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(1)

BEA

WebLogic

Platform

BEA WebLogic

(2)

著作権

Copyright © 2002 BEA Systems, Inc. All Rights Reserved.

限定的権利条項

本ソ フ ト ウ ェ アおよびマニ ュ アルは、 BEA Systems, Inc. 又は日本ビー ・ イー ・ エー ・ シ ス テムズ 株式会社 ( 以下、 「BEA」 と いい ます ) の使用許諾契約に基づいて提供さ れ、 その内容に同意する 場合にのみ使用する こ と ができ、 同契約の条項通 り にのみ使用ま たはコ ピーする こ と ができ ます。 同契約で明示的に許可さ れてい る以外の方法で同 ソ フ ト ウ ェ アを コ ピーする こ と は法律に違反し ます。 こ のマニ ュ アルの一部ま たは全部を、 BEA か ら の書面に よ る事前の同意な し に、 複写、 複 製、 翻訳、 あ る いはいかな る電子媒体ま たは機械可読形式への変換も行 う こ と はで き ません。 米国政府に よ る使用、 複製 も し く は開示は、 BEA の使用許諾契約、 および FAR 52.227-19 の 「Commercial Computer Software-Restricted Rights」 条項のサブパラ グ ラ フ (c)(1)、 DFARS

252.227-7013 の 「Rights in Technical Data and Computer Software」 条項のサブパ ラ グ ラ フ (c)(1)(ii)、 NASA FAR 補遺 16-52.227-86 の 「Commercial Computer Software--Licensing」 条項のサ

ブパ ラ グ ラ フ (d)、 も し く はそれ ら と 同等の条項で定め る制限の対象 と な り ます。 こ のマニ ュ アルに記載さ れてい る内容は予告な く 変更 さ れる こ と があ り 、 ま た BEA に よ る責務を 意味する も のではあ り ません。 本ソ フ ト ウ ェ アおよびマニ ュ ア ルは 「現状のま ま」 提供さ れ、 商 品性や特定用途への適合性を始め と する ( ただ し、 こ れ ら には限定 さ れない ) いかな る種類の保 証も与え ません。 さ ら に、 BEA は、 正当性、 正確 さ、 信頼性などについて、 本ソ フ ト ウ ェ アま た はマニ ュ アルの使用 も し く は使用結果に関し ていかな る確約、 保証、 あ るいは表明も行いません。

商標または登録商標

BEA、 Jolt、 Tuxedo、 および WebLogic は BEA Systems, Inc. の登録商標です。 BEA Builder、 BEA Campaign Manager for WebLogic、 BEA eLink、 BEA Manager、 BEA WebLogic Commerce Server、 BEA WebLogic Enterprise、 BEA WebLogic Enterprise Platform、 BEA WebLogic Express、 BEA WebLogic Integration、 BEA WebLogic Personalization Server、 BEA WebLogic Platform、 BEA WebLogic Portal、BEA WebLogic Server、BEA WebLogic Workshop および How Business Becomes E-Business は、 BEA Systems, Inc の商標です。

その他の商標はすべて、 関係各社がその権利を有し ます。 BEA WebLogic Platform の紹介

パー ト 番号 マニュアルの日付 ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン

(3)

目次

このマニュアルの内容

対象読者...vi

e-docs Web サ イ ト ...vi

こ のマニ ュ アルの印刷方法 ... vi

関連情報...vii

サポー ト 情報 ...vii

表記規則...viii

BEA WebLogic Platform の紹介... 1

WebLogic Platform の機能 ... 2 WebLogic Platform の メ リ ッ ト ... 3 企業が直面する課題 ... 4 要約 ... 4 J2EE アプ リ ケーシ ョ ンの開発... 6 WebLogic Server の多彩な機能と 柔軟性を活用する ... 7 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス を開発する ... 12 Web サービ ス と は ... 12 Web サービ スの標準 ... 13 Web サービ ス開発オプシ ョ ン ... 14

WebLogic Workshop に よ る Web サービ スの開発... 15

WebLogic Workshop を使って Web サービ ス を開発する ... 16

Web サービ ス を ビ ジ ュ アルに設計する ... 18

Web サービ スの ソ ース コー ド を編集する ... 19

Web サービ ス をテ ス ト 、 デバ ッ グする ... 21

WebLogic Workshop を使用し て Web サービ ス をデプ ロ イ メ ン ト 、 管理 する ... 22

エン タープ ラ イ ズ ポータルの構築... 22

(4)

WebLogic Portal ツール ... 27

ポータル管理ツール ... 28

E-Business Control Center... 29

エン タープ ラ イ ズの統合 ... 32 アプ リ ケーシ ョ ン を統合する ... 33 ビ ジネ ス プ ロ セス を管理する ... 35 B2B コ ラ ボレーシ ョ ンを統合する ... 36 データ を翻訳、 変換する ... 38 エン タープ ラ イ ズの管理 ... 40 アプ リ ケーシ ョ ン サーバ リ ソ ース を管理する ... 41 ド メ イ ン を コ ンフ ィ グ レーシ ョ ンする ... 43 追加機能を管理する ... 43 WebLogic Portal のその他の機能を管理する ... 43 WebLogic Integration 追加機能を管理する ... 45 WebLogic Platform ソ リ ューシ ョ ンの構築 ... 46 WebLogic Platform 機能の相互運用 ... 47 オン ラ イ ン販売ポータルを構築する ... 49 製品在庫ポータルを構築する ... 50 従業員 HR ポータルを構築する ... 52 プ ラ ッ ト フ ォームの拡張 ... 53 ま と め... 55

索引

(5)

このマニュ アルの内容

こ のマニ ュ アルでは、 シンプルで拡張性に優れた統合プ ラ ッ ト フ ォーム ソ リ ューシ ョ ンの BEA WebLogic Platform の概要を説明 し ます。 こ のマニ ュ アルの 構成は以下の と お り です。

 「BEA WebLogic Platform の紹介」 では、 WebLogic Platform の主な機能 と 利 点を紹介し、 WebLogic Platform の導入に よ っ て企業がビ ジネ ス上のどのよ

う な課題に対処で き る かを概説し ます。

 「J2EE アプ リ ケーシ ョ ンの開発」 では、 BEA WebLogic Platform 開発ソ リ ューシ ョ ンについて説明 し ます。 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス な どの ミ ッ シ ョ ン ク リ テ ィ カルな J2EE アプ リ ケーシ ョ ン を開発およびデ プ ロ イ する際に不可欠な、 BEA WebLogic Server の機能に焦点を当て ます。

 「WebLogic Workshop によ る Web サービ スの開発」 では、 BEA WebLogic

Workshop 開発フ レーム ワー ク について説明 し ます。 こ のフ レーム ワー ク に

よ り 、 J2EE の専門家だけでな く アプ リ ケーシ ョ ン開発者も、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス アプ リ ケーシ ョ ンの迅速な開発、 テ ス ト 、 およ びデプ ロ イ を実行でき ます。

 「エン タープ ラ イ ズ ポータルの構築」 では、 BEA WebLogic Portal を使用し てエン タープ ラ イ ズ ポータルを構築する ための、 統合さ れた フ レーム ワーク について説明 し ます。

 「エン タープ ラ イ ズの統合」 では、 BEA WebLogic Integration を使用し て、 企業内および企業全体にわたっ てアプ リ ケーシ ョ ン と ビジネス プロ セ ス を統 合する ための ソ リ ューシ ョ ンについて詳細に説明 し ます。

 「エン タープ ラ イ ズの管理」 では、 アプリ ケーショ ン開発と 実行時環境を 管理 する ための統合オペレ ーショ ン ツ ールおよ び管理ツ ールについて説明 し ま す。

 「WebLogic Platform ソ リ ューシ ョ ンの構築」 では、 WebLogic Platform を使 用し てエン タープ ラ イ ズ ビジネ ス ソ リ ューシ ョ ンを構築する例 と 、

WebLogic Platform の機能の相互運用性について説明 し ます。

 「プ ラ ッ ト フ ォームの拡張」 では、 標準ベースの WebLogic Platform の拡張を 検討 さ れているお客様向けのオプシ ョ ンについて説明 し ます。

(6)

対象読者

こ のマニ ュ アルは、 BEA WebLogic Platform の機能 と 利点に関心があ る、 新規ま たは既存の BEA のお客様を対象に し ています。

e-docs Web

サイ ト

BEA 製品の ド キ ュ メ ン ト は、 BEA の Web サ イ ト で入手でき ます。 BEA ホーム

ページか ら [ 製品の ド キ ュ メ ン ト ] を ク リ ッ ク する か、 以下の URL にあ る製品 の ド キ ュ メ ン ト のページに直接ア ク セ ス し て く だ さ い。 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.html

このマニュ アルの印刷方法

Web ブ ラ ウ ザの [ フ ァ イル|印刷 ] オプシ ョ ン を使用し て、 Web ブ ラ ウ ザか ら こ のマニ ュ アルを一度に 1 章ずつ印刷でき ます。

こ のマニ ュ アルの PDF 版は、 e-docs Web サ イ ト の WebLogic Platform ド キ ュ メ ン ト ページで入手でき ます。 ま た、 ド キ ュ メ ン ト CD に も収録さ れています。

PDF を Adobe Acrobat Reader で開いて、 マニ ュ アルの全体 ( ま たは一部 ) を書籍

の形式で印刷でき ます。 PDF を表示するには、 WebLogic Platform ド キ ュ メ ン ト のホーム ページ を開き、 [ ド キ ュ メ ン ト のダウ ン ロー ド ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し、 印刷する マニ ュ アルを選択し ます。

Adobe Acrobat Reader をお持ちでない場合、 以下の URL の Adobe Web サ イ ト か

ら無償で入手でき ます。

(7)

関連情報

以下のマニ ュ アルでは、 WebLogic Platform の機能 と コ ンポーネン ト について説 明し てい ます。

 『BEA WebLogic Server の紹介』

 『WebLogic Workshop の紹介』

 『BEA WebLogic Portal 開発ガ イ ド 』

 『BEA WebLogic Integration の紹介』

 『WebLogic Platform 7.0 セキ ュ リ テ ィ の紹介』

サポー ト 情報

WebLogic Platform の ド キ ュ メ ン ト に関するお客様か らのフ ィ ー ド バ ッ ク は、 弊

社に と っ て大変貴重な も のです。 ご意見やご質問があ り ま し た ら、 電子 メ ールで

docsupport-jp@beasys.com までお送 り く だ さ い。 お送 り いただいたご意見は、

WebLogic Platform ド キ ュ メ ン ト の作成および改訂を担当する BEA ス タ ッ フが直

接拝見いた し ます。

電子 メ ール メ ッ セージには、 ご使用の WebLogic Platform ド キ ュ メ ン ト の リ リ ー ス番号を明記し て く だ さ い。

本バージ ョ ンの BEA WebLogic Platform について不明な点があ る場合、 ま たは

BEA WebLogic Platform の イ ン ス ト ールおよび動作に問題があ る場合は、 BEA WebSupport (www.bea.com) を通じ てカ ス タ マ サポー ト までお問い合わせ く だ さ い。 カ ス タ マ サポー ト への連絡方法については、 製品パ ッ ケージに同梱 さ れて いる カ ス タ マ サポー ト カー ド に も記載さ れています。 カ ス タ マ サポー ト では以下の情報をお尋ねし ますので、 お問い合わせの際はあ ら か じ めご用意 く だ さ い。  お名前、 電子 メ ール ア ド レ ス、 電話番号、 フ ァ ク ス番号  貴社名 と ご住所

(8)

 お使いの機種 と コー ド 番号  お使いの製品の名前 と バージ ョ ン  問題の状況 と 表示 さ れる エ ラー メ ッ セージの内容

表記規則

こ のマニ ュ アルでは、 全体を通し て以下の表記規則が使用さ れています。 表記法 説明 太字テキス ト 用語集で定義 さ れてい る 用語を示す。 〔Ctrl〕 + 〔Tab〕 2 つ以上のキーを同時に押す こ と を示す。 斜体 強調または書籍の タ イ ト ルを示す。 等幅テキスト コ ー ド サンプル、 コ マ ン ド と そのオプシ ョ ン、 デー タ構造体 と その メ ンバー、 データ 型、 デ ィ レ ク ト リ 、 お よびフ ァ イル名 と その拡張子を示す。 等幅テ キ ス ト はキーボー ド か ら 入力する テ キ ス ト も 示す。 例:

#include <iostream.h> void main ( ) the pointer psz chmod u+w * \tux\data\ap .doc tux.doc BITMAP float 太字の等幅 テキスト コ ー ド 内の重要な語を示す。: void commit ( )

(9)

斜体の等幅 テキスト コ ー ド 内の変数を示す。: String expr すべて大文字の テ キ ス ト デバ イ ス名、 環境変数、 およ び論理演算子を示す。: LPT1 SIGNON OR { } 構文の中で複数の選択肢を示す。{ } 自体は、 入力し ない。 [ ] 構文の中で任意指定の項目を示す。[ ] 自体は、 入力 し ない。 例:

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... | 構文の中で相互に排他的な選択肢を区切る 。| 自体は、 入力 し な い。 ... コ マ ン ド ラ イ ンで以下のいずれかを示す。  引数を複数回繰 り 返す こ と がで き る 。  任意指定の引数が省略 さ れてい る 。  パ ラ メ ータ や値な ど の情報を追加入力で き る 。 ... 自体は、 入力 し ない。 例:

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... . . . コ ー ドサンプル ま たは構文で項目が省略 さ れてい る こ と を示す。 垂直の省略記号自体は、 入力 し ない。

(10)
(11)

BEA WebLogic Platform

の紹介

BEA WebLogic Platform は、 既存の BEA WebLogic 製品群を、 シンプルで拡張性

に優れたプ ラ ッ ト フ ォーム ソ リ ューシ ョ ン と し て統合し た も のです。 WebLogic

Platform は、 既存の BEA WebLogic 製品のすべての機能、 つま り アプ リ ケーシ ョ

ン サーバ、 開発、 ポータル、 および統合の各機能が高度に統合さ れた ソ リ ュー シ ョ ンであ り 、 共通アプ リ ケーシ ョ ン イ ン フ ラ ス ト ラ ク チ ャの利点を、 堅牢で 使いやすいフ レーム ワーク に融合でき ます。

以下の図に、 WebLogic Platform 共通アプ リ ケーシ ョン イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ を 示し ます。

(12)

WebLogic Platform

の機能

図 1 で示し た よ う に、 WebLogic Platform には以下の機能があ り ます。 表1 WebLogic Platform の機能 機能 解説 アプ リ ケーシ ョ ン サーバ

高い実績を誇る BEA WebLogic Server を介 し て、e ビ ジネ ス アプ リ ケーシ ョ ン の迅速な開発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 およ び管理を行 う ための堅牢な基盤。 共通ア プ リ ケーシ ョ ン実行時環境 も 実装 さ れてい る。 開発 と デプ ロ イ メ ン ト 開発、 デプロ イ メ ン ト 、 および実行時環境が統合された もので、 以下の機能がある。  エン タ ープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス な ど の J2EE アプ リ ケーシ ョ ン を、 WebLogic Server を介 し て開発およ びデプ ロ イす る ための、 柔軟で充実 し た フ レーム ワー ク 。

 グ ラ フ ィ カルな開発フ レーム ワー ク であ る WebLogic Workshop。J2EE の熟 練者だけでな く アプ リ ケーシ ョ ン開発者 も 強力な Web サービ ス を迅速に構 築で き る。

 WebLogic Server を介 し た共通アプ リ ケーシ ョ ン実行時環境。

ポー タ ル BEA WebLogic Portal を使用し て、 エン タープ ラ イ ズポー タルを構築す る ため の統合フ レーム ワー ク で、 以下の機能があ る。  高パフ ォーマ ン ス のエン タープ ラ イ ズポー タ ルを効率的に構築、 使用開始、 お よび保守で き る、 サービ ス と ツールのセ ッ ト 。  充実し たユーザイ ン タ フ ェース を持つ複数のエン タープラ イ ズポータル と ポー ト レ ッ ト を容易に作成、 カ ス タ マイ ズ、 および管理で き る フ レーム ワーク。  事前に定義 し たルールセ ッ ト に基づき 、 閲覧者に よ る ブ ラ ウ ズの行動パ タ ーンや特徴に合わせてポー タ ルの コ ン テ ン ツ を調整す る機能。  WebLogic Portal の機能 と リ ソ ース にア ク セ ス する ため、 お よび IT 部門の負 担を軽減す る ためのポー タ ル管理ツール。  ポータ ル統合の費用を削減 し、 アプ リ ケーシ ョ ン統合に Web サービ ス を活 用で き る よ う にする 、 標準ベース のアプ ロ ーチ。  WebLogic Server を介 し た、 共通アプ リ ケーシ ョ ン実行時環境。

(13)

WebLogic Platform

のメ リ ッ ト

WebLogic Platform の共通アプ リ ケーシ ョ ン イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ を使用する と 、 以下の メ リ ッ ト があり ます。  パ ッ ケージ化、 ダウ ン ロー ド、 イ ン ス ト ール、 ラ イ セン ス供与、 ド キ ュ メ ン ト 作成、 サポー ト 、 および リ リ ース ス ケ ジ ュールのモデルを共通化  エン タープ ラ イ ズ機能 と サービ スのセ ッ ト を共有  プ ラ ッ ト フ ォーム全体における、 アプ リ ケーシ ョ ンの共存 と 相互運用性  実績のある WebLogic Server を介し た、 共通アプ リ ケーシ ョ ン サーバの実行 時環境  運用管理 (OA&M) と セキ ュ リ テ ィ に共通のフ レーム ワー ク  アプ リ ケーシ ョ ン ド メ イ ン を生成する ための汎用コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン 統合 BEA WebLogic Integration を使用 し て、 企業内お よび企業全体にわたっ てアプ

リ ケーシ ョ ン と ビ ジネ ス プ ロ セ ス の開発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 お よび統合を行 う ための包括的な ソ リ ュ ーシ ョ ンであ り 、 以下の機能があ る 。  標準ベース の統合技術に よ り エン タ ープ ラ イ ズ情報シ ス テ ム を統合する 。 カ ス タ ムアプ リ ケーシ ョ ンや従来のアプ リ ケーシ ョ ンだけでな く 、 エン タ ー プ ラ イ ズ リ ソ ースプ ラ ン ニン グ (ERP)、 サプ ラ イ チェーンマネジ メ ン ト (SCM)、 人事 (HR)、 およ びカ ス タ マ リ レーシ ョ ン シ ッ プマネジ メ ン ト (CRM) のシ ス テ ム も 統合で き る 。  サプ ラ イ ヤ と パー ト ナ間におけ る コ ラ ボ レーシ ョ ン、 およ びビ ジネス プ ロ セ ス の ワー ク フ ロ ーの自動化がで き る。  WebLogic Server を介し た、 共通アプ リ ケーシ ョ ン実行時環境。 セキ ュ リ テ ィ セキ ュアなアプ リ ケーシ ョ ンを ビル ドするための共通セキ ュ リ テ ィ フ レーム ワーク。 OA&M アプ リ ケーシ ョ ンの開発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 およ び実行時環境を管理す る ため の、 共通の運用管理 (OA&M) フ レーム ワー ク 。 表1 WebLogic Platform の機能 (続き ) 機能 解説

(14)

 WebLogic Platform のサンプル と QuickStart アプ リ ケーシ ョ ンが用意さ れて お り 、 WebLogic Platform を シーム レ スにすぐ に使い始める こ と がで き る

企業が直面する課題

以下の表で強調さ れてい る よ う に、 WebLogic Platform のシ ンプルで拡張性に優 れた統合アーキテ ク チャ に よ り 、 企業が直面する ビ ジネス上の課題に対処する こ と ができ ます。

要約

こ の節では WebLogic Platform の主な特徴 と メ リ ッ ト について紹介し、 WebLogic Platform の導入に よ っ て企業がビ ジネ ス上のどのよ う な課題に対処で き る かについて概説し ま し た。 以降の節では、 WebLogic Platform の特徴について詳し く 説明し ます。 ま た、 共 通アプ リ ケーシ ョ ン イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ に よ り 、 多様なシ ス テムにま たがっ て ビジ ネス プロ セ ス を構築、 統合、 および展開する方法について説明し ます。 ご自身の業務目標に最も近い情報にア ク セ スするには、 以下の表に概説 さ れてい る ト ピ ッ ク を参考に し て く だ さ い。 表2 企業が直面する課題 特徴 企業が直面するビジネス上の課題 統合アーキテ ク チ ャ—開発、 ポー タ ル、 お よび 統合の各機能の融合 顧客は、 膨大かつ多様なアプ リ ケーショ ンの イ ン ス ト ール、 習得、 統合、 お よびサポー ト に対応す る必要があ る 。 簡素化 さ れた開発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 お よび管 理—開発者が業務目標を達成で き る よ う 強力に 支援する 。 多様な製品や分散化 し たプ ラ ッ ト フ ォームに よ り 、 開発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 お よび管理が複雑化 し てい る 。 拡張可能なアーキ テ ク チャ—堅牢で ス ケー ラ ブ ルなプ ラ ッ ト フ ォーム をサポー ト 複数の独自シス テ ムに依存 し てい る ため、 シ ス テ ムの統合や成長が困難。

(15)

3 WebLogic Platform の ト ピ ッ ク

知り たい内容 参照する ト ピ ッ ク

ミ ッ シ ョ ン ク リ テ ィ カルな J2EE アプ リ ケーシ ョ ン を開発

し デプ ロ イ する

6 ペ-ジの 「J2EE アプ リ ケーシ ョ ンの開発」 で、WebLogic Platform 開発 ソ リ ュ ーシ ョ ンについて説明 し、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス な ど の ミ ッ シ ョ ン ク リ テ ィ カルな J2EE アプ リ ケ シ ョ ーン を開発お よびデプ ロ イす る際に不可欠な、BEA WebLogic Server の機能に焦点を当て ます。 エン タ ープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス を開発 し て、 分 散 リ ソ ース を統合す る 12 ペ-ジの 「エン タ ープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス を開発する」 で、 分散シ ス テ ム を統合する ための標準的な方法を提供する、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス の開発方法について説明し ます。 WebLogic Workshop 開発フ レーム ワー ク を使用 し て、 Web サービ ス を開発する

15 ペ-ジの 「WebLogic Workshop に よ る Web サービ ス の開発」 で、 WebLogic Workshop 開発フ レーム ワー ク について説明 し てい ます。 こ のフ レーム ワー ク に よ り 、J2EE の熟練者だけでな く アプ リ ケー シ ョ ン開発者 も 、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス アプ リ ケーシ ョ ンの迅速な開発、 テ ス ト 、 お よびデプ ロ イ を実行で き ます。 従業員、 顧客、 およ びビ ジネ ス パー ト ナ向けに、 パー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン さ れた統合 ポータ ルを作成する 22 ペ-ジの 「エン タ ープ ラ イ ズポータ ルの構築」 で、WebLogic Portal を使用 し てエン タープ ラ イ ズ ポー タ ルを構築す る ための統合 フ レーム ワー ク につ いて説明 し てい ます。 企業内およ び企業全体にわ たっ て、 アプ リ ケーシ ョ ン と ビ ジネ ス プ ロ セ ス を開発、 デ プ ロ イ 、 お よび統合する 32 ペ-ジの 「エン タ ープ ラ イ ズの統合」 で、WebLogic Integration を使用 し て企業内お よび企業全体にわたっ て アプ リ ケーシ ョ ン と ビ ジネ スプ ロ セ ス を統合す る ソ リ ュ ーシ ョ ンにつ いて、 詳細に説明 し てい ます。 プ ラ ッ ト フ ォームセ キ ュ リ テ ィ 機能を管理する

WebLogic Platform 7.0 セキ ュ リ テ ィ の紹介』 で、WebLogic Platform 7.0 で使用 さ れ る セ キ ュ リ テ ィ の前提条件 と 概念について詳 細に説明 し てい ます。『WebLogic Server セキ ュ リ テ ィ の紹介』 で、 WebLogic Server セ キ ュ リ テ ィ フ レーム ワー ク のアーキテ ク チ ャ に ついて詳細に説明 し てい ます。 アプ リ ケーシ ョ ン開発 と 実行 時環境を管理す る 40 ペ-ジの 「エン タ ープ ラ イ ズの管理」 で、 アプ リ ケーシ ョ ンの開 発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 お よび実行時環境の管理を行 う ための統合管 理ツールについて説明 し てい ます。

(16)

J2EE

アプ リ ケーシ ョ ンの開発

WebLogic Platform ではユーザのニーズ を満たせる ソ リ ューシ ョ ン を用意でき る ので、 開発者の生産性が向上し ます。 た と えば以下の こ と がで き ます。  エン タープ ラ イ ズ開発者は、 WebLogic Server の柔軟で充実し た フ レーム ワーク を使用し て、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス を始め と する J2EE アプ リ ケーシ ョ ン を迅速に開発およびデプ ロ イ でき る。

 アプ リ ケーシ ョ ン開発者は、 WebLogic Workshop を使用すれば、 J2EE の熟

練者 と 同じ よ う にエン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス アプ リ ケーシ ョ ン を迅速に開発、 テ ス ト 、 およびデプロ イ でき る。

以降の節では、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス を始め と する J2EE ア プ リ ケーシ ョ ンの迅速な開発を促進する WebLogic Server の機能について説明し ます。 WebLogic Workshop については、 15 ペ-ジの 「WebLogic Workshop に よ る Web サービ スの開発」 で説明し ます。 包括的な WebLogic Platform ソ リ ューシ ョ ン を構築 し て、 業務目標を達成す る 46 ペ-ジの 「WebLogic Platform ソ リ ュ ーシ ョ ンの構築」 で、 WebLogic Platform を使用し てエン タ ープ ラ イ ズ ビジネ ス ソ リ ュー シ ョ ン を構築する 方法の例を示 し、 ま た、WebLogic Platform 機能の 相互運用について説明 し てい ます。 プ ラ ッ ト フ ォーム を拡張す る 53 ペ-ジの 「プ ラ ッ ト フ ォームの拡張」 では、 標準ベースの WebLogic Platform の拡張を検討 さ れてい る お客様向けのオプシ ョ ン について説明 し ます。 表3 WebLogic Platform の ト ピ ッ ク (続き) 知り たい内容 参照する ト ピ ッ ク

(17)

WebLogic Server

の多彩な機能と柔軟性を

活用する

J2EE アプ リ ケーシ ョ ンを よ り 迅速に開発するには、 堅牢で信頼性の高い基盤が

必要です。 BEA WebLogic Server には WebLogic Platform のバ ッ ク ボーン と し て 機能する基盤が用意 さ れています。

ま た、 WebLogic Server には、 ミ ッ シ ョ ン ク リ テ ィ カルな J2EE アプ リ ケーシ ョ ンの開発 と デプ ロ イ メ ン ト に不可欠な機能 も装備 さ れています。 さ ら に

WebLogic Server には、 他のどのアプ リ ケーシ ョ ン サーバよ り も多 く 、 開発者、

独立系ソ フ ト ウ ェ ア会社 (ISV)、 アプ リ ケーシ ョ ン サービ ス プロバ イ ダ (ASP)、 およびシ ス テム イ ンテグ レータ (SI) に採用さ れてい る と い う 実績があ り ます。 以下の表で、 J2EE アプ リ ケーシ ョ ンの迅速な開発を促進する WebLogic Server の機能に注目し ます。

(18)

4 WebLogic Server の主な機能

機能 解説

J2EE の コ ン ポーネン ト 技術 と サービ ス を 活用する

WebLogic Server は、Sun Microsystems Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) version 1.3 の コ ン ポーネン ト 技術 と サービ ス をサポー ト し てお り 、 J2EE 認定の、 独自に開発 さ れた Java アプリ ケーシ ョ ンサーバ と し ては最初 の も のです。J2EE には以下の仕様が実装 さ れてい ます。

 Java Server Pages (JSP)、Java サーブ レ ッ ト 、 およ びエン タ ープラ イ ズ JavaBean (EJB) —ス ケー ラ ブルで再利用可能な、 コ ン ポーネン ト ベー

ス のアプリ ケーシ ョ ン を開発で き ます。

 Web アプリ ケーシ ョ ン— JSP、 サーブ レ ッ ト 、HTML ページ な ど の Web リ ソ ース の集ま り をデプロ イ で き ます。

 J2EE Connector Architecture (CA) —コ ネ ク タ と も 呼ばれ る リ ソ ース ア ダプタ を介し て、 エン タープラ イ ズ情報シ ス テ ム (Enterprise Information System: EIS) を統合で き ます。

 Java Database Connectivity (JDBC) —標準化 さ れた方法で、 データ ベー ス にア ク セ ス で き ます。

 Java Message Service (JMS) —複数のアプリ ケーシ ョ ン間で非同期 メ ッ セージ交換に よ っ て通信で き ます。 ま た、 標準イ ン タ フ ェース の提供に よ り アプリ ケーシ ョ ン開発が簡素化 さ れます。

 Java Naming and Directory Interface (JNDI) —名前付き リ ソ ース と フ ァ イ ルシ ス テ ムにア ク セ ス で き ます。  ク ラ ス タ 化、 セキ ュ リ テ ィ 、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン、 およ び他の中核サービ ス の管理。 詳細については、40 ペ-ジの 「エン タープラ イ ズの管理」 を 参照 し て く だ さ い。 J2EE では、 アプ リ ケーシ ョ ンのラ イ フサイ ク ル詳細の大部分が管理され、 アプ リ ケーシ ョ ン開発者は イ ン フ ラ スト ラ ク チ ャの管理よ り も ビジネス要件を満た すための作業に集中でき ます。 その結果、 多階層のエン タープラ イ ズアプ リ ケーシ ョ ンの開発作業が簡素化されます。J2EE コ ンポーネン ト ベースのモデ ルでは、 移植可能でスケーラ ブルなビジネスアプ リ ケーシ ョ ンの中核部分を開 発でき る ので、 生産性の向上および市場への迅速な投入が実現でき ます。 J2EE コ ンポーネ ン ト の技術およ びサービ ス の詳細については、 以下の URL の Sun Web サ イ ト を参照し て く だ さ い。 http://java.sun.com/j2ee/sdk_1.3/index.html

(19)

エン タ ープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス を迅速に開発し デプ ロ イ で き る

WebLogic Server ではエン タープラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス を迅速に開 発 しデプ ロ イす る こ と がで き る ので、 分散シ ス テ ム を標準的な方法で統合で き ます。Web サービ ス と は、 分散 さ れた ク ラ イ ア ン ト と サーバが イ ン ター ネ ッ ト 経由で情報交換す る ためにア ク セ スする 、 共有アプリ ケーシ ョ ンの こ と です。 Web サービ ス開発の詳細については、12 ペ-ジの 「エン タープラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス を開発する」 で詳し く 説明し ます。 エン タ ープ ラ イ ズ メ ッ セージの交換を サポー ト し てい る メ ッ セージ と は、 さ ま ざ ま な アプリ ケーシ ョ ン間におけ る通信制御情報が格 納 さ れてい る、 リ ク エ ス ト 、 レ ポー ト 、 お よび イベン ト のいずれか、 ま たは それ ら すべての こ と です。 メ ッ セージには抽象化レベルが設定 さ れてい る の で、 送 り 先のシ ス テ ムに関す る詳細を アプリ ケーシ ョ ン コ ー ド か ら 分離で き ます。

WebLogic Server には Java Message Service (JMS) に基づ く 高度な メ ッ セージ 交換プラ ッ ト フ ォームが実装 さ れてお り 、 複数のアプ リ ケーシ ョ ン間で、 分 散 し緩やかに結合 さ れた通信がで き ます。 具体的には、JMS では以下の こ と がで き ます。  Java アプ リ ケーシ ョ ンで、 メ ッ セージ ン グシ ス テ ム を共有 し て メ ッ セー ジ を交換で き る 。  メ ッ セージの作成 と 送受信用の標準イ ン タ フ ェース が用意 さ れてい る の で、 アプ リ ケーシ ョ ン開発が簡素化 さ れ る 。

WebLogic JMS の機能に関する 詳細については、 以下の URL にあ る BEA e-docs Web サ イ ト の 『WebLogic JMS プ ロ グ ラ マーズ ガ イ ド 』 を参照し て く だ さ い。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/jms/index.html

4 WebLogic Server の主な機能 (続き)

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新規およ び従来のエ ン タ ープ ラ イ ズ情報 シ ス テ ム (EIS) アプ リ ケーシ ョ ンの統合を サポー ト し てい る

WebLogic Server では、 以下の機能に よ っ て、 新規およ び従来の EIS アプリ ケーシ ョ ンの統合がサポー ト さ れてい ます。

 Web サービ ス—共有アプリ ケーシ ョ ンへのア ク セ スおよ びその再利用 に よ り 、 イ ン ターネ ッ ト 経由で情報交換で き ます。

 J2EE Connector Architecture (CA) — リ ソ ース アダプ タ を介 し て、 エン タープ ラ イ ズ情報シ ス テ ム (EIS) を統合で き ます。

 BEA WebLogic/Tuxedo Connector (WTC) — WebLogic Server と Tuxedo 間で双方向ア ク セ ス を行い、 手続き 型、Common Object Request Broker Architecture (CORBA) およ び ATMI の各プ ロ グ ラ ミ ン グモデルに基づ いた、C/C++ ま たは COBOL アプリ ケーシ ョ ンの開発、 管理、 およ びデ プロ イ メ ン ト を実行で き ます。

 WebLogic jCOM — WebLogic Server にデプ ロ イ さ れた Java/J2EE オブ ジェ ク ト と 、Microsoft Office フ ァ ミ リ 製品、VisualBasic や C++ のオブ ジェ ク ト 、 およ びその他の COM/DCOM 対応環境で利用可能な Microsoft ActiveX コ ン ポーネン ト と の間の双方向ア ク セス を 可能にし ま す。

4 WebLogic Server の主な機能 (続き)

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WebLogic Server の詳細については、 以下の URL にあ る BEA e-docs Web サ イ ト の WebLogic Server ド キ ュ メ ン ト を参照し て く だ さ い。 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/index.html 以降の節では、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ スの開発について詳細に 説明し ます。 アプ リ ケーシ ョ ンの デプ ロ イ メ ン ト を簡 素化す る WebLogic Server のデプ ロ イ メ ン ト は、 以下のシ ンプルな 2 段階のプロ セ ス で行い ます。 1. J2EE アプ リ ケーシ ョ ン コ ンポーネ ン ト をパ ッ ケージ化する

2. WebLogic Server 上にあ る J2EE アプリ ケーシ ョ ン コ ンポーネ ン ト のパ ッ ケージフ ァ イルをデプ ロ イする

WebLogic Server に用意 さ れてい る 以下のツールを、 アプリ ケーシ ョ ンデプ ロ イ メ ン ト プロ セ ス に利用で き ます。

 BEA WebLogic Builder — J2EE アプリ ケーシ ョ ン モジ ュ ールのアセ ン ブル、 モジ ュールのデプロ イ メ ン ト 記述子の作成 と 編集、 お よび WebLogic Server へのモジ ュ ールのデプロ イ メ ン ト を行 う ためのグ ラ フ ィ カルな ツールです。

 BEA WebLogic EJBGen — Javadoc マー ク ア ッ プ を使用する コ マ ン ド ラ イ ン ツール。EJB デプロ イ メ ン ト 記述子フ ァ イル と 、 ホーム、 ローカ ル、 お よび リ モー ト の イ ン タ フ ェース を自動生成し ます。

 BEA WebLogic Administration Console デプロ イ メ ン ト 記述子エデ ィ タ

—デプロ イ メ ン ト 記述子フ ァ イルを編集する ためのグ ラ フ ィ カルな ツー ルです。

 BEA XML Editor — XML フ ァ イ ルを編集す る ためのグ ラ フ ィ カルな ツールです。

アプ リ ケーシ ョ ンのデプ ロ イ メ ン ト の詳細については、 以下の URL の BEA e-docs Web サ イ ト にあ る WebLogic Server ド キ ュ メ ン ト 内の 『デプ ロ イ メ ン

ト 』 を参照 し て く だ さ い。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/ deployment.html

4 WebLogic Server の主な機能 (続き)

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エン タ ープ ラ イズ

ク ラ スの

Web

サービスを

開発する

Web サービ スには、 企業内およびイ ン ターネ ッ ト 上の多様なアプ リ ケーシ ョ ン 間で行われる通信の、 標準的な方法が用意さ れています。 WebLogic Platform に は、 分散シ ス テム を統合する、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ ス を迅速 に開発し てデプ ロ イ し、 実績あ る WebLogic に期待 さ れる信頼性、 ス ケーラ ビ リ テ ィ 、 および可用性を実現するのに必要なツール と イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ が用意 さ れています。

Web

サービス とは

Web サービ ス を使用すれば、 分散し てい る ク ラ イ アン ト が、 標準化さ れた方法 に よ り ネ ッ ト ワー ク 経由で ソ フ ト ウ ェ ア アプ リ ケーシ ョ ン リ ソース を利用で き る よ う にな り ます。 Web サービ スは標準的な通信手段に依存し てい るので、 標 準をサポー ト し てい る アプ リ ケーシ ョ ンか ら、 Web サービ スが提供する リ ソ ー ス を利用でき ます。 ク ラ イ ア ン ト アプ リ ケーシ ョ ンや Web サービ スの内部的な 実装に左右さ れる こ と はあ り ません。 Web サービ スは、 以下の理由によ り 企業に と っ て理想的な も のです。

 緩やかな結合。 Web サービ ス では、 公開規約 (Web Services Definition

Language、 つま り WSDL、 フ ァ イル ) を使用し て通信し ます。 交換する XML メ ッ セージは公開規約で記述さ れますが、 ベース と な る実装の詳細は 各アプ リ ケーシ ョ ンに依存し てい ます。 緩やかに結合さ れた Web サービ ス では、 複数のアプ リ ケーシ ョ ンがそれぞれ異な る言語で記述 さ れ、 異な る OS 上で動作する場合でも、 それ ら のアプ リ ケーシ ョ ン間で通信ができ ます。  交換さ れ る情報単位が大きい。 Web サービ スではビジネ ス レベルで統合が 行われ、 単一のデータ要素ではな く 注文書や請求書の よ う な ド キ ュ メ ン ト が 交換さ れます。 交換さ れ る情報単位の大きい Web サービ ス で は、 シ ス テ ム の一部が変更 さ れた場合でも柔軟に対応でき ます。  非同期。 Web サービ スでは同期通信だけでな く 非同期通信 も でき るので、 業 務に合わせた方法で動作し ます。 非同期 Web サービ スでは、 即座には利用 で き ない リ ソ ースへの リ ク エス ト があ っ た場合で も、 他の リ ク エス ト を妨げ た り シ ス テムの処理速度を低下さ せた り する こ と な く 、 処理でき ます。

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Web サービ スは、 製品在庫情報へのア ク セ ス、 株価情報の確認、 ユーザ プロ フ ァ イ ル情報の交換な どの、 個々のビ ジネス プ ロセ スの遂行に使用 さ れます。 た と えば次の図は、 購入エージ ェ ン ト が企業の イ ン ト ラ ネ ッ ト サ イ ト にア ク セ ス し て在庫をチェ ッ ク し、 在庫量が少ない品目に関し て、 非同期 Web サービ ス を使ってサプ ラ イ ヤに見積 も り 要求 (RFQ) を発行する し く みを示し ています。 図2 Web サービスの例 各サプ ラ イ ヤは RFQ リ ク エス ト を受け取 り 、 価格 と 提供可能な数量、 納期な ど の情報を返し ます。 すべての通信は非同期で行われ、 サプ ラ イ ヤか ら情報が返さ れた時点でその情報が イ ン ト ラ ネ ッ ト のサ イ ト にポ ス ト さ れます。 返 さ れた情報 を基に、 購入エージ ェ ン ト は見積も り 価格を確認し、 サプ ラ イ ヤを選定し、 注文 書を発行し ます。

Web

サービスの標準

異機種のハー ド ウ ェ アやソ フ ト ウ ェ アが混在する プ ラ ッ ト フ ォーム上の複数のア プ リ ケーシ ョ ンに対し て リ ソース を提供し、 ま たそれら のアプ リ ケーシ ョ ン間で の相互運用性を確保する ために、 Web サービ スは以下の通信標準に準拠 し てい ます。

 公開レ ジ ス ト リを介し て公開さ れ る場合のあ る、 Web Services Definition Language (WSDL) フ ァ イ ルに機能が記述さ れ る。

WSDL フ ァ イ ルで は、 Web サービ スの動作 と 他の ソ フ ト ウ ェ ア アプ リ ケー

シ ョ ン と の イ ン タ フ ェース方法について記述し ます。 WSDL フ ァ イ ル を、

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には誰で も ア ク セ スで き、 潜在的な ク ラ イ アン ト が Web サービ ス を利用す る のに十分な詳細情報が記述 さ れています。 WebLogic Server では以下の も のが提供さ れます。  組み込みの WSDL サポー ト  Web サービ スのデプロ イ時におけ る WSDL ス ク リ プ ト の自動生成  Web サービ ス検索用の Web ベースの分散ロ ケーシ ョ ン レ ジ ス ト リ を提

供する、 埋め込み Universal Description, Discovery, and Integration

(UDDI) レ ジ ス ト リ  UDDI やサー ド パーテ ィ 製レ ジ ス ト リ の検索 と 更新に使用する API  XML メ ッ セージ を介し て他のアプ リケーシ ョ ン と 通信する。 さ ま ざ ま なアプ リ ケーシ ョ ンに よ る ネ ッ ト ワー ク経由での通信に使用でき る 共通言語が、 XML メ ッ セージに よ り 提供さ れます。 Web サービ ス を利用す る ため、 アプ リ ケーシ ョ ンは、 処理実行の リ ク エス ト が記述 さ れた XML メ ッ セージを送信し ます。 Web サービ スは、 処理結果が格納 さ れた XML メ ッ セージを送信する こ と に よ っ て応答し ます。

一般に、 XML メ ッ セージは Simple Object Access Protocol (SOAP) 構文に 従って書式化 さ れます。 SOAP では、 アプ リ ケーシ ョ ンが他のアプ リ ケー シ ョ ンの メ ソ ッ ド を呼び出し てデータ を渡すための標準フ ォーマ ッ ト が指定 さ れています。 WebLogic Server は、 高いパフ ォーマン スの SOAP を実装し ています。 Web サービ スの特定の要件に よ っ ては、 非 SOAP 形式の XML メ ッ セージ も可能です。

XML メ ッ セージ型 と 構文要件は WSDL フ ァ イルで 定義さ れ、 それ ら の要件

を満たす XML メ ッ セージの送受信が可能な ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ン であれば、 その Web サービ ス を利用でき ます。

 リ ク エス ト を受信し 、 HTTP (HyperText Transfer Protocol)、 JMS (Java Message Service) な どの標準ネ ッ ト ワーク プ ロ ト コルを使用し て応答する。 WebLogic Server では、 Web サービ ス通信中に使用する標準ネ ッ ト ワーク プ

ロ ト コルがサポー ト さ れています。

Web

サービス開発オプシ ョ ン

BEA では、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ スの Web サービ スの開発用に、 以下の 2 種類

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 BEA WebLogic Workshop を使用し て、 エン タープ ラ イ ズ ク ラ ス の Web

サービ ス アプ リ ケーシ ョ ンの開発、 テ ス ト 、 およびデプ ロ イ メ ン ト を行 う 方 法。 WebLogic Workshop は、 J2EE の熟練者だけでな く アプ リ ケーシ ョ ン開 発者 も、 強力な Web サービ ス を迅速に構築で き る ビジ ュ アルな開発フ レー ム ワー ク で す。 次の節で、 こ のアプローチを詳細に説明し ます。

 使い慣れてい る IDE エデ ィ タ ま たはテキス ト エデ ィ タ を使用し て Web サー ビ ス を開発し、 Web サービ ス コ ンポーネン ト ( データ型シ リ ア ラ イ ザ と デシ

リ ア ラ イザ、 ク ラ イ アン ト JAR フ ァ イル、 Web サービ ス ホーム ページなど ) の作成を支援する WebLogic Server の Ant タ ス ク を活用し、 WebLogic Web サービ スの全モジ ュールを、 デプ ロ イ可能な EAR フ ァ イルにパ ッ ケージ化す る方法。 詳細については、 以下の URL の BEA e-docs Web サ イ ト で 、

WebLogic Server ド キ ュ メ ン ト の 『WebLogic Web サービ ス プロ グ ラ マーズ

ガ イ ド』 を参照し て く だ さ い。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/webserv/index.html

WebLogic Workshop

によ る

Web

サービス

の開発

BEA WebLogic Workshop は、 J2EE の熟練者だけでなく アプリ ケーショ ン開発者

も 、 エンタ ープラ イ ズ ク ラ ス の Web サービ ス アプリ ケーショ ンの迅速な開発、 テ ス ト 、 およ びデプロ イ が実行で き る 、 グラ フ ィ カルな開発フ レ ームワ ーク です。

WebLogic Workshop を使えば、 開発者は、 J2EE と オブジ ェ ク ト 指向プ ロ グ ラ ミ

ン グ を深 く 理解し ていな く て も、 安定し た Web サービ ス を ビジ ュ アルに設計で き ます。 開発者は、 複雑な API の習得に時間を費やすこ と な く アプ リ ケーシ ョ ンの ロ ジ ッ ク に専念でき、 単純なプ ロパテ ィ (Javadoc 注釈 と し て表現さ れます ) を設定する だけでフ レーム ワー ク 内の高度な機能にア ク セ スでき ます。 WebLogic Workshop には、 コー ド の編集、 デバ ッ グ、 プロ ジ ェ ク ト 管理な ど、 多 く の開発環境で使用 さ れる機能がすべて用意 さ れています。 構築、 デプロ イ メ ン ト 、 およびテ ス ト の各工程は緊密に統合 さ れ、 ま た透過的に管理さ れ るので、 繰 り 返し部分の多い開発を迅速化でき ます。 WebLogic Workshop を使用し て構 築し た Web サービ スは WebLogic Server 上に自動的にデプ ロ イ さ れ るので、デプ

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WebLogic Workshop は以下の コ ンポーネン ト で構成さ れています。

 ビ ジ ュ アル開発環境 — WebLogic Workshop には、 Web サービ ス開発用の直

感的な GUI ベースの統合開発環境 (IDE) が用意 さ れてお り 、 開発、 テ ス ト 、 およびデバ ッ グ工程が単一かつ一貫し たプ ロセ ス と し てサポー ト さ れます。

 実行時フ レーム ワー ク — WebLogic Workshop には、 WebLogic Workshop で

作成し た Web サービ スのデプ ロ イ メ ン ト と 管理を行 う ための実行時環境が 用意さ れています。

 Web サービ ス アプ リケーシ ョ ン用フ ォーマ ッ ト — WebLogic Workshop を使

用し て生成し た Web サービ スは、 Java Web Services (JWS) フ ァ イ ル と し て 格納さ れます。 JWS フ ァ イルには、 Web サービ スの動作を規定する Java コー ド が格納 さ れます。 ま た、 JWS フ ァ イルは、 Javadoc 構文で表現 さ れた、 追加機能を定義する注釈付き標準 Java ク ラ ス定義で構成さ れます。 JWS フ ァ イルを、 XML メ ッ セージを介し て外の世界 と 通信する Java ク ラ スで あ る と 考え る こ と がで き ます。 WebLogic Workshop のビジ ュ アル開発環境および実行時環境については、 以降の

節で説明し ます。 WebLogic Workshop の詳細については、 以下の URL で示す

BEA e-docs Web サ イ ト の WebLogic Workshop ド キ ュ メ ン ト を参照し て く だ さ い。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs70/index.html

WebLogic Workshop

を使っ て

Web

サービスを

開発する

以下の図で示し た WebLogic Workshop IDE に よ り 、 Web サービ ス構築用の高度 な開発環境が提供 さ れます。

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3 Web サービスの開発— WebLogic Workshop IDE

WebLogic Workshop IDE の メ イ ン領域には現在定義さ れてい る Web サービ スが

表示 さ れ、 周囲のペイ ンにはそのサービ スに関連する情報が表示 さ れます。 前の図で示し た よ う に、 WebLogic Workshop で JWS フ ァ イルにア ク セ スする た めのビ ューは以下の 3 つです。  デザ イ ン ビ ュー — Web サービ ス を ビ ジ ュ アルに設計する  ソース ビ ュー — Web サービ スの ソ ース コー ド を表示し編集する  テ ス ト ビ ュー — Web サービ スのテ ス ト と デバ ッ グ を行 う WebLogic Workshop では双方向編集がサポー ト さ れる ので、 デザ イ ン ビ ューで 更新し た内容は自動的に ソ ース ビ ューに反映 さ れます。 ま た、 ソ ース ビ ューで 更新し た内容も自動的にデザ イ ン ビ ューに反映さ れます。 た と えば、 デザ イ ン ビ ューで requestReport メ ソ ッ ド を追加し た場合、 対応する ソ ース コー ド が自 動生成さ れ、 以下の図に示すよ う に ソ ース ビ ューに表示でき ます。

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4 WebLogic Workshop の双方向編集 以降の節では、 デザ イ ン ビ ュー、 ソ ース ビ ュー、 およびテ ス ト ビ ューについて 詳細に説明し ます。

Web

サービスをビジュ アルに設計する

以下の図で示すデザ イ ン ビ ューで は、 Web サービ スおよび、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンやデータ リ ソ ース ( データベース、 他の Web サービ ス など ) と の 対話を ビ ジ ュ アルに設計で き ます。 図5 Web Services をビジュアルに設計する—デザインビュー Web サービ スの設計時に以下の項目を定義で き ます。

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 Web サービ ス イ ン タ フ ェース。 Web サービ スの機能を提供する メ ソ ッ ド 、 ク ラ イ アン ト に結果を非同期に返すコールバ ッ ク などが含まれます。  以下の処理を行 う コ ン ト ロール。  EJB、 データベース、 JMS キ ューな どの高度な J2EE 機能へのア ク セ ス  特定の時間間隔での処理実行  他の Web サービ スへのア ク セ ス  フ レーム ワーク 内の高度な機能にア ク セ スする ためのプ ロパテ ィ (Javadoc 注 釈 と し て表現さ れ る )。 [ プ ロパテ ィ ] ペイ ンについては、 図 3 を参照し て く だ さ い。 プ ロパテ ィ には以下の も のがあ り ます。  一連の非同期コールを長時間実行し ている間、 Web サービ スの状態を保 持する ための会話。 図 5 で示し たア イ コ ンは、 会話の開始ポ イ ン ト と 終 了ポ イ ン ト を示し ます。  リ ク エス ト と 応答を確実に処理する ためにそれ ら を不揮発性キ ューに格 納する、 メ ッ セージ バ ッ フ ァ 。  使用する イ ン タ フ ェースでサポー ト さ れてい るプ ロ ト コル。  XML メ ッ セージ と Java オブジ ェ ク ト の間におけ るデータ変換方法を制

御する XML マ ッ プ。 Map and Interface Editor では、 簡単にパ ラ メ ータ を 定義し て XML マ ッ プを返し 、 ユーザのアプ リ ケーシ ョ ン と の イ ン タ フ ェース を構築で き ます。

Web

サービスのソース

コー ド を編集する

以下の図で示す ソース ビ ューで は、 Web サービ スの ソ ース コー ド を直接編集す る こ と によ り 、 生成し た コー ド のカ ス タ マ イ ズおよびアプ リ ケーシ ョ ン ロ ジ ッ ク の実装ができ ます。

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6 Web サービスのソ ースコ ード を編集する—ソ ースビュ ー ソ ース ビ ューでは、 オー ト コ ンプ リ ー ト 、 パ ラ メ ータ ヒ ン ト 、 入力エ ラーの強 調表示な ど、 生産性を高める機能がサポー ト さ れています。 構文エ ラーのあ る フ ァ イルを コ ンパイ ルする と 、 ソ ース ビ ューの下部にあ る [ エ ラー ] ペイ ンにエ ラー メ ッ セージが表示さ れます。 ま た、 コー ド 内の構文エ ラーのあ る箇所に赤 い下線が引かれます。 特定の メ ッ セージ をダブル ク リ ッ クする と 、 エ ラーのあ る コー ド の隣にカー ソ ルが移動し ます。

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Web

サービスをテス ト 、 デバッ グする

以下の図で示すテ ス ト ビ ューで は、 Web サービ ス を テ ス ト で き ます。 テ ス ト ビ ューは、 あ る特定のパ ラ メ ータ値でサービ ス メ ソ ッ ド を呼び出す こ と がで き る、 動的に生成 さ れた HTML ページで構成さ れます。

7 Web サービスをテスト、 デバッ グする—テスト ビュー

ウ ィ ン ド ウ の左側にあ る [Message Log] には、 Web サービ ス と の間でテ ス ト 中に 送受信さ れ る メ ッ セージが表示 さ れます。 ロ グ エン ト リ を ク リ ッ ク する と 、

メ ッ セージの リ ク エス ト と 応答の詳細情報が表示 さ れます。

テ ス ト 中に WebLogic Workshop 統合デバ ッ ガを使用し て Web サービ ス をデバ ッ グでき ます。 統合デバ ッ ガでは、 ブレーク ポ イ ン ト の設定、 行単位でのス テ ッ プ 実行、 ローカル変数の表示、 変数への ウ ォ ッ チの設定、 コール ス タ ッ ク の表示、 および例外情報の表示ができ ます。

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WebLogic Workshop

を使用し て

Web

サービスを

デプロ イ メ ン ト 、 管理する

WebLogic Workshop 実行時環境には、 WebLogic Workshop で作成し た Web サー

ビ ス を簡単にデプ ロ イおよび管理で き る フ レーム ワーク が用意 さ れています。 WebLogic Workshop 実行時環境は JWS フ ァ イルを読み取 り 、 以下の タ ス ク を自 動的に実行し ます。  Web サービ ス を コ ンパイ ルおよびデプ ロ イ メ ン ト する。 具体的には、 必要な EJB、 メ ッ セージ キ ュー、 他の J2EE リ ソース を生成し てアプ リ ケーシ ョ ン をデプロ イ し、 それぞれの EJB 用にデプ ロ イ メ ン ト 記述子を作成し ます。  Web サービ ス で使用さ れる コ ン ト ロールの イ ン ス タ ン ス を生成する。  Web サービ ス記述用の WSDL フ ァ イルを生成する。  Web サービ ス起動用の Java ク ラ イ アン ト コー ド を生成する。  プ ロ ダ ク シ ョ ン サーバへの標準デプロ イ メ ン ト の対象 と な る Web サービ ス の集ま り が格納さ れた、 EAR フ ァ イルを生成する。 以下の節では、 エン タープ ラ イ ズ ポータルの構築方法について説明し ます。 エ ン タープ ラ イ ズ ポータルでは、 Web サービ ス と の対話に よ り 分散シ ス テ ムを統 合でき ます。

エン タープ ラ イズ

ポータルの構築

BEA WebLogic Portal では、 エン タープ ラ イ ズ ポータルを構築する ための統合フ

レーム ワーク が用意さ れます。 こ のフ レーム ワーク には以下の機能があ り ます。  アク セス する ユーザのニーズに合わせて調整し たり 、 訪問者の好みに基づいて カス タ マイ ズがで き る 対話型ポータ ルを 構築、 利用開始、 およ び保守で き る 。  複数のポータルを容易に作成、 カ ス タ マ イ ズ、 および管理でき る。  情報、 アプ リ ケーシ ョ ン、 およびビ ジネス プ ロセ スへのセルフサービ ス ア ク セ スの簡素化、 パーソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン、 およびコ ス ト 削減ができ る。

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 共通イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ を活用し コ ンポーネン ト の再利用を可能にする こ と に よ り 、 ポータルの開発、 デプ ロ イ メ ン ト 、 および管理が簡素化さ れ、 IT 生産性を向上でき る。  WebLogic Server に用意 さ れている共通アプ リ ケーシ ョ ン実行時環境下で実 行でき る。 以降の節では、 ポータル と は何かを定義し、 WebLogic Portal の機能 と 設計ツー ルについて説明し ます。

WebLogic Portal の詳細については、 以下の URL で示す BEA e-docs Web サ イ ト

の WebLogic Portal ド キ ュ メ ン ト を参照し て く だ さ い。 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/index.html

ポー タルとは

ポータル と は、 企業のデータ と アプ リ ケーシ ョ ンにア ク セ スで き る よ う に用意さ れた単一のポ イ ン ト の こ と で 、 統合およびパー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン さ れた ビ ュー を通し て、 従業員、 顧客、 およびビ ジネ ス パー ト ナに対し て情報を表示し ます。 ポータルの主な種類は以下の 3 つです。  ビジネス パー ト ナ間で情報を交換する ための企業間 (B2B) ポータル  さ ま ざ ま な種類の消費者に対し て、 コ ンテ ンツ、 アプ リ ケーシ ョ ン、 および サービ ス を提供する企業消費者間 (B2C) ポータル  企業の メ ンバーや従業員の イ ン ト ラ ネ ッ ト Web サ イ ト を強化する企業従業 員間 (B2E) ポータル

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以下の図は、 企業消費者間ポータルの例です。 図8 ポータ ルの例 前の図で示し た よ う に、 ポータルでは、 ポー ト レ ッ ト を使用し て コ ンテ ン ツが管 理および整理 さ れます。 ポー ト レ ッ ト と は、 ポータル ページのセ ク シ ョ ン内に コ ンテ ン ツ ま たアプ リ ケーシ ョ ン を表示する標準のユーザ イ ン タ フ ェースの こ と で す。 1 つのポータル内に複数のポー ト レ ッ ト を表示でき ます。 ポー ト レ ッ ト に よ り 、 パー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン さ れた コ ンテン ツ、 および商取引サービ ス と キ ャ ンペーン サービ ス を表示でき、 バ ッ ク エン ド シ ス テム と の統合も でき ます。 こ れ ら の概念については、 以降の節で詳細に説明し ます。

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WebLogic Portal

の機能

以下の表で、 WebLogic Portal の主な機能について説明し ます。 表5 WebLogic Portal の機能 機能 解説 ポータ ル設立サービ ス 充実 し たユーザイ ン タ フ ェース を使っ て複数のエン タ ープ ラ イ ズポータ ル およびポー ト レ ッ ト を作成、 カ ス タ マ イ ズ、 および管理で き る フ レーム ワー ク が用意 さ れてい ます。 ポー タ ル設立サービ ス には以下の も のが含まれ ます。  JSP ベース のポー ト レ ッ ト 、 お よ びカ ス タ マ イ ズ さ れたページ レ イ ア ウ ト を使用 し たポー タ ルページ を作成で き る プ レゼン テーシ ョ ンサービ ス。WebLogic Portal にはエデ ィ タ と ウ ィ ザー ド が用意 さ れてお り 、 ポー タ ル と ポー ト レ ッ ト を作成および管理で き ます。  ポー タ ルの外観を定義する レ イ ア ウ ト 、 ス キン、 およびポー ト レ ッ ト 選 択。 レ イ ア ウ ト では、 ポー タ ルページ上のポー ト レ ッ ト の配置を定義し ます。 ス キ ン では、 ポータ ルの全体的な外観 と 使い勝手を定義 し ます。 ポー ト レ ッ ト 選択では、 ページ上に どのポー ト レ ッ ト を表示す る か を定 義 し ます。  シ ス テ ムおよ びサービ ス と 、 サー ド パーテ ィ 製コ ン テ ン ツ管理シ ス テ ム、 LDAP サーバ、 お よ び検索エン ジ ン と の統合。  商取引サービ ス と キ ャ ンペーンサービ ス。 こ れにはカ タ ロ グ、 検索やブ ラ ウ ズ、 シ ョ ッ ピ ン グカー ト 、 注文管理、 代金支払いサービ ス、 お よび 割引の各機能用に、 お よびバ ッ ク エン ド シ ス テ ム統合用に事前定義 さ れ た、 商取引テ ンプ レー ト が含まれてい ます。

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パー ソ ナ ラ イ ゼー シ ョ ン と 対話管理 事前に定義 し たルールンや特徴に合わせて Web セ ッ ト に基づき 、 閲覧者に よる ブ ラ ウ ズの行動パ タ ーサ イ ト の コ ン テ ン ツ を調整で き ます。 パー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ンは、 暗黙に行われ る場合 も 明示的に行われ る 場合 も あ り ます。 暗黙的なパー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン では、 オン ラ イ ンでのブ ラ ウ ズ の行動パ タ ーンに合わせてサ イ ト が調整 さ れ ます。 明示的なパー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ンでは、 オン ラ イ ンのプ ロ フ ァ イル と オフ ラ イ ンの訪問者データ ベース情報を使用 し て、 関連する パー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン情報を提供する こ と に より 、 既知の訪問者に合わせて Web サ イ ト が さ ら に調整 さ れます。 パー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン と 対話管理には以下の事項が含まれます。  パー ソ ナ ラ イ ゼーシ ョ ン規則定義のサポー ト  広告の表示、 プ ロ モーシ ョ ン電子 メ ールの送信、 割引対応な どのア ク シ ョ ン を指示す る イベン ト  傾向 と 予測の分析手法を発展 させて Web サ イ ト の コ ン テ ン ツ を最適化す る 行動追跡  対象が複数あ る プ ロ モーシ ョ ン キ ャ ンペーン ま たは対話を、 企画 し て管 理する ためのキ ャ ンペーン管理  プロ モーショ ンが表示さ れる Web サイ ト の場所を 識別する プレ ース ホルダ  ユーザプ ロ フ ァ イ ルおよび動的なデー タ (訪問者数、 サ イ ト で購入し た 製品の価格な ど) か ら 収集し た類似の属性に よっ てユーザを分類する 、 ルールベース の顧客分類 イ ンテ リ ジ ェ ン ト 管理 WebLogic Portal 機能 と リ ソ ース にア ク セ ス し 、IT 部門の負荷を軽減す る た めのツールをポータ ルユーザに提供す る こ と に より 、 ポータ ル管理を容易に し ます。 イ ン テ リ ジ ェ ン ト 管理には以下の事項が含まれます。  管理階層を作成 し て、 作業の委託および負荷分散を行 う ための委託管理。  ルールベース の資格付与。 ど のユーザま たはグループが特定のポータ ル コ ン テ ン ツ を表示で き る かを決定する 、 一連のルールを確立 し ます。 資 格付与に より 、 ビジネ ス ルールに基づいてユーザパー ミ ッ シ ョ ンが動的 に定義 さ れ る ので、 管理 コ ス ト を削減で き ます。  Web ページ と ポータ ルページ間の移動を制御し 、 訪問者に表示す る コ ン テ ン ツ を、 ベース と な る ビジネ ス ロ ジ ッ ク か ら 分離する Webflow。 表5 WebLogic Portal の機能 (続き) 機能 解説

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WebLogic Portal

ツール

WebLogic Portal では、 基本的な設計および管理タ ス ク に使用する以下のツール

が用意さ れています。

 ポータ ル管理ツール。 BEA WebLogic Portal Administration Tools の一部です。 注意: WebLogic Portal Administration Tools の詳細については、 43 ペ-ジの

「WebLogic Portal のその他の機能を管理する」 を参照し て く だ さ い。

 E-Business Control Center。 ス タ ン ド ア ロ ンのグ ラ フ ィ カル ツールです。

こ れ ら のツールについては以降の節で説明し ます。

統合サービ ス ポー タ ル統合費用を削減 し、 アプ リ ケーシ ョ ン統合のための Web サービ ス

の活用を可能にす る、 標準ベース のアプ ローチを適用 し てい ます。 統合サービ ス には以下の事項が含まれ ます。

 統合ユーザプ ロ フ ァ イ ル (unified user profile: UUP)。 ユーザプ ロ フ ァ イ ル、 既存のユーザデー タベース、 従来のアプ リ ケーシ ョ ン な ど複数の デー タ ソ ース でのユーザ情報を、 単一の ビ ュ ーで表示 し ます。  Pipeline コ ンポーネ ン ト 。Web アプ リ ケーシ ョ ン と エン タ ープ ラ イ ズ情 報シ ス テ ム (WebLogic Integrationを含む) 間のプ ロ セ ス レベルの通信お よびデー タ フ ローを容易に し ます。Pipeline コ ンポーネ ン ト と は、 割引 額の算出や ク レ ジ ッ ト カー ド 番号の認証な ど の タ ス ク を行 う 、 ビジネ ス ロ ジ ッ ク の個々の単位の こ と です。  エン タープ ラ イ ズ情報シ ス テ ム と 統合す る ためのポー ト レ ッ ト を構築可 能。 た と えば、Web サービ ス ポー ト レ ッ ト で Web サービ ス を検索し て その Web サービ ス と や り と り し た り 、 ポー ト レ ッ ト で WebLogic Integration API を呼び出 し た り で き ます。 表5 WebLogic Portal の機能 (続き) 機能 解説

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ポータル管理ツール

ポータ ル管理ツ ールは、 ブラ ウ ザ ベース の WebLogic Portal Administration

Tools の一部で あ り 、 アプリ ケ ーショ ン サーバ上で動作し 、 以下のタ ス ク に使 用し ま す。  デフ ォル ト のポータル コ ンテン ツの作成 と 管理  グループ ポータルを使用し て特定のグループ メ ンバー向けに コ ンテン ツ を カ ス タマ イ ズする作業の管理 た と えば、 以下の図で示すよ う に、 ポータ ル管理ツ ールでア ク セスでき る [ ス キ ンの選択 ] ページを使用し て、 1 つのグループ ポータルの全 メ ンバー向けにデ フ ォル ト のポータル ス キンの外観を定義で き ます。 図9 デフ ォルト のポータ ルスキンを定義する—ポータ ル管理ツール

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以下の図に、 Web サイ ト の訪問者がサンプル ポータ ル用のス キンを 選択する 方法 を 示し ま す ( 訪問者固有の設定はデフ ォ ルト のポータ ル設定には影響し ま せん )。 図10 Sample Portal Visitor Tools を使用し てスキンを選択する

E-Business Control Center

E-Business Control Center はス タ ン ド ア ロ ンのグ ラ フ ィ カル ツールです。 こ れを

使えば、 WebLogic Portal で構築し たエン タープ ラ イ ズ ポータルおよびサ イ ト に 使用 さ れる サ イ ト イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ、 ビ ジネ ス ロ ジ ッ ク、 およびプレ ゼン テーシ ョ ン リ ソース を作成し管理するのに必要な タ ス ク を簡素化でき ます。

E-Business Control Center では、 Java、 Java Server Pages (JSP) ま たは HTML の

コーデ ィ ング知識が少し あれば、 ポータル と ポー ト レ ッ ト のデザ イ ン、 機能、 お よび訪問者属性を定義で き ます。

E-Business Control Center では、 Webflow エデ ィ タ と Pipeline エデ ィ タ、 Portal Wizard、 Portlet Wizard な ど、 基本的なポータル設計タ ス ク に役立つエデ ィ タ と

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Webflow

エデ ィ タ と

Pipeline

エデ ィ タ

以下の図で示す Webflow エデ ィ タ と Pipeline エデ ィ タ では、 ページ間の移動を 指定し、 ポー ト レ ッ ト 間の通信を簡素化する こ と ができ ます。

11 Webflow Pipeline を定義する— E-Business Control Center

Webflow と Pipeline は、 高度なプ ロ グ ラ ミ ング技能を必要 と する こ と な く 、 アプ

リ ケーシ ョ ン を構成する ビジネ ス ロ ジ ッ ク と 表示 と を分離し て管理でき る よ う に設計 さ れた、 柔軟な メ カニズムです。

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Portal Wizard

Portlet Wizard

以下の図で示すよ う に、 Portal Wizard で、 既存のテンプレー ト を基に新し いポー タルを簡単に作成でき ます。 図12 ポータ ルを作成する— Portal Wizard 同様に、 以下の図で示す Portlet Wizard では、 新規のポー ト レ ッ ト を簡単に作成 し てそのコ ンポーネン ト を指定でき ます。 図13 ポート レッ ト を作成する— Portlet Wizard

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エン タープ ラ イズの統合

今日のグロ ーバル企業は、 業務に必須の情報がアプリ ケーショ ン間でリ アルタ イ ムにやり と り さ れる 統合ソ リ ュ ーショ ンを必要と し ていま す。 統合計画と し ては、 バッ ク オフ ィ ス シス テムと 連動する 企業内、 ま たは、 企業内のデータ と プロ セス を 顧客およ び他の企業と 連動さ せる 企業間での統合のど ちら かと なり ま す。 以下の図に示す BEA WebLogic Integration は、 企業内および企業全体にわた っ て アプ リ ケーシ ョ ン と ビ ジネ ス プ ロ セ スの開発、 デプロ イ メ ン ト および統合を行

う ための包括的な ソ リ ューシ ョ ンです。

14 BEA WebLogic Integration フ レームワーク

上の図で示し た よ う に WebLogic Integration では以下の主要サービ ス をサポー ト し てい ます。

6 WebLogic Integration サービス

サービス 解説

図 1  BEA WebLogic Platform
表 3   WebLogic Platform の ト ピ ッ ク
表 4   WebLogic Server  の主な機能  ( 続き )
図 3  Web  サービスの開発 —  WebLogic Workshop IDE
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参照

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