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排尿トラブルに関する調査 結果報告書

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Academic year: 2021

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(1)

調査目的

:大地震におけるトイレの備えの実態を把握する

調査対象

: 20~79歳の男女

調査地域

: 東京都、大阪府

調査方法

: インターネットリサーチ

調査時期

: 2018年3月30日(金)~4月2日(月)

有効回答数

: 2000サンプル

<東京都および大阪府の男女(20~79歳)2000名に調査>

大地震におけるトイレの備えに関する調査結果

<本件に関するお問い合わせ> 特定非営利活動法人 日本トイレ研究所 TEL:03-6809-1308 FAX:03-6809-1412 MAIL: web_ml@toilet.or.jp ※本資料を転載、引用される際は上記までご連絡の上、クレジット表記をお願いいたします。

-調査概要-

<ニュースリリース>

特定非営利活動法人 日本トイレ研究所(代表理事:加藤篤、事務所:東京都港区)は、

大地震におけるトイレの備えの実態を把握するため、東京都および大阪府に在住の男女(20~

79歳)を対象にインターネット調査を実施しました。

2018年4月13日

(2)

水洗トイレが溢れたり逆流する危険性があることを44%が知らない

20代は56%が知らない

・排水管が壊れている場合に水洗トイレを使うと、汚水が溢れたり逆流する危険性があることを44.4%が「知らない」と回答

・上の年代ほど認知率が高くなる傾向

結果概要

<主な調査結果>

【1】病気リスク認知

トイレが嫌などの理由で水分摂取を控えると、エコノミークラス症候群など命に関わる病気になるリスクが高まることについて、「知らない」は、60

代以上17%、20代41%

【2】自宅の水洗トイレが使えなくなった時にどうするか

避難生活を送る場所として「自宅」を選んだ人のうち、「避難所のトイレを利用する」と「公園や公衆トイレを利用する」の合計は44%。「備蓄して

いる災害用トイレを使う」は16%

【3】自宅に備えている防災グッズ

避難生活を送る場所として「自宅」は67%。そのうち、「災害用トイレを備えている」は20%

【4】防災について身近な人と話し合っているか

家族や身近な人と、防災について普段から「十分に話し合っている」は5%。「少し話し合っている」は26%

(3)

避難生活場所

■地域全体が停電・断水している時に選ぶ避難生活場所は、「自宅」が67%、次いで「避難所」31%

【Q1】大地震で地域全体が停電・断水している時、あなたはどちらでの避難生活を選びますか。(ただし、自宅の建物は危険でないこととします)

(SA)/n=2000

自宅

67.2%

避難所

30.5%

自家用車 1.9% その他 0.5% ※全体ベース

<回答理由の抜粋>

自宅

・プライバシーが守られるから

・一番安心できるから

・トイレが不便なことには耐えられないから

避難所

・ライフラインがあるから

・みんなと一緒にいた方が安心だから

・避難所に行けば仮設トイレはあるはずなので

自家用車

・何かあった時にすぐに移動できるので

・自宅はまた揺れるのが心配だし、避難所はプライベートがないから

・自宅に災害用の蓄えが無いから

その他

・実家

・ホテル

・他の地域で生活する

(4)

水洗トイレ使用について

■水洗トイレが使えなくなる可能性があることを、「知っている」が9割を占める

【Q2】大地震が発生すると、断水や停電、下水道管の破損などの理由で水洗トイレが使えなくなる可能性があることを知っていますか。

(SA)/n=2000

※全体ベース

知っている

90.3%

知らない 9.7%

(5)

自宅の水洗トイレが使えなくなった時にどうするか

■ 「避難所のトイレを利用する」が34%でトップ。次いで多いのが「公園や公衆トイレを利用する」

■若い年代ほど「コンビニのトイレを利用する」が高い

【Q3】大地震が発生し、断水により自宅の水洗トイレが使用できなくなった場合、あなたはどうしますか。最もあてはまるものを1つお選びください。

(SA)/n=2000

※全体ベース

(単位:%)

n

2,000

20代

400

30代

400

40代

400

50代

400

60歳以上

400

全体

コンビニのトイレを利用する 12.2 21.5 14.8 10.5 7.5 6.8 公園や公衆 トイレを利用する 17.7 15.8 20.5 19.8 18.8 13.8 避難所のトイレを 利用する 33.9 33.0 34.0 32.3 37.8 32.3 野外で用を足す 6.8 10.0 6.3 7.0 5.3 5.5 外部から水を確保して、 その水で流す 14.7 9.8 12.3 17.5 14.8 19.0 備蓄している 災害用トイレを利用する 13.7 9.8 12.3 12.3 14.8 19.3 その他 1.2 1.3 3.5 0% 25% 50% 75% 100% 0.8

(6)

自宅の水洗トイレが使えなくなった時にどうするか

■避難生活を自宅で送りたい人の44%が、「避難所のトイレを利用する」「公園や公衆トイレを利用する」と回答

※避難生活を自宅で送りたい人ベース(n=1343) 避難所のトイレを 利用する 22.9% 公園や公衆トイレを 利用する 20.9% 外部から水を確保し て、その水で流す 18.8% 備蓄している 災害用トイレを利用する 15.6% コンビニのトイレを 利用する 13.7% 野外で用を足す 6.8% その他 1.3%

(7)

水洗トイレ利用のリスクについて

■水洗トイレを使うと汚水が溢れたり逆流するリスクがあることを、「知っている」が56%、「知らない」が44%

■上の年代ほど「知っている」割合が高い

【Q4】あなたは大地震の影響でトイレの排水管が壊れている場合に、水洗トイレを使うと汚水が溢れたり、逆流する危険性がある事を

知っていますか。(SA)/n=2000

※全体ベース (単位:%) n 2,000 20代 400 30代 400 40代 400 50代 400 60歳以上 400 全体 年 代 知っている 55.7 44.0 47.3 53.5 64.0 69.5 知らない 44.4 56.0 52.8 46.5 36.0 30.5 0% 25% 50% 75% 100%

(8)

病気リスク認知

■トイレが嫌などの理由で水分摂取を控えることによる、エコノミークラス症候群などの病気リスクは、「知っている」が72%、

「知らない」が28%

■上の年代ほど認知率が高くなる傾向

【Q5】あなたは避難生活においてトイレが嫌などの理由で水分摂取を控えると、エコノミークラス症候群など命に関わる病気になるリスクが高まることを

知っていますか。(SA)/n=2000

※全体ベース

(単位:%)

n

2,000

20代

400

30代

400

40代

400

50代

400

60歳以上

400

全体

知っている 71.9 59.3 63.3 71.0 82.3 83.5 知らない 28.2 40.8 36.8 29.0 17.8 16.5 0% 25% 50% 75% 100%

(9)

自宅に備えている防災グッズ

■自宅に備えている防災グッズは、「飲料水」(60%)、「懐中電灯・ランタン」(58%)、「食料品」(48%)の順に多い

■東京都の方が防災グッズの備蓄率が高い

【Q6】あなたが現在、防災グッズとして自宅に備えているものを全てお選びください。(MA)/n=2000

※全体ベース n 飲 料 水 懐 中 電 灯 ・ ラ ン タ ン 食 料 品 ト イ レ ッ ト ペ ー パ ー ラ ジ オ 軍 手 ポ リ 袋 ( 4 5 L な ど の サ イ ズ ) ウ ェ ッ ト テ ィ ッ シ ュ 歯 ブ ラ シ 新 聞 紙 ス リ ッ パ 災 害 用 ト イ レ 笛 消 毒 剤 ヘ ル メ ッ ト 消 臭 剤 そ の 他 特 に 備 え て い な い 2,000 60.2 57.5 47.7 40.1 39.7 36.2 36.0 33.6 30.7 24.7 19.2 16.9 14.3 14.1 12.0 7.8 6.3 23.9 東京都 1,000 66.3 59.4 53.4 43.1 42.9 38.5 36.9 35.7 32.1 25.9 21.2 20.4 16.6 14.6 14.9 8.5 7.5 20.6 大阪府 1,000 54.1 55.6 42.0 37.0 36.5 33.8 35.1 31.5 29.2 23.4 17.1 13.4 12.0 13.6 9.1 7.0 5.0 27.1 全体 エ リ ア (単位:%)     全 体 全体  +10ポイント 全体  +5ポイント 全体  -5ポイント 全体  -10ポイント ※グラフ内スコア:全体スコアを表示 ※nが30未満の時は参考値 ※「0」は「-」として表記 60.2 57.5 47.7 40.1 39.7 36.2 36.0 33.6 30.7 24.7 19.2 16.9 14.3 14.1 12.0 7.8 6.3 23.9 0% 20% 40% 60% 80%

(10)

災害用トイレ備蓄のきっかけとなった情報

【Q7】Q6で「災害用トイレ」を選んだ方にお伺いします。災害用トイレを備蓄するきっかけとなったものを、1つお選びください。(SA)/n=338

■災害用トイレを備蓄するきっかけとなった情報源は、「テレビ・新聞等の報道」が50%を占める。次いで「店舗の防災コー

ナー」が15%

テレビ、新聞等の報道 50.0% 店舗の防災コーナー 15.1% 行政機関のパンフレット、 ホームページ 10.9% 知人に勧められた 8.3% 地域の防災訓練 4.7% その他 10.9% ※災害用トイレを備蓄している人ベース

(11)

10

© 2018 NPO Japan Toilet Labo

災害時のトイレに関する情報について

■災害時のトイレに関する情報が提供されたら良いと思うものは、「テレビ、新聞等の報道」が86%でトップ。次いで「行政機

関のパンフレット、ホームページ」が57%で続く

■最も良いと思うものも、複数回答と同様に、「テレビ、新聞等の報道」(60%)、「行政機関のパンフレット、ホームページ」

(18%)の順で続く

【Q8】

災害時のトイレに対する知識や情報は何によって提供されたら良いと思いますか。良いと思うものと最も良いと思うものをお選びください。

(MA・SA)/n=2000

n テレビ、 新聞等の報道 行政機関の パンフレット、 ホームページ 店舗の 防災コーナー 地域の 防災訓練 知人からの情報 その他 2,000 86.4 56.8 44.9 43.4 20.2 1.7 2,000 60.3 18.3 8.1 9.4 2.5 1.5 【東京都】男性20代 100 77.0 44.0 36.0 28.0 21.0 3.0 【東京都】男性30代 100 83.0 46.0 41.0 30.0 14.0 -【東京都】男性40代 100 85.0 50.0 42.0 35.0 17.0 -【東京都】男性50代 100 85.0 60.0 47.0 42.0 15.0 -【東京都】男性60代以上 100 89.0 74.0 53.0 59.0 16.0 5.0 【東京都】女性20代 100 87.0 47.0 55.0 46.0 31.0 2.0 【東京都】女性30代 100 85.0 54.0 50.0 34.0 27.0 -【東京都】女性40代 100 87.0 56.0 45.0 45.0 25.0 3.0 【東京都】女性50代 100 93.0 65.0 53.0 36.0 16.0 1.0 【東京都】女性60代以上 100 91.0 72.0 50.0 52.0 20.0 -【大阪府】男性20代 100 85.0 39.0 40.0 39.0 19.0 -【大阪府】男性30代 100 88.0 54.0 42.0 41.0 16.0 4.0 【大阪府】男性40代 100 86.0 60.0 37.0 48.0 20.0 2.0 【大阪府】男性50代 100 84.0 61.0 33.0 41.0 23.0 2.0 【大阪府】男性60代以上 100 83.0 67.0 42.0 66.0 23.0 2.0 【大阪府】女性20代 100 81.0 46.0 44.0 42.0 24.0 4.0 【大阪府】女性30代 100 88.0 49.0 52.0 47.0 20.0 3.0 【大阪府】女性40代 100 83.0 56.0 44.0 41.0 18.0 2.0 【大阪府】女性50代 100 96.0 65.0 47.0 45.0 22.0 1.0  良いと思うもの(複数回答)全体 エリア×性別 ×年代 最も良いと思うもの(単一回答)全体 86.4 56.8 44.9 43.4 20.2 1.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 良いと思うもの(複数回答)全体 最も良いと思うもの(単一回答)全体 *属性別数表は、複数回答の値 ※全体ベース

(12)

災害用トイレの認知

■それぞれの災害用トイレの認知率は、「仮設トイレ」(88%)、「簡易トイレ」(52%)、「携帯トイレ」(47%)、「マン

ホールトイレ」(25%)の順で高い

【Q9】

あなたは下記の災害用トイレを知っていますか。あてはまるものを1つずつお選びください

(SA)/n=2000

※全体ベース (単位:%) n 2,000 2,000 2,000 2,000 Q9-1.携帯トイレ Q9-2.簡易トイレ Q9-3.仮設トイレ Q9-4.マンホールトイレ 使ったことがある 3.9 3.3 54.5 1.7 見たことはあるが使ったことはない 43.0 48.7 33.8 23.1 見たことも使ったこともない 53.1 48.1 11.8 75.3 0% 25% 50% 75% 100%

(13)

防災について身近な人と話し合っているか

■防災について身近な人と「話し合っている」割合は31%で、「話し合っていない」(52%)の方が高い

【Q10】あなたは、家族や身近な人と、防災について普段から話し合っていますか。あてはまるものを1つお選びください。(SA)/n=2000

※全体ベース 十分に話し合っている 4.8% 少し話し合っている 25.8% どちらともいえない 18.0% あまり話し合っていない 29.5% 全く話し合っていない 22.0%

(14)

まとめ

首都直下地震や南海トラフ地震など、今後起こると言われている大規模災害への備えが大きな課題となっています。災害時のトイレ問題は、こ

れまでも繰り返してきた命に関わる問題です。そこで、日本トイレ研究所は都市部のトイレの備えの現状を把握することを目的として、東京と大阪の

市民を対象にアンケート調査を実施しました。

地震の際に避難する場所として全体の67%が自宅での避難を望んでいることがわかりました。その一方で、トイレの備えは17%にとどまっており、

52%は避難所のトイレ、公衆トイレ、公園トイレを利用することを望んでいることがわかりました。

この結果から、避難所においては避難者だけでなく、地域住民のことも配慮したトイレの備えが必要であると考えられます。また、避難所だけではト

イレ対応しきれないと考えられるため、自宅避難をする方々へのトイレの備えの啓発が重要だと考えます。

災害時における水洗トイレを使用することのリスクや、エコノミークラス症候群などに関する情報が、年代が若くなるほど不足している傾向が明らかに

なりました。今後これらの情報提供の徹底が必要と考えられます。

特定非営利活動法人日本トイレ研究所について

日本トイレ研究所は、「トイレ」をとおして社会をより良い方向へ変えていくことをコンセプトに活動しているNPO団体。トイレから、環境、文化、教育、健康について考 え、すべての人が安心してトイレを利用でき、ともに暮らせる社会づくりを目指している。近年は、「子どもたちのトイレ・排泄」「災害時のトイレ・衛生対策」「世界をもて なすトイレ環境づくり」「自然エリアにおけるトイレ・し尿処理対策」を主なテーマとして、行政や研究機関、企業、市民、団体等と連携しながら活動を展開している。 <これまでの主な調査> ・2014-2015年「トイレの困りごとに関する調査」 ・2016年「親と子の便秘に関する意識調査」

参照

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