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DSpace at My University: Ⅳ 教職サークル・教職課程活動報告(学生) サークル活動報告

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Academic year: 2021

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77 Ⅳ 教職サークル活動 ・ 教職課程活動 ( 学生報告) サークル活動学生報告 春学期の教職サークルに参加して 教職サークル (春学期金曜 7 限 ・ 中井グループ) の活動記録 奥村 愛理  春学期に参加していた教職サークルでは、 いろんなことを学びました。 新しい学習指導要領について学んだり、 新聞記事を使っ て、 「小学校での英語必修化」 などについて学んだり、 中学校の教科書を見ながら自分だったらどのようなことを生徒に教えるだ ろうかということを考えたりしました。  そのなかでも私が興味を持ったのは、 2011 年から始まった小学校での英語必修化です。 私が小学生の頃から、 ALT の先生が 小学校に来て、 簡単な会話を学んだり、 ゲームをしたりするということがありました。 そこから、 英語が必修化になり、 生徒が少し ずつ単語や簡単な会話を学習するようになるという変化は大きいと私は考えています。 小学生のうちから英語に慣れ親しむことが できるので、 英語の必修化についてはいいものだと思います。 しかし、 それが中学校からの英語学習の橋渡しになるのかについ ては疑問に思います。 なぜなら、 中学生になると小学生のときには出てこなかった 「文法用語」 が出てきて、 つまづいてしまう生 徒がでてくる可能性があるからです。 だから、 文法用語も少しでも取り入れた方が中学校への橋渡しになると思います。 また、 各 小学校に英語を指導する専門の教員を配置すべきだと思います。 現在、 小学校で英語を教えているのは基本的にクラスの担任 です。 その担任の先生が必ずしも英語が得意とは限りませんし、 むしろ苦手な先生もいるかもしれません。 その場合、 生徒に英 語を教えるというのは難しいということになります。だから、英語の専門教員を養成して配置することが早急な課題になると思います。  このようにして教育のことについて考えるようになったのは、 サークルに参加し始めてからで、 それ以降新聞を読むときでも教育 についての記事を意識して読むようになりました。 これからも、 今まで以上に教育のことについて考えていくつもりです。 新聞記事からわかること 教職サークル活動学生報告 ( 春学期月曜 6 限 ・ 夫グループ) 田井寛子、 川上奈千甫、 上西紗笑       私たちは、新聞記事を通して学校の問題を知り、議論を交わしました。 地震の影響もあり、教育面の記事があまり見つからなかっ たのですが、 一回につき一人がテーマを決めて、 問題点と解決策を自分たちなりに考えました。 以下に取り扱ったトピックを紹介 します。  3/11 に起こった東日本大震災の被災地で、 全壊または半壊した教室の代わりに体育館で仕切りを作り、 授業を臨時的に行っ ているという現状の記事を取り上げました。 その問題点は、 隣のクラスと薄い壁一枚で仕切られており、 他のクラスの音が気になっ てお互い集中できないのでは?ということがあげられました。 その解決策として黒板の位置をずらす、 音読は外に出て読むなどの 集中できる環境をつくるという意見が出ました。 被災して、どんなに環境が悪くても子どもがいる限り工夫したりして “勉強を教える” ことを教員はしなければいけないのだと改めて思いました。  地震関連の他に印象的だった記事は、 いじめ問題です。 私たちはいじめ 問題について 「何故いじめはなくならいのか」 について自分たちの経験を 交えつつ議論しました。 その結果、 周りの友達も “いじめ” を認識しつつも 止められない、 止めようとすると次に自分にいじめの矛先が向くことに恐れて いるのだろうという意見がでました。 さらに、 「いじめにあい不登校になって しまった子どもたちはどう立ち直っていくか」 ということについても議論しまし た。 結果的に友達の支えが必要だということ結論が出ました。 また、 もし私 たちが教員になった時どう対応していくかについても考えました。 私たちも現 在学生ということもありなかなか議論が進まない中、 最終的に、 教師として 良質な人間関係形成の基盤をつくっていってあげる、 いじめを “やめさせる” のではなく、 初めから “させない” 環境を作って いくべきだということが一番だと思いました。  加えて、 学校の安全問題と関連付けて付属池田小学校事件のことも話し合いました。 ゆとり教育の一環として “開かれた学校”

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78 として学校の校門は開けっ放しでした。 実際、 私たちの小学校もその時までは開けられていました。 しかし、 その事件を機に校 門は閉じられ、 登下校は保護者 ・ 教員が見回り、 また小学校では集団登校となりました。 学校行事においても基本的に許可証 がない場合は入ることもできなくなりました。 しかし、 “子どもを守る” 重要性の認識が深まり、 地域 ・ 保護者 ・ 教員が一丸となっ て学校の安全を守ろうということになっていったということが話の中にあがりました。  サークルを通して、 分かったこと ・ 感じたことは、 現代の学校の状況や課題がたくさんあるということです。 しかし、 それらの問 題は教員あるいは、 周りの大人たちが変えていくべき問題なのではないかと思いました。 教員を目指す私たちにとって今、 何を 学ぶべきか ・ ・ ということをみんなで共有し、 話し合ってきたことをこれからも追及していきたいと思います。 小中学校の教科書から学ぶこと 教職サークル (秋学期火曜日 5 限 ・ 東條グループ) の活動記録 田井寛子、 川上奈千甫、 上西紗笑 私たちは小学校、 中学校で使われている教科書を実際に見て、 自分たちが教師だったらどのように指導するか意見を出し合い ました。 来年度から小学5、 6年生の英語授業が必修になったため、 中学校で初めて英語を学ぶというこれまでのスタイルから変 わって、 英語にある程度親しんだ生徒たちを相手にどう指導していくかについても考えました。  私たちが小学生だった時も外国人の先生や担任の先生から週に1度くらいのペースで英語の授業がありました。 小学校学習指 導要領では小学校の英語の授業は 「外国語活動」 と呼ばれており、「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、 コミュニケー ション能力の素地を養う」 という目標が掲げられています。 そこで、 小学生の子どもたちにどう英語に興味を持ってもらえるかを考 えました。 私たちの経験を踏まえた上で、 教科書にも付録にあったカードゲームなどで遊び感覚で親しんでもらう!ということがあ がりました。 文法などの形式ばったことはせず単純に英語って楽しい!と思ってもらえるようにするのが小学校の 「外国語活動」 ではないかと思いました。 ただ、 小学校の英語教育には少し問題があり、 英語を教えるのは基本的にクラス担任教諭だということです。 英語を専門的に やっていないため、 英語の発音などどうカバーするかも考えました。 CD など使ったりするのはもちろんのこと、 地域の英語を専門 的に習得した人材を雇ったり、 市で外国人教師を雇ったりという意見がでました。 しかし、 それを実現させるにはまだまだ問題が あるということでした。 次に中学生の教科書について意見を出し合いました。 自分たちが使用した教科書もあって自分たちの習ってきたことも出し合 いながら議論を進めました。 また、 中学生の教科書の中で、 大学の授業と関連するところはあるかという観点から見て行きました。 すると、 当時はあまり気にしていなかったけれど、 発音記号 (IPA) や音のつながり (linking) が盛り込まれており、 一番驚いたのは r と l の発音の違いが説明されていることでした。 サークルでは最後に中学教師、 田尻悟郎先生の DVD を観ました。 この先生は、 教師=エンターテイナーとおっしゃっていて、 中学生にも英語が “楽しい” と思えるように授業を実践していらっしゃいました。 実際、私たちも観終わったらこのような先生に “習 いたい” と思いました。 このように、 小学校、 中学校の教科書から自分たちはこう習ったけど、 こうやって教えるともっと良くなるよね!など、 先生の出 してくださったアドバイスなども取り入れながら、 英語を教える立場としていかに子どもたちに “英語って楽しい!” と思ってもらえ るように自分たちなりに指導方法を考えることはすごく難しかったけれど、 いい経験になりました。 「教職サークル活動について」 教職サークル (金曜日5限 ・ 中垣グループ) の活動記録 牧野 祐里子 ・ 松本 ほのか 私たちは毎週金曜日の5時間目に中垣先生と、 新聞などを手がかりにして、 最近の教育問題や教育環境の変化について話し 合ったり、 先生の教員時代、 教育委員会と教育長のころ、 校長先生の時代に体験された、 生徒たちや学校を取り巻く人々との エピソードを聞き、 感想や意見を述べ合っています。 先生の話はいろいろなパターンがあり、 話し上手で、 とても興味深くために なります。 こうした活動の中から、 私たちは教員としての学校での過ごし方や教員としてのあり方、 生徒への接し方や地域の方々 との付き合い方など、 いろいろな知識を吸収できました。

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79  また、 秋学期になってからは、 TOEICの練習プリントを何枚かづつ解き、 出来上がったらその場で答え合わせと解説を、 時間 が足りず宿題になるときには、 出来上がり次第提出すると、 次の時間には必ず採点して返していただきました。 TOEICの問題を 解くときの時間配分や解き方のアドバイスがあり、 とても勉強になる充実したサークル活動でした。  時には、 先生がみんなにお菓子を持ってきてくれたりして、 なごやかな雰囲気で過ごし易い時間でした。 教員を目指す身として、 以前に比べて、 新聞やTVのニュースに日ごろから注目するようになり、 とても良い刺激を得ることができました。 このサークル活 動を通して学んだことを将来に活かしたいと思います。 人間力のある教員を目指して 教職サークル (秋学期火曜 7 限 ・ 中井グループ) の活動記録 大杉 日登美  この教職サークルは、 教員を目指す仲間が集まり、 中井先生の話題提供をもとに話し合う活動を行ってきました。 “全ての生徒 に興味や関心、 やる気を起こさせるためには授業内で、 どのような工夫が必要か” など、 指導法や授業法を具体的にメンバー で討論してきました。 実際に中学 ・ 高校で使われている教科書を使ってプレゼンテーションを行ったり、 また新聞や本といった資 料を用いて、 今の教育現状を受けとめ、 幅広い分野を学び、 改善法について深く話し合ったりしてきました。 子どもを育てるとい うことは、 未来をつくるということです。 ただ、 資格取得を目的とするのではなく、 社会に貢献するという気持ちを持って学びに取 り組むことが大切です。 物事を 「正確に」 「速やかに」 実行する力を身に付け、一人ひとりの子どもに対して人間として向き合い、 子どもと共に成長する教員を目指さなければなりません。 そのために、 知性を養い、 透徹した思考力と正しい判断力を身に付け、 五感を使い、 立体感のある、 ものの見方をすることが教育に必要不可欠なものだと知りました。 どのような経験も、 知識も、 必ず 自分自身の人間力を高めてくれると信じ、 様々なことに挑戦していきたいと考えています。 今後も、 多くのことを吸収し、 優しさと 強さを兼ね備えた女性でありたいと願いました。

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