北区立桐ケ丘中学校改築基本構想・基本計画
報告書
平成18年7月
北区教育委員会
第1章 施設整備に関する動向・状況- - - -
11- 1 統合2校の沿革- - - 1
1- 2 桐ケ丘中学校の通学区域- - - 2
1- 3 桐ケ丘中学校の生徒数の推移- - - 3
1- 4 周辺施設の調査から- - - 4
1- 5 「北区立桐ケ丘中学校改築基本構想・基本計画」 作成検討委員会による検討- - - 5
1- 6 新しい学校への要望(アンケート分析)- - - 7
第2章 地域特性・計画条件の調査- - - -
162- 1 敷地の条件- - - 16
2- 2 敷地の現況- - - 16
2- 3 敷地の法規制等の条件- - - 16
第3章 施設構想
- - - -
213- 1 施設整備の考え方- - - 21
3- 2 施設の整備方針- - - 22
第4章 施設の計画方針・条件の検討- - - -
234- 1 施設構成の基本的な考え方- - - 23
4- 2 平面構成の考え方- - - 24
4- 3 諸室のあり方- - - 26
第5章 施設の機能・規模- - - -
275- 1 普通教室の大きさの検討- - - 27
5- 2 必要施設と計画目標規模- - - 29
第6章 配置と平面計画の考え方- - - -
306- 1 配置・平面の計画方針- - - 31
6- 2 32 6- 3 配置・平面の基本的な考え方- - - 33
6- 4 屋外運動施設の検討資料- - - 35
目次
(普通教室の機能と構成、特別教室の機能と構成)
-1
第
章
施 設 整 備 に 関 す る 動 向 ・ 状 況
成 月 東 京 都 北 区 立 学 校 適 正 規 模 等 審 議 会 答 申 第 二 次 を 踏 ま え 赤 羽 西 地 区 教 育 環 境 整 備 協 議 会 お い 教 育 環 境 整 備 学 校 適 正 配 置 新 し い 学 校 く
い 協 議 を 行 た 結 果 成 月 北 中 学 校 赤 羽 中 学 校 成 月 統 合 を 実 施 す こ が 了 承 さ た
成 月 北 区 教 育 委 員 会 第 四 次 学 校 適 正 配 置 方 針 し 決 定 月 北 区 議 会 お い 学 校 設 置 条 例 改 正 を 決 し 統 合 が 決 定 し 月 統 合 新 校 桐 ケ 丘 中 学 校 し 新 た 設 置 さ た
お 桐 ケ 丘 中 学 校 旧 北 中 学 校 位 置 新 校 舎 を 建 築 す ま 間 旧 赤 羽 中 学 校 を 使 用 す
-
統 合
校 の 沿 革
北 中 学 校
昭 和 城 北 女 学 校 現 在 都 立 桐 ケ 丘 高 校 に い 開 校 昭 和 校 舎 竣 工
昭 和 浮 間 分 校 現 在 浮 間 中 学 校 開 設
昭 和 現 在 地 に 新 校 舎 完 成 創 立 周 記 念 式 典 昭 和 新 プ ル 完 成
昭 和 東 側 新 校 舎 完 成 昭 和 新 体 育 館 完 成 昭 和 校 舎 大 規 模 改 修
成 創 立 周 成 校 舎 耐 震 補 強 工
赤 羽 台 中 学 校
昭 和 開 校
生 北 中 稲 付 中 ら1 7 0名 移 っ た 昭 和 新 館 体 育 館 ほ 完 成
昭 和 新 プ ル 完 成 昭 和 校 舎 大 規 模 改 修
成 元 赤 羽 台 学 級 現 在 桐 ケ 丘 学 級 開 設 成 校 舎 体 育 館 耐 震 補 強 工
-
桐ケ丘中学校の通学区域
桐ケ丘中学校 通学区域 旧北中学校 旧赤羽台中学校 通学区域を合わせた以下 区 域 ある 成 18 4 月 1 日現在
赤羽台 目 目 三 目 四 目 桐ケ丘 目 目
赤羽北 目 11 番~16 番 目 三 目
赤羽西 目 6 番 8 番 平9 番~4平 番 四 目 平4 番~平8 番 50 番~54 番 五 目 年 番~1平 番
年
-
桐ケ丘中学校の生徒数の推移
表
-
生徒数及び学級数推計
生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数
学 学 学 計
図
-
生徒・クラス数推計
度
度 度 度 度
生徒数推計
度 度 度 度 度
人
クラス数推計
9 9
9
度 度 度 度 度
クラス数
1−4
周辺施設の調査から
1−5
「北区立桐ケ丘中学校改築基本構想・基本計画」
作成検討委員会による検討
平成18年4月の統合後、新校のPTAを中心に構成する「北区立桐ケ丘中学校改築基 本構想・基本計画」作成検討委員会を設置し、他校の建築事例も参考にしながら、施設の 機能や配置等について検討した。
なお、委員会では、北区の学校改築の考え方のベースとなる「北区立小・中学校施設の あり方検討委員会 報告書」及び「北区立小・中学校整備方針」に基づき、また特に、整備 方針で示している『整備に向けた3つの視点』を重視した検討を行った。
整備に向けた3つの視点 − 「北区立小・中学校整備方針」より −
1 基礎的・基本的な学力の定着と個性を伸ばす教育環境の整備
(学習空間の充実)
2 安全とうるおいをもたらす施設環境の実現 (生活空間の充実)
3 北区学校ファミリーの推進と地域スポーツ活動、
コミュニティーの拠点としての施設整備(地域との連携の充実)
(1)委員会の構成
桐ケ丘中学校PTA9名、校長、副校長、教育委員会事務局
(2)委員会の経過
○ 第1回(平成18年4月24日)
統合前に実施した関係小・中学校の児童・生徒・保護者及び町会へのアンケー トの集計結果や敷地の現状についての報告を踏まえ、施設の機能や配置等につい て検討した。
また、敷地の現状から想定した4つの施設配置案(32頁参照)について、「整 備に向けた3つの視点」に沿って比較検討を行った。
なお、新しい学校施設の具体的なイメージをつかむにあたって、最近の学校建 築事例(北淡町立北淡中学校、塩谷町立塩谷中学校、戸田市立芦原小学校)を参 考とした。
○ 第2回(平成18年5月24日)
4つの施設配置案のうち1案(B案)をベースに、生徒の動線や安全面などを 中心に具体的な検討を行った。
○ 第3回(平成18年6月19日)
前回までの意見をもとにした1階と基準階の平面イメージや屋外運動施設(ト ラック、野球・サッカー等のグラウンドの配置)について検討するとともに、こ れまでの検討を踏まえて委員会としての基本的な考えをまとめた。
(3)委員会における主な意見・要望
①配置計画について
・子どもが安全に登校し、楽しく過ごせる学校が良い。
・教室等への日当たりにも配慮しつつ、学校の周囲からも子どもたちを見守ってもら えるような校舎・教室等の配置が望ましい。
・職員室や昇降口については、登下校時や災害時における安全面と、不審者の侵入な どから子どもたちを守る防犯面とのバランスをとった配置が必要である。
・子どもの動線に駐車場を配置するべきではない。
・地域に開放する部分についてはバリアフリーにするべきである。特に、現在3階に ある体育館については、防災の視点(避難所としての活用)からも1階が良いので はないか。
・桐ケ丘学級には、直接入れる門を別に設けるなど、桐ケ丘学級の生徒と普通学級の 生徒との動線が重ならないような配慮が必要だろう。
・桐ケ丘学級を普通学級とは別のゾーンに配置した場合でも、教職員の連携や安全面 を考えると行き来を可能にする必要があるだろう。
・敷地東端の非常口は必要ないのではないか。 ②地域環境との調和について
・崖になっている公園側や地域の環境を考えながら配置を考えていく必要があるだろ う。
・周囲の緑を借景として使うなど、緑に囲まれ恵まれた環境を活用してほしい。 ③外構(生活空間)計画について
・中学生にとって充実した部活動となるよう、複数の部が活動できるような広いグ ラウンドが望ましい。
・校庭・グラウンドを広く確保するため、体育館とプールを複合にしてはどうか。 ④平面計画・その他
・将来の生徒数の増加に対応できるよう、普通教室へ転用できるスペースなどの検 討が必要ではないか。
・メディアセンター(パソコンルーム、図書室)については、生徒が落ち着きをも って利用できるように間仕切り等の工夫が必要ではないか。
・昇降口は、安全管理上オートロックにすることが望ましい。
・ランチルームは、ランチだけでなく学年ごとの集会や地域開放にも使えるように可 動式のテーブルが良い。
1−6
新しい学校への要望
(アンケート分析)
北区立桐ケ丘中学校改築にあたり、施設計画への反映を図るため、広くその関係者に意 見を求めた。調査は、統合前の2中学校((旧)北中、(旧)赤羽台中)および通学区域内 の4小学校(桐ケ丘郷小、袋小、八幡小、赤羽台西小)の生徒、児童及びその保護者、教 職員、町会に対して行った。
分析は各質問に対する意見・要望を回答として集計・グラフ化し以下、アンケート先別 にまとめた。
(1)児童・生徒の意見・要望
① 今の学校についてよいところ、残してほしいところ (校庭・外部空間)
・ 校庭が広いこと ・ 椎の木(記念樹) ・ 緑が多い環境 (教室・校舎)
・ パソコン室 ・ きれいな校舎
・ いろいろな部屋がある (体育館・プール)
・ 体育館が広い
・ プールの壁面の絵などを残してほしい
② 今の学校で直してほしいところ (校庭・外部空間)
・ 校庭が 狭い
・ グラウンドが砂敷きである(埃っぽくて痛い)
・ 夜間照明がない (教室・校舎)
・ トイレが汚い ・ タイルの色が不統一 ・ 廊下がすべりやすい (体育館・プール)
・ 施設が狭い
・ プールが屋外で汚い ・ プールが狭く、浅い
③ 新しく希望するところ (校庭・外部空間)
・ 夜間照明 ・ 広い校庭
・ 芝生のグラウンド
・ バスケット、サッカー、テニス等のコート (教室・校舎)
・ 冷房の設置 ・ 広い教室
・ エレベーター・エスカレーター (体育館・プール)
・ 屋内プール ・ 広い体育館 ・ すべらない床
① 今 の 学 校 に つ い て よ い と こ ろ 、 残 し て ほ し い と こ ろ
0 10 20 30 40 50 60 70 80 ( 校庭
・ 外
部空間 )
校庭 が
広 い
こ と
椎 の
木 (
記念樹 )
緑 が
多 い
環 境
( 教
室 ・
校舎 )
パ ソコン
室 があ
る
き れいな
校舎
い ろ
いろな 部屋
が あ
る
( 体育
館 ・
プール )
体育館 が
広 い
プール の
壁面 の
絵 などを
残 してほし
い (人)
統 合 2校
( ( 旧 ) 北 中 、 ( 旧 ) 赤 羽 台 中 )
通 学 区 域 内 小 学 校 4 校
9
② 今の学校で直してほしいところ
0 5 10 15 20 25 30
(校庭・外部空間 )
校庭が 狭
い
校庭が砂敷 きである
夜間照明 がない
(教室・ 校舎
)
トイレ が汚
い
タイルの色 が不統一
廊下
がすべりやすい (体育館・
プール )
施設が 狭
い
プール が
屋外で汚 い
プール が
狭く、浅 い
体育館の床 がすべる
(人)
統合2校
((旧)北中、(旧)赤羽台中)
通学区域内小学校4校
(八幡小、赤羽台西中、桐ヶ丘郷小、袋小)
③ 新しく希望するところ
0 10 20 30 4 50 60 70 80 90 100
(校庭・外部空間 )
夜間照明 広い校庭 芝生
のク ゙ラ
ウン ド
バ スケット
、サ ッカ
ー、テ ニス
等のコート
(教室 ・校舎)
冷房 の設置
広 い
教室
エレ ベー
ター 、
エスカレーター
(体育館
・プール)屋内
プール 広い体育館
すべらない 床
(人)
0
統合2校
((旧)北中、(旧)赤羽台中)
通学区域内小学校4校
(2)保護者が新しい学校で充実させたい施設等
① 教育の個性化、多様化に弾力的に対応できる教育空間 ・ バリアフリー
・ 少人数教室(英語・数学)でも大人数集会(学年集会等)でも、どちらに も使える多目的室
② 自ら学ぶ、主体的に学ぶための学習空間 ・ 自習出来るよう本がそろった学習室 ・ パソコンルーム(OA室)
・ 図書室に隣接させた自習室(学習室) ・ 多目的ホール
③ 教科の充実を図るための高機能な教室の整備 ・ LL教室・パソコン教室のような専科用の学習室 ・ 実習設備の充実
・ 理科室、家庭科室に先生の手元を映す大型鏡もしくはTVモニター ・ 冷暖房完備
④ 学校図書館(図書室)の整備 ・ 冊数の増加と自習室の設置 ・ いろいろな分野の本
・ 新書・新刊本・話題作・名作本の充実 ⑤ 学校の情報化
・ ホームページ開設 ・ ITの充実
・ メール配信環境を整える
⑥ 心をいやし、心を育てるカウンセリング機能の充実 ・ スクールカウンセラー室の設置
・ カウンセラーの常駐
・ 子どもたちが気軽に入れ、安心して相談できる空間 ⑦ 快適な生活空間
・ 冷暖房化 ・ 冷水機の設置 ・ バリアフリー化
⑧ 屋内・屋外運動施設の充実 ・ 運動施設の充実
・ ナイター設備
・ 様々な部活が同時に練習できる広さ
・ 共有して意見交換できる空間 ・ 各分野で活躍している方の講演 ・ 行事を増やす
・ 地域の施設(特養・福祉園)の見学・交流 ⑩ 学校の歴史、思い出を伝える工夫
⑪ 校施設
に
⑫ 充実
・楽譜ライブラリーを設置 などを観察できる施設
⑬
でき、その場で担任以外の先生とコミュニケーション る空間
いか
棟に集め、セキュリティの確保を容易に に気を配る
のは大切だが、生徒にとって落ち着けることを守りたい に学校見学できるように
⑮ ティアの活動の場の整備
ールーム) 活動の場
開放できるように使い勝手等、考慮しておくべき ・ 記念資料館
・ 椎の木を残してほしい ・ ホームページの作成 ・ 卒業制作の展示
環境を配慮した学 ・ 緑の環境の維持
・ ゴミ処理や緑化の充実が身近に感じられる施設 ・ エコロジーの拠点
・ ソーラーによる自家発電 教科準備室等の
・ 全教科の準備室を設置 ・ 楽器庫・吹奏楽用楽器の備品 ・ 校庭、庭で生物や植物
教職員の休憩スペース等の充実 ・ いやしの場
・ 子どもも自由に入室 が取っていけ
・ 職員室だけでよいのではな
⑭ 学校開放や生涯学習の場としての整備 ・ 地域に開放可能な施設はすべて一
し、特にバリアフリー
・ 放課後学習への取り組みや、自習室、進路相談室 ・ 地域に開放する
・ 平日も気軽 ・ IDカードの導入
保護者や地域ボラン
・ PTA専用の活動室(コピ ・ 共有できるような
・ 地域にいつでも
・ 地域ボランティアの導入
⑯
なく防犯も大事である 置
への緊急告知システム
⑰ 合化
設(体育館・グラウンド)の利用 複合化
学習できる快適な校舎 防災・防犯に優れた施設
・ 災害の避難場所・防災設備だけで ・ 防犯カメラの設
・ 不審者の侵入防止を徹底させる(防具等) ・ 緊急事態発生時の、消防署・警察
地域施設との複
・ 地域との相互利用施設 ・ 近隣の閉校になった施 ・ 老人関係施設との ⑱ その他
・ 部活動の活発化
・ 近隣閉校施設の有効活用 ・ 子どもたちがのびのび
(2)保護者が新しい学校で充実させたい施設等
45人)
40 35 30 25 15 20 10 5 0
教 育空間
学 習空間
室 の整
備
)の整 備
の情 報化
能 の充
実 活空間 の充
実
校
教 育
の個 性化
、多 様化
に弾
自 主
に学 高
校
心を
機 な生
・屋
、地 域住民
・生 加
学 づ
くり
、思い る
工 夫
た 学
校施設
教 の充
実
教 憩
等の充 実
学 校開放
しての 整
備
保 護者
や地 域
ボ の活
動 の場の整
備
・防 犯
に優 れ
た 施
設
地 域施設
と の
複 合化
そ の
他
(
力的 に対
体的 ための 学
校図書館 る
カ 屋
内 徒
の参 の歴
史 環 境
職員 の休
や生 涯学習
ランティア 防
災 応
で きる
ぶ ための
機能 な教
(図 書室 学
ウンセリング 快
適 外運動施設に
よる 出を伝え の配
慮 し
科準備室等ス ペース
の場と
ら学ぶ、 の充
実 を図る
、心を育て
、児 童 学
校
教 科
いやし
教 職員
統合2校 ((旧)北
通学区域内小学校4校
13
(3)教職員が新しい学校で充実させたい施設等
① 教科の充実を図るための高機能な教室の整備 ・ 教科専用の教室の設置
② 学校図書館(図書室)の整備
・ マルチメディアやITに対応できる施設 ・ 地域の図書館との共用化
③ 学校の情報化 ・ ITの充実
・ 校内ビデオシステム ・ インターネット防犯ビデオ ・ パソコン室以外にIT教室の整備 ④ 屋内・屋外運動施設の充実
・ 屋内プールの設置 ・ 開放型の体育館
・ シャワー室、更衣室、準備室の充実 ・ 広い倉庫の確保
⑤ 環境を配慮した学校施設
・ 屋上に太陽光発電システムの設置 ⑥ 教科準備室等の充実
・ 全教科に準備室を設置 ⑦ 教職員の休憩スペース等の充実
・ ソファー、インテリアなど落ち着いた部屋の設置 ⑧ 防災・防犯に優れた施設
・ 校門にもオートロック。インターフォンの設置 ・ 監視用インターネットビデオシステムの設置 ⑨ 地域施設との複合化
・ 体育館と図書館は地域施設として複合化 ⑩ その他
(
3
)
教職員が新し
い学校で充実さ
せたい施設等
0 1 2 3 4 5教科の 充実を
図 る
た め
の 高機能
な 教室の
整備
学校図 書館
(図書室
)の 整備
学校の 情報化
屋内・ 屋外運動
施設 の充
実
環境の 配慮し
た 学校施設
教科準備 室等
の 充実
教職員 の
休憩ス ペ
ー ス
等の 充
実
防災・ 防犯に
優 れ
た 施設
地域施設と の
複合化 そ
の 他
(
人)
15
(4)町会の意見・要望
① 教育の個性化、多様化に弾力的に対応できる教育空間
・教職員一人ひとりが教育について真剣に考える(再認識)と共に、これから の日本の一翼を担う子どもたちへの教育(勉強を含め)を考えるべき。 パソコン室以外にIT教室の整備。
② 自ら学ぶ、主体的に学ぶための学習空間
・教職員と親とのコミュニケ−ションの充実が必要。
子どものことを常に考え(しつこくやることはマイナスになる)意見交換を する。
③ 教科の充実を図るための高機能な教室の整備
・教室の整備、充実をさせても、指導、育成を図る教職員がただ教えるという 人格ではなんにもならない。
④ 学校の情報化
・学校関連の横のつながりを充実させるべきと考える。(良いことも悪いことも 話し合い、他の学校の状況をPTA(保護者)にも話をする)校内ビデオシ ステム。
⑤ 心をいやし、心を育てるカウンセリング機能の充実
・今、子どもたち(中学生、小学生)が何をもとめているか、何が必要なのか 等、先生をはじめ親が考える必要がある。
⑥ 快適な生活空間
・親が子どもの育成を真剣に考えていくことが第一、親の未熟さ(親としての 親権が失われている)が問題。
⑦ 教職員、地域住民、児童・生徒の参加による学校づくり
・教職員も地域住民も 1 人の児童、生徒が、仮に自分の子どもだとしたらとい う考え方、自覚を持ち(人まかせにしている面が多い)接することが、良い 学校作りの一歩だと考えることが必要。
・ 教職員の意識改革が必要。(なぜ先生になったのか) ⑧ 教職員の休憩スペース等の充実
・ 教職員にも休憩は必要、教育の一環の中で考えていくべきもの。ただし自分 達だけのスペースとの考え方は良くない。
⑨ 保護者や地域ボランティアの活動の場の整備
・ ボランティア活動は率先して行うべき(姿勢を見せること)であり、地域の 活動は積極的に参加すべきであると考える。
⑩ 防災・防犯に優れた施設
第 2 章
地 域 特 性 ・ 計 画 条 件 の 調 査
2 − 1
敷 地 の 条 件
① J R 赤 羽 駅 よ り 直 線 で 1 k mほ ど の 位 置 に あ り 、 通 学 距 離 は 最 大 約 1. 1 k mほ ど で あ る 。
② 敷 地 は 緑 あ ふ れ る 公 園 緑 地 に 囲 ま れ 、 こ の 環 境 を 活 か し た 学 校 づ く り が 望 ま れ る ま た 周 辺 は 都 営 住 宅 を は じ め と す る 都 市 再 生 機 構 、 公 社 の 集 合 住 宅 が 立 ち 並 ん で い る が 、 そ の 居 住 者 の 高 齢 化 に よ り 人 通 り が 減 少 し つ つ あ り 防 犯 、 安 全 へ の 配 慮 が 必 要 で あ る 。
③ 幅 員 15mの 都 市 計 画 道 路 に 面 し て い る が 、 周 辺 に 鉄 道 、 幹 線 道 路 は な く 騒 音 、 交 通 渋 滞 等 、 公 害 は 少 な い 。
④ 敷 地 は 東 北 方 向 下 が り の 斜 面 の 中 に あ り 一 部 、 法 面 が あ る 平 坦 地 で あ る 。 前 面 道 路 は 西 端 部 が 同 一 レ ベ ル で 北 側 ∼ 東 側 は そ こ か ら 約 3∼ 4m下 が り に あ り 、 配 置 計 画 に あ た っ て は 充 分 な 検 討 が 必 要 で あ る 。
2 − 2
敷 地 の 現 況
敷 地 の 現 況 図 お よ び 現 状 写 真 を 17 頁 以 下 に 示 す 。
2 − 3 敷 地 の 法 規 制 等 の 条 件
( 1 )
敷 地 の 条 件
① 地 名 地 番 東 京 都 北 区 桐 ケ 丘 2 丁 目 6 − 1 1 ② 敷 地 面 積 18, 018 ㎡ ( 現 況 )
③ 土 地 所 有 区
④ 道 路 幅 員 南 側 14. 85m 、 東 ∼ 北 側 4. 22∼ 4. 25m 、 ⑤ 都 市 設 備 排 水 公 共 下 水 道 供 用 区 域
電 力 東 京 電 力 ガ ス 東 京 ガ ス
( 2 )
用 途 地 域 ・ 地 区 等
① 第 1 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 建 ぺ い 率 : 60% 容 積 率 : 150% ( 東 、 西 、 北 側 隣 接 地 も 同 じ )
許 容 建 築 面 積 : 12, 612. 60 ㎡ ( 角 地 緩 和 10% ) 許 容 容 積 対 象 床 面 積 : 27, 027. 00 ㎡
② 防 火 地 域 : 準 防 火 地 域
③ 都 市 計 画 道 路 : 都 市 計 画 事 業 終 了
④ 建 物 の 高 さ 制 限 ( 第1 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 ( 20/ 10 以 下 ) )
道 路 斜 線 制 限 : 勾 配 1. 25、 道 路 反 対 側 境 界 か ら20m. 以 上 無 制 限 隣 地 斜 線 制 限 : 立 上 が り 20m +勾 配 1. 25
⑤ 高 度 地 区 : 第 2 種 高 度 地 区
⑥ 日 影 規 制 : 高 さ 10m を 越 え る 建 築 物 が 対 象
緯 度 経 度 : 東 経 133° 48′ 北 緯 34° 17′ 測 定 面 : 平 均 地 盤 面 か ら の 高 さ 4m
日 影 規 制 値 : 5m ラ イ ン 規 制 値 3h 、 10m ラ イ ン 規 制 値 2h ⑦ 都 市 計 画 桐 ケ 丘 一 団 地 内
17
( 3 )
そ の 他 ( 北 区 の 主 な 条 例 ・ 指 導 要 綱 等 )
・ 中 高 層 紛 争 予 防 条 例
・ 建 築 物 の 解 体 工 事 計 画 の 事 前 周 知 指 導 要 領 ・ 開 発 許 可
・ 景 観 づ く り 届 出
・ 雨 水 流 出 抑 制 施 設 要 綱 ・ 埋 蔵 文 化 財 、 文 化 財 保 護 法 ・ 福 祉 の ま ち づ く り 整 備 要 綱 ・ み ど り の 条 例
敷地の現状写真
①前面道路西側より敷地を見る
⑥裏門
⑦敷地西面
②正門
③敷地南面(前面道路側)
④前面道路東側より敷地を見る
⑤敷地東面
N
①
②
③
④ ⑧
⑦
⑥
⑩
⑤
⑨
⑧正門より前面道路方向を見る
⑨グラウンドより南東境界を見る
21
第3章
施設構想
3−1
施設整備の考え方
学校施設の整備にあたっては文部科学省の定める学習指導要領、学校施設整備指針及 び北区の学校教育に取り組む姿勢、方針に加え、学校の教育目標、活動等を整理、計画 に反映させることが重要である。
(1)北区の学校教育と施設整備
「北区教育ビジョン2005」(平成17年3月策定)では、学校の改築は「北区立小・ 中学校施設のあり方検討委員会」報告をもとに、多様な学習形態に柔軟に対応できるこ と、特別支援教育の進展を視野に入れることなどをはじめとし、さらに子供たちが多く の時間を過ごす生活の場として、豊かな情操をはぐくむ、安らぎとうるおいのある施設 の整備と機能の充実を図る、としている。
また、さらにこれからは「地域に開かれた学校施設」から「地域施設としての学校」 という考え方に立つことが求められており、地域の人々の生涯学習の場であり、日常的 に地域の人に見守られている学校であるためには、区民開放部分のあり方を含め、施設 の管理運営方法について検討を進めていく、としている。
(2)桐ケ丘中学校の教育目標と教育活動
教育目標として「人間性豊かで、創造的精神に富み、社会の変化に主体的に対応でき る国民を育成するために次の目標(ICC)を設定」している。
① 自立 Independence ② 協力 Cooperation ③ 創造 Creation
また特色ある教育活動としては次の 4 項目を指向している。 ① 読書の奨励
② 数学・英語の少人数授業と保健体育のTT授業の実施 ③ 生徒会主催の活動
④ 多くの生徒が活躍する部活動 [ 部活動の一覧]
3−2
施設の整備方針
(1)基礎的・基本的な学力の定着と個性を伸ばす教育環境の整備(学習空間
の充実)
基礎的・基本的な学力を身につけるきめ細かな指導を行うため、習熟度や興味・ 関心等に応じた少人数授業やティームティーチングなど多様な授業展開に対応する 施設整備をすすめる。
また自主的な学習活動を支援する施設として図書室、コンピュータ室を中核とする メディアセンターの充実を図る。さらに、基礎的・基本的な学力の上に立って、生徒 の個性や能力を生かし伸ばす環境を整備する。また、心身に障害のある生徒一人ひと りの教育的ニーズに応じて適切な教育的支援を行う「特別支援教育」の導入を視野 に 入れた施設整備を図る。
(学校運営方式について)
普通教室を基本とし、充実した特別教室等による学校運営方式を採用する。
生徒が学校生活の中で、友人との語らい、交流を通して人間関係を形成する場とし
て、また、心の安らぎを得る場所を確保する意味からホームルームとなる普通教室の
よさを活かす。さらに、関連教科ごとの教科ギャラリーの整備や様々な用途に対応し
た新世代型学習空間を整備する等、少人数学習、習熟度別学習や総合的な学習の時間
等、学習環境の質を高めることで教室の充実を図る。
(2)
安全とうるおいをもたらす施設環境の実現(生活空間の充実)
学校は、生徒にとって「学びの場」であるとともに1日の約3分の1を過ごす「 生活の場」であることを認識し、安心して有意義な学校生活が送れるよう防犯に配 慮した施設整備を図るとともに、障害の有無を問わず安全に施設を利用できるよう ユニバーサルデザインを取り入れる等、バリアフリー化を目指す。
また、生徒が授業の合間に友人と語らい気分転換をしたり、悩みを相談し受け止め る場を確保する等、豊かでうるおいのある空間づくりを工夫する。
さらに、太陽光利用や雨水、風力等自然エネルギーの利用を始め、周辺の緑地空間 を活かした校内緑化を積極的に推進し、環境と調和のとれた学校施設「エコスクール 」を目指すとともに、環境教育に活用する。
(3) 北区学校ファミリーの推進と地域スポーツ活動、コミュニティの拠点と
しての施設整備(地域との連携の充実)
23
また、地域の生涯学習活動の場として北区スポーツ・ファミリーの推進やコミュニ ティ活動の拠点として学校が利用されることを前提に整備する。さらに、学校は地域の 防災拠点、避難所としての役割を担う施設として、災害時の対応に配慮した施設整備を すすめる。
第4章
施設の計画方針・条件の検討
4−1
施設構成の基本的な考え方
① ホームルームとなる普通教室を配置し、特別教室や多目的室などを使用する授業 以外は、各学級の教室で授業を行うことを基本とする。
② 特別教室を集約配置するとともに、教科ギャラリーを設置する。各教科の学習環 境の質を高め、生徒の主体的な学習を促す環境づくりを行う。
③ 新世代型学習空間を設置し、学年ごとに普通教室を構成する教室と連携し、少人 数学習や習熟度別学習などきめ細かい教科指導に対応できるようにする。また、 パソコン、ビデオ、プロジェクター等英語教育用の視聴覚機器を充実させる。 ④ 各諸室に関しては、大きさや設備に工夫をし、用途や目的に応じて使い分けでき
るようにする。
⑤ 地域へ開放する部屋は施設管理や利用者の利便性を考えて集約的に配置する。 ⑥ エレベーター設置、ユニバーサルデザインの採用をはじめ、校舎内すべてをバリ
4−2
平面構成の考え方
学校施設の基本となる教室の構成をその機能を踏まえた、つながりのブロック図等で整 理し、平面構成のあり方を明らかにしておく事が重要である。
( 1) 普通教室の機能と構成
図4−2−1
①普通教室:学校生活・学習の拠点 (授業、ホームルーム、食事)
②多目的スペース:多様な学習活動のスペース (多様な学習、教室の予備スペース)
③教材:学習への動機付けのスペース (目に付き、手に取れる場所にある教材)
④情報メディア:自主的学習のツール活用スペース (パソコン等)
25
(2)特別教室の機能と構成
図4−2−2
4−3
諸室のあり方
諸室については「北区立小・中学校施設のあり方検討委員会報告書」及び「北区立
小・中学校整備方針」に基づき整備するが、つぎに掲げる事項については、これまで
の動向を踏まえて以下のとおり整備を行うものとする。
(1)特別支援教育部門
① 通級指導型特別支援教室(
「桐ケ丘学級」
)
生徒一人ひとりの興味・関心に応じた個別指導や小集団指導等を行うためのスペー
スなど、情緒障害学級として専門的な施設、設備を備えた特別支援教室を整備する。
②
巡回指導型特別支援教室
週に数時間程度を別の教室で指導を受けることが必要な生徒に対する学習の場とし て、個別指導や少人数指導など多様な支援を行うことができる教室を整備する。
(2)給食部門
① 調理室
給食室を汚染作業区域と非汚染作業区域に明確に分ける。
リフト及びクラス用運搬車ストック部分を非汚染作業区域内に設置する。
② 休憩室
休憩室に専用のトイレ、手洗い場を設置する。
(3)防災拠点としての施設の整備
①
学校敷地内に災害用のマンホールトイレ設置用のマンホールを設置する。27
第 5 章
施 設 の 機 能 ・ 規 模
「 中 学 校 学 習 指 導 要 領 」 を 基 本 に 計 画 条 件 の 検 討 結 果 及 び 統 合 前 の 施 設 規 模 を 参 考 と し て 必 要 施 設 と 計 画 目 標 規 模 を 用 途 、 室 別 に 想 定 す る 。 そ の 結 果 を 2 9 頁 に 示 し た 。
ま た 学 校 施 設 の 室 毎 の 大 き さ を 測 る 尺 度 と し て は 、 普 通 教 室 の 大 き さ を 1 コ マ と し て 測 る 事 が 一 般 的 で あ り 本 検 討 に お い て も こ の 方 式 に よ っ た 。
5 − 1
普 通 教 室 の 大 き さ の 検 討
40 人 の 生 徒 が 、個 別 配 列 で 一 斉 授 業 を 含 む 学 習 活 動 を 展 開 す る の に ふ さ わ し い 、普 通 教 室 の 大 き さ と し て は 、 学 校 用 家 具 に 関 す る J I S 改 正 ( 注 1 ) に よ る 机 の 大 型 化 等 、 将 来 を 見 越 し て 検 討 し 、 次 の 図 の よ う に 8. 5m × 8. 5m ( 72. 25 ㎡ ) の 普 通 教 室 を 標 準 と し て 想 定 ( 注 2) し た 。
( 注 1 ) J I S 改 正 ( 平 成 11 年8 月20 日 ) に よ る 机 の 大 型 化 に つ い て
普 通 教 室 の 大 き さ に 密 接 に か か わ る 机 面 の 寸 法 に 関 し て 、 こ の 改 正 で は 、 机 面 の 大 き さ を 従 来 の ( 奥 行 き )400× ( 幅 ) 600 の 1 種 類 か ら 、 多 様 な 教 材 等 に 対 応 出 来 る よ う に 机 面 を 拡 大 し 、 奥 行 き は 450、 600 の2 種 、 幅 は600、 650、 700、 750 の 4 種 の 合 計8 種 類 の 中 か ら 選 択 で き る よ う に し た 。
( 注2) 標 準 ス パ ン に つ い て
標 準 ス パ ン は 8. 5m × 8. 5m の 他 に も 8. 0m × 9. 0m 等 も 考 え ら れ 、 こ れ ら を 教 室 部 分 で 比 較 を し て 見 る と 、 以 下 の 表 、 参 考 図 に 見 ら れ る よ う に 、 机 廻 り の 空 き 寸 法 に つ い て は 、 ゆ と り が 横 方 向 に あ る か 、前 後 方 向 に あ る か の 差 が 見 ら れ る が 、大 き な 問 題 と は な ら な い 。
ま た 施 設 計 画 を 進 め る 上 で は 、敷 地 条 件 に よ る 計 画 上 の 制 約 等 、他 の 要 素 も 重 要 で 、こ れ ら を 総 合 的 に 判 断 す る 必 要 が あ る た め 、 基 本 構 想 ・ 基 本 計 画 段 階 で は 標 準 ス パ ン を 8. 5 m × 8. 5m と し て 検 討 を 進 め 、 最 終 的 な 決 定 は 実 施 設 計 段 階 で 行 う も の と し た 。
( 参 考 )
机配置に関するスパンの比較
項目 8. 5m× 8. 5mスパン 8. 0m×9. 0mスパン
机の列数 7列 6列
横方向、机間の寸法 400 490
29
5- 2 必要施設と計画目標規模
桐ケ丘中学校 施設規模( 案)
(普通教室の面積8.5m×8.5m=72.25㎡を1コマとする)
教室・スペース
規 模
普通教室1室: 1コマ
床面積 ㎡
中学校普通教室 12 867
多目的スペース 3 217
生徒会室 0. 5 36
第1理科室・準備室 2. 5 181
第2理科室・準備室 2. 5 181
音楽室・準備室/ 楽器庫 2. 5 181
練習用個室 0. 5 36
美術 美術室・準備室 2. 5 181
技術 技術室・準備室 3. 5 253
家庭 家庭科室・準備室 3. 5 253
多目的教室・準備室 1. 6 116
新世代型学習空間 4 289
特別支援教室 1 72
メディアセンター(図書室・コンピュータ室) 4 289
多目的ルーム(ランチルーム兼用) 3. 5 253
配膳室 1 72
職員室・事務室 2 145
校長室・応接室 0. 5 36
主事室 0. 5 36
職員休憩スペース 0. 25 18
職員更衣室 0. 5 36
職員トイレ 0. 5 36
会議室 1 72
小会議室 0. 5 36
教材室・資料室 1 72
印刷室 0. 5 36
放送室 0. 5 36
保健室 1. 3 94
相談室(カウンセリング室) 1 72
給食室 4. 5 325
休憩室 0. 5 36
体育館 22 1590
プール(更衣室・シャワールーム) 3 220
PTA室 0. 5 36
校歴資料コーナー
防災備蓄室 1 72
防災資器材倉庫 0. 5 36
桐ケ丘学級
(家庭・作業室・学習室・職員室・プレイルーム) トイレ
更衣室 エレベーター
倉庫 昇降口・廊下等
325
共用ブロック 体育施設ブロック
併設ブロック 4. 5
管理諸室 ブロック
開放諸室ブロック 共通ブロック
給食室ブロック 管理部門
保健室部門 種 類
学習ブロック
理科
音楽
特別教室 ブロック
第 6 章
配 置 と 平 面 計 画 の 考 え 方
計 画 条 件 の 検 討 結 果 と 、 関 係 者 へ の ア ン ケ ー ト に よ る 配 置 ・ 施 設 計 画 に 対 す る 要 望 を 基 に し て 、 配 置 ・ 平 面 の 基 本 方 針 を 提 示 す る と と も に 配 置 比 較 検 討 表 及 び 配 置 ・ 平 面 の 基 本 的 な 考 え 方 の イ メ ー ジ 図 を 添 付 し 、 ま と め と す る 。
31
6 − 1
配 置 ・ 平 面 の 計 画 方 針
( 1 ) 配 置 計 画
① 敷 地 が 傾 斜 地 で あ る 事 か ら 進 入 路 ( ア プ ロ ー チ ) の 位 置 と 各 施 設 ( 校 舎 、 屋 内 体 育 館 、 グ ラ ウ ン ド 等 ) の 機 能 を 考 慮 し た 配 置 を 行 い 、 効 果 的 な 校 地 利 用 を 図 る 。 ② 施 設 ( 学 習 空 間 ) に 求 め ら れ る 機 能 を 可 能 と す る 形 状 と ボ リ ュ ー ム を 検 討 し 、 建
物 と 屋 外 部 分 が 相 互 に 均 衡 の 取 れ た 計 画 と す る 。
③ 施 設 管 理 や 防 犯 上 の 観 点 か ら 、 各 施 設 に 目 が 行 き 届 き 、 死 角 を 生 じ な い よ う 配 慮 す る 。
④ 地 域 交 流 や 地 域 開 放 を 可 能 と す る 施 設 配 置 を 行 う 。
( 2 ) 地 球 環 境 と の 調 和
① 周 辺 環 境 や 景 観 に 配 慮 し た 施 設 配 置 計 画 と し 、 景 観 や 街 並 み の 形 成 に 貢 献 で き る 計 画 と す る 。
( 3 ) 外 構 ( 生 活 空 間 ) 計 画
① グ ラ ウ ン ド は 出 来 る だ け 広 く 、 ま た 運 動 施 設 の 配 置 が 可 能 な よ う 形 状 を 検 討 し 計 画 す る 。
② グ ラ ウ ン ド へ の 日 照 に 支 障 を 生 じ る 事 の な い よ う に 施 設 配 置 を 行 う 。 ③ 語 ら い 、 憩 い 、 交 流 な ど の 場 と な る ス ペ ー ス を 設 け る 事 も 検 討 す る 。 ④ 非 常 時 、 災 害 時 を 想 定 し た 屋 外 環 境 施 設 を 整 備 す る 。
⑤ 既 存 の 樹 木 は 可 能 な 限 り 残 す 計 画 と し た い 。
( 4 ) 平 面 計 画
① 各 施 設 の 構 成 は ブ ロ ッ ク 毎 に ま と め 明 快 で 分 か り や す い も の に な る よ う 計 画 を 充 分 に 練 り 上 げ る 事 が 重 要 で あ る 。
② 将 来 の 学 級 数 の 変 動 や 学 習 内 容 ・ 学 習 形 態 等 の 変 化 に 柔 軟 に 対 応 出 来 る 室 構 成 ・ 構 造 計 画 と す る 。
③ 校 舎 廻 り の 屋 外 空 間 を 学 習 ・ 生 活 空 間 に 積 極 的 か つ 効 果 的 に 取 り 入 れ た 構 成 と す る 事 が 望 ま し い 。
④ 教 室 は 日 照 、 採 光 、 通 風 等 の 良 好 な 環 境 条 件 を 確 保 で き る 方 位 、 位 置 に 設 定 す る 事 が 重 要 で あ る 。
6- 2 配置の比較検討表
・ゾーニングが散漫となり施設間の連携 が難しい
・学校の顔づくりが難しい
△
・敷地の特性を活かした土地活用 である
・ゾーニングのまとまりがよい
◎
・グラウンドと施設用地のバランスが悪く
土地活用に無駄が多い
○
・敷地の特性が活かされず力づく
の計画となる
△
動線計画
・グラウンドを囲む施設配置のため 施設間の動線が長い
・メインアプローチから玄関、昇降口が遠い
△
・施設間の動線が短い
・メインアプローチから玄関、昇降口が近い
◎
・施設間の動線は短い
・メインアプローチから玄関、昇降口が近い ・サブアプローチは道路とのレベル差解消の 工夫を要する
○
・道路とのレベル差を活かした建築的 工夫が必要
・施設間の動線は短い
△
学習空間
・通過動線が多く、落ち着かない 空間となりがちである
・南面採光で通風が良好である
△
・回遊動線により、良好な空間
づくりが可能である
◎
・建物の奥行きが取り難く計画上
に制約がある
○
・課題は多いが計画的には
対応可能
○
施設管理
・一望の元に学校の概況が把握 しやすい
・校舎の裏側等に死角が生じやすい
○
・正門やグラウンドに目がよく行き届く◎
・正門やグラウンドに目がよく行き届く○
・正門とグラウンドの両方に目を配る
必要がある
△
グラウンド ・陽当たり等環境が良好である
◎
・陽当たり等環境が良好である○
・北側グラウンドで陽当たりがよくない
・グラウンドの幅が狭い
△
・陽当たり等環境が良好である
○
外構・植栽
・校舎とグラウンド間に緩衝緑地等
の演出が可能である
◎
・校舎とグラウンド間に緩衝緑地等
の演出が可能である
◎
・校舎とグラウンド間に緩衝緑地等
の演出が可能である
◎
・駐車場、駐輪場のスペースが少ない
△
地域環境 との調和
・緑あふれる環境づくりが可能
である
◎
・緑あふれる環境づくりが可能
である
◎
・緑あふれる環境づくりが可能
である
◎
・緑あふれる環境づくりが可能
である
○
地域連携
・地域開放が容易である ・防災拠点としての対応が可能 である
○
・地域開放が容易である ・防災拠点としての対応が可能 である
○
・地域開放が容易である ・防災拠点としての対応が可能 である
○
・メインアプローチから校舎やグラウンドの
全体が見えず閉鎖的である
△
備考
レイアウトイメージ
外構 (生活空間)
地域 (地域連携)
ゾーニング計画
施設 (学習空間)
D
案 (西グラウンド案)
A案 (南グラウンド案)
B案 (東グラウンド案)
C案 (北グラウンド案)
・可能ならばプールを屋内体育館と複合化させ グラウンドを広げたい
・可能ならばプールを屋内体育館と複合化させ グラウンドを広げたい
・可能ならばプールを屋内体育館と複合化させ グラウンドを広げたい
・南グラウンドとした場合、奥行きの 浅い片廊下型校舎を一列で廻らせる形 になり易い
グラウンド
グラウンド
グラウンド グラウンド
プール 屋体
校舎
メインアプローチ
サブアプローチ
プール 屋体
校舎 校舎
プール 屋体
校舎 給食
給食
プール 屋体 給食
給
メインアプローチ
サブアプローチ