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Microsoft PowerPoint _先進建設技術フェアin熊本_佐藤真吾_提出用.pptx

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(1)

宅地災害復旧についての留意点

地盤品質判定士会

地盤品質判定士

佐藤 真吾

(株)復建技術コンサルタント 宅地耐震化室/博士(工学),技術士(建設部門/総合技術監理部門)

1

講演会『熊本地震被災者のための住宅地盤に関する熊本地震からの復旧・復興』

先進建設技術フェアin熊本 2017/09/21(木)、グランメッセ熊本

© 2017 地盤品質判定士会

(2)

講演の内容

1. 熊本地震における宅地災害状況

2. 被災宅地の復旧方法

3. 被災宅地の復旧における留意点

4.地盤品質判定士の活用と相談方法

2

© 2017 地盤品質判定士会

(3)

1. 熊本地震における宅地災害状況

3

(4)

【熊本地震】

【東日本大震災】

宅盤被害

滑動

液状化

滑動

液状化

地震断層

4

© 2017 地盤品質判定士会

(5)

【東日本大震災】

擁壁被害

【熊本地震】

空石積み

が目立つ

盛土の

滑動

増し積み

擁壁

5

© 2017 地盤品質判定士会

(6)

不適格な擁壁の被害例

6

空石積み擁壁

建築ブロック擁壁

増し積み擁壁

熊本地震

© 2017 地盤品質判定士会

(7)

不適格な擁壁の被害例

7

空石積み擁壁

擁壁の復旧業者が見つからず

やむなく自分で復旧したとのこと

© 2017 地盤品質判定士会

(8)

不適格な擁壁の被害例

8

高さ5mを超える

練積み造擁壁

(9)

9

盛土造成地の被害形態

地山

地山と盛土の境界をすべり面

とす

る地すべり的被害

盛土の中でも、

ひな壇部の特に緩

い盛土部分が変状

する地すべり

的被害

緩い盛土が地震動により

揺すり込

み沈下

する被害

地震動で

泥水が噴出

する等の現

象の後に

沈下

が発生する被害

また,噴泥等がなくても、地中で

液状化が発生

して沈下する被害

(1)

滑動崩落・

変形被害

(2)

沈下被害

(不同沈下)

(3)

擁壁被害

擁壁が耐震性不足

により損壊ま

たは変形することにより宅地地盤

が変状する被害

a) 全体すべり

b) ひな壇すべり

c) 揺すり込み沈下

d) 盛土地盤の液状化による

e) 擁壁の耐震性不足による

a) 全体すべり

b) ひな壇すべり

c) 揺すり込み沈下

d) 液状化による沈下

e) 擁壁の安定性不足による変状

【参考文献】:佐藤真吾,博士論文;2011年東北地方太平洋沖地震における仙台市の宅地造成地の被害分析と耐震性評価に関する研究,東北大学大学院,2016.3.

© 2017 地盤品質判定士会

(10)

(1) 谷埋め型盛土の滑動に起因

(2) 腹付け型盛土の滑動に起因

(3) 切盛境界に起因

(5) 擁壁の安定性

不足に起因

(6) 緩い盛土状態

に起因

(7) 地盤の液状化

に起因

(4) のり面の安定性

不足に起因

盛土

盛土

揺すり込み

沈下

盛土

盛土(緩い砂質土)

盛土

地山

盛土

地山

盛土

地山

造成宅地の被害要因の分類

10

【参考文献】:佐藤真吾,博士論文;2011年東北地方太平洋沖地震における仙台市の宅地造成地の被害分析と耐震性評価に関する研究,東北大学大学院,2016.3.

© 2017 地盤品質判定士会

(11)

11

東日本大震災における仙台市丘陵地造成宅地上の被害

【宅地被害】

谷埋め盛土

地山

地山

盛土

55%

切盛境界

32%

切土

13%

宅地被害の約9割は

盛土と切盛境界で発生

(被害総数;4,766箇所)

切土

切盛

盛土

切土

境界

切盛

境界

【参考文献】:佐藤真吾,博士論文;2011年東北地方太平洋沖地震における仙台市の宅地造成地の被害分析と耐震性評価に関する研究,東北大学大学院,2016.3.

© 2017 地盤品質判定士会

(12)

12

東日本大震災における仙台市丘陵地造成宅地上の被害

【木造建物被害(半壊以上)】

谷埋め盛土

地山

地山

切土

切盛

盛土

切土

境界

切盛

境界

盛土

47%

切盛境界

31%

切土

22%

木造建物被害の約8割は

盛土と切盛境界で発生

(被害総数;約18,300棟)

【参考文献】:佐藤真吾,博士論文;2011年東北地方太平洋沖地震における仙台市の宅地造成地の被害分析と耐震性評価に関する研究,東北大学大学院,2016.3.

© 2017 地盤品質判定士会

(13)

軟弱な盛土層で

すべり破壊や変形が発生

熊本地震(地震断層付近)と

東日本大震災(仙台市)の宅地被害の違い

【地震断層付近の一例】

【仙台市の造成宅地の例】

盛土

赤ぼく

(火山灰質粘性土)

火山灰質粘性土層

層厚最大7m程度,N値=0~2

火山灰質砂層

層厚5m程度,N値=1~13

火山灰質礫混じり砂層 層厚8m程度,N値=10~30

火山灰質砂礫層

層厚7m以上,N値=30~50以上

盛土

基盤岩(新第三紀砂岩,泥岩,凝灰岩等)

N値=30~50以上

層厚10~20m程度,N値=0~4

熊本地震(益城町;震度7を2回観測)

東日本大震災(仙台市造成地;震度5強)

断層崖の発生による表層部の崩壊や

軟弱な火山灰質粘性土層を通るすべりが発生

断層崖形成の模式図

(益城町市街地の活断層模式図)* 【参考文献】*:国土交通省,益城町の市街地復興に向けた安全対策等調査の概要,2017.3.31

13

© 2017 地盤品質判定士会

(14)

2. 被災宅地の復旧方法

14

(15)

擁壁の補修

部分的な石積擁壁の中抜け

や、

規模が小さいひびわれ(2mm 以下)

など、

擁壁の被災程度が小さい場合は、

練石積みの積み直し

や、

ひびわれの目地詰め

・エポキシ樹脂充填

などにより、擁壁の復旧を図る。

技術基準に非適合の擁壁の場合、擁壁に隣接して建築行為(建替え、増築等

を含む)ができない

場合がある。

15

※【参考文献】:被災宅地復旧の手引き ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県・熊本市,平成29年3月.

© 2017 地盤品質判定士会

(16)

擁壁の補強

(地山補強土工法)

16

※【参考文献】:被災宅地復旧の手引き ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県・熊本市,平成29年3月.

(17)

擁壁の補強

(固結工法)

17

※【参考文献】:被災宅地復旧の手引き ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県・熊本市,平成29年3月.

(18)

擁壁の補強

(抑止杭工法)

18

※【参考文献】:被災宅地復旧の手引き ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県・熊本市,平成29年3月.

(19)

陥没,地割れ被害の復旧

19

※【参考文献】 :宅地復旧のガイド ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県建築課・熊本市開発景観課,平成29年3月.

(20)

3. 被災宅地の復旧における留意点

20

(21)

擁壁の建築確認申請手続き

21

※【参考文献】 :擁壁等の築造時における注意点,熊本県県央広域土木部景観建築課.

(22)

練積み造擁壁(間知ブロック擁壁)

22

※【参考文献】 :宅地復旧のガイド ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県建築課・熊本市開発景観課,平成29年3月.

高さ5mを超えるものはダメ

(23)

練積み造擁壁(間知ブロック擁壁)

23

※【参考文献】:宅地復旧のガイド ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県建築課・熊本市開発景観課,平成29年3月.

裏込めコンクリートや,水抜穴がないのはダメ

透水層がないのはダメ

© 2017 地盤品質判定士会

(24)

練積み造擁壁(間知ブロック擁壁)

24

透水層

裏込めコンクリート

水抜き穴

© 2017 地盤品質判定士会

(25)

鉄筋コンクリート擁壁

(大臣認定擁壁,現場打ち擁壁)

25

※【参考文献】:宅地復旧のガイド ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県建築課・熊本市開発景観課,平成29年3月.

(26)

26

被災擁壁の復旧時における留意点

(練積造り擁壁の基準)

※【参考文献】:熊本県土木部建築住宅局建築課,都市計画法による開発許可制度と開発許可申請の手引き,平成28年9月

宅地擁壁に関する開発許可基準

(※熊本県,抜粋)

練積み造擁壁

は、以下のことに注意して設計してください。

① 表4-9-6に示された基準は、

擁壁上端に続く地盤線が水平で擁壁に作用する載荷重は5kN/㎡程

度(木造平屋建)を想定したもの

であるため、この条件をこえる場合は安定計算等により安全性を検討

したうえ必要に応じて裏込めコンクリートの厚さを増す等の措置を講じること。

② 表4-9-6に示された

練積み擁壁の断面形状は、最低基準

を示したものであるため、

別途安定計算

をしたうえであっても断面の縮小や勾配をきつくしてはならない。

裏込材の厚さ

は、擁壁上端部は30㎝以上、擁壁下端部は切土の場合は30㎝以上とし、

盛土の場

合は60㎝以上又は擁壁高さの100分の20以上のいずれか大きい方

の数値とすること。

なお、裏込材は、透水層の役割だけでなく土圧を減少させ擁壁の自立性に役立つ場合もあるので、

透水層を設置する場合でも裏込材を省くことはできない。

表4-9-6に示された基準は、切土の場合のように均一な土質を想定して定められたもの

であるた

め、

大規模な造成等で盛土の土質が異なり均一な締固めが望めない場合や、小規模な造成でも楔状

の盛土が行われる場合等不安定になり易い盛土部分に設ける擁壁は、表に示されている第三種の

土質として設計

するのが望ましい。

⑤ 擁壁躯体と基礎の接する面は、擁壁の法勾配と直角になるようにすること。

間知ブロック(間知石)積擁壁高さは、5m以下

としその形状は図4-9-4に示す。なお、練積み造擁

壁の基礎構造及び地耐力は、表4-9-7のとおりとする。

© 2017 地盤品質判定士会

(27)

被災擁壁の復旧時における留意点

(練積造り擁壁の基準)

上端の厚さ

70cm

27

※【参考文献】:熊本県土木部建築住宅局建築課,都市計画法による開発許可制度と開発許可申請の手引き,平成28年9月

© 2017 地盤品質判定士会

(28)

28

復旧前

復旧後

セットバック

上端厚さ

70cm

被災擁壁の復旧時における留意点

セットバック(官民境界)・中心後退(4m未満の道路)

© 2017 地盤品質判定士会

(29)

29

被災擁壁の復旧時における留意点

(不適格な増し積み擁壁ができる背景)

増し積み擁壁の設置

(30)

30

被災擁壁の復旧時における留意点

(増し積み擁壁の問題点)

(31)

二段擁壁

31

※【参考文献】 :被災宅地復旧の手引き ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県・熊本市,平成29年3月.

(32)

周囲に高低差のある敷地に対する

建築制限【通称:がけ条例】

32

※【参考文献】 :被災宅地復旧の手引き ~熊本地震による被災者の皆様へ~,熊本県・熊本市,平成29年3月.

擁壁に近接して家屋を建ててはダメ

© 2017 地盤品質判定士会

(33)

周囲に高低差のある敷地に対する

建築制限【通称:がけ条例】

33

(34)

がけの高さの1.5倍以上

がけの高さの1.5倍以上

がけ

がけの高さの1.5倍以上

がけ

がけから距離を離さずに家屋を建設

する場合の対策の例

34

※【参考文献】 :がけと擁壁(前篇),国民生活,2013.5.に一部加筆

がけの高さの1.5倍以上

© 2017 地盤品質判定士会

(35)

被災擁壁の復旧時における留意点

(地盤変状した宅地は擁壁復旧だけでは駄目で宅盤改良が必要)

擁壁の変状が無くても建物が被災

宅盤の品質の問題

35

© 2017 地盤品質判定士会

(36)

36

滑動崩落対策の概要

※【参考文献】:イラストは国土交通省、わが家の宅地安全マニュアル(滑動崩落編)

滑動崩落と擁壁の対策だけでは不十分

(37)

擁壁再構築時の道路後退

37

(38)

4. 地盤品質判定士の活用と

相談方法

38

(39)

39

悪質業者?による不適格な擁壁再構築

建築ブロック擁壁

不適格な練積み造擁壁

無許可での高さ2mを超える

無筋コンクリート擁壁

高さ5mを超える練積み造擁壁

上の増し積み擁壁

原因は安い費用と法的知識の欠如

© 2017 地盤品質判定士会

(40)

地盤品質判定士の活用と相談方法例

擁壁復旧を業者が工事着手する前

まずは

無料相談を気軽に活用

して下さい。

<相談方法>

①工事業者から擁壁復旧図面を受領

②地盤品質判定士会へ問い合わせ

地盤品質判定士が適格かどうか判断

40

不適格擁壁の再構築を防ぐために!

© 2017 地盤品質判定士会

(41)

地盤品質判定士の活用と相談方法例

41

不適格擁壁の再構築を防ぐために!

図面の入手

判定士会へ

問合わせ

© 2017 地盤品質判定士会

(42)

地盤品質判定士の活用と相談方法例

42

不適格擁壁の再構築を防ぐために!

地盤品質判定士か

らの指摘例

 高さが2mを超えているの

で,工作物の確認申請手

続きが必要である

 水抜き穴がない

 擁壁の地耐力と対策工

(安定処理工)はどのよう

にして検討し,どうやって

確認するのか等・・・

© 2017 地盤品質判定士会

(43)

撮影日:2011年3月30日

撮影日:2015年11月4日

東日本大震災による被災宅地

(被災直後と復旧後)

43

© 2017 地盤品質判定士会

(44)

撮影日:2012年4月12日

撮影日:2017年7月22日

東日本大震災による被災宅地

(被災直後と復旧後)

44

© 2017 地盤品質判定士会

(45)

撮影日:2012年4月12日

撮影日:2017年7月22日

東日本大震災による被災宅地

(被災直後と復旧後)

45

© 2017 地盤品質判定士会

(46)

東日本大震災による被災宅地

(被災後と復旧後)

撮影日:2011年3月30日

撮影日:2015年11月4日

46

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