超弦理論の非摂動的性質と
次元をめぐる近年の展開
橋本 幸士
Koji HASHIMOTO 1 Septemb er, 1996 1過去一年間において超弦理論の非摂動的性質は
飛躍的に理解が進んだ。ここでは
D-brane、特に
type II超弦理論の強結合と
11次元(
M-theory)
、
12次元
目 次
1 Introduction 2
2 D-brane 4
2.1 R-Rcharge
の問題
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 4 2.2 D-braneの導入
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 7 2.3 R-Rchargedstateとしての
D-brane : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 10 2.3.1 D-braneが
R-R chargeを持つこと
: : : : : : : : : : : : : : : : : : 10 2.3.2 Diracquantization condition for extendedobjects : : : : : : : : : : 132.4
まとめ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 153 11
次元、
12次元
163.1 M-theory: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 16
3.1.1 Why11 dimension? : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 17
3.1.2 Witten
による
SUGRA真空の考察
: : : : : : : : : : : : : : : : : : 20 3.1.3 Barsの
nonperturbativebase : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 22 3.1.4 Supermembranetheory : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 233.2 F-theory : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 24
4 D-brane action 26
4.1 D-brane
の
eective action : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 26 4.2 Boundary stateからの
D-brane actionの導出
: : : : : : : : : : : : : : : : 28 4.3 D-1-braneactionの
dualと
SL(2;Z) soliton : : : : : : : : : : : : : : : : : 32 4.4 D-2-braneと
membrane : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 34 4.5 D-3-braneactionと
self-duality : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 36 4.6 D-3-braneactionの
dualと
F-theory : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 39 4.7まとめ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 42Introduction
この世界は4次元ミンコフスキー空間
M 4と内部空間でなっていることは誰もが認める
事実であるが、それが何故であるかを説明した物理学者は未だかつていない。
(哲学者は別
である。)次元の概念の解明は物理学、特に素粒子物理学の究極の目的の一つとも言える。
そこへ至るステップは現在の物理学の進む大きな流れであるが、今盛んに研究されている
大統一理論そして重力をも統一するとして期待される理論の候補として超弦理論がある。
超弦理論はその弦の張る世界面
(world sheet)における一般座標変換の
anomaly-freenessを要請するため
target spaceの次元は
10であるという性格を持つ。これをして物理学者た
ちは
compact化という概念を
Kaluza-Klein(KK) 1の時代から復活させるが、摂動論的にし
か定義されていない超弦理論は次元
10で安定であり、
compact化の機構は解明されていな
い。この問題は超弦理論の非摂動的定式化によって明らかにされると考えられている。
一昨年(
1994年)後半あたりから、量子場の理論における非摂動的性質が明らかにされ
てきた。
Seib ergと
Wittenは
[1]N =2SUSY QCDの非摂動的性質を
dualityを用いて厳
密に解き、
N =1SUSYQCD (Seib ergら
[2])や
N =4への理解もこれと結び付きながら
現在まで発展が続いている。その発展の元になったのは言うまでもなく
N =4 Montonen-Olive[3]に始まる
duality conjectureである。これは証明されてはいない事柄ではあるが、
この
conjectureに基づく理論の解明は
SUSY algebraという武器を用いて
consistentに展
開されている。
超弦理論とこれらの4次元超対称場の理論との間にはつながりがあり、また超弦理論に
おける
duality構造も
1994年の
Hulland Townsendの論文
[22]にまとめられているように
conjectureも含めて解明整理されつつあって、その後
Wittenらの仕事
[6]により相互にか
らみつつ発展することになった。
Strong-weak (coupling) duality
の性格は主に、強結合で基本的であると思われる状態が
弱結合では古典解
(soliton)として現れ、それと基本粒子を入れ替える対称性として知られ
ている。超弦理論の場合は
solitonはその低エネルギー有効作用である
SUGRAの
soliton解
[7]つまり一般には
metricが発散する点を持つ
black holeとして記述される。この
black holeを量子論的に記述する可能性として
D-brane[8]が提案された。この理解によりこの
11
年間、
D-braneとして現れる強結合で基本的な
stateの理解が進んだ。詳細は
section2に
reviewする。
D-brane
は
extended objectであるが、それを
fundamentalとして量子論が構成できたと
すると、その
canonicaldimensionは
10であるとは限らないであろう。実際
sup ermembraneは
11次元で
formulateされると考えられている。超弦理論に
duality構造があり、それは
D-braneの様な
extended objectを基本的に扱うものだとすると、必然的に
10次元以外の
次元との関わりが重要になってくる。
昨年三月、
SUGRAの対称性と
SUSY algebraの性質を使うことで、超弦理論の強結合
極限における
massless粒子が
11次元からの
KK mo deとして記述される可能性が指摘
された
[5]。
11次元
SUGRAの存在は古くから知られており、その研究ともあいまって
(sup ermembrane)、超弦理論の大本となる理論(
M-theory [9])の存在の可能性が探求さ
れている。
更に
11次元より上の次元の可能性も探られており、特に
type I IB超弦理論の
SL(2;Z) S-dualityの幾何学的理解として生まれたのが
12次元の
F-theory[10]である。これらにつ
いては
section 3で取り扱う。
このような発展を通じて、
M-theory, F-theoryという見地から見直すことによって超弦
理論の
duality構造は透徹的に調べられたわけだが、さて
D-braneとこれら
M-theory, F-theory(もしくは
11,12次元)の間にはどのような関係があるのだろうか。その解明の一
端として、
D-braneを
eectiveに記述する
D-brane actionと、
Nambu-Goto型
actionの、
dualとしての関係の研究が進んでいる。ここでは超弦理論の非摂動的性質を担う
D-braneとそれに
characteristicな次元が明かにされ、次元という問題に光明が与えられている。こ
れを
section4で詳述する。
これらの理解は劇的に進展しているが、これからの問題もまだたくさん残っている。こ
れらについての
discussionを
section5で行なう。
D-brane
D-brane
は、
Dirichlet b oundary conditionを持つ
open stringの端点の集合として定義
される
hyperplaneである。つまり、
world sheetの
と
を入れ替えてみると、
D-braneは
stringを
emitする、つまり
stringの
sourceと見なされるものである。ここでは何故
D-braneが注目されるか、また
D-braneの登場によっていかに
stringdualityが
consistentに展開されたかを見る。
2.1 R-R charge
の問題
超弦理論における問題の一つに、
string spectrumの中には
Ramond-Rmamond (R-R) gauge eldに対応する
chargeを持つ状態がないという事がある。これは後で述べるよう
に、
type IIBの
string theoryが持つ
S-dualityconjectureと相容れない様に見え、
string dualityの理解の困難と考えられてきた。
まず、問題を説明しよう。
TypeI I string theory (closed sup er string)の
massless statesは、
SO (1;9)SO (8)の
light-cone gaugeで
NS R NS R Typ e I IA (8 v 88 s )(8 v 88 c ) Typ e I IB (8 v 88 s )(8 v 88 s ) (2.1)となっている。これから作られる
b osonは
NS-NS sectorと
R-Rsectorにあり、その内容
はまず
NS-NS sectorは
IIA,I IB (8 v 8 v ) = 8B (1) 8G = 1828835 (2.2)であり、また
R-Rsectorは
I IA (8 s 8 c ) = A 8A = 8 v 856 v [1] [3] I IB (8 s 8 s ) = 8B (2) 8A (+) = 1828835 (+) [0] [2] [4] (2.3)となる。
[i]は
i階反対称
tensor表現を表す。
gauge場は、
NS-NSsectorの
anti-symmetric Bに加えて、
I IAでは
A ;A (odd forms)、
I IBでは
B (2) ;A (+) (even forms)の二つが
ある。
この
R-Rsectorの
gaugeb osonとの相互作用を与える
stringの
vertexoperatorを考えよ
う。
Ramondsectorは一般に
space-time fermionに対応しており、その
vertexop eratorは
V fer mion =61 2 u 2 e ik x (2.4)の形をしている。ここで
8 > > < > > : 2 : SO(1,9)16次元
spinor 61 2 : ghost u :波動関数
(2.5)であり、これにより
R-Rgauge eldは
V RR 2 ~ 2 (2.6)つまりこれに
coupleする
backgroundeldを用いて
vertexop eratorは
2 ~ 2 F (X) (2.7)と作られる。この
F (X)は
spinorの足を二つ持っているので、
vectorの足に書き換える
ことが出来る。つまりこの
vertexop eratorは
bosonic eldを表している。
Cliord代数の
基底
[ 1 ; 2 ;111;n] (2.8)が完全系を張っている事から、これで
の足を展開すると
F (X)= X n ( [ 1 ; 2 ;111;n] ) C F [ 1 ; 2 ;111; n ] (2.9)(ここで
Cは
charge conjugation。
2と
~ 2は同じ足を持っているので一方を複素共役に
しなければならない)となる。いま
covariantに考えているので、
physicalcondition F 0 1V RR =0 (2.10) ~ F 0 1V RR =0 (2.11)を課さなくてはいけない。
F 0の
zeromodeは
F 0 = X n 0n 1d n p d 0 (2.12)の形であり、
fd 0 ;d 0 g=より
d 0と考えると
F 0 1V RR =0 ) [1;2;111;n] @ F [ 1 ; 2 ;111;n] =0 ) [; 1 ;111;n] + P n i=1 i [ 1 ;111;^ i ;111;n] (01) i01 @ F =0 (2.13)(2.11)
も同様にし、
(2.10)と
(2.11)をまとめて整理すると
( [ ; 1 ;111; n ] p F [ 1 ; 2 ;111; n ] =0 P n i=1 (01) i [ 1 ;111;^ i ;111;n] p i F [ 1 ; 2 ;111; n ] =0 (2.14)つまり、
( dF =0 (Bianchi identity) d3F =0 (equation of motion) (2.15)これらより、
Fは
eld strengthである。これは実際
vectorの足の数とも一致している:
2 ~ 2は
8 > > > > < > > > > :I IA (opp ositehandedness) !162 16= 1+45+210 [0] [2] [4] I IB (same handedness) !16216= 10 s +120 a +126 s [1] [3] [5] (2.16)
であり、
Fを
eld strengthと見ると上の
(2.2),(2.3)と
I IA、
I IBそれぞれの場合足の数が
合っている。
これから分かることは 、
R-R gauge bosonsは 、
eld strengthの形で
vertex operatorに入っているので、
charged statesを表現することが出来ないということである。つまり
background eldsの
LowEnergy EectiveAction (LEEA)を
stringからいくら書いても、
chargedstatesを表す
eldを入れることが出来ない。
fundamentalstringには
RRcharged statesは入りようがないのである。
さてこのことは、
type I IB stringの場合
S-duality conjectureと相容れないことを示そ
う。
IIBの
LEEAは、
F =0と置くと
S = Z d 10 x p 0G(R(G)+ 1 4 tr(@M@M 01 )0 1 12 H T MH (2.17) 8 > > < > > : M =e jj 2 1 ! ; H =dB =d B (1) B (2) ! :=+ie 0 (2.18)である
[11]。この
actionは、
7! a +b c +d ;B (1) 7!dB (1) 0cB (2) ;B (2) 7!aB (2) 0bB (1) (2.19) M 7!3M3 T ; B 7!(3 T ) 01 B; 3= a b c d ! 2SL(2,R) (2.20)で不変である。
(
3が
SL(2;R)に入っているときのみ変換が
comp onents ;で書き下
せる。)
これによれば、例えば
a =d =0;b=0c=1とすると
=0では
e 0 7!e (2.21)となり
strong-weak coupling dualityとなっている。このとき
B (1) 7!B (2) ; B (2) 7!0B (1) (2.22)であって、
B (1)と
B (2)、 つまり
2-form gauge eldについては
NS-NSと
R-R、を入れ替
える対称性になっている。
さて
B(1)
の方は、
string -mo delの
coupling(もしくは
vertexop erator)
B (1) @ X @ X (2.23)でも分かるように
chargedstatesが存在する。これは例えば
X 9を
compact化すると
B (1) 9は
winding number !に
coupleする
gauge eldになっている事からよく見える:
interactionterm I B (1) 9 !@X =! I B (1) 9 @X (2.24)一方
B (2)の方は上で見たように
eldstrength Fで
couple
するため
chargedstatesがな
い。この不釣り合いは
S-dualityconjictureと相容れないのではないだろうか?
この解決策として
D-braneが登場するのだが、それは
section2-3で見ることにして、次
ではまず
D-braneの基礎をまとめる。
2.2 D-brane
の導入
op en b osonicstring
の境界条件を考えてみよう。
actionは
closedstringと同じで、
(
string theoryの詳しい話は
[12]を参照のこと)
S =0 T 2 Z d 2 @ X @ X (2.25)(
worldsheetmetricは
gauge固定した。)この
variationX !X +Xにより、
S =T Z d 2 X (@ @ X )0T Z d X 0 X j = 0X 0 X j =0 : (2.26)第一項は通常の
equationof motion2X =0を与えるが、第二項は
boundaryconditionを
与える
termである。
op en stringだと通常、
= 0と
=の
Xは独立の
variationと考
えて
X 0と置くのだが、ここで
X
=0 for =0 and (Dirichlet type,
略して
D) (2.28)という
variationでも
b oundary termを消すことが出来ることに注目しよう。これは
op en stringの端点が
X= C
という
hypersurface
上に乗っていることを表している。通常の
Neumanntypeが自由端であるのに対し
Dirichlet typ eは固定端となっている。
これらの境界条件は
op en stringに
T-duality変換を行なうと互いに移り変われるものに
なっている。
closed stringにおける
T-duality対称性は、
X 25が
torusに
compact化され
た
closed bosonic string mass sp ectrumにおける
m 2 = 1 0 (( 25 0 ) 2 +(~ 25 0 ) 2 +N + ~ N 02) (2.29) 8 < : 25 0 =( n R + mR 0 ) q 0 2 ~ 25 0 =( n R 0 mR 0 ) q 0 2 (2.30)で
R0! 0 R n !m (2.31)とできる対称性であるが、この変換により
25 0 0! 25 0 ; ~ 25 0 0!0~ 25 0 (2.32)となることから、これは自明に拡張すれば
X 25 0!X 25 ; ~ X 25 0!0 ~ X 25 (2.33)となっている。さて、
op en stringを形式的に
leftmoverと
rightmoverに分け、
left moverに対してのみ負号を与えるという
T-duality変換を行なうと、
(ゼロモード 部分を注意して
みよう)
X 25 (z;z) 0! Q 25 (z;z ):=X 25 (z)0X 25 (z ) =2C 0i 0 p 25 log(z=z )+(oscillators) =2C +2 0 p 25 +(oscillators) (2.34)となる。
(ここで、
z :=e +iであり
world sheet timeは
Euclidianにしている。)これは、
oscillators部分は
=0;で消えることから
8 > > > > < > > > > : =0では
Q=2C =では
Q=2C +2 0 p 25 =2C+2 0 n R =2C+2R 0 n (R 0 := 0 R : dual radius) (2.35)となっていて、時間によらず、まさに
Dirichletb oundary conditionである。今の
compact化している場合は丁度
dualな半径の分だけ離れた
hyp erspace上、つまり一周したものを
D orN
は
によって選ぶことが出来ると考えられるから
1の
0D01のうち
(D-p-1)個が
D-typ e、残りの
(p+1)個が
N-typeであるとする。
+1の部分は
time comp onentであ
る。この様な
hyp erspaceを
D(irichlet)-p-braneとよぶ。
p-braneの
worldvolumeは
p+1次
元になっている。特に
p=1のものを
D-string、
p=0のものを
D-particle、
p=01のも
のを
D-instantonとよぶ。
この導入の仕方から分かるように、本来
D-braneは動かない
b oundaryの様なものであ
るが、
D-brane上には
openstringがくっついており、この
op enstringの
excitationによっ
て
D-braneが動くという風に考えられる。これは次のように見ることが出来る:
op en stringの
vertexop eratorは
Qで書き換えれば
( V A =A (X)@ X V =8 25 (X)@ Q 25 (@ Q 25 =@ X 25 ) (2.36)
で与えられる。この
8 gauge eldの
coupleは通常通り
op en stringの端点に
-mo del-likeに
coupleするので、
S int Z @M d8 25 @ Q 25 for 8 25 (X)=8 25 (const.) (2.37)一方
Dirichletb oundary conditionを与える自由度が丁度
Qで書き換えた
actionを用いて
D S Z dQ 25 @ Q 25 (2.38)でまったく同一の形をしている。これは
Q 25 8 25となっている、つまり
op en stringの
excitationが
D-brane(
Dirichletb oundarycondition)を動かす方向に働いているというこ
とを示している。つまり
D-braneは
openstringの振動により動き、
op en stringの長さ
p0
程度の厚さを持っているということになる。ここで重要なのは
vertexop erator
を
insertする(式
(2.36))
jj(
-model)
jj boundaryの
uctuationを量子化する(式
(2.38))
(2.39)という対応である。この手法により、通常
-mo delから
= 0を要請して低エネルギー
SUGRAを得るのと同じ手続きで
D-braneの
eectiveactionを導出することが出来る
[31](
0! 4章参照)
。
上で
8 25が
D-24-brane
の
collectivecordinateとなっていることを見た。次の
sectionで、
type I Iには
D-branes + openstringsが含まれるらしいという証拠を挙げるが、そう考え
ると、
D-braneは
op en stringつまり
typ e I Iの半分の
SUSYの自由度のみをもって振動し
ているということになる。つまり
D-braneはこの意味で
BPS saturated stateとよばれる
のである。
1
2.3 R-R charged state
としての
D-branePolchinski
は、以下に述べる計算を元に、次の
conjectureを与えた
[8]:
「
type II string theoryの
Hilb ert spaceには
op en strings 8D-branesという
sectorがあり、この
D-braneが
R-Rchargeをもつ。」
これを見るために、
(1) D-brane
が
R-R chargeを持つ。
(2)
それが
Dirac quantizationの単位
chargeに丁度なっている。
ということを示そう。
2.3.1 D-braneが
R-R chargeを持つこと
2つの平行な、次元
pを持つ同じ
D-p-braneがあるとき、その間において
R-R gauge b oson exchangeが起こっている系の全体のエネルギーを計算してみよう。
exchange
D-brane
D-brane
Figure2.1:
2枚の
D-braneの間を
R-Rgauge b osonが
exchangeされている。
Closed string
の伝播ではなく
openstringの
one-lo opと見ると、
eective potentialは
V 1-lo op = 0 1 2 logDet((propagator) 01 ) (2.40) = 0 1 2 TrlogL 0 (2.41) = 0 1 2 Tr Z L0 1 du 1 u (2.42) = 0 1 2 Tr Z L 0 1 du Z 1 0 dt e 0tu (2.43) = 0 1 2 Tr Z 1 0 dt Z L 0 1 du e 0tu (2.44)= 0 1 2 Tr 1 0 dt h 1 0t e 0tu i L0 1 (2.45) = 0 1 2 Tr Z 1 0 dt h 1 0t e 0tL0 0 1 0t e 0t i (2.46) = Tr Z 1 0 dt 2t e 0tL 0 0Tr 1 2 0(0) (2.47)
この第二項は
D-brane間の距離
rに依存せず基底エネルギーをずらすだけなので今は無視
する。
t !2 tと積分変数(これは
lo opの円周を表している)を置きなおして、
L 0 = 0 k 2 + jrj 2 4 2 0 +N (2.48)を用いる。ここで
N := 1 X n=1 0n n + 1 X r= 1 2 rb 0r b r + 1 X n=1 nd 0n d n (2.49)であり、また
op en stringは
p-braneに端点を固定されているので、
kは積分(
P states)では
Z dk p+1 (2 ) p+1 (2.50)とされるものである。
L 0中の
r依存性を示す
jrj 2 4 2 0 (2.51)の
factorは、
D-brane間の距離
rを
interpolateする
op en stringの
massに相当する
もので、これは
open stringの
Chan-Patonfactorを考慮すると出てくる。詳しくは
[13]を参照。
などから、
V = Z 1 0 dt t X states exp 02t( 0 k 2 + jrj 2 2 +N) (2.52) = 2 Z 1 0 dt 2 V p+1 ( p ) p+1 (2) p+1 1 p 2 t 0 p+1 X states e 02 tN exp[02t( jrj 2 4 2 0 )] (2.53)ここで、
V p+1は
D-p-brane
の
worldvolumeの体積(つまり
op en stringの重心部分の積分)
であり、また
factor 2は
op en stringの左右の入れ替えである。
q :=e 0 tとおき、
P statesを実行すると(
[12])
X states(NS) q 2N = 1 Y n=1 (10q 2n ) 08 2 1 2 1 q 1 Y n=1 (1+q 2n01 ) 8 0 1 q 1 Y n=1 (10q 2n01 ) 8 (2.54) X states(R) q 2N = 1 Y n=1 (10q 2n ) 08 2 1 Y n=1 (10q 2n ) 8 28 (2.55)R-sector
は
fermion1-loopなので
01がかかり、
X states q 2N = X states(NS) q 2N 0 X states(NR) q 2N (2.56)このうち
closed stringで見て
R-R sector部分の寄与は、
GSOで
(01) Fの部分、つまり
P states(NS)の第二項のみであるので(
GSOと
R-R sectorの関係は
[14]等に詳しい)
V R0R = Z 1 0 dt t V p+1 (8 2 0 t) 0 p+1 2 exp[ 0jrj 2 t 2 0 ] 0 1 2q 1 Y n=1 (10q 2n ) 08 (10q 2n01 ) 8 (2.57)いま
op en string 1-lo opの形で積分が書かれているので、これを
closed stringで見るため
に
mo dular変換を行なう。
q 0 :=e 0=t ; q:=e 0 t (2.58)として
8 > > < > > : f 1 (q):=q 1=12 Q (10q 2n ) f 4 (q):=q 01=24 Q (10q 2n01 ) f 2 (q):= p 2q 1=12 Q (1+q 2n ) (2.59)とすれば
f 1 (q 0 )= p tf 1 (q) (2.60) f 4 (q )=f 2 (q 0 ) (2.61)が成立することから、これらを用いて
1 q Y (10q 2n ) 08 (10q 2n01 ) 8 = f 1 (q) 08 f 4 (q) 8 = t 4 f 1 (q 0 )08f 2 (q 0 ) 8 = (2t) 4 (1+16e 0 =t +111)t!0
つまり
long jrj limitでの
masslessR-Rgauge b osonの寄与はこの括弧内の第一項だ
から、
V R 0R massless = Z 1 0 dt t V p+1 (8 2 0 t) 0 p+1 2 exp[ 0jrj 2 t 2 0 ] 0 1 2 (2t) 4 (2.62) = 111 = V p+1 2 (4 2 0 ) 30p G 90p (r) (2.63)ここで
G 90p(r)
は
9-p dimensional masslessGreen functionで、
G 90p (r):=0 1 4 p09 2 0 90p 2 01 jrj 10 90p 2 (2.64)である。これと、
2枚の
D-brane(おのおの
pの
chargeをもつ)の間に働く
p otential V p+1 2 p G 90p (r) (2.65)を比べると
p = p 2(4 2 0 ) 30p 2 (2.66)を得る。
2.3.2 Dirac quantization condition for extended objects
p-brane
とその
dualである
6-p-braneが同時に存在するためには、
Diracの条件を満足
しなければならない。これを説明しよう
[15]。
まず、
p-brane解に
coupleする(
p-braneを
sourceとする)
p+1-form gauge場
A p+1に
対して、
gauge eld strengthH p+2
:=dA p+1
(2.67)
は
p-braneを
sourceとする
eqation of motion 3d3H p+2 =j p+1 ($ @ F =j ) (2.68)を満たす。
(( )内は空間が四次元で、
p=0の時の対応。)これから、
p-braneの全
charge pは
p = Z M 90p j p+1 d! 90p (2.69) = Z M 90p d3H p+2 (2.70) = Z S 80p 3H p+2 ($ Q= Z j 0 d 3 x= Z S 2 E1dS) (2.71)ここで最後の等式では
Stokesの定理を用いた(
@M 90p=S 80p
)
。
さて
dualの
6-p-braneを
p-braneのまわりに
S70p
に沿って一周させる。すると
6-p-braneの波動関数は位相をかせぎ、それは
exp i 60p I S 70p A 70p = exp i 60p I B (1)or(2) 80p H 80p (2.72) = exp i 60p I B (1)or(2) 80p 3H p+2 (2.73)ここで
pathと
B (1) 80p ;B (2) 80pは下の図の通りである。
B (1) 80pも
B (2) 80pもかせぐ位相は同じのはずなので、
60p I B (1) 80p 3H p+2 = 60p I B (2) 80p 3H p+2 +2n (n2Z) (2.74)でなくてはならない。
B (1) 0B (2) =S 80pに注意して、
(2.71)を用いればこれから
p 60p =2n (2.75)を得る。これが
quantizationconditionである。
さて
D-p-branecharge(2.66)は実際この式の
n=1の場合を満足しており、この完全な
合致から、
D-braneが
R-R chargeを持っていると結論できる。
S
B
B
S
p-brane
8-p
7-p
8-p
8-p
(1)
(2)
2.4
まとめ
S-duality
を持つ
type I IB理論において、
NS-NS chargeを持つ
stringに
S-dualなのは、
この議論から
R-Rchargeを持つ
D-stringなのではないかと期待できるが、すると
typeI IB理論には
Dirichlet boundary conditionを持つ
open stringの
sectorがあるということにな
る。これから、
Polchinskiの
conjectureが出てくるのである。
S-duality
自体は
strong$weakdualityであるので、示されたわけではないが、
Polchinskiはこの計算から、
R-R charged statesは
strong couplingで
fundamentalになる
D-braneであるということで問題に解決の方向を与えたのである。
この様に
D-braneは
dualityを見るうえで重要な基本要素であり、超弦理論の非摂動的、
つまり強結合領域を量子論的に記述する可能性がこの
D-braneによって明らかになってき
たわけだが、次の第
3章では、超弦理論の
lowenergy SUGRAの観点から、その強結合領
域は
10次元でない次元を示唆している事を見る。また第
4章で、この
10次元でない理論
11
次元、
12次元
この章では、
10次元が臨界次元だと言われている超弦理論から、どのようにして
11次
元、
12次元という考え方が出てくるかを見てみよう。これらの考察は主に
stringの
LEEAである
10次元
SUGRAから来ているのであるが(実際
conjectureとしての
typ eI IB stringの
SL(2;Z) S-dualityは
I IB SUGRAの対称性
SL(2;R)から生まれている )、
SUGRAの範疇を超えて
11次元、
12次元を与える
microscopicな
quantum theory(
M-theory 1、
F-theory 2)を探求する段階まで現在発展している。
以下で見るように、未だ
SUGRAからの示唆以外の証拠は少なく、これら
M,Fの理論を
只の架空の存在とし、
SUGRAの真空を知るもしくは
dualityを明解に見る道具だてとし
か見ない研究者もいる。しかし第
4章で
D-braneと
M、
F-theoryとのつながりを見るよう
に、全く
microscopic theoryが無いとは未だ一概には言えないのである。
3-1
では
M-theory(
11次元)、
3-2では
F-theory(
12次元)をおもに
SUGRAの観点か
ら見ていくことにしよう。
3.1 M-theory
この節では、色々な
string理論(特に
Typ e I IAtheoryや
heterotic E 8 2E 8 theory)と
その間の
dualityを包括する可能性を持つ
11次元
`M-theory'について述べる。
1余談であるが、
Mという名を与えたのは
Wittenである(
paperでは
Schwarzのもので初出。)
。これは
membraneの
Mであろうが 、後日
Wittenの出した
pap erにはこの
Mは各自お好みで解釈して良い、とあ
る。例えば
Miraculous等であろうか。
2一方
Fは
Vafaが与えたが、これは
Mを
Motherとすれば
Fatherがあっても良いという判断であったら
M-theory
とは、
11次元
SUGRAを低エネルギーで与えるような
quantumtheoryであ
る(と世の中では定義されているようである)
。しかし何故このような考え方が現れてくる
か、更に、
string theoryの枠組みの中でどの様に
11次元が現れてくるのであろうか。
11
次元
SUGRA自体は、
1978年に
Nahmが予言し
[16]Cremmer,Julia andScherkが実
際に構成した
[17]。ここで
Nahmが議論している、
11次元が
maximalであるという話は、
d次元の理論を
4次元に
compact化して落としたときに最も多く
SUSYを残す
compact空
間の形(具体的には
Toriなどの
at compactspace)で
SUSYが
N =8を越えてはならな
いという要請から来る。
N =8を越えると
1つの
sup ermultipletの中に
spin 5 2以上の粒子
が含まれてしまいこの場合
consistentな理論が出来ないのである。
3 4次元の
SuperchargeQは、表現次元
4(real)であるから、
N =8を最大とすると
428=32次元
spinpr表現が最大となる。つまり、ある次元
dの
N =1SUGRAを考えた際その
Lorenz spinorの次元が(
Majoranaや
Weyl等を課した後の既約表現として)
32を越えると、
d=4に落とした際
N =8を越えてしまう。
この議論から考えると、
d=11(
Lorenz群は
SO(1;10))での
Majoranaspinor(
real 32次元)表現が最大となる。
d=12(
SO (1;11))になると
Majorana(もしくは
Chiral)
spinorが
64次元となりこの要請を越えてしまう。
4さて、この
11次元
SUGRAを
10次元に
S 1で
dimensionalreductionすると
typ eI IAの
SUGRAが得られることが知られている
5。
typeI IAは
non-chiralであり、違う表現に入る
spinor superchargeをもっているが、これは
32 =16+ ~ 16 under SO(1;10)SO (1;9) (3.1)と分解されることからも分かる。この
dimensionalreductionで、元々
11次元にあった
SUSY代数
fQ;QgP M (3.2)は次の形に分解される:
fQ;QgfQ 0 ;Q 0 gP m (3.3) fQ;Q 0 gW (3.4)ここで
Wは
N = 2 SUSYの
central chargeであるが、これは元々
P Mの
compact
化
された成分
P 10(
11
次元目)である。この
central charge Wを与える
gauge場は、この
3at
でない空間で
compact化すると一般に
covariantlyconstantな
spinorが定義できず
SUSYは減る。
このように考えると、この
d11という要請は強いものではないと考えることも出来る。実際、
10次元で
string theoryを構成してそこから現象論的に認められる
4次元の
eectiveGUTを考えるときは、
SUSYを
N =1にするために
SU(3)ホロノミーを持つ多様体で
compact化する
[18]。第一
Chern類が
0である多様
体は一般に
SU(N)ホロノミーを持つ事が証明されており
(Calabi-Yau)、この多様体を
Calabi-Yau多様体
という。
4
12
次元であっても
negative signatureが
2、つまり
Lorenz群が
SO (2;10)の場合は
Majorana-Weyl conditionを置くことが出来るので、
real32次元を実現することが出来る。詳しくは
[19]の
App endixを見
るとよい。
5
ことから分かるように
11次元の
metric tensor G MN(
coupled to the charge P
M
)を
dimmensional reductionした
Gm10 =:A
m
の
charge
である。一方
11次元
SUGRAactionを
10次元に
dimmensional reductionし、それを
typ e I IAの 低エネルギー
SUGRAと比
較すると、この
Am
は丁度
R-R sector
の
1-form gauge eldに対応していることが分かる
(後述)
。つまり
centralchargeは
section2で説明した
R-Rchargeであるので、
elementary string spectrumに出てこない
chargeになっているのである。
centralcharge
を持つ状態については
Bogomol'nyiboundと呼ばれる
inequality M c0
jWj (3.5)
が代数的に導かれる。この不等号のうち等号が成立する(つまり
saturateする )状態を
BPS saturated statesと呼び、これは代数の議論から
massless statesと同じ
short SUSY multipletsに入ることが分かる。また、この等式は代数関係式であるから、等号は量子補
整を受けない。つまり等号は
strongcouplingでも成立すると期待される。
W =p11
は
Kaluza-Klein(KK)
と考えれば
discretizeされ、
chargeを
massと読み変える
ために上式
(3.5)で
BPS saturatedと仮定すれば
m =c 0 2integer (3.6)となる。ここで
c 0は理論から決まる定数であるが、以下の計算から具体的に
c 0 1 : string coupling (3.7)と与えられる。
6これは
!0の
weaklimitで、
m!1となり、
subsection2-1で
elemen-tarystringstatesに
R-Rchargedstatesが存在しないという事実と
consistentである。つま
り、
R-Rchargdstatesが見えない理由は、それが
KKとして
11次元から降ってくる
stateであり、
BPS b oundが
weakstring couplingで発散してしまうということなのである。
以上の議論で仮定したのは式
(3.7)であるが、それを見るために実際に
SUGRAを
compact化してみよう。
11次元
SUGRAの
bosonicpartは
L=0 1 2 2 eR(G (11) )0 1 48 eF 2 MNPQ 0 p 2 3456 M 1 ...M 11 F M 1 ...M 4 F M 5 ...M 8 A (3) M 9 M 10 M 11 (3.8)
ここで
F :=dA (3) (3.9)である。これを次のように
compact化する
: ds 2 =G (10) mn dx m dx n +e 2 (dx 10 0A m dx m ) 2 (3.10) 6 1m
は
section4-2での
D-braneactionから分かるように
D-braneに
characteristicな
mass(
tension)
これは
ervein e r M = e r m 0e A m 0 e ! (3.11)と置くことに対応している。つまり
S 1の半径
rは
2r e (3.12)となっている。この
metricを代入し、
B mn :=A (3) mn10 (3.13)と置き、更に
D=10での
Weyl rescaling G (10) mn =e 0 g mn (3.14)を施すと、次の公式を使って
8 < : R(G (10) )=e [R(g)0 1 2 (D01)r 2 0(D01)(D02)(r ) 2 ] q det(G (10) mn )=e 05 q det(g mn ) (3.15)以下の
Lagrangianを得る(数係数は重要でないので略す)
:
L= 1 2 [ p gfe 03 (R(g)+(H mnp ) 2 +(r ) 2 )g0F 2 mn +F 2 mnpq ] (3.16)ここで
typ e I IAの低エネルギー
SUGRAと比較すると、次の置き換え
:= 3 2 (3.17)をすることで通常のものと一致することが分かる。結局、
11次元
SUGRAを
ds 2 =e 0 2 3 g mn dx m dx n +e 4 3 (dx 10 0A m dx m ) 2 (3.18)と
compact化すれば
type I IA SUGRAを再現することになる。
この
compact化で得られる関係式
(3.17)を用いて、
KK massを考えてみよう。
mass M 1 r 1 e (3.19)これは
Einstein metricなので、
10次元
string metricで見直すと、
(3.14)を用いて
M = q G mn p m p n = p e g mn p m p n =e 2 m (3.20)ここで
mは
string metricで見た
massである。よって
(3.17)を使えば
me 0 2 M =e 0 3 2 =e 0 = 1 (3.21)
となり、上で述べた事実(式
(3.7))を与えることになった。
ところで、このことは
blackhole ( soliton)解
[7]とも
consistentになっていることを見
てみよう。
Charged blackhole solitonは
Reissner-Nordstromblack holeと呼ばれるが、解
の
consistencyから
bound GM 2 const.W 2 (3.22)が導かれる。ここで
Gは
gravitational(Newton) couplingであり、
stringとの対応から
G= 2 (3.23)であるからこれを代入すると
M c jWj (3.24)となり
1のスケールを出す。この式を
saturateするときにその
black holeは
solitonとし
て理論の丁度半分の
SUSYを破っている事を示すことが出来る(詳しくは
[20])
。この意味
で上の
boundの式は
BPS boundであると認識できる。つまり、
R-R chargeをもつ
soliton解も、
BPS boundと同じ意味の
mass b oundを持っており、以上の
KKの議論は
soliton解の観点からも正当化されている。
これらの計算から分かるのは、
strongly coupledtyp e I IA SUGRA= 11 dim. SUGRA (3.25)
という図式である。これから、
typ e I IA stringの
strong couplingでは
11次元
M-theoryというものが存在し対応しているという考えが出てくるわけである。
! 1で
masslessになる、
BPSsaturated masslessstatesは、実際
(3.6)で見ると
integerの分で無限個ある。
この、
strongcouplingで無限個出てくる
massless粒子は何を表しているのだろうか?これ
は次のように考えると理解できる
|「
strongcouplingでは無限個の
local対称性 が復活す
る
|つまり
reparametrizationinvarianceが生成される
7、すなわち
stringが
membraneに
なる。」
この
membraneの話は
3-1-4で見ることにして、まず先に、この
11次元
SUGRA limitがもっと下に
compact化した
9次元以下の
SUGRAの
Mo duli spaceのある
limitとしても
きちんと登場することを次に紹介する。
3.1.2 Witten
による
SUGRA真空の考察
Witten
は上の議論を経て、
type I Iを更に
compact化した
d9における
Mo duli spaceの構造を考察した
[5]。
type II string
の
Mo duli spaceとは、
compact化する部分の空間の構造とそれに加えて
stringcoupling、これらの値の空間である。
compact化された部分の空間の
Mo duli parame-tersGij ;B
ij
には自然に
T-dualitygroupT
が作用する。これに
couplingを動かす
S-duality 7(
type IIBに
10次元であったもの )の
generatorも加えると、
Tと
S全体で
U-duality group U(Z)をなすことになる。一般に
type II stringの
Mo duli spaceは
U(Z)nU=K (3.26)
(ここで
Kは
Uの
maximal compact subgroup)で与えられることが分かっている。つま
り、
U=K上の座標として
<G ij>;<B ij
>;< >
等が与えられる、というわけである。
Uは
non-compactgroupで、その
rankは
rank(U)=110d (= (100d)+1) (3.27)
つまり、丁度
dim. ofcompactiedspace+direction ofchangingcoupling constantの数に
一致している。
Mo dulispaceが
U(Z)で割ってあるのは、
Uのうち
quantizedchargelatticeに
actできる部分群
U(Z)は全体の
chargelatticeを不変にするという意味で
string理論の
(
SUGRAの、では無く)不変性になっていると思われるからである。
ここで各次元の
U、
Kは
Hulland Townsend[21]にまとめられている
8 : d SUGRA Duality GroupU String T-duality Conjectured Full String DualityU(Z) 10A SO(1;1)=Z 2 10B SL(2;R) SL(2;Z) 9 SL(2;R)2O(1;1) Z 2 SL(2;Z)2Z 2 8 SL(3;R)2SL(2;R) O (2;2;Z) SL(3;Z)2SL(2;Z) 7 SL(5;R) O (3;3;Z) SL(5;Z) 6 O (5;5) O (4;4;Z) O(5;5;Z) 5 E 6(6) O (5;5;Z) E 6(6) (Z) 4 E 7(7) O (6;6;Z) E 7(7) (Z) 3 E 8(8) O (7;7;Z) E 8(8) (Z) 2 E 9(9) O (8;8;Z) E 9(9) (Z) 1 E 10(10) O (9;9;Z) E 10(10) (Z)Table typeII
の
d次元における
dualitygroupWitten
はこの
classicalMo dulispaceの無限遠の性質を調べ、本質的に次の
2方向の
limitしかない事を示した:
8 > > < > > :type II string
の
d-dimensionへの
reductionの
weakly coupledSUGRA11
次元
SUGRAの
d-dimensionへの
reduction(3.28)
この分類法は
U又は
Kの群論的構造と
SUSYの
central chargeの構成法を使って作られ
たもので、ここに詳細は述べないが、手続きは以下の通りである。
8
procedure 1: BPSstates
について、
centralcharge(これはその次元の
1-formgaugeeldsの
chargeと
1 to 1の対応がつく
[23])から
massへの
mapを
Mo duliに依存する形
で決定する:
m=Z( )=g 01 (3.29)ここで、
m:mass:chage of 1-form gauge elds
Z :centralcharge
g :Mo duli space
の元
2U=K(3.30)
procedure 2: g
として、
Uの
non-compact1-parameter subgroup R +(
parametrized by t)の元をとり、
t!1で最も
masslessが多くなるような
R +の方向を決める。
procedure 3:この
R +の方向は本質的に上に述べた
2種類になる。
procedure 4:更に一般化すると、
R +の
limitting processは
d次元の
U groupの
Dynkin dyagramの一つの丸を消すことに対応しており、その操作の結果残る
dyagramの
groupが、
limittingで残る対称性であることが分かる。この
groupを他次元の
U groupと比較することにより、この
limittingがどの様な方向であるかを決定できる。
分類結果については、
d =4については
Wittenの原論文
[5]、また
d =5 7について
は
Hullの
review[22]に掲載されている。
93.1.3 Bars
の
nonperturbative baseさて、この
Wittenの分類を受けて、
Bars[23]は
11次元を念頭に置いた、
U-duality mul-tipletを与える
stringの
non-p erturbativebaseを考察した
10
。
d
次元に
compact化した
type II stringの
charged statesは、よく知られているように
T-duality multiplet [24, 25]をなす。この
multipletは
torus上では
massが縮退している
が、一般の
compact空間を持ってくると
massは縮退しない。この一般の場合にも
Moduli parameterを変換する
T変換を与えることが出来る。これらの
statesは
T-duality multiplets:(oscillators) (l ) jp ;m;~ ~n > (3.31)
と与えることが出来る。ここで
8 > > < > > : l : oscillator level ~ m:discreteKK momentum ~n:winding number (3.32) 9 pro cedureの遂行は難しくないので、興味ある読者は原論文を見ながら計算してみるとよい。
10彼は
12次元からの考察も行なっている。
であり、
(~m;~n)20
100d;100d
(Lorentzian lattice) (3.33)
である。これを
U-dualitymultipletsに拡張する。
l=0については、
d=10つまり
compact化していない場合に
Wittenの考察から分かるように、
non-prturbativeadditionalcharactersとして
central charge(つまり
1-form gaugeeldの
charge)
Z Iを導入すればよい:
U-duality multipletsfor l=0:jp ;m;~ ~n;z I > (3.34)
この様に
T-baseを
U回転することで一般の
U-baseを群論的に得ることが出来る。この
multipletsの形は上の形を見ると
11次元の構造を持っているように見える。
(つまり、よく
知られているように
type I IAでは
massless statesなら
light cone SO (9)、
massive statesなら
SO (10)の表現に入る。)
一般の
level lについての考察の詳述は略すが 、ここに
Barsの結論をあげると、
d = 10;9;8;6の場合は
11次元構造を持つように自然に拡張できる一方で、
d =7;5;3の場合は
11次元構造を実現するためには大きな
purelynonp erturbativebase表現を新たに持ってこ
ないとうまく拡張できない。
この不都合は
higherlevels(より重い
states)に対して頻繁におこり、
U-dualityと
11次
元構造を両立させる
additional representationを発見することは困難となっている。
この様な発見法の困難は
M-theoryが
11次元で
formulateされた時自然と解決されるで
あろう。
3.1.4 Supermembrane theory
I IA
超弦理論の
LEEA SUGRAの
strong couplingとして現れる
11次元への色々な示唆
を見てきたが、さてはたして
lowenergyで(つまり
massless粒子として)
11次元
SUGRAを与えるような
quantum theoryは何であろうか。その候補、もしくはそれを発見する手
立てとなるであろうと考えられているのは、
sup ermambrane theoryである。
この理論の入門的解説は
[27]に詳しいので、ここでは次章で必要になる程度のみの話に
とどめておくことにする。
sup ermembrane action
は次式で与えられる:
S =0 Z d 3 q 0detg + i 2 0 @ f5 5 +i5 0 @ 0 1 3 ( 0 @ )( 0 @ )g (3.35)ここで
g :=5 5 (3.36) 5 :=@ X 0i psi0 @ (3.37)である。この構成法は
superstringの
Green-Schwarzformalismと同じであり、特に第二
項は(
Wess-Zumino(
WZ)
termと呼ばれる )、
lo cal fermionic symmetry(
-symmetryとも呼ばれる)を理論に要請するために必要になる。
(要請しないと、
b osonic freedomと
fermionic freedomの数が一致しない。)この第二項が存在する
target space dimensionは
sup erstringの時と同様限られていて、
d=4;5;7;11 (3.38)であることが分かっている。
sup erstringの場合は
d=3;4;6;10 (3.39)であって、これはきちんと量子化して臨界次元を決めると
d =10のみが残るのだが、
su-p ermembraneは未だ量子化されておらず
11、
stringの様に臨界次元を決めるわけにはいか
ない。しかし、
d=4;5;7ではこの
actionを
eective actionとして与えるような
solitonの
存在が確認されており、その意味で、
d =11が「基本的な」
sup ermembraneを与える次元
であるという可能性がある。
実際、
sup ermembraneの
-mo delとして
actionの第一項、第二項にそれぞれ
background eld G、
A(3)
を
couple
させると、
actionの変分
=0は丁度
11次元
SUGRAaction(3.8)からでる
equation of motionになっているのである。
このように
11次元
SUGRAを与える量子論は
supermembraneであると考えられるが、
この理論には先程あげたように問題がいくつかある。これらの問題は特に次章
4-4で見る
D-2-braneとの対応を詳しく見ることによって解明が進むと期待される。
3.2 F-theory
type IIA string theory
の
strong couplingを記述する理論としての
M-theory 111次元
を
section 3-1では扱ったが、
type IIBではどうだろうか。
I IB理論には
SL(2;Z) duality symmetryがあると考えられており、
strongcouplingはこの変換で
weakcouplingに焼き直
される。この
SL(2;Z)の起源を与えるのが
F-theoryである。
type IIBの
NS-NS scalarと
R-R scalarを
:=+ie 0
(3.40)
の形にくっつけると、この
は
SL(2;Z)変換でまさに
torusの
Mo duliの様に変換する
(2.20)。
Vafaは 、
type I IB SUGRAを
8次元に
compact化し、
10 ! 8の
2次元分の
co ordinate z( 複素数 )に依存する
(z)を用いて 、
8次元の上に
K3多様体(
S2
(
zで
11parametrize
される )上の
T 2(
Mo duliが
(z))
bration)を乗せると丁度それが
I IB SUGRAの(
cosmicstring)
soliton解になっていることを示した
[10]。つまり、
SUGRAの
ある解(「真空」)では
が実際
K3中の
b erの
Moduliという幾何学的意味を与えられて、
12次元空間を形作るのである。
この構成や、ここからの
heterotic $ typ e I I duality conjectureなどは
[28]に詳しいの
でここでは省略する。
F-theory
はこの
12次元理論(
torusで
compact化すると特殊な
type I IB SUGRAにな
る)を与える
quantum theoryとして定義されるが、この候補としてあげられているもの
D-brane action
chapter2
では
R-Rchargedstatesが
op enstringの
boundaryの集合としての
D-braneと
して認識され、また
chapter3で見たように
dualityconjectureから、少なくとも
SUGRAと
いう
LEEAの観点では
R-Rchargedstatesつまり
D-braneが
strongcuplingで
fundamentalになっていることがわかった。それでは果たして 、この
D-braneという
microscopicな
extendedobjectは
M、
F-theoryに対してどのような情報を与えてくれるだろうか。また、
D-braneは、
11次元、
12次元とどのように
consistentに結び付いているのだろうか。
このことを見るために重要な概念として
D-braneの
eectiveな振る舞いを記述する
D-brane actionや、それと
membrane等との関係の議論がある。これを以下で追うことにし
よう。
4.1 D-brane
の
eective action通常の
stringの場合に、その
excitationで与えられる種々の粒子(
elds)が満たす運動
方程式(つまり
LEEA Sugra)を得る方法は、一般に二つある:
(1) string
の
actionで、
backgroundとして
eldを導入し(
-model)
、
string theoryの特
徴である
conformal invarianceを課すと、
関数が消えるという条件が
background eldで書ける。これを
backgroundeldsの運動方程式とみなし、それを与える
actionを書く。
(2) string
の
vertex op eratorsを用いて、各
eld間の頂点関数を具体的にそれぞれ計算
し、それらを相互作用とみなして
actionを書く。
この2通りの手法で得られた
actionは一致することが知られている。このことは自明では
ないが、一致することは
consistentであると言える。
さて、
section2-2で見たように、
D-braneはそれにくっつく
op enstringの
excitationに
よって
dynamicalobjectとなるが、
D-brane上には、
g
から
metric g
ij
や、また
op en string
の端の
Chan-Patonfactorとして入ってくる
D-brane上の
gauge場
A
等が乗っている。そこで
string
と同じようにこれらの
eective massless eldの間の
equation of motionを与える
D-brane eective actionを考えることが出来る。
D-braneは
openstringで記述されるので、
D-braneactionは
Dirichletb oundaryconditionを持つ
open stringの
-mo delにおける
関数
=0の式を
equation of motionとして与え
る
action、である。
(これは上で言えば(1)に相当している。)この
-modelの
lo op計
算によるものは文献
[31, 32]を参照してもらうことにして、ここではより簡便な
b oundary stateによる
D-brane actionの導出
[33, 34, 35]を行なおう。
closed string
の
eective SUGRAは、
-mo delの
action S = Z 6 g (X)@ a X @ a X d 2 (4.1)から、
2次元場の理論の
g (X)の繰り込みを行なって、
conformal invarianceすなわち
function closed [g(X)]=0 (4.2)を要請し、これを運動方程式として与えるような
actionとして導かれる。
D-brane
、つまり
stringの
sourceがあるときは、
op en string with Dirichlet boundary conditonの
sectorがあり、それに
coupleする
gauge場と共に
S = Z 6 g (X)@ a X @ a X d 2 + I @6 A dX (4.3)
と書かれる。これは図示すれば次の図の様な
one-hole sectorの存在を意味している。
sphere
one hole
D-brane
annulus
functionは図の第二項からの発散をも線形に含むから、
closed + hole =0 (4.4)が
conformal invarianceの条件となる。これを与える
actionは上の
SUGRA actionに
D-brane action S
hole
はどのような発散なのだろうか。図によると発散は、
D-brane
から
emitされる
closed stringの
state(
b oundarystate)を
jB >として、
string amplitude<holeje 0L0l
jB > (4.5)
の発散と考えられる。ここで
lは
annulusの長さであり、
closed stringの伝播の長さを表
している。
annulus
の
amplitudeは
l ! 1に際して
masslessbosonsの
propagationによる発散が
あり、これは詳しく書けば、
annulusの半径を
a( 1 l )として
annulusamplitude Z 1 0 da a ( 1 a 2 +1+o(a 2 )) (4.6)となっていて、この括弧内第一項
tachyonの寄与
1 a 2を
unphysicalとして除くと第二項
massless mo deに
infrared divergenceがある ことが分かる。これが
hole
を与えるのであ
a
annulus
propagation of string
るから、つまり問題は
b oundarystateの
massless部分をきちんと
normalizationまで求め
るということになるのである。
4.2 Boundary state
からの
D-brane actionの導出
Dirichlet p-brane
を
b oundaryとして持つ
open stringの
boundary conditionを、
world sheetの
と
を入れ替えて
closed stringとしてみれば
( X 0p : free (Neumann) : @ X =0 X p+125 : xed(Dirichlet) : @ X j =0 (4.7)
となっているのでこれを満たすように
b oundary state jB >を作る:
@ X jB >=0; @ X j jB >= 0 (4.8)具体的に
mo de展開して構成しよう。
X M (;)=(zero mo de)+ X m 1 q jmj a M m e 0m(0i ) +a M 0m e m(+i ) (4.9)[a m ;a n ]=[~a m ;~a n ]=g m+n (4.10)
(通常のものと少し異なったものを採用している。)ここで
g MNは簡単のため
constantと
しておく。先の
b oundary conditonを
mo deで書くと
( Neumann : 0a m +~a 0m = 0 Dirichlet : a j m +~a j 0m = 0 (4.11)となり、この固有状態としての
b oundary stateは
coherentstateとして簡単に解が与えら
れる:
( Neumann : e a y ~ a y j0> =:jN > Dirichlet : e 0a y ~ a y j0> =:jD> (4.12)つまり全部の
mo deを合わせて、
boundarystateは
jB > / exp X m>0 (a 0m g ~ a 0m 0a j 0m g jk ~ a k 0m ) j0> (4.13)と
normalizationを除いて決まる。
さて、その
normalizationを決めよう。まず
particleの場合を見てみると分かりやすい。
particleeldは一つの調和振動子と見なせるので
x=a+a y (4.14)として、
normalized eigen stateof xを求めると、
jx>=(2) 0 1 4 exp 0 1 2 (a y ) 2 +xa y 0 1 4 x 2 j0> (4.15)
となる。これを用いて、
freeboundaryconditionは波動関数
(x)=1
(
xに依らない)
(4.16)であるから
j >= Z dxjx> (x)=(8 ) 1 4 e 1 2 (a y ) 2 j0> (4.17)となり、また
xed b oundary conditionでは波動関数が
(x)= (x) (4.18)
であるので
j >= Z dxjx> (x)=(2) 0 1 4 e 0 1 2 (a y ) 2 j0> (4.19)を得る。
これを
stringで行なうには、振動子が無限個の系になるだけで本質的には同じことをす
れば良い。まず
x m :=a m +~a 0m ; x m :=a 0m +~a m (=x y m ) (4.20)と一般化して、
normalized eigenstate of x m、
x mを求めると
jx;x>= 1 Y m=1 1 p detg exp 0 1 2 x1x+a y 1x+x1~a y 0a y 1~a y j0> (4.21)ここで
x1x:= 1 X m=1 x m x m g (4.22)である。これより
boundarystateは
j >= Z Y m>0 dx m dx m q detgjx;x><x;xj > (4.23)にそれぞれを代入したものとして求まる。
Neumann: (x;x) =1 )jN > = Z dxdx exp 0 1 2 xg x+111 =(detg) 01 e a y g~a y j0> (4.24) Dirichlet: (x;x) =(x)(x) ) jD> =exp(0a y g~a y )j0> (4.25)すべての
m>1を合わせると、
normalization factorは
Q m>0 (detg ) 01 =(detg) 0 P m>0 1 =(detg) 0lim s!0 P m>0 m 0s =(detg) 0lim s!0 (s) =(detg) 1 2これから、
normalized b oundary stateは、
jB >= (detg ) 1 2 exp( X m>0 a 0m g ~ a 0m +111)j0> (4.26)massless
部分を取り出すと、
D-brane内に誘起された
metricGを含む
jB > massless = q detg a 01 g ~ a 01 j0> (4.27)となる。
この
massless state(から導かれる発散)を消す
backgroundeldの運動方程式は
q detg g =0 (4.28)であるから、これを
equation of motionとして出す
eective actionは
S= Z d p+1 x e 0 q detg (4.29)で与えられる(
e 0の
factorは、今
op en stringの
disk(つまり
one hole)
amplitudeを
考えていることから
1 =e 0より付け加えた。
1)
。これが
D-brane actionである。
実際は
D-brane上の
gauge場もあり、これも
constant eld strengthの時のみ厳密に解
ける。それは
-mo delからわかる。
b oundaryに
doupleする
gauge場の
eld strengthが
constantの場合、
A F (X 0x ) (4.30)の様になるので、
(
xは
zero mode(重心))
S int = I A dX = I F (X 0x )@ X d (4.31)となり、
actionが
bilinearだから先程とまったく同じ状況になる。
詳しい導出は略し、結果のみをあげておく:
S = Z d p+1 x e 0 q det(g +F ) (4.32)実は話はまだ終わっていない。この
eld strength Fは
B (1)の
gauge変換に対して不
変でないのである。
B (1) 0!B (1) +d3 (4.33)この変換で
op en string actionは
Z 6 B (1) 0! Z 6 B (1) +d3= Z 6 B (1) + Z @6 3 (4.34)となる。ゆえに、
string actionの不変性を要求すると
boundary termが
Z @6 A0! Z @6 A0 Z @6 3 (4.35)つまり
A 0!A03 (4.36)とと変換しなければならない。この変換に対して
D-brane actionも不変であるべきである
から、
D-braneactionへの
B (1)の入ってくる形は
Fから決まってしまう。つまり、
gauge不変な形
F :=F +B (1) (4.37) 1 sphereなら
e 02である。これは例えば
I IBSUGRA actionの
NS-NSsector、例えば
(2.17)式に見るこ
で入ってこなければならないのである。このことから、
D-brane actionは
S= Z d p+1 xe 0 q det(g +F ) (4.38)となる。
更に
R-R sectorの
back ground eldsの
D-brane actionも同じようにして求めることが
出来るが、それは略して、結果だけ述べておこう。
2 S = Z d p+1 x e 0 q det(g +F )+e 1 2 F ^C (4.39) where C :=c (p+1) +c (p-1) +c (p-3) +111 (4.40) c (i):i-form R-R gaugeeld (4.41)
第二項は、
e 1 2 F ^Cのうち
p+1 formのみ取り出す、つまり
c (p+1) + 1 2 F ^c (p-1) + 1 8 F ^F^c (p-3) +111 (4.42)である。この式
(4.39)を
D-brane actionと呼び、これは
D-brane上に
eectiveに
induceされた
eldsの従う
equationof motionを与える
actionである。
この
D-braneactionは今まで見てきた
D-braneの非摂動的性質や
dualityの予言とどのよ
うに関わっているのであろうか。以下の節ではこの点を中心に詳しく性質を調べてみよう。
4.3 D-1-brane action
の
dualと
SL(2;Z) solitontypeI IB action