線形代数学 II 第 11 回レポート課題(配布日: 12/17 )
1 レポート課題 A
1.1 注意事項
以下の問題をすべて解答し,
Web
掲載の講義ノートを用いて自己添削して 提出すること.当然ながら 掲載の解答例以外にも別解があるため,解答例と同じ解法や表現である必要はない.自分の解答が合っ ているかどうか考えることも課題の一部であるが,解答例にあって自分の答案で書かれていない部分が ある場合には本当に省略可能な記述かを検討すること.必要な論証が不足していて自己添削でも追加さ れていない場合には再提出となることもある.様式は
A4
サイズとし,両面を使用すること.表紙をつける必要はない.レポート1
枚目表面の上に「基礎クラスと学生番号」「氏名」「科目名」「提出日」(締切日を遅れて出す場合には第何回の課題かも書 くこと)を記入し,
2
枚以上の場合には左上をホッチキスでとめること.提出締切は
1/7(月)13:00.提出場所は高等教育推進機構 1
階事務室前のレポートボック ス.このレポート課題でわからない内容がある場合には,講義ノートをよく読んで考えること.それでもわからなければ,何らかの方法で教員へ質問することを強く推奨する.
1.2 問題
1.
(講義ノート第11
章 例題1.9(1)
〜(3)
) 実ベクトル空間R
2 のベクトルx =
( x
1x
2) , y =
( y
1y
2)
に対して,
(x, y)
を次で定める ときにR
2 の内積となっているかを判定せよ.(1) (x, y) = x
21+ x
1y
1+ x
2y
2(2) (x, y) = 2x
1y
1+ 3x
2y
2(3) (x, y) = x
1y
12.
(講義ノート第11
章 例題3.2
)
V
をR
上の計量ベクトル空間,W をV
の部分空間とする.このとき,W の直交補 空間W
⊥ はV
の部分空間であることを示せ.(講義ノートの解答でK = R
としたもの)3.
(講義ノート第11
章 例題3.8)
R
4 の部分空間W =
⟨
1 2
− 3 1
,
2 5
− 8 1
⟩
の直交補空間
W
⊥ の次元と基底を求めよ.ただし,R
4 の内積は標準内積とする.1
2 レポート課題 B
様式は指定のものを利用し,片面に 解答すること.答案のバランスや体裁,読みやすさも評 価対象です.解答用紙は
Web
からもダウンロードできます.提出締切は
1/7(月)13:00.提出場所は高等教育推進機構 1
階事務室前のレポートボック ス.いずれもレポート課題A
と同じです.何らかの理由で出し忘れた場合には,そのことを講 義開始前までに申告すれば,遅れても受け取る場合があります.1.
A, B
はn
次正方行列とする.次の命題が正しければ証明し,誤りならば具体的に反例 を挙げてそれが反例となっていることを説明せよ.反例は2
次正方行列で挙げればよい.(1) λ
をA
の固有値,µをB
の固有値とする.このとき,λ+ µ
はA + B
の固有値で ある.(2) λ
をA
の固有値,µ
をB
の固有値とする.このとき,λµ
はAB
の固有値である.(3) A
の成分a
ij がすべて正の実数とする.このとき,A の固有値はλ > 0
をみたす.(反例の場合は無限個の解があるので,時間のあるものは反例を挙げて説明するだけでな く『どのような場合に成り立たないか』を考えてみてもよい.)
3 次回講義までに自習しておくべき内容
•
内積については,まずは定義を理解しておいてください.最初は関数の内積など不思 議かもしれませんが,進んだ内容の量子力学や量子化学などではすぐに現れます.フーリ エ級数などもこのアイデアなので,ぜひ慣れておいてください.内積を導入することで 直交という概念が使えるため,関数の集まりの世界でも垂線を下ろして最短距離を求め ることができるようになります.•
教科書では直交補空間について演習問題扱いになっていますが,非常に大事な概念で す.学期末試験には関連する問題を出す予定なので,定義や計算法など必ず復習しておい てください.•
大阪府立大学(http://www.las.osakafu-u.ac.jp/lecture/math/MathOnWeb/
,“大阪府立大
webmath”
で検索すると見つかります)で「大学数学(その他の利用者はこちら)」⇒「線形代数 計算ドリル型問題」を選ぶと問題演習が行えます.
次回の講義内小テストの範囲は,『内積の定義の確認と具体的な計算』です.