技術立国日本の持続的発展のための「産業のかたち」とは何か
経済産業省地域経済産業グループ 産業政策分析官 岩本晃一 1. はじめに 風力産業は、立ち上がり段階の黎明期にある。そこで 本稿では 20 年先の風力産業の「産業のかたち」はどう あるべきか、問題提起したい。かつて原子力は、夢のエ ネルギーとして大きな期待が寄せられた。鉄腕アトムや ウランちゃんなどは、当時の日本人の期待の大きさを表 していた。だが今、原子力は大きな議論の渦中にある。 今、風力事業に関わっておられる方々は、風力産業 が世の中に貢献し、将来、子や孫に愛されて風車が嬉 しそうに大きな羽根に風を一杯に受けて羽ばたかせて いる光景であって欲しいと願っているのではないだろう か。そのためには、そうなるよう今の世代が「産業のかた ち」を制度設計しなければならない。産業の規模が大き くなりすぎてしまうと、人々が「産業のかたち」を変えよう としても、もはや変えられなくなってしまう。原子力発電 技術が我が国に導入された当時の事情に詳しい方は、 今、この意味を深く噛みしめられておられると思う。日本 人による制度設計如何によって「産業のかたち」がどう にでもなる今だからこそ、この問題を考えておくことが重 要なのである。今、日本人は欧州の背中を追って「追い つき追い越せ」と必死で走っているが、優秀な日本人は、 欧州人が 20 年要したことを 10 年で達成できると思う。 欧州に追いついたときのために、更にその先のことを今 から考えておくことが重要なのである。 2.マネーの流れから観た風力産業 ものづくりをされておられる方々は、部品を供給して 風車を作り、電力を作って消費者に届ける、という流れ で見るが、マネーはその逆ルートを流れる。すなわち、 消費者が払った FIT が発電事業者に入り、外注先に流 れるといった具合である。このルートで流れるマネーは 巨額である。再生エネ先進国ドイツでは、2011 年の FIT 賦課金総額が 164.06 億€であった。2013 年には約 190 億€になると予想されている¹⁾。現在のレート(140 円/€) で 2.66 兆円であり、これがドイツ人のステークホルダー 間で分配されている。日本でも 2013 年度の賦課金総額 は 3,133 億円(2013 年度買取価格総額 4,800 億円) (2012 年度賦課金総額 1,302 億円)であり、今後、時間 とともに増えていくであろう。筆者がマネー配分に注目 する理由は、マネー配分こそが「産業のかたち」を決め るからである。マネーの流れた先に仕事が生まれ、雇用 が生まれ、モノが生まれ、人々が賃金を得て生きがいが 生まれ、家族の幸せが生まれる(図1)。それではマネー をどう配分すればよいだろうか。 第一の示唆は、地域の新しい雇用創出である。どの 国にあっても、父親の会社の売上げが増えるより、失業 していた父親に新しい仕事が見つかる方が遙かに喜び は大きい。その姿をドイツのブレーマーハーフェンやク ッススハーフェンに見ることができる。第二の示唆は、デ ンマークの Local and Community-based Policy である。 風車の設置に反対した可能性のある地元住民を、マネ ーの流れの中に招き入れ、利益の配分者としたのであ る。どこの国にあっても、風力事業の調整対象と見られ て、マネーの流れの枠外に追い出されるより、同じ仲間 として招き入れられて利益の分け前を得られれば、人間 は嬉しい。特に福島事故を体験した日本では、大都会 の住民が使う電気を作るために自分たちの近くに風車 は沢山建つが自分たちには何もメリットがなく賦課金付 きの高い電気を買わされるだけという感情を持つ人々が 増える可能性がある。これらの事例は1つの示唆であり、 日本での「産業のかたち」として果たして相応しいのか どうかわからない。色々な専門分野の観点から今後、更 なる深い議論が必要である。 (図1)風力発電事業を取り巻くステークホルダーとマネーの流れ 欧 州 で も こ の 問 題 の 重 要 性 は 認 識 さ れ て お り 、 EWEA ( European Wind Energy Association ) で は、風力企業にアンケート調査を行い、産業連関分析 を実施し、2012 年 4 月、経済波及効果・雇用創出効果を発表した。産業連関分析は、本誌で鷲津明由教授 (早稲田大学)が発表されているように、企業からの詳し いデータの提出がなければ実施できない。欧州企業は EWEA からのアンケート調査に対し、購買や売上げに 関する詳しいデータを提出したのであり、それは欧州企 業が経済波及効果・雇用創出効果を数字で世の中に 示す重要性を十分認識していることを示している。欧州 企業や地方政府は、以下に記すように事業の進捗ごと に必ず新規雇用数を発表している。 まず雇用創出効果については、2010 年、直接雇用と 間接雇用で合計 238,154 人の雇用が創出された(実 績)。2030 年、直接雇用と間接雇用で合計 794,079 人 の雇用が創出されると予測されている(図 2)。経済波及 効果については、2010 年、 直接効果と間接効果で合 計 324.3 億€の実績があり、2030 年、直接効果と間接効 果で合計 1,732.7 億€と予測されている。ドイツでは、風 力産業による GDP が、2020 年に全 GDP の 19.23%を 占めると予想されている。風力企業が納入した税は 2010 年 35.9 億€、燃料節約効果は 2010 年 57.1 億€と なっている。 (図2)EWEA の産業連関分析による雇用創出効果(2012 年 4 月) 3.ドイツからの示唆 3.1 ブレーメン州ブレーマーハーフェン 造船業から洋上風力産業への構造転換に成功する ことで経済状況が厳しい北ドイツにおいて約 10 年間で 成し遂げた経済復興であり、欧州メディアは、「ブレーマ ーハーフェンのサクセス・ストーリー」として報じている。 上(図3)ブレーマーハーフェン;事業所売上高計の推移 (単位;M€) 下(図4)フルタイム正規雇用者数の推移 (単位;人) 出典)ブレーメン州政府統計局より岩本作成 (図 5)ブレーマーハーフェン;トライポッドの出荷の様子 出典)WAB 同市の経済は、駐留米軍、海運業、造船業、水産加 工業の 4 分野に依存していたが、東西統一後、米軍が 去り、1980 年代にアジア・東欧が造船業に参入し、2 分 野が一気に失われ(造船業では直接雇用 3 千人が失 業)、失業率は 5.8%(1980)から 25.6%(2005)へと一気に 悪化、人口も 13.4 万人(1985)から 12.1 万人(2005)へと 一気に減少した。2001-02 年、市政府のなかに経済復 興チームが結成され、 同市に造船業があったことで蓄 積された施設や人的資源、ノウハウなどを活かし、北海 2400 2600 2800 3000 3200 3400 3600 39000 40000 41000 42000 43000 44000 45000 46000 2003 2004 2005 2006 2007 2008 を発表した。産業連関分析は、本誌で鷲津明由教授 (早稲田大学)が発表されているように、企業からの詳し いデータの提出がなければ実施できない。欧州企業は EWEA からのアンケート調査に対し、購買や売上げに 関する詳しいデータを提出したのであり、それは欧州企 業が経済波及効果・雇用創出効果を数字で世の中に 示す重要性を十分認識していることを示している。欧州 企業や地方政府は、以下に記すように事業の進捗ごと に必ず新規雇用数を発表している。 まず雇用創出効果については、2010 年、直接雇用と 間接雇用で合計 238,154 人の雇用が創出された(実 績)。2030 年、直接雇用と間接雇用で合計 794,079 人 の雇用が創出されると予測されている(図 2)。経済波及 効果については、2010 年、 直接効果と間接効果で合 計 324.3 億€の実績があり、2030 年、直接効果と間接効 果で合計 1,732.7 億€と予測されている。ドイツでは、風 力産業による GDP が、2020 年に全 GDP の 19.23%を 占めると予想されている。風力企業が納入した税は 2010 年 35.9 億€、燃料節約効果は 2010 年 57.1 億€と なっている。 (図2)EWEA の産業連関分析による雇用創出効果(2012 年 4 月) 3.ドイツからの示唆 3.1 ブレーメン州ブレーマーハーフェン 造船業から洋上風力産業への構造転換に成功する ことで経済状況が厳しい北ドイツにおいて約 10 年間で 成し遂げた経済復興であり、欧州メディアは、「ブレーマ ーハーフェンのサクセス・ストーリー」として報じている。 上(図3)ブレーマーハーフェン;事業所売上高計の推移 (単位;M€) 下(図4)フルタイム正規雇用者数の推移 (単位;人) 出典)ブレーメン州政府統計局より岩本作成 (図 5)ブレーマーハーフェン;トライポッドの出荷の様子 出典)WAB 同市の経済は、駐留米軍、海運業、造船業、水産加 工業の 4 分野に依存していたが、東西統一後、米軍が 去り、1980 年代にアジア・東欧が造船業に参入し、2 分 野が一気に失われ(造船業では直接雇用 3 千人が失 業)、失業率は 5.8%(1980)から 25.6%(2005)へと一気に 悪化、人口も 13.4 万人(1985)から 12.1 万人(2005)へと 一気に減少した。2001-02 年、市政府のなかに経済復 興チームが結成され、 同市に造船業があったことで蓄 積された施設や人的資源、ノウハウなどを活かし、北海 2400 2600 2800 3000 3200 3400 3600 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 39000 40000 41000 42000 43000 44000 45000 46000 2003 2004 2005 2006 2007 2008 技術立国日本の持続的発展のための「産業のかたち」とは何か
で開発中の洋上風力サイトが 2~300 カイリという地理的 好位置にあるとし、同市に洋上風力企業を誘致し、地 元の部品メーカーが供給し、風車を加工組み立て、北 海の洋上風力開発サイトに向けて出荷するビジネスモ デルで復興する計画を策定、EU、州政府、市政府等か ら資金が拠出された。2008 年以降、新たに直接雇用で 洋上風力分野で 3 千人、港湾全体では 1.7 万人が創出 され、失業率は 25.6%(2005)から、わずか 4 年後には 15.3%(2009)にまで低下した。2020 年目標に更に 1 万 人の雇用創出を予定している(図 3,4)。 北海に面したドイツの一帯は、かつての北米大陸へ の移民の送り出し港であり、戦前はドイツ海軍の軍艦の 建造補修、戦後は造船メーカーに機械部品や海洋サ ービス等を提供していた中小企業の集積が存在する。 それら中小企業が今度は洋上風力向け部品・サービス を提供開始。その産業集積があればこそ産業構造の転 換が可能であった(図 5)。日本でもこうした産業集積が ある地域は拠点港となり得る。 3.2 ニーダーザクセン州クックスハーフェン ニ ー ダ ー ザ ク セ ン 州 (Niedersachen, Lower Saxony)クックスハーフェン(Cuxhaven)は人口 4.9 万 人、北海に面する伝統的な港湾都市であり、ドイツ最大 の干潟地帯で、ドイツでも自然風景が残された数少な い一帯である。歴史的に、漁業、水産加工業、海運業 が盛んであったが、近年は経済危機に至ったため、新 たな産業として洋上風力による地域経済の復興を期待 し、タービンと土台の製造、組立、メンテナンスの拠点を 目標に、専用港湾の整備、耐荷重性の道路の整備、企 業誘致、実証実験場等を進めている。2003 年、州政府 は同港湾地区を洋上風力の拠点とする旨を決定し、年 間 80 基の風車の出荷を目標として EU、州、市、民間 合わせて1.25 億€の投資を行い、2006 年に耐荷重性 90t/㎡という類を見ないターミナルⅠが整備され、70m 長、600t のガントリークレーンが設置され、大型部材の 荷役作業が可能となっている²⁾。最終的に 2 つのターミ ナルと4 つのバースを整備するため 4.5 億€を投資する 計画である。面するエルベ川は水深13.5m~15.8m を 確保できる。整備された港湾には、2007 年に CSC 社 (Cuxhaven Steel Construction ) 、 2008 年 に は AMBAU 社、STRABAG Offshore wind 社が進出し た。ここから洋上風力市場が拡大するアジアへも出荷を 予定している(図6)。 AMBAU 社は同港湾で直径の大きいタワーを製造し ており、同市を含めドイツ全体で 850 人を雇用している。 CSC 社は同港湾において約 120 人を雇用し、北海で 建設中の80 基の BARD Offshore1 に向けトリパイル 式の土台を製造し出荷している。STRABAG 社は同港 湾内で重力式の土台の実証実験を行っている。同重力 式土台は2012 年に Albatros1 向け出荷が認められた。 モノパイル式はFINO3 に出荷した。クックスハーフェン における上記中核3 社における 2010 年時点の雇用者 数 は 900 人(AMBAU 200 人、 CSC 200 人、 STRABAG 500 人)であり、2014 年に 1,500 人に拡大 すると見込まれている。 (図6)クックスハーフェンの上空写真 出典)Captain Hans-Peter Zint(2012)
4.デンマークからの示唆 4.1 シーメンスの各拠点 シーメンスは欧州の洋上風力市場において 2013 年末 にストックベースで 60%、2013 年の 1 年間ベースで 69%(1,082MW)のシェアを誇っている(出典;EWEA)。 洋上風力事業を行っているのは、デンマークの Bonus Energy 社を買収して設立した Siemens Wind Power 社で あるため、同社の各拠点は本部(ハンブルグ)を除き、 デ ン マ ー ク に あ る 。 例 え ば 、 ブ レ ー ド は Aaborg,Engesvang の工場で作られて陸送でエスビアノ (Esbjerg)やグレノー(Grenaa)の港に運ばれ、そこから北 海の開発サイトやアンホルト(Anholt)に向けて出荷され る 。 シ ー メ ン ス の タ ー ビ ン を 用 い た ロ ン ド ン ・ ア レ イ (3.6MW×175 基=630MW)は 2013 年 7 月に、アンホル ト(3.6MW×110 基=400MW)は 2013 年 9 月に運転開始 した。前者は欧州最大、後者はデンマーク最大の洋上 風力である。こうした事業拡大を受け、シーメンス社は 2004 年から 2011 年の間に雇用を 800 人から 7,200 人 に増やした。うちデンマークで 5,200 人、ドイツで 1,000 人である(図 7)。⁴⁾ (図7)デンマークにおけるシーメンスの北海側拠点港エスビアノ
Esbjerg 出典)Robert Nelson(2008)
4.2 Local and Community based Policy
デンマークはかつて一次エネルギー供給の 90%以上 を輸入原油に依存していたため石油危機で大きな打撃 を受けた。そのため省エネと再生エネの推進が国家政 策の中核となり、現在では 2050 年までに化石燃料から 脱却することが国家目標となっている。1997 年以降、一 次エネルギーの自給率は 100%を超え、2005 年は 155%を達成し、石油による発電量は全発電量の 1.3% (2011 年)にまで低下した。 デンマークは、世界の中で最も早く風力発電の大量 導入に成功した国であり、全発電電力量の27.8%(2011 年)を占めるに至っている。1990 年代に急速な発展をし た が ( 図 8)、その原動力になったのが Local and Community based Policy(1976-2000)と呼ばれる政策で ある。その考え方は、地域住民を調整対象者として捉え るのではなく、利益を得る事業主体として位置付け、風 力から一定範囲の住民を事業主体として囲い込み、大 きな利益を与えたことである。本政策の大部分の受益者 は、風車設置の土地を提供した農民であり、風車メーカ ーは大部分が農業機械メーカーであった。本政策が余 りに成功したため、デンマークの主力産業である牧畜業 が衰退するという現象が起きたくらいである。当時の世 相は、「農夫が金の子牛の周りで踊っている(Farmer is dancing around the golden cow.)」とまで言われた³⁾。す なわち映画「モーゼの十戒」の中で、割れた海を越えた 人々は歓喜の余り金の子牛の周りでモーゼの教えを忘 れて飲めや歌えの踊る日々を過ごす場面に例えられた のである。 水野(2012)、Mizuno(2007)によれば、地域住民に与 えられた利益は以下のとおりであった⁵⁾。 ① 発電電力量に比例して与えられる補助金 DKK 0.23/kWh (1981-1991), DKK 0.17/kWh (1992-1999) ② 炭素税の払い戻し DKK 0.10/kWh (1992- ) ③ 電力市場小売価格の 85%に相当する FIT 価格 (1984- ) ④ 投資の 100%の税控除 (1976-1996),部分控除 (1997- ) ⑤ 小型の風車を大型かつ高効率の風車に交換した 場合、初期投資に対する補助金 (1994-1996),又は FIT 価格に上乗せするプレミアム価格 (2001-2004) ⑥ 風車の所有者が優先的に無料で配電(所有者= 消費者のルール) こうした大きな利益を得られる風車の所有者は、風車の 周囲に住む個人又は共同組合に限定され、「地元所有 のルール」(Turbine Ownership Regulation)と呼ばれた。
法律には「所有する土地に吹く風のエネルギーを利用 する権利は土地所有者のものである」という条項がある (近藤かおり(2013))。 ① 1979 年、風車の所有者は半径 3km 以内に住む住 民 ② 1985 年、所有可能な風車の発電電力量に上限が 設定 同ルールは、やがて半径10km 以内となり、更に所有 者の半数が周囲に住んでいれば良いなどと順次緩和さ れ、所有者が受ける無料配電も 35%以下などと制限が 課され、2000年4 月にはルールそのものが廃止された。 この結果、デンマークは今でも約 8 割の風車が、Local and Community の所有であり、約 15 万人存在する。とこ ろで本政策は思わぬメリットを生み出した。風車の所有 者が優先的に電力を供給されるため(所有者=消費者 のルール)、送電距離が短く、送電ロスがきわめて少な い。デンマークでは送電ロスの平均は 9%であり、発電 所によっては 17%に達することもあるが、コペンハーゲ ン沖合に建つMiddelgrunden では 2.7%に過ぎない。そ の Middelgrunden を例に挙げれば、8,552 人が共同所 有者かつ消費者であり、うちグレーター・コペンハーゲ ンに88%が住んでいる。1 人当たり平均シェアは 5 株で ある。2000 年 5 月の visiters-day には 1,600 人が船に乗 って風車を視察した(図 9)。近藤かおり(2013)によれば、 現在は、再生可能エネルギー促進法(Promotion of Renewable Energy Act (L 1392 of December 2008))によ り、エネルギー庁による入札方式で設置される洋上風 力発電所を除く全ての新設風力発電所に対して、設置 区域の自治体の住民に 20%以上の所有権を付与する ことが義務付けられている。設備投資額が陸上風力発 電のそれをはるかに超える洋上風力発電では企業から の出資が多くなっている。 (図8)デンマークにおける風力発電容量の推移 出典)水野(2012)に引用されたDWIA,GWEC 資料 近藤かおり(2013)は、デンマークの風力政策につい て、「デンマークでは風力エネルギーを地元住民固有 の資源として位置付けている。地元住民の出資を促す 0 100 200 300 400 500 600 700 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 198 3 198 5 198 7 198 9 199 1 199 3 199 5 199 7 199 9 200 1 200 3 200 5 200 7 200 9 201 1 年 間設置 容量( MW) 累 積設置 容量( MW) 累積設置容量(MW) 年間設置容量(MW) Esbjerg 出典)Robert Nelson(2008)
4.2 Local and Community based Policy
デンマークはかつて一次エネルギー供給の 90%以上 を輸入原油に依存していたため石油危機で大きな打撃 を受けた。そのため省エネと再生エネの推進が国家政 策の中核となり、現在では2050 年までに化石燃料から 脱却することが国家目標となっている。1997 年以降、一 次エネルギーの自給率は 100%を超え、2005 年は 155%を達成し、石油による発電量は全発電量の 1.3% (2011 年)にまで低下した。 デンマークは、世界の中で最も早く風力発電の大量 導入に成功した国であり、全発電電力量の27.8%(2011 年)を占めるに至っている。1990 年代に急速な発展をし た が ( 図 8)、その原動力になったのが Local and Community based Policy(1976-2000)と呼ばれる政策で ある。その考え方は、地域住民を調整対象者として捉え るのではなく、利益を得る事業主体として位置付け、風 力から一定範囲の住民を事業主体として囲い込み、大 きな利益を与えたことである。本政策の大部分の受益者 は、風車設置の土地を提供した農民であり、風車メーカ ーは大部分が農業機械メーカーであった。本政策が余 りに成功したため、デンマークの主力産業である牧畜業 が衰退するという現象が起きたくらいである。当時の世 相は、「農夫が金の子牛の周りで踊っている(Farmer is dancing around the golden cow.)」とまで言われた³⁾。す なわち映画「モーゼの十戒」の中で、割れた海を越えた 人々は歓喜の余り金の子牛の周りでモーゼの教えを忘 れて飲めや歌えの踊る日々を過ごす場面に例えられた のである。 水野(2012)、Mizuno(2007)によれば、地域住民に与 えられた利益は以下のとおりであった⁵⁾。 ① 発電電力量に比例して与えられる補助金 DKK 0.23/kWh (1981-1991), DKK 0.17/kWh (1992-1999) ② 炭素税の払い戻し DKK 0.10/kWh (1992- ) ③ 電力市場小売価格の 85%に相当する FIT 価格 (1984- ) ④ 投資の 100%の税控除 (1976-1996),部分控除 (1997- ) ⑤ 小型の風車を大型かつ高効率の風車に交換した 場合、初期投資に対する補助金 (1994-1996),又は FIT 価格に上乗せするプレミアム価格 (2001-2004) ⑥ 風車の所有者が優先的に無料で配電(所有者= 消費者のルール) こうした大きな利益を得られる風車の所有者は、風車の 周囲に住む個人又は共同組合に限定され、「地元所有 のルール」(Turbine Ownership Regulation)と呼ばれた。
法律には「所有する土地に吹く風のエネルギーを利用 する権利は土地所有者のものである」という条項がある (近藤かおり(2013))。 ① 1979 年、風車の所有者は半径 3km 以内に住む住 民 ② 1985 年、所有可能な風車の発電電力量に上限が 設定 同ルールは、やがて半径10km 以内となり、更に所有 者の半数が周囲に住んでいれば良いなどと順次緩和さ れ、所有者が受ける無料配電も 35%以下などと制限が 課され、2000年4 月にはルールそのものが廃止された。 この結果、デンマークは今でも約 8 割の風車が、Local and Community の所有であり、約 15 万人存在する。とこ ろで本政策は思わぬメリットを生み出した。風車の所有 者が優先的に電力を供給されるため(所有者=消費者 のルール)、送電距離が短く、送電ロスがきわめて少な い。デンマークでは送電ロスの平均は 9%であり、発電 所によっては 17%に達することもあるが、コペンハーゲ ン沖合に建つMiddelgrunden では 2.7%に過ぎない。そ の Middelgrunden を例に挙げれば、8,552 人が共同所 有者かつ消費者であり、うちグレーター・コペンハーゲ ンに88%が住んでいる。1 人当たり平均シェアは 5 株で ある。2000 年 5 月の visiters-day には 1,600 人が船に乗 って風車を視察した(図 9)。近藤かおり(2013)によれば、 現在は、再生可能エネルギー促進法(Promotion of Renewable Energy Act (L 1392 of December 2008))によ り、エネルギー庁による入札方式で設置される洋上風 力発電所を除く全ての新設風力発電所に対して、設置 区域の自治体の住民に 20%以上の所有権を付与する ことが義務付けられている。設備投資額が陸上風力発 電のそれをはるかに超える洋上風力発電では企業から の出資が多くなっている。 (図8)デンマークにおける風力発電容量の推移 出典)水野(2012)に引用されたDWIA,GWEC 資料 近藤かおり(2013)は、デンマークの風力政策につい て、「デンマークでは風力エネルギーを地元住民固有 の資源として位置付けている。地元住民の出資を促す 0 100 200 300 400 500 600 700 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 198 3 198 5 198 7 198 9 199 1 199 3 199 5 199 7 199 9 200 1 200 3 200 5 200 7 200 9 201 1 年 間設置 容量( MW) 累 積設置 容量( MW) 累積設置容量(MW) 年間設置容量(MW) 技術立国日本の持続的発展のための「産業のかたち」とは何か
形で風力発電の建設が進められ、地域住民が経済的メ リットを得ることができる仕組みが確立されており、出資 を希望する住民も多い。このため、風車を迷惑施設とし て考えるのではなく、許容するようになっている。」「デン マークの成功例をそのまま日本に当てはめることは難し いが、自らが有するエネルギーをできる限り有効に利用 できるよう、合理的な政策を打ち出す姿勢には学ぶべき 点が多いと思われる。」と評価している。
(図9)Middelgrunden の投資説明会 出典)Jens L Larsen
5.日本からの示唆 5.1 北九州市響灘地区 ブレーマーハーフェンを目指す日本の先進事例であ る。北九州市の経済動向は、全体的には、バブル崩壊 後、景気変動を示しながら緩やかに右肩下がりとなって いる。今後、生産年齢の人口減少、高齢化、産業構造 問題等により右肩上がりの成長は厳しいと認識されてい る。製造業についていえば、かつて「鉄の街」として繁栄 したが、現在は「多様な業種の総合的ものづくりの街」 へと変化している。人口は昭和 54 年 106.8 万人をピー クに減少し、平成 24 年には 97 万人と 33 年間で▲9.8 万人(▲9.2%)となった。事業所数は、昭和 61 年 6.1 万 をピークに減少し、平成 24 年には 4.3 万と 26 年間で▲ 1.8 万(▲30%)となった。 従業者数は、昭和 50 年 53.9 万人をピークに減少し、平成 24 年には 44.4 万人と 37 年間で▲9.5 万人(▲17.6%)となった。 こうした状況の下、北九州市は平成 20 年 4 月「北九 州市産業雇用戦略」を策定した。最大の目標は新たな 雇用創出であり、5 年間(平成 20~24 年度)の目標として 1 万人を掲げ、新たな技術と豊かな生活を創り出すアジ アの先端産業都市を目指す都市像とした。その結果、5 年間で 9,892 人の雇用が創出された(北九州市によるア ンケート調査)が、失われた雇用の方が大きく、経済セ ンサスで見ると従業者数は平成 21 年 49.0 万人から平 成 24 年には 44.4 万人へと減少した。その後、同市は、 平成 25 年 3 月、「北九州市新成長戦略」を策定し、今後 3 年間(平成 25~27 年度)で新たな雇用創出の目標とし て 8,000 人を掲げ、そのために 18 のリーディングプロジ ェクトに取り組むとした。同戦略を策定する際の産業雇 用戦略の見直しの視点の一つが、「環境」と「アジア」で 経済を牽引するグリーンフロンティアを目指す、というコ ンセプトの導入であった。 同市は、戦略策定に当たり、地元の中小企業にヒアリ ングを行った。そして最も多かった声が、安定安価な電 力供給に対する不安であった。供給が不安定になり、し かも値上げすれば、海外へ生産を移すことも考える、と いった企業が多かった。だが工業都市である北九州市 で、工場の移転は大変大きな問題であり、更なる工場 流出は食い止めなければならなかった。そのため、安 定安価なエネルギー供給について市として一定の責任 を持つこととし、響灘地区を中心に「北九州市地域エネ ルギー拠点」を形成することとした。企業が事業活動し やすいエネルギーインフラを構築し、多くの企業が選択 し立地する都市を実現することで、企業誘致で新規雇 用を創出する。また、沖合に洋上風力発電の大量導入 を行い、響灘地区に風力企業の産業集積化で新規雇 用を創出する(環境未来都市構想)。とりあえず、今後 5 年間の目標として、新たな雇用創出 100 人程度(グリー ンエネルギーポートひびきによるもの)を掲げた。 5.2 全国漁業協同組合連合会からの提言 全国漁業協同組合連合会は、2013 年 11 月、「海洋 再生可能エネルギー利用促進のあり方にかかる有識者 検討会;中間とりまとめ」を発表した。そのなかで「漁業 関係者にあっては、国民の1人として、新たなエネルギ ーを確保していく政策に対し、協調的な立場から取り組 んでいくことが求められている。」「海洋再生可能エネル ギーの利用促進にあっても、漁業協同組合(漁協)グル ープは沿岸域利用・調整の欠かせないステークホルダ ーとしてその役割が求められていくことは明らかである。」 という立場を明らかにし、漁協の関わり方として、漁場利 用による事業協力、発電事業体への出資、調査や運営 面での事業参加(調査補助、保守点検補助、日常監視 等)を提言している。 こうした提言のきっかけとなったのは、2012 年 10 月 31 日、水産庁が以下の解釈を通達したことである。 ① 漁協等が自ら洋上風力発電事業を行うことは、水 産業協同組合法第11 条第 1 項第 8 号又は第 87 条第 1 項第 8 号の「漁場の総合的な利用」に相当 するとの解釈を示した。その結果、漁協が洋上風力 発電事業に参加することが可能となった。 ② 漁協等が自ら洋上風力発電事業を行うためには、 漁場の安定的な利用関係の確保、組合員の労働 力を利用して行う、漁場の総合的な利用を促進す る、との3 要件を満たすことが必要である。 こうした動きの背景には、漁協は、長期的な漁業の衰退
傾向、高齢化と後継者不足などの課題を抱え、漁協側 と し て も 洋 上 風 力 事 業 と い う 新 し い 動 き に 対 し 、 「Win-Win」の関係を作ることへの期待がある。 5.3 農村漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能 エネルギー電気の発電の促進に関する法律(平成 26 年 5 月 21 日施行) 同法は、第一条(目的)「農山漁村の活性化を図るとと もにエネルギー供給源の多様化に資する」とあるように、 洋上風力計画に対して漁業者がいたずらに反対して計 画を遅延・頓挫させたり、漁業者が海域から追い出され たりすることがないよう、両者が「Win-Win」の関係を目 指すものである。市町村を「主宰者」とし、発電事業者、 漁業者、住民、有識者、金融機関等をメンバーとする協 議会を設置し(第六条)、発電事業者と漁業者の利用調 整を行うことができる。協議会の場で発電事業者は売電 収入の一部を支出して漁業者の活性化のために行う事 業について説明し、合意が得られれば、市町村はその 内容を基本計画として公表する(第五条)。 同法 Q&A(2014)によれば、発電事業者が漁業者の 活性化のために行う事業の例として、①発電施設の見 学者等に地元の農林水産物やその加工品等を販売す る直売所を整備・運営する費用の一部の負担、②農産 物の加工施設等への電力供給、などを挙げている。② の場合は、総合化事業計画の承認を受けて農林漁業 成長産業化ファンドから出資を受けることができる。もし 市町村が協議会を設置しようとしない場合には、第五条 6項に基づき、市町村に対して協議会を設置するよう文 書を提出することができる。現在でも例えば、茨城県神 栖市の JF はさき海風丸(H17.4 運開,1MW)では、電 力を漁港施設(製氷施設、荷捌き施設、岸壁照明)に供 給 す る と と も に 維 持 管 理 費 用 を 負 担 す る こ と で 「Win-Win」の関係を作っている。 また同法 Q&A(2014)によれば、洋上風力を設置す る海域として「漁船の運航及び漁業の操業並びに水産 動植物の増殖及び養殖の推進に支障が生じないように 設定すること」という基準が示されている。同法の施行に より、発電事業者が具体的な開発計画を有している場 合には、最も利用調整が難しいとされる漁業者に対し、 発電事業者自身が不透明な形で直接交渉するのでな く、市町村を主宰者とし、オープンで透明性のある利用 調整ができるスキームが出来た。欧州で行われているゾ ーニング(Maritime Spatial Planning)への第一歩で あり、農水省の努力を多としたい。 6.洋上風車自体が内包する優しさと美しさ (1)陸上風車の大きなデメリットとして低周波と景観悪化 の2点が良く挙げられるが、洋上風車では、居住地まで 低周波は届かず、また視界にもほとんど入らない。この ため、洋上風車には、特に指摘されるようなデメリットが ほとんどない。 (2)日本のような凹凸のある陸上では、風は乱れて乱流 となり、風向きが常に変化し、風力にも強弱の波がある。 風車は、構造上、一定方向に連続的に吹くのなら、強 力な風であっても容易に耐えるが、乱流、風向きの急な 変更、風の強弱には、とても弱い。金属疲労が進行しや すく、寿命 20 年もたないことが多い。だが洋上では風の 方向と強さがほぼ一定であるため、設備利用率は陸上 風力の約 2 倍、かつ風車の寿命が長い。機械を長く大 切に扱う日本人にとって相性がよく、機械にも優しい。 (3)核分裂、再処理、放射性廃棄物処理のような難解 な技術とは異なり、人間がコントロール可能な古典的物 理技術である。例えば、羽根は、風の運動エネルギー を回転エネルギーに変換する空力学、発電機は、回転 エネルギーを電気エネルギーに変換する電気工学、ポ ール・土台は、回転モーメントに対する耐久性としての 建築土木工学である。要は、川の流れの中に水車を入 れて発電することと、ほぼ同じ原理であるため、もし仮に 事故が発生しても、それは洋上で発生することもあり、 人間に対する深刻性はほとんどない。代表的な事故は、 回転停止、油漏れ、倒壊、羽根落下、発火でしかない。 (4)真っ青な海と空を背景に舞う白鳥のような美しさが ある。人工的構築物が人類に長く受け入れられるため には、美しくなければならない。洋上風車は、その美し さを具備している。 7.おわりに 洋上風力に対して一種の特別な感情を抱いておられ る方は、筆者だけではないだろう。洋上風力は、3.11 の 一連の出来事がなければ、未だに表舞台に立つことも なかったと思われる。約4 年前、筆者は職務で初めて欧 州の洋上風力を視察した。青い空と海を背景に風を受 けて大きく舞う白い羽根は美しかった。その感動は今で も鮮明に記憶している。視察の成果は、政府の「新成長 戦略」(2010 年 6 月 18 日閣議決定)のなかに、ゾーニ ングを行うことで洋上風力を推進することやロードマッ プ・導入目標の策定などの文言として盛り込まれたが当 時、日本で洋上風力に耳を傾ける人は極めて少なかっ た。ところが今では一般ビジネスマンでもかなり詳しい知 識を持っている。この4 年間の大きな変化にただ驚くば かりである。こうした宿命を負って日本の表舞台に立つ ことになった洋上風力だからこそ昭和の古いタイプの 「産業のかたち」でなく、孫の世代にも自慢できる技術 立国日本の持続的な発展のシンボルとしての「産業の かたち」であって欲しい、広く人々から愛され大切に育 てられる存在であって欲しいと願うものである。 技術立国日本の持続的発展のための「産業のかたち」とは何か
バイエルン州政府日本代表クリスティアン・ゲルティン ガー氏へのインタビューによれば「自分の知る限り、FIT による電力料金上昇に産業界は反対しなかった。むし ろ新しい市場が生まれるので、支払う電気代以上を取り 返せと意気揚々だった。」と伺った。日本では、FIT は 電力価格を上昇させ、製造業の競争力を削ぐという論 調をよく見かけるが、ドイツの産業界は新しい市場が生 まれることのほうを歓迎したようだ。それがまたドイツの電 機分野の産業競争力を伸ばし、「ドイツの一人勝ち」と 言われるほど強固な産業基盤を作っていったのだろう。 かつて日本でもオイルショックで石油価格が上昇したが、 産業界は果敢にチャレンジし、産業競争力を高めたこと があった。ピンチをチャンスに変えることは、日本のお家 芸ではなかったのだろうか。かつての日本人の精神は いまドイツで生きていると感じた。 *更に詳しい内容は、拙著「洋上風力発電」(日刊工業新聞 社)を参照ください。 *本稿のうち意見に属するものは私見です。 *本稿についてご意見をお寄せください。 送付先 [email protected] 注 1)BDEW(ドイツエネルギー水道連合会)予測(三菱東 京UFJ 銀行デュッセルドルフ支店作成資料から) 2) 北海に面した港湾都市ブレーマーハーフェン、クッ クスハーフェン、エムデンに洋上風力の拠点港整備の ため合計100 億€が投資された。
3) Middelgrunden の開発に携わった Jens L Larsen 氏 へのインタビューに基づく。 4)シーメンスは英国北東部ハル Hull に 1.6 億£を投じ て洋上風力生産設備を新設する。生産開始は 2016 年。 港湾整備には1.5 億£が投じられ、1,000 人の新規雇用 が見込まれている。 5) 近藤かおり(2013)によれば、1996 年 2 月制定「EU電 力自由化令」に則り、デンマーク政府は電気事業の自 由化を開始。補助制度の見直しが行われ、卸電力市場 への販売収入とは別に補助金を与える方式へと変更さ れ、2003~2008 年稼働開始発電所に対する補助水準 が低く押さえられた結果、風力導入量の伸びは低下し た。その後2008 年 2 月の与野党間でのエネルギー政 策合意(2008~2011)に基づき導入支援策を強化した ため、洋上風力を中心に導入量が再び増加した。入札 で事業者が選定される大型洋上風力については補助 方法、補助額が別途定められている。1996 年「エネルギ ー21」では風力発電は陸上における場所不足のため洋 上風力へシフトすることが示された。その結果、洋上風 力は2000 年 50MW、2005 年 423MW、2010 年 868MW と急増している。 参照 1)JF 全漁連(2013),海洋再生可能エネルギー利用促進 のあり方にかかる有識者検討会;中間とりまとめ,2013 年 11 月 2) 近藤かおり(2013),国立国会図書館調査及び立法 考査局経済産業課,デンマークのエネルギー政策につ いて-風力発電の導入政策を中心に-,レファレンス 2013.9,平成 25 年 9 月号,PP103-119 3) 農林水産省食料産業局再生可能エネルギーグルー プ(2014),農村漁業の健全な発展と調和のとれた再生 可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律(農山 漁村再生可能エネルギー法)について,平成 26 年 3 月 4) 農林水産省食料産業局再生可能エネルギーグルー プ(2014),農山漁村再生可能エネルギー法 Q&A,平成 26 年 3 月 5) 松岡憲司(2004),風力発電機とデンマーク・モデル -地縁技術から革新への道,新評論 6) 水野瑛己(2012),風力発電の技術革新と普及を支え る市場:デンマーク・ドイツからの教訓,日本風力エネル ギー学会,風力エネルギー2012 3 vol.36,通巻 103 7) 三菱総合研究所(2013),海洋再生可能エネルギ ーの利用促進のための海外情報収集に関する調査, 平成25 年 3 月,平成 24 年度内閣官房総合海洋政策 本部事務局調査
8) Captain Hans-Peter Zint(2012), Managing Director Cuxport GMBH, Member of the Board - Port Association of Cuxhaven, Base Port for the Offshore-Wind Industry And Maritime Gateway Offshore Wind China Conference, 31st May 2012, Shanghai
9) Copenhagen Environmental Energy Office, the Middelgrunden Wind Turbine Cooperation, From Idea to Reality
10) Emi Mizuno (2007), Cross-border Transfer of Climate Change Mitigation Technologies: The Case of Wind Energy from Denmark and Germany to India, JUNE 2007, Unpublished PhD Dissertation, Department of Urban and Regional Planning, Massachusetts Institute of Technology.
11) Steffen.Shleicher(2010), WAB Bremerhaven 12) Robert Nelson(2008), Manager, Siemens Wind Turbine, Shimens Wind Power; Technical Development, 2008.11.05