目 次
表紙写真 着任の挨拶 法務大臣表彰受賞 ~赤塚富治名誉会長が授与される~ 日本土地家屋調査士会連合会定時総会に参加して 調得技コンテスト ~東北ブロック協議会定時総会に参加して~ 筆界特定事件の動向について 登記測量の今後の動向 三斜で作成された地積測量図からの境界復元 秋田県種苗交換会-湯沢市で開催- 私の住んでいるまちを紹介しまーす 「世界遺産白神山地」と呼ばれて早20年超! おじゃまいたしま~す 会務報告 公嘱協会報告 会員の動き・編集後記 発行 〒010-0951 秋田市山王六丁目1番1号 山王ビル2階 TEL(018)824-0324 FAX(018)865-6488秋田県土地家屋調査士会
2 3 4 5 7 8 12 16 17 20 23 26 28 30 発荷峠 秋田地方法務局長 戸 津 利 彦 秋田地方法務局 総括表示登記専門官 渡 邉 正 彦 大館能代支部 嘉 成 良 仁 大館能代支部 腰 山 稔 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号 本年4月の人事異動により秋田地方法務局長を 拝命いたしました。前任地は、仙台法務局です。秋田 局勤務は初めてとなりますので、どうぞよろしくお願 いいたします。 秋田県土地家屋調査士会の皆様には、平素から 不動産の表示に関する登記及び地図整備・筆界特 定制度の円滑な運営に御理解と御協力をいただい ておりますことに改めて御礼申し上げます。 さて、この度は着任の挨拶の機会をいただきまし たので、法務局が取り組んでおります業務のうちの 何点かについて、その取組状況等をお知らせし、挨 拶に代えさせていただきます。 一点目は、登記所備付地図作成作業です。土地取 引の安全確保のため、現地復元性のある地図の備 付けが強く求められており、法務局が実施している 登記所備付地図の整備は、その重要性が広く認識さ れています。当局管内における不動産登記法第14条 第1項に規定する地図の整備状況は、地図全体の70 パーセントに満たない状況にあるところ、昭和62年 以降昨年度までに13地域8.07キロ平方メートルにお いて作業を実施してきており、本年度は、秋田市土 崎港南一丁目、二丁目及び三丁目の0.62平方キロメー トルを対象地域とし、現在、一筆立会調査を行って いるところです。今後も計画的に登記所備付地図作 成を実施していく必要があります。 二点目は、筆界特定制度です。本制度は、施行後 11年目に入りました。当局の申請件数は、本年3月末 までに累計207件の申請があり、このうち195件が終 了しております。 更なる適正・迅速な処理を目指しており、今後と も、利用者の皆様からの信頼と期待に応えられるよ うにしていきたいと考えておりますので、引き続き御 協力をお願いいたします。 三点目は、オンライン申請の利用促進についてで す。平成27年の当局の不動産登記オンライン申請率 は62.3パーセントで、全国第2位の利用率となってお ります。これは、会員の皆様が、オンライン申請の利 用に積極的に御協力いただいた成果でありまして、 この場をお借りして改めて感謝申し上げます。 四点目は、相続登記の促進及び空家対策等の推 進です。国土交通省から公表された所有者の所在 の把握が難しい土地への対応方策に関する検討会 の最終とりまとめにおいて、国、地方公共団体及び関 係団体が取り組むべき方策の一つとして、法務局と 土地家屋調査士会が連携して、登記所備付地図作 成作業に関する説明会等の土地への関心が高まる 各種機会を利用した働きかけを行うことが提言され ています。当局においても、この提言を受け、土地家 屋調査士会を始めとする関係機関と連携を図り、登 記が適切に実態を反映したものとして公示されるよ う取り組んでいく必要があると考えていますので、 会員皆様の御理解と御協力をお願いします。 最後になりますが、秋田県土地家屋調査士会のま すますの発展と会員皆様の御活躍を祈念申し上げ、 着任の挨拶とさせていただきます。 秋田地方法務局長
戸 津 利 彦
着 任 の 挨 拶
平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号法務大臣表彰受賞おめでとうございます!
~ 赤塚富治名誉会長が授与される ~
平成28年6月21日(火)、22日(水)の二日間に亘り、日本土地家屋調査士会連合会第73回定時総会が東京ドー ムホテルで開催され、開会宣言の後、法務大臣表彰の授賞式が執り行われました。 今回の大臣表彰者は20名、秋田会の赤塚富治名誉会長もその一人として、この栄誉に浴されました。この法務 大臣表彰は、永年に亘る調査士業務の実績と、役員としての制度発展の為に寄与された功績が極めて大きかった 事によるもので心よりお慶び申し上げます。 昭和48年土地家屋調査士登録、土地家屋調査士歴 43年。秋田会秋田支部長、同副会長、同会長を歴 任。現在秋田会名誉会長 68歳。 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号 林 千年 連合会会長 理 事
菅 原 秋 彦
日本土地家屋調査士会連合会定時総会に参加して
平成28年6月21日(火) ~6月22日(水)、東京都文 京区『東京ドームホテル』にて、『日本土地家屋調査 士会連合会第73回定時総会』が開催され、伊藤会 長、小林副会長が代議員として、私はオブザーバー として参加しました。全国から出席者180名と、大変 盛大なものでした。 総会に先立ち、法務大臣表彰を当会の赤塚富治 名誉会長が授与されました。誠におめでとうござい ます。 議事は、 第1号議案 (イ)平成27年度一般会計収入支出決 算報告承認の件 (ロ)平成27年度特別会計収入支出決 算報告承認の件 第2号議案 日本土地家屋調査士会連合会会則の 一部改正(案)審議の件 第3号議案 日本土地家屋調査士会連合会役員選 任規則の一部改正(案)審議の件 第4号議案 平成28年度事業計画(案)審議の件 第5号議案 (イ)平成28年度一般会計収入支出予 算(案)審議の件 (ロ)平成28年度特別会計収入支出予 算(案)審議の件 の内容となっており、第1号議案は承認され、第2~ 5号議案も無事可決されました。 林千年連合会会長の挨拶においては、法務省よ り『空き家等対策の(法務省・日本司法書士会連合 会・日本土地家屋調査士会連合会)三者連携の取 り組みを、多角的・トータル的にサポートしたい』と の意向を受け、平成28年度からプロジェクトを始動 している旨のお話がありました。相続登記を確実に 行うよう発信することで、未登記建物及び不在地主 問題が解消され、土地境界立会業務が円滑になって いくとのことでした。 また、宮崎産マンゴーを例に挙げ、ブランド化する ためには安売りしないこと。価格の安定が業務の安 定、職能の安定へとつながっていくというお話もあり ました。これには会場も『納得』といった面持ちでし た。 業務においては、オンライン登記申請に関する対 応や、土地家屋調査士の調査権限の強化に関する 事業等は、確実に前進しているとのことでした。 社会が日々変化していくなかで、土地家屋調査士 が担う役割や位置づけ、他との連携の重要性を感じ ると共に、自分自身もそれに対応し得る知識と応用 力の必要性を実感しました。 日常とはかけ離れた、華々しくも厳粛な総会への 参加とあって、緊張していた私ですが、総会終了後 の親睦会にて、東京生まれのバリバリ都会的なマス ターに『おめ~元気だったなが。』と、秋田弁全開で 語る当会長の肩肘張らない心に触れ、張り詰めてい た肩の力がスーと抜けました。この二日間は私にとっ て大変大きな学びでした。 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号~ 日本土地家屋調査士会連合会東北ブロック協議会第61回定時総会に参加して ~ 理 事
佐々木 保 宏
得 技 コ ン テ ス ト
調
チョー 丹波会員 すぐれた技巧 平成28年7月8日(金)・9日(土)、ホテル青森 において、東北ブロック協議会第61回定時総会が 開催されました。 総会2日目の意見交換会のテーマは、日常業務 で培った内外業の技や工夫を各会から1名大技・ 小技を混ぜてPC・スクリーンを使用し、持ち時間 15分・プレゼンテーション形式で発表する『調得 技コンテスト』です。発表内容の表題については、 事前に公表されていたものの、どのような内容の 展開をみせる特技なのかまでは分からず、大いに 期待し、青森に向かいました。 総会1日目は、平成27年度会務・事業報告及び 収支決算報告、平成28年度事業計画(案)・収支予 算(案)の審議がなされ、次期総会開催担当会決定 承認の件については、審議により担当会として秋 田会が承認されました。 その後、式典では、当会の赤塚名誉会長が法務 大臣表彰を受賞されたことの報告があり、薄田正 徳会員と丹波均会員が仙台法務局局長表彰を受 賞されました。誠におめでとうございます。 2日目は、林千年連合会会長より「土地家屋調 査士の将来と連合会の取り組み」について30分間 の講話があり、その後、待ちに待った『調得技コン テスト』が始まりました。秋田会の丹波均会員が 一番手で発表です。丹波会員のメインテーマは 「写真撮影についての工夫(価格の高いドローン を使わず、高い位置からの現場撮影)」で、内容に ついてはWi-Fi機能のあるカメラを5mまで伸び る釣り用櫤(たも)の先端に取り付け、スマート フォンで操作して撮影する方法についての素晴 らしい工夫でした。是非とも東北ブロック協議会 にとどめず、秋田会でも他の工夫も含めて公表し て頂きたいものです。その後も各会より素晴らし い工夫の数々の発表があり、興味をそそられる有 意義な意見交換会でした。この素晴らしい工夫に ついて私一人にとどめるのは非常に残念だと思 いますので、次回の全県総合研修会で情報伝達出 来ればと考えています。 個性的プレゼン 目白押し 秋田会を除いた各会の発表内容は次の通りです。 山形会 レイヤ(層)の有効活用方法 岩手会 土地家屋調査士業務の視える化・魅せる化(重 ね図による視える化等・黄金比を写真や図面 の配置に活用した魅せる化) 福島会 14条地図作成作業でiPadを利用した現場立会 資料の活用と調査素図の作成方法 宮城会 ・100円の計量スプーンを使ったGPS観測の為 の天空図の作成方法 ・伸縮式プリズムポールを利用したGPSアンテ ナを高く設置する方法 ・ピンポールプリズムの気泡管調整方法 青森会 ・測量機材車載のための棚の設置方法 ・杭っくバー(設置杭のねじれ調整器具)の 紹介 ・ピンポールが簡単にピンポールプリズムと なる器具の紹介 最後に東北ブロック協議会副会長(当会の伊藤 会長)より次回の開催地、秋田へ来訪歓迎を含め た閉会の辞により閉幕しました。 余田武裕仙台法務局長(左) 丹波均会員(右) 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号 丹波会員 すぐれた技巧 平成28年7月8日(金)・9日(土)、ホテル青森 において、東北ブロック協議会第61回定時総会が 開催されました。 総会2日目の意見交換会のテーマは、日常業務 で培った内外業の技や工夫を各会から1名大技・ 小技を混ぜてPC・スクリーンを使用し、持ち時間 15分・プレゼンテーション形式で発表する『調得 技コンテスト』です。発表内容の表題については、 事前に公表されていたものの、どのような内容の 展開をみせる特技なのかまでは分からず、大いに 期待し、青森に向かいました。 総会1日目は、平成27年度会務・事業報告及び 収支決算報告、平成28年度事業計画(案)・収支予 算(案)の審議がなされ、次期総会開催担当会決定 承認の件については、審議により担当会として秋 田会が承認されました。 その後、式典では、当会の赤塚名誉会長が法務 大臣表彰を受賞されたことの報告があり、薄田正 徳会員と丹波均会員が仙台法務局局長表彰を受 賞されました。誠におめでとうございます。 2日目は、林千年連合会会長より「土地家屋調 査士の将来と連合会の取り組み」について30分間 の講話があり、その後、待ちに待った『調得技コン テスト』が始まりました。秋田会の丹波均会員が 一番手で発表です。丹波会員のメインテーマは 「写真撮影についての工夫(価格の高いドローン を使わず、高い位置からの現場撮影)」で、内容に ついてはWi-Fi機能のあるカメラを5mまで伸び る釣り用櫤(たも)の先端に取り付け、スマート フォンで操作して撮影する方法についての素晴 らしい工夫でした。是非とも東北ブロック協議会 にとどめず、秋田会でも他の工夫も含めて公表し て頂きたいものです。その後も各会より素晴らし い工夫の数々の発表があり、興味をそそられる有 意義な意見交換会でした。この素晴らしい工夫に ついて私一人にとどめるのは非常に残念だと思 いますので、次回の全県総合研修会で情報伝達出 来ればと考えています。 個性的プレゼン 目白押し 秋田会を除いた各会の発表内容は次の通りです。 山形会 レイヤ(層)の有効活用方法 岩手会 土地家屋調査士業務の視える化・魅せる化(重 ね図による視える化等・黄金比を写真や図面 の配置に活用した魅せる化) 福島会 14条地図作成作業でiPadを利用した現場立会 資料の活用と調査素図の作成方法 宮城会 ・100円の計量スプーンを使ったGPS観測の為 の天空図の作成方法 ・伸縮式プリズムポールを利用したGPSアンテ ナを高く設置する方法 ・ピンポールプリズムの気泡管調整方法 青森会 ・測量機材車載のための棚の設置方法 ・杭っくバー(設置杭のねじれ調整器具)の 紹介 ・ピンポールが簡単にピンポールプリズムと なる器具の紹介 最後に東北ブロック協議会副会長(当会の伊藤 会長)より次回の開催地、秋田へ来訪歓迎を含め た閉会の辞により閉幕しました。
*全県総合研修会開催予告*
お 知 ら せ
お 知 ら せ
日 時/平成28年10月6日 午前10時30分~午後4時(予定)
場 所/ホテルメトロポリタン秋田
平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号秋田地方法務局 総括表示登記専門官
渡 邉 正 彦
筆界特定事件の動向について
筆界特定制度は、土地の境界に関する紛争を解決することを目的として、平成18年1月23日に施行さ れてから、今年で11年目を迎えました。制度が発足した平成18年は、全国で2,790件の申請がありまし た。裁判所の統計によれば、平成17年の境界確定訴訟が878件でしたから、筆界特定制度が発足した年 に、その3倍以上の筆界特定の申請があったということになります。その後、事件数は年間2,500件前後 で推移し、平成22、23年は2,300件台と減少しましたが、平成26、27年は2,600件台と、この2年間は増加 傾向にあります。 秋田地方法務局においては、これまでに207件の申請が出されています。直近の3年間は、平成25年は 13件、平成26年は26件、平成27年は29件の事件が申請されています。 ところで、皆様ご承知のとおり、筆界特定を代理人として申請することができるのは、弁護士、土地家 屋調査士及び認定司法書士と定められており、全国的にみると、下表のとおり、土地の筆界の専門家であ る土地家屋調査士の申請が、全体の72パーセントと圧倒的に多い統計結果となっています。 ところが、秋田局管内では,若干状況が異なり、土地家屋調査士の申請が24パーセントと、全体の4分 の1に満たない状況となっています。 筆界特定制度は、裁判によらずに筆界についての適正な判断を迅速に示すことにより、筆界をめぐる 紛争を防止し、又は早期に解決することを可能にする、国民が利用しやすい制度として発足したもので あります。土地家屋調査士の皆さんは、その業務の性質上、土地の境界紛争に関わることが少なくないは ずですので、そのような場合には、ぜひ筆界特定制度を利用することを関係者に薦めていただきますよ うお願いします。 申請の態様 全国(平成26年) 秋田(平成27年) 土地家屋調査士 72.0% 24.1% その他の代理人 13.7% 44.8% 官 公 署 4.6% 6.8% 本 人 9.7% 24.1% 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号 G空間EXPO2015シンポジウム、地籍問題研究会第15回定例研究会、 岩手県公共嘱託登記土地家屋調査士協会創立30周年記念講演報告 会場内 お台場「科学未来館」 副会長
古 川 克 巳
登記測量の今後の動向
1. G空間EXPOで開催されたシンポジウム 「G空間社会に馴染んだ新たな不動産表示登記制度を考える」 日 時 平成27年11月27日(金) 午前10時30分~午後4時 場 所 東京お台場 日本科学未来館 7階 イノベーションホール 研究報告 ①「不動産登記表示における準天頂衛星の活用に向けて」 報告者 細井 幹広 氏(アイサンテクノロジー株式会社) ②「街区基準点を活用した地理空間情報の整備と維持管理について」 報告者 一氏 昭吉 氏(元門真市 総合政策部企画課IT推進グループ) (一般社団法人大阪府測量設計業協会GIS官民協議会GIS支援グループ) ③「岐阜県内地理空間情報の一元管理の可能性とその課題」 報告者 杉山 清幸 氏(公益財団法人岐阜県建設研究センター 岐阜県ふるさと地理情報センター副センター長) ④「オープンな基準点維持管理」 報告者 高島 和宏 氏(土地家屋調査士、連合会研究所研究員、元国土地理院) 基調講演 「スマートでコンパクトな基準点体系に向けて」 講 師 永田 勝裕 氏(国土交通省国土地理院測地部計画課技術専門員) パネルディスカッション 「登記・基準点情報の一元管理による新たな地図作り」 【感想】 詳細は、連合会会報に詳しく掲載されてい ます。印象に残った内容を中心に報告します。 先ず、準天頂衛星「みちびき」を活用した測 量です。ネットワーク型RTKではない単独測位 で±2cmの精度で測量が可能であるとの報告 です。(後日、連合会研究所でも実証試験を 行 っ て い ま す。)現 在 は、衛 星 が 1 機 し か 上 がっていないため、時間的制約(衛星が上空に 見えている時間)があるが5年後には、5機体 制になり24時間OKになる予定だそうです。測 量は、大きな転換期に入っていることを強く 感じました。 次に電子基準点の活用についてです。国土 地理院では、5年ないし10年で全国の三角点 の管理を終了するそうです。今後、公共基準点 は、利用者が必要なときに電子基準点から直 接設置する形態へと移行させるのだそうです。 そして、パネルディスカッションでは、上記の最新技術を活かすため、基準点情報の一元管理をし、効率的で 活用しやすい新たな地図作りをすべきとの結論に至りました。 これを実現するために、種々の問題点と解決への取組について、法整備も含めた議論をする勉強会を官民協 働で開催できるよう連合会で図って行きたいと結びました。 2. 地籍問題研究会第15回定例研究会 「東日本大震災により生じた地籍情報の課題 ~震災5年を迎えて~」 日 時 平成28年3月19日(土) 午後1時40分~午後5時10分 場 所 仙台市 東北学院大学 土樋キャンパス8号館5階押川記念ホール ①「生活再建支援から見えてきた地籍情報利活用の課題」 報告者 花島 誠人 氏(国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員) 【感想】 数々の災害現場で救援や復興に直接係わってきた講師が災害現場で地籍情報の活用ができれ ば、とても有用なのだが実際には、イロイロな問題がありなかなか活用できていない実情を訴えた。 また、Z座標があればさらに有用であり、是非考えていただきたいとおっしゃられた。 ②「東日本大震災等を踏まえた地籍調査推進に係る取り組み」 報告者 大澤 祐一 氏(国土交通省土地・建設産業局地籍整備課課長) 【感想】 東日本大震災が政府の地籍整備計画に及ぼした影響や新しい施策について解説された。 ③「山林分譲地の土砂崩れ等に対する筆界認定と地図について」 報告者 高橋 一秀 氏(土地家屋調査士(宮城県土地家屋調査士会)) 【感想】 仙台市内に多い、山林斜面に階段上に造成された分譲地の被害状況と地図修正時の筆界認定に ついて、実例を示して詳しく解説された。特に被害を受けて曲がってしまった道路は、早期に復旧す るために、曲がったまま工事が進んでしまう現状があること、その現状にあわせて登記や地図を直さ なければならないことなど、実際に作業しなければ気づかないことがたくさんあったということに驚 いた。 ④「所有者不明土地、地図復元作業、津波により倒壊した建物滅失調査の問題点(法務局の取組)」 報告者 山口 和秀 氏(会津若松公証役場公証人・元仙台法務局) 【感想】 報告者山口氏は、阪神・淡路大震災の時に「地盤の広域移動では、筆界の移動は無いものとする」 という通達を出した当時の担当官であったため今回報告者に選ばれた。震災後の法務局の取組につ いて、所有者不明土地、地図復旧、建物滅失調査を取り上げて説明された。 ⑤「地震により影響を受けた土地に対する境界復元と問題点」 報告者 土井 將照 氏(土地家屋調査士(福島県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者が震災後に実際に作業した事例1「境界復元と分筆・所有権移転で問題を解決」と事例 2「法務局による統合型境界復元作業」における違いについて解説された。事例1では、筆界は不 動、事例2では、筆界が動いたものとし、地積更正登記の登記原因は、「③平成23年3月11日変更」と 記載されたとのことでした。 ⑥「津波と地殻変動による基準点の移動とその後の状況」 報告者 金 哲朗 氏(土地家屋調査士(岩手県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者は、震災・津波被害後の基準点を詳細に調査され平行移動では、説明できないズレや歪 みに気がついた。海へ突き出た半島や狭い湾などでは、平行移動しか起きていないとされた地点に おいてもかなりのズレが有ることを確かめたのでそれなりの対応が必要だと結んだ。 3. 岩手県公共嘱託登記土地家屋調査士協会創立30周年記念講演(登記測量研修会2016) 日 時 平成28年5月20日(金) 午後1時15分~午後5時 場 所 盛岡市 いわて県民情報交流センター アイ-ナ 小田島組☆ほ~る 紹 介 「公嘱調査士協会30年のあゆみと東日本大震災」 講 演 ①「東日本大震災における盛岡地方法務局の取り組み」 講 師 盛岡地方法務局 総括表示登記専門官 葛西 浩 氏 【感想】 秋田の方は、懐かしい方ですが震災後の盛岡地方法 務局の対応について、詳しく報告されていた。 ②「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会について」 講 師 岩手県 国体・障がい者スポーツ大会局 課長 石樹田 浩美 氏 ③「東日本大震災の教訓と今後の地震・津波対策」 講 師 アジア防災センター センター長 早稲田大学 名誉教授 濱田 政則 氏 【感想】 建設系研究者から見た、地震や津波の影響と対策、予 防について実例を示してわかりやすく解説されていた。 また、今回の熊本のような内陸型の地震は、予知が非常 に難しく日本のどこで起きてもおかしくないとのことでし た。新潟中越地震や岩手・宮城内陸地震は、知られてい る活断層ではないところで起きているとのことでした。 特に調査士として興味を持ったのは、海岸に近い地域 などの地面の下に砂の層がある場合には、地震により砂 が地上に吹き出す液状化現象だけでなく、上に乗ってい る地盤が大きく不規則に移動することが現地調査により 確認されているとおっしゃっておられたことです。(懇親 会でお話の続きをお聞きしたところ、液状化の調査は、 新潟と能代で行われたそうでさらに驚きました。) ということは、秋田県においても、先の日本海中部地 震前の測量成果については、地震で動いていることを考 慮しなくてはいけないわけです。この地震に関しては、補 正したくても補正パラメーターはないわけですし、局所 的な捻れやズレも考慮しなくてはいけません。さらに、こ れ以外の地震で動いたものもあるはずです。やはり、成 果ばかり当てにせず、きちんとした、現況測量や聞き取り 調査などにより筆界を確認することが大切であることが 再確認できました。また、将来のためにも境界標設置と 近傍に引照点を設置することが重要だと感じました。 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号1. G空間EXPOで開催されたシンポジウム 「G空間社会に馴染んだ新たな不動産表示登記制度を考える」 日 時 平成27年11月27日(金) 午前10時30分~午後4時 場 所 東京お台場 日本科学未来館 7階 イノベーションホール 研究報告 ①「不動産登記表示における準天頂衛星の活用に向けて」 報告者 細井 幹広 氏(アイサンテクノロジー株式会社) ②「街区基準点を活用した地理空間情報の整備と維持管理について」 報告者 一氏 昭吉 氏(元門真市 総合政策部企画課IT推進グループ) (一般社団法人大阪府測量設計業協会GIS官民協議会GIS支援グループ) ③「岐阜県内地理空間情報の一元管理の可能性とその課題」 報告者 杉山 清幸 氏(公益財団法人岐阜県建設研究センター 岐阜県ふるさと地理情報センター副センター長) ④「オープンな基準点維持管理」 報告者 高島 和宏 氏(土地家屋調査士、連合会研究所研究員、元国土地理院) 基調講演 「スマートでコンパクトな基準点体系に向けて」 講 師 永田 勝裕 氏(国土交通省国土地理院測地部計画課技術専門員) パネルディスカッション 「登記・基準点情報の一元管理による新たな地図作り」 【感想】 詳細は、連合会会報に詳しく掲載されてい ます。印象に残った内容を中心に報告します。 先ず、準天頂衛星「みちびき」を活用した測 量です。ネットワーク型RTKではない単独測位 で±2cmの精度で測量が可能であるとの報告 です。(後日、連合会研究所でも実証試験を 行 っ て い ま す。)現 在 は、衛 星 が 1 機 し か 上 がっていないため、時間的制約(衛星が上空に 見えている時間)があるが5年後には、5機体 制になり24時間OKになる予定だそうです。測 量は、大きな転換期に入っていることを強く 感じました。 次に電子基準点の活用についてです。国土 地理院では、5年ないし10年で全国の三角点 の管理を終了するそうです。今後、公共基準点 は、利用者が必要なときに電子基準点から直 接設置する形態へと移行させるのだそうです。 そして、パネルディスカッションでは、上記の最新技術を活かすため、基準点情報の一元管理をし、効率的で 活用しやすい新たな地図作りをすべきとの結論に至りました。 これを実現するために、種々の問題点と解決への取組について、法整備も含めた議論をする勉強会を官民協 働で開催できるよう連合会で図って行きたいと結びました。 2. 地籍問題研究会第15回定例研究会 「東日本大震災により生じた地籍情報の課題 ~震災5年を迎えて~」 日 時 平成28年3月19日(土) 午後1時40分~午後5時10分 場 所 仙台市 東北学院大学 土樋キャンパス8号館5階押川記念ホール ①「生活再建支援から見えてきた地籍情報利活用の課題」 報告者 花島 誠人 氏(国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員) 【感想】 数々の災害現場で救援や復興に直接係わってきた講師が災害現場で地籍情報の活用ができれ ば、とても有用なのだが実際には、イロイロな問題がありなかなか活用できていない実情を訴えた。 また、Z座標があればさらに有用であり、是非考えていただきたいとおっしゃられた。 ②「東日本大震災等を踏まえた地籍調査推進に係る取り組み」 報告者 大澤 祐一 氏(国土交通省土地・建設産業局地籍整備課課長) 【感想】 東日本大震災が政府の地籍整備計画に及ぼした影響や新しい施策について解説された。 ③「山林分譲地の土砂崩れ等に対する筆界認定と地図について」 報告者 高橋 一秀 氏(土地家屋調査士(宮城県土地家屋調査士会)) 【感想】 仙台市内に多い、山林斜面に階段上に造成された分譲地の被害状況と地図修正時の筆界認定に ついて、実例を示して詳しく解説された。特に被害を受けて曲がってしまった道路は、早期に復旧す るために、曲がったまま工事が進んでしまう現状があること、その現状にあわせて登記や地図を直さ なければならないことなど、実際に作業しなければ気づかないことがたくさんあったということに驚 いた。 ④「所有者不明土地、地図復元作業、津波により倒壊した建物滅失調査の問題点(法務局の取組)」 報告者 山口 和秀 氏(会津若松公証役場公証人・元仙台法務局) 【感想】 報告者山口氏は、阪神・淡路大震災の時に「地盤の広域移動では、筆界の移動は無いものとする」 という通達を出した当時の担当官であったため今回報告者に選ばれた。震災後の法務局の取組につ いて、所有者不明土地、地図復旧、建物滅失調査を取り上げて説明された。 ⑤「地震により影響を受けた土地に対する境界復元と問題点」 報告者 土井 將照 氏(土地家屋調査士(福島県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者が震災後に実際に作業した事例1「境界復元と分筆・所有権移転で問題を解決」と事例 2「法務局による統合型境界復元作業」における違いについて解説された。事例1では、筆界は不 動、事例2では、筆界が動いたものとし、地積更正登記の登記原因は、「③平成23年3月11日変更」と 記載されたとのことでした。 ⑥「津波と地殻変動による基準点の移動とその後の状況」 報告者 金 哲朗 氏(土地家屋調査士(岩手県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者は、震災・津波被害後の基準点を詳細に調査され平行移動では、説明できないズレや歪 みに気がついた。海へ突き出た半島や狭い湾などでは、平行移動しか起きていないとされた地点に おいてもかなりのズレが有ることを確かめたのでそれなりの対応が必要だと結んだ。 3. 岩手県公共嘱託登記土地家屋調査士協会創立30周年記念講演(登記測量研修会2016) 日 時 平成28年5月20日(金) 午後1時15分~午後5時 場 所 盛岡市 いわて県民情報交流センター アイ-ナ 小田島組☆ほ~る 紹 介 「公嘱調査士協会30年のあゆみと東日本大震災」 講 演 ①「東日本大震災における盛岡地方法務局の取り組み」 講 師 盛岡地方法務局 総括表示登記専門官 葛西 浩 氏 【感想】 秋田の方は、懐かしい方ですが震災後の盛岡地方法 務局の対応について、詳しく報告されていた。 ②「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会について」 講 師 岩手県 国体・障がい者スポーツ大会局 課長 石樹田 浩美 氏 ③「東日本大震災の教訓と今後の地震・津波対策」 講 師 アジア防災センター センター長 早稲田大学 名誉教授 濱田 政則 氏 【感想】 建設系研究者から見た、地震や津波の影響と対策、予 防について実例を示してわかりやすく解説されていた。 また、今回の熊本のような内陸型の地震は、予知が非常 に難しく日本のどこで起きてもおかしくないとのことでし た。新潟中越地震や岩手・宮城内陸地震は、知られてい る活断層ではないところで起きているとのことでした。 特に調査士として興味を持ったのは、海岸に近い地域 などの地面の下に砂の層がある場合には、地震により砂 が地上に吹き出す液状化現象だけでなく、上に乗ってい る地盤が大きく不規則に移動することが現地調査により 確認されているとおっしゃっておられたことです。(懇親 会でお話の続きをお聞きしたところ、液状化の調査は、 新潟と能代で行われたそうでさらに驚きました。) ということは、秋田県においても、先の日本海中部地 震前の測量成果については、地震で動いていることを考 慮しなくてはいけないわけです。この地震に関しては、補 正したくても補正パラメーターはないわけですし、局所 的な捻れやズレも考慮しなくてはいけません。さらに、こ れ以外の地震で動いたものもあるはずです。やはり、成 果ばかり当てにせず、きちんとした、現況測量や聞き取り 調査などにより筆界を確認することが大切であることが 再確認できました。また、将来のためにも境界標設置と 近傍に引照点を設置することが重要だと感じました。 平成28年8月10日
会 報 あ き た
第149号 会場の外観 1. G空間EXPOで開催されたシンポジウム 「G空間社会に馴染んだ新たな不動産表示登記制度を考える」 日 時 平成27年11月27日(金) 午前10時30分~午後4時 場 所 東京お台場 日本科学未来館 7階 イノベーションホール 研究報告 ①「不動産登記表示における準天頂衛星の活用に向けて」 報告者 細井 幹広 氏(アイサンテクノロジー株式会社) ②「街区基準点を活用した地理空間情報の整備と維持管理について」 報告者 一氏 昭吉 氏(元門真市 総合政策部企画課IT推進グループ) (一般社団法人大阪府測量設計業協会GIS官民協議会GIS支援グループ) ③「岐阜県内地理空間情報の一元管理の可能性とその課題」 報告者 杉山 清幸 氏(公益財団法人岐阜県建設研究センター 岐阜県ふるさと地理情報センター副センター長) ④「オープンな基準点維持管理」 報告者 高島 和宏 氏(土地家屋調査士、連合会研究所研究員、元国土地理院) 基調講演 「スマートでコンパクトな基準点体系に向けて」 講 師 永田 勝裕 氏(国土交通省国土地理院測地部計画課技術専門員) パネルディスカッション 「登記・基準点情報の一元管理による新たな地図作り」 【感想】 詳細は、連合会会報に詳しく掲載されてい ます。印象に残った内容を中心に報告します。 先ず、準天頂衛星「みちびき」を活用した測 量です。ネットワーク型RTKではない単独測位 で±2cmの精度で測量が可能であるとの報告 です。(後日、連合会研究所でも実証試験を 行 っ て い ま す。)現 在 は、衛 星 が 1 機 し か 上 がっていないため、時間的制約(衛星が上空に 見えている時間)があるが5年後には、5機体 制になり24時間OKになる予定だそうです。測 量は、大きな転換期に入っていることを強く 感じました。 次に電子基準点の活用についてです。国土 地理院では、5年ないし10年で全国の三角点 の管理を終了するそうです。今後、公共基準点 は、利用者が必要なときに電子基準点から直 接設置する形態へと移行させるのだそうです。 そして、パネルディスカッションでは、上記の最新技術を活かすため、基準点情報の一元管理をし、効率的で 活用しやすい新たな地図作りをすべきとの結論に至りました。 これを実現するために、種々の問題点と解決への取組について、法整備も含めた議論をする勉強会を官民協 働で開催できるよう連合会で図って行きたいと結びました。 2. 地籍問題研究会第15回定例研究会 「東日本大震災により生じた地籍情報の課題 ~震災5年を迎えて~」 日 時 平成28年3月19日(土) 午後1時40分~午後5時10分 場 所 仙台市 東北学院大学 土樋キャンパス8号館5階押川記念ホール ①「生活再建支援から見えてきた地籍情報利活用の課題」 報告者 花島 誠人 氏(国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員) 【感想】 数々の災害現場で救援や復興に直接係わってきた講師が災害現場で地籍情報の活用ができれ ば、とても有用なのだが実際には、イロイロな問題がありなかなか活用できていない実情を訴えた。 また、Z座標があればさらに有用であり、是非考えていただきたいとおっしゃられた。 ②「東日本大震災等を踏まえた地籍調査推進に係る取り組み」 報告者 大澤 祐一 氏(国土交通省土地・建設産業局地籍整備課課長) 【感想】 東日本大震災が政府の地籍整備計画に及ぼした影響や新しい施策について解説された。 ③「山林分譲地の土砂崩れ等に対する筆界認定と地図について」 報告者 高橋 一秀 氏(土地家屋調査士(宮城県土地家屋調査士会)) 【感想】 仙台市内に多い、山林斜面に階段上に造成された分譲地の被害状況と地図修正時の筆界認定に ついて、実例を示して詳しく解説された。特に被害を受けて曲がってしまった道路は、早期に復旧す るために、曲がったまま工事が進んでしまう現状があること、その現状にあわせて登記や地図を直さ なければならないことなど、実際に作業しなければ気づかないことがたくさんあったということに驚 いた。 ④「所有者不明土地、地図復元作業、津波により倒壊した建物滅失調査の問題点(法務局の取組)」 報告者 山口 和秀 氏(会津若松公証役場公証人・元仙台法務局) 【感想】 報告者山口氏は、阪神・淡路大震災の時に「地盤の広域移動では、筆界の移動は無いものとする」 という通達を出した当時の担当官であったため今回報告者に選ばれた。震災後の法務局の取組につ いて、所有者不明土地、地図復旧、建物滅失調査を取り上げて説明された。 ⑤「地震により影響を受けた土地に対する境界復元と問題点」 報告者 土井 將照 氏(土地家屋調査士(福島県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者が震災後に実際に作業した事例1「境界復元と分筆・所有権移転で問題を解決」と事例 2「法務局による統合型境界復元作業」における違いについて解説された。事例1では、筆界は不 動、事例2では、筆界が動いたものとし、地積更正登記の登記原因は、「③平成23年3月11日変更」と 記載されたとのことでした。 ⑥「津波と地殻変動による基準点の移動とその後の状況」 報告者 金 哲朗 氏(土地家屋調査士(岩手県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者は、震災・津波被害後の基準点を詳細に調査され平行移動では、説明できないズレや歪 みに気がついた。海へ突き出た半島や狭い湾などでは、平行移動しか起きていないとされた地点に おいてもかなりのズレが有ることを確かめたのでそれなりの対応が必要だと結んだ。 3. 岩手県公共嘱託登記土地家屋調査士協会創立30周年記念講演(登記測量研修会2016) 日 時 平成28年5月20日(金) 午後1時15分~午後5時 場 所 盛岡市 いわて県民情報交流センター アイ-ナ 小田島組☆ほ~る 紹 介 「公嘱調査士協会30年のあゆみと東日本大震災」 講 演 ①「東日本大震災における盛岡地方法務局の取り組み」 講 師 盛岡地方法務局 総括表示登記専門官 葛西 浩 氏 【感想】 秋田の方は、懐かしい方ですが震災後の盛岡地方法 務局の対応について、詳しく報告されていた。 ②「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会について」 講 師 岩手県 国体・障がい者スポーツ大会局 課長 石樹田 浩美 氏 ③「東日本大震災の教訓と今後の地震・津波対策」 講 師 アジア防災センター センター長 早稲田大学 名誉教授 濱田 政則 氏 【感想】 建設系研究者から見た、地震や津波の影響と対策、予 防について実例を示してわかりやすく解説されていた。 また、今回の熊本のような内陸型の地震は、予知が非常 に難しく日本のどこで起きてもおかしくないとのことでし た。新潟中越地震や岩手・宮城内陸地震は、知られてい る活断層ではないところで起きているとのことでした。 特に調査士として興味を持ったのは、海岸に近い地域 などの地面の下に砂の層がある場合には、地震により砂 が地上に吹き出す液状化現象だけでなく、上に乗ってい る地盤が大きく不規則に移動することが現地調査により 確認されているとおっしゃっておられたことです。(懇親 会でお話の続きをお聞きしたところ、液状化の調査は、 新潟と能代で行われたそうでさらに驚きました。) ということは、秋田県においても、先の日本海中部地 震前の測量成果については、地震で動いていることを考 慮しなくてはいけないわけです。この地震に関しては、補 正したくても補正パラメーターはないわけですし、局所 的な捻れやズレも考慮しなくてはいけません。さらに、こ れ以外の地震で動いたものもあるはずです。やはり、成 果ばかり当てにせず、きちんとした、現況測量や聞き取り 調査などにより筆界を確認することが大切であることが 再確認できました。また、将来のためにも境界標設置と 近傍に引照点を設置することが重要だと感じました。 報告の様子 準備を頑張った下斗米裕太さん 平成28年8月10日
会 報 あ き た
第149号盛岡地方法務局 葛西 浩 氏 早稲田大学 名誉教授 濱田 政則 氏 1. G空間EXPOで開催されたシンポジウム 「G空間社会に馴染んだ新たな不動産表示登記制度を考える」 日 時 平成27年11月27日(金) 午前10時30分~午後4時 場 所 東京お台場 日本科学未来館 7階 イノベーションホール 研究報告 ①「不動産登記表示における準天頂衛星の活用に向けて」 報告者 細井 幹広 氏(アイサンテクノロジー株式会社) ②「街区基準点を活用した地理空間情報の整備と維持管理について」 報告者 一氏 昭吉 氏(元門真市 総合政策部企画課IT推進グループ) (一般社団法人大阪府測量設計業協会GIS官民協議会GIS支援グループ) ③「岐阜県内地理空間情報の一元管理の可能性とその課題」 報告者 杉山 清幸 氏(公益財団法人岐阜県建設研究センター 岐阜県ふるさと地理情報センター副センター長) ④「オープンな基準点維持管理」 報告者 高島 和宏 氏(土地家屋調査士、連合会研究所研究員、元国土地理院) 基調講演 「スマートでコンパクトな基準点体系に向けて」 講 師 永田 勝裕 氏(国土交通省国土地理院測地部計画課技術専門員) パネルディスカッション 「登記・基準点情報の一元管理による新たな地図作り」 【感想】 詳細は、連合会会報に詳しく掲載されてい ます。印象に残った内容を中心に報告します。 先ず、準天頂衛星「みちびき」を活用した測 量です。ネットワーク型RTKではない単独測位 で±2cmの精度で測量が可能であるとの報告 です。(後日、連合会研究所でも実証試験を 行 っ て い ま す。)現 在 は、衛 星 が 1 機 し か 上 がっていないため、時間的制約(衛星が上空に 見えている時間)があるが5年後には、5機体 制になり24時間OKになる予定だそうです。測 量は、大きな転換期に入っていることを強く 感じました。 次に電子基準点の活用についてです。国土 地理院では、5年ないし10年で全国の三角点 の管理を終了するそうです。今後、公共基準点 は、利用者が必要なときに電子基準点から直 接設置する形態へと移行させるのだそうです。 そして、パネルディスカッションでは、上記の最新技術を活かすため、基準点情報の一元管理をし、効率的で 活用しやすい新たな地図作りをすべきとの結論に至りました。 これを実現するために、種々の問題点と解決への取組について、法整備も含めた議論をする勉強会を官民協 働で開催できるよう連合会で図って行きたいと結びました。 2. 地籍問題研究会第15回定例研究会 「東日本大震災により生じた地籍情報の課題 ~震災5年を迎えて~」 日 時 平成28年3月19日(土) 午後1時40分~午後5時10分 場 所 仙台市 東北学院大学 土樋キャンパス8号館5階押川記念ホール ①「生活再建支援から見えてきた地籍情報利活用の課題」 報告者 花島 誠人 氏(国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員) 【感想】 数々の災害現場で救援や復興に直接係わってきた講師が災害現場で地籍情報の活用ができれ ば、とても有用なのだが実際には、イロイロな問題がありなかなか活用できていない実情を訴えた。 また、Z座標があればさらに有用であり、是非考えていただきたいとおっしゃられた。 ②「東日本大震災等を踏まえた地籍調査推進に係る取り組み」 報告者 大澤 祐一 氏(国土交通省土地・建設産業局地籍整備課課長) 【感想】 東日本大震災が政府の地籍整備計画に及ぼした影響や新しい施策について解説された。 ③「山林分譲地の土砂崩れ等に対する筆界認定と地図について」 報告者 高橋 一秀 氏(土地家屋調査士(宮城県土地家屋調査士会)) 【感想】 仙台市内に多い、山林斜面に階段上に造成された分譲地の被害状況と地図修正時の筆界認定に ついて、実例を示して詳しく解説された。特に被害を受けて曲がってしまった道路は、早期に復旧す るために、曲がったまま工事が進んでしまう現状があること、その現状にあわせて登記や地図を直さ なければならないことなど、実際に作業しなければ気づかないことがたくさんあったということに驚 いた。 ④「所有者不明土地、地図復元作業、津波により倒壊した建物滅失調査の問題点(法務局の取組)」 報告者 山口 和秀 氏(会津若松公証役場公証人・元仙台法務局) 【感想】 報告者山口氏は、阪神・淡路大震災の時に「地盤の広域移動では、筆界の移動は無いものとする」 という通達を出した当時の担当官であったため今回報告者に選ばれた。震災後の法務局の取組につ いて、所有者不明土地、地図復旧、建物滅失調査を取り上げて説明された。 ⑤「地震により影響を受けた土地に対する境界復元と問題点」 報告者 土井 將照 氏(土地家屋調査士(福島県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者が震災後に実際に作業した事例1「境界復元と分筆・所有権移転で問題を解決」と事例 2「法務局による統合型境界復元作業」における違いについて解説された。事例1では、筆界は不 動、事例2では、筆界が動いたものとし、地積更正登記の登記原因は、「③平成23年3月11日変更」と 記載されたとのことでした。 ⑥「津波と地殻変動による基準点の移動とその後の状況」 報告者 金 哲朗 氏(土地家屋調査士(岩手県土地家屋調査士会)) 【感想】 報告者は、震災・津波被害後の基準点を詳細に調査され平行移動では、説明できないズレや歪 みに気がついた。海へ突き出た半島や狭い湾などでは、平行移動しか起きていないとされた地点に おいてもかなりのズレが有ることを確かめたのでそれなりの対応が必要だと結んだ。 3. 岩手県公共嘱託登記土地家屋調査士協会創立30周年記念講演(登記測量研修会2016) 日 時 平成28年5月20日(金) 午後1時15分~午後5時 場 所 盛岡市 いわて県民情報交流センター アイ-ナ 小田島組☆ほ~る 紹 介 「公嘱調査士協会30年のあゆみと東日本大震災」 講 演 ①「東日本大震災における盛岡地方法務局の取り組み」 講 師 盛岡地方法務局 総括表示登記専門官 葛西 浩 氏 【感想】 秋田の方は、懐かしい方ですが震災後の盛岡地方法 務局の対応について、詳しく報告されていた。 ②「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会について」 講 師 岩手県 国体・障がい者スポーツ大会局 課長 石樹田 浩美 氏 ③「東日本大震災の教訓と今後の地震・津波対策」 講 師 アジア防災センター センター長 早稲田大学 名誉教授 濱田 政則 氏 【感想】 建設系研究者から見た、地震や津波の影響と対策、予 防について実例を示してわかりやすく解説されていた。 また、今回の熊本のような内陸型の地震は、予知が非常 に難しく日本のどこで起きてもおかしくないとのことでし た。新潟中越地震や岩手・宮城内陸地震は、知られてい る活断層ではないところで起きているとのことでした。 特に調査士として興味を持ったのは、海岸に近い地域 などの地面の下に砂の層がある場合には、地震により砂 が地上に吹き出す液状化現象だけでなく、上に乗ってい る地盤が大きく不規則に移動することが現地調査により 確認されているとおっしゃっておられたことです。(懇親 会でお話の続きをお聞きしたところ、液状化の調査は、 新潟と能代で行われたそうでさらに驚きました。) ということは、秋田県においても、先の日本海中部地 震前の測量成果については、地震で動いていることを考 慮しなくてはいけないわけです。この地震に関しては、補 正したくても補正パラメーターはないわけですし、局所 的な捻れやズレも考慮しなくてはいけません。さらに、こ れ以外の地震で動いたものもあるはずです。やはり、成 果ばかり当てにせず、きちんとした、現況測量や聞き取り 調査などにより筆界を確認することが大切であることが 再確認できました。また、将来のためにも境界標設置と 近傍に引照点を設置することが重要だと感じました。 平成28年8月10日
会 報 あ き た
第149号 大館能代支部
嘉 成 良 仁
三斜で作成された地積測量図からの境界復元
去る2月26日大館能代支部の研修会において三 斜で作成された地積測量図からの境界復元の研修 会を行ったところ、会報の編集部より、研修会の内 容を会報で書いて欲しいとの依頼を受けました。以 前会報の編集委員だった時に原稿の依頼をする苦 労も知っておりますので、とても苦手なのですが書 かせていただきます。 作業の流れ 座標法で作成された図面の境界復元では、測量 ソフトに備え付けられた座標変換プログラムを使用 すれば、復元に必要な座標値が求められますが、三 斜で作成された地積測量図では、その前に三斜で 作成された地積測量図を座標化することが必要に なります。 つまり、三斜で作成された地積測量図からの境界の 復元では、 ①地積測量図を座標化する ②座標変換プログラムで、現地に復元できる座標に する の二つの作業が必要となります。 大館能代支部の研修会では、その二つの作業に ついてそれぞれエクセルで作成されたプログラムを 用いて計算する方法を発表しましたが、今回は②座 標変換プログラムは会員が使用している測量ソフト にその機能があると思いますので、①地積測量図を 座標化するプログラムについて説明します。 座標化しよう! 一般に、三斜で作成された地積測量図を座標化 する方法として次の様な方法がとられていると思い ます。 ①デジタイザ(又はスキャナー)を用いて座標化す る。 ②辺長・底辺・高さから計算で求める。 ③辺長・底辺・高さからCAD(2円交点計算)を使 用し求める。 しかし、どの方法も一長一短があります。 今回紹介使用するソフトは三斜→画地調整プロ グラムという名称で秋田支部の山田栄治会員が計 算方法及び計算プログラムを考案し、東京会の小野 孝治会員が操作方法を編集し、使用しやすくしたも のです。ですから、本来は山田先生に説明していた だいた方が良いのですが、理論は置いといて、こう やって使いますという観点で説明をさせていただき ます。 以下、実際の地積測量図を用いて計算したもので 説明します。 【P13-図1 参照】 図1は昭和51年に1/500でおそらく平板で作成され た地積測量図です。 作業の手順は、 ①スキャナーで図面を読取り座標化する。 図1の地積測量図を、測量ソフトの図面の読取り機 能もしくはデジタイザで座標を取得します。その結 果は図2になります。 ②三斜→画地調整プログラムにデーターを入力す る。 【P14-図2、 P15-表1 参照】 表1はプログラムの入力画面です。左側の座標欄の 点名・X・Yのセルに図2のスキャナーで読取った座 標値を入力します。中央の辺長欄には、図1の地積 測量図の辺長を入力します。右側の面積欄には、図 1の地積測量図の底辺・高さを入力します。 これで、測量図の座標(図形)の情報、辺長情報、面 積情報が入力されました。 ③三斜→画地調整プログラムに標準偏差を入力す る。 入力する標準偏差は図面の種類や縮尺によって異 なりますが、参考値が説明書に載っていますので、 とりあえずそのまま入力します。ここでは、平板測量 図からスキャンした500分の1の図面の座標の標準 偏差0.2と、最小単位が5cmの図面の辺長と面積の 標準編者0.05を入力します。最後に初期値保存のセ ルをクリックします。これは再計算が必要となった時 の入力の手間を省く為に必要になります。 ※ここで入力する標準偏差は各データーそのものの 標準偏差ではなく計算重量を与える為の数値として 計算に使用されます。 【P15-表2 参照】 ④三斜→画地調整プログラムの一回目計算のセルを クリックする。 表2がその結果になりますが、結果がでたら何も考 えずに二回目計算のセルをクリックします。 ⑤三斜→画地調整プログラムの二回目計算をクリッ クする。 【P14-図3、 P15-表3 参照】 表3が計算結果です。これで座標が最適化されまし た。図3がその結果を展開したものです。但し、この 計算結果で理論上の標準偏差と実標準偏差の値を 座標・辺長・面積ごとに比較して、大きく違う場合 は③でとりあえず入力した参考値の標準偏差に誤り が有りますので、データー削除のセルをクリックし、 次に初期値復帰のセルをクリックし、③で入力した 標準偏差を変えて再計算する必要が有ります。 以上が大まかな操作の説明になります。プログラ ムの操作説明書では、もっと詳しい説明がされてい ます。 最後に東京会の小野孝治会員の発表されている 座標変換ソフトで復元した結果について、これで良 いかという質問をしたところ、その計算の際に山田 先生がエクセルで作られた三斜→座標化プログラム を使用していた為、座標化はこれを使いましたとエ クセルを送ったところ小野先生が興味を持ち、山田 先生に電話をされ、マクロを組み込み現在の操作性 にすぐれたプログラムとなりました。私の質問がきっ かけになりこのソフトが完成されうれしく思っていま す。 平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号去る2月26日大館能代支部の研修会において三 斜で作成された地積測量図からの境界復元の研修 会を行ったところ、会報の編集部より、研修会の内 容を会報で書いて欲しいとの依頼を受けました。以 前会報の編集委員だった時に原稿の依頼をする苦 労も知っておりますので、とても苦手なのですが書 かせていただきます。 作業の流れ 座標法で作成された図面の境界復元では、測量 ソフトに備え付けられた座標変換プログラムを使用 すれば、復元に必要な座標値が求められますが、三 斜で作成された地積測量図では、その前に三斜で 作成された地積測量図を座標化することが必要に なります。 つまり、三斜で作成された地積測量図からの境界の 復元では、 ①地積測量図を座標化する ②座標変換プログラムで、現地に復元できる座標に する の二つの作業が必要となります。 大館能代支部の研修会では、その二つの作業に ついてそれぞれエクセルで作成されたプログラムを 用いて計算する方法を発表しましたが、今回は②座 標変換プログラムは会員が使用している測量ソフト にその機能があると思いますので、①地積測量図を 座標化するプログラムについて説明します。 座標化しよう! 一般に、三斜で作成された地積測量図を座標化 する方法として次の様な方法がとられていると思い ます。 ①デジタイザ(又はスキャナー)を用いて座標化す る。 ②辺長・底辺・高さから計算で求める。 ③辺長・底辺・高さからCAD(2円交点計算)を使 用し求める。 しかし、どの方法も一長一短があります。 今回紹介使用するソフトは三斜→画地調整プロ グラムという名称で秋田支部の山田栄治会員が計 算方法及び計算プログラムを考案し、東京会の小野 孝治会員が操作方法を編集し、使用しやすくしたも のです。ですから、本来は山田先生に説明していた だいた方が良いのですが、理論は置いといて、こう やって使いますという観点で説明をさせていただき ます。 以下、実際の地積測量図を用いて計算したもので 説明します。 【P13-図1 参照】 図1は昭和51年に1/500でおそらく平板で作成され た地積測量図です。 作業の手順は、 ①スキャナーで図面を読取り座標化する。 図1の地積測量図を、測量ソフトの図面の読取り機 能もしくはデジタイザで座標を取得します。その結 果は図2になります。 ②三斜→画地調整プログラムにデーターを入力す る。 【P14-図2、 P15-表1 参照】 表1はプログラムの入力画面です。左側の座標欄の 点名・X・Yのセルに図2のスキャナーで読取った座 標値を入力します。中央の辺長欄には、図1の地積 測量図の辺長を入力します。右側の面積欄には、図 1の地積測量図の底辺・高さを入力します。 これで、測量図の座標(図形)の情報、辺長情報、面 積情報が入力されました。 ③三斜→画地調整プログラムに標準偏差を入力す る。 入力する標準偏差は図面の種類や縮尺によって異 なりますが、参考値が説明書に載っていますので、 とりあえずそのまま入力します。ここでは、平板測量 図からスキャンした500分の1の図面の座標の標準 偏差0.2と、最小単位が5cmの図面の辺長と面積の 標準編者0.05を入力します。最後に初期値保存のセ ルをクリックします。これは再計算が必要となった時 の入力の手間を省く為に必要になります。 ※ここで入力する標準偏差は各データーそのものの 標準偏差ではなく計算重量を与える為の数値として 計算に使用されます。 【P15-表2 参照】 ④三斜→画地調整プログラムの一回目計算のセルを クリックする。 表2がその結果になりますが、結果がでたら何も考 えずに二回目計算のセルをクリックします。 ⑤三斜→画地調整プログラムの二回目計算をクリッ クする。 【P14-図3、 P15-表3 参照】 表3が計算結果です。これで座標が最適化されまし た。図3がその結果を展開したものです。但し、この 計算結果で理論上の標準偏差と実標準偏差の値を 座標・辺長・面積ごとに比較して、大きく違う場合 は③でとりあえず入力した参考値の標準偏差に誤り が有りますので、データー削除のセルをクリックし、 次に初期値復帰のセルをクリックし、③で入力した 標準偏差を変えて再計算する必要が有ります。 以上が大まかな操作の説明になります。プログラ ムの操作説明書では、もっと詳しい説明がされてい ます。 最後に東京会の小野孝治会員の発表されている 座標変換ソフトで復元した結果について、これで良 いかという質問をしたところ、その計算の際に山田 先生がエクセルで作られた三斜→座標化プログラム を使用していた為、座標化はこれを使いましたとエ クセルを送ったところ小野先生が興味を持ち、山田 先生に電話をされ、マクロを組み込み現在の操作性 にすぐれたプログラムとなりました。私の質問がきっ かけになりこのソフトが完成されうれしく思っていま す。
図1
平成28年8月10日会 報 あ き た
第149号 図2
図3
平成28年8月10日
会 報 あ き た
計算状態 座標の標準偏差 0.2000 伸縮率 #DIV/0! 辺長の標準偏差 0.0500 底辺・高さの標準偏差 0.0500 ! 0 / V I D # ! 0 / V I D # 値 均 平 / 差 偏 準 標 実 0 0 0 . 0 0 0 0 0 . 0 値 均 平 / 差 偏 準 標 実 0 0 0 . 0 0 0 0 0 . 0 値 均 平 / 差 偏 準 標 実 点 頂 辺 底 辺 底 点 終 点 始 1 1 -27.782 56.126 0.000 0.000 1 -27.782 56.126 1 2 25.000 0.000 2 12 1 28.500 9.000 2 2 -21.039 32.167 0.000 0.000 2 -21.039 32.167 2 3 19.000 0.000 2 11 12 31.400 3.700 3 3 -39.376 27.022 0.000 0.000 3 -39.376 27.022 3 4 23.900 0.000 2 5 11 34.100 2.700 4 4 -45.693 50.084 0.000 0.000 4 -45.693 50.084 4 6 14.400 0.000 2 5 4 34.100 2.400 5 5 -46.896 54.385 0.000 0.000 5 -46.896 54.385 6 8 16.500 0.000 2 4 3 30.500 14.900 6 6 -59.717 47.006 0.000 0.000 6 -59.717 47.006 8 9 4.600 0.000 5 11 10 3.800 0.500 7 7 -60.922 51.376 0.000 0.000 7 -60.922 51.376 9 7 16.900 0.000 4 7 5 15.300 4.100 8 8 -75.459 42.594 0.000 0.000 8 -75.459 42.594 7 5 14.400 0.000 4 7 6 15.300 4.200 9 9 -77.155 46.938 0.000 0.000 9 -77.155 46.938 5 10 3.700 0.000 6 9 7 17.500 4.300 10 10 -43.395 55.184 0.000 0.000 10 -43.395 55.184 10 11 0.600 0.000 6 9 8 17.500 4.200 11 11 -42.945 54.539 0.000 0.000 11 -42.945 54.539 11 12 4.950 0.000 12 12 -38.195 54.982 0.000 0.000 12 -38.195 54.982 12 1 10.400 0.000 13 計算結果 点名 偏差 ⊿X X Y 辺長の標 準偏差B 高さの 偏差 底辺の 偏差 辺長の 偏差 № 点名 X Y 固定点 偏差⊿Y 点名 点名 図面表示辺長 図面表示底辺 図面表示高さ 行データを消す場合は「ドラック」して「delete」キーで消すこと。 データの貼付は「形式を選択して貼り付け」「値」「OK」でしてください。 三斜→画地調整プログラム 座標 辺長 面積 計算状態 座標の標準偏差 0.2000 伸縮率 1.001065 辺長の標準偏差 0.0500 底辺・高さの標準偏差 0.0500 1回目 実標準偏差/平均値 0.0649 0.000 実標準偏差/平均値 0.0278 -0.024 実標準偏差/平均値 0.0268 0.004 点 頂 辺 底 辺 底 点 終 点 始 1 1 -27.782 56.126 1 -0.033 0.056 1 -27.815 56.182 1 2 25.000 -0.011 2 12 1 28.500 9.000 -0.024 0.011 2 2 -21.039 32.167 1 -0.005 -0.039 2 -21.044 32.128 2 3 19.000 0.006 2 11 12 31.400 3.700 0.044 0.006 3 3 -39.376 27.022 1 0.005 0.069 3 -39.371 27.091 3 4 23.900 0.008 2 5 11 34.100 2.700 -0.029 -0.002 4 4 -45.693 50.084 1 0.038 0.074 4 -45.655 50.158 4 6 14.400 -0.001 2 5 4 34.100 2.400 -0.029 0.001 5 5 -46.896 54.385 1 0.037 -0.021 5 -46.859 54.364 6 8 16.500 -0.040 2 4 3 30.500 14.900 0.009 -0.006 6 6 -59.717 47.006 1 0.009 0.015 6 -59.708 47.021 8 9 4.600 -0.086 5 11 10 3.800 0.500 0.048 0.007 7 7 -60.922 51.376 1 0.004 -0.060 7 -60.918 51.316 9 7 16.900 -0.007 4 7 5 15.300 4.100 0.008 0.002 8 8 -75.459 42.594 1 -0.118 0.055 8 -75.577 42.649 7 5 14.400 -0.014 4 7 6 15.300 4.200 0.008 -0.009 9 9 -77.155 46.938 1 -0.057 -0.081 9 -77.212 46.857 5 10 3.700 -0.036 6 9 7 17.500 4.300 0.004 0.006 10 10 -43.395 55.184 1 0.124 -0.076 10 -43.271 55.108 10 11 0.600 -0.048 6 9 8 17.500 4.200 0.004 0.023 11 11 -42.945 54.539 1 -0.074 0.078 11 -43.019 54.617 11 12 4.950 -0.047 12 12 -38.195 54.982 1 0.070 -0.070 12 -38.125 54.912 12 1 10.400 -0.012 13 計算結果 点名 偏差 ⊿X X Y 辺長の標 準偏差B 高さの 偏差 底辺の 偏差 辺長の 偏差 № 点名 X Y 固定点 偏差⊿Y 点名 点名 図面表示辺長 図面表示底辺 図面表示高さ 行データを消す場合は「ドラック」して「delete」キーで消すこと。 データの貼付は「形式を選択して貼り付け」「値」「OK」でしてください。 三斜→画地調整プログラム 座標 辺長 面積 計算状態 座標の標準偏差 0.0649 伸縮率 1.001065 辺長の標準偏差 0.0278 底辺・高さの標準偏差 0.0268 完了 実標準偏差/平均値 0.0601 0.000 実標準偏差/平均値 0.0275 -0.027 実標準偏差/平均値 0.0264 0.004 点 頂 辺 底 辺 底 点 終 点 始 1 1 -27.782 56.126 1 -0.037 0.051 1 -27.819 56.177 1 2 25.000 -0.017 2 12 1 28.500 9.000 -0.017 0.009 2 2 -21.039 32.167 1 -0.004 -0.037 2 -21.043 32.130 2 3 19.000 0.006 2 11 12 31.400 3.700 0.043 0.007 3 3 -39.376 27.022 1 0.010 0.059 3 -39.366 27.081 3 4 23.900 0.011 2 5 11 34.100 2.700 -0.029 -0.001 4 4 -45.693 50.084 1 0.038 0.066 4 -45.655 50.150 4 6 14.400 -0.010 2 5 4 34.100 2.400 -0.029 0.001 5 5 -46.896 54.385 1 0.032 -0.026 5 -46.864 54.359 6 8 16.500 -0.050 2 4 3 30.500 14.900 0.003 -0.002 6 6 -59.717 47.006 1 0.013 0.027 6 -59.704 47.033 8 9 4.600 -0.083 5 11 10 3.800 0.500 0.049 0.007 7 7 -60.922 51.376 1 0.003 -0.046 7 -60.919 51.330 9 7 16.900 -0.013 4 7 5 15.300 4.100 0.009 0.003 8 8 -75.459 42.594 1 -0.100 0.055 8 -75.559 42.649 7 5 14.400 -0.022 4 7 6 15.300 4.200 0.009 -0.010 9 9 -77.155 46.938 1 -0.048 -0.081 9 -77.203 46.857 5 10 3.700 -0.045 6 9 7 17.500 4.300 0.000 0.009 10 10 -43.395 55.184 1 0.109 -0.078 10 -43.286 55.106 10 11 0.600 -0.043 6 9 8 17.500 4.200 0.000 0.024 11 11 -42.945 54.539 1 -0.078 0.075 11 -43.023 54.614 11 12 4.950 -0.052 12 12 -38.195 54.982 1 0.061 -0.066 12 -38.134 54.916 12 1 10.400 -0.008 13 高さの 偏差 底辺の 偏差 辺長の 偏差 № 点名 X Y 固定点 偏差⊿Y 点名 点名 図面表示辺長 図面表示底辺 図面表示高さ 計算結果 点名 偏差 ⊿X X Y 辺長の標 準偏差B 行データを消す場合は「ドラック」して「delete」キーで消すこと。 データの貼付は「形式を選択して貼り付け」「値」「OK」でしてください。 三斜→画地調整プログラム 座標 辺長 面積