筝で社会に貢献しよう !
この作品は 2005年に受講された、品川区立東海中学校 谷山優司先生 (当時) の作品をベースに Intel® Teach プログラム事務局が一部改編し作成 いたしました。 単元情報 学習実践タイプ 教科型 単元タイトル 筝で社会に貢献しよう ! 教科 音楽 学習テーマ 伝統文化・交流 学年 中学校 1年 総時間 20 時間 単元概要 筝の演奏をまず体験し基本的な演奏ができるようにする。また実際の体験を生かしつつ Web 等を利用して筝につい ての歴史や背景などを調べる。それを基にグループでパワーポイントにまとめ、プレゼンテーションを行うことで他の グループとの共有化から相互に幇助しながら学習した内容の定着のみならず、より身近なものとして筝および和楽器 を生涯にわたり愛好する心情を育てる。 また学習した内容を社会貢献に役立たせることを意識し考えさせることで、得た知識の活用について体験する中から 実際に老人ホームで生涯学習支援として生徒自らが参加することで、筝でも社会貢献を果たすことができることを体 験する。これらの体験から文化的交流の役割や重要性を知り、自ら社会に貢献する心情を育てる。 学習目標 筝を演奏できるようになるだけでなく幅広い知識や体験から和楽器および文化を愛好する心情を育てることが目標で ある。それらを達成するために以下のとおり設定した。 筝の基本的な演奏ができる。 流派による奏法の違いを理解し、曲に応じた適切な表現方法を行うことができる。 自ら Web や資料を利用し、筝の理解を深めることができる。 一人ひとりがコンセンサスを意識し、協力し合う力を身につける。 意見や発表を正確にかつわかりやすく伝えることができる。 筝を通して成果を Web を利用し広く一般社会に発表する。 単元指針 プロジェクト型学習の視 点 老人ホームを慰問する際に、どんな事を高齢者に行ったら喜んでもらえるかを考える。高齢者の好みや昔の文化 (音 楽) を調べ → 学習 → 高齢者への発表を通じて、地域交流や生涯学習支援に参画する態度を養う。 評価の観点 筝の基本的な演奏ができたか。 流派による奏法の違いを理解し、曲に応じた適切な表現方法を行うことがでたか。 自ら Web や資料を利用し、筝の理解を深めることがでたか。 一人ひとりがコンセンサスを意識し、協力し合う力を身につけられたか。 意見や発表を正確にかつわかりやすく伝えることができたか。 成果を Web ページで広く一般社会に発表できたか。 本質的質問 社会貢献とは何だろう ? 単元質問 音楽でできる社会貢献にどんなことがあるだろう ? 内容質問 音楽のすばらしさとはなんだろうか ? 高齢者に喜ばれる音楽 (楽器や学問) とは ? 日本の音楽文化にはどのようなものがあるのだろうか ? 高齢者にもっと筝を楽しんでもらうにはどうしたらいい ? 筝は演奏するのに何が必要か 流派には何流があるのか 流派によって異なる点は 春の海の作曲者は 筝の歴史は 筝はどのように演奏するとよいのか 宮城道雄生涯は お年寄りにはどんな気配りをしたら喜んでもらえる ? 老人ホームで気をつけることって何がある ?学習者のイメージ設定 クラスの人数 33人 クラスの雰囲気 明るく、歌唱が好きで比較的どんなものでも取り組む姿勢がある。 リテラシースキルレベル 既習スキル 大半が不自由なく Web を利用できる 新規学習スキル パワーポイント Web ページ制作 著作権 学習活動の構想 学習成果物 評価 導入 楽器練習 老人ホームに慰問する際どんなことをしたら喜んでもらえるの か考える。 筝の VTR を見せ、筝そのものを知る (春の海の VTR ) その 後、筝のプレゼンテーションを利用し基本的な双方の説明を 行う。その後実際に演奏してみる (さくらさくら、六段の調べ) 。 る き で が 法 奏 な 的 本 基 の 筝 調べ 高齢者にもっと筝を楽しんでもらうにはどうしたらいいかを考え る。 プレゼンテーションの企画をする。 筝の流派・宮城道雄・さまざまな奏法・筝の歴史などを調べ る。 力 集 収 報 情 まとめ 1 プレゼンテーションを制作する。 ● 筝についてのプレゼン テーションを作成する 情報表現力 発表準備 各班のパワーポイントを発表し、老人ホームで発表するプレ ゼンテーションを投票で選ぶ ミニ筝コンサートの予行演習と相互評価 老人ホームを訪問する際、気をつけることを考える。 力 現 表 楽 音 ・ 力 達 伝 報 情 参加・実践 老人ホームでミニ筝コンサートとプレゼンを行う。 生徒が指導しながら、高齢者にも筝を体験して楽しんでもら コミュニケーション力 まとめ 2 著作権について学ぶ。 老人ホームで体験したことをグループごとに Web ページにま とめる。 ● 体験したことを Web ペー ジでまとめる 情報発信力 評価 Web ページを教室内で発表する。 相互評価を行って気づいた点を修正し、 Web ページを完成さ せる。 自分たちの行ったミニ筝コンサートのビデオを見ながら、単元 の振り返りをする。 力 価 評 己 自 学習支援情報ツール ハードウェア テレビ ビデオカメラ デジタルカメラ コンピューター プロジェクター スクリーン ビデオ ソフトウェア プレゼンテーションソフト Web ページ作成ソフト インターネット
児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● 自分たちにできる社会貢献や高齢者が喜ぶことを考 え、自由に話し合う。 教師のなげかけ 「社会貢献とは何だろう ? 」 「音楽でできる社会貢献にどんなことがあるだろう ? 」 となげかけ、老人ホームを慰問する際にどんなことをした ら喜んでもらえるか考える。 「高齢者に喜ばれる音楽 (楽器や学問) とは ? 」 「日本の音楽文化にはどのようなものがあるのだろうか ? 」 ● 筝の VTR を見る。 筝の VTR を見て筝そのものを理解する。 ● 筝の基本的な扱い方について確認をする。 爪あわせは事前に行っておく。 この時点で単元質問を行う。 お琴の取り扱い注意をする。 ● 実際に爪をつけ練習を行う。 一から巾までの練習を行う。 曲の譜読み (曲目は下記の通り) さくらさくら 六段の調べ ● 6つの班に別れ、練習を行う ● プレゼンテーションで使えるように練習風景をビデオカ メラとデジカメで撮影しておく。 オ デ ビ ・ ビ レ テ ビデオカメラ デジカメ 調べ 3 / 20 時間 評価項目 情報収集力 児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● 筝を知ってもらうにはどうしたらいいかを自由に話し合 わせる。 ● 単元ルーブリクを見て、この単元のねらいと評価項目 を確認する。 ● プレゼンサンプルとプレゼンルーブリクを見て、必要な 要素・評価項目などを確認する。企画を立てる際の参考 にする。 ● プレゼンテーションで何を紹介するのか、各班で話し 合う。 ● 各班でプレゼンテーションの企画をする。調べるキー ワードを、ワークシートに書き出す。「日本の音楽文化」 「筝」「琴」など ● パソコン、図書を利用して班ごとに調べる。 ● パソコンで調べた事を活用し、実際の練習のときにそ れを意識しながら練習をする。 教師のなげかけ 「高齢者にもっと筝を楽しんでもらうにはどうしたらいい ? 」 単元ルーブリク・プレゼンルーブリクの提示 プレゼンサンプルの提示 プレゼン条件提示 - 各班5分以内で発表する 「各班が同じ内容になり過ぎないように、他の班の企画も 見てみよう」となげかけ企画の共有を促す。 プレゼンサンプル 単元ルーブリク プレゼンルーブリク 調べワークシート インターネット リンク集 図書室 学習活動の詳細 導入・楽器練習 4 / 20 時間 評価項目 筝の基本的な奏法ができる
をいくつか用意しておく。 発表準備 3 / 20 時間 評価項目 情報伝達力・音楽表現力 児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● 各班のプレゼンを発表しあい、老人ホームで発表する プレゼンを投票で選ぶ。 投票用紙は相互評価シートも兼ねていて、プレゼンルー ブリクの基準をチェックシートに落とし込んでおく。 投票用紙 ● ミニコンサートの予行練習をする。 ● 各班で演奏の相互評価をして、筝の良さについて考え る。 他のグループが演奏しているときは、演奏相互評価シー トに書き込ませる。 演奏相互評価シート ● 老人ホームでの発表に対する注意点を考える。 教師のなげかけ 「お年寄りにはどんな気配りをしたら喜んでもらえる ? 」 「老人ホームで気をつけることって何がある ? 」 参加・実践 時間外 評価項目 コミュニケーション力 児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● 老人ホームでプレゼン & ミニコンサートを行う。 ● お年寄りに筝を触ってもらい、体験してもらう。 デジカメ・ビデオカメラで様子を記録しておく。 お年寄りに体験してもらえるよう、積極的に生徒に声かけ をさせる。 デジカメ ビデオカメラ まとめ 2 5 / 20 時間 評価項目 情報発信力 児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● 筝について学んだ事・老人ホームでの体験をグループ ごとにまとめて、 HP の企画を作成する。 デジカメで撮影した老人ホームでの様子をパソコンに取り 込んでおく。 デジカメ ● 著作権について学ぶ ● グループごとに HP の制作を行う。 著作権について指導する ビデオ・写真はパソコンに取り込んでおく。 著作権教材 Web ページ制作ソフト 練習の様子 (ビデオ・写真) 発表の様子 (ビデオ・写真) まとめ 1 3 / 20 時間 評価項目 情報表現力 児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● 各班で分担してプレゼンテーションの制作をする。 パワーポイントの操作法は制作作業をしながら順次進め る。 練習の様子を記録したビデオ・写真はパソコンに取り込 んでおく。 ビデオはプレゼンで使いやすいように、短く編集したもの プレゼンテーションソフト 練習の様子 (ビデオ・写真)
評価 2 / 20 時間 評価項目 自己評価力 児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材 ● グループごとに HP を発表し、自己・相互評価をする。 自己・相互評価シートは単元ルーブリクに沿って作ってお く。著作権・個人情報などに留意させる。 自己・相互評価シート ● 自己・相互評価で気づいたことを、制作物に反映さ せ、完成させる。 ト フ ソ 作 制 ジ ー ペ b e W ド ー ロ プ ッ ア の ジ ー ペ b e W ● ミニコンサートのビデオを見て、単元の振り返りをす る。そして社会貢献について自由に話し合う。 教師のなげかけ 「音楽でできる社会貢献にどんなことがあるだろう ? 」 となげかけ、単元の振り返りをさせる。 テレビ・ビデオ