期待する支援措置
資産評価損の 損金算入 ② 株式併合の 特例①債権放棄を含む計画
D
申請書テンプレート
平成21年12月版 ※この申請書テンプレートは、あくまでも申請書の モデルケースを示したものであり、様式の記載事 項等については事情により変更することがあり得 ますのでご了承ください。 ※テンプレートに登場する人名・会社名等は全て フィクションです。株主
火の鳥
銀行
アトム
銀行
BJ
銀行
(事業再構築パターン)
損金算入 ② 【生産性の向上】 有形固定資産 回転率 12.9%向上 【事業革新】 製造原価 6.1%低減 【財務の健全化】 有利子負債/CF 8.4倍 経常収支比率 103.2% 【雇用への配慮】 従業員:84人減 (出向15名、転籍10名、 希望退職募集50名、 解雇なし) 登録免許税の 軽減 ②伴自動車工業㈱
【認定事業者】
②債権放棄、
増資
(DES含む)
①減資
【凡例】 法 産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法 (平成11年8月13日 法律第131号) 令 産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法施行令 (平成11年8月27日 政令第258号) 規則 産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法施行規則 (平成21年6月22日 内閣府、総務省、財務省、厚生労働省、農林水産省、経済 産業省、国土交通省、環境省令第1号) 基本指針 我が国の産業活力の再生及び産業活動の革新に関する基本的な指針 (平成21年6月22日 経済産業省告示第214号) 施行指針 産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法の施行に係る指針 (平成21年6月22日 内閣府、総務省、財務省、厚生労働省、農林水産省、経済 産業省、国土交通省、環境省告示第1号)○法 (定義) 第二条 (略) 4 この法律において「事業再構築」とは、事業者が行い、又は行お うとする事業のうち、当該事業者が行う他の事業に比して現に生産 性の高い事業又は将来において高い生産性が見込まれる事業(以下 「中核的事業」という。)の強化を目指した事業活動であって、次 に掲げるものをいう。 一 生産性の相当程度の向上を図るために事業者が行う事業の構造 の変更(当該事業者の関係事業者及び外国関係法人が行う事業の 構造の変更を含む。)であって、次に掲げるもの イ 合併、会社の分割、株式交換、株式移転、事業若しくは事業に 必要な資産の譲受け若しくは資本の相当程度の増加(外国におけ るこれらに相当するものを含む。)、他の会社の株式の取得(当 該取得により当該他の会社が関係事業者となる場合に限る。)、 外国法人の株式若しくは持分若しくはこれらに類似するものの取 得(当該取得により当該外国法人が外国関係法人となる場合に限 る。)又は会社若しくは外国法人の設立による中核的事業の開始、 拡大又は能率の向上 ロ 当該事業者が保有する施設の相当程度の撤去若しくは設備の相 当程度の廃棄、会社の分割、株式交換、株式移転若しくは事業若 しくは資産の譲渡(外国におけるこれらに相当するものを含 む。)、関係事業者の株式の譲渡(当該譲渡により当該事業者の 関係事業者でなくなる場合に限る。)、外国関係法人の株式若し くは持分若しくはこれらに類似するものの譲渡(当該譲渡により 当該事業者の外国関係法人でなくなる場合に限る。)又は会社若 しくは外国法人の設立若しくは清算による事業の縮小又は廃止 二 事業者がその経営資源を活用して行う事業の分野又は方式の変 更であって、次に掲げるもの(以下「事業革新」という。) ○規則 (事業再構築計画の認定の申請) 第四条 第五条第一項の規定に基づき事 業再構築計画の認定を受けようとする 事業者は、様式第一による申請書一通 及びその写し一通を、主務大臣に提出 するものとする。
1 事業再構築の目標
計画の概要について要約的に
記載する。①まず、申請事業者
を取り巻く経営環境についての
概況を記載し、②その後、今般
の計画において取り組む内容、
それによって目指す方向性につ
いて記載する。
(事業再構築計画の認定) 第五条 事業者は、その実施しようとす る事業再構築に関する計画(以下「事 業再構築計画」という。)を作成し、 主務省令で定めるところにより、これ を平成二十八年三月三十一日までに主 務大臣に提出して、その認定を受ける ことができる。解説 p1
イ∼ニ (略) ○基本指針 1① 事業再構築終了後の自己資本当期純利益率 − 事業再構築開始前の自己資本当期純利益率 ≧ 2 ② ×100 ≧ 105 ③ ×100 ≧ 106 ④ 1から3までに相当する生産性の向上を示す他の指標の改善が達成されること。 事業再構築終了後の有形固定資産回転率 事業再構築開始前の有形固定資産回転率 事業再構築終了後の従業員一人当たり付加価値額 事業再構築開始前の従業員一人当たり付加価値額2 生産性及び財務内容の健全性の向上を示す数値目標
①基準年度と、②目標年度(計画の終了年度)を明示し、③その相対的な改善幅を記載する
(数値の絶対値の記載は原則不要)。財務健全性については終了年度の数値を記載する。
なお、生産性の指標の種類は基本指針から選択する。添付書面3−(1)を参照。
○基本指針 ① ② 有利子負債−現預金−信用度の高い有価証券等の評価額−運転資金の額 留保利益+減価償却費+前事業年度からの引当金の増減額 ≦10 経常収入 経常支出 ×100≧100 (注)計算方法の詳細は、基本指針の備考を参照。添付書面3−(2)に詳細を記載している。1
様式第一(第4条関係)
事業再構築計画の認定申請書
平成21年10月15日
○○大臣
○○
○○ 殿
東京都千代田区霞が関一丁目 3 番 1 号
伴自動車工業株式会社
代表取締役社長 鍛冶 太郎
印
産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法第5条第1項の規定に基づ
き、下記の計画について認定を受けたいので申請します。
記
1.事業再構築の目標
(1)
事業再構築に係る事業の目標
1当社はキャンピングカーの製造・販売を行っているが、主力商品であるキャン
ピングカーが安価で高機能な米国・欧州からの輸入品圧力により売上が伸び悩ん
でおり、きわめて厳しい状況にある。
昨年、当社は米国のキャンピングカー・メーカーであるファイヤーキング社と
技術提携を行い、同社と共同で我が国市場向けの新製品を開発、本年4月には試
作品の性能試験等の手続きを終え、新モデルの販売を開始しているところである。
この新モデルは、レジャー誌等の評価でも好評を博しており、売上増が見込まれ
ている。
しかし、過去の業績不振による過剰な有利子負債を抱えたままでは、成長軌道
に乗ることができないため、今般、関係金融機関からの債権放棄を受けるととも
に、大幅な増資をすることで経営基盤を強化することとしたい。
(2)
生産性及び財務内容の健全性の向上を示す数値目標
2生産性の向上としては、平成 23 年度には平成 20 年度に比べて、有形固定資産
回転率を 12.9%向上させることを目標とする。
財務内容の健全性としては、平成 23 年度には有利子負債はキャッシュフローの
8.4 倍とすることとしており、経常収入は経常支出を上回る(経常収支比率は
103.2%)予定である。
○法 (定義) 第二条第四項 二 事業者がその経営資源を活用し ○施行指針 (商品の構成又は提供に係る役務の構成の相当程度の変化) 第六条 法第二条第四項第二号イ及び第二条第六項第二号の生産若しくは販売に係る商品 の構成又は提供に係る役務の構成を相当程度変化させることとは、当該新商品又は当該 新たな役務の売上高の合計額をすべての事業の売上高の %以上とすることをいうもの
3 事業再構築に係る事業の内容
(1)①には、事業再構築計画の対象となる中核的事業を記載する。
(1)②には、その事業に着目した理由を「選定理由」として明示する。
4 事業再構築に係る事業の内容(小項目)
計画期間中に行おうとする組織再編行為について、そのスケジュールも含め、できるだけ
具体的に記載する。
また、事業革新や、経営体制の変更などについても具体的に記載する。
6 事業革新(小項目)
登録免許税の軽減及び事業革新設備の特別償却の税制の特例を受けようとする場合には、
事業再構築計画において事業革新を行う必要がある。
事業革新の類型は、法律に列挙されているイ~ニの4パターンであり、以下のとおり。
5 略式組織再編の特例
略式組織再編の特例として、法第20条により親会社(認定事業者)が2/3以上の議決
権を保有している子会社(特定関係事業者)が行う組織再編について、当該子会社の取締役
会決議のみで行うことが可能となる。
解説 p2
事業者 経営資源 活用 て行う事業の分野又は方式の変更 であって、次に掲げるもの(以下 「事業革新」という。) イ 新商品の開発及び生産又は新た な役務の開発及び提供により、生 産若しくは販売に係る商品の構成 又は提供に係る役務の構成を相当 程度変化させること。 ロ 商品の新たな生産の方式の導入 又は設備の能率の向上により、商 品の生産を著しく効率化すること。 ハ 商品の新たな販売の方式の導入 又は役務の新たな提供の方式の導 入により、商品の販売若しくは役 務の提供を著しく効率化し、又は 国内若しくは外国における新たな 需要を相当程度開拓すること。 ニ 新たな原材料、部品若しくは半 製品の使用又は原材料、部品若し くは半製品の新たな購入の方式の 導入により、商品の生産に係る費 用を相当程度低減すること。 新たな役務の売上高の合計額をすべての事業の売上高の一%以上とすることをいうもの とする。 (商品の生産の著しい効率化) 第七条 法第二条第四項第二号ロの商品の生産を著しく効率化することとは、当該商品に 係る一単位当たりの製造原価を五%以上低減させることをいうものとする。ただし、当 該商品に係る一単位当たりの材料費の低減が困難と認められる場合にあっては、製造原 価から材料費を控除した額を十%以上低減させることとすることができるものとする。 (商品の販売若しくは役務の提供の著しい効率化) 第八条 法第二条第四項第二号ハの商品の販売若しくは役務の提供を著しく効率化するこ ととは、当該商品又は当該役務に係る一単位当たりの販売費を五%以上低減させること をいうものとする。 (国内における新たな需要の相当程度の開拓) 第九条 法第二条第四項第二号ハ及び第二条第六項第二号の国内における新たな需要を相 当程度開拓することとは、事業再構築又は経営資源融合の実施期間中の当該商品又は当 該役務の国内における売上高の伸び率を百分率で表した値(当該値が正の値である場合 に限る。)を、過去三事業年度における当該商品又は当該役務に係る業種の売上高の伸 び率の実績値を百分率で表した値から五以上上回るものとすることをいうものとする。 (外国における新たな需要の相当程度の開拓) 第十条 法第二条第四項第二号ハの外国における新たな需要を相当程度開拓することとは、 次の各号のいずれかに該当することとすることをいうものとする。 一 事業再構築の実施期間中の当該商品又は当該役務の外国(事業再構築に係る外国に 限る。次号において同じ。)における売上高の伸び率を百分率で表した値(当該値が 正の値である場合に限る。)が、過去三事業年度における当該商品又は当該役務に係 る業種の売上高の伸び率の実績値を百分率で表した値を五以上上回ること。 二 事業再構築の終了時における当該商品又は当該役務の外国における売上高が、事業 再構築の開始時における当該商品又は当該役務の外国における売上高を上回る場合で あって、事業再構築の終了時における当該商品又は当該役務の売上高に占める外国に おける売上高の割合から事業再構築の開始時における当該商品又は当該役務の売上高 に占める外国における売上高の割合を差し引いた値を百分率で表した値に、事業再構 築の終了時における当該商品又は当該役務の売上高を事業再構築の開始時における当 該商品又は当該役務の売上高で除した値を乗じた値が、五以上となること。2
2.事業再構築の内容
(1)
事業再構築に係る事業の内容
3①中核的事業
キャンピングカーの製造、販売
②選定理由
当社は、長年にわたりキャンピングカー製造・販売を行ってきており、
「伴自
動車工業」ブランドに対する顧客が存在している。また、ファイヤーキング社
との技術提携により新製品を販売しており、この点でも、当社の収益力の源泉
として、引き続き、キャンピングカー製造・販売事業を中核的事業として位置
づけることとする。
③事業再構築に係る事業の内容
(事業の構造の変更:債権放棄による金融支援、減資、増資)
当社は、株式会社火の鳥銀行、株式会社アトム銀行、株式会社BJ銀行によ
る 23 億円の債権放棄及び 50 億円のデット・エクイティ・スワップ、4 億円の追
加増資による金融支援を受ける。
また、上記の増資に先立ち、資本金 20 億円、資本準備金 3 億円を減少させる
とともに、株式の併合を行う。
これに伴い、一般に公正妥当な会計処理に従って仮決算を行う。
【債権放棄のスケジュール】
4債権放棄合意日:平成 21 年 9 月 1 日
仮決算基準日:平成 21 年 10 月 31 日
財産目録等の仮決算書類の提出予定日:平成 22 年 1 月 31 日
債権放棄予定日:平成 21 年 10 月 30 日
【減資、増資のスケジュール】
減資の取締役会決議日:平成 21 年 11 月 1 日(予定)
資本金等の減少額:資本金 2,000,000,000 円
資本準備金 300,000,000 円
株式併合比率
5:2株を1株に併合するとともに、単元株式数を 1000 株
から 500 株とする。
増資額:5,400,000,000 円(うち 2,700,000,000 円を資本金へ組み入れ)
増資前の資本金 : 100,000,000 円(2,000,000,000 円の減資実施後)
増資後の資本金 :2,800,000,000 円
増資の方法:DES(債権の現物出資)5,000,000,000 円、
株式会社火の鳥銀行に対する第三者割当増資 400,000,000 円
減資・増資の実施日:平成 21 年 12 月 15 日(予定)
(事業革新
6)
当社は、米国のファイヤーキング社との提携により新モデルのキャンピング
カーを製造・販売しているが、同社の製造ノウハウを導入することにより、従
来よりも格段に少ない工程での製造が可能となる。具体的には、部品製造の発
注の際に一体型成形部品の比率を高め、組立コストを低減するとともに、製造
ラインについても、自社の従業員の多能工化を進めることで時間的コストが低
減する。
また、顧客からの追加オプション注文などのオーダーメード・モデルについ
ても、上記製造工程の効率化により、迅速に対応することができる。
以上により、平成 23 年度の製造原価を平成 20 年度比で 6.1%低減させること
を目標とする。
7 事業再構築を行う場所の住所
この住所の欄には、実際に事業を行っている住所を記載する。
なお、計画に密接に関連する事業所・営業所について記載するが、この住所が多数にわた
る場合には認定事業者・関係事業者の本店所在地のみの記載でも良い。
8 関係事業者・外国関係法人
事業再構築計画では、計画を実行する上で重要な役割を果たす子会社を「関係事業者」と
して、また外国法人であって同様の役割を果たす子会社を「外国関係法人」として計画に含
めることが可能であり、関係事業者及び外国関係法人を計画に含める場合には、その旨の記
載を要する。
関係事業者や外国関係法人についても、認定事業者(申請者)とほぼ同様の支援措置の適
用を受けられる。また、略式組織再編の特例を利用する際に当該関係事業者が特定関係事業
者に該当する場合にはその旨記載する。
○法 第二条(定義) 2 この法律において「関係事業者」とは、事業者(新たに設立される法人を含む。)であって、他の事業者が その経営を実質的に支配していると認められるものとして主務省令で定める関係を持つものをいう。 3 この法律において「外国関係法人」とは、外国法人(新たに設立されるものを含む。)であって、国内に本 店又は主たる事務所を有する事業者がその経営を実質的に支配していると認められるものとして主務省令で定 める関係を持つものをいう。 第五条(事業再構築計画の認定) 5 事業再構築計画には、関係事業者及び外国関係法人が当該事業者の事業再構築のために行う措置に関する計 画を含めることができる。 ○施行規則 第二条(関係事業者に関する主務省令で定める関係)解説 p3
9 不動産の譲渡、譲受け又は取得の予定
合併、分割、事業譲渡により移転する不動産について、別表3に記載する。
合併、分割、事業譲渡時の不動産の登録免許税の軽減措置、または事業譲渡あるいは一定
の資産譲渡時の不動産取得税の軽減措置を希望する場合に記載が必要である。
10 事業再構築の開始時期及び終了時期
開始時期は、認定が見込まれる時期以降となる(任意)。したがって、申請日以前の期日
を開始時期とすることはできない。
終了時期は、開始時期から3年以内であれば、事業の計画の内容に従って任意に設定が可
能。
法第二条第二項の主務省令で定める関係は、次の各号のいずれかに該当する関係とする。 一 他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の五十以上に相当する数又は 額の株式又は出資を事業者が所有する関係 二 次のイ又はロに該当し、かつ、他の事業者の役員の総数の二分の一以上を事業者の役員又は職員が占める関係(ロに該当する関係のうち、当該事業者が当該事業者及び当該他の事業者以外の事業者(以 下この条において「第三の事業者」という。)と共同して金銭以外の資産の出資により設立した当該他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額を当該事業者及び当該第三の事業 者が所有する関係にあっては、当該他の事業者の役員の総数のうちに当該事業者の役員又は職員の占める割合が、当該他の事業者の役員の総数のうちに他のいずれの一の者の役員又は職員の占める割合をも 下回っていない関係) イ 当該他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の四十以上、百分の五十未満に相当する数又は額の株式又は出資を当該事業者が所有していること。 ロ 当該事業者の所有する当該他の事業者の発行済株式の数、出資口数又は出資価額が、当該他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の二十以上、百分の四十未満であっ て、かつ、他のいずれの一の者が所有する当該他の事業者の発行済株式の数、出資口数又は出資価額をも下回っていないこと。 三 他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の五十以上に相当する数又は額の株式又は出資を、子会社(事業者が第一号に規定する関係又は前号イ若しくはロに該当し、 かつ、役員の総数の二分の一以上を当該事業者の役員又は職員が占める関係を持っている他の事業者をいう。以下この条及び次条において同じ。)又は子会社及び当該事業者が所有する関係 四 次のイ又はロに該当し、かつ、他の事業者の役員の総数の二分の一以上を子会社又は子会社及び当該事業者の役員又は職員が占める関係 イ 当該他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の四十以上、百分の五十未満に相当する数又は額の株式又は出資を子会社又は子会社及び当該事業者が所有していること。 ロ 子会社又は子会社及び当該事業者の所有する当該他の事業者の発行済株式の数、出資口数又は出資価額が、当該他の事業者の発行済株式の総数、出資口数の総数又は出資価額の総額の百分の二十以上、 百分の四十未満であって、かつ、他のいずれの一の者が所有する当該他の事業者の発行済株式の数、出資口数又は出資価額をも下回っていないこと。 第三条 (外国関係法人に関する主務省令で定める関係) 法第二条第三項の主務省令で定める関係は、次の各号のいずれかに該当する関係とする。 一 外国法人の発行済株式若しくは持分又はこれらに類似するもの(以下この条において「株式等」という。)の総数又は総額の百分の五十以上に相当する数又は額の株式等を事業者が所有する関係 二 次のイ又はロに該当し、かつ、外国法人の役員その他これに相当する者(以下この条において「役員等」という。)の総数の二分の一以上を事業者の役員又は職員が占める関係 イ 当該外国法人の株式等の総数又は総額の百分の四十以上、百分の五十未満に相当する数又は額の株式等を当該事業者が所有していること。 ロ 当該事業者の所有する当該外国法人の株式等の数又は額が百分の二十以上、百分の四十未満であって、かつ、他のいずれの一の者が所有する当該外国法人の株式等の数又は額をも下回っていないこと。 三 外国法人の株式等の総数又は総額の百分の五十以上に相当する数又は額の株式等を、子会社若しくは外国子会社(事業者が前二号に規定する関係を有する場合における当該各号の外国法人をいう。) (以下この条において「子会社等」という。)又は子会社等及び当該事業者が所有する関係 四 次のイ又はロに該当し、かつ、外国法人の役員等の総数の二分の一以上を、子会社等又は子会社等及び当該事業者の役員等又は職員が占める関係 イ 当該外国法人の株式等の総数又は総額の百分の四十以上、百分の五十未満に相当する数又は額の株式等を、子会社等又は子会社等及び当該事業者が所有していること。 ロ 子会社等又は子会社等及び当該事業者の所有する当該外国法人の株式等の数又は額が、当該外国法人の株式等の総数又は総額の百分の二十以上、百分の四十未満であって、かつ、他のいずれの一の者が 所有する当該外国法人の株式等の数又は額をも下回っていないこと。3
(2)
事業再構築を行う場所の住所
7東京都霞が関一丁目3番1号
伴自動車工業株式会社本社
東京都渋谷区上原二丁目41番
渋谷工場
(3)
関係事業者・外国関係法人
8なし
(4)
事業再構築を実施するための措置の内容
別表 1 のとおり
(5)
事業再構築に伴う設備投資の内容
別表2のとおり
(6)
不動産の譲渡、譲受け又は取得の予定9別表 3 のとおり
3.事業再構築の実施時期
(1)
事業再構築の開始時期及び終了時期
10開始時期:平成 21 年 10 月
終了時期:平成 24 年 3 月
(2)
毎事業年度の実施予定別表4のとおり
12 労務に関する事項
計画中の従業員数の推移及び労働条件の変更等について記載する。
関係事業者や外国関係法人がある場合は、当該法人ごとに記載し、その合計人数も記載す
る。(添付書面5-(2)従業員の推移表を整合的に作成する。)
(1)には、それぞれの会社ごとに、開始時点における会社全体の従業員数を記載する。(申請
時点で把握している直近の従業員数を記載する。)
(2)には、計画終了時点での会社全体での従業員数の予定数を記載する。
(3)には、(2)のうち事業再構築に関係する従業員数を記載する。このケースでは、会社全体
の取組であるため、(2)と同じ数になっている。
(この項目は、たとえば中核的事業が事業者の一部である場合、計画に関係する事業部
門の従業員数を記載するための項目である。)
(4)では、(3)のうち、計画期間中に新規に採用する従業員数を記載する。
(5)では、出向、転籍、解雇の予定人員数を記載する。また、希望退職を募集する場合に
は、別途、その予定人員数を記載する。
11 必要な資金の額及び調達方法の概要
計画の実施に必要な資金について、概要を記載する。必要な資金がわずかである場合やほ
ぼすべてを自己資金でまかなう場合には、記載を簡略化することも可能。
13 その他
計画の中で、「事業革新設備」を導入する場合には、次の事項を記載する。
①事業革新設備の導入の目標、
②事業革新設備の内容、
③事業革新設備の導入時期、
④事業革新設備の導入に必要な資金の額及びその調達方法
(詳細については「E 事業革新設備導入計画」のテンプレートを参照。)
計画に伴う設備投資のうち、以下の基本指針の基準を満たすものは、事業革新設備に該当
し、特別償却(一般事業革新設備=20%、特定事業革新設備=25%)が可能となる。
※当該設備投資について、特別償却を希望しない場合は「該当なし」と記載しておく。
解説 p4
4
4.事業再構築を実施するために必要な資金の額及び調達方法
(1)
必要な資金の額及び調達方法の概要
11当社の設備投資関連資金については、すべて自己資金によって調達する予定で
ある。
(2)
必要な資金の額及び調達方法
別表5のとおり
5.事業再構築に伴う労務に関する事項
12(1)
事業再構築の開始時期の従業員数(平成 21 年 8 月末時点)
450 名(2)
事業再構築の終了時期の従業員数(平成 24 年 3 月末)
366 名(3)
事業再構築に充てる予定の従業員数
366 名(4)
(3)中、新規に採用される従業員数
27 名(5)
事業再構築に伴い出向または解雇される従業員数
出向予定人員数 15 名
転籍予定人員数 10 名
希望退職の募集予定人員数
50 名
解雇予定人員数 なし
6.その他
13該当なし
○規則 様式第一 別表1(注) 1.事業再構築計画に従って実施する措置のうち、該当するすべての措置事項について簡潔に記載する。同一の措置であっ て複数の事項に該当する場合は、その旨を記載する。 2.実施する措置の内容については、次の事項を記載する。なお、申請の段階において未定な部分については、その旨を記 載すること。 (1)合併については、合併する会社(合併により新設される会社を含む。)の名称、住所、代表者の氏名及び資本金並びに合併比率及び合併期日を記載する。 (2)会社の分割については、分割する会社(分割により新設される会社を含む。)の名称、住所、代表者の氏名及び資本金並びに分割により発行される株式等を引き受ける者並びに分割期日を記載する。
別表1
事業の構造の変更及び事業革新の内容について記載する。左の列の措置事項としては、
「株式交換」、「株式移転」、「合併」、「会社の分割」、
「事業譲渡/譲受け」、「事業に必要な資産の譲渡/譲受け」、
「他の会社の株式の取得(当該取得により関係事業者となる場合に限る。)」、
「関係事業者の株式の譲渡(当該譲渡により関係事業者でなくなる場合に限る。)」、
「資本の相当程度の増加(資本金の3%以上の増加)」
「会社の設立」、
「施設の相当程度の撤去、設備の相当程度の廃棄(簿価ベースで5%~10%)」
と
「・・・による中核的事業の開始、拡大又は能率の向上」
「・・・による事業の縮小又は廃止」
とを組み合わせて記載する。
中央の列の実施する措置の内容及びその実施時期には、様式第一の注記にある記載要領に
したがって記載する。
解説 p5
(3)株式交換については、株式交換をする会社の名称、住所、代表者の氏名及び資本金並びに株式交換比率及び株式交換期日を記載する。完全親会社となる会社及び完全子会社となる会社を明らかにす ること。 (4)株式移転については、株式移転により新設する会社の名称、住所、代表者の氏名及び資本金並びに株式移転比率及び株式移転期日を記載する。 (5)事業又は事業に必要な資産の譲受けについては、譲り受ける事業又は資産の内容及び価額(株式の場合は、併せてその種類及び数)並びに譲受け期日を記載する。当該事業又は事業に必要な資産 の譲受けが財産引受に該当する場合には、その旨を記載する。 (6)資本の相当程度の増加については、当該増加前の資本金の額、増加する額、増資の方法(新株の発行、親会社からの増資等)及び増加する期日を記載する。当該資本の相当程度の増加が現物出資 により行われる場合にはその旨を記載し、財産の内容及び価額を記載する。また、当該資本の相当程度の増加と同時に資本金、資本準備金又は利益準備金を減少する場合には、その減少額を記載し、 株式の併合を伴う場合にはその併合比率を記載する。 (7)他の会社の株式の取得(当該取得により当該他の会社が関係事業者となる場合に限る。)については、取得する株式に係る会社の名称、住所、代表者の氏名及び資本金、取得する株式の総数及び取 得後における当該他の会社の発行済株式に占める取得株式の割合(出資割合)、派遣する役員数及び当該他の会社の役員に占める当該事業者の派遣役員の割合並びに取得期日を記載する。 (8)外国法人の株式若しくは持分又はこれらに類似するものの取得(当該取得により当該外国法人が外国関係法人となる場合に限る。以下この項目において「株式等」という。)については、取得する株式等 に係る外国法人の名称、住所、代表者の氏名及び資本金、取得する株式等の総数及び取得後における当該外国法人の発行済株式等に占める取得株式等の割合(出資割合)、派遣する役員数及び当 該他の会社の役員に占める当該事業者の派遣役員の割合並びに取得期日を記載する。 (9)会社又は外国法人の設立については、設立する会社又は外国法人の名称、住所、代表者の氏名及び資本金(出資者ごとに出資額を記載する。)並びに設立期日を記載する。会社の設立の場合につ き、当該会社の設立において定款に現物出資又は財産引受の記載がある場合には、その旨を記載し、財産の内容及び価額を記載する。 (10)当該事業者が保有する施設の相当程度の撤去又は設備の相当程度の廃棄については、当該撤去する施設又は廃棄する設備を特定し、その内容、簿価及び除却費用並びに撤去又は廃棄期日をそ れぞれ記載する。また、これに伴い希望退職の募集を行う場合は、その旨を記載する。 (11)事業又は資産の譲渡については、譲り渡す事業又は資産の内容及び時価(株式の場合はその額面及び取得数)並びに譲渡期日を記載する。当該事業又は資産の譲渡が財産引受に該当する場合に は、その旨を記載する。 (12)関係事業者の株式の譲渡(当該譲渡により当該事業者の関係事業者でなくなる場合に限る。)については、当該関係事業者における株式保有比率(当該譲渡の前後についてそれぞれ記載する。)及 び当該関係事業者の役員に占める当該事業者の派遣役員の占める割合、当該譲渡に係る株式の譲渡先並びに譲渡期日を記載する。当該株式を現物配当する場合には、その旨を記載する。 (13)外国関係法人の株式若しくは持分又はこれらに類似するものの譲渡(当該譲渡により当該事業者の外国関係法人でなくなる場合に限る。以下この項目において「株式等」という。)については、当該外 国関係法人における株式等の保有比率(当該譲渡の前後についてそれぞれ記載する。)及び当該外国関係法人の役員に占める当該事業者の派遣役員の占める割合、当該譲渡に係る株式等の譲渡先 並びに譲渡期日を記載する。当該株式等を現物配当する場合には、その旨を記載する。 (14)会社又は外国法人の清算については、当該会社の名称、住所、代表者の氏名及び資本金並びに清算期日を記載する。右の列の期待する支援措置の欄には、申請段階において期待する本法に基づく支援措置
(出資については申し込んでいるもの)について、該当する条文とその見出しを記載する。
【記載例】 事業革新設備の特別償却:租税特別措置法第44条の3(事業革新設備等の特別償却) 登録免許税:租税特別措置法第80条1項(認定事業再構築計画等に基づき行う登記の税率の軽減) ※会社分割による不動産移転登記については租税特別措置法第81条第5項 不動産取得税:地方税法附則第11条の4(不動産取得税の減額) 検査役の調査:法第18条(現物出資及び財産引受の調査に関する特例) 法第19条(株式の発行等に係る現物出資の調査に関する特例) 略式組織再編:法第20条(特別支配会社への事業譲渡等に関する特例) 株式の併合 :法第21条(株式の併合に関する特例) 事業譲渡の催告:法第22条(事業の譲渡の場合の債権者の異議の催告等) 債務保証 :法第24条(中小企業基盤整備機構による債務保証) 出資 :法第24条の2(株式会社日本政策金融公庫法の特例) ・・・等5 別表1 事業再構築の措置の内容 措置事項 実施する措置の内容及びその実施する時期 期待する支援措置 事業の構造の変更 資本の相当程度の増加に よる中核的事業の開始、拡 大又は能率の向上 (減資) ① 資前の資本金:2,100,000,000 円 ②資本金の減少額:2,000,000,000 円 (資本準備金:300,000,000 円) ③減資後の資本金: 100,000,000 円 ④株式併合比率:2株を1株に併合し、単元株式数を 1000 株から 500 株とする。 (増資) ③増加前資本金:100,000,000 円(減資後の資本金) ④増加する資本金:2,700,000,000 円 (資本準備金:2,700,000,000 円) ⑤増資の方法:㈱火の鳥銀行、㈱アトム銀行、㈱BJ銀行 の DES による債権の現物出資(5,000,000,000 円)及び ㈱火の鳥銀行に対する第三者割当増資(400,000,000 円) 減資・増資の実施時期:平成 21 年 12 月 15 日(予定) 法第 21 条(株式の併合に 関する特例) 租税特別措置法第 80 条 第 1 項(認定事業再構築 計画等に基づき行う登記 の税率の軽減) 事業革新 第 2 条第 4 項第 2 号ロ 米国のファイヤーキング社の製造ノウハウを導入するこ とにより、従来よりも格段に少ない工程での製造が可能とな る。 これにより、平成 23 年度の製造原価を平成 20 年度比で 6.1%低減させることを目標とする。
別表2
設備投資の内容を記載する。
事業革新設備の導入を行う場合にはその名称や金額等を記載し、様式三十七(事業革新設
備導入計画の申請書)の別表を追加して記載する必要がある。
関係事業者や外国関係法人がある場合には、その事業者ごとにそれぞれ記載する。
また、設備投資の概要について、下の欄に記載する(様式は自由)。
○規則 様式第一 別表2(注) 事業革新設備については、名称(事業革新設備の名称及び当該事業革新設備を導入する事業者の名称)、数量、 単価、金額、用途及び設置場所を必ず記載する。解説 p6
6 別表2 事業再構築に伴う設備投資の内容 (単位:百万円) 設備投資 うち事業革新設備 所要資金額 名称 数量 単価 金額 用途 設置場所 21年度 0 22年度 500 23年度 500 合計額 1,000 (設備投資の概要) 22年度:新モデル製造ラインの更新投資 23年度:新モデル製造ラインの更新投資
別表3
譲渡、譲受け又は取得をする不動産の内容を記載する。
合併、分割、事業譲受け時に取得した不動産の登録免許税の軽減措置、または事業譲渡も
しくは一定の資産譲渡時の不動産取得税の軽減措置を希望する場合には記載が必要である。
なお、記載事項が含まれているのであれば、既存のリストで代用することも可能。
○規則 様式第一 別表3(注) 譲渡又は譲受けについて、その他欄に記載する。事業又は資産の譲渡又は譲受けに伴う不動産については、そ の他欄にその旨を記載し、併せて事業又は資産の譲渡先名又は譲受け元名を明記する。合併、分割等により取 得をする不動産についても、同様とする。解説 p7
7 別表3 譲渡、譲受け又は取得をする不動産の内容 (土地) (単位:㎡) 所 在 地 番 地 目 面 積 その他 1 2 3 (家屋) (単位:㎡) 所在家屋番号 種類構造 床面積 その他 1 2 3
別表4
実施時期について、時系列で記載する。
なお、組織再編成だけではなく、事業革新の取組内容(新商品の発売時期などのスケ
ジュールを含む)についても、時期を明示して記載する。
最終年度には、事業革新の目標を具体的に書く。
解説 p8
8 別表4 事業再構築の実施時期 年 度 実 施 内 容 21年度 12月15日 減資、増資(DESを含む。) 22年度 新型モデルの本格生産 23年度 新型モデルの本格生産 製造原価を平成20年度比で6.1%低減させる。
別表5
必要な資金の額と、その調達方法を記載する。
なお、指定金融機関からの出資や、中小企業基盤整備機構による債務保証などの金融支援
を希望する場合には、この記述に基づいて「備考」等に詳細を記載する。
○規則 様式第一 別表5(注) 1.「資金の借入れ」には金融機関等からの借入れによる調達額を、「その他」には出資、社債の発行、リースそ の他「資金の借入れ」及び「自己資金」以外の調達方法による調達額を、それぞれ調達先の名称及び金額の内訳 を示しつつ記載する。 2.法第23条の規定の適用を受ける投資事業有限責任組合から資金を調達する場合には、当該組合の名称、並び に当該組合における外国法人の発行する株式、新株予約権若しくは指定有価証券(法第23条第1項に規定する 指定有価証券をいう。)若しくは外国法人の持分又はこれらに類似するものの取得及び保有の割合について、事 業再構築計画の実施期間が終了し、又はその計画が取り消された時に、当該組合の総組合員の出資の総額に対す る割合が百分の五十未満となるための措置を「備考」に記載する。 3.社債又は資金の借入れについて法第24条の規定に基づく独立行政法人中小企業基盤整備機構による債務の保 証を受ける期待がある場合には、その旨を、資金の借入れについては借入先金融機関名を示しつつ「備考」に記 載する。 4.法第24条の2第1項の規定に基づく指定金融機関からの出資を申し込んでいる場合には、その旨を、当該金解説 p9
4.法第24条の2第1項の規定に基づく指定金融機関からの出資を申し込んでいる場合には、その旨を、当該金 融機関名を示しつつ「備考」に記載する。 5.本施行規則第4条第3項に規定する事業再構築に係る資金計画を含む場合には、「備考」に当該資金計画に係 る債権放棄額の総額を記載するとともに、個々の債権者ごとに当該債権者の氏名(当該債権者が法人の場合に あっては、法人名)、債権放棄額及び債権放棄の実施時期を記載する。 6.事業革新設備を導入する場合には、必要な資金の額及びその調達方法を「資金の借入れ」、「自己資金」、 「その他」及び「合計」に内数として記載する。 7.事業革新設備の導入に必要な資金について中小企業投資育成株式会社による出資等を受ける期待がある場合に は、その旨を「備考」に記載する。9 別表5 事業再構築の実施に必要な資金の額及びその調達方法 (単位:百万円) 調達先 所要額 資金の借入れ 自己資金 その他 合計 備考 設備投資額 ABC銀行 1,000 1,000 2,000 総額受ける(注) 2,300 の債権放棄を (注)総額23 億円の債権放棄の内訳 ㈱火の鳥銀行:13 億円 ㈱アトム銀行:5 億円 ㈱BJ銀行:5 億円 債権放棄の実施時期:平成21 年 10 月 30 日
添付書面
○規則 (事業再構築計画の認定の申請) 第四条 法第五条第一項の規定に基づき事業再構築計画の認定を受けようとする事業者は、様式第一による申請書 一通及びその写し一通を、主務大臣に提出するものとする。 2 前項の申請書及びその写しには、次に掲げる書類をそれぞれ添付するものとする。 一 当該事業者(事業再構築計画に現に事業を営んでいる関係事業者又は外国関係法人が当該事業者の事業再構築 のために行う措置に関する計画が含まれる場合には、当該事業者及び当該関係事業者又は当該外国関係法人。 以下この項において同じ。)の定款の写し又はこれに準ずるもの及び当該事業者が登記している場合にあって は、当該登記に係る登記事項証明書 二 当該事業者の直近の事業報告の写し、売上台帳の写し、貸借対照表及び損益計算書(これらの書類を作成して いない場合にあっては、これらに準ずるもの) 三 当該事業再構築計画を実施することにより、当該事業者の生産性が相当程度向上することを示す書類 四 当該事業再構築計画を実施することにより、財務内容の健全性が相当程度向上することを示す書類 五 当該事業再構築計画の実施に必要な資金の使途及び調達方法についての内訳を記載した書類 六 当該事業再構築計画が従業員の地位を不当に害するものではないことを証する書類 3 事業再構築計画の円滑かつ確実な実施に資する債権放棄を伴う資金に関する計画(以下この項、第六条第三項 及び第四十八条第五項において「事業再構築に係る資金計画」という。)を含む事業再構築計画の認定を受けよ 者 前 げ げ「債権放棄を含む計画」を申請する場合、通常の計画で添付する書面に加え、追加的に添付
を要する書面がある。(右の6~11が債権放棄の場合に追加添付する書面)
解説 p10
うとする事業者は、前項各号に掲げる書類に加え、次に掲げる書類をそれぞれ添付するものとする。 一 事業再構築に係る資金計画に係る公認会計士又は監査法人の報告書 二 事業再構築債権者(事業再構築に係る資金計画に記載された債権放棄に合意した債権者をいう。以下この項及 び第四十八条第五項において同じ。)の氏名又は名称、金銭消費貸借契約証書その他の原因証書の日付及び債 権に相当する金額を示す書類 三 個々の事業再構築債権者の債権放棄額及び事業再構築債権者間の債権放棄割合に関して記載した書類 四 事業再構築債権者との間に当該債権放棄に係る明確な合意があることを証する書類 五 減資その他の株主責任の明確化のための方策を実施することを示す書類 六 当該事業者の事業の継続及び再建を内容とする計画(第四十八条第五項において「事業再構築に関連する再建 計画」という。)に係る専門家(債権放棄を受ける事業者の事業の継続及び再建を内容とする計画に係る法律、 税務、金融、企業の財務、資産の評価等に関する専門的な知識経験を有する者をいう。)による調査報告書 1 (1)「定款の写し」 (2)「登記簿謄本」 2 (1)「事業報告の写し、売上台帳の写し」 (2)「貸借対照表」 (3)「損益計算書」これらの書類は、申請者のものを添付する。計画に関係事業者や外国関係法人が含まれる場合に
は、当該事業者の分も添付する。
貸借対照表と損益計算書は、会社法で定める計算書類ベースのものを提出する。有価証券報告書
で代用することも可能(決算短信ベースなどの簡略なもの、未確定なものは認められない)。
また、これらの書類は申請者などが現に事業を行っている事業者であるかを確認するものである
ため、直近の確定決算に基づく書類を添付すれば良い。
10 添付書面目次
添付書面
1−(1) 定款の写し 1−(2) 登記簿謄本 2−(1) 事業報告の写し、売上台帳の写し 2−(2) 貸借対照表 2−(3) 損益計算書 3−(1) 生産性の向上について 3−(2) 財務内容の健全性について 4 計画の実施に必要な資金の使途及び調達方法の内訳について 5−(1) 従業員の地位について 5−(2) 従業員の推移表 6 事業再構築に係る資金計画に係る公認会計士又は監査法人の報告書 7 事業再構築債権者の名称、金銭消費貸借契約証書その他の原因証書の日付及 び債権に相当する金額を示す書類 8 個々の事業再構築債権者の債権放棄額及び事業再構築債権者間の債権放棄割 合に関して記載した書類 9 事業再構築債権者との間に当該債権放棄に係る明確な合意があることを証す る書類 10 減資その他の株主責任の明確化のための方策を実施することを示す書類 11 事業再構築に関連する再建計画に係る専門家による調査報告書 任意−1 事業革新について3(1)生産性の向上について
様式は自由。必須事項としては、スタート時点(基準年度)と将来(計画終了時点を含む
最終決算期までの各事業年度)の予測B/SとP/Lを示し、生産性の向上がどのような計
算で得られるか、その根拠数値を示す。
また、可能であればキャッシュフロー計算書の将来推計もあわせて提出する。
なお、生産性の向上の数値目標の計算方法は以下のとおり。このうち何れかの指標を選択
して具体的な数値目標を設定することとなるが、基本となる3つの指標(下記の1①~③)
の全てを算出し、選択指標以外についても参考値として把握しておくことが望ましい。
○基本指針 1① 事業再構築終了後の自己資本当期純利益率 − 事業再構築開始前の自己資本当期純利益率 ≧ 2 ② ×100 ≧ 105 事業再構築終了後の有形固定資産回転率 事業再構築開始前の有形固定資産回転率 事業再構築終了後の従業員一人当たり付加価値額解説 p11
③ ×100 ≧ 106 ④ 1から3までに相当する生産性の向上を示す他の指標の改善が達成されること。 事業再構築終了後の従業員 人当たり付加価値額 事業再構築開始前の従業員一人当たり付加価値額 ○基本指針 備考 自己資本当期純利益率= ×100 有形固定資産回転率= ×100 付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費 売上高 有形固定資産の帳簿価額 当期純利益金額 自己資本の額11 添付書面3−(1) 生産性の向上について (計画期間中の予測貸借対照表) (計画期間中の予測損益計算書) (計画期間中の予測キャッシュフロー計算書) (生産性向上の目標について)
3(2)財務内容の健全性について
財務内容の健全性については、計画終了時における数値を記入することで自動的に算定さ
れるテンプレートをエクセルファイルにて用意している(経済産業省のホームページからダ
ウンロード可能)。
ここに記載された数値は、審査の際に、生産性の向上目標 添付書面3−(1) で提出された、
将来の予測B/S、P/Lと照合される。
○基本指針 備考 イ 有利子負債 有利子負債=短期借入金+割引手形+長期借入金(1年以内に返済予定のものを含む。)+社債(1年以内に償還予定のものを含む。) ロ 運転資金 運転資金=売掛債権+棚卸資産−仕入債務 ただし、運転資金の計算において、売上債権中の回収不能額や棚卸資産中の不良在庫などは控除するものとする。なお、金融業並びに商社等 においては、営業行為そのものである貸付債権及び投資債権(延滞及び利息減免等の条件変更債権並びに倒産事業者等への債権等の回収可能性 の低い債権を除く。)を売上債権に準ずるとみなすこととする。 ハ 信用度の高い有価証券等 1「信用度の高い有価証券等」に該当する資産 ① 国債、地方債 ② 政府保証債(その元本の償還及び利息の支払について政府が保証する債券) ③ 特殊債(政府保証債を除く公団・公庫などの特殊法人、政府出資のある会社の発行する債券) ④ 金融債 ⑤ 格付機関による直近の格付符号が「BBB」相当以上の債券を発行している会社の発行する全ての債券及び株式(日本国外において発行さ れているものを含む) ⑥ 証券取引所上場銘柄の事業債を発行している会社の発行する全ての事業債及び店頭基準気配銘柄に選定されている事業債 ⑦ 証券取引所上場株式及び店頭公開株式、証券取引所上場会社の発行している非上場株式 ⑧ 外国証券取引所 国内証券取引所 上場会社 発行す 全 株式及び上場債券発行会社 発行す 全 債券( 本国外 発行解説 p12
⑧ 外国証券取引所又は国内証券取引所の上場会社の発行する全ての株式及び上場債券発行会社の発行する全ての債券(日本国外において発行 されているものを含む) ⑨ 外国又は国内のいずれかにおいて店頭気配銘柄に選定されている債券 ⑩ 日本国が加盟している条約に基づく国際機関、日本国と国交のある政府又はこれに準ずるもの(州政府等)及び地方公共団体の発行する債 券 ⑪ 日本国と国交のある政府によって営業免許等を受けた金融機関の発行する株式及び債券 ⑫ その他主務官庁がこれに準ずるとした資産 ただし、⑤から⑪までに該当する債券又は株式であっても、当該債券又は株式が日本国外で発行された場合においてはその国の経済状況、当 該債券又は株式の発行会社の財務内容及び事業債の内容等について検討した結果、安全性に問題があると認められる場合は評価対象有価証券と しない場合がある。 例えば、日本国外において発行された債券や株式の評価においては、その発行地の政府がその国外において発行した債券についてデフォルト を行った場合がこれに該当する。また、客観的・合理的な評価方法で時価を算出できない場合においては、評価対象有価証券とはしないものと する。 2 評価額の算出方法について 一ハ1①から⑫までに掲げた資産の評価額の算出方法は、次のaからeまでに掲げる資産の種類ごとに当該aからeまでに定める方法とする。 a 国債 時価評価額に95%を乗ずること。 b 政府保証債 時価評価額に90%を乗ずること。 c 株式 時価評価額に70%を乗ずること。 d その他の債券 時価評価額に85%を乗ずること。 e 一ハ1⑫に掲げる資産 主務官庁の判断による方法。 ニ 留保利益 留保利益=経常利益−法人税及び住民税等−社外流出(配当等) なお留保利益の算出に当たっては、以下の1及び2に留意する。 1 法人税及び住民税等とは、経常利益に対する法人税、住民税及び法人事業税(以下「法人税等」という。)のことであり、その予想額算出 に当たっては、経常利益に法人税等の実効税率を乗じて算出することができる。 2 社外流出の算出にあたっては、計画申請時の予想数値を用いることとする。 ホ 減価償却費 基本指針二ロ2①中の「減価償却費」は、過去の実績や今後の設備投資計画に基づき、その予想額を算出する。 ヘ 引当金 基本指針二ロ2①中の「引当金」に係る計算に関しては、次に掲げる引当金は含まないものとする。 1 賞与引当金 2 退職給付引当金 3 特別損益の部において繰り入れ又は取り崩しが行われる引当金財務内容の健全性について
(イ)有利子負債がキャッシュフローの10倍以内であるこ(平成○○年○月期)
(記入欄) 該当する四角枠の中に金額を記入すること。 ① 有利子負債 = 短期借入金+割引手形+長期借入金+社債 = 0 百万円 (内 訳) ・短期借入金 百万円 ・割引手形 百万円 ・長期借入金 百万円 ・社債 百万円 ② 現預金 百万円 ③ 信用度の高い有価証券等 = 0 百万円 ※時価評価額を記入 (内 訳) ・国債 百万円 ・政府保証債 百万円=
=
①有利子負債合計額−②現預金−③信用度の高い有価証券等の評価額−④運転資金
⑤留保利益+⑥減価償却費+⑦前事業年度からの引当金の増減額
(≦10)
0
0
添付書面3−(2) ・政府保証債 百万円 ・株式 百万円 ・その他の債券 百万円 百万円 ④ 運転資金 = 売掛債権+棚卸資産−仕入債務 = 0 百万円 (内 訳) ・売掛債権 百万円 (※回収不能額を除く) ・棚卸資産 百万円 (※不良在庫を除く) ・仕入債務 百万円 ⑤ 留保利益 = 経常利益−法人税及び住民税等−社外流出 = 0 百万円 (内 訳) ・経常利益 百万円 ・法人税及び住民税等 百万円 ・社外流出 百万円 ⑥ 減価償却費 百万円 ※賞与引当金、退職給付引当金、 ⑦ 前事業年度からの引当金の増減 百万円 特別損益の部において繰り入れ 又は取り崩される引当金を除く ・主務官庁がこれと準ずるとし た資産 添付書面3−(2)○基本指針 備考 イ 経常収入 経常収入=売上高+営業外収益 −受取手形(割引手形を含む。)増加−売掛金増加 +前受金増加+前受収益増加−未収入金増加 −未収収益増加 ロ 経常支出 経常支出=売上原価+販売費・一般管理費+営業外費用 +棚卸資産増加−支払手形増加−買掛金増加 −減価償却費+前渡金増加+前払費用増加 −貸倒引当金増加−未払金増加−未払費用増加 −引当金増加 ただし イ ロいずれの場合も資産・負債項目に「増加」と記
3(2)財務内容の健全性について
財務内容の健全性については、計画終了時における数値を記入することで自動的に算定さ
れるテンプレートをエクセルファイルにて用意している(経済産業省のホームページからダ
ウンロード可能)。
ここに記載された数値は、審査の際に、生産性の向上目標 添付書面3−(1) で提出された、
将来の予測B/S、P/Lと照合される。
解説 p13
ただし、イ、ロいずれの場合も資産 負債項目に「増加」と記 載されているものは、前事業年度末から当該事業年度末にかけて の当該資産・負債項目の増額分(減額した場合は−1を乗じた 額)とする。(ロ)経常収入が経常収支を上回ること (平成○○年○月期)
(記入欄) 該当する四角枠の中に金額を記入すること。 ① 経常収入 = 売上高+営業外収益−受取手形(割引手形を含む。)増加 −売掛金増加+前受金増加+前受収益増加 −未収入金増加−未収収益増加 = 0 百万円 (内 訳) ・売上高 百万円 ・営業外収益 百万円 ・受取手形(割引手形を含む。)増加 百万円 ・売掛金増加 百万円 ・前受金増加 百万円 ・前受収益増加 百万円 ・未収入金増加 百万円 ・未収収益増加 百万円 ② 経常支出 = 売上原価+販売費・一般管理費+営業外費用 +棚卸資産増加−支払手形増加−買掛金増加−減価償却費 +前渡金増加+前払費用増加−貸倒引当金増加 −未払金増加−未払費用増加−引当金増加 = 0 百万円 (内 訳) ・売上原価 百万円 ・販売費・一般管理費 百万円 ・営業外費用 百万円 ・棚卸資産増加 百万円 ・支払手形増加 百万円 ・買掛金増加 百万円 ・減価償却費 百万円 ・前渡金増加 百万円 ・前払費用増加 百万円 ・貸倒引当金増加 百万円 ・未払金増加 百万円 ・未払費用増加 百万円 ・引当金増加 百万円②経常支出
①経常収入
× 100
× 100
=
(≧ 100)
=
0
0
4 計画の実施に必要な資金の使途及びその調達方法の内訳について
様式は自由。金融支援を希望する場合や資金調達スキームが複雑な場合などに、補足説明
資料として添付する。
自己資金でほぼまかなう場合や、別表5において詳細な説明が記載されていれば、省略す
ることも可能である。
解説 p14
14
添付書面4
計画の実施に必要な資金の使途及び調達方法の内訳について
5(1)従業員の地位について
労使間で十分に話し合いを行った日付(年月日)を明示することが必要。労使交渉が複
数回行われる場合は、全体スケジュールや簡潔な議事録などを参考添付することが望まし
い。
計画に関係事業者や外国関係法人が含まれる場合には、当該事業者についても本書面を
作成し、添付する必要がある。
また、話し合いの相手方としては、①労働組合、②従業員全員、または③従業員の代表
者などを指す。
雇用の安定等に十分な配慮を行う旨を記載する。
※本書面は、審査中に、主務大臣から厚生労働省に協議することとなる。
○法 (事業再構築計画の認定) 第五条 6 主務大臣は、第一項の認定の申請があった場合において、 その事業再構築計画が次の各号のいずれにも適合するものであ ると認めるときは、その認定をするものとする。 一 当該事業再構築計画が基本指針(括弧内略)に照らし適 ○施行指針 (従業員の地位) 第二十一条 法第五条第六項第七号の従業員の 地位を不当に害するものでないこととは、当 該事業再構築に係る事業所における労働組合 等と協議により十分に話し合いを行うこと、 かつ、事業再構築計画の実施に際して雇用の解説 p15
当該事業再構築計画 基本指針(括弧内略)に照ら 適 切なものであること。 二 当該事業再構築計画に係る事業再構築が円滑かつ確実に 実施されると見込まれるものであること。 三 当該事業再構築計画に係る事業再構築により、当該事業 者の経営資源が有効に活用されるものであること。 四 当該事業再構築計画に係る事業再構築が、内外の市場の 状況に照らして、当該事業再構築に係る中核的事業の属 する事業分野における生産性の向上を妨げるものでない こと。 五 当該事業再構築計画に係る事業再構築が過剰供給構造の 解消を妨げるものでないこと。 六 当該事業再構築計画に係る事業再構築が国民経済の国際 経済環境と調和のとれた健全な発展を阻害するものでな いこと。 七 当該事業再構築計画が従業員の地位を不当に害するもの でないこと。 八 同一の業種に属する二以上の事業者の申請に係る事業再 構築計画又は同一の業種に属する他の事業者から事業を 譲り受ける事業者の申請に係る事業再構築計画にあって は、次のイ及びロに適合すること。 イ 内外の市場の状況に照らして、当該申請を行う事業者と 当該業種に属する他の事業者との間の適正な競争が確保 されるものであること。 ロ 一般消費者及び関連事業者の利益を不当に害するおそれ があるものでないこと。 、 業 築計画 際 雇 安定等に十分な配慮を行うことをいうものと する。15 添付書面5−(1) 従業員の地位について 平成21 年 10 月 15 日
○○大臣
○○
○○ 殿
東京都千代田区霞が関一丁目 3 番 1 号
伴自動車工業株式会社
代表取締役
鍛冶
太郎
印
平成 21 年 10 月 1 日、伴自動車工業労働組合に対して、同社経営陣から今般の債権放
棄などに関する計画について説明を行いました。
なお、出向、転籍、退職希望の募集などの労働条件の変更については、質疑応答の後、
特段の異議はありませんでした。
5(2)従業員数の推移表
計画期間中の、従業員数の推移について、その内訳を記載する(エクセルのテンプレート
に記入する)。
これは、申請書本文中に記載する「5.労務に関する事項」の数字の根拠となる。
なお、計画の実態にあわせて表を変更しても良い。
解説 p16
従業員数の推移表
申請時 平成22年3月期 平成23年3月期 平成24年3月期 平成25年3月期 計画期間通算出向
転籍
期首
新規採用
定年退職
自己退職
転籍受入
判自動車工業
出向受入
出
向
解雇
期末
A添付書面5−(2)
17
17
6 公認会計士または監査法人の報告書
財務健全化の基準に合致しているか否かの報告書。
公認会計士協会で定められている作成様式に従って記載する。
17 添付書面6
報
告
書
平成 21 年 9 月 25 日 伴自動車工業株式会社 取締役会 御中 ○○監査法人 関与社員 公認会計士 ○○○○ 印 関与社員 公認会計士 ○○○○ 印 関与社員 公認会計士 ○○○○ 印 当監査法人は、産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法施行規則第4 条第3項第1号に基づき、伴自動車工業株式会社が事業再構築計画の認定のために提出 する申請書に添付する「資金計画」に含まれている我が国産業活力の再生及び産業活動 の革新に関する基本的な指針(以下「基本指針」という。)二.イ.2.事業再構築に よる財務内容の健全性の向上に関する目標(以下「財務健全化基準」という。)の①及 び②に当てはめた場合の計算式及び計算結果が、それぞれ基本指針財務健全化基準の① 及び②に定める要件に合致しているか否かを確かめるため、以下の手続を実施した。 1.「資金計画」に記載されている基本指針二.イ.2.財務健全化基準の①及び② に基づく計算式に含まれている項目及び金額を貸借対照表等の項目及び金額と突 合した。 2.前述1.の計算式に基づく計算結果が、それぞれ基本指針二.イ.2.財務健全 化基準の①及び②に定める要件に合致しているか否かを確かめた。 この結果、前述の計算式及び計算結果は、それぞれ基本指針二.イ.2.財務健全化 基準の①及び②に定める要件に合致しているものと認める。 会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利 害関係はない。 以 上 代表社員 代表社員7 債権額を記載した書面
債権放棄やデット・エクイティ・スワップの根拠となる債権の存在を示す。
当該手形等のコピーを併せて添付する。
18 添付書面7 事業再構築債権者の名称、金銭消費貸借契約証書その他の原因証書の日付 及び債権に相当する金額を示す書類 株式会社火の鳥銀行 借入形態及び日付 金額 手形 No.wwwwww(平成 20 年 10 月 31 日) 2,000,000,000 円 手形 No.xxxxxx(平成 20 年 12 月 21 日) 4,000,000,000 円 手形 No.yyyyyyy(平成 21 年 4 月 21 日) 300,000,000 円 手形 No.zzzzzz(平成 21 年 5 月 31 日) 1,000,000,000 円 合 計 7,300,000,000 円 株式会社アトム銀行 借入形態及び日付 金額 当座貸越(平成 20 年 8 月 15 日) 300,000,000 円 当座貸越(平成 20 年 11 月 2 日) 300,000,000 円 当座貸越(平成 21 年 1 月 6 日) 300,000,000 円 当座貸越(平成 21 年 6 月 2 日) 300,000,000 円 合 計 1,200,000,000 円 株式会社BJ銀行 借入形態及び日付 金額 当座貸越(平成 20 年 9 月 1 日) 700,000,000 円 当座貸越(平成 21 年 4 月 14 日) 500,000,000 円 合 計 1,200,000,000 円