宮城県畜産協会ホームページ
み や ぎ
の
畜 産 情 報
発 信 基 地
U R L http://miyagi.lin.gr.jpEメール [email protected]も く
C O N T E N T Sじ
発 行 所 編 集 発 行 人 印 刷 所 菅 原 章 夫 宮城県知事 村 井 嘉 浩 ㈱東北プリント 仙台市宮城野区安養寺三丁目11番24号 電話 022-298-8473 一般社団法人 PRINTED WITH SOY INKTM 古紙パルプ配合率 70%の再生紙と、 植物性大豆油インキを使用しています。 平成26年度畜産施策の基本方針と主要施策・・・・・・・・・ 2−4 平成26年度酪農・畜産物政策価格及び・ 経営安定対策が決定しました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 第11回全国和牛能力共進会宮城大会に向けて・・・・・・・ 6−7 宮城県指定種豚場協議会が解散しました・・・・・・・・・・・・・・ 8 予防接種生産者負担金の改定について・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 〈畜試便り〉宮城県系統豚を利用した肥育豚LD及び・ LDDの産肉性及び肉質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 〈衛生便り〉悪性カタル熱にご注意を!!・ 〜めん羊と牛を一緒に飼っている方へ〜・・・・・・・・・・・・・ 10 〈農業大学校生の抱負〉将来の目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 〈人の動き〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11−12 「みやぎモーモー母ちゃんの集い」(平成26年3月25日 みやぎ総合家畜市場)平成26年度畜産施策の基本方針と主要施策
宮城県農林水産部
Ⅰ 基本方針 本県の畜産は、農業産出額の34.6%を占め、農業の主要部門として成長するとともに、安全で良質な畜産物 を消費者に安定的に供給する畜産主産県としての地位を確立しています。 しかし、飼料や原油など生産資材価格の高騰が生産コストの上昇を招いている上、景気低迷による畜産物 の消費減少や価格低迷により経営環境が悪化しています。 さらに、平成23年3月に発生した東日本大震災は、地震及び津波被害として県内の畜産関連施設等に約50 億円の被害を及ぼしました。加えて、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の飛散は、本県 畜産業へ甚大な被害を与え、経営全体への生産性の低下や畜産物の安全性への信頼が揺らいでいます。 このため、一日も早い生産基盤の復旧と競争力のある経営の実現を目指して、国、市町村、畜産関係団体 との連携を一層強化し、富県戦略の一翼を担う産業として、良質で安全・安心な畜産物の安定供給に向け、 次の重点項目を掲げ施策を展開します。 また、平成29年に本県で開催される第11回全国和牛能力共進会宮城大会に向け、実行委員会事務局による 各種取組によって、円滑な大会の準備を行うとともに出品牛の上位入賞を目指した指導を実施していきます。 ・畜産生産基盤の復旧及び営農再開支援 ・競争力のある畜産経営の実現 ・にぎわいのある農村への再生 ・原発事故による影響への対応 Ⅱ 主要施策 【1 畜産生産基盤の復旧及び営農再開支援】 畜産生産基盤の早期復旧や畜産経営再開に向けた支援、畜産生産体制の整備、復興に係る事業を展開し、 震災からの畜産の生産力回復や災害に強い畜産業への支援体制づくりを推進し、畜産生産基盤の早期復旧と 復興を図ります。 ○東日本大震災農業生産対策事業 畜産経営の早期再生のため被災した畜産施設の再編整備とあわせて優秀な種畜の導入などへ支援し、 畜産生産基盤の整備を実施します。 ○みやぎの繁殖雌子牛保留推進復興支援事業 肉用子牛生産基盤を復興させるため、「茂洋」号をはじめとした本県基幹種雄牛産子の優良雌子牛の県 内保留を支援し、生産基盤の強化を図り強い畜産経営体づくりを推進します。 ○畜舎等施設整備支援対策事業 震災により畜舎等の生産基盤に被害を受けた畜産農家の生産回復を図るため必要な畜舎等の整備、改 修を支援します。 【2 競争力のある畜産経営の実現】 収益性の高い畜産経営体を育成することにより、競争力のある畜産経営を実現するため、実需者を意識し た畜産物の生産体制や「仙台牛」に代表される”食材みやぎ”の畜産物ブランドの推進、家畜改良による生産性 向上や畜産新技術の開発普及を推進し、新たな時代の畜産業の構築を図ります。 (1)収益性の高い肉用牛経営の実現 「茂洋」号「好平茂」号に続く優秀な種雄牛造成、産肉や繁殖能力に優れた高能力雌牛群の整備、受精卵 移植技術の活用、肉用子牛価格の安定、畜産経営技術の高度化や試験研究成果の実証を展開し、収益性の高い肉用牛経営の実現を図ります。 ○肉用牛集団育種推進事業 優れた種雄牛の造成と能力の高い繁殖雌牛群整備により優良産子を生産するとともに、高品質のブラ ンド牛肉「仙台牛」の産地形成を推進します。 ○肉用牛価格安定対策事業 肉用牛農家の価格補償制度への加入促進や経営指導により、肉用牛経営の安定化を図ります。 ○第11回全共宮城大会推進事業 平成29年に宮城県で開催される第11回全国和牛能力共進会の運営を円滑に行うための主催団体等との 連携や出品牛の上位入賞を目指した指導を実施します。 (2)競争力のある畜産基盤の整備 乳用牛の生産能力を高めるための牛群検定の普及・指導強化やゆとりある酪農経営実現のためのヘル パー事業への支援を実施していきます。また、宮城県独自の優良種豚の供給、輸入飼料高騰対策として自 給粗飼料の生産推進や家畜生産性向上等の事業を展開し、競争力のある畜産基盤の整備を推進します。 ○乳用牛群検定指導強化事業 乳用牛群検定指導員を対象とした研修会の開催や効果的な検定実施体制の整備及び受精卵関連技術を 活用した高能力乳用牛の生産を推進します。 ○酪農ヘルパー事業運営強化対策事業 酪農ヘルパーの利用を促進し、ゆとりある持続性の高い酪農経営の実現を図ります。 ○優良種豚選抜推進事業 系統豚「しもふりレッド」及び「ミヤギノL2」の維持、増殖を図り、養豚農家への種豚の供給体制を 通じて、養豚農家経営の安定化を図ります。 ○飼料価格高騰対策支援事業 輸入飼料価格高騰への対応として、稲ホールクロップサイレージや飼料用米の利用促進、食品残渣な ど未利用資源の飼料化(エコフィード)の拡大及び家畜生産性の向上による低コスト化を推進します。 (3)安全な畜産物の生産支援 BSEや高病原性鳥インフルエンザをはじめとする家畜伝染性疾病の発生予防とまん延防止を図るため、 各種検査や飼養衛生管理の指導を行い、健康な家畜の生産及び安全・安心な畜産物の安定供給を推進しま す。 また、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律に基づく飼料製造工場や販売店への立入検査を 実施するとともに、動物用医薬品の取締指導を行い、適正な利用を推進します。 ○家畜伝染病予防事業 BSEや高病原性鳥インフルエンザをはじめ、牛・豚・鶏・馬・みつばち等の各種伝染性疾病の検査 及びこれに関連する防疫対策を行い、家畜伝染病の発生予防とまん延防止を図ります。 (4)畜産新技術の開発・普及 畜産分野における試験研究環境を整備し、国内外の産地との競争力強化や自給飼料確保による生産性向 上や新たな畜産技術の開発と普及を推進します。
○県単独試験研究費 本県の特色を活かした畜産物の生産性向上と高品質化のための手法として牛の受精卵移植技術の活用 や育種素材の遺伝子解析技術の開発に取り組みます。 ○受託試験研究費 国との連携により、各畜種の生産性向上、家畜ふん尿の効率的な処理、飼料作物の増収技術等、新技 術の研究開発を推進します。 【3 畜産基盤の整備によるにぎわいのある農村への再生】 被災により低下した農業生産力の回復を図るため、生産基盤や畜産関連施設の整備を行い、地域の核とな る畜産経営体を育成し、活力ある農村の再生を図ります。 ○畜産基盤再編総合整備事業 飼料生産体系の確立、飼料自給率の向上等を図るため、飼料基盤の整備や畜産関連施設の整備を行い ます。 ○家畜排せつ物処理施設ストックマネジメント事業 広域たい肥センターのうち老朽化の進んだ施設・機械等について機能保全と長寿命化を図るための計 画を策定するとともに、計画に基づいた対策工事を実施していきます。 【4 原発事故による影響への対応】 安全な畜産物の生産体制を確立するため、原発事故による県内畜産物への放射性物質の影響を把握し、草 地土壌等の反転耕や施肥管理指導、給与自粛牧草等の管理指導、牛肉の出荷円滑化などの取り組みを図ります。 ○給与自粛牧草等処理円滑化事業 放射性物質に汚染された稲わらについて、最終処分されるまでの間、適切に一時管理を実施するため、 一時管理施設の保守点検等の維持管理を実施していきます。 ○草地土壌放射性物質低減対策事業 放射性物質に汚染され暫定許容値を超える牧草が生産された地域において、土壌の放射性物質低減を 図り、安全な牧草生産へ向けて草地の反転耕等による除染の取組を推進します。 ○放射性物質影響調査事業 原発事故に起因する畜産物等の放射性物質を測定し、消費者の健康への影響を未然に防ぐとともに、 放射能の影響を低減するための飼料の栽培管理等の指導を行います。 ○肉用牛出荷円滑化推進事業 本県産牛肉の安全性を確保するため、県内外の食肉市場に出荷される全ての県産牛について、放射性 物質検査を実施します。 ・ (農林水産部畜産課企画管理班 菊地 武) 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 4月 5月 NAR 地 方 競 馬 全 国 協 会 岩手競馬(盛岡・水沢開催)4・5月 開催予定表 ※開催期間中の重賞レース ・4/5(土)第39回岩手日報杯スプリングカップ ・4/6(日)第39回あやめ賞 ・4/27(日)第39回赤松杯 4/28(月)第14回留守杯日高賞 ・5/4(日)第27回やまびこ賞 ・5/11(日)第39回シアンモア記念 ・5/18(日)第19回はまなす賞 ・5/25(日)第15回あすなろ賞 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛岡 水 沢 水 沢 水 沢 水 沢
農林水産省は12月19日に平成26年度の酪農・畜産物政策価格を決定しました。また経営安定関連対策も12 月に決定しており、畜種ごとの特性に応じた経営の安定を支援する対策が措置されました。 1.酪農関係対策 加工原料乳生産者補給金の単価は前年度から25銭引き上げられ、12.80円/kgとなりました。補給金の対象 になる限度数量は180万トンで前年度から1万トン減少しました。 また、加工原料乳生産者補給金と一体となって酪農経営の安定を図るため、加工原料乳価格が需給変動に より低落した場合に、生産者の拠出と国の助成金とによる生産者積立金によりその一定部分を補てんする「加 工原料乳生産者経営安定対策事業」が継続実施されます。補てん額は、補てん基準価格である直近3年間の 全国平均取引価格と当年度の全国平均取引価格との差額の8割となります。 関連対策では、1年限りの事業として「加工原料乳供給安定緊急特別対策事業」が実施されます。 この対策は、加工原料乳(脱脂粉乳・バター向けのみ。チーズ向けは対象外)の安定供給に向けた飼養管 理の改善のための自己点検の取組等を緊急に行う指定生乳生産者団体に対し、交付金が交付されるものです。 交付金単価は、脱脂粉乳・バター向けの加工原料乳出荷数量に応じて、0.20円/kgに設定されています。 2.肉用牛関係対策 平成26年度も引き続き 「肉用牛肥育経営安定特別対策事業」 が実施され、原則として四半期ごとの肥育牛 1頭当たりの粗収益が生産コストを下回った場合に、生産者と国の積立金からその差額の8割が補てん金と して生産者に交付されます。 また、肉用子牛生産者補給金制度が継続実施されるほか、それを補完する対策として、「肉用牛繁殖経営支 援事業」が実施されます。肉用子牛の四半期毎の平均売買価格が家族労働費の8割を補償するものとして設 定される発動基準を下回った場合、当該四半期に販売又は自家保留された肉用子牛を対象として、差額の3 /4が補てんされます。発動基準は品種ごとに異なり、黒毛和種42万円、褐毛和種38万円、その他の肉専用 種28万円となります。 3.養豚関係対策 平成22年度から全国一律のシンプルな仕組みに見直された、「養豚経営安定対策事業」が26年度も実施され ます。この対策は、粗収益と生産コストを四半期毎に算定し、粗収益が生産コストを下回った場合に、生産 者と国の積立金からその差額の8割が交付されます。平成23年度からは、県域団体の関与が無くなり、農畜 産業振興機構から生産者への直接交付方式一本となっております。 また、養豚経営安定対策事業を補完する対策として、新規に「養豚経営安定対策補完事業」が実施されます。 この対策は、繁殖性や産肉性などの向上と、配合飼料の節減など生産コストの低減を図るため、純粋種豚又 はその精液を導入する場合(ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種のみ)に、純粋種豚につい ては10万円/頭、精液については1万円/本を上限として交付します。 4.採卵養鶏関係対策 鶏卵の需給・価格の変動に応じ、鶏卵の価格差補てんや需給改善を推進する取組を支援し、鶏卵生産者の 経営と鶏卵価格の安定を図る「鶏卵生産者経営安定対策事業」が26年度も実施されます。 この対策は、鶏卵の標準取引価格(月毎)が補てん基準価格を下回った場合、その差額の9割を補てんさ れます(補てん基準価格と安定基準価格の差額を上限とする)。さらに通常の季節変動を超えて鶏卵の標準取 引価格(日毎)が大幅に下落した場合に、成鶏の更新に当たって長期(鶏卵の標準取引価格(日毎)が安定 基準価格を下回った日の30日前から、安定基準価格以上となる日の前日までに、更新のために成鶏を出荷し、 その後60日以上)の空舎期間を設ける取り組みを行った場合、奨励金が交付されます。奨励金単価は、210円 以内/成鶏1羽です。 5.平成26年度酪農・畜産物政策価格
「平成26年度酪農・畜産物政策価格及び経営安定対策が決定しました」
宮城県農林水産部畜産課
1 加工原料乳生産者補給金単価及び限度数量 平成26年度 対前年度増減 補 給 金 単 価 12.80円/kg 0.25 限 度 数 量 180万トン △1 2 指定食肉の安定価格 (単位:円・kg) 平成26年度 対前年度増減 牛 肉 安 定 上 位 価 格安 定 基 準 価 格 1,105850 3525 豚 肉 安 定 上 位 価 格安 定 基 準 価 格 570425 2020 3 指定肉用子牛の保証基準価格及び合理化目標価格(単位:円/頭) 平成26年度 対前年度増減 保 証 基 準 価 格 黒 毛 和 種 329,000 9,000 褐 毛 和 種 300,000 8,000 そ の 他 の 肉 専 用 種 215,000 6,000 乳 用 種 128,000 6,000 交 雑 種 195,000 7,000 合理化目標価格 黒 毛 和 種 275,000 2,000 褐 毛 和 種 253,000 2,000 そ の 他 の 肉 専 用 種 145,000 1,000 乳 用 種 87,000 1,000 交 雑 種 143,000 1,000 (企画管理班 成田直人)第11回全国和牛能力共進会の開催テーマ決定 「和牛能力共進会」の名称のもと、和牛の能力と斉一性の向上を目指す全国和牛能力共進会も、平成29年に 開催する全共宮城大会で11回目を迎えます。共進会の特徴は、それぞれの時代における和牛生産と改良上の 重要課題を反映した出品区を設定し、日常の登録事業を通じた改良成果の検証と併せて、次世代を託せる素 材の選抜と展示により、今後の和牛改良の方向性をも明示することにあり、毎回、開催のねらいに基づくテー マを掲げてきました。 第11回全共宮城大会の開催テーマについて、主催団体である公益社団法人全国和牛登録協会が公募し、全 国各地の改良組合等から応募があった作品に多く使われていた単語を組み合わせて選定し、この度正式に決 定されました。 【第11回全国和牛能力共進会開催テーマ】
『高
たかめよう生
せいさん産力
りょく伝
つたえよう和
わぎゅう牛
りょく力
明
あ し た日へつなぐ和
わぎゅう牛
生
せいさん産』
前回大会で掲げた“和牛維新”の達成に向け、生産効率の向上と繁殖能力の改良を一層推し進めるという共進 会のねらいを「高めよう生産力」としてストレートに表現し、「伝えよう和牛力」には、消費者への和牛肉の 美味しさのアピールはもちろん、日本農業を支える基幹産業としての和牛の素晴らしさ、牛飼いの魅力、地 域振興に果たす役割などの「和牛力」を、広く伝えていきたいという想いが表現されています。 また、「明日へつなぐ和牛生産」には、次の世代へ改良成果を引き継ぐために、人づくり、組織作りを含め た生産基盤の拡充を図り、さらには脂肪の質や食味性の改良を意識した取り組みを展開しながら、日本農業 と食文化の牽引役として前進していく姿を示しています。 宮城県実行委員会では、この開催テーマの実現と大会の成功に向けて準備を進めていきます。 基本計画策定部会の取り組み 基本計画策定部会は、各関係機関から選出された会員21名で構成し、第11回全共宮城大会の骨子となる基 本方針や大会コンセプト、会場計画・催事計画・運営計画の内容について協議を行っています。 基本方針(案)として、①宮城県の和牛振興による「仙台牛」のブランド力向上、②「食材王国みやぎ」 や観光地など宮城県の魅力をPR、③東日本大震災からの復興と支援への感謝を3つの柱として検討してい ます。 基本計画は、今後さらに協議を重ね、7月に開催予定の平成26年度宮城県実行委員会総会に提案します。 出品対策部会の取り組み 出品対策としては、第11回全共宮城大会「肉牛の部」の出品区においても、最上位を1つ獲得することを 目標としており、出品条件である24ヵ月未満で肥育を完了する早期肥育技術を確立するため、平成28年度ま でに肥育試験を2回実施することとしています。 第1回目の肥育試験は昨年12月から開始しており、基幹種雄牛「安平勝」号と「忠勝美」号を父にもつ去 勢産子49頭を用いて、県内18戸の肥育農家で実施しています。 試験期間中は、定期的な体重測定や血液成分等の調査を行い、既に設定してある肥育マニュアル通りの増 体や、ビタミンコントロールがなされているかなどについて巡回指導を実施しています。 また、これからは、超音波肉質診断装置を用いた生体での肉質画像解析や、おいしさ評価(オレイン酸等) を向上させる飼料給与試験を実施する予定です。第11回全国和牛能力共進会宮城大会に向けて
第11回全国和牛能力共進会宮城県実行委員会
第3回基本計画策定部会(平成26年2月) 第1回24ヵ月早期肥育試験牛の引渡(平成25年12月)
出品の区分(案)
出品区 生後月齢 ※4 生年月日 備考 第1区 (若雄) 15〜23ヵ月未満 平27.10.8〜平28.6.7 第2区 (若雌の1) 14〜17ヵ月未満 平28.4.8〜平28.7.7 第3区 (若雌の2) 17〜20ヵ月未満 平28.1.8〜平28.4.7 第4区 (系統雌牛群) 14ヵ月以上 平28.7.7以前 第5区 (繁殖雌牛群) 3産以上 第6区 (高等登録群) 14ヵ月以上 平28.7.7以前 第7区 (総合評価群) ※1 種牛群 17〜24ヵ月未満 平27.9.8〜平28.4.7 肉牛群 24ヵ月未満 平27.9.8以降 第8区 (若雄後代検定牛群) 24ヵ月未満 平27.9.8以降 ※2 第9区 (去勢肥育牛) 24ヵ月未満 平27.9.8以降 ※3 ※1 出品牛の父牛は、平成17年10月1日以降生まれのもの。 ※2 出品牛の父牛は、平成22年10月1日以降生まれのもの。 ※3 出品牛の父牛は、平成17年10月1日以降生まれのもの。 ※4 月齢は宮城会場初日(平成29年9月7日)で起算する。 ・ (宮城県農林水産部畜産課 大久保潤一)宮城県指定種豚場協議会が
解散しました
予防接種生産者負担金の
改定について
一般社団法人 宮城県畜産協会
消費税の増税・各種補助金の削減・ワクチン価格 の変動等により、予防接種生産者負担金を平成26年 4月1日より下表のとおり改定いたしますので、事 情ご賢察頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げ ます。 豚用ワクチン生産者負担金 ワクチン名 負担金単価 豚丹毒(生) 180円 豚丹毒(不) 330円 豚オーエスキー病 280円 豚死流産3種混合 1,540円 豚日本脳炎(生) 620円 豚日本脳炎(不) 620円 豚パルボ(不) 1,030円 豚伝染性胃腸炎 770円 豚伝染性胃腸炎 ・流行性下痢混合 1,050円 牛用ワクチン生産者負担金 ワクチン名 負担金単価 牛アカバネ病 2,100円 牛炭疽 640円 牛五種混合 2,300円 牛六種混合 2,470円 牛ヘモフィルス 1,230円 牛コロナウイルス 1,300円 ・ (家畜衛生課 伊藤利樹) 宮城県指定種豚場協議会は、種豚の改良増殖を担 う農場を対象に13農場をもって、昭和43年9月9日 に設立しました。昭和54年には120農場まで増えま したが、その後は養豚農家の減少ともに会員数も減 り続け、昨年は5農場となりました。 本協議会としましては、県内の養豚振興に寄与す べく事業を実施して参りましたが、残念ながら、平 成26年3月31日をもって46年の歴史に幕を閉じるこ とと相成りました。 これまで、永きに亘り多大なるご支援、ご指導を 賜わりました関係各位に厚くお礼を申し上げ、解散 のお知らせとさせて頂きます。 なお、今後につきましては、宮城県養豚振興協会 において事業継承して参りますので、何卒よろしく お願い致します。〈畜試便り〉
宮城県系統豚を利用した肥育豚LD及びLDDの産肉性及び肉質
宮城県畜産試験場
本県では、平成13年度にデュロック種系統豚「しもふりレッド」(D種)、平成20年度にランドレース種系統 豚「ミヤギノL2」(L種)が完成し、「宮城野豚(LWD:三元交雑豚)」の素豚として、また、しもふりレッド 純粋肉豚として利用されています(図1)。一方で、LW種母豚生産の減少や純粋種の飼養管理に高度な技術 が必要等の課題もあり、その対応策が求められています。そこで、今回新たな利用方法として、L種にD種を 交配し、大ヨークシャー種(W種)を使用せずに作成できる肉豚のLD種、LD種母豚にD種を再度交配するこ とで高品質の豚肉が期待できるLDD種(図2)の特性を調査しましたので紹介します。 本試験では、LWD種(n=19)、LD種(n=16)、LDD種(n=21)及びD種(n=18)について、市販の肥育前期・ 後期飼料を用い、単飼・不断給餌・自由飲水の条件下で飼養しました。試験の結果、一日平均増体量などの 発育成績に差は見られませんでした(表1)。背脂肪厚は、LWD種とLD種で同等であり、D種ではこれらに 比べ厚く、LDD種はその中間となりました。筋肉内脂肪含量は、LWD種とLD種で同等であり、LDD種とD 種で高くなりました。ドリップロスは、LWD種とLD種で同等であり、LDD種とD種では低く保水性に優れる 結果でした(表2)。これらの結果から、LD種はLWD種の代替として利用できること、またLDD種は、飼養 管理が比較的容易で高品質な豚肉を生産できると考えられます。 なお、今回の結果を活用する上では、下記の点に留意してください。 ①今回の成績は試験農場での飼養環境下で得られたものです。 ②LDD種は、厚脂防止のため、出荷は遅くならないよう適正体重で行ってください。 ・ (種豚家きん部 斉藤隼人) 図1 現在の利用方法の交配図 図2 新たな利用方法の交配図 表1 発育成績 LWD LD LDD D 一日平均増体量(g/日) ・ 922.7・ ±・ 125.5 ・ 937.8・ ±・ 120.7 ・ 910.4・ ±・ 84.2 ・ 936.6・ ±・ 122.8 総飼料摂取量(kg) ・ 299.6・ ±・ 37.9 ・ 284.9・ ±・ 43.0 ・ 289.4・ ±・ 32.9 ・ 283.1・ ±・ 29.5 飼料要求率 ・ 3.66・ ±・ 0.49 ・ 3.52・ ±・ 0.46 ・ 3.56・ ±・ 0.39 ・ 3.49・ ±・ 0.29 体重約30〜115kgの成績 平均値±標準偏差 表2 枝肉・肉質成績 LWD LD LDD D 背脂肪厚(mm) ・ 22.5 ± ・ 4.7b ・ 24.2 ± ・ 6.8b ・ 26.5 ± ・ 4.0b ・ 34.5 ± ・ 10.6a ロース断面積(cm2)* ・ 18.3 ± ・ 2.8 ・ 18.1 ± ・ 4.1 ・ 18.3 ± ・ 3.7 ・ 18.2 ± ・ 3.4 やわらかさ(kgw/cm2) ・ 49.4 ± ・ 9.3 ・ 44.6 ± ・ 10.2 ・ 45.4 ± ・ 9.3 ・ 51.0 ± ・ 7.3筋肉内脂肪含量(%) ・ 4.3 ± ・ 0.5ab ・ 4.2 ± ・ 1.2b ・ 5.9 ± ・ 2.3a ・ 5.8 ± ・ 1.5a ドリップロス(%)24h ・ 3.5 ± ・ 1.9b ・ 2.9 ± ・ 1.7ab ・ 1.7 ± ・ 1.1a ・ 1.9 ± ・ 1.1a 48h ・ 5.4 ± ・ 2.4b ・ 4.7 ± ・ 2.2ab ・ 3.2 ± ・ 1.6a ・ 3.2 ± ・ 1.7a クッキングロス(%) ・ 18.4 ± ・ 3.4 ・ 18.6 ± ・ 3.1 ・ 17.9 ± ・ 3.2 ・ 16.9 ± ・ 3.5 *ロース断面積は第4-5胸椎間 同じ行の異なる文字間に有意差(P<0.05)あり 平均値±標準偏差