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1 幼稚園教育の意義と成果幼稚園教育は 生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児期における重要な教育であり 小学校以後の発達に少なからぬ影響を及ぼすものである 特にも よりよい教育環境の中で 教師との信頼関係に基づき 幼児期の特性を踏まえて展開される活動や指導が その後の学力や意欲 勤勉性や協調性などに

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Academic year: 2021

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1 幼稚園教育の意義と成果

幼稚園教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児期における重要な教育であり、小学 校以後の発達に少なからぬ影響を及ぼすものである。特にも、よりよい教育環境の中で、教師 との信頼関係に基づき、幼児期の特性を踏まえて展開される活動や指導が、その後の学力や意 欲、勤勉性や協調性などに与える影響は大きい。 本市の幼稚園教育は、幼稚園指導要領の趣旨である健康・人間関係・環境・言葉・表現を基 本として、特にも物的・空間的環境を計画的に構成する中で、遊びを通じて幼児の指導を行う ことを重視しており、小学校教育へのなめらかな接続が行われている。

2 現状と課題

(1)少子化の推移 今後も少子化の進展がさらに見込まれ、平成 38 年には、平成 28 年の児童数と比較して 約 30%が減少すると見込まれている。 ※H28 及び H29 は、それぞれ各年度末の数字(年齢別人口調べ(市民課))。H30 以降は、 推計(“H27 まち ひと しごと人口ビジョン(政策企画課)”における出生数)。

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(2)市立幼稚園の運営及び施設の状況 ① 運営状況 少子化による幼児人口の減少や就労形態の多様化に伴う保護者の保育需要により、全 ての園が定員に満たない状況となっているほか、地域により利用定員充足率に差が生じ ている。 また、平成 29 年度においては、狐禅寺幼稚園の3・4歳児が、弥栄幼稚園では、 4・5歳児が一緒になったいわゆる“複式”の学級編成となっている。 ② 施設の状況 舞川幼稚園などの4園は昭和 50 年代の建設であり、老朽化が懸念され、就園状況を 踏まえた計画的な改修が求められる。 ○市立幼稚園の運営状況(平成 29 年 5 月 1 日現在)及び建築年度 (単位:人) ※資料 いちのせきの教育(一関市教育委員会発行)より。充足率=園児数計/利用定員数 (3)市全体の就学前の児童数と利用定員数の比較 市全体の就学前の児童数と平成 28 年度の利用定員数 4,500 人を比較すると、平成 30 年 の児童数は 4,403 人と予想されており、利用定員数を下回ることになる。 また、児童数そのものの減少に伴い保育所・幼稚園ともに入所(園)児童数の減少が見 込まれるが、これまでの利用状況の変動を踏まえると、幼稚園への入園児童数の減少率は 保育所よりも大きいものと見込まれる。 利用定員 1号 2、3号 計 充足率(%) 舞川幼稚園 100 60 ― 60 7 8 12 27 45% S54 真滝幼稚園 100 60 ― 60 8 13 13 34 57% S54 厳美幼稚園 100 60 ― 60 11 7 8 26 43% S57 赤荻幼稚園 100 90 ― 90 16 18 18 52 58% S58 萩荘幼稚園 100 90 ― 90 9 9 12 30 33% S62 狐禅寺幼稚園 70 50 ― 50 2 7 8 17 34% H3 弥栄幼稚園 70 50 ― 50 3 6 2 11 22% H4 いずみの森幼稚園 150 90 0 90 8 7 9 24 27% H10 摺沢幼稚園 105 60 ― 60 11 12 10 33 55% H3 げいび幼稚園 80 60 ― 60 4 5 10 19 32% H4 合計 975 670 0 670 79 92 102 273 41% 計 建築 年度 利用定員 園名 施設 定員 3歳児 4歳児 5歳児

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※“就学前の児童数見込”は、「2(1)」と同じ考え方。 ※“保育所及び幼稚園の入所(園)児童数推移”は、“H28 までの変動率”“H28 時点での 待機児童数”を考慮して積算したものであり、幼稚園の園児数には、こども園の 1 号認 定を含んでいる(“いちのせきの教育”より)。

3 市立幼稚園のこども園化等に係る基本的な考え方

全ての子どもが健やかに育まれる社会の形成が求められており、乳幼児期の重要性や特性を 踏まえ、家庭や地域社会が一体となって、子どもたちが健やかに成長できるよう、幼児期の教 育・保育、地域の子ども・子育て支援を推進していく必要がある。 平成 29 年度からは、市立幼稚園での一時預かり制度を導入したところであるが、今後もこれ までの特色ある幼児教育の継続や質の高い幼児期の教育、保育を総合的に提供するため、保育 施設と幼稚園施設の配置状況や保護者等のニーズなどを勘案しながら、積極的に市長部局と連 携、協力を図る。 (1)私立の運営が可能な地域 少子化の動向を踏まえつつ、地域ごとの幼児期の学校教育・保育を必要とする利用者数 を勘案し、条件が整えば私立の幼児教育機関に幼児教育(認定こども園を含む。)を委ねる ことを検討する。 (2)私立の運営が難しい地域

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こども園化を推進する。

(3)小規模な市立幼稚園

今後の就園状況、私立を含めた地域の実情やバランス等を考慮し、他の園で補完が可能 な場合は統廃合を検討する。なお、検討にあたっては、就園児童数(推計を含む。)及び周 辺幼稚園等の受け入れ可能状況等を踏まえるものとする。

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4 市立幼稚園のこども園化等に係る具体的な方針

(1)一関地域の幼稚園 市立幼稚園の充足率の平均は 41%(3 頁“市立幼稚園の運営状況”資料より)となって おり、充足率 50%に満たない幼稚園について、今後、統廃合を検討する際の対象幼稚園と する。なお、統廃合の検討においては、通園時間や地区間のバランス等を考慮する。 ○H29 一関地域の就園児童数(平成 29 年 5 月 1 日現在。単位:人) 1号 2、3号 計 舞川幼稚園 公立 幼稚園 100 60 ― 60 ― ― ― 0 7 8 12 27 45% 真滝幼稚園 公立 幼稚園 100 60 ― 60 ― ― ― 0 8 13 13 34 57% 厳美幼稚園 公立 幼稚園 100 60 ― 60 ― ― ― 0 11 7 8 26 43% 赤荻幼稚園 公立 幼稚園 100 90 ― 90 ― ― ― 0 16 18 18 52 58% 萩荘幼稚園 公立 幼稚園 100 90 ― 90 ― ― ― 0 9 9 12 30 33% 狐禅寺幼稚園 公立 幼稚園 70 50 ― 50 ― ― ― 0 2 7 8 17 34% 弥栄幼稚園 公立 幼稚園 70 50 ― 50 ― ― ― 0 3 6 2 11 22% 一関あおば保育園 公立 認可保育所 150 150 150 15 24 24 63 26 26 26 141 94% 市野々保育園 公立 へき地保育所 30 ― ― 30 ― ― ― 0 3 1 1 5 17% 本寺保育園 公立 へき地保育所 30 ― ― 30 ― ― ― 0 3 3 10% 桜保育園 私立 認可保育所 90 90 90 6 16 18 40 18 16 18 92 102% 山目保育園 私立 認可保育所 80 80 80 6 14 15 35 15 16 18 84 105% 睦保育園 私立 認可保育所 75 75 75 3 15 17 35 15 15 10 75 100% 一関藤保育園 私立 認可保育所 90 90 90 8 13 18 39 19 20 20 98 109% 西光寺保育園 私立 認可保育所 60 60 60 7 8 8 23 13 11 11 58 97% 幸町保育園 私立 認可保育所 75 75 75 9 12 13 34 15 15 14 78 104% 幸町保育園分園 私立 認可保育所 25 25 25 4 9 7 20 20 80% たんぽぽ保育園 私立 認可保育所 60 60 60 4 12 11 27 13 13 13 66 110% 私立 認定こども園(幼) 114 114 ― 114 ― ― ― 0 25 26 26 77 68% 私立 認定こども園(保) 60 ― 60 60 6 12 12 30 15 14 13 72 120% 愛心幼稚園 私立 幼稚園 265 265 ― 265 ― ― ― 0 29 53 46 128 48% 私立 認定こども園(幼) 90 90 ― 90 ― ― ― 0 31 26 31 88 98% 私立 認定こども園(保) 150 ― 150 150 7 20 33 60 27 36 32 155 103% 私立 認定こども園(幼) 120 120 ― 120 ― ― ― 0 35 40 41 116 97% 私立 認定こども園(保) 80 ― 80 80 4 17 21 42 15 12 8 77 96% 私立 認定こども園(幼) 10 10 ― 10 ― ― ― 0 2 4 2 8 80% 私立 認定こども園(保) 60 ― 60 60 6 7 12 25 13 11 12 61 102% 私立 認定こども園(幼) 6 6 ― 6 0 0 1 2 3 50% 私立 認定こども園(保) 90 ― 90 90 5 20 17 42 16 16 18 92 102% こぐま保育園 私立 小規模保育事業 19 ― 19 19 5 9 5 19 ― ― ― 19 100% パステル保育園 私立 小規模保育事業 19 ― 19 19 6 8 5 19 ― ― ― 19 100% こぐま桜木町保育園 私立 小規模保育事業 19 ― 19 19 4 9 6 19 ― ― ― 19 100% さわ保育園 私立 家庭的保育事業 5 ― 5 5 0 2 3 5 ― ― ― 5 100% 保育園ゆいま~る 私立 家庭的保育事業 5 ― 5 5 1 3 1 5 ― ― ― 5 100% 2517 1065 1212 2337 106 230 246 582 401 440 438 1861 80% 利用定員 充足率 (%) 2歳児0~2歳児 認定こども 一関南保育園 認定こども園 赤荻保育園 3歳児 園名 公立・私立 区分 施設 定員 0歳児 1歳児 認定龍澤寺こども園 修紅短期大学附属 認定こども園 認定こども園 一関幼稚園 計 5歳児 4歳児 計

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○一関地域の就園児童数推計及びH28 利用定員数比較(単位:人) ※“就園児童数推移”は、“H28 までの変動率”“H28 時点での待機児童数”を考慮して積算 したもの。ただし、H28 の 1,840 人及びH29 の 1,861 人は実数(一関地域では、H29 から “小規模保育事業”“家庭的保育事業”として、新たに 3 園が開園し 43 名が入園してい る)。 ※平成 28 年度の一関地域の“就学前”児童数は 2,686 人だが、平成 33 年度には 2,216 人 と推計されており(政策企画課:H27 まちひとしごと人口ビジョンにおける出生数)、平成 28 年度の利用定員数 2,294 人を下回ることが予想される。

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(2)花泉地域の幼稚園 少子化が進む中、現在の花泉地域内の施設をこのまま維持した場合、花泉地域内の全施 設の定員割れが生じることが予想される。 花泉地域内は、私立の幼児教育機関が充実していることから、幼児教育については私立 の幼児教育機関に委ねることとし、その際には、市立幼稚園施設の利活用についても検討 する。 ○H29 花泉地域の就園児童数(平成 29 年 5 月 1 日現在。単位:人) ○花泉地域の就園児童数推計及びH28 利用定員数比較(単位:人) ※“就園児童数 推移”は、“H28 までの変動率”“H28 時点での待機児童数”を考慮し て積算したもの。ただし、H28 の 453 人及びH29 の 421 人は実数。 ※なお、平成 28 年度の花泉地域の“就学前”児童数は 506 人だが、平成 29 年度には 464 花泉地域の幼・保の利用定員数 498 人 1号 2、3号 計 いずみの森幼稚園 公立 幼稚園 150 90 0 90 ― ― ― 0 8 7 9 24 27% 涌津保育園 私立 認可保育所 90 ― 90 90 7 12 12 31 15 21 17 84 93% 花泉保育園 私立 認可保育所 90 ― 90 90 9 15 17 41 19 18 17 95 106% 金沢保育園 私立 認可保育所 120 ― 120 120 10 16 18 44 25 24 24 117 98% 私立 認定こども園(幼) 45 45 ― 45 ― ― ― 0 4 2 10 16 36% 私立 認定こども園(保) 45 ― 45 45 4 8 11 23 13 17 15 68 151% 丸喜の家にこにこ保育園 私立 小規模保育事業 18 18 18 3 8 6 17 17 94% 558 135 363 498 33 59 64 156 84 89 92 421 85% 計 4歳児 5歳児 計 施設 定員 0歳児 1歳児 2歳児 0~2歳 児計 3歳児 幼保連携型認定こども 園花泉こども園 園名 公立・ 私立 区分 利用定員 充足率 (%)

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(3)大東地域の幼稚園 大東地域は、保護者の多様なニーズに対応できるよう、摺沢幼稚園と近接する摺沢保育 園との統合による認定こども園化を、市長部局と連携して進める。 ○H29 大東地域の就園児童数(平成 29 年 5 月 1 日現在。単位:人) ○大東地域の就園児童数推計及びH28 利用定員数比較(単位:人) ※“就園児童数 推移”は、“H28 までの変動率”“H28 時点での待機児童数”を考慮し て積算したもの。ただし、H28 の 333 人及びH29 の 312 人は実数。 ※なお、平成 28 年度の大東地域の“就学前”児童数は 450 人で、平成 28 年度の利用定 員数と同数であるが、今後、就学前児童数の減少が予想されている(政策企画課:H 27 まちひとしごと人口ビジョンにおける出生数)。 1号 2、3号 計 摺沢幼稚園 公立 幼稚園 105 60 ― 60 ― ― ― 0 11 12 10 33 55% 大原保育園 公立 認可保育所 90 ― 90 90 1 8 9 18 10 14 22 64 71% 摺沢保育園 公立 認可保育所 60 ― 60 60 5 10 13 28 13 13 15 69 115% 興田保育園 公立 認可保育所 90 ― 90 90 3 8 6 17 13 8 10 48 53% 猿沢保育園 公立 認可保育所 60 ― 60 60 2 6 5 13 11 7 11 42 70% 渋民保育園 公立 認可保育所 45 ― 45 45 0 2 6 8 5 8 8 29 64% 曽慶保育園 公立 認可保育所 45 ― 45 45 0 5 5 10 9 4 4 27 60% 495 60 390 450 11 39 44 94 72 66 80 312 69% 5歳児 計 園名 公立・ 私立 区分 施設 定員 0歳児 1歳児 2歳児 利用定員 充足率 (%) 計 0~2歳 児計 3歳児 4歳児

312

330

(10)

(4)東山地域の幼稚園 東山地域は、保護者の多様なニーズに対応できるよう、げいび幼稚園と近接する長坂保 育園との統合による認定こども園化を市長部局と連携して進める。 ○H29 東山地域の就園児童数(平成 29 年 5 月 1 日現在。単位:人) ○東山地域の就園児童数推計及びH28 利用定員数比較(単位:人) ※“就園児童数 推移”は、“H28 までの変動率”“H28 時点での待機児童数”を考慮し て積算したもの。ただし、H28 の 154 人及びH29 の 153 人は実数。 ※なお、平成 28 年度の東山地域の“就学前”児童数は 223 人で、平成 28 年度の利用定 員数 225 人を既に下回っており、今後、さらに就学前児童数の減少が予想されている (政策企画課:H27 まちひとしごと人口ビジョンにおける出生数)。

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H35

H36

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東山地域 就園児童数

(H29以降は推計)

及び利用定員数比較

就園児童 東山地域の幼・保の利用定員数225人

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1号 2、3号 計 げいび幼稚園 公立 幼稚園 80 60 ― 60 ― ― ― 0 4 5 10 19 32% 長坂保育園 公立 認可保育所 80 ― 80 80 5 12 11 28 17 19 17 81 101% 松川保育園 公立 認可保育所 45 ― 45 45 0 6 5 11 5 13 5 34 76% 田河津児童館 公立 児童館 40 ― ― 40 ― ― ― 0 7 2 10 19 48% 245 60 125 225 5 18 16 39 33 39 42 153 68% 園名 公立・ 私立 区分 施設 定員 0歳児 1歳児 2歳児 0~2歳 児計 利用定員 充足率 (%) 計 3歳児 4歳児 5歳児 計

参照

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