(注)騰落率は分配金(税込)を分配時に再投資したものとみ なして計算したものです。 ○交付運用報告書は、運用報告書に記載すべき事項のうち重 要なものを記載した書面です。その他の内容については、 運用報告書(全体版)に記載しております。 ○当ファンドは、投資信託約款において運用報告書(全体版) に記載すべき事項を、電磁的方法によりご提供する旨を定 めております。運用報告書(全体版)は、右記ホームページ にアクセスし、「ファンドラインナップ」にある当該ファンド の箇所から、閲覧およびダウンロードすることができます。 第66期末(2016年2月17日) 基 準 価 額 2,898円 純 資 産 総 額 63,018百万円 第61期 ~ 第66期 騰 落 率 △29.6% 分 配 金 合 計 680円
楽天USリート・トリプルエンジン
(レアル)毎月分配型
追加型投信/海外/不動産投信交付運用報告書
第11作成期 第61期(2015年 9 月17日) 第64期(2015年12月17日) 第62期(2015年10月19日) 第65期(2016年 1 月18日) 第63期(2015年11月17日) 第66期(2016年 2 月17日) (作成対象期間 2015年8月18日~2016年2月17日)楽天投信投資顧問株式会社
http://www.rakuten-toushin.co.jp/ 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 本資料(交付運用報告書)の記載内容のお問い合わせ先 TEL:03-6432-7746 受付時間:営業日の午前9時から午後5時まで受益者の皆様へ
平素は「楽天USリート・トリプルエンジン(レ アル)毎月分配型」にご投資いただき、厚く御礼 申し上げます。 さて、当ファンドは、第61期~第66期の決 算を行ないました。当ファンドは、主として米 国リートETFならびに対円貨でのブラジル・レ アルのパフォーマンスを反映するユーロ円債 (リート連動債)に投資し、安定した収益の確保 と投資信託財産の中長期的な成長を目指して運 用を行ないました。ここに当期間の運用状況に つきまして、ご報告申し上げます。 今後とも一層のご愛顧を賜りますよう、お願 い申し上げます。運用経過の説明
(円) (百万円) 2015/8/17 9/17 10/19 11/17 12/17 2016/1/18 2/17 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 110,000 120,000 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 純資産総額(右軸) 基準価額(左軸) 分配金再投資基準価額(左軸) 第61期首:4,965円 第66期末:2,898円(既払分配金680円) 騰 落 率:△29.6%(分配金再投資ベース) (注1)分配金再投資基準価額は、分配金(税込)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質 的なパフォーマンスを示すものです。 (注2)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課 税条件も異なりますので、お客様の損益の状況を示すものではありません。 (注3)分配金再投資基準価額は、期首の基準価額を起点として指数化しています。 当ファンドは、主として米国の不動産投資信託指数に連動する上場投資信託(米国リートETF)および 対円でのブラジル・レアルのパフォーマンスを反映するユーロ円債(リート連動債)に投資します。よっ て、米国リートETFの価格動向、米ドルおよびブラジル・レアルの対円での為替変動が基準価額の主な 変動要因となります。 当作成期間の分配金再投資基準価額は大幅に下落しました。インカムプラス戦略はプラス寄与となっ たものの、対ブラジル・レアルおよび対米ドルで急速に円高が進んだこと、米国リートETFが大きく下 落したことが基準価額を大幅に押し下げました。 (2015年8月18日~2016年2月17日) (2015年8月18日~2016年2月17日)1
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期中の基準価額等の推移
基準価額の主な変動要因
項 目 第61期~第66期 項 目 の 概 要 2015年8月18日~2016年2月17日 金額 比率 (a)信託報酬 (投信会社) (販売会社) (受託会社) 30円 (15) (14) (1) 0.78% (0.39) (0.364) (0.026) (a)信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率 ※期中の平均基準価額は3,848円です。 ・委託した資金の運用の対価 ・ 購入後の情報提供、交付運用報告書等各種書類の送付、 口座内でのファンドの管理等の対価 ・運用財産の管理、委託会社からの指図の実行の対価 (b)売買委託手数料 - - (b)売買委託手数料= 期中の売買委託手数料 期中の平均受益権口数 売買委託手数料は、有価証券等の売買の際、売買仲介人に 支払う手数料 (c)有価証券取引税 - - (c)有価証券取引税= 期中の有価証券取引税 期中の平均受益権口数 有価証券取引税は、有価証券の取引の都度発生する取引に 関する税金 (d)その他費用 (保管費用) (監査費用) (印刷費用) 1 (1) (0) (0) 0.026 (0.026) (0) (0) (d)その他費用= 期中のその他費用 期中の平均受益権口数 ・ 保管費用は、海外における保管銀行等に支払う有価証券 等の保管及び資金の送金・資産の移転等に要する費用 ・ 監査費用は、監査法人等に支払うファンドの監査に係る 費用 ・ 印刷費用は、有価証券届出書、目論見書、運用報告書等 の作成、印刷および提出等に係る費用 合 計 31 0.806 (注1)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法に より算出した結果です。 (注2)各金額は各項目ごとに円未満は四捨五入してあります。 (注3)各比率は1万口当たりのそれぞれの費用金額を期中の平均基準価額で除して100を乗じたものです。
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1万口当たりの費用明細
(円) 26,000 17,000 20,000 23,000 2,000 5,000 8,000 11,000 14,000 (百万円) 2011/2/17 2012/2/17 2013/2/18 2014/2/17 2016/2/17 純資産総額(右軸) 基準価額(左軸) 分配金再投資基準価額(左軸) 2015/2/17 0 40,000 20,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 (2011年2月17日~2016年2月17日)
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最近5年間の基準価額等の推移
(注1)分配金再投資基準価額は、分配金(税込)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質 的なパフォーマンスを示すものです。 (注2)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課 税条件も異なりますので、お客様の損益の状況を示すものではありません。 (注3)当ファンドにはベンチマークがないため、実質的な投資対象資産の市場動向を説明するため、米国リート指数(円換 算)およびブラジル・レアル/円為替レートを参考指数として記載しています。 (注4)分配金再投資基準価額は、2011年2月17日の基準価額を起点として指数化しています。 2011年2月17日 決算日 2012年2月17日決算日 2013年2月18日決算日 2014年2月17日決算日 2015年2月17日決算日 2016年2月17日決算日 基準価額 (円) 10,467 7,648 8,101 6,185 6,226 2,898 期間分配金合計(税込) (円) - 2,150 1,840 1,800 2,040 1,520 分配金再投資基準価額騰落率 (%) - △5.5 39.6 △1.1 38.6 △34.6 米国リート指数(円換算)騰落率 (%) - 1.3 38.1 12.2 45.2 △14.3 ブラジル・レアル/円為替レート騰落率 (%) - △8.3 3.3 △10.3 △1.9 △33.0 純資産総額 (百万円) 956 22,763 95,208 86,811 140,697 63,018 《参考指数に関して》 ・米国リート指数(円換算)はダウ・ジョーンズ米国不動産指数(トータル・リターン、米ドルベース)を もとに委託会社が独自に円換算した指数です。 ・ブラジル・レアル/円為替レートの騰落率は、ブルームバーグから得た為替スポットレートのデータ をもとに委託会社が算出しており、基準日に対してブラジル・レアル高/円安の場合をプラス表示、 ブラジル・レアル安/円高の場合をマイナス表示しています。 ・海外の指数は、基準価額の反映を考慮して、現地前営業日の公表値を採用しています。(2015年8月18日~2016年2月17日) ●米国リート市場 当作成期間の米国リート市場は、中国経済の成長減速懸念や原油価格の大幅な下落、米国の金融政策 に対する不透明感などマクロ要因に振り回されるかたちとなり、変動の大きい展開となりました。米 国リートの代表的な指数の一つであるダウ・ジョーンズ米国不動産指数(トータル・リターン、米ドル ベース)の期間騰落率は△8.4%となりました。 米国リート市場は、期初から9月前半まで大きく調整しました。2015年8月に行われた中国元の実質 的な切り下げをきっかけに中国経済の成長減速に対する警戒感が高まり、米国の金融政策に対する不透 明感なども相まって、米国株式市場など多くのリスク資産が大幅に下落し、米国リート市場も例外では ありませんでした。 10月に入ると、中国経済減速に対する過度な警戒感が後退したことに加え、一時米国の早期利上げ観 測が後退したことから、米国リート市場は一転して反発基調となり、8月後半以降の下落分を取り戻す 展開となりました。その後は、米国の早期利上げ観測が再び拡大する中、長期金利の上昇も気がかりと なり、米国リート市場は2015年末まで方向感に欠ける展開となりました。 2016年に入ると、年初から中国株が急落し原油価格の下落も加速したことから、中国や米国経済へ の成長懸念が再燃したほか、欧州銀行セクターへの信用懸念も噴出し、投資家のリスク回避姿勢が急速 に高まる、いわゆるリスクオフの中で、他のリスク資産同様、米国リート市場も再び大きく調整しまし た。 ●為替市場 ブラジル・レアル相場 当作成期間のブラジル・レアルは、対米ドル、対円でともに大きく下落しました。 特に期初から2015年9月下旬にかけての約1ヶ月間の下落幅は非常に大きく、当ファンドが主要投資 対象としているユーロ円債の評価の参考にしているレアル/円レートにおける2015年8月17日から9月 24日までのレアルの対米ドルの下落率は約△17%、対円での下落率は約△20%に達しました。その後、 2015年11月下旬にかけてレアルは反発する動きとなったものの、2015年12月中旬以降は再び大きく下 落する展開となり、当作成期間を通したレアルの下落率は、対米ドルで約△14%、対円で約△22%と前 作成期間に続き大幅に減価が進みました。 2015年9月下旬にかけての大幅な下落は、米国の利上げ時期をめぐる不透明感やブラジルはじめ新 興国の主要貿易相手国である中国の経済減速懸念という新興国通貨共通の売り圧力に加え、①ブラジル 政府の財政状況悪化に対する懸念の高まり、②同国最大級企業であるペトロブラス社をめぐる汚職事件 の政界への波及と政権運営力低下への警戒、③主要輸出品目である一次産品の価格低迷や緊縮財政・金 融引き締めが進むなかでの景気後退、といったブラジル固有の材料が嫌気されたことが背景と見られま す。特に9月9日に米大手格付会社S&P社により同国の外貨建長期債務格付が非投資適格級に格下げされ て以降、一段とレアルの減価スピードが強まりました。 2015年12月中旬以降の下落局面でも、①大手格付会社の格下げ、②財政健全化の旗振り役として期 待されていた財務相の辞任、③ルセフ大統領の弾劾手続きの開始等、引き続きブラジルの財政・政治面
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投資環境
(以下の内容は、基準価額への反映を考慮し、2015年8月17日から2016年2月16日までの期間の海外市況について記載し ております。)(2015年8月18日~2016年2月17日) 追加設定・解約による資金フローを鑑みながら、リート連動債のパフォーマンスを享受すべく、同債 券の組入比率を高位に維持するよう運用を行ないました。
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当ファンドのポートフォリオ
当ファンドは運用の目標となるベンチマークを設けておりません。以下のグラフは、当ファンドの基 準価額と参考指数の騰落率の対比です。 (2015年8月18日~2016年2月17日)7
当ファンドのベンチマークとの差異
第63期 第62期 第61期 第64期 第65期 第66期 (%) 10 5 △20 △15 △10 △5 0 △25 基準価額(分配金込) 米国リート指数(円換算) ブラジル・レアル/円為替レート 米ドル/円相場 当作成期間の米ドル/円相場は期初である2015年8月下旬と2016年年初から期末である2月中旬にか けて急速に円高が進行し、期間を通した米ドルの円の下落率は△8%を超えました。 2015年8月は、中国経済の減速懸念を背景として投資家のリスク回避姿勢が急速に高まり、安全資産 とされる円の買い戻しが進みました。期初に1米ドル=124円台で推移していた米ドル円レートは、下旬 に一時1米ドル=116円台まで円高が進みました。 その後、10月後半から11月にかけては米国の利上げを織り込む過程で米国金利が上昇したこと等から 米ドル高地合いとなり、11月中旬には123円台まで円安に振れたものの、年明け以降、再びグローバル 規模でのリスクオフ局面となり、円の買い戻し圧力が急速に高まりました。なお、2016年1月末には、 日銀が追加緩和としてマイナス金利を導入しましたが、直後こそ円安に振れたものの、すぐに反転し、 2月中旬まで再び大幅に円が買い上げられる展開となりました。この期間の円高スピードは非常に速く、 当ファンドが主要投資対象としているユーロ円債の評価で参考にしている為替レートで見ると、1月末 から2月11日までの短期間で円は上昇幅で8円を超える急騰となりました。分配金額は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益および売買益等の全額を分配対象額と し、委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定しました。なお、分配金に充当しなかった収 益につきましては、信託財産内に留保し、運用の基本方針にもとづいて運用いたします。 項 目 2015年8月18日~第61期 第62期 第63期 第64期 第65期 第66期 2015年9月17日 2015年9月18日~2015年10月19日 2015年10月20日~2015年11月17日 2015年11月18日~2015年12月17日 2015年12月18日~2016年1月18日 2016年1月19日~2016年2月17日 当期分配金 (円) 140 140 100 100 100 100 (対基準価額比率) (%) (3.5) (3.6) (2.5) (2.6) (3.0) (3.3) 当期の収益 (円) 140 132 100 100 100 100 当期の収益以外 (円) ― 7 ― ― ― ― 翌期繰越分配対象額 (円) 3,000 2,994 3,019 3,062 3,093 3,135 (1万口当たり・税込) (注1)「対基準価額比率」は「当期分配金」の期末基準価額(分配金込み)に対する比率であり、ファンドの収益率とは異なりま す。 (注2)「当期の収益」は経費控除後の配当等収益および経費控除後の有価証券売買等損益、「当期の収益以外」は収益調整金お よび分配準備積立金です。 (注3)「当期の収益」および「当期の収益以外」は、円未満を切捨てて表示しているため、合計した額が「当期分配金」と一致し ない場合があります。 (2015年8月18日~2016年2月17日)