K
論 文l
UOC :624.
02 :624.
042.
7 :620.
1 日本建築 学会 構 造 系 論 文 報 告樂 第 377 号・
昭和 62 年 7月新 耐 震 設 計 法
な ら
び
に
地
震 時塑
性 層
問
変
位
を
考
慮
し た
鉄 筋
コン
ク
リ
ー
ト骨
組
の
最
適 設 計
正 会 員今
井
信
宏
*’
1.
序 筆 者は, これ ま で既報 1)−
3) に おいて終 局 強 度 設 計 法お よび弾 性 解析結 果に基づ く静 的な らびに動的な荷重を受 ける鉄 筋コ ン ク リー
ト (以 下RC
と略 記)骨 組の最 適 設 計 法につ いて報告し た。
し か し, わ が国で常用の新耐 震 設 計 法お よび日本 建 築 学 会RC
構 造 計算規 準4) に準拠 するRC
骨組の最適設計法につ い ては未検討であっ た。 最 適 設 計の役 割の一
つ は, 所 定の設計条件の も と に最適 設 計さ れ た骨組の特徴お よびその力 学的性能を明ら かに する ことに よ り, よ り適 切な設 計 方 法の建 設 を図る とこ ろ に あ る。
その た め,
本研究で は まず 現行の 日本建 築 学 会RC
構 造計 算規準に基づ くRC
骨 組の最 適 設 計 法 を提 示し,
かつ こ の手法を適 用し た解 析 例を通 して設 計 解の特 徴 を 明ら かにす る と と もに,
水平 力 作 用 時の単 調 載 荷 弾 塑 性 解 析お よ び大 地 震 時を想 定し た実 地 震 波に よる弾 塑 性 地 震応 答解析に よ り設計骨 組の力学 的性 能な ら びにその特 長お よび欠 点を論じ るこ と と し た。 とこ ろで現 行の RC 設 計 規 準に よっ て最 適 設 計 し た 骨組は, 骨組お よ び そ の構 成部材の強 度 的 条 件お よ び弾 性 変形条件は満足 して い て も大地震 時の骨 組の塑 性 変 形 まで考 慮 する と骨 組の 剛 性が不 足 すること が 考え ら れ る。 こ の た め,
本 研 究ではこ の よ うな場 合に対 応する設 計 法と して,
大 地 震 時に お け る骨 組の塑 性 層 間 変 位の最 大値分布を指 定し た許 容 値に等し くする ために必 要 な弾 性 層 剛 性 分 布を求め る設 計 法をこれ まで示した最 適 設 計 理論!) を 用い て行う方 法を提案する。 な お,
地 震 時の 応 答 変 位を制 御す る最 適 設 計 法につ い て は, 鋼 構 造に関 して は すで に中村ら 5 )・
6 ) に よ り示さ れ ている。・
しか し,
こ れ らの研 究はい ずれ も弾 性 応 答ま た は弾 性 骨 組に対する設 計 法で あ り, 本論で示す よ う な 骨 組の塑 性 変 位 応 答につ い て は考 慮さ れて い ない。
またRC
構 造に関しては塑 性 変 位 応 答ス ペ ク トルを用い て応 答変位 を 算 定 し,
これ を 設 計に組み込 ん だZagajeski ら’
の研 究7] 以 外は今の とこ ろ 見 う け られ ない。
2.
設 計 方 針 * 名 古 屋 大 学 助 手・
工修 (昭 和 62 年 1 月 12日原稿 受理 ) 現行の設 計規 準に準拠す る最適 設計は,1
次設計およ び2
次設計よ り成り,1
次設計で は許容応 力 度 設 計 法に 基づ く骨 組の最 小 重 量 設 計 を行う。
1 次設計解は,
部材 の断 面 設 計 を許容応 力度設計法で行う以 外は,
全 体 骨 組 の最 適 解 を精 度よ く推 定す る既報Z) に示し た設計法を そ の ま ま 用いて求める。
2次 設 計で は,
保有水平耐力条件 お よ び本 研 究で新た に設定し た骨組の節点にお け る降伏 形 をは り降伏 形 とす る条 件に よ り1
次 設計解の検定を行 い, 満 足し ない 場 合は断 面変更を行う。
次い で上 記の方法に よ り設 計し た骨 組につ い て,
大 地 震 時 塑性層間変位の最大値分布を次に示す方 法により推 定し,
推 定 値 が 指 定し た許容値よ、
り大な る場合は,
塑性 層 間変位が許容値と等し く な るに必 要な弾 性 層 剛 性 分 布 を求め, こ の分布に基づ いて部材断 面の変 更 を行 う。 こ れ は,
現行の設 計 規準により最 適 設計し た骨 組につ い て の実地震波を用い た大地震 時を 想定し た弾 塑 性 応 答 解 析 の結果, い くつ かの地 震 波に対し て骨組の塑 性 層 間変位 の最 大 値 がかな り大き く な り骨組の靱性確保が困難と な る ことが あるた め 用い る方 法であ る。
地震 時塑性 層 間変 位の最 大 値 分 布は, 系の 復 元 力特性をDegrading
Tri−
linear
(以下D −Tri
と略記 )型 と し た時の国 内 外で記 録 され た計 64波の実地震 波に対す る変 位 応 答の最 大 値 を 統計的に取り扱うこと に よ り作 成し た塑 性 変 位 応 答ス ペ ク トル お よびモー
ダル アナ リ シスならびにRMS
法を用 いて弾性応答よ り推定す る。 ま た,
必 要 弾 性 層 剛 性 分 布 は, 既報 2} に示 し た 層間変位制限を受け る RC 骨 組の最 小 重暈設 計 理 論 を適 用して求め る。
図一
1は, 以 上 示し た設 計 法の論理フ ロー
チャー
トを 示したもの で,
個々 の部 分につ い て は後節で説 明 す る。
解 析 例と して 2例の RC 骨 組の設 計 例 をそ れ ぞれ の設 計法につ い て示 し,
その考 察を行っ た。
.
3.
新 耐震設計法に よ る RC 骨 組の最 小 重 量 設 計3,
1
設 計 骨組,
設計変数 お よ び作 用 荷 重 設 計骨組は既報2〕 と 同様,
骨 組の幾 何 学 的 形 状 が 既 知 の柱 脚 固 定の 中 低 層RC 平 面ラ:
一
一
メ ン と し,
各層の は り お よ び柱 断面 形状は そ れ ぞ れb
‘×hb.
w (i=
1,…,
N
,j
=L …,
n)の 矩 形 断 面お よ び Dj、
t×DJ,
t (ノ;
1,…,
n+1}の正方形 断 面 と す る。
こ こ に 1Vは層 数,
n はス一
52
一
ロ
伽 1 : 1
馳
I I I I I I r I I I 「 I l I l l }1
1 pw ≦PWu』
I L−… 一
一
「i
y−一一一
一一一一
亅 珊 図一
1 START k百
0 誕計用床 1慎伽1踵,
層 重量 1 次固有周期 T1 の WI,
俶 定 k菷
k+ l B Ai 分布によ る設計 用せん断 力,
必 要 水 亨耐力 [Qun }i の算 定 文 献2}の方 法に よ る水平力 時モー
メ ン ト の算定 N < k置
1 Y 鉛 直荷重II缶モー
メ ン ト の仮定’
』
i次 設 計一
一
一
承一一一
一一一一
許容応 力 度 設 計 法 に よ る ほ1靆
{
1
ぢ
繍
1繍
の 齪 お (41.
(5>式に よ る柱 寸法の決 定 tの 面設計 t断 面 変 更 NP しc≦ptcu > 「−
2次 設 言卜昌一
.
9『一
一一
一一一
「 保有水 平耐力Qyt の算 定 断 面 変 更 NQy、
≧ (Q。
.)1,
Y 断 面 変 更 IN λ £Mby ≦ ΣM、y,
と_
_____
9−一一
一一一一
」騰
監
羅
蛭
沓
平鴿
定鉛・
収.
)」与A璧
地 震 時 塑 性 層 聞 変位δpi の 算 定ド
L
…蚕
… N 必要弾性層 剛性 Ki の算定 必 要柱 寸法の算定 Wi の 算 定,
固育値解忻によ る、
T 【の算 定く
収束》製一 一
」 許 容 応 力 度蝨計 法によ る1次 設計,
2次 設計 STOP 最適設計法の論理 フロー
チャー
ト パ ン数,b
は は り幅で こ れ らは前もっ て指 定す る。
設 計 変 数は; 骨 組 各 層に お け る は り全せい 妬り お よ び柱 全せ い DS‘とする
。
1次 設 計 用 層せ ん断 力Q
‘は, ん分布に基づ いて算 定 し, その際, 地 震 地域 係数Z
お よび標準せ ん断力係数・
C
。 の値 をZ =LO
,C
。=0,
2 とし, 振 動 特 性 係 数R
,は 第二 種 地 盤 を想 定 して求める。
2次設計に用い る各層の 必 要 水 平 耐 力Q
。
n は, 構 造 特 性 係 数Ds
, 形 状 係 数F
。s および大 地 震 時の設 計 用 層せ ん断 力Q
。d よ り求める。
こ こ で は,
1)s=
O.
3,
Fes=
1.
Oと し,
Qud
を求める際は,
Co;
1.
0と し た。
3.
2 制 約 条 件 お よび目的 関数 骨組 各 層お よ び部 材の各 危 険 断 面に お い て適 用した制 約 条 件 式は次の よ う であるZ〕。
0.
004≦Ptb≦Ptbu…・
…・
・
…・
………・
・
………・
(11 0.
004≦Ptc≦Ptcu−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
∵・
・
▼
・
…
(2)0,
002
≦P”≦P測u…・
・
…………p……・
………r
(3)P
≧Dm、n……・
…・
…・
……・
…・
……・
・
……・
一
(4 ) δ‘≦ δa (i;
1,
…,
N )…・
・
…………・
・
………・
(5)Q
掣≧ (Qun
)i (i=
1,
…,
1V)…一 …・
…・
一 ・
…
(6) λXM
,,≦ZMcs
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t4・
・
・
・
・
・
…
(7) こ こ に Ptb,
Ptc,
Pw :は りお よ び柱 主 筋 引 張 鉄 筋 比な らびに帯 筋 比, Pmm :指 定し た最 小 柱せ い, δ‘:i層弾 性 層 間 変 位,
δa :指 定し た許 容 弾 性 層 間 変 位,
Qyt
:i
層 保 有 水 平 耐 力,
Σ 晦,
ZM
,y :節 点における は りお よ び柱の 降 伏モー
メ ン トの 和,
λ:柱降 伏モー
メ ン トの和 のはり降 伏モー
メ ン トの和に対 する割 増 係 数,
u :上 限 を示す添字 こ こで,Ptb
お よ びPtC
は, は りおよび柱 引張鉄筋断 面 積 をそ れ ぞ れ部材の有効 断 面積 (bd
),
(D
: )で除して 求める。
こ こにd
は は り有 効せい で あ る。
な お, (2} 式の柱 鉄 筋 比の最小 値はRC
規準で は主 筋断 面積の合 計 が 柱 全 断 面 積の0.
8
% 以 上 あるこ と となっ ている が,
本研究で は片 側 引張部分の 引張鉄 筋比 を0.
4% 以 上 と す る制 約 条件と し た。
ま た, (7
)式は本研究で新た に 設 定し た制 約 条 件で,
最 上 階の一
部お よび最 下 階 柱 脚 部 の節 点 を除く骨 組 各 節 点で の降 伏 形 をは り降 伏 形と す る制
約条件で あ る。
柱 降伏モー
メン ト割増 係 数λ の値と して は こ れ まで 1.
3 〜
2.
0程 度の 値が示 さ れ て いる が13)」M) , 本研究で は,
既報 2}・
3}に 示 し た 数例の 設計骨 組 につ い て の単 調載荷弾塑性 解析を試行錯誤的に行っ た と こ ろ λ;1.2
以 上であ ればほ ぼ は り降 伏 形の骨 組とし て 設計で き るこ と が 判 明 し た た め,
小 さい方の 値を’
とっ て λ=
・
1
、2
と し た。
目 的 関 数F
は,
次に示す各層の は り お.
よび柱重量 Wbl,
W。
iの 総 和と し,RC
部 材の 比 重 ρは 普 通 コ ン ク リー
トを想 定し てρ=2,4
と し た。F =
P Σ (W
』t+WCi
)…・
…・
・
………・
一 ・
・
……
(8
) t=
1 なお,
は りおよび柱の鉄筋量 は,
は り お よび柱部材 寸 法の 従属変数とし て取 り扱う1)。
3.
3 設 計の概 要1
次 設 計で は,
(1)〜
(5)式の制 約 条 件の もと に (8
) 式を最 小に す る は り お よ び柱せい を次の よ うに求め る。
ま ず,
既報Zlに示 し た層 間 変 位 制 限 を受けるRC
骨組の 最 小重 量設 計 解より得られる水 平 力 時モー
メン ト,
軸 力 分布お よ び別に求めた鉛 直荷 重 時の それ よ り設 計用モー
メン ト,
軸力分 布を定め る。
次に既 報2)2.
4 節に 示した 断 面 設 計 法に より これ らの分 布に対して は り お よび柱 重 量 を最小にする必要 最 小は り,
柱せい を求める。
ただ し, 断面 設 計はRC 規 準41に示さ れる許 容 応 力 度 算 定 式 を用 い て行う。 これ ら算 定 式の表 示は字 数の関係 上こ こで は 掲げ ない。
詳 しくは文 献4)を参照 さ れ たい。
こ の断 面 設計におい て許 容 応 力に関す る制 約 条 件も設 計に課せ ら れ ること に な る が,
これ らの制 約は既 報!)に 示し た よ う に必要 最小部材せい を求める過 程に お い てすべ て (1)一
(3
) 式に示 した P ,b,
Ptc,
P” に関す る制約条件に置 き換え ら れ て考 慮さ れ る。
2次 設 計で は,
1次 設 計 解につ い て (6},
(7) 式の 検定を行い,
満足し な けれ ば後述 の 3.
5,
3.
6
節に示 す 方 法に よりはりおよび柱 重 量の増 分が最 小に な る よ う断 面 変更を行う。 新 耐 震設計 法で定め ら れて い る剛 性 率およ び偏心率の 検 討は, こ れ らはいずれ も満足 さ れて い るもの とし てこ一 53 一
こでは取り扱わない
。
最 終 的な設 計 解は こ れ らの手 順 を 収 束するまで繰 り返すことによ り求め,一
つの繰 り返し ス テ ップの間は, 骨 組の層 重 量 お よ び設 計 用1次 固 有 周 期 丁、 は固 定する。 また,
図一
1に示 し た収 束 判 定 基 準 は設 計 変 数 をx と し て次式を用い た。
.
lxs
−
xs−
11<ε・
∵・
∵t・
・
し∵・
…
一
∵・
・
・
・
・
・
…
∵
・
・
・
…
(9>
こ こ に 8 こ計 算ス テップ番 号
,
べε :適 当な年
の数3♂4
保 有 水 平 耐 力
QVt
の算寒
,/
tt
保有
水
平耐 力の算 定に は節 点モー
メン.
ト振
分 法 を用い る15).
6骨
組の は,
りお よ び柱 端 危 険 断 面にお ける降 伏モー.
メ ン ト 脇 ゴ,
.
Md
Ψ は次式によ り求φる%M
。。‘Q
.
9P
、誘 δ♂・
……・
・
……・
……・
・
一 ・
(10.
・
a)1McyllO.
8PtcfSiDS
十〇.
5Ncl
)(1一
ハfe
/FcD.
’ )’
.
1
噛” 「「
’
’
’
’
’
’
”
∵’
’
’
”一
一
/
’
一”°
’
”冒
゜
”
(IO・
b
>こ こに
fy
:主 筋降伏点 強 度、/Fc
:コ ンクリー
ト設 計 基準強 度, 焼 :短 期 荷 重 時柱 軸 力・
i
層 保有 水平耐 力Qyt
は,
MbV;Mcy を 節 点に お けるM
〜s,M
毎に換算し た後, 節 点に お け る降 伏 形 を決 定し,
降伏形
に応じて上 下O .
柱に分 配 され
た節点モー
メン トの 値か ら 決 定 さ れ る各 柱の せん 断力の和 とiして求める。
こ の時, は り降伏形の節点 にお けるは りモ 「メ ン トの総 和 の上 下の柱へ の 分 配 率は次の よ う に定め た。
設 計 用 水 平 力が作 用し た場 合の各層の柱の反曲 点 高さ を一
般 階につ い て は下か
ら・
(05
九,O.
5h
), 最 下 階 〈0,
6・
h
,0.
4h
》 とし,
この値の比に応 じて柱へ の 分 配 率Dv
を定める。
こ の反 曲 点 高さ は,
1次 設計解に設計用水 平 力が作用 し た場合の弾性 数値計算例の結果を参 考に し て定め た略算 値で あ る。
節点は り降伏 形の場 合の上 下の柱へ の分 配 率 DVk (柱頭),
D
圷 (柱 脚 〉は次 式となる。.
、
Dv
上,
1=
Q
‘h
‘ノ(Q
‘h
‘十Q
‘+,h
‘+O
(i=2
,・
+
■
,N − 1
)・
……・
…………・
……
:一
〔ll・
a>Dv
上J= 0。
4Q ,h
,/〔0。
4Q
,h
,十〇。
5Q2h
,)・
…
(11
・
b
)」
1
DrF,
、ニ
1− D
吐,
t−
1 (i
=2
,・
一
,N
)…・
……・
(11・
c) こ こ にQ
‘:i
層 1次設 計 用 層せん 断 力,h
‘・
:i
層 階 高 3.
5 保有水 平 耐 力 制 約 条 件を犯 した場 合の改 善 方 法 保 有 水 平耐力が不足 し た場 合は,一
般 階にっ い て は,
、
節点 降伏形が はり降 伏 形であることよ り,
当 該層の上下 に連 ら な る1まり (そ れ ぞれ上よ り, 下 は り と呼ぶ )の端 部の降 伏モー
メ ン トを増 加 させ ることにより,
最 下 階に つ いて は,
上は り端 部お よ び柱 脚 部の降 伏モー
メ ン トを 1+1、
L i−
11
case a } case b) case c> case d,
図
一
2 モー
メ ン ト増 分の パ ター
ン一
54
一
増 加さ せ ることに より解を改 善す る。 保有 水平耐力の不 足 分をAQ,
上はりお よ び下はり端 部に おける降 伏モー
メ ン トの増 分 △蝦蟲
上,AMs
,,
下の総 lxn2xn
t 和を そ れ ぞ れ Σ AM .
,
上,
ΣAMby.
下,
最 下 階 柱 脚 部に I 1 n+
1 おけ る モー
メ ン トの増
分 AMcy の総和を Σ AMcs と し、
1 て改 修 手 順 を示 す と次の よ うにな る。一
般階
では,
ΣAMb
。,
t とΣAM
,.,
F の 比 を次 式で定め る。 ΣムM
貼 、:ΣAM
、.,
下,
尸 (Q
、h
、+Q
、. ,h
,. ,).
:(Q
‘h
‘十Q
‘一
,h
‘一
1) (i=3,・
・
・
N
)…・
・
…
(12・
a>Σ∠LMoy
,
上,
i :£ALMby,
下,
t=
0.
5 (Q
‘h
‘十Qt
. ,hi
. 、)1 :(
0.
5Q
‘h
‘十〇.
4
Q
,_
,h
’
t_
1)(
i=
2)・
・
…
(12
・
b
) また,i
層 におけるモー
メ ン トのつ り合い より次式が 得られる。
L :∴.
Σ△M。。上
.
、か吐辻 Σ]△晦 下,
、D
圷,
尸AQ
,h
,…一 ……一 …………一 …
(13
)(12)
,
(13 )式より次式が
得ら れ る。
Σ△M
、’
.,
.,
i=AQ
、h
,/(2Dv 上,
i) (iF2 ,…,
N
}・
・
一・
・
・
…
一・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
〈14.
a)ZAM
,.,
下,
,=
AQ ‘hU (2 Dv下.
‘}(t
=
2;■
■
・
,
N )・
一
∵・
・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
(14・
b
) 同 様に して最 下 階で も次 式が得られ るeΣ]
4M
.,
上,
且=0.
4AQ ,h
,/Dv上,
1……・
……
∵(15・
a> ΣAMCSi=0.
6
AQ
,h
,・
・
・
…
一
一
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(15・
b)ところで
,
ゴ層は り に分 配 する降 伏モ マ メ ン トの増分 の.
総 和 Σ△M鄭 と.
し て,
i層上は り モー
メ ン トお よ び 直上 階 下 ほりモー
メ.
ン トの増 分の2
個の増 分暈
が存在す る ため,
図一
2に示す4つ の パター
ンを考え,
次の手順
に.
よ り Σ AM ,..
,を求め た。 図中に示しな
○ 印は,
上は りお よび下は りの増 分 量の うち,
ど.
ら ら・
が大きいかを示 す指 標で例え ば,Case
a)の節 点 1 におい て○印が下 に あれば,
、
i層上 は り モ 「 メ ン トの増分量 ΣAMby,
上、
‘に よ り,
i層は りへ の分 配モー
メ ン トの総 和 ΣAM
, ..
,が 定 まることを示 す。Case
.
a)
右よ びCase
b
)の 場 合姑,
、
上 はりお よび下 は りモー
メ ン ト増 分の うち大きい方をΣムハf
螺 と し てQ
。iを改 善す る。 し た がっ て,
Case
b
).
の 場合は,
改善Qy
‘は必 ず (Qun
)‘を 上回る、
こ とにな る。・
C凋 ec )の場合は ΣAMby
,
t#EAMby
,
下.
,.,=
E
]
△M .,
上.
‘ と お き, こ れ を (13)式に代入 して.
i層 下 はりモー
メ ン トの増 分 量 ΣAM 。 .,
F,
,を (Σ△躍臨 下訓に減 少さ せ た後,
次 式に より、
(i−
1)層 の.
はり モー
メ ン トの 増分 量 を求め る。 ΣAM
,、,
、一
、.
・
!
maxl
(Σ4M
。,L、・
.
、〉’
,
ΣAM
、y.
E.
、.
、1
,
.
・
一 ・
………・
・
…・
…・
・
………・
(16)Case d)の場合は
,
Case c)の場
合の逆の こと牽
行 う・
こう し て定 めたΣAM
、.,
,.
お よび Σ△M
。y,
、.
をそれ ぞ れ の材 端 部に分 配す る。X4M
,’
b,
,の は り端 部へ の翁
配は,簡単の た め そ れ ぞ れ の端 部での増 分 量 が等 しくな る よう に
,
最 下 階 柱 脚 部へ の ΣAM,
。.
iの分 配は,
内柱の分配 率 :外 柱の分 配 率=
2:1
と な る よ う分 配す る。 は り端 部および内柱 柱 脚, 外 柱柱脚部へ の 降伏モー
メ ン トの増 分 量 AMby,
AMcy,
一,
△M 。
蜴 は そ れ ぞ れ 次 式 と な る。
AMby ニ
ΣAMti試1− D
〃 )/(2
n)……・
・
……
(17・
a)
AMcsrk=
2∠LMcy.
外=
ZAMcs
/n・
・
一
■
・
・
・
・
・
…
(17・
b
)こ こ に 1:スパ ン長
,
n :スパ ン数次に
,
こ の降 伏モー
メ ン トの増分に対して は り お よび 柱 重 量の増 分が最 小 と なる よ う,
は り お よび柱端部の引 張 鉄 筋 量 を増 加させ る ことに よ り解を改 善す る。 降 伏モー
メ ン トの増加に伴う は り お よ び柱 引 張 鉄 筋比 の増 分AP
,,,
AP
,c は,
重量変化に よる影 響を無 視する と次 式と なる。
lAPtb
;AMos
/(0.
9
ノ』bd2
》t…
t・
…
tttt
・
ttt
・
…
(18・
a) APtC=AM 。
y/(O.
Sf
』DS
>…………−
1’
;…・
(18・
b
) な お,
修 正され たPtb
,Ptc
が限 界 値 Ptbu,
Pt。u を超 え る場 合は, 修 正’
さ れ た材端 部 降 伏モー
メ ン トM
,v,
’
M。yを 用い て (10 )式に おい てPtb=
PtbUある い は P,c=
Pt,
u と お いて (10 )式 を満足 す るは りおよ び柱 寸 法 に断 面 を変 更す る。
3.
6
節点は り降伏形条件を犯し た場 合 め 改 善 方 法 この場合は,
節 点の上下 の層の柱降 伏モー
メ ン トMcy
め 値を(11)式に示 し た 分 配率Dv
の 比に応 じ で増 加さ せ ることet
よ り解 を 改 善す る。
i
層柱の降 伏モー
メ 図一
3 柱モー
メジトの増分ン トの増分
AM
,y,
iは次 式に よ り求め る(図一
3参 照 )。
AMcy /t
=
max (AMcyi,
AMcsc
)・
…・
………・
…・
(19)柱 頭およ び柱 脚に お け る モ
ー
メン トの増 分AM
,yi,
AMcy
:は次 式による。
』
’
ム ルfcyl=
λΣ:Mby− Mc5
ら匸+1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
『
・
・
・
…
(20・
a)AMcy2
±DVF.
t{λΣMbl−
(Mcyli
十1Mcy
,
‘−
1)}’
’
’
’
’
’
’
’
”一’
t−J”t’
t’
t’
’
’
’
’
’
”
(20・
b
> こ の手 順は上層より下層に向っ て行う。
柱 断 面を変 更 す る場 合の方 法は,
3,
5と同 様である。
3.
7 解 析 例および その考 察 以 上示し た設計法に よ る 5層 3ス パ ン (Case
1>お よ び 3層 3ス パ ン (case 2)RC 骨 組の 2例の最 小 重 量 設計例 を通 して,
設 計 解の特 徴 を明 らか にする。
設計に用い た骨 組の形 状お よ び設 計 変 数を図一
4に,
架構モ デル を 図一
5に示 す。
た だ.
し,
設 計 変数につ い て は設 計 骨 組 が 等スパ ン骨 組で あ る た めh
,,=hS
,,
,,D
‘=
D丿,
1と し て ある2 }。’
設 計 用 床 単 位 荷 重の値は, 常 時560kgf
/mZ,
地 震時460kgf
/m2 とし図一
5に示す斜 線 部に 作用 す る もの と す る。 た だ し1
,
こ の値は,
はり自重を除 i・
11 五Mc鹽
1、
』Moi−
12 IPfi
lls
→ 」軸
1
繭
卜
智
帥
1
. 蕊可
一 昆=
7m “ 7m一
図一
4 骨 組の形状お よ び設計変数 b岡
xhb図
D囲 x加1
■
,
・
1Ii
bixhbiDixDi1『
’
鹽
1
卜
.
」 b■ 寵hblDIxDr,
脚
帥
l
E e5。
5rmr〒
−
5.
5皿「
−
氈卜
1 → ー 1 口卜
− → II 巨 卜 」 図一
う 架 構モ デ ル いた値で あ る。 これ らの値は図一
1に示 した繰り返 し計 算の間に は り自重を加え た値に修正 さ れ る。
表一
1に前 もっ て与 え た諸量の う ち,
Fc,fy
, せ ん断 補 強筋 降伏 点 強度誘,PtbU,
Picu,
Pw“,
λおよび δ。
の値 を示す。
解析に おいて は,
(9
)式の収 束 判 定 基 準に用い た εの 値 は ε=0.5cm
と し,
DtUn=l
/15 とし た。
ま た部材の 断 面設計では ヤン グ絲
数 比 n は n≡
15, 鉄 筋か ぶ り厚 は全せい の1
/10,
は りの断 面 設 計にお ける複 筋 比 を γ =0.5
と し た 。 図一
1に示 す解 析の最 初の ス テップに お い て仮 定し たT
、の値は,
T
,=
0.
02h
(h
は建物全高さ) よ り求め た。 表一
2,
表一
3にCase
1,Case
2そ れ ぞ れの場 合につ い て の部 材 寸 法h
,,D ,
設 計 用 層せ ん断力Q
お よ び保 有 水 平 耐 力Qy
の値 を1次 設 計解お よ び2
次設計解につ い て示す。図一
6, 図一
8に 2次 設計解に対す るPtb,
Ptc,
Pw
の値を,
図一
7,
図一
9に左 側よ り載 荷し た場 合の は り,
柱降 伏モー
メ ン トの値 を示す。
な お,
図一
7,
図一
9 に おい て節 点に付し たO
印は, 節点は り降 伏 形 条 件が効 い て いる節 点 を示す。
最 終 的な骨組 部 材 断 面 寸 法お よび 鉄筋量は,
最上階は り せ いが 1次設 計で決 定さ れ るのを除い てすべ て 2次 設 計に より決 定し, 保有水 平耐力お よ び節点は り降 伏 形 条 表一1
前 もって与え た諸 量 Fc 〔kg 歪/cmり fy 〔kqf/c皿り wfy (kqf/。m2 } ptbu 〔制 Pヒcu 〔匙1pwu{笥 λ δa 210300024001.
2L α 1.
212hi /200 表一
2 部 材 寸 法,Q,
Qy
の値 (Case 1)5tory 15tDesign 2ndDe3ign No
.
12 〕 45123 45 b にm , hb〔om , D 〔O皿} Q 〔tf} Qy仕f ; 40.
0 73.
1 54.
6 74,
7101,
5 35.
075.
652.
967.
477,
4 35.
D 30.
068.
4 63.
549.
3 46.
756.
9 43.
353.
4 49.
3 30.
056.
045.
726.
533.
2 40,
0 79,
9 55.
OU2.
2112.
2 」5,
0 日4.
4 54.
ユ 101.
21Dl.
2 35.
0 30.
076,
3 70.
150.
7 50.
工 85.
5 65,
385.
5 65.
3 30.
056.
046,
フ 39.
744.
6 表一
3 部 材 寸 法,
Q,
Q
,の値 (Case 2)9tOry エ5 ヒ Des エgn 2ndDesign NQ
.
1 2 3 ⊥ 2 ヨ b にm〕 hb{σmlD 〔cml9 {tf , Qy〔tf } コ5,
D 30.
0 30,
Q 61.
1 60.
3 55.
9 46.
7 46,
7 46.
7 42.
2 3弓.
2 2L 丘 53.
8 42.
3 30.
7 35』 65.
346.
753.
コ 63.
3 30.
D64.
346,
751,
25L.
2 30.
055,
946.
732.
438 ゆ一
55
・
一
ptb
=
O甲
77 0.
40 1.
19 0,
99 図一6
P
,,,
Ptc,
Pw
の値 図一
7 降 伏モー
メ ン トの値 (Case 1) (Case 1) 冒fb
: 図一
8 Ptb,
Ptc,
Pw の値 図一
{}.
降伏モー
メ ン トの値 (Case 2> (Case 2) P {tf, 30 20 10 P 3覧5 s6.
sSl 19.
8 2G.
7 37.
6 45.
6 56.
9 1fi.
9 20.
5 29.
] 裳9一
37.
5 ,8 o.
53P→
,
325 32.
.
5 ユ‘ 3乳538 38 o.
51卩 3る 3る 33 → 37 ,7.
5 ,5 o、
‘OP 3‘ 3‘.
532.
5 → 37.
3735.
5 o.
28P33→
.
53432.
5 37 3臥535.
5 365 ,7 3737 [tf , ° ・ 23 δ〔。皿レ 図一
10 単調 載荷弾 塑性解析 結果 (Case 1> P (tf) 20 10 o l 2 3 占〔om , P Sl lells 一 3233 o.
58P 2る.
2凸 26一
30.
532一
32 α37P 252凸
.
5 z6 →層
3宦 31.
531 32 31 雷1 箏1 「tt , 図一
11 単 調 載荷 弾 塑 性 解 析 結 果 (Case 2}一 56 一
件が部 材 寸 法 決 定に重 要な役 割 を果し て い る。
.
これ は,
表一
2,
表一
3に み られる よ うに,
/
1次 設 計 解に対す るQ
。tの値が,2
次 設 計に対す る(Q
,、n)‘を下 回る た め保 有 水平耐力の改善が 行れ,
その結果,
はり.
につ い て は,
は り端 部 降 伏モー
メ ン トの値が高め られ
結 果的に は限 界は り引 張 鉄 筋 比 条 件により断 面 寸 法が決 定.
した。 柱につ い で は,
一
般 階で は,
保 有水平 耐 力 改 善に よる はり降 伏モー
メ ン トの上昇に伴っ て, 節 点は り降 伏 形 条 件 を 満す よ う 柱 降 伏モー
メ ン トの値 が増 加する こと によ り柱 寸 法 また は鉄 筋 量が決 定 しtt
限界柱 引 張 鉄 筋 比を超える 場合はこ れ を満す よ う柱 寸 法が決 定さ れ るL 最下階につい て は, 節 点は り降 伏 形 条 件 が 効い ている節 点がみ う け ら れ ない ため,
最下階の柱 寸 法は保 有 水 平 耐 力 条 件に よ り決 定し た もの と判 断さ れ る。
次に設 計 解に対す る力学 的性 能を,
,
設計用 水 平 力 分布 が作 用し た時の骨組の単 調 載荷 弾塑性 解析お よ び大地 震 時 を 想 定し た実 地 震 波に対
す る弾塑性地震 応 答 解 析よ り 検討し, そ の特長お よび欠点を明ら かにする。 図一10,
図一
11に,Saafan・
Argrisie
!の方 法に よる単 調載 荷 弾塑性解 析結果 を 示 す。.
図中には,
各 層の水 平力 (P
}一
層 間変位 (δ)関係お よ び骨 組崩壊 時における はり,
柱 端 塑性ヒ ン ジ発生位置お よび 塑性ヒ ンジ発 生 時の P の値を 示 し たbな お,図 中において●印 は 塑性ヒ ンジ を,
P 一
δ図にお け る数寓は 層番 号を,P
、d,P
,dは 1次お よ び2次 設 計に対 応ず る作用 水 平 力 をそ れ ぞ れ示す。
図
一
10, 図一
11よ り,
両Case
と も骨 組は2次 設 計に よ り部材の剛 性お よ び鉄 筋量 が高め ら れ る ため,1
次 設 計 用 水平力に対して骨組は弾性範囲にあり,
1次 設計用 水 平力の約1.
2−
1.
3倍の水 平 力に対し て各 層の塑 性 化 が始まっ て いる。 ま た,
各 層の保 有 水 平 耐 力は 2次 設 計 用水平 力に ほぼ等 し く なっr
い・
るg層 間 変 位の値は,
階 高の 高い Case 1の 骨 組で は最 下 階を除い て その 値がほ ほL 様 化して いるの に対して,
階 高の低いCase
2の骨 組で は,
2層 目にや や変 形が集 中す 筒傾 向が みられ る。
塑性ヒンジの 形 成 状態 は,
はり,
降伏形φ骨 組と なっ てお り,
本研究で与え た柱 降 伏モー
メ ン ト割 増 係 数の値を λ = 1,
2 程度と す れば,
はり降伏 形の 骨組とな る こと が わ か る。 塑性ヒ ンジ発生状 況は,
各Case ともまずス パ ン 風 下 側にヒ ンジ が 上層 より下 層に向っ て発 生し,
次に ス パ γ風上 側お よび最下階柱脚部に ヒ ンジ が形 成さ れ る。
Case
2
の骨組の2
層 目の塑性 化が他の層に比べて や や 早い点 を除く と,骨
組ta.
お お む ね同時 降伏形の骨組と し て設 計され たとい.
え、
る。
次・
に設 計 骨 組の大 地 震 時の応 答 性 状 を 次 章に示す 64 波の 実 地 震 波を地 動の最 大 震 度 馬=
0.
3.
(最 大 加 速 度 2%gaD とし た場 合の弾 塑 性 地 震 波 応 答 解 析 よD.
検 討 す る。
解 析で は 骨 組 を曲げ せ ん断系モ デル (以下SB モ デ ル と略 記 )17 ]に置換し,
中 点 加 速 度 法によ り変 位 応 答表
一
4 骨 組の復 元 力特 性, 隅,
Q
,‘,
Q
,.,
T の値 (Case
1} storyNO,
12345 δc Qc δy 〔Cm , 〔t丘, 〔c皿} Qy Wi Qld Ω2d (tf) (tf} 〔tEレ 〔tf) O■
39 49.
3 3斷
03 112.
2 79.
4 74■
7 工12,
2 0.
44 46呷
5 4.
15 101.
2 77.
9 67.
4 101.
2 0▼
45 38.
4 4.
25 85.
5 75.
2 56,
9 85.
5 0.
44 32,
1 3,
96 65.
3 72.
1 43鹽
3 65r3 0.
42 21.
0 3,
58 44.
6 68。
9 26■
5 39・
7 Tr富
0.
604 T2準
0.
235 T3=
O甲
153 (sec 〕 表一
5 骨 組の復 元 力特 性,
W,,
Q
,.,
Q
,.,
T の値 (Case 2} steryNO.
123 δc Qc δy {cm , Ctf} 〔cm ) Qv Wi Qfd Ω2d 【ヒf) (tf) 〔tf; (tf) Q (tf 〕 100 50 0■
45 28■
8 3.
33 63,
3 72,
0 42・
2 63鹽
3 0.
50 26.
6 4曾
18 51.
2 70,
2 34,
2 51.
2 0,
40 18,
4 3,
17 38・
0 68.
9 21.
6 32.
4 T1耳
0■
496 T2昌
O呷
よ87 T3匿
D.
130 {Sec ) 0 1 2 3 δCCiM} 図一
12 変 位 応 答の最大値 (Case 1) Q {tf) 5a 0 1 2 3 4a 〔cm 〕 図一
13 変位 応 答の最大値 (Case 2) を求め た。
その 際は減衰は減 衰定 数2
%の 内 部 減 衰と し,
SB
モ デル で の せ ん断バネの復元力特性をD−
Tri型,
曲げバ ネの そ れ は完 全 弾 塑 性型 と し た。
表一
4,
表一
5に,
文 献18)に示 され てい る方 法に よ り求め た各 層の復 元 力 特 性および層 重 量 W,お よび1
次,
2次 設 計 用 層せ ん 断 力Q
,.,
Q
,d な ら びに弾 性固有周期T
の値を そ れ ぞ れ の Case につ いて示す。
図一12,
図一13
はこうして求 め た64波の地 震 波に対す る弾塑性 変位 応答の最 大 値 を各 層の スケル トンカー
ブ 上にプロ ッ ト し たもの である。
変 位 応 答の最 大値は,Case
1
で は最上階のそれがスケル トンカー
ブの第 2 こ う配 上にあ るの を除い て応 答は各 層 ほ ぼ降 伏 点 近 傍に あ り その値は ほ ぼ一
様化し て い る。
Case 2で は 2層 目に変形が集 中し, そ れに伴っ て 1層 目の値 も大き くなっ て お り, 応 答は降伏
点を や や超えた 位置 に あ る。
こ の傾 向は 図一
10,
図一
11に示 し た P一
δ 関 係に ほ ぼ一
致して いる。 変 位 応 答の最 大 値 δ の値 はCase
1
で下 層 より10mp
,iT
=
13
.
89,
3.
98,
4.
24,
3.
57,
1.
90
}cm,
Case
2 で1
δma.} 「=
14
.
99,
5.
52 ,2.
38} cm で あ る。
大 地 震 時に お け る許 容 層 間 変 位の値をh
‘/100程 度 とすれ ば, 骨 組は靱 性 確 保の面か ら み る と層の剛 性が不 足 し,
やや危うい設 計と なっ てい る とい え る。
これら大 地 震 時の設 計 骨 組の層 剛 性 不足の要因 は主と し て, 設定し た制 約 条 件の上下 限 値により影 響さ れ,
そ の意 味で は これ らの値の設定には より慎重な配 慮が必 要 と もみ られる。
し か し, 大地 震時の塑性 変形を指 定し た 値 以 内に収め る た めの こ れ ら 上下 限 値の適 切な値 をどの よ うに して定め る か とい う 問 題に な ると,
これら は互い に影 響しあい.
ま た作用荷重が異な れ ば結 果 も異なる こ とにな り,
これ らの値を一
概に定 め ることは困 難である 6 そ の た め, 本研究で は問題を巨視的に と ら え,
与え ら れ た制 約 条 件は容 認し た上で,
大 地震時塑性変形を指 定し た値 以 内に収めるた めの層 剛 性 分布を設 計 骨 組の力 学 的 性 質 を加 味し て求め るこ と と した。 次 章で は,
こ の よう な考 え方 を もと に大 地震時に お け る骨 組の塑 性 層 間 変 位 の最 大 値分布を制御す る設計法につ い て示す。
4.
地 震時塑性層 間 変 位の最 大 値 分 布 を制 御 するRC
骨 組の設 計法こ こでは, 中低 層
RC
骨 組の地 震 時 塑 性 層 間 変位を 弾 性 応 答よ り推定す る方 法につ い て示 し,
次いでこ の推 定 法お よ び既報2》 に示し た最 適 設 計 理 論を用い て,
地 震 時 塑 性層 間変 位の最大値分布を一
様 化す る に必要な弾性 層剛性分布を求め る設計法につ い て示 す。
ところ でRC
骨組の地 震 時 塑 性 層 間 変 位 を推 定す る 方 法はすで に文 献 21)に示されて い る が, こ の方 法に よ る推定 値と,
系の復 元 力 特 性 をD −Tri
系と し た場合 の前記64
波の実地震 波に対 する変 位 応 答の最 大 値 分布 と を 比較す る と,
短周 期の建 物に対してその推定精 度に や や問題 が あ る。 その ため,
本 研 究で は変 位 応答の最 大 値 分布に着目して,
64波の実 地 震 波に対す る応 答ス ペ ク トル解 析よ り弾 性 変 位 応 答ス ペ ク トルS
。。(T
)を,
D−Tri
応答に対 して 1質 点 系 塑 性 変 位 応 答スペ ク トルS
鼠丁)を新た に作成し,
これ ら を も とに地 震 時 塑性層 間変 位を 推定す ること とし た。
な お, 以 下に示す 塑性 層 間変位を推 定する際には基 本 的 な考え方 を文 献9
),21
) に示さ れ ている方 法に採り,
これ らの方 法 を一
部修正 す るこ とに より解 析を行っ た。
4.
1
地 震 時 塑 性 層 間 変 位 δ。‘の算定骨組 各層の δp、は
,D −Tri
型 復 元 力特性に対して作 成 し た1
質点系塑性 変 位 応 答スペ ク トルSD
ρ(T
)を用い て 次式のように モー
ダル アナ リシスお よびRMS
法よ り算 定す る。
ノ δ卩
‘言
Σ 臥SD
ρ(丁尾)(φlk
」 φ胆匸)12
(i
= 1,
…,
1V) 尾=
1・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
一・
・
・
・
・
…
9−・
・
…
(21 ) こ こ に,
βゼ h次 弾 性 刺 激 係 数, 臨 :k
次 弾 性 固 有周 期,
φ野:k
次 弾 性 固 有モー
ド,f
:考 慮す る次 数 (21
)式は,
3章の解 析 例で示したよ うに最 適 設 計骨 組が ほ ぼ 同 時 降 伏 形の建物で ある こと, お よび弾塑性 変 位 応 答 値の最大値が上 層 部を除い て ほ ぼ降 伏 点 近 傍にあ り,
応 答 値と原 点 を結ぶ割線層剛性と弾 性 層 剛 性との比 が各 層ほ ぼ同じ で あ る こ とよ り 判 断 し て, 塑性 変形モー
ドと弾 性 変形モー
ドが 比例す ると仮 定 し て求め た。
この一
57
一
仮 定の当否は後節 4
.
2.
4で検討す る。、
4.
21
質 点系塑 性変位応 答ス ペ ク トルSbp
{T
)φ作成 SDp(T
)は.
次に示す 国内 外で記 録 さ れ た 計 64波の実 地 震 波に対す
るD −Tri
系弾塑性 変位応答値を求め, 弓 れ ら応答値の最大値を包絡す る曲線を別に求め た弾性変 位応 答 ス ペ ク トルSDe
〔T
)よ り 推 定 す ること に よ り求め る。
4.
2.
1 入力 地 震 波解 析に用いた計 64波の実地 震 波の
一
覧を表一
6一
表一
8
に示す。 これ ら は, 建 物が建つ 地 盤 種 別を第二種 地 盤 と想定し,
主と して第二種地 盤で記録さ れ た 地震波を 選 定し た。
表一
6に示す 地震 波は国 内の建 物の基 礎ま た は1
階床 部分で記録さ れ た地震波19},
表一
7t4pa 内の港湾 施設の地表面で記 録さ れ た 地震波19 〕,
表一
8は ア メ リカ表
一
6 入力地震 波data(Structural data)脛o
.
P上ace DateComponen ヒ.
Max・
Acc・
a1TG {5ec 1Ear セhquake 艶 search Inヨ しユ ヒuしe56 〆2/NNS75.
6C.
75Univ
.
of 70kyO EW57.
80.
85 2「
厂
’
「
膕s69.
1O,
78 EW52.
6O,
85 3Kushiro Di3t τict MeteOrO一
62μ /23US281.
5o,
28 ユOgic 自10b5erv 自to【y EW517.
5o、
34 4Tohoku Univ.
62/4/30N571.
70.
86 E915 ↓.
了G.
28 5「
「
7B〆6〆12 旧s25 日.
00,
95 EW202.
7G.
95 6P 助 1iα 騨o【ks Resεareh Insti一
63/8/4 四S92.
60.
18 tute7Ch 三b邑 BranchrChLba City EW7920.
19 フ TokaiPQwer SしatiOn 63/5/8NS60
.
80.
30 Tok己i Vn ⊥age E田 64.
90.
35 8Me しeoroloqic α1 L己bo【aしory7
Tokai v二ILaqe 63/5 /8NS
−
EW29.
530.
80.
250.
47 9’
,
64/2 /5NS56.
30.
23 EW39.
7020 lo「
’
「
’
国SZQ2.
9o.
20 EW136.
7020 11P尸
「
ρ
NS4 ユ.
4o.
29 EW3L70.
31 12”
64/11 /14NS260.
50.
17 EW238.
30.
17 13「
F
67/ll/19NS464.
3D.
ZO E回 コ50.
2o.
23 14厂
「
71 /6/13HS248.
1o.
22 EW150.
70.
15 15 日05hina66/4〆5NS255
.
0o.
26 EW499.
4o.
6D層
↓6ρ
「
66/ 4 /17NS292.
90.
22 EW118.
80.
19 17 回akaho 66/4 /5NS259.
40.
40 EW268.
30.
36表
一
7 入力地震波data(Harbour data)No
.
Place DateCo 叩 o爬ほ
ヒ r 櫓 x.
ACC.
Tq 5ec 1Central Whar 【}Kush⊥ro 口a【
bOur65 /工0/26NSEWlo5.
.
6658o
.
250.
25 2厂
,
68/B/7NS49.
0o.
⊃6 EW86.
0o.
35 3 71 /8 〆2 闘S89 」 o,
30 EW76.
1D.
32 4.
F
72 /5 /1↓ NS142.
B0.
32 E 回 80.
10.
37 5 72/6 μ7NS20D.
9O β41EW126.
80.
ヨ5 6Muroran Harbou【
Con5 ヒruetion68 /5μ6NS221.
5D.
47Offic9 EW155
.
3O.
517 闘511 コ
.
eO.
40EN90
.
60.
46 8日
achlnohe H己
lbou【
四〇
rks O 篝tユ
ce56 /5/16 四5311.
フ o.
85 EW206.
21.
15 9「
尸
74 /7 /8N887.
30.
6ひ EW 困.
40.
64 10Ka5 瓦ima H直rb ρur Work5 0ffice74 /3/3NSEW37.
7111,
5o.
650.
77 11 74/u/16NS69.
1o.
6日 EW91.
4o.
75 表一
8 入力 地 震 波data(US 今data)一
58
一
で記 録さ れ た地 震波である。
表 中に は, 地 震 波の最 大 加 速度max,
Acc ,
お よび 5%減 衰 速 度 応 答スペ ク トル お よ びパ ワー
ス ペ ク トル 解 析 結果2° )を 参 考に し て求め た 地 震 波の特 性 周 期T
,の値 も併 記し た。
4.
2,2
1質 点 系 弾 性 変 位 応 答ス ペク トルSDe
(T
)の作 成SDe
(T
}は次 式に示す標 準 弾性 速 度 応 答スペ ク トルS
.e(T )をも とに求φる。
Sv。
(T
)作 成の際は,
地 動の 最 大加 速 度を 1g に拡 大した前 記 64波の地 震 波 を用い て 固有周期0.
05〜1.
0
秒に対し て求め た5 %減 衰 1質 点 系弾性速 度 応 答 値の最 大値 分 布およ び用い た地 震 波の特 性周期Te
が0.
』
15−
1,
15秒と幅 広 く分 布し そ の振 動性 状が第二種地 盤で記録さ れ た地 震 波にもか か わらず 第三 種地 盤に属 す る特 性 周 期 を示す地 震 波 もみ う け られるこ と を考 慮して, すで に示さ れ てい る梅 村に よ る標 準 弾性 速度応答スペ ク トル式}8)の う ち, 速 度一
定 領 域の速 度 応 答 値を 1.
2 倍し た直tw211
と速 度 応 答 がT
に比 例 する直 線と を結ぶこと に よ りSVe
(T
)を 求 め た。
Sve
(T
)=565
Thti
〔cm /sec 〕T
≦O.
6sec
の時=
・
339hg
〔cm /sec〕T
>O.
6sec の時