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1. はじめに 本計算例は 以下の点に重点をおいて作成した一例である 本例は計算の方針や方法を画一化するものではなく 個々の建物の特性や 設計者の設計方針によっては 本例よりもより最良な設計方法により設計することも考えられ そのような設計方針を示せて計算が可能な設計者にあっては 本設計例に縛られるこ

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(1)

構造計算書例(4)

建 物 概 要 : 2 階 建 て 併 用 住 宅 ( 1 階 オ ー プ ン 空 間 タ イ プ )

設 計 ル ー ト : ル ー ト 1 に よ る 設 計

(2)

1 . は じ め に

本 計 算 例 は 、 以 下 の 点 に 重 点 を お い て 作 成 し た 一 例 で あ る 。 本 例 は 計 算 の 方 針 や 方 法 を 画 一 化 す る も の で は な く 、 個 々 の 建 物 の 特 性 や 、 設 計 者 の 設 計 方 針 に よ っ て は 、 本 例 よ り も よ り 最 良 な 設 計 方 法 に よ り 設 計 す る こ と も 考 え ら れ 、 そ の よ う な 設 計 方 針 を 示 せ て 計 算 が 可 能 な 設 計 者 に あ っ て は 、 本 設 計 例 に 縛 ら れ る こ と 無 く よ り よ い 設 計 を 実 現 し て 頂 き た い 。 本 計 算 例 建 物 の 特 徴 と 作 成 に あ た っ て の 要 点 ・ 原 型 は 、 沖 縄 RC 住 宅 ( 2 階 建 て ) の 図 書 省 略 を 用 い た 設 計 を 行 っ た 。 ・ 戸 建 て 併 用 住 宅 と し 、 1 階 は 店 舗 の よ う な オ ー プ ン な 空 間 を 想 定 し た 。 ・ 1 階 に は 壁 が 無 く 、 柱 の み と な っ て い る 。 ・ ス リ ッ ト は 使 用 し な い ( 2 階 )。 ・ 一 般 に 利 用 さ れ て い る 電 算 プ ロ グ ラ ム ( 旧 一 貫 構 造 計 算 プ ロ グ ラ ム ) の 利 用 を 前 提 と す る 。 ・ 図 書 省 略 に よ る 設 計 と の 断 面 比 較 を 行 う 。 本 設 計 例 で は 、 ル ー ト 1 に よ る 設 計 と 図 書 省 略 に よ る 設 計 の 、 比 較 検 討 を 行 っ て い る 関 係 で 、 以 下 の 設 計 内 容 に つ い て は 省 略 し た 。 よ っ て 、 第 1 回 か ら 第 3 回 の 講 習 テ キ ス ト 等 を 参 照 さ れ た い 。 ・ 床 の 設 計 や 小 梁 等 の 部 材 設 計 ・ 方 立 て 壁 の 設 計 ・ 独 立 外 階 段 の 設 計

2 . 設 計 例 の 計 算 に 関 す る 主 旨

柱 の 断 面 の み で 、 ル ー ト 1 の 設 計 を 行 う 。 ま た 、 比 較 の た め に 設 計 2 階 建 て の 図 書 省 略 第 1 弾 を 用 い た 設 計 を 行 っ た 。 そ の た め 、 比 較 的 単 純 な プ ラ ン で 設 計 を 行 っ て い る 。 ポ イ ン ト と し て は 、 ・ 1 階 に は ほ と ん ど 壁 が な い 。( 柱 の み で 壁 量 を ク リ ア す る 必 要 あ り ) ・ 2 階 に は 普 通 に 窓 が あ る 躯 体 と し て お り 、 か つ 、 ス リ ッ ト は 利 用 し な い 。 ・ ル ー ト 1 な の で 、 層 間 変 形 角 や 偏 心 率 、 剛 性 率 の 計 算 は 不 要 で あ る 。 図 書 省 略 を 利 用 し た 設 計 の 最 に は 、 ス リ ッ ト は 必 ず 必 要 と な る が 、 ル ー ト 1 の 設 計 で は 極 力 ス リ ッ ト を 設 け な い 計 画 が よ い と 思 わ れ る 。 し か し 、 住 宅 の 場 合 、 窓 の 位 置 や 大 き さ に よ っ て 、 袖 壁 付 き 柱 や 垂 れ 壁 付 き 梁 が 存 在 す る と 共 に 、 そ れ ら の 部 材 ス パ ン が 短 ス パ ン と な る の で 、 部 材 断 面 に 配 慮 は 必 要 で あ る 。

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沖縄3階建て戸建て住宅(設計例-4)新築工事

平成20年9月作成

構造設計者

一級建築士 大臣登録 第 ****** 号 氏 名 所属事務所 ********** 一級建築士事務所 沖縄県知事登録 ****** 号

(11)

Ⅰ 構造計算概要書

Ⅱ 構造計算書(1)個別計算編

Ⅲ 構造計算書(2)一貫計算編

(12)

Ⅰ- 1

構造計算概要書

Ⅰ-1 構造計算概要書 ・・・・・ Ⅰ-2

(13)

Ⅰ- 2

別記第一号様式

構造計算概要書

(保有水平耐力計算/許容応力度等計算/令第 82 条各号及び令第 82 条の 4 に定めるところによる構造計算) §1 建築物の概要 【1.建築物の名称】 (参照頁 P.1) 沖縄住宅2階建てRC造 【2.構造計算を行った者】 (参照頁 P.3) 【イ.資格】 一級建築士 大臣登録第○○○○○号 【ロ.氏名】 ○○○○○○○ 【ハ.建築士事務所】 ○○○○○○○ 【ニ.郵便番号】 〒○○○-○○○○ 【ホ.所在地】 ○○○○○○○ 【ヘ.電話番号】 ○○○○○○○ 【3.建築場所】 (参照頁 P.4) 沖縄県○○ 【4.主要用途】 (参照頁 P.4) 住宅 【5.規模】 (参照頁 P.4) 【イ.延べ面積】

○○○○.○○

㎡ 【ロ.建築面積】

○○○○.○○

㎡ 【ハ.構造】 鉄筋コンクリート造 【ニ.階数】 地上 2 階 地下 - 塔屋 - 【ホ.高さ】 7.550 m 【ヘ.軒の高さ】 7.300 m 【ト.基礎の底部の深さ】 GL-1.300 m 【6.構造上の特徴】 本計算は建築基準法、同施行令、及び日本建築学会の諸計算規準に基づき行う。 本建物は地上2階建ての鉄筋コンクリート造で、○○併用住宅として使用する建築物である。こ の建物は、1階を○○○として利用するため、垂れ壁・腰壁以外ほとんど壁を計画せず、軽量ファ サード材等を用いてオープンな空間として利用できるようにしている点が特徴である。 平面・立面形状は矩形の整形な形であり、形態上は特に配慮を要する部分はない。 当該敷地は、地盤沈下,斜面崩壊等のおそれはなく、地盤の安定性の問題はない。また、支持地 盤は、GL-1.30 以深の砂質土層とし、基礎形式は直接基礎(独立基礎)とする。

(14)

Ⅰ- 3 【7.構造計算方針】 〈上部構造〉 1. 構造計算は、X方向、Y方向ともルート1による。 2. 地盤は、地盤調査結果より第二種地盤と判定し、それに基づいて層せん断力分布係数 Ai,、 振動特性係数 Rt を算定する。なおこの計算に使用する建物の固有一次周期は略算式により求 める。 3. 応力解析におけるスパンは1階の柱断面を基本として設定し、階高については各階の梁せ い・基礎梁のせいから決定する。 4.X方向,Y方向とも、フレーム内に存在する壁は、原則として完全スリットは設けず、耐力壁 又は袖壁付柱又は垂れ壁・腰壁付き梁として計算を行う。柱及び梁に対してはこれらの壁の剛 性は有効に働くものとし、剛性計算は「精算法」とする。その他の雑壁は、剛性は n 倍法で 評価を行うものとする。フレーム外の鉄筋コンクリートの雑壁もその剛性を n 倍法で評価する。 5. スラブの設計は周辺の拘束条件を考慮して設計を行う。また、片持ちスラブについては 1G の 上下動に対しても安全であるように配筋を行う。 〈基礎構造〉 1. 基礎構造は一部偏心のある独立基礎とするので、本体のフレームと一体で計算を行い、柱直 下の支点反力を用いて独立基礎の設計を行う。尚、偏心によって生じる外力は基礎梁で処理す るものとし、基礎梁に予め考慮して計算を行うこととする。 〈許容応力度計算・断面算定〉 1. 部材の断面算定位置は長期応力に対しては節点、水平荷重時応力については部材のフェース とする。 2. 柱・梁の設計用せん断力は QD = min(QL+n・QE,Qo+Qy) とする。本建物ではnは 2.0 として 設計を行う。 3. 応力解析には、一貫構造計算プログラム「SuperBuildSS2/RC・旧認定番号 TPRG-0062」を使用 する。旧認定プログラムにより計算しているため、平成 19 年 6 月施行の改正構造 基準に適 合しているか、個別に計算し、適正であることを確認する。 4. 一次設計は立体フレーム弾性解析により行う。 5. 応力解析用に、柱スパンは 1 階の柱芯、階高は各階の大ばり・基礎ばりのはり芯とする。 6. 外力分布は Ai 分布に基づく外力分布とする。 7. 構造部材は、柱、梁、床、基礎、袖壁,垂れ壁、腰壁、方立壁とする。非構造部材は、架構 外の壁とし、これらは剛性のみ評価し、長期荷重、地震荷重には抵抗しないものとする。なお、 袖壁,垂れ壁、腰壁が取り付く梁又は柱の剛性評価については「精算法」とする。 8. 柱はり接合部には袖壁,垂れ壁、腰壁も考慮して剛域を設定し、その剛域端は材せいの 1/4 入った位置とする。なお、複数開口部の場合には隅を 45°線で開口部に達するまで隅切りした 開口形状に対して剛域端を設定する。 9. 部材のモデル化は線材置換とする。 10. 大梁の付着に対する検討は、1999 年度「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」に基づい て行う。 〈その他〉 1. 使用上の支障に関する検討は、平 12 建告 1459 号第 1 の条件式により令第 82 条第 4 号への適 合を確認する。

(15)

Ⅰ- 4 【8.適用する構造計算】 【イ.適用する構造計算の種類】 ☐ 保有水平耐力計算 ☑ 許容応力度等計算 ☐ 令第 82 条各号及び令第 82 条の 4 に定めるところによる構造計算 【ロ.鉄骨造における適用関係】 本建物の場合該当しない 【ハ.平成 19 年国土交通省告示第 593 号各号の基準に適合していることの検証内容】 (参照頁 ) 【9.使用プログラムの概要】

【イ.プログラムの名称】Super Build/SS2-RC Ver2.94 (旧認定番号 TPRG-0044) 【ロ.国土交通大臣の認定の有無】 ○ 有(認定プログラムで安全性を確認) ○ 有(その他) ● 無 【ハ.認定番号】 【ニ.認定の取得年月日】 【ホ.構造計算チェックリスト】 (参照頁 ) 【10.使用する材料と部位】 (参照頁 P.20~P.21) (1)木材以外の場合 材 料 設計基準強度 又は品質(N/㎟) 使用部位 認定の 有無 備 考 普通コンクリート Fc21 建物全体

鉄 筋 SD295A 柱・梁・床・壁

鉄 筋 SD345 柱・梁

鉄 筋 SD390

(2)木材の場合(集成材、単板積層材等の木質材料を含む。) 本建物の場合該当しない 【11.使用する材料の許容応力度等】 (参照頁 P.20~P.21) (1)コンクリートの許容応力度 種 類 長期に生ずる力に対する許容応力度 (N/㎟) 短期に生ずる力に対する許容応力度 (N/㎟) 備 考 圧縮 せん断 付着 圧縮 せん断 付着 上端筋 その他 の鉄筋 上端筋 その他 の鉄筋 Fc21 7.00 0.70 1.40 2.10 14.00 1.05 2.10 3.15 (2)鉄筋の許容応力度 種 類 長期に生ずる力に対する許容応力 度 (N/㎟) 短期に生ずる力に対する許容応 力度 (N/㎟) 基準 強度 (N/㎟) 備 考 圧縮 引張り せん断 圧縮 引張り せん断 SD295A 195 195 195 295 295 295 295 D19 未満 SD345 215(195) 215(195) 195 345 345 345 345 (D29 以上) SD390 215(195) 215(195) 195 390 390 390 390 (D29 以上)

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Ⅰ- 5 (3)木材の許容応力度(集成材、単板積層材等の木質材料を含む。) 本建物の場合該当しない (4)鋼材の許容応力度 本建物の場合該当しない 種 類 長期に生ずる力に対する許容応 力度 (N/㎟) 短期に生ずる力に対する許容応 力度 (N/㎟) 基準 強度 (N/㎟) 備 考 圧縮 引張り 曲げ せん断 圧縮 引張り 曲げ せん断 【12.基礎・地盤説明書】 (参照頁 ) 【13.略伏図等】 (参照頁 P.5~P.7) 【14.略軸組図等】 (参照頁 P.8~P.15) 【15.部材断面表】 (参照頁 P.16~P.17) 【16.特別な調査又は研究の結果等説明書】 (参照頁 ) §2 荷重・外力等 【1.固定荷重】 (参照頁 P.23) 【2.積載荷重】 (参照頁 P.23) 用途 種別 スラブ用[N/㎡] ラーメン用[N/㎡] 地震用[N/㎡] 非歩行屋根 L.L. 900 650 300 居住室、病室、寝室 L.L. 1800 1300 600 【3.積雪荷重】 (参照頁 ) 本建物の場合該当しない 【4.風圧力】 (参照頁 条件は P.23、結果は P.34) 【イ.地表面粗度区分】 ○Ⅰ ○Ⅱ ●Ⅲ ○Ⅳ 【ロ.基準風速】 V0 = 46.0m/秒 【ハ.Eの数値】 E = Er2・Gf = 1.3969 【ニ.速度圧】 q = 0.6EV02 = 1773.8 N/㎡ 【X 方向、Y 方向とも同】 【ホ.風力係数】 ☑ 平成 12 年建設省告示第 1454 号第3に規定する式に基づき算出 ☐ 風洞試験の結果に基づき算出

(17)

Ⅰ- 6 【5.地震力】 (参照頁 P.23) 【イ.地震地域係数】 Z = 0.70 【ロ.地盤種別】 第2種地盤 【ハ.設計用一次固有周期】 T = 0.146 【X 方向、Y 方向とも同】 【ニ.設計用一次固有周期の算出方法】 ☑略算法 ☐精算法 【ホ.振動特性係数】 Rt = 1.00 【X 方向、Y 方向とも同】 【へ.標準せん断力係数】 C0 = 0.20 【X 方向、Y 方向とも同】 【ト.地下部分の水平震度】 本建物の場合該当しない 【チ.地震力(概要)】 (参照頁 P.34~P.35) 方向 階 wi (kN) Σwi (kN) αi Ai Ci Qi (kN) 備 考 X,Y 2F 1504.8 1504.8 0.508 1.181 0.165 248.9 X,Y 1F 1456.5 2961.3 1.000 1.000 0.140 414.6 【6.荷重分布図】 (参照頁 ) 【7.その他の荷重・外力】 【イ.土圧に対する考慮】 (参照頁 ) 【ロ.水圧に対する考慮】 (参照頁 ) 【ハ.その他考慮すべき荷重・外力に対する考慮】 (参照頁 ) §3 応力計算 【1.架構モデル図】 (参照頁 P.36~P.40) 【2.鉛直荷重時応力】 (参照頁 P.55~P.62) 【3.水平荷重時応力】 (参照頁 P.66~P.94) 【4.水平力分担】 (1)木造以外の場合 (参照頁 P.95) 方向 階 ΣQc (kN) ΣQw (kN) ΣQc+ΣQw (kN) ΣQw ΣQc+ΣQw 設計用分担率 (%) 柱の分担率 耐力壁又は筋か いの分担率 X 正 2F 29.4 219.6 249.0 0.8818 11.82 88.18 X 正 1F 414.5 0.0 414.5 0.0000 100.00 0.00 X 負 2F 29.4 219.6 249.0 0.8818 11.82 88.18 X 負 1F 414.5 0.0 414.5 0.0000 100.00 0.00 Y 正 2F 249.0 0.0 249.0 0.0000 100.00 0.00 Y 正 1F 414.6 0.0 414.6 0.0000 100.00 0.00 Y 負 2F 249.0 0.0 249.0 0.0000 100.00 0.00 Y 負 1F 414.6 0.0 414.6 0.0000 100.00 0.00 (2)木造の場合 本建物の場合該当しない (3)木造における壁量の確認 本建物の場合該当しない

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Ⅰ- 7 (4)鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における壁量・柱量の確認 (参照頁 P.134) 【イ.適用する構造計算の種類】 X 方向、Y 方向とも同 ☑ 平成 19 年国土交通省告示第 593 号第二号イ(1) ☐ 昭和 55 年建設省告示第 1791 号第三第一号イ(このとき下表の地震力は 0.75 を乗じた値です) ☐ 昭和 55 年建設省告示第 1791 号第三第二号イ 【ロ.鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における壁量・柱量】 方 向 階 ΣAw (㎟) ΣAc (㎟) 壁量及び柱量 地震力 備考 X 2F 1455000 3080000 6257 1244 X 1F 0 3080000 2329 2073 Y 2F 255000 3575000 3391 1244 Y 1F 0 3020000 2283 2073 【5.基礎反力図】 (参照頁 鉛直は P.63~P.64、水平は P.96~P.98) §4 断面計算 【1.断面検定表】 (参照頁 P.115~P.133) 【2.長期荷重時断面検定比図】 (参照頁 P.100~P.107) 【3.短期荷重時断面検定比図】 (参照頁 P.108~P.114) §5 基礎ぐい等の検討 (参照頁 ) ※該当する部位なし §6 使用上の支障に関する検討 (参照頁 ) §7 層間変形角、剛性率、偏心率等 【1.層間変形角・剛性率】 (参照頁 ) ※ルート1により、計算不要のため記載なし 方 向 階 加 力 方 向 階高 (㎜) 最大の層間 変位 (㎜) 最大の層 間変形角 剛性率を計算 する場合の層 間変位 (㎜) 剛性率を 計算する 場合の層 間変形角 剛性率 Fs ☐ 各階の剛性率 ≧ 0.6 (階高は床版上面から上面とする。) 【2.損傷が生ずるおそれのないことについての検証内容】 (参照頁 ) ※ルート1により、計算不要のため記載なし

(19)

Ⅰ- 8 【3.偏心率】 (参照頁 P.128~P.130)

※ルート1により、計算不要のため記載なし

方向 階 加力方向 重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe

☐ 各階の偏心率 ≦ 0.15 【4.令第 82 条の6第3号の基準に適合していることの検証内容】 ・柱、大梁の幅圧比の検討 (参照頁 ) ・仕口の検討 (参照頁 ) ・大梁の継手部の検討 (参照頁 ) ・大梁横補剛の検討 (参照頁 ) ・柱脚の検討 (参照頁 ) ・柱、大梁の耐力比の検討 (参照頁 )

§8 保有水平耐力

※ルート1により、該当しないため記載なし 本建物の場合 X,Y 方向ともに該当しない 【1.保有水平耐力を計算する場合の外力分布】 (参照頁 ) 【2.Ds 算定時の応力図】 (参照頁 ) 【3.塑性ヒンジ図(Ds 算定時)】 (参照頁 ) 【4.部材種別】 (参照頁 ) 【5.保有水平耐力時の応力図】 (参照頁 ) 【6.塑性ヒンジ図(保有水平耐力時)】 (参照頁 ) 【7.各階の層せん断力変形角曲線】 (参照頁 ) 【8.構造特性係数】 (参照頁 ) (1)木造以外の場合 方 向 階 加 力 方 向 柱及びはりの部材群 耐力壁の部材群又は 筋かいの部材群 合計 βu 構 造 特 性 係数Ds Q (kN) 種別 Q (kN) 種別 Q (kN) (2)木造の場合 本建物の場合該当しない。

(20)

Ⅰ- 9 【9.保有水平耐力計算の結果】 (参照頁 ) 下記の時点をもって Ds 算定時とした。 下記の時点をもって保有水平耐力時とした。 方向 階 Ds Fe Fs Fes Qud (kN) Qun (kN) Qu (kN) Qu/Qun 判 定 §9 屋根ふき材等の検討 (参照頁 ) ※該当する部位なし

(21)

構造計算書(1)個別計算編

§

1. 一

Ⅱ- 1

§

2. 準

Ⅱ- 9

§3. 小 梁 ・ ス ラ ブ 等 の 設 計 Ⅱ- 11

§

4. 方 立 て 壁 の 設 計 Ⅱ- 11

§

5. 基

Ⅱ- 12

(22)

Ⅱ- 1 §1. 一般事項 1.1 建物概要 1-1 工事名称 沖縄2 階建住宅新築工事 1-2 工事場所 沖縄県○○○○ 1-3 建物規模・用途 ○○併用住宅 軒高 7.30m 階 階高 床面積(㎡) 建物構造 建物用途 仕上げ概要 2 3,300 000.00 RC 造 居室 屋根 :仕上表による 床 :仕上表による 外壁 :仕上表による 内壁 :仕上表による 天井 :仕上表による 1 3,300 000.00 RC 造 居室 1.2 構造概要 2-1 構造種別 鉄筋コンクリート造 2-2 骨組形式 X 方向:ラーメン構造 Y 方向:ラーメン構造 2-3 基礎形式 基礎:直接基礎(独立基礎) 2-4 その他 増築予定 :なし 屋上付属物 :なし

(23)

Ⅱ- 2 1.3 荷重及び外力の基準 3-1 積雪荷重 (多雪地域の指定 □有・■無) 積雪量 本建物には該当しない 3-2 地震力 地域係数 Z = 0.70 用途係数 I = 1.00 地盤種別 第2 種地盤 地盤一次周期(第2 種地盤) Tc = 0.60 sec. 建物設計用固有一次周期 T = h×(0.02+0.01×α) = 7. 30×0.02 = 0.146sec 振動特性係数 ■ T≦Tcの時 Rt = 1.00 □ Tc<T<2Tcの時 Rt=1-0.2(T/Tc-1)2 □ 2Tc≦T の時 Rt=1.6Tc/T 3-3 風圧力 速度圧:q(N/m2) q= 0.6E・V02 E=Er2・Gf (m/s) H≦Zb Er=1.7(Zb/ZG)α H>Zb Er=1.7(H/ZG)α 風力係数:Cf= Cpe-Cpi Cpe:屋外から当該部分を垂直に押す方向を正 Cpi:屋内から当該部分を垂直に押す方向を正 風上 Cpe= 0.8kz Cpi= -0.2(閉鎖型) Cpi= -0.4(開放型) kz= 1.0 H≦Zb α 2 kz ⎟⎟ ⎠ ⎞ ⎜⎜ ⎝ ⎛ = H Zb H>Z b、Z≦Zb α 2 kz ⎟ ⎠ ⎞ ⎜ ⎝ ⎛ = H Z H>Z b、Z>Zb 開放型:Cf= 0.8kz-(-0.4) =0.8+0.4 = 1.20 風下 Cpe= -0.4 Cpi= -0.2~0

(24)

Ⅱ- 3 1.4 構造設計方針 本計算は建築基準法、同施行令、及び日本建築学会の諸計算規準に基づき行う。 本建物は地上2階建ての鉄筋コンクリート造で、○○併用住宅として使用する建築物である。この建物 は、1階を○○○として利用するため、垂れ壁・腰壁以外ほとんど壁を計画せず、軽量ファサード材等を 用いてオープンな空間として利用できるようにしている点が特徴である。 平面・立面形状は矩形の整形な形であり、形態上は特に配慮を要する部分はない。 当該敷地は、地盤沈下,斜面崩壊等のおそれはなく、地盤の安定性の問題はない。また、支持地盤は、 GL-1.30 以深砂質土層とし、基礎形式は直接基礎(独立基礎)とする。 〈上部構造〉 1. 構造計算は、X方向、Y方向ともルート1による。 2. 地盤は、地盤調査結果より第二種地盤と判定し、それに基づいて層せん断力分布係数 Ai,、 振動特性係数 Rt を算定する。なおこの計算に使用する建物の固有一次周期は略算式により求 める。 3. 応力解析におけるスパンは1階の柱断面を基本として設定し、階高については各階の梁せ い・基礎梁のせいから決定する。 4.X方向,Y方向とも、フレーム内に存在する壁は、原則として完全スリットは設けず、耐力 壁又は袖壁付柱又は垂れ壁・腰壁付き梁として計算を行う。柱及び梁に対してはこれらの壁 の剛性は有効に働くものとし、剛性計算は「精算法」とする。その他の雑壁は、剛性は n 倍 法で評価を行うものとする。フレーム外の鉄筋コンクリートの雑壁もその剛性を n 倍法で評 価する。 5. スラブの設計は周辺の拘束条件を考慮して設計を行う。また、片持ちスラブについては 1G の上下動に対しても安全であるように配筋を行う。 〈基礎構造〉 1. 基礎構造は一部偏心のある独立基礎とするので、本体のフレームと一体で計算を行い、柱直 下の支点反力を用いて独立基礎の設計を行う。尚、偏心によって生じる外力は基礎梁で処理 するものとし、基礎梁に予め考慮して計算を行うこととする。 〈許容応力度計算・断面算定〉 1. 部材の断面算定位置は長期応力に対しては節点、水平荷重時応力については部材のフェース とする。 2. 柱・梁の設計用せん断力は QD = min(QL+n・QE,Qo+Qy) とする。本建物ではnは 2.0 として 設計を行う。 3. 応力解析には、一貫構造計算プログラム「SuperBuildSS2/RC・旧認定番号 TPRG-0062」を使 用する。旧認定プログラムにより計算しているため、平成 19 年 6 月施行の改正構造 基準に 適合しているか、個別に計算し、適正であることを確認する。 4. 一次設計は立体フレーム弾性解析により行う。 5. 応力解析用に、柱スパンは 1 階の柱芯、階高は各階の大ばり・基礎ばりのはり芯とする。 6. 外力分布は Ai 分布に基づく外力分布とする。 7. 構造部材は、柱、梁、床、基礎、袖壁,垂れ壁、腰壁、方立壁とする。非構造部材は、架構 外の壁とし、これらは剛性のみ評価し、長期荷重、地震荷重には抵抗しないものとする。な お、袖壁,垂れ壁、腰壁が取り付く梁又は柱の剛性評価については「精算法」とする。 8. 柱はり接合部には袖壁,垂れ壁、腰壁も考慮して剛域を設定し、その剛域端は材せいの 1/4 入った位置とする。なお、複数開口部の場合には隅を 45°線で開口部に達するまで隅切りし た開口形状に対して剛域端を設定する。

(25)

Ⅱ- 4 9. 部材のモデル化は線材置換とする。 10. 大梁の付着に対する検討は、1999 年度「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」に基づ いて行う。 〈その他〉 1. 使用上の支障に関する検討は、平 12 建告 1459 号第 1 の条件式により令第 82 条第 4 号への 適合を確認する。 4-1 参考図書 ① 建築基準法、同施行令 ② 基準法関連各告示 ③ 2007 年版 建築物の構造関係技術基準解説書(国土交通省住宅局建築指導課他) ④ 鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説(日本建築学会) ⑤ 建築基礎構造設計指針(日本建築学会) ⑥ 小規模建築物基礎設計指針(日本建築学会) 4-2 使用電算機プログラム

上部建築物 :一貫設計 Super Build/SS2 Ver.2.94 (ユニオンシステム) 小梁:二次RC二次部材(ユニオンシステム)

4-3 応力解析法

鉛直荷重時 :立体フレームマトリックス法 水平荷重時 :立体フレームマトリックス法

(26)

Ⅱ- 5 1.5 使用材料・材料の許容応力度 本建物に使用する材料と、その材料の許容応力度を次に示している。なお、本建物に使用する 材料は●とハッチで示す。 5-1 コンクリートの許容応力度 N/mm2 種 別 使 用 F 値 長 期 短 期 圧縮 引張 せん断 圧縮 引張 せん断 普 通 コ ン ク リート ● 21 7.0 - 0.70 14.0 - 1.05 24 8.0 - 0.76 16.0 - 1.09 27 9.0 - 0.76 18.0 - 1.14 30 10.0 - 0.79 20.0 - 1.18 5-2 鉄筋の許容応力度 N/mm2 種 別 使 F 値 長 期 短 期 圧縮 引張 せん断 圧縮 引張 せん断 異 形 鉄 筋 SD 295 ● 295 196 195 295 295 SD 345 ● 345 215(195) 195 345 345 SD 390 390 215(195) 195 390 390 注:( )内の数値は径が D29 以上の鉄筋の場合を示す。 D10~D16 の径の鉄筋材質は、SD295 とする。 D19~D25 の径の鉄筋材質は、SD345 とする。 D29 以上 の径の鉄筋材質は、SD390 とする。 5-3 鉄筋と鋼材のコンクリートに対する許容付着応力度 N/mm2 種 別 使 用 コンクリート のF 値 長 期 短 期 上端鉄筋 その他の鉄筋・鋼材 上端鉄筋 その他の鉄筋・鋼材 異形鉄筋 ● 21 1.40 2.10 2.10 3.15 24 1.54 2.31 2.31 3.46 27 1.62 2.43 2.43 3.64 30 5-4 地盤の許容応力度及び杭の許容支持力 使 用 基礎の種別 長 期 短 期 備考 ● 地盤の許容 応力度 150kN/m2 300kN/m2 支持地盤地質 砂礫層 支持地盤 GL-1.30m 支持地盤N値 30 以上 杭の許容支 持力 kN/本 kN/本 支持地盤 支持地盤深さ 支持地盤N値 杭種別 杭施工工法

(27)

Ⅱ- 6 1.6 建物略図

【伏 図】

1階壁、2階床伏図

(28)

Ⅱ- 7

偏心距

(29)

Ⅱ- 8 【軸組図】 Y0通り Y1通り Y2通り X0通り X2通り X1通りX1通り X3通り

(30)

Ⅱ- 9 §2. 準備計算 2.1 仮定荷重 1-1 床仮定荷重 N/m2 階 室名 構成・材料 重量 RF 非歩行屋根 防水層 増し打ちコンクリート t = 30mm 断熱材 スラブ (t=150) 天井 150 690 100 3,600 200 D.L. 4,740 → 5,000 RF 庇 勾配モルタル 増し打ちコンクリート t = 30mm コンクリートスラブ(t=150) 690 480 3,600 D.L. 4,770 → 4,800 NF 居 室 内部間仕切り 床仕上げ(下地とも) コンクリートスラブ(t=150) 天井 200 400 3,600 200 D.L. 4,400 → 4,400 NF バルコニー 勾配モルタル 増し打ちコンクリート t = 30mm コンクリートスラブ(t=180) 690 480 4,320 D.L. 5,490 → 5,500 1-2 床荷重表 N/m2 階 室 名 荷重 スラブ用 小梁用 ラーメン用 地震用 備考 RF 非歩行屋根 D.L.L.L. 9005,000 5,000 900 6505,000 300 5,000 T.L. 5,900 5,900 5,650 5,300 RF 庇 D.L.L.L. 4,800 900 4,800 900 4,800 650 4,800 300 T.L. 5,700 5,700 5,450 5,100 NF 居 室 D.L.L.L. 4,400 1,800 4,400 1,800 4,400 1,300 600 4,400 T.L. 6,200 6,200 5,700 6,000 NF バルコニー D.L. L.L. 5,500 1,800 5,500 1,800 5,500 1,300 5,500 600 T.L. 7,300 7,300 6,900 6,100

(31)

Ⅱ- 10 1-3 壁自重表 N/m2 材料 壁名称 仕上げ 重量 RC W150 (外壁) 外部 30mm モルタル +内装 4,400 → 5,000 ブロック CB150 防水モルタル 20mm 5,000 と仮定 1-4 その他の荷重 サッシ 200 N/ m2 パラペット 1,500 N/m 廊下・バルコニー手摺 3,500 N/m

(32)

Ⅱ- 11 §3. 小梁・スラブ等の設計 3.1 小梁の設計 各階の小梁について断面算定を行う。 ※計算を省略する (第1 回~第 3 回設計例を参照のこと) 3.2 スラブの設計 各階のスラブについて断面算定を行う。 ※計算を省略する (第1 回~第 3 回設計例を参照のこと) §4. 方立て壁の設計 ※計算を省略する (第3回 設計例を参照のこと)

(33)

Ⅱ- 12 §5. 基礎の設計 4.1 地盤支持力 建物の敷地におけるスウェーデン式サウンディング試験結果を基に、地盤の支持力を計算する。 支持地盤としては、図に示すようにG.L-1.3m の細砂層とし、この地盤の SWS 試験結果より、、 「小規模建築物基礎設計指針」5.4 節 (5.4.5)式を用いて長期許容支持力度を算出する。 なお、この地盤ににおいては液状化が生じないことを確認している。 長期許容支持力度

q

a

=

30

W

SW

+

0

.

64

N

SW (kN/㎡) 長期許容支持力度

q

a

=

150kN/㎡ とする。 4.2 独立基礎の設計 独立基礎の設計を以下に示す。

(34)
(35)
(36)
(37)
(38)
(39)
(40)
(41)
(42)
(43)

参照

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