表12 価格の安さの重要度 図表12 価格の安さの重要度(回答者数:1,185 人) 2)施工の技術力 2)施工の技術力 2)施工の技術力 2)施工の技術力 一方、施工の技術力は、「とても重要」が 673 件と、全回答者(1,185 人)の半分以上 となっており、これに「重要」の 344 件を合わせると、全体の 86%を占めており、発注者 が最も重要視している項目の一つとなっている。 図表13 施工の技術力の重要度 図表13 施工の技術力の重要度 図表13 施工の技術力の重要度 図表13 施工の技術力の重要度(回答者数:1,185 人) 5:とても重 要 57% 4:重要 29% 1:重要で はない 5% 無回答 1% 3:ふつう 8% 2:あまり重 要でない 0% 5:とても重 要 39% 4:重要 33% 3:ふつう 18% 無回答 2% 2:あまり 重要でない 2% 1:重要で はない 6%
3)取引関係 3)取引関係 3)取引関係 3)取引関係 取引関係については、「とても重要」(69 件)、「重要」(162 件)の2つを合わせて も、231 件(20%)であり、その一方で「重要ではない」が 436 件(36%)となっており、 あまり重要視されていない。 図表14 取引関係の重要度 図表14 取引関係の重要度 図表14 取引関係の重要度 図表14 取引関係の重要度(回答者数:1,185 人) 4)営業担当者の熱心さ 4)営業担当者の熱心さ 4)営業担当者の熱心さ 4)営業担当者の熱心さ 営業担当者の熱心さの重要度は、「とても重要」(132 件)と「重要」(337 件)を合わ せて 469 件(39%)となっており、「重要でない」も 203 件(17%)となっている。 建設事業は、一般的に多額の費用を要することから、発注者は営業担当者の熱心さだけ で判断することは多くなく、それ以外の要素も重視ししながら発注会社を決定していると 推測される。 図表15 営業担当の熱心さの重要度 図表15 営業担当の熱心さの重要度 図表15 営業担当の熱心さの重要度 図表15 営業担当の熱心さの重要度(回答者数:1,185 人) 4:重要 28% 2:あまり重 要でない 8% 1:重要では ない 17% 無回答 1% 5:とても重 要 11% 5:とても重 要 6% 4:重要 14% 3:ふつう 27% 1:重要では ない 36% 2:あまり重 要でない 15% 無回答 2%
5)会社の知名度の重要度 5)会社の知名度の重要度 5)会社の知名度の重要度 5)会社の知名度の重要度 会社の知名度の重要度は、「とても重要」(105 件)、「重要」(395 件)の2つで全体の 42%(500 件)を占めており、ある程度は重要視されていることがわかる。 図表16 会社の知名度の重要度 図表16 会社の知名度の重要度 図表16 会社の知名度の重要度 図表16 会社の知名度の重要度(回答者数:1,185 人) 6)会社の規模の重要度 6)会社の規模の重要度 6)会社の規模の重要度 6)会社の規模の重要度 会社の規模の重要度は、会社の知名度とほぼ同じ傾向を示しており、「とても重要」が 121 件、「重要」が 424 件となっており、2つを合わせて全体の 46%を占めている(545 件)。 図表17 会社の規模の重要度 図表17 会社の規模の重要度 図表17 会社の規模の重要度 図表17 会社の規模の重要度(回答者数:1,185 人) 5:とても重 要 10% 4:重要 36% 3:ふつう 35% 2:あまり 重要でない 6% 1:重要で はない 12% 無回答 1% 4:重要 33% 3:ふつう 37% 2:あまり 重要でない 6% 1:重要で はない 14% 無回答 1% 5:とても重 要 9%
7)会社の風評の重要度 7)会社の風評の重要度 7)会社の風評の重要度 7)会社の風評の重要度 会社の風評については、「とても重要」198 件、「重要」497 件の2つで全体の 59%(695 件)を占めており、また、これに「ふつう」の 318 件を加えると、全体の 86%(1,013 件) を占めている。近年、ゼネコンの倒産や経営危機が続く中で、風評に対する発注者の関心 が高いことがみてとれる。 図表18 会社の風評の重要度 図表18 会社の風評の重要度 図表18 会社の風評の重要度 図表18 会社の風評の重要度(回答者数:1,185 人) 8)財務内容の重要度 8)財務内容の重要度 8)財務内容の重要度 8)財務内容の重要度 財務の重要度に対しても、「会社の風評」と同様に発注者の関心が高く、「とても重要」 (247 件)、「重要」(470 件)を合わせて、全体の 61%(717 件)を占めており、さらに「ふ つう」の 295 件を加えると、全体の 86%を占めるにいたる(1,012 件)。 図表19 会社の財務内容の重要度 図表19 会社の財務内容の重要度 図表19 会社の財務内容の重要度 図表19 会社の財務内容の重要度(回答者数:1,185 人) 4:重要 42% 3:ふつう 27% 1:重要で はない 11% 無回答 1% 5:とても重 要 17% 2:あまり重 要でない 2% 5:とても重 要 21% 3:ふつう 25% 1:重要で はない 11% 無回答 1% 2:あまり重 要でない 2%
9)不動産会社の紹介の重要度 9)不動産会社の紹介の重要度 9)不動産会社の紹介の重要度 9)不動産会社の紹介の重要度 不動産会社の紹介は重要度が低く、「重要でない」(589 件)と「あまり重要でない」 (231 件)を合わせると、全体の 69%(820 件)となってあり、あまり重要視されていない。 図表20 不動産会社の紹介の重要度 図表20 不動産会社の紹介の重要度 図表20 不動産会社の紹介の重要度 図表20 不動産会社の紹介の重要度(回答者数:1,185 人) 10)設計事務所の紹介の重要度 10)設計事務所の紹介の重要度 10)設計事務所の紹介の重要度 10)設計事務所の紹介の重要度 設計事務所の紹介の重要度は、「重要ではない」が 436 件で、もっとも多くなっており (全体の 36%)、「とても重要」(60 件)と「重要」(139 件)は合わせて 199 件(全体 の 17%)に止まった。 図表21 設計事務所の紹介の重要度 図表21 設計事務所の紹介の重要度 図表21 設計事務所の紹介の重要度 図表21 設計事務所の紹介の重要度(回答数:1,185 件) 5:とても重 要 2% 3:ふつう 21% 2:あまり 重要でない 19% 1:重要で はない 50% 無回答 3% 4:重要 5% 5:とても 重要 5% 4:重要 12% 3:ふつう 29% 2:あまり 重要でな い 1:重要で はない 36% 無回答 2%
11)金融機関の紹介の重要度 11)金融機関の紹介の重要度 11)金融機関の紹介の重要度 11)金融機関の紹介の重要度 金融機関の紹介の重要度は、「重要ではない」が 473 件で、もっとも多くなっており(全 体の 40%)、「とても重要」(47 件)と「重要」(130 件)は、合わせて 177 件(15%) に止まっており、あまり重要視されていない。 図表22 金融機関の紹介の重要度 図表22 金融機関の紹介の重要度 図表22 金融機関の紹介の重要度 図表22 金融機関の紹介の重要度(回答者数:1,185 人) 12)アフターケアの重要度 12)アフターケアの重要度 12)アフターケアの重要度 12)アフターケアの重要度 アフターケアの重要度をみると、「とても重要」(587 件)と「重要」(374 件)が合 わせて 82%(961 件)を占めており、発注者はアフターケアをかなり重視していることが わかる。 図表23 アフターケアの重要度 図表23 アフターケアの重要度 図表23 アフターケアの重要度 図表23 アフターケアの重要度(回答者数:1,185 人) 5:とても重 要 4% 4:重要 11% 3:ふつう 27% 1:重要で はない 40% 2:あまり 重要でない 16% 無回答 2% 5:とても重 要 50% 4:重要 32% 1:重要で はない 10% 無回答 1% 2:あまり 重要でない 0% 3:ふつう 7%
各項目の重要度のまとめ 各項目の重要度のまとめ 各項目の重要度のまとめ 各項目の重要度のまとめ これまでの 12 項目について、まとめてみると、民間工事における発注者は「価格の安 さ」「施工の技術力」「アフターケア」をかなり重視しているが、「不動産会社の紹介」 「設計事務所の紹介」「金融機関の紹介」については重要度が低い。 図表24 各項目の重要度 図表24 各項目の重要度図表24 各項目の重要度 図表24 各項目の重要度(回答者数:1185 人) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 施工の技術力 アフターケア 価格の安さ 財務内容 会社の風評 営業の熱心さ 会社の規模 会社の知名度 取引関係 設計事務所の紹介 金融機関の紹介 不動産会社の紹介 とても重要 重要 ふつう あまり重要でない 重要ではない 無回答
13)建設会社を選定する際に、入手した情報 13)建設会社を選定する際に、入手した情報 13)建設会社を選定する際に、入手した情報 13)建設会社を選定する際に、入手した情報 建設会社を選定する際に、入手した情報をみると、「工事実績」が 885 件(回答者数に 対する割合 74.7%、以下同様)ともっとも多く、「価格の妥当性」の 474 件(40%)と「財 務内容」の 439 件(37%)がこれに続いている。建設会社の施工実績と経営の安定性に対 して、発注者の関心が高いことがわかる。他方、情報の入手手段をみると、「建設会社の 担当者」(903 件、76.2%)と「建設会社の会社案内」(735 件、62%)が最も多くなっ ており、建設会社の発注者との交渉担当者が重要な役割を果たしている状況が、うかがわ れる。他方、「経営事項審査」の活用は、わずか 137 件(11.6%)に止まった。 図表25 建設会社を選定する際に入手した情報 図表25 建設会社を選定する際に入手した情報 図表25 建設会社を選定する際に入手した情報 図表25 建設会社を選定する際に入手した情報(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答) (回答者数 1,185 人:回答件数 2,738 件) 注)図表 24,25 とも()かっこ内数字は、回答者数に対する割合 図表26 建設会社を選定する際に入手した情報の入手手段 図表26 建設会社を選定する際に入手した情報の入手手段 図表26 建設会社を選定する際に入手した情報の入手手段 図表26 建設会社を選定する際に入手した情報の入手手段((((複数回答複数回答複数回答)複数回答))) (回答者数 1,185 人:回答件数 3,466 件) 439 885 49 297 170 133 113 117 474 61 0 200 400 600 800 1,000 財務内容 工事実績 事故歴 営業の沿革 所属技術者の資格や数 金融機関 経営者の経歴 株価 価格の妥当性 その他 件数 (37.0) (74.7) (4.1) (25.1) (14.3) (11.2) (1.0) (9.9) (40.0) (5.1) 112 227 406 164 54 137 31 735 0 200 400 600 800 1,000 書籍 新聞・雑誌 知人 他の建設業者 建設業許可簿 経営事項審査結果通知書 建設会社のホームページ 建設会社の会社案内 件数 (9.5) (1.9) (34.3) (13.8) (4.6) (11.6) (2.6) (62.0)
14)建設会社を決定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した情報 14)建設会社を決定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した情報 14)建設会社を決定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した情報 14)建設会社を決定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した情報 建設会社を決定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した情報の中では、 「工事施工における事故歴」が 341 件(回答者数に対する割合 28.8%、以下同様)でもっ とも多くなっており、次いで「財務内容」が多く、234 件(19.7%)となっている。民間 工事の発注者においては、建設会社の工事の安全性に関する情報が、十分に入手できてい ない状況がうかがわれる。 図表27 建設会社を選定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した 図表27 建設会社を選定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した 図表27 建設会社を選定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した 図表27 建設会社を選定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した 情報 情報 情報 情報(複数回答) (複数回答) (複数回答) (複数回答) (回答者数 1,185 人:回答件数 1,671 件) 注)図表 26,27 とも()かっこ内数字は、回答者数に対する割合 15)施工業者を決定する際、誰かに相談したか 15)施工業者を決定する際、誰かに相談したか 15)施工業者を決定する際、誰かに相談したか 15)施工業者を決定する際、誰かに相談したか 施工業者を決定する際の相談先をみると、「自ら収集、決定」(684 件。回答者数に対 する割合 57.7%、以下同様)した者がもっとも多くなっている。次いで、「設計事務所に 相談」した者が、360 件(30.4%)となっている。設計事務所の発注者に対する建設会社 の紹介は、重要視されていないものの(図表 21 参照)、発注者が建設会社を決定する場 面では、設計事務所が有力な相談先となっていることがわかる。 図表28 図表28 図表28 図表28 施工業者を決定する際、誰かに相談したか施工業者を決定する際、誰かに相談したか施工業者を決定する際、誰かに相談したか施工業者を決定する際、誰かに相談したか(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答) (回答者数 1,185 人:回答件数 1,790 件) 234 179 341 63 187 60 47 23 62 475 0 100 200 300 400 500 財務内容 工事実績 工事施工時の事故歴 営業の沿革 所属技術者の資格や数 金融機関 経営者の略歴 株価 その他 無回答 件数 (19.7) (15.1) (28.8) (5.3) (15.8) (5.1) (4.0) (1.9) (5.2) (40.1) 684 252 360 98 20 83 220 73 0 100 200 300 400 500 600 700 800 自分で収集 知人に相談 設計事務所に相談 不動産業者に相談 業界団体に相談 弁護士などに相談 金融機関に相談 無回答 件数 (57.7) (21.3) (30.4) (8.3) (1.7) (7.0) (18.6) (6.2)
4.1.3 建設業法について 4.1.3 建設業法について 4.1.3 建設業法について 4.1.3 建設業法について (1)建設業法の (1)建設業法の (1)建設業法の (1)建設業法の「一括下請負禁止」の認知度「一括下請負禁止」の認知度「一括下請負禁止」の認知度「一括下請負禁止」の認知度 建設業法における「一括下請負禁止」の認知度をみると、「知っている」は 70%となっ ているが、「知らない」とする発注者も 29%となった。 図表29 建設業法で一括下請負が禁止されていることを知っているか 図表29 建設業法で一括下請負が禁止されていることを知っているか 図表29 建設業法で一括下請負が禁止されていることを知っているか 図表29 建設業法で一括下請負が禁止されていることを知っているか (回答者数:1,185 人) (2)建設業法 (2)建設業法 (2)建設業法 (2)建設業法ののの「監理技術者の「監理技術者「監理技術者の現場常駐規定」「監理技術者の現場常駐規定」の現場常駐規定」の認知度の現場常駐規定」の認知度の認知度の認知度 他方、建設業法における「監理技術者の現場常駐規定」の認知度をみると、「知ってい る」が全体の 76%、「知らない」が同じく 23%となった。 図表30 建設業法の監理技術者の現場常駐規定を知っているか 図表30 建設業法の監理技術者の現場常駐規定を知っているか 図表30 建設業法の監理技術者の現場常駐規定を知っているか 図表30 建設業法の監理技術者の現場常駐規定を知っているか (回答者数:1,185 人) 知っている 70% 知らない 29% 無回答 1% 知っている 76% 知らない 23% 無回答 1%
4.1.4 経営事項審査について 4.1.4 経営事項審査について 4.1.4 経営事項審査について 4.1.4 経営事項審査について (1)経営事項審査の認知度 (1)経営事項審査の認知度 (1)経営事項審査の認知度 (1)経営事項審査の認知度 経営事項審査の認知度についてみると、「知らない」が 741 人と、全体の 60%を超えて おり、全般的に経営事項審査の認知度は低いことがわかる。また、「知らない」人の中で、 今後、経営事項審査を活用してみたいかの問いに対しては、441 人(「知らない」人の 59.5%) が今後、経営事項審査を活用したいと答えている。 図表31 経営事項審査を知っているか 図表31 経営事項審査を知っているか 図表31 経営事項審査を知っているか 図表31 経営事項審査を知っているか(回答者数:1,185 人) (2)経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 (2)経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 (2)経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 (2)経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 (1)の問いで、「経営事項審査を活用してみたいと思う」と答えた者の中で、実際に 活用してみたい項目をみてみると、「総合評点」を挙げた者が 377 件(回答者数に対する 割合 85.5%、以下同様)と、もっとも多く、次いで「技術力(技術者の数)」の 305 件(69.2%) が多くなっている。 図表32 経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 図表32 経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 図表32 経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目 図表32 経営事項審査の項目の中で、活用してみたい項目(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答) (回答者数 441 人:回答件数 1613 件) 注)()かっこ内数字は、回答者数に対する割合 441 296 443 1 4 知らない 741 無回答 知っている 思う 思わない 無回答 (37.4%) (0.1%) (62.5%) (0.6%) (「知らない」うちの 59.5%)、以下同様 (39.9%) 377 170 121 255 305 76 45 205 49 10 0 100 200 300 400 総合評点 業種別年間完成工事高 自己資本の額 経営状況分析 技術力(技術者の数) 営業年数 労働福祉の状況 工事の安全成績 職員数 無回答 件数 (85.5) (38.5) (27.4) (57.8) (69.2) (17.2) (10.2) (46.5) (11.1) (2.3)
(3)経営事項審査の活用の有無 (3)経営事項審査の活用の有無 (3)経営事項審査の活用の有無 (3)経営事項審査の活用の有無 (1)の問いで、「経営事項審査を知っている」と答えた 443 人の中で、これまでの活用 の有無をみると、「ある」と答えたものは、わずか 26%に止まった。 図表33 経営事項審査を活用したことがあるか 図表33 経営事項審査を活用したことがあるか 図表33 経営事項審査を活用したことがあるか 図表33 経営事項審査を活用したことがあるか(回答者数:443 人) (4)経営事項審査の項目で活用した項目 (4)経営事項審査の項目で活用した項目 (4)経営事項審査の項目で活用した項目 (4)経営事項審査の項目で活用した項目 (3)の問いで、「経営事項審査を活用したことがある」と答えた 117 人の中で、実際 に活用した項目についてみると、「総合評点」が 100 人(回答者数に対する割合 85.5%、 以下同様)でもっと多く、次いで「経営状況分析」の 70 人(59.8%)、「技術力(技術 者の数)」の 69 人(58.9%)が多くなっている。 図表34 経営事項審査の中で活用した項目 図表34 経営事項審査の中で活用した項目 図表34 経営事項審査の中で活用した項目 図表34 経営事項審査の中で活用した項目(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答) (回答者数 117 人:回答件数 422 件) 注)()内数字は、回答者数に対する割合 ある 26% ない 73% 無回答 1% (321人) (117人) (5人) 100 61 42 70 69 29 4 28 0 20 40 60 80 100 120 総合評点 業種別年間完成工事高 自己資本の額 経営状況分析 技術力(技術者の数) 営業年数 労働福祉の状況 工事の安全成績 件数 (85.5) (52.1) (35.9) (59.8) (58.90) (24.8) (3.4) (23.9)
4.1.5 下請会社 4.1.5 下請会社 4.1.5 下請会社 4.1.5 下請会社(専門工事会社)の指定及び推薦について(専門工事会社)の指定及び推薦について(専門工事会社)の指定及び推薦について(専門工事会社)の指定及び推薦について (1 (1 (1 (1)今回の建設工事において、下請会社の指定をしたか)今回の建設工事において、下請会社の指定をしたか)今回の建設工事において、下請会社の指定をしたか)今回の建設工事において、下請会社の指定をしたか 今回の建設工事における、下請会社の指定の有無をみると、指定をした発注者は、282 件であり、全体の 24%となっている。 図表35 今回の建設工事における、下請会社の指定の有無 図表35 今回の建設工事における、下請会社の指定の有無 図表35 今回の建設工事における、下請会社の指定の有無 図表35 今回の建設工事における、下請会社の指定の有無(回答者数:1185 人) (2)下請会社の指定は、誰が行なったか (2)下請会社の指定は、誰が行なったか (2)下請会社の指定は、誰が行なったか (2)下請会社の指定は、誰が行なったか (1)の問いで、「下請会社を指定した」者の中で、誰が指定を行なったかをみると、 自ら指定した者が 204 人と、指定を行なった発注者全体の 73%となっており、他の者の推 薦によって指定したものは、77 人(27%)となっている。 図表36 下請会社の指定は、誰が行なったか 図表36 下請会社の指定は、誰が行なったか 図表36 下請会社の指定は、誰が行なったか 図表36 下請会社の指定は、誰が行なったか(回答者数:282 人) 指定をした 24% 指定はしな かった 76% (282人) (903人) 自ら指定 73% 推薦によって 指定 27% 無回答 0% (1人) (204人) (77人)
(3)下請会社の推薦をした者の分類 (3)下請会社の推薦をした者の分類 (3)下請会社の推薦をした者の分類 (3)下請会社の推薦をした者の分類 また、1)の下請会社を推薦した者の分類をみると、「商売上の取引先」が 23 件(22.8%) と、もっとも多くなっており、ほぼ同数で「設計事務所」が続いている(21 件、20.8%)。 図表37 下請会社の推薦をした者の分類 図表37 下請会社の推薦をした者の分類 図表37 下請会社の推薦をした者の分類 図表37 下請会社の推薦をした者の分類(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答) (回答者数 77 人:回答数 101 件) 回答数 割合(%) 知人 17 16.8 設計事務所 21 20.8 不動産会社 6 5.9 金融機関 20 19.8 商売上の取引先 23 22.8 建設関連業界団体 3 3.0 その他 10 9.9 無回答 1 1.0 合計(延べ) 101 100
4.1. 4.1. 4.1. 4.1.6 今回の建設工事における、満足度について6 今回の建設工事における、満足度について6 今回の建設工事における、満足度について6 今回の建設工事における、満足度について (1)建設会社の選定結果に対する満足度 (1)建設会社の選定結果に対する満足度 (1)建設会社の選定結果に対する満足度 (1)建設会社の選定結果に対する満足度 建設会社の選定結果に対する満足度をみると、「大いに満足した」が 168 件、「満足し た」が 834 件となっており、全体の約 85%(902 件)を占めている。一方、「やや不満」(139 件)と「不満」(17 件)は合わせて 13.1%(156 件)となった。 図表38 建設会社の選定結果に対する満足度 図表38 建設会社の選定結果に対する満足度図表38 建設会社の選定結果に対する満足度 図表38 建設会社の選定結果に対する満足度(回答者数:1185 人) (2)やや不満と不満の理由 (2)やや不満と不満の理由 (2)やや不満と不満の理由 (2)やや不満と不満の理由 (1)の問いの「やや不満」と「不満」の分類をみると、「工事コストの説明が十分で なかった」が 62 件でもっとも多く、次いで「施工状況の説明が十分でなかった」が 56 件、 「契約内容の説明が十分でなかった」が 42 件となっており、建設会社の交渉担当窓口の発 注者への説明不足が、不満の中心となっているようである。 図表39 やや不満と不満の理由の分類 図表39 やや不満と不満の理由の分類 図表39 やや不満と不満の理由の分類 図表39 やや不満と不満の理由の分類(複数回答)(複数回答)(複数回答)(複数回答)(回答者数 156 人:回答件数 416 件) 回答数 割合(%) 168 14.2 834 70.4 139 11.7 17 1.4 27 2.3 1,185 100 不満 無回答 合 計 大いに満足した 満足した やや不満 回答数 回答者に対す る割合(%) 建設会社の選定について主導権を取れなかった 32 20.5 建設会社の情報を十分に入手できなかった 33 21.2 契約手続きが一方的で、納得できなかった 17 10.9 契約内容の説明が十分でなかった 42 26.9 工事コストの説明が十分でなかった 62 39.7 施工状況の説明が不十分 56 35.9 廃棄物の処理が不適切 9 5.8 こちらが側の設計変更の要求が受け入れてもらえない 26 16.7 工期が守られない 36 23.1 工期の途中で一方的な設計変更が多い 25 16.0 現場の労働者の態度が良くない 10 6.4 下請会社がだれになるか、不安である 20 12.8 47 30.1 1 0.6 416 100 その他 無回答 合 計 (延べ) 選 定 契 約 施 工
4.1.7 入手情報と入手方法のクロス集計 4.1.7 入手情報と入手方法のクロス集計 4.1.7 入手情報と入手方法のクロス集計 4.1.7 入手情報と入手方法のクロス集計 建設会社の選定において、「入手した情報とその入手方法のクロス集計」は次頁の図表 40 のとおりである(本文 18P)。 入手情報は「工事実績」「財務内容」「価格の妥当性」が多くなっているが、入手方法 (情報源)は「建設会社の会社案内」「建設会社の担当者」が多くなっており(延べの合 計で 1,667 人)、情報の客観性がやや懸念される結果となった。 他方、発注者が建設会社を決定する上で、入手できなかったが、入手できれば活用した 情報としては、「工事施工時の事故歴」が最も多くなっているが(全回答者の約 30%。本 文 19P)、実際にはほとんど入手できていない状況である。 「工事施工時の事故歴」のようなマイナスの情報は、建設会社の資料や担当者から入手 することは、難しいと考えられるため、経営事項審査の様な客観的なデータの活用が望ま れる。 一方、経営事項審査の情報入手方法としての活用は、「建設会社の会社案内」「建設会 社の担当者」に大きく水を開けられているのみならず、「知人」「金融機関」よりもかな り少ない状況である。したがって、平成 10 年より公表されている「経営事項審査」の結 果について、入手方法について今まで以上に周知を図る必要があると思われる。 なお、元請工事を請負う建設会社の中には、経営事項審査を受審しない会社も多いこと から、今後これらの会社の「会社情報」及び「許可状況」の開示方法についても検討を要 すると思われる。
図表 図表 図表 図表 40404040 入手情報と入手方法のクロス集計 入手情報と入手方法のクロス集計 入手情報と入手方法のクロス集計 入手情報と入手方法のクロス集計 (回答者数 1,185 人:回答件数 3,518 件) 合 計 (延べ) ①書籍 ②新聞・ 雑誌 ③知人 ④他の建 設業者 ⑤建設業 許可簿 ⑥経営事 項審査結 果通知書 ⑦建設会 社のホー ムページ ⑧建設会 社の会社 案内 ⑨建設会 社の担当 者 ⑩金融機 関 ⑪その他 ①財務内容 590 51 56 48 14 10 43 11 91 97 107 62 ②工事実績 1,154 20 41 156 31 21 34 9 323 372 72 75 ③事故歴 69 0 3 9 5 3 5 0 11 17 9 7 ④営業の沿革 391 6 10 31 8 5 10 4 158 118 23 18 ⑤所属技術者の資格や数 210 4 6 17 3 6 17 3 66 62 10 16 ⑥金融機関 163 4 8 10 1 1 11 0 24 25 68 11 ⑦経営者の略歴 139 5 1 30 1 2 1 0 31 34 17 17 ⑧株価 140 12 86 4 0 0 3 0 5 8 12 10 ⑨価格の妥当性 595 11 19 89 99 6 12 4 44 169 53 89 ⑩その他 67 0 2 15 2 0 3 0 1 11 8 25 合 計 (延べ) 3,518 113 232 409 164 54 139 31 754 913 379 330 入手情報 入手方法