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チュニジア処理済下水利用灌漑事業外部評価者 : 三州技術コンサルタント株式会社坂入ゆり子 川畑安弘現地調査 :2007 年 年 3 月 1. 事業の概要と円借款による協力 事業地域の位置図 節水型灌漑配水パイプ 1.1 背景チュニジアの総面積は 16 万 4154km 2 ( 日本の

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チュニジア 処理済下水利用灌漑事業 外部評価者: 三州技術コンサルタント株式会社 坂入ゆり子、川畑安弘 現地調査:2007 年 10、2008 年 3 月 1. 事業の概要と円借款による協力 事業地域の位置図 節水型灌漑配水パイプ 1.1 背景 チュニジアの総面積は16 万 4154km2 (日本の約 5 分の 2)で、3.8 万km2が農業 生産に利用されている。農業セクターは同国の国内総生産(GDP)の約 11%を占 め、労働人口の3 分の 1 が農業に従事しており、経済において重要な位置を占め ている。しかし、降雨量の乏しいチュニジアでは、農耕が可能な地域の大部分が 乾燥もしくは半乾燥地域であり、天水に依存している農業地域では、しばしば干 ばつにより大きな被害を受けている。農業生産を安定させ収穫量を増加させるに は灌漑施設の整備が不可欠である。他方、表層水および地下水の資源は限られる ため、特に乾期の農業灌漑用水の確保が大きな課題であった。このような状況下、 処理済下水は雨期乾期にかかわらず、比較的安定した供給が可能な貴重な水資源 であり、その有効活用が求められていた。同国では、1965 年ころから処理済下水 を農業に利用する灌漑事業を開始し、こうした経験を基に下水処理施設および灌 漑施設整備に係る開発計画が進められ、今次案件もこの一環となる。 1.2 目的

チュニジアの10 地域(①Bizerte, ②Menzel Bourguiba, ③Béja, ④Medjez El Bab, ⑤Jendouba, ⑥Nabuel, ⑦Siliana, ⑧Msaken, ⑨Jerba Aghir, ⑩Medenine)において、 下水処理施設12 箇所で処理された水を利用する灌漑インフラ(貯水施設、ポンプ 場、配水管等)の整備を行うことにより、灌漑用水の安定供給と地下水源の保全 をはかり、もって農業生産性の安定と地域経済の発展に寄与するものである。

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1.3 借入人/実施機関 チュニジア共和国政府/農業水資源省 1.4 借款契約概要 円借款承認額 / 実行額 17 億 700 万円 / 13 億 3100 万円 交換公文締結 / 借款契約調印 1998 年 3 月/ 2005 年 3 月 借款契約条件 金利2.7%、返済 30 年(据置 10 年)、 一般アンタイド 貸付完了 2005 年 10 月 本体契約 (10 億円以上のみ記載) 該当なし コンサルタント契約 (1 億円以上のみ記載) 該当なし 事業化調査(フィージビリティ・スタディ: F/S)等 1994 年 F/S 作成(農業水資源省) 2. 評価結果 (レーティング:D) 2.1 妥当性(レーティング:a) 2.1.1 審査時における計画の妥当性 第9 次 5 カ年計画(1997~2002 年)では、農業セクターが経済発展の上で重要な 位置を占めており、農業振興による安定した食糧穀物の供給、灌漑農業の普及、 農業関連インフラの整備が重要な課題であった。 水資源および農業・灌漑にかかる10 カ年計画(1991-2000 年)では灌漑用水の供 給が優先課題として掲げられ、さらに水セクター長期戦略2030(Eau XXI:1998 年策定)では効率的な水利用の観点から、処理済下水利用を促進することがうた われている。処理済下水を灌漑用水として用い、農業生産の安定化をはかる本事 業は政府の政策と合致しており、妥当性は高かった。 2.1.2 評価時における計画の妥当性 第 10 次 5 カ年開発計画(2002~2006 年)に引き続き、第 11 次 5 カ年開発計 画(2007~2011 年)でも農業セクターは重要なセクターであり、特に水資源の保 全、処理済下水を利用する灌漑の拡充を挙げている。2011 年までに灌漑地を大幅 に拡大し、農業生産性を改善することを優先課題としている。さらに、第11 次 5 カ年計画では、水資源利用の効率性を改善し、灌漑地での農産物の生産量を大き く増産させる計画である。同時に水需要が増大していることから、国家的な優先 事項として、節水を進めている。 水資源開発計画(2001~2012 年:2000 年改訂)でも、水資源開発を行い、灌 漑の導入ならびに農業での効率的な水利用を優先課題として掲げ、既存灌漑施設

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の改修と、灌漑面積の拡大を重要政策として掲げている。 水セクター長期戦略2030 では、処理済下水を灌漑用水として活用するだけでな く、農地面積あたりの灌漑用水の利用を低減するべく節水の強化を掲げている。 このことから、チュニジアの5 カ年計画や水資源開発等の国家レベルでの主要計 画では国家上位計画では処理済下水を再利用すること、節水型灌漑を導入するこ とで水資源の有効活用、灌漑施設を整備することで農作物の増産をはかることに 一貫して高い優先度が置かれている。 本事業の実施は審査時および事後評価時ともに、国家計画等と合致しており、 事業実施の妥当性はきわめて高い。 2.2 効率性(レーティング:b) 2.2.1 アウトプット 表1 にアウトプットの概要を示す。送水・灌漑配水管建設はほぼ計画どおりで あるものの、対象地域が当初計画より2 カ所減少したことにともない、実際のア ウトプットは計画より若干縮小している。 下表(1)の 1)~3)についての変更の理由は、①Bizerteは比較的降雨量の多い 地域であるため、処理水灌漑に農民が慣れるのに時間がかかると予測された。そ のため工事を前・後期と2 回に分けて実施することとなったが、要望が出てくる のに時間を要したため、本事業では前期のみを実施した1。 ②Menzel Bourguibaおよび⑤Jendouba地域で実施されなかったのは、②Menzel Bourguibaでは裨益者数が少ないこと2、⑤Jendoubaでは近くに川があり、その川か ら取水し灌漑用水として利用できることが大きな要因であった。

下表(1)4)に関しては、⑨Jerba Aghir では上記①Bizerte 同様、工事を前・後 期と2 回に分けて実施することとなり、前期で農地 60ha に灌漑配水管を入れ (2005 年に完成)、農民からの要請があればどおりの 60ha 強に灌漑配水管を導入 することになっていた。当時は農民が処理水を灌漑水として利用することに抵抗 感があり、前期工事のみとしたが、上流設備は整っており、要望が出れば、配水 管建設はいつでも可能となっていた。最近になって、農民から配水管敷設工事の 要望が寄せられ、2008 年に政府自己資金で工事を実施することになった。 コンサルティング・サービスについての変更は、(2)下水涵養調査に関して、⑨ Jerba Aghirでの調査は計画通り本事業で実施されたが、⑥Nabeulで予定されていた 同様の調査は世界銀行融資事業下で実施されたため、本事業では対象外とされた。 1 地域での調査であったが、M/Mが低減しなかった理由は、もともとの見積りが調 1 後期工事は、前期工事の事業効果が十分に発現した段階で実施する予定。 2 また当時のコスト高騰を鑑みて本事業では灌漑施設の整備を見送ったが、今後実施する 予定である。

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査業務内容に鑑みて低かったことによる3。 表1:アウトプット (1) チュニジアの 10 地域における処理済下水利用灌漑施設の建設 項目 計画 実績 備考 1)下水処理済水の貯水施設 10 カ所 8 カ所 ②⑤キャンセル、 ①前期のみ 2)ポンプ場 13 カ所 10 カ所 ②⑤キャンセル、 ①前期のみ 3)調整用貯水施設 12 カ所 10 カ所 ②⑤キャンセル、①前期のみ 4)送水・灌漑配水管 187km 179km ⑨前期のみ 5)灌漑地整備 1853ha ほぼ計画どおり

対象地:①Bizerte, ②Menzel Bourguiba, ③Béja, ④Medjez El Bab, ⑤Jendouba, ⑥Nabuel, ⑦Siliana, ⑧Msaken, ⑨Jerba Aghir, ⑩Medenine

(2) コンサルティング・サービス 項目 計画 実績 備考 1)上記感慨施設建設に係る詳細 設計、入札書類の作成詳細設計/ 入札書類作成 52.5M/M 計画どおり ①、②、⑦、⑨、 ⑩のみ対象 2)ナブール、ジェルバ・アジー ルでの処理済下水利用の地下水 涵養に係る調査 4M/M 4M/M ⑥キャンセル、 ⑨実施

対象地:①Bizerte, ②Menzel Bourguiba, ③Béja, ④Medjez El Bab, ⑤Jendouba, ⑥Nabuel, ⑦Siliana, ⑧Msaken, ⑨Jerba Aghir, ⑩Medenine

2.2.2 期間 審査時に計画された実施期間は、1998 年 3 月~2003 年 9 月(5 年 7 カ月)であっ たのに対し、実際は1998 年 3 月~2005 年 10 月(7 年 8 カ月)で、計画の 37%増と なっている4。遅延の理由は、コンサルティング・サービス開始の遅れ、資材調達 における遅延、当初Bizerteでの建設を予定していた貯水池が軍用飛行ルートにあ ったため建設を一時中断、貯水池を半埋設するなどデザインを変更したことなど がおもな原因である。 2.2.3 事業費 審査時に計画された総事業費は22 億 7700 万円(うち円借款部分 17 億 700 万 3 2002 年に国内競争入札を行ったが、価格は見積りの 2 倍以上であったため、入札を無効 とした。コスト削減のため実施内容を低減し、再入札を行った経緯がある。 4 ただし工事期間は、2000 年第 1 四半期~2005 年 9 月である。

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円)であったが、実際は15 億 8800 万円(うち円借款 13 億 3200 万円)であった。 総事業費は計画の30%減、円借款は 22%減となっている。各事業箇所で支出が計 画を上回ったが、これはPVC パイプやセメントなどの価格高騰によるもの。また D/D 調査の結果、当初予想していた対象地域や裨益者のニーズ、土地の性質など さまざまな要因がF/S と異なり、工事計画が変更となったことが挙げられる。一 方で②Menzel Bourguiba および⑤Jendouba での工事取りやめ、①Bizerte での灌漑 農地の限定、⑨Jerba Aghir の追加配水網整備延期などにより、他の地域でのコス ト増と相殺されたため、総事業費は計画を下回った。 本事業は、事業費についてはほぼ計画どおりであったものの、期間が計画を若 干上回ったため、効率性についての評価は中程度と判断される。 2.3 有効性(レーティング:c) 2.3.1 運用効果指標 2.3.1.1 裨益農家数 表2 に示すように、②Menzel Bourguibaと⑤Jendoubaがキャンセルされたため、 裨益農家数510 地域合計で計画比 61%(39%減)となった。 一方で事業全体の裨益農家数は減少したものの、本事業実施中に参加希望者が 増え、事業を拡大したため受益者が増加した地域もあった。たとえば、①Bizerte での裨益農家は、計画では商業農場 2 社であった(うち 1 社は第二期対象(円借 款対象外)に変更)が、第 1 期対象地区で小規模農家が灌漑施設を利用できるよ うになったため、裨益農家数は計画比 8 倍の 16 に増加した。また、③Beja では、 配水管敷設時に近隣の農民が灌漑水の供給を受けたいとの申し入れがあり、給水 ポイントを設けて灌漑水を農地に供給できるようにしたため、裨益農家数が増加 している。さらに、⑨Jerba Aghir で今年度新たに 60ha の農地に配水施設建設が予 定されていることから、裨益農家数はさらに増加する予定である。

5 裨益農家数は、本事業で整備された施設を用いて灌漑農業実施が可能となった農家の数。 ただし、後述(2.3.1.2 および表3)のとおり、本評価時点では灌漑農業が開始されていな い県がある。

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表2:裨益農家数 県 計画 実績(2006 年) 計画比 ①Bizerte 2 16 800% ②Menzel Bourguiba 2 ― ― ③Beja 6 21 350% ④Medjez El Bab 2 2 100% ⑤Jendouba 51 ― ― ⑥Nabeul6SE3) 396 287 72% (SE4) 648 323 50% ⑦Siliana 27 22 81% ⑧M’saken 100 70 70% ⑨Jerba Aghir 55 36 65% ⑩Medenine 40 39 98% 合計 1,329 816 61% 出典:各県地方農業開発事務所(CRDA) 2.3.1.2 灌漑面積 灌漑面積を表3 に示す。総灌漑面積は計画を大幅に下回った。面積が 0 の 3 地 域の状況については、以下のとおりである。 ①Bizerteでの灌漑施設の建設は 2005 年に完了したが、役員選出に時間を要した ため農業開発組合(GDA)が組織できず、現在まで灌漑施設および処理水は利用 されてない72006 年 5 月にGDAが創立され、2008 年に灌漑が開始される見込み となっている。 ④Medjez El Bab では、2007 年末にポンプ施設の試運転などを行い、問題なく稼 働できることが確認されたため、2008 年より処理水利用が開始される予定である。 ⑦Siliana では、2 軒の大農家が土地所有権で争っており、農作物を栽培できな い状態であること、GDA の代表が地域外に居住していて指導監督が行き届かない ことが灌漑水を利用していない背景となっている。近々代表が交代することで、 灌漑農業が推進されると見込まれている。 なお農業水資源省によると、その他の地域で計画を下回る理由として、灌漑施 設整備が完了してから2~3 年とまだ日が浅く、灌漑水を利用する習慣が定着して いないためいまだ十分に利用が進んでいないこと、また本年度については特に例 年より多くの降雨があったため需要が少なかったことが要因である。 なおチュニジア全土の農耕地面積はおよそ380 万 ha で、そのうち灌漑施設は約 10%にあたる 38 万 5000ha で整備されている。処理済下水を利用する農地はその 6 SE3、SE4ともに排水処理施設で、それぞれに番号が振られている。他の地域同様、い ずれも活性汚泥処理法を採用している。 7 灌漑用水を利用するにはGDAが組織されていなければならない。

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2%程度である。 表3:灌漑面積の比較(面積単位:ha)(実績 2006 年) (事業実施前)農耕地 処理済下水灌漑面積 県 総面積 灌漑状況 計画値 実績 (夏期) 実績 (冬期) ①Bizerte 585 天水 297 0 0 ②Menzel Bourguiba 80 天水 79 ③Beja 310 天水、 河川からの取水 310 134 75 ④Medjez El Bab 100 天水 80 0 0 ⑤Jendouba 168 天水 165 ⑥Nabeul 626 天水、井戸水、 処理済下水 200 360 151 0 ⑦Siliana 138 天水、 一部井戸水 70 0 0 ⑧Msaken 224 天水 121 25 0 ⑨Jerba Aghir 230 天水 一部井戸水8 128 44 44 ⑩Medenine 187 天水、 一部井戸水 43 8.5 9 合計 2648 1853 362.5 128 出典:各県地方農業開発事務所(CRDA) なお、実績は計画を大幅に下回っているものの、灌漑面積を夏期(乾期)と冬 期(雨期)で比較すると、夏期に処理済下水を利用した灌漑面積が増加、冬期でも雨 量が少ない場合は処理水が利用されており、一定程度農業生産性の安定に寄与し ているものと考えられる。 2.3.1.3 収穫量 収穫量は水供給だけでなく、天候(日照条件、気温など)、肥料、整地、農作物の 栽培技術などにより大きく左右される。収穫量増減に灌漑施設整備事業がどの程 度貢献したかを検証するのは困難であるが、本事業による処理済下水の灌漑が開 始されたのは2004 年、2005 年以降で、現時点では十分に収穫量増加などの便益 が発生しているとは言えない。しかし、水不足が解消したことで、農作物の多様 化、農産物の品質の改善、飼育家育の改善(乳、肉の質向上など)が見られると 農業水資源省から報告されている。さらに、本事業実施後では、あらたに飼料、 小麦、(地域によっては)果樹の栽培が開始されている。処理済下水利用灌漑で許 可されている作物は綿花、タバコ、穀物、飼料作物、果樹、一般樹木、草花など に限定されていることから、農業水資源省は柑橘類、工場加工作物、飼料作物の 8 塩害で半数以上が使用できなくなっている。

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輪番制の導入を第一方針として引き続き農民を指導している。表4に示す収穫量 のデータは非常に限定的であるが、処理下水灌漑を開始した地域での収穫量は、 計画値には達していないものの、基準値よりは増加しているものが多い。 表4:収穫量(単位:kg/ha)9 県 基準値 (96 年) 計画値 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 ③Beja テンサイ 500 650 ― 250 小麦 32 60 52 52 飼料 300 500 400 400 ヒマワリ ― 20 ⑥Nabeul 柑橘類 30-110 200 100 100 120 120 135 150 150 ニンジン 150 150 ― ― ― ― ― ― タマネギ 140 タバコ 150 150 170 200 200 200 200 200 飼料 10 400 10 10 10 15 15 15 15 オリーブ 8 25 8 10 11 11 11 11 11 果樹 - 600 600 700 750 750 750 ⑧Msaken 小麦 8 オリーブ 17 28 飼料 ― 600 ⑨Jerba Aghir デイツ 10 16 オリーブ 30 大麦 16 飼料 ― 600 300 ⑩Medenine オリーブ 4 7 6 75 85 飼料 ― 600 5 52 70 大麦 4 4 4 ソルガム 2 ― ― 出典:農業水資源省、各県地方農業開発事務所(CRDA) 2.3.1.4 処理済下水量 表5 は処理済下水量および利用量を示している。チュニジアでは、処理量の 20% 程度10が農業に利用されている。本事業対象地域では4%~36%程度と幅が見られ るものの、ほとんどの地域では20%以下となっている。処理量に対して利用量が 少ない理由につき何度も農業水資源省に確認したものの、明確な回答を得ること はできなかった。本事業前から試験的にではあるが農業研究センターで処理水を 9 空欄については記録が取られていないため、N/A。 10 2006 年度実績

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灌漑に利用していた経験のある⑥Nabeul11では、処理水量の利用率について他の地 域と比べると高く、水利用率は32%~36%となっている。 なお、2008 年からあらたに 3 地域で処理水利用が開始されること、⑨Jerba Aghir で追加の60ha に対する配水施設建設が予定されていることから、それらの地域で は処理水利用量は今後増加すると予想される。 表 5:処理済下水量(単位:リットル/秒) 処理済下水量 利用量 実績 実績 県 計画 2000 年 2006 年 2000 年 2006 年 ①Bizerte 300 ― ― 0 ― ②Menzel Bourguiba 120 ― ― ― ― ③Beja 120 82.5 97.57 1.57 3.81 ④Medjez El Bab 43 ― ― ― ― ⑤Jendouba 89 ― ― ― ― ⑥Nabeul (SE3) 39.89 14.32 (SE4) 190 101.07 150.56 46.55 48.49 ⑦Siliana 30 ― ― ― ― ⑧M’saken 220 39.7 N/A 1.34 7.76 ⑨Jerba Aghir 120 N/A N/A ― 3.08 ⑩Medenine 100 8.66 N/A 0 0.56 出典:下水公社(ONAS) チュニジアでは、二次処理を施した処理水を灌漑水として利用しているが、表6 に示したように処理水水質は、同国の水質基準を必ずしも満たしているとは言え ない。下水公社(ONAS)によると定期的に水質を検査しており12、基準値を超え た場合は灌漑水を停止させる措置をとる。農民には給水停止の理由と、給水開始 の予定が告げられる。ONASによると給水停止は年間 2~3 回程度で、長くとも 3 日程の停止措置ということである。下水は原則家庭排水だが、地域によって皮革、 衣料などの産業排水を受け入れている施設もあり、水質改善は容易ではない。 ONASは既存施設の改修を行うなど水質改善努力はしているものの、将来的には下 水処理技術の改善、水質基準の強化が必要であると認識している。CRDAは環境技 術国際センター(Centre International des Technologies de l’Environnment de Tunis:

11 ⑥Nabeulでは 96 年には農業水資源省研究センターの農地 26haで試験的に処理水を灌漑 水として利用していた。およそ350haについて、処理水利用設備は完備されたが、一部で は井戸水を利用した灌漑農業が行われていた。

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CITET)と協力して水質検査を行うことを計画しており、水質のモニタリングを強 化することで、灌漑用水の水質改善を支援したいとしている。 表 6:同国の水質基準(2006 年) 県 BOD COD SS 塩分 同国の水質基準 30 90 30 2.5 全国平均 39 131 45 ― ①Bizerte 23 70 18 2.56 ②Menzel Bourguiba ― ― ― ― ③Beja 27 113 16 0.84 ④Medjez El Bab 34 94 31 1.21 ⑤Jendouba ― ― ― ― ⑥Nabeul SE3 23 110 34 2.38 SE4 20 115 30 1.87 ⑦Siliana 42 116 60 1.7 ⑧M’saken 16 86 14 1.7 ⑨Jerba Aghir 10 51 17 1.8 ⑩Medenine 32 74 24 2.6

注:BOD(Biochemical Oxygen Demand)は生物化学的酸素要求量、COD(Chemical Oxygen Demand) は化学的酸素要求量13SS(Suspended Solids)は浮遊物質量14の略で、すべて水質汚濁の指標。数値 が大きいほど水質汚濁が進んでいることを示す。下線部は水質基準を上回る値を示している。 2.3.2 内部収益率 審査時、事後評価時の内部収益率は下表7のとおり。費用を建設費、コンサル ティング・サービス費、運営・維持管理費とし、便益を農産物増収分として計算し た。データは農業水資源省から提出されたものを利用した。EIRR が低減したのは、 処理水灌漑の普及に時間がかかり、十分な便益が早期に発現していないためであ る。 表7:内部収益率 審査時 事後評価時 EIRR 17.8% 10.3% 2.3.3 定性的効果 農業水資源省によると、処理済下水灌漑が導入されたことにより、本事業地域 では以下の効果があったと報告されている。 13 COD値は処理施設に入る廃水の影響により大きく左右される。 14 SS(濁懸濁固形物)値が高いと、点滴灌漑設備のパイプの穴をふさぐ危険がある。

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(1) 水の再利用による水資源保全 (2) 対象地域の灌漑拡大および農業生産手段の確保・拡大 (3) 灌漑農業生産高増、収入向上による生活改善 (4) 灌漑農業の導入 (5) 夏の牧草・飼料生産導入による畜産業の強化 (6) 生産・経済活動の改善 2.4 インパクト 2.4.1 環境面 EIA(環境影響評価)は、各地域においてなされ、環境保護庁によって承認され ている。 現地調査では、処理済下水を利用した場合、高温となる夏期に悪臭が発生する ことが指摘された。チュニジアでは、処理済下水の農業利用では40 年ほどの経験 があり、さまざまな調査研究が行われている。これまでの調査・研究では、処理 済下水を使ったことでの健康への影響、土壌・農産物への汚染などは報告されて いない。 予防策として、保健省では処理済み下水に接する人々が破傷風などに感染する ことのないよう予防接種を義務づけており、処理済み下水利用時には、手袋と長 靴の着装が義務づけられている。しかしCRDA や GDA が農民へ予防接種や防具 の着装を呼びかけているものの、予防接種の必要性への疑問・理解不足から、予 防接種を受けない農民も多い。 2.4.2. 受益者調査 事後評価において、無作為に抽出した処理水利用地域4 箇所(⑥Nabeul、⑧Mseken、 ③Beja、⑩Medenine)で受益者調査(2007 年 10 月~2008 年 2 月)を実施した15 2.4.2.1. 経済インパクト 61%の農民が本事業後に収穫が向上したとし、75%が地域の農業振興に寄与し ていると答えている。多くの農民が新しく果樹など(モモ、リンゴ、アーモンド) を栽培するなど、栽培作物の多様化が見られる。ほとんどの農民が、既存農作物 については、増産したと答えている。家畜飼料では倍の収穫がある、または栽培 ができるようになり、乳、食肉の生産増加と質が向上し、畜産業に良い影響があ るという答えが多かった。回答者の75%が本事業での雇用機会の改善、92%が生 15 4つの処理水利用地域(⑥Nabeul、⑧Mseken、③Beja、⑩Medenine)で 100 人の農民 にインタビュー形式で聞き取り調査を実施した。(全員が処理水利用農民、男性95%、女 性5%。66%は初等・中等教育を受けている。)77%が自作農。農民の 69%は 5ha以下、29% は1ha以下、7%が 10haかそれ以上の農地を耕作している。

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活環境の改善を挙げている。 2.4.2.2. 社会インパクト 環境保全についての認識は低かったが、回答者の17%が本事業は環境保全に寄 与していると答えている。これは、水不足が深刻な⑥Nabeul と⑧Mseken の農民で、 地下水保全と、塩害の改善が主となっている。 受益者調査を通して多く聞かれたのが、雨水に頼って農業をしてきた世代と、 処理済み下水などを利用した灌漑農業に転換しようとする若い世代間の意見や取 り組みの違いだった。若い農民は新しいこと(処理済下水による灌漑など)に取 り組む意欲があるが、最終的に伝統農法を貫く上の世代の意見に従わざるを得な いようであった。 しかし、⑩Medenine のように、伝統農法世代は処理済み下水による灌漑には抵 抗感があったものの、水不足が深刻なため利用を開始したところ、収穫量が向上 し良好な結果となった例もある。当地では井戸水を利用した灌漑農業が一部で行 われていたが、地下水低下が深刻となり、オリーブ収穫量が減少していた。 本事業で、年間をとおしての農業生産が可能となったこと、生産が増加したこ とで農家の収入向上に貢献したこと、労働機会の改善により農村の過疎化に歯止 めがかかったことなどにより生活が改善されたとの報告があり、対象地域および 対象者への裨益が認められたものの、本事業の効果発現は計画と比して限定的で あり、有効性は低い。 事業計画時には一部用地取得が想定されており、計画どおり詳細設計終了後に用地 取得が実施された。住民移転は生じなかった。 灌漑施設から取水する農民(メドニヌ) 処理済下水貯水池(メドニヌ) 2.5 持続性(レーティング:a) 2.5.1 実施機関 2.5.1.1 運営・維持管理の体制 農業水資源省の出先機関である地方農業開発事務所(CRDA)がポンプ場、貯水池

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の運営維持管理を担当し、GDAは施設の警備、配水管などの灌漑地内の施設運営・ 中小規模の維持管理を担う。大規模資金を要する維持管理作業はCRDAおよび農業 水資源省で担当する。GDAは組合員から選出された会長、会計係、数人の役員か らなる評議会により運営されている。下水処理および水質についての監理責任は、 環境と持続開発省(MEDD)下にある下水公社(ONAS)16である。 表8 に本事業地域でのCRDAの概要を示した17。CRDAには 2 つの管理部門があ

り、灌漑地域開発部(Exploitation des Perimetres Irrigues:EPI)がおもに啓蒙・宣伝 活動、水利機器維持部(Maintenance des Equippements Hydrauliques:MEH)が維持 管理を担当している。水利機器維持部のないCRDAでは、灌漑地域開発部が維持管 理も行っている。CRDAでは、電気技師、器械技師、設備技師、土木技師が常駐し ていて、スタッフは他のCRDAに出向することでCRDA間の技術交流をはかってい る。 またCRDA がワークショップを行い、GDA の理事や組合員を、処理済下水を利 用している農地に連れて行き、灌漑施設の運営の仕方、灌漑水を利用することの 便益などについて、継続的に啓蒙活動を行っており、農民の理解を深めようと努 力している。 CRDA における維持管理の担当部署は、灌漑農地部に属するメンテナンスサー ビス課である。実施方式は、CRDA の直営と請負業者への外注とがあり、特別な 機材を必要とする作業は外注で実施されることが多い。農業水資源省の方針によ り、近年は維持管理のGDA 分担割合が増大するとともに、CRDA 分担作業につい ても外注の比率を高める方向である。 表 8:地方農業開発事務所(CRDA)の EPI および MEH スタッフ(人) 県 夏期における 灌漑面積(ha) エンジニア 技術者 農業等の 専門家 ①Bizerte 0 2 5 39 ③Béjà (④Mejez El Bab も管轄下) 134 0 2 16 62 ⑥Nabeul 151 2 1 3 ⑦Siliana 0 1 3 51 ⑧Msaken 25 1 1 6 ⑩Médenine (⑨Jerba Aghir も管轄下) 44 8.5 1 6 2.5.1.2 運営・維持管理における技術 16 ONASは 1974 年に独立下水公社として設立。2004 年にMEDDが創立され、公衆衛生 関連の政策、投資を策定することとなった。 17 ①Bizerte、③Béjà、⑦Silianaではダムなどのインフラがあるため、他地区より専門家の 数が多くなっている。

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農業省地方土木総局(DGGR)の技術者 4 名からなる GDA 管理セクションが運 営・維持管理に係るマニュアル、技術ガイドラインなどの技術支援および施設点 検に係る人材育成などを行っている。処理水灌漑施設に関する運営管理に問題は ない。CRDA でも職員のトレーニングを行っており、GDA に対するトレーニング も定期的に実施している。たとえば、⑧Msaken では専門教育センターで維持管理 職員の教育を行っている。 ⑦Siliana では、事業フォローアップのための委員会を設置、農作物栽培の専門 家のチームを結成し、農家に対して農作物栽培の支援を行い、灌漑に適した作物、 節水法などを教えている。GDA 技術員による施設の点検はおおむね良好であるも のの、まだ新しく経験が十分とは言えないためCRDA の定期的な運営指導は不可 欠である。 2.5.1.3 運営・維持管理における財務 処理済下水の利用を促進するため、水利費は低く設定してある18。水利料金の集 金率は良好であり、GDAは維持管理費の 20~50%程度をまかない、CRDAが補塡 している。たとえば⑦Silianaでは、CRDAが電力料金と施設警備の人件費を支払う ことでGDAによる施設の維持管理を支援している。さらに、末端水路を含め灌漑 設備整備については、政府による補助金、免税、ローン措置、料金補助もあり、 設備の拡充、維持管理を奨励している。 表9:灌漑施設維持管理費 (単位:DT) CRDA 2005 2006 ①Bizerte 560,000 440,000 ②Menzel Bourguiba - - ③Béjà 796,641 507,840 ④Medjez El Bab-*1 N/A N/A

⑤Jendouba - -

⑥Nabeul 263,000 346,000 ⑦Siliana 1,089,186-*3 469,843 ⑧Mseken 226,000 245,000 ⑨Jerba Aghir-*2 N/A N/A ⑩Médenine 194,000 77,000

*1-④Medjez El Bab については③Beja の CRDA が監督。

18 下水処理水の料金は 1m3あたり20 ミリム(1DTの 1000 分の 20 で、およそ 2 円)。下

水処理水の利用を促進するため、1997 年に大統領命により、60 ミリムから値下げされて いる。

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*2-⑨Jerba Aghir については⑩Médenine の CRDA が監督

*3-⑦Siliana 地域全体での維持管理費。

表10:維持管理費の割り当て額 (単位:DT、2006 年データ)

地域 維持管理費 水利用費より 政府予算より

①Bizerte N/A N/A N/A

②Menzel Bourguiba - - -

③Béjà 64,860 30,000 34,860 ④Mejedz El Bab* 58,430 10,000 48,430

⑤Jendouba - - -

⑥Nabeul 12,000 1,200 10,800

⑦Siliana N/A N/A N/A

⑧Mseken N/A N/A N/A

⑨Jerba Aghir N/A N/A N/A ⑩Médenine N/A N/A N/A

出典:CRDA * 予測 2.5.2 運営・維持管理状況 本事業にて整備した施設の運営状況に特段問題は見られない。 本事業は実施機関の能力および維持管理体制ともに問題なく、高い持続性が見 込まれると評価される。 3.フィードバック事項 3.1 結論 以上より、現時点では本事業により整備を行った地域の大部分は開発の端緒に ついたばかりであり、効果発現は計画と比して限定的であるため、全体としての 評価は低いと言わざるを得ない。裨益住民のコメントも事業の有効性を示唆する ものであるが、灌漑面積拡大を含めた今後の事業効果の発現については引き続き モニタリングが必要である。 3.2 教訓 ・処理済下水の農業利用の経験実績があるにもかかわらず、処理済下水を利用し た場合の収穫量の増加、農作物の質の向上、健康への影響の心配がないことなど の便益についての啓発が十分であるとは言えないため、今後事業の拡大は、農民

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への啓蒙活動を先行して行い、事業への理解と参加を促すことが大切である。特 に伝統農法世代への処理済下水灌漑への理解不足が制約要因となる場合もあるこ とから、年長世代への啓蒙活動が重要となる。 ・事業の有効性を左右する機関(ONAS)および監督省庁とは、灌漑に利用する処 理済下水の水質やモニタリング、水質改善などについて緊密な連携が必要である。 処理済み水質のモニタリング、給水停止措置、水質改善策策定などに、農業水資 源省が何らかの関与ができるようにするなど、農家が安心して処理済下水を利用 できるよう協力していくことが望ましい。 3.3 提言 処理済下水を利用する灌漑をさらに普及するためには、特に伝統農法世代への処 理済み下水灌漑への理解を促し、不安感を改善することが重要である。すでに処 理済み下水灌漑を実施している地域への見学ツアー、同世代間の情報・意見交換 を促すことや、灌漑に適した作物やその栽培方法の指導などを定期的に実施する ことで、処理済下水灌漑への理解を深める必要がある。 農業水資源省によるコメント プロモーションおよび受益者の啓蒙活動は数多く行われている。同様に、水質 の改善のために ONAS との緊密な連携がとられており、将来的にもいっそう連携 を強化していく予定である。チュニジアの気候および水資源の稀少さを鑑みる と、引き続きこれらの資源の価値を向上させていく必要があると考える。

(17)

主要計画/実績比較 項 目 内 訳 計 画 実 績 ① ア ウ ト プ ッ ト (1)チュニジアの 10 地域にお ける処理済下水利用灌漑施 設の建設 ①下水処理済水の貯水施設 ②ポンプ場 ③調整用貯水施設 ④送水・灌漑配水管 ⑤灌漑地整備 (2)コンサルティング・サービ ス ①上記灌漑施設建設に係る 詳細設計、入札書類の作成詳 細設計/入札書類作成(ローカ ル)(5 サブプロジェクト:① Bizerte、②Menzel Bourguiba、 ⑨Jerba Aghir、⑦Siliana、⑩ Medenine) ②ナブール、ジェルバ・アジ ールでの処理済下水利用の 地価水涵養に係る調査 10 カ所 13 カ所 12 カ所 187km 1,853ha 52.5MM 4MM 8 カ所 10 カ所 10 カ所 179km ⑨Jerba Aghir は第 一期工事のみ実施。 ほぼ計画どおり 計画どおり 4MM ⑨Jerba Aghir の調 査は計画どおり。⑥ Nabeul の調査は世 銀融資事業に含ま れたため中止。 ② 期 間 1998 年 3 月~2003 年 9 月 (5年 7カ 月 ) 67カ 月 1998 年 3 月~2005 年 10 月 (7 年 8 カ月)92 カ月 ③ 事 業 費 外 貨 内 貨 合 計 う ち 円 借 款 分 換 算 レ ー ト 2 億 1500 万円 20 億 6200 万円 (現地通貨:1874 万 9000DT) 22 億 7700 万円 17 億万 700 万円 1DT=110 円 (1998年 3月 現 在 ) ※19 15 億 8800 万円 13 億 3200 万円 1DT=92.95 円 (1998 年 3 月~ 2005 年 10 月平均) 19 内訳について詳細なデータなし

表 2:裨益農家数  県  計画  実績(2006 年) 計画比  ① Bizerte  2 16 800%  ② Menzel Bourguiba  2  ―  ―  ③ Beja  6 21 350%  ④ Medjez El Bab  2 2 100%  ⑤ Jendouba  51  ―  ―  ⑥ Nabeul 6   ( SE3) 396 287  72%  ( SE4)  648 323  50%  ⑦ Siliana  27 22  81%  ⑧ M’saken  100 70  70%
表 10:維持管理費の割り当て額  (単位: DT、2006 年データ)

参照

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