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地 方 自 治 と 社 会 福 祉

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Academic year: 2022

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(1)−t老人福祉サービスを中心に. 澤. 仁. 三二三. 日日. 騨. 地方自治と社会福祉. 次. はじめに. 目 一. 地方公共団体の福祉施策の現状. ω機関委任事務と団体委任事務. 二. 都市部と特老整備指数. 一地域における老人福祉サービスの状況−熊本県の例. ①高齢老率と特老措置指数. ②. ①高齢者率と特老整備指数. ② 全国的視点からみた老人福祉サービスの状況. ㈹. ②市部と特老措置指数 ③特老入所待機者と市町村格差 ④老人家庭奉仕員と市町村格差 地方自治と社会福祉. 瀧.

(2) 早法六四巻四号︵一九八九︶. ⑤単独事業と地方公共団体人口 地方自治と社会福祉に関わる法的諸問題. ㈲検討. 社会福祉における国と地方公共団体の役割. 地方公共団体間格差と不平等. 三. ω. 小括. ③. 四. はじめに. 三二四. 地方公共団体は住民の社会保障に対する二ーズを直接的に認識し︑それに基づいて種々の行政行為を行い︑住民の. 社会保障の権利実現に直接関与する︒地方公共団体がそのような機能を果たす限り︑社会保障の多様化及び発展を求. める住民の二ーズを充足するために国の設定した社会保障の基準を上回る施策を行わざるをえなかったり︑独自の事. 業を行わざるをえない場合が必然的に生じる︒現行の社会保障制度の中に地方公共団体がその先鞭をつけ︑それを国 の制度にしたという例があることはそれを示している︒. しかしながら︑財政危機を理由に社会保障予算削減が叫ばれる今日︑地方公共団体に施策実施を委任しつつ国家責 ︵1︶ 任を免れる政策がとられ︑住民の二ーズ充足が十全になし得ない状況が現在生じている︒地方自治の重視が地域格差. を無原則的に容認することであるかのような主張がなされるとすれば︑社会保障実施の責任主体としての国と地方公. 共団体の役割はどうあるべきか︑とりわけ地方公共団体が大ぎな役割をになう社会福祉サービスに求められるナショ.

(3) ナルミニマムの確保はどのようになされねばならないかが間われねばならない︒. 本稿の課題は社会福祉サービスを検討素材として地方自治と社会福祉に関わる諸問題が現在どういう状況にある. か︑そしてそれを法的側面からみた場合にどのような問題が生じるかを検討することである︒本稿においては︑高齢. 化社会が到来しつつある今日︑財政面でも人的配置においても大きな比重がかけられており︑喫緊の課題である老人 福祉に関わる事柄を中心に論じ︑問題点を捌出しようと考えている︒. 地方公共団体の福祉施策の現状. ︵1︶ 本稿において地域格差又は地方公共団体間格差とは︑ある地方公共団体に居住している住民が︑他の地方公共団体住民が 受けている施策を受けられないことをさすことにする︒. 二 ω 機関委任事務と団体委任事務 ︵1︶. 機関委任事務とは﹁地方公共団体の長その他の機関に対して国又は他の地方公共団体等から法律又はこれに基づく. 政令により委任された事務﹂をいい︑それは地方公共団体の機関である都道府県知事及び市町村長に委任され︑それ. を委任した国又は地方公共団体その他の公共団体の事務として処理される︒普通地方公共団体の長が国の機関として. 処理する行政事務については︑普通地方公共団体の長は︑都道府県にあっては主務大臣︑市町村にあっては都道府県. 三二五. 知事及び主務大臣の指揮監督を受ける︵地方自治法第一五〇条︶︒都道府県知事は︑その管理に属する行政庁又は市町村 地方自治と社会福祉.

(4) 早法六四巻四号︵一九八九︶. 三二六. 長の権限に属する国又は都道府県の事務につぎ︑その処分が成規に違反し︑又は権限を犯すと認めるときは︑その処. 分を取り消し︑又は停止することができる︵同第一五一条第一項︶︒また︑国の機関委任事務の管理若しくは執行につい. ては︑主務大臣に職務執行命令訴訟が認められ︑一定の訴訟手続ぎをへて︑代執行を行ったり長を罷免することがで. きる︵同第一四六条参照︶︒議会は機関委任事務の処理について条例を制定してこれを規制したりできず︑予算を通ずる ︵2︶ もののほか︑当該地方公共団体の議会の権限が及ばない等︑地方公共団体の自治の範囲は極めて狭いものとなってい る︒. ︵3︶ これに対して団体委任事務とは﹁法律又はこれに基づく政令により︑地方公共団体に委任された事務﹂をいい︵同. 法第二条第二項参照︶︑地方公共団体に事務が委任されることによりその事務が地方公共団体の事務となる︒. 現行老人福祉法では︑第二章に福祉の措置が掲げられており︑同法第十一条に規定されていた﹁老人ホームヘの収 容等﹂が一九八七年三月まで機関委任事務とされていた︒. 機関委任事務は︑﹁①本来的な国の事務︵例えば︑国政選挙︑自衛隊員の募集等︶について︑国の出先機関をわざ. わざつくらずに済むため︑行政機構の簡素化に役立つこと︑②全国的に統一的に事務を行わせることがでぎるため︑ ︵3︶ 国民相互間の公平性を確保することができることなどのメリットがあるとされている︒﹂という利点があげられてい. た︒しかし︑﹁補助金間題検討会﹂は一九八五年十二月二〇日の﹁補助金問題検討会報告﹂の§3﹁補助率等の在り. 方について﹂で生活保護については﹁国民の健康で文化的な最低限度の生活水準を保障するものであり︑その実施に. 当たっては︑全国民に共通した公平と平等が求められるので︑事務の性格は今後とも機関委任事務とすることが適当.

(5) 多様な二ーズにきめ細かく対応できるよう︑地方公共団体の自主性の尊重の観点から︑入所の措置に. である︒その補助率としては︑補助率の体系的な見直Lの観点から2/3とするのが適当とする意見がある一方︑国 ︵4︶ の責任の度合を考慮して︑従来どおり8/10とするのが適当とする意見があった︒﹂としたのに対し︑老人福祉等に ついては﹁ω. ついては︑団体委任事務に改めることと﹂︑入所対象者についての基本的要件に限って国が定め︑具体的要件につい. @. このような見通しによって︑地方公共団体の自主性に基づいた行. ては︑地方公共団体に委ねることとすることが適当である︒また︑福祉施設の最低基準及び費用徴収基準については︑. できる限り簡素・合理化する必要がある︒. の. 福祉の一般化の観点から︑在宅福祉サービス︵ショート. 政に改められるので︑国の負担割合はー/2とすることが適当である︒なお︑これらの福祉施策について︑同一の補 助率とすることは間題があるとする意見があった︒. ︵5︶. ステイ等のサービスに限る︒︶について︑施設入所措置の場合と合わせ︑国の負担割合をー/2とすることが適当であ る︒﹂と報告した︒. 一九八七年四月一日から機関委任事務であった福祉の措置が団体委任事務にされた︒. その後﹁地方公共団体の執行機関が国の機関として行う事務の整理及び合理化に関する法律﹂︵昭和六一年+二月二 六日法律第一〇九号︶が成立し︑. さらに︑﹁国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律﹂︵昭和六〇年五月一八日法律第三七号︶及び. ﹁国の補助金等の臨時特例等に関する法律﹂︵昭和六一年五月八日法律第四六号︶にょり︑社会福祉五法においては︑児. 童福祉法︑身体障害者福祉法︑精神薄弱者福祉法︑老人福祉法に規定する国庫負担金の割合が一九八四年度は十分の. 三二七. 八であったものについては︑八五年度は十分の七に︑八六年度〜八八年度は十分の五に減額されることになった︒ 地方自治と社会福祉.

(6) 早法六四巻四号︵一九八九︶. 三二八. 本稿では︑要援護者の生存権保障が最も具体的になされねばならない場であり︑地方公共団体が必要にせまられて. 全国的視点からみた老人福祉サービスの状況. 取り組んでぎた特別養護老人ホームの整備を中心として地方公共団体間格差について以下述べることにする︒. 吻. 特別養護老人ホームの入所要件が﹁六十五歳以上の者であつて︑身体上又は精神上著しい障害があるために常時の. 介護を必要とし︑かつ︑居宅においてこれを受けることが困難なもの﹂︵老人福祉法第+一条第一項第三号︶と法文に明. 記されているように︑要援護者は介護を受けられない場合にはその生存さえも危機に瀕する︒入所は﹁都道府県︑市. 及び福祉事務所を設置する町村﹂がその措置をとらなければならない︵同条同項本文参照︶︒地方公共団体が住民の二ー. ズに基づいて﹁当該地方公共団体の設置する特別養護老人ホームに入所させ︑又は当該地方公共団体以外の者の設置. する特別養護老人ホームに入所を委託する﹂︵同条同項第三号︶のであるから︑要援護老人の存在やその措置の必要性. を直接的かつ早期に知ることができ︑それに基づいて予算を組んだり施設を設置するのが地方公共団体である︒これ. ら規定は︑改正前においては措置者が﹁都道府県︑市及び福祉事務所を管理する町村長﹂となっていたのは周知のと おりである︒. 表1の資料は最も新しい数値でも一九八七年三月ゴニ目までのものであるから︑福祉の措置が機関委任事務とされ. ていたときのものである︒その際にはたして公平と平等が実際にはかられていたのか検討してみたい︒. 都道府県及び政令指定都市は合計五七ある︒表1はこれらの地方公共団体の総人口︵各道府県の数値より政令指定.

(7) 都市の数値は除いてある︒以下の数値は全てそのように計算してある︒︶︑六五歳以上人口︵一九八五年一〇月一日現在︶︑. 高齢者率︵但し︑分母の各地方公共団体の総人口は八七年三月三一目現在のもの︶︑面積︵八五年一〇月一日現在のもの︶︑人口. ︵6︶ 密度︑高齢者人口密度︑地方公共団体が設置又は入所委託している特別養護老人ホームの定員︑整備率︵ホーム定員. ÷六五歳以上人口×一〇〇︶︑六五歳以上人口当たりの整備指数︵各地方公共団体のホーム定員÷各地方公共団体の ︵7︶. 六五歳以上人口×全国六五歳以上総人口÷ホーム総定員×一〇〇︒算定方法は厚生省社会局老人福祉課のものに準拠. した︒︶︑老人家庭奉仕員数︑その六五歳以上人口一万人当たり数︑同じく六五歳以上人口あたり指数︵各地方公共団. 体の老人家庭奉仕員数÷各地方公共団体の六五歳以上人口×全国六五歳以上総人口÷老人家庭奉仕員総数×一〇〇︶. を独自に計算したものである︒順位は右四列に掲げ︑数値の大きい順に番号をつけてある︒. これらの数値を基に最小二乗法による直線回帰の程度を表したのがグラフー〜14であり︑データの散布状態と二変. 量の回帰直線を表している︒相関関係の強弱の程度をあらわす相関係数︵グラフではrで表示︶はーが最大で0が最. 小である︒グラフ中の実線は回帰直線で右上がりは正の相関関係を表し︑本文では係数にプラスをつけて呼ぶことに. >+国×図の式を使用︶を表す︒二本の破線で囲まれた部分はデー. し︑右下がりは負の相関関係を表し︑本文では係数にマイナスをつけて呼ぶことにする︒グラフの右上や左上にある. 男g蓉鉱窪は相関一次式の種類︵本稿では︑鴫. 高齢者率と特老整備指数. タの九五%区問である︒. ①. 三二九. 高齢者率と整備指数の関係を表したのがグラフーである︒グラフーはプラス○・三三の相関係数であるので︑高齢 地方自治と社会福祉.

(8) 細一. 8旨9Nω. 宝●曽. 一⑦O.ミ. 曽露●逡. 一巽q﹄一. 鰹O刈●OO. ミO. 曽. >勢ート. N鵠●お. O\O凍. 簿轟. ①朝鍵 鞭講擬 ヒ>口. 霧●一〇︒一. 一謡︒8. ゆ一〇︒ N●認. O●ミ. O︒≦. 一りO①. 謡9認. 8.旨. 一990㎝. 拐一. 一曽. O一●認. 脇 一鵠. 一潮>. 簿轟. O㎝整 ヒ>ロ 旨>口. 一NO. 二㎝. 一膿 一〇ω. 一㎝●罰. 一一N●爲. 一Nω.鯉. 曄圖一8. 一幽●駕. 一零●Oω. 譲●霧. 笥●お. 旨.8. 8●ωN. ωω・ミ. ︒8. 一〇︒8. 膿馳轟 o一 ω●o. N鎚. 霧㎝. お一. 認O. 一︒お. 一〇一一㎝. お9霧. 態N. 一巽.O㎝. 旨●お. 一●圏. O●謡. 一髭●ω⑦. 一㎝躍. 一︐ミ. N一ミ. ㌶一〇. 一ω︒①一. 一胡O. SOO 曽&. 霧●鵠. O●霧. O.器. お●曽. 譜︒8. 認.鵠. 8︒co一. お・ミ 臼﹄O. ω一ω●ωO. 一〇N●N亀. ②09醤. 一一ド留. ㎝.鵠. 霧.園. ①●刈ω. 8.Go⑩. 霧. OO︒一. ①O. 刈O●畠. 零・No. β●竃. oO. O蓼O刈. ●Nζ. 刈●誘. ①O●胡. 黛●起. Q●◎. ●8. ω︒c. oO. 一N●①㎝. 一〇︒鶏. ②●ミ. 一〇︒ωO. 苫●湊. 一G o︒O㎝. O●OO. 0一 刈90. .一. ︒認. 留●紹. 旨U. ㎝﹄N. 爵舘. 一ω国. O. ㎝ド一ω. 窃N. 舘.a. 爲. 一曽O. O●鵠. 離⑦. 一刈.8. ωO・霞. 一苫ω. 胡.O㎝. qOムO. 8.臼. O︒qω. ωO一c. 一〇〇●NO. ω一猛. 09鶏. q一●一〇. 鵠Oq. 一●OG. 起・圃O. OS農. 霧︒一c隣. 一器●O㎝. 躍.認. O●OO. 一●OO. ω8. 一●爵. O︒鎚. 8●畠. 認刈. 一8﹂一. O・露. お.§. O●O一. O●8. 一8 一一誤. O.㎝一. 80 ωO一㎝. O︒OO. =OO. 曽●oo⑦. 一〇 ωO. 一.一〇. 鍵㎝. O︒お. O●謡. 一鵠刈. 一器O. 田8 一〇3. 拐O一. 盛●OO. ●刈o. 謡︒曽. 一盆■=. 奮﹄O. お︒O㎝. 一一〇・瑠. 09認. a︒刈O. お﹂o. NOD昭. =●蹟. ㎝.贈. 彊O. 鰍>鋼撫繍詳加誉廿珍准囚募望騰露洋籠. 一詔お︒8. 毯・霧. 団鍾●8. o躍︐象 一c. >. 一80. NO留. 一一器. 旨レO. oO 憎O︒o. 曽ミ 葛﹄ω ω9お. 醤田. ㎝O.NO. 爲. 蕪敵チー﹀. 皿嚢姦 ぐO. 臥O >ロ瑚沸護 oo㎝●一〇●一. お︒oo㎝. ロ厳溝甕. 瞳O一●曽. 刈NO一︒留. 一〇.鵠. 一一90ω. 一一co一ド紹. 一〇﹄刈. O●霧. 謹8. 一N●田. 一脇●爵. 一GD旨N㎝. 旨O§ N一鰹零. OωNGゐ︒o. ㎝ω︒ωO. 一鰹﹄O. 露一ゆ●お. ω鼠︒8. 一8.凶O. 一田8① 一ω.禽. OO謹︒お. 一鴇舘.胡. ㎝Oω. 霧脇●霞. 一〇一〇●露. 一㎝留●一幽. O. 一〇●Oq. 一一巴鍵. 一鵠9刈. ㎝.一〇.一. >口 頃. 謬>ロ︶ ①㎝響. 零︒oo.隊 一〇おOω. 一鰹ω拐O. 一髭霧 N一醐田鴇. 一錘NO 爲碧一㎝ N8馨一. 曽O還O. 一一︒一〇. 鎌㎝O︒困. 曽8︒ωN. 一〇●整. SO㎝. 一8ω鵠 曽お刈一. 刈.お. 一彗思 一8漣一N. O刈8㎝. 鳶080. O.Oω. 0認38. 一〇㎝鵠8. S㊥O. 紹㎝お留. 一一⑦O一零一. N寒一㎝. 零. q︐①. 呂聾㎝. 一鵠. 一浪︒OO. ㎝O㎝●ω一. 一窃誘 一田巽 おN鎚 露魔 8q昭. ●O一. NOO60曽 0●9. N一. 三三〇. ωO. N騨. N. NO. 一ω 一ω. O. Nc ω. ㎝① 一じ. ㎝O. 戯. O. 鱒. 副諜>. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 1ひ. 罵ρ. ︑姪一. N露 旨●刈o. 畠O一﹄O. 畠OO留. 鐙ミ宅 O一〇〇〇 OON・旨. ドωO. 禽認.認. 旨●o o O. 一一︒舘. 旨︒ooω. 盆¢隠ω繭G. 窃聾露. oO 旨︒c 一ω.OO. &鶏●8. 旨宅②●露. ω旨一詔. 一一N幽一Go刈. 一お謹ω. 謹S鐸㎝. 一〇800. 一宝刈漣. お零醤. NO一①笥. 一①O一〇. 一一釦ω3. 舘一①8. 認Oω曽. 一〇o Q N 一〇紹㎝謡. NOω呂唱. 一〇ミ. 曽虐一鍵. 窃刈一ωO. 一一●額. 一〇●o の. 一〇︒8. 罰お旨 ω①一〇一㎝O. N一8一㎝. 鵠08一. ●唱. 脇認器. 旨一舘凶. 図. ωO. 隠. 線. ミ①8㎝ω 一一cゐ刈9ω. 一一一鵠罰. ② ω. N. 颪鎌 疎騨副 瞬> 蔀毅 鼠輿爺趨 腿 謙畑 磯撫蝿. 富 鵠 紹 銘 閉 駕 零. 藁罰. 一〇. 一G 一. 一㎝ 一⑦. 一G 一〇. NO. Nω. N㎝︑. oo. 撃 爵 唱 ①. 一c. ㎝一. 一一. 苗O ω一. 一圃. 一〇. O. ω一. ωω. 一〇. 一一. 一一. ωO ω①. NO. 刈. 3. o. o. a 3O. 88. oo. Go. 鰹 観 8 畠誤 鵠 9鎮器島. 鵠 蓉 目 ㎝ 〇 鵠 $ o 窃 魔 器 器 認 謡 お 切 嶺 o Gの 盆 台 参 謡 認 誤 紹 関 鎌 鵠 漣 ホ 認 ミ 雛 製 誤 旨 巽 ミ 認 司 一. 鍵. oo. 畑 oo. 饗. 8 曽c◎. oo Go. o. o o. o. O. 曽. 塞 総. 露. 刈co. o. 興ゆ蕪. 警劃. 醐薫. 母 ミ》. oo. Go oゆ. oo N慧濾刈. 曽c◎ 旨ま瑠. N蒔一ω. oo. o. 曽鈎. Qo. 蹄. 姻 一. N ゆ. ㎝. O ω 刈. 醤島. oo. 菌 一. O. 田 騰. 出 し. o 爲 目. o ミ. 曽 圏 認. 鵠.

(9) ︑. NO ♂. 掛. O蜜. 宝㎝認O. おN一〇〇. ㎝霧8露 紹翻o誤曽. 刈●ホ. O・8. 一〇.畠. 一ω︒一じ. お.霧. 一〇紹為c 器ω900一. 霧ON﹂㎝. 脇お鱒お. 闘︒一ω. お鱒●一〇. N8●O㎝. 誤●お. ㎝﹃島 一●Oω. O●為O. ac oO O︒鱈 一ωOO. おOO. 一︒ミ. O. 鶴●一㎝. 禽・. 一〇〇.留. =ρ繋. 紹. 一〇g算. ωOも. 一駕. 一嶺 一紹. N額. 曽鵯. ←. 一NO9躍. 曽●N⑩. OO転O. 一鵠●曽. O︒紹. お謡. 認一會爵 N. 曽一.鯉. 一顧Nω. 一ωO︒謡. 8ヒ獄. 爲一. 一線. 一留. 一ωN︒お 一曽●OO. N罠. =幽︒曽. Oω3欝. 鵠㎝. 一●ωco. 一・一刈. 一購脂. 嵩o oO 一︒嵩. O︒湊. 錯虞●露 一罰●高一 一〇 〇●ω刈. 窓O. 認鵠為O 降の U猛︒G. ●爲. 舘●島. 80嶋O一. 窃︒山o㎝. 刈醤O﹄O. 国OO. 繍ゆ苫. 一・圏. 一撃●曽. 壽﹂O. O・3. 一誤●8. 総㎝︒器. 一︐爵. 濫oo●NO. 一霧評竃. 一●お. 鷲●鵠 旨﹂ω. 一﹄O. 一一. 診︒ON. 一9一. ㎝脇N. 認︒①㎝. 鳶︒OO. 一●謡. 一.緯. o一 一認︒o. 一総︒認. 1. N轟O︒曽. 繭嚇一. 濾. ㎝99謡. 一〇鱒O. 器O. 一N鵠. ㊤一 瞬o ㎝. 圏O 一〇〇︒. 紹O. 鵠. 一零 一・露. 5N・O刈. 一認のO一. 紹◎9. S.胡. 8㎝. ω一. ㎞O. 一畠. 一為朝. 1 一N一︒OO. 膣oo・詔. ヨ. 一9N. O●㎝O. &・鵠. ωo o.=. O●亀. O・ら. oO. 鱒●お. ︻. 一鱒脇. っ⑩. 窃O﹄一. 紹O お●NO. 象. 鎚3鴬. 冨NN. 鵠90窃. 謡 一㎝ω︒N¢o. 蒔㎝曹謡. 一零●お. 一39脇. 一〇N.3. o霧. ㎝零●鶴. 一q. ︼おO︒OO. 組N.留 凝ω一●謡. ㎝紹. NN麟. ホ●OO. 認︒鵠. 刈一.畠. I. ①OO﹄N. 観躍・謡 譲O司篇ω. 鐸認●ωO. 占爵●一〇. E 6 濃Oyooω. 自隣●㎝㎝. O認8蜀. 罰鷲●譲. 鎗霧●畠 峯拐90一. 謡躍●旨. O器︒置. 島O.謡. 鴫ダco帥. 紹98. ①鴇oo●Oop. O︐露. 認Oダ認 ⑦一〇●露. ωω.認. 野OO. 一嵩﹂幽. 認︒圏. ︒霧. 一8︒OO. ㎝じ8. 一﹄O. ︒霧. ONOO︒認. 篇O②. O●認. N.お. 一︒ON. O︐o司. ¢為㎝. 一圏じ o︒鳶. 翰窃.認. 一一〇︒O国. N一ω●8 以霧O.co図. 曽霧9犀. 匹Oω︒Nω. 謡qっ評&. Oo GO c oO●①一. 刈ω①●O一. 撃●ミ. 鵠r禦. ω曽●O一. 一ωoo璽葛. 錺鉾qo㎝. 一塞 属霧 霜鵠. NO宝. 嶺●お. 誌●8. 嶺Oω. ωN寡. Nお認㎝. 鑓︒胡. 鷲為①. ㎝●NO. 鵠宅黎 圏切●8. N摺り逡. 一逡刈き. 宝OO的. 鼠践器. 一認認紹 一〇〇認誘 一霧旬㎝. お認謡 霧Gゆじ. 一〇漣線㊤. O一〇〇.O㎝. 一る露一. おもN. 刈.8 ㊥●ON. 一一●慧. 島. a縞︐認. 一の G .曽. 一ω脇霧 一幹co①. N爲認刈. 一〇N露露. 一鵠窓幽. 象ω霧O. 一拐鵡Oω. 一鵠鴇Q6ω 一. 一亀 o︐OO. 一鉾一〇. 一N.一q. 9認. 一曽胡O. 旨●O㎝. 嵩◎零. 鷲紹曽 一虞脇ω 一qo解8. N㊤総a. 霧鵠鼠. N9亀舞 一詔O脇㎝. 一総謡¢. 一露OS. 鵠㎝置O 一一︒o刈. 露9嵩. 刈誌O. N鶏①窃 一〇一露刈. 冨O刈砦. 一覇畠一. 9お. 一窮認qっO. 霜鴬瘍①. 凝80. 届笥鵯鑓. 嶺猛9N. N笥葭O. ︒爵. ω03鵠刈. εO鵠誌. 一〇 〇〇3N. 一寳笥. NOq⇒竃8. 鼠馨銘. 留おωO. 一〇.oo⑦. N餌罐ωO. 一〇. ︒畠. 一〇り8. 罰一〇. 一潟§ 一〇鷲O麟切. 一彙沼ωO. 一8刈零. 一黛窃翠. 誌刈図認. おO 口ω︒ON. 窃㊤む①. ㎝.曽. 旨翻豊. 鵠一. 一紹鵠. ω一. 幽N鴇. 一〇.ω一. O為刈. 露●謹. 紹︒欝. 刈ω﹂伽. 刈●認. O︒鍍. εO︒お. 鋤●謡. 一ω●紹. o刈. 1. ︒c. 凱O. l. ㎝●鳶. 刈一︒露. 一. oO一臼●詫 冨9g. O︒零. 鈎●総. O●=. ㎝ω. 一〇. 切. O●O㎝. 霧︒ωO. 象●曽. 謡.象. N㎝ 一圃. 一⑦N. 一〇︒⑩一. 一〇﹄O. 紹︒NO. 国廊紹. 譲●ミ. 繭O. 一〇. 一⑦. 一⑦. ㎝O 一㎝. N一. =●O一. 露●脇. q・寓. 虞900刈. O︒一①. 一一〇 〇 為O. OO.鵠. ﹂O. 誤︒鵠. ㎝O. ω⑦ 一〇 N一. 幽一. 刈.濫. 8霧. O︒鵠. O●縄. =●お. 窃・鑑. 幽O︒嵩. 一〇銅蓉. ωN●お. ㎝●嵩. N㎝O●台. 苫.Oω. 高︒お. O●鶴. 紹︒露. 望︒雪. 幽●Oω. メ拐. =.忽. O︒Nω. 隣.農. 養●幽O. ︒露. 一〇〇のO⇔. ㎝●Oζo. O●巽. 錺﹄O. 竃ω︒霧. 旨●拐. ω●Nω. O齢OO. 一〇. 8. 切O. B□. ωO O. も. 山¢蕩. 戯刈. 5 黛. き最奇 三暴箭. ㎝O. 菌叶諏掛. 姦母 斑誕缶. 一潔認嵩. 認一9認. ωωOo o憎 ω撃09鵠. おco朝. 一曽 =額O露 一ω⑦亀. 畠 圏. a. O. 認 認 認 毬. 一c. 一〇. O. ㎝ω. 一①. 8q. ㎝c障鱒. 8. 三三一. O. ㎝削. 拙量奇. 司3. ①・お. 一㎝脇. 器. 零 一. O. o. 一〇曽 鱒ミ設る09霧. 課80. 一〇霧8. 爲一曽ミ霧 部轟8認O. 8司NO レ. 一窓一お㎝ >. 劃函一. 一8誤. 一一c島⑩お刈一. お oo 駕 器. に お もo 刈 窃 もφ 膨 曽 一 認. 臨 曽 塗. 司. 刈. co. p cゐ. 刈co. Qo. ⑩. q. O. トo. l. oo 卜o. I. 卜Q. 爵 駕 謬 畠 翻 欝 鰹 鵠 ω 瑠 冨 播 欝 窃 σo 鳶 鵠 爲 寓 鷲 認 墜 お 酷 爲 一 闘 幽 もの 鴬 鵠 ご 一 ㎝ 鑓 爵 鴇 お 額 嵩 鼠 G 轟 旨 認 らo じo 怠 お 冨 田 頴 畠 誤 鑛 総 謡 o ⑫ ㎝ 鴬 一. 司. 韻 防. ゆ. 鴇 oo. oo. co oo qっ o陰. 旨. 謡. ζo 葛o. co N島. 鶴額 固 窃 鶴. 塞 Qo. c臨. o. oo. o. 1 oo. oo. oo. o oo. E. Go. co. 地方自治と社会福祉. ﹂♂. 聾. Go qo. Qo N偽O. 健. N自co. 階 ②o. 嵩oo. 園 曽. 1. 1露. 縷盤. 篇o. 皆. E鍵. 8 脇 寅駕 8 図 嚇主. 魁醤. し. 》. 呂. 禽 自 φ. ホ 洩. 畠 畠 総 鴇 躍 望. 鶉 紹. 謹コ掛. ロ.

(10) ト366 6。6. 2. 5. ロ. 0 つ︒. む. −. 5. 軌. 甑. 特老整備指鼓. o. oo. 16.00 14.00 12.00 10.00. 高齢者率 都道府県指定都市別. 早法六四巻四号︵一九八九︶. ロ. o. ,. .3294寧?_ l= 1r. 3 B. 曹 曹. ヒーー叩1ーーL o. 一 一一?哨 騨 一 一. 一. lon Y胃A+B廿X A 昌 30.2103 Funct. 都道府県指定都市別. 博. 8.00. 6 00. ゲラフ1. 三三二. 者率が高いと整備指数が高くなる傾向にあるが︑係数が低いので高. い相関があるとはいえない︒ちなみに政令指定都市のみをあげる. と︑係数がマイナス○・〇九で相関関係は認められない︵グラフは 未掲載︶︒. 表1の右列の整備指数順位上位三分の一の一九位以内には札幌市. 以外の政令指定都市や人口密集地を多く含む都府県がほとんど入っ. 都市部と特老整備指数. てこないことが特徴的である︒. ②. 広い地方公共団体と狭い地方公共団体が同じ高齢者率であっても. 双方に居住する要援護老人が社会福祉の措置を受ける同一の地位に. あるとは言い難い︒要援護者への直接的援護が不可欠の福祉の措置. 実施に際しては都市と過疎地の間題を考慮する必要がある︒例え. ば︑神戸市を除いた兵庫県と北九州市とは高齢者率は同じだが︑高. 齢者人口密度も整備指数も大きく違い︑地域格差と高齢化社会を検. 討する際に︑要援護者への具体的関与を必要とする福祉の措置にお. いては高齢者人口密度を考慮することが必要であると考え︑その数.

(11) グラフ2. ロ. 5 2. 軌. ㌔ ロ 0 2. じ. ロ 5 1. 軌. 、 、 、. 都道府県指 定 都 市 別. A 5 114。193 B 宰噂.0882272. 短. 肱. ロ. 臥. oo. ぢ. 特老整備指数. 〜. 地方自治と社会福祉. oo. じ. 軌. oo. 高齢者人口密度 都道府県指定都市別. 1280 τ024.00 768.00 512曾00 256蟹00. 7 〜. 、 、 〜. 418704 8r!冨. Y=A+B幡X Funct,on. 値を計算してみた︒. 整備指数と高齢者人口密度の関係を表したのがグラフ2である︒. グラフ2では係数はマイナス○・四二で強い相関関係にないが︑. 高齢者人口密度が高くなると整備指数が低くなる傾向が少しある︒. 高齢者人口密度が高く︑整備指数が低い地方公共団体のうち︑整備. 指数順位下位︵三九位以下︶の地方公共団体は大阪市︵五七位で最. 下位︶︑名古屋市︵五五位︶︑川崎市︵五六位︶︑横浜市︵五〇位︶︑. 京都市︵四九位︶︑神戸市︵四七位︶︑埼玉県︵四四位︶︑千葉県︵三. 九位︶︑愛知県︵五三位︑名古屋市を除く︶及び兵庫県︵五四位︑ 神戸市を除く︶の六市四県である︒. 居住可能面積が地方公共団体の面積に比較的近いと考えられる政. 令指定都市のみを取り上げたのがグラフ3である︒これを見ると相. 関係数はマイナスO・七五であり︑全国的な傾向よりさらに相関係数. が高くなる︒高齢者人口密度が高くなる地方公共団体とりわけ政令. 指定都市はおしなべて施設整備指数が低くなっているといえよう︒. 整備指数と特別養護老人ホーム定員を比較すると一位の沖縄で. 三三三.

(12) ゲラフ3. ロ. e. 5 ー. 指定都市別. じ. 鼠. oσ. ぢ. \ 臥. o. oo. oo. 、一9一一』、曹、. ㌦. 特老整備指数. 田. − 、 、. 曽 −、 q、. 、. ¶ 、. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 臥. A 3 100.527 B 旨一.0685127 1pl= .747002 O 2. 高齢者人口密度 指定都市別. 、 、. 、 、. 1280.00 1024.00 768.00 00 512 256。00. r ㌔. 、. Y3A+B梶X Funct量on 250.O. 、. 三三四. は︑六五歳以上人口一〇万一九四七人で指数二四三・六八︑定員が. 二五三五人であるのに対し︑最下位の大阪市では同じく二七万コニ. 三九人の六五歳以上人口で沖縄の二・六六倍のそれであったのに︑. 熊本県の例. 整備指数は三三・二三で定員わずかに九二〇人である︒指数でも絶. 一地域における老人福祉サービスの状況. 対数でも両者に大ぎな差がある︒. ⑥. 目を市町村に転じてどういう状況にあるかを検討する︒. 表2は熊本県高齢者対策室の﹁高齢者関係資料集﹂︵一九八七年+. 一月︶掲載の各表の数字をもとに︑総人口︑六五歳以上人口︑高齢 ︵8︶. 者率︑面積︑人口密度︑高齢者人口密度︑特老ホーム入所人員︑在. ︵9︶. 宅老人数︑特老ホーム待機者数︵但し各市及び郡ごとにまとめた. 数︶︑老人家庭奉仕員数︑国庫補助事業︑単県補助事業及び市町村. 単独事業数を独自に計算し一つの表にまとめたものである︒. ①高齢者率と特老措置指数. 高齢者率と措置指数︵表1ではホーム定員を基に計算されたが︑.

(13) ゲラ74. B=5.47144. 35.7829. 扁. ロ. 21. 鉱. 市町村別. ロ. 麟. 飢. 7. 臥. o. o 特老措置指数. 地方自治と社会福祉. 高齢者率 市町村別 熊本県. 22.00 19.40 16.80 14..20. 11。60. O.00 9.00. , 一 一一一 一 胃. 県280・O 本. 富 A. Y=A寺B擬X Functton. 350。0. .212556 1rl=. 熊. ここでは措置されている人数をもとに算出︒各地方公共団体の措置. 人員数÷各地方公共団体の六五歳以上人口×熊本県の六五歳以上総. 人口÷総措置人員数×一〇〇︶との関係では︑グラフ4︵市町村別. 高齢者率と市町村別特老措置指数︶に見る通り係数プラス〇二二. となり︑全国統計と同じように高齢者率が高くなると措置指数が高. くなる傾向がほんのわずかあるが︑係数は全国のそれよりも低く︑. 分散がより大きく︑高齢者率と措置指数は無関係といっても過言で. 市部と特老措置指数. はない︒. ②. 高齢者人口密度と措置指数の関係を見ると︑係数は全国より低く. マイナス○・二九︵グラフ5︶で全国の傾向と同じく弱い負の相関. にある︒居住可能地域と地方公共団体面積が比較的一致すると思わ. れる市部のみを取り上げてみると︵グラフ6︶︑係数マイナス○・. 六五の関係にあることが読み取れる︒全国的傾向における政令指定. 都市の数値に比べると相関はやや落ちるが同じような傾向がうかが える︒. 三三五.

(14) ¢. 騒. ,. 一. 悼. 黙一. 一. σ. o. 一寄. 一. 理=一. σ. 伽. 一. 撃−㎝. 一kσ;. 、. 曲. 一. 一. u. り. c隠. む. w. 鍵. N. 諜・. 望. σ. 一. o. 慧. 鰍.. 一. 犀. ρ. 一. f. 嵩. r. ζ. 福. a 鐙一. 一. 口. 一一. 一 一. 鮭. ζ. 一一. 一. 函冨. 戸. 冨. 顧. 一. o. 麟. u. 器. り一. 鳳猫 、. ζ踊二. 轟西㎝鳴. 一. 嶋. ⊂. ム●. 一 沖. 灘. 一. 二隣.. 鐸... 望。 曜. 戸段. 一. 離. 口. δ. 諺. 一. 一. {風一. 卜. 一 ω. 鰍. 一. σ. 1. 沸豫. 一. 難. 一. −. F. 一. 普 ω. 一. 一. 麟・. u. 偶. 一. 一. 門. 一. 一 一. 一. 一. 一. 一. トー一. 一. の. 羅. 傘β. ■晶 一. 報. 一. 一. 一. 卜.. 一. σ. 一. 一一. 一. 一. 一 協o. 一. 一. 一 一. {. 一 に. 一. 撃轟 ……. 卜. てA. 一. 戸. o. 欝枢訂曙. 藁醤雌醜 一沸暗口>馨. 一8. 一. 〇. 一. o. 山【. 一一一. 一 一. 灘悪翻罰. 画. o. o. 『. 山. 糠醐侮. 卜噺. 一. 一. c. 卑ゆ饗潜偶. 一 一 一. 一. o伊. 一. 一一. 一. 一. 一 σ. 器. ㌧. 一. 軸. 匿. 轟聾. 一. 呂罵. 一. 一. 一. 一. 一. σ. 一一. 一 一一. =. 一. 倉σ. 購. 謬. 一. 軍. 一. 一. 一 一. 一. 回. ﹂. 慧. 轟. 一. h■. 一. 一. 一 一. 一. 一. 切o. 一. 一. 窃置. 8. 、. 一一. ㍗. 麟毒. 一一 犀 劉. 榊. 口. 難. 一一. ¢︑. 一. 一. 饗. ム. レ甲. qゆ. oo 、1. 口. 一. 膨つ. 一. 9. a 一. 騨. k. 6 糠認. 韻. 餓博. 〔. 盤. 冨お. N. 一. 師. 薫 織. 一一. 留. 一. o. 類 司. σ. も・. 一一. 一一. 一. コ. 口. 一 一. 唖へ. }. 一. 卜. 鉱M一. 一. 一. 一. 一. 、. 一 爾・. 一. = 一. 一 一. 一←. 一σ. 畷二. ま. ひ. ↑1. 望一. ζ 一. 一. 冨. 痔燈. 雪. K. go. き5伶. 』. ? ト ン. 一. u. 醤卦麺鰍>猷津蝸紬騨轟洋誌. 一6. 斌. ま嶺薔. s避一. ,一. 饗弦. 翠. 一8. ζ. ︐N. 一. 一. 一心. 一. 口. 一. σ.. 一撹. 一一. 一一﹂. 一. 一. 護. 一 一. 諏. 一. 一. 一. 一σ一. 鱒. 一. 一. 凸. 一σ調. 一一. 一. 照. 甕沸議. o 一. 一. 脳. 一. 差鳶. 剛ゐ. }. 一 鹸 一匠. ノ畷. 割一. 鴛. 5卜. 盤嚴. 爆N. 一. 卜欝. 区. 一. 盆. 暴 ㎝. 一 一. 轍窪. 藤. o. o台. o. 臼一. 8. 一. 一. 一. 口. 喜一誘. 一. q. o. び. ¢. τ. 一. P. 、. ¢剛. 厚. N一. 一. 図σ. 』. 鐸 話. r. 銀. 細.. q .羅. 諾. 一. 糞誓曇. 一. 窃監. 一. 幽一. y.. 一. 一. こ. 一. トー. 一. 一. α. 凸. o,. 一一. N. 直. (. 一. 同. 9. 5零奪. 一. N》9. (. 鷺. 一. し一. 鋒. 一. 〜. u. o. o. 7. 一㎝. 轟. 一. 一. 羽. m. 3. u. σ. 諜 鰹. α. 渉一. 寝. 一. 一〇. 齢 一. 一岡. 鴛 一. 昌、. 轟一翼嫡. 一. 細. 一. σ. 翼. 一し. 一. 一. 一 、. ⊂. 一. 一刺. ・ε. ﹁ζ ﹂. 鴛. 蓉轟. 嵩竜. 一藝. =. 1. ド. こ. 早法六四巻四号︵一九八九︶. ll. 書葉. ーS. 一. 1. 一. 一. 一︑. 。巽r. 凸. 呂. 一窯. 強貯鋼 。旨弊鵡>瞭覗. ・。霧. 騨遜釦職. ノ、.

(15) 地方自治と社会福祉. 『口曹. ︑韓⁝ .誉. ︑工.. 華︐︑. 酬寸⁝. 菱. 三三七. 9量. 灘. 弩.惑も. 罵、1 そ. 認=撫日皿 慧 謡・耀. き︑望. 辮i.

(16) グラフ5. Funct. lon B. Y=A←B鱒X 141。846. B8鱒.456012. 0. 4. 6 9 2 熊本県 市町村別. A. 量r陛膣. .285576. 0. 8. 2. 1. 5 0 00. ろ6. 特老措置指数. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 330.0. 0.00. 一. 〇.00. 70・00. 140・00. 熊本県. 市町村別. 210.00. .280.OO. 350.00. 高齢者人口密度. ゲラフ6. 330.O. Functlon A B. Y星A←B鱒X 9. 熊本県 市別. lrl8. 264.0. 198.O. .65ら776. 2. 0. 00. 1 66 特老措置指数. 5. 110。078. 星甲.204927. 0.00 0.00. 66.00. 1…52.00. 市別. 198.00. 高齢者人口密度. 264.00. 330.00. 三三八. 熊本県.

(17) ③ 特老入所待機者と市町村格差. 特別養護老人ホーム入所の措置は県及び市が専ら行うのに対し︑老人家庭奉仕員は町村もその費用負担をせねばな. らないので︑特別養護老人ホームヘの入所を促進して︑在宅老人に対する施策を行わない傾向があると一般に言われ. ている︒高齢者率と待機者指数︵市郡別の待機者数÷市郡別の六五歳以上人口×熊本県の六五歳以上総人口÷総待機. 者数×一〇〇︶との関係は相関係数プラス○・一八で︵グラフ7︶︑相関があるとはいえない︒特別養護老人ホーム. ヘの入所は市と県の福祉事務所が専ら関わり︑福祉事務所を設置しない町村は措置費支出にあたっては直接的な負担. をしない︒市部の待機者と郡部の待機者については︑グラフ8で見れば︑高齢者人口密度と待機者数との関係はマイ. ナス○・三三となり︑高齢者人口密度の高い地方公共団体つまり市部の方が待機者が減る傾向が少しある︒相関関係. は弱いけれども︑町村が費用負担を県にまかせられるので︑特老ホーム入所が市よりはかられているという傾向は少 なくとも熊本県においてはうかがえない︒. ④ 老人家庭奉仕員と市町村格差. 高齢者率と老人家庭奉仕員の六十五歳以上人口一万人あたりの指数との関係では係数プラス○・一四で相関関係は. 認められない︵グラフ9︶︒高齢者率と在宅老人指数との関係は係数プラス○・四四で弱い正の相関がある︵グラフ. ︶︒高齢者人口密度と老人家庭奉仕員の六五歳以上人口あたりの指数は︑マイナス○・三八︵グラフn︶で高齢者人. あたりの老人家庭奉仕員指数が減る傾向にある︒ 地方自治と社会福祉. 三三九. 口密度が高まると老人家庭奉仕員の六五歳以上人口あたりの指数が低くなる傾向がややあり︑人口密集地は老人一人. ー0.

(18) ゲラフ7 軌 砺. ロ. 熊本県. ロ. o︒ 36. 9 市郡別高 齢 者 人 口 あ た り 特 溜 待 機 者 指 数. A B 冊r一・. 早法六四巻四号︵﹈九八九︶. Functioハ. Y=A÷B憐X. =一28.1217 = 10,8254, イ↑マ∫暫。17709辱. 軌 2 7 ハリ. 軌 18 oo じ ooて じ. り. .00. 12.00. 1存.00. 熊本県. 16。00. 市郡題. 18.00. 20.00. 高齢者率. 熊本県. グラフ8. 市轟50.0. Funct10h. 郡 別. Y=A+B聾×. O. 2. O. O 6. 3. 9 高齢者人口あたり特老待機者指数. A 3 163.678 B 言一.529343 ir. l=. 曹551649. O 7. ︑ O. O 8. 1. O O. 0. O. ︵U O. O. 甑. O. 66璽00. 132.00. 市郡別. 198.00. 高齢者入口密度. 264.00. 330.00. 四〇. 熊本県.

(19) グラフ9 熊本県 市町村別 高齢者人口あたり老人家庭奉仕員指数. 地方自治と社会福祉. Funct. 500.0. lon Y=A十B憐X A = 63.6785 B = 5.38914 1rl=. .1尊266存. 存00.O. 300.0. 嘗. 一 甲甲. 一 一 一 冊胃 噂. 鞠. 甲. 一. 200.0. __一}. 100。0. 0.00 9.00. 11.60. 14・。20. 熊本県. 16.80. 市町村則. τ9.4心. 22.00. 高齢者率. ロ. 0. 3 2. Functもon. リ. 8. 4. Y薯A寺β膏)く. A. 器. 7.628啄7. B. 昌. 5、81405. irl=. .ξ3972覧. 一. ロ. 3. 9. 8 一. 一 一一. 一. 2. 00. 6. 0 0. ム・. 0 0 9. 0. 00. 三四. 熊本県 市町村別 高齢者人口あたり在宅老人指数. t;. グラフ蒲. .60. 14.20. 熊本県. 16.80. 市町村別. 高齢者率. T9.4翅. 22.00.

(20) ム鞭. 臼. 臼 1吐. ﹃ノ噛. 9. 一 卜. 一 一p 随. P. 一除 駆. 犀一. M. >. 一. oぢ. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 電. 一即. }. 遭鵜嚇 望. 代一. αD一. 一. 一. 蜀ゆ口. 一・難黙 ql噺 》. 醸. 勝. 鞭資 o〈 ●. 皆6曹. }秘. 辮如. 匹. ヤ 1弦億 員. ㌧. r. ■憾 輯影簡葎 甲. } 噸 7. 樽. 氏=隻動 竃. 躍. o瞭謎 s. .. s. 濡卦麺猷>融津蝸淋1認. .. ㎎整. 跡.慧講一. 鴇占λ 一. 聾 繍韓 σ︳. 藝. 野艦. ;購σ 『o セ. 一. 畿. Ψ黛. 酔︑. 鎚. 肚. 時. 賦型ロ>. る_、. 魁. も一∠. 凝臨盤. 三四二. 吐餐 一 〃. 一. 雌.

(21) 響. ー. −綴 新. 協. 繭ナ. コ鴫. ロ. 不. 一. −腕. だ. 週. o. 軸︑. 一. 講. 1一. s. 一一一. 地方自治と社会福祉. 一. 一一一. 一. 一 一. }. 一一 一. ピ. 妊 」. 巨. 一. 三四三 一.

(22) グラフ11 熊本県. 5,G.,1. A B 1r. 高齢者人口あたり老人家庭奉仕員指数. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 市町村別. Funct毫on. 「. Y=A+B餐X. 震. 186.263. 3一.85525 I=. 。3817礁5. 400.O. 、. 300.0 、 、. 、、、、. 、、 ㌔、. 、. 200.0. 、 、 、. 〜. 、 、. 、 、. 、、. mO.0. 0.00 0。00. ろろロロロ. あでろ. 熊本県. じロロ. あで. 市町村別. むロロロ. ぎ. 、㌧ 、. ろもロロロ. 駕330。00. 高齢者人ロ密度. グラフ12. ぢ. 熊本県 市町村別. Funct. ,. ion Y=A◆B畳X A = 1.80586 B = 4。90128E−06. ムで. 』』1零. .353211. ! 一ロ. さ. ,. 〆. ノ. 2. 一 1. 国家補助事業数. ノ. !. ,. 一. 0. 120000. 240000. 熊本県. 360000. 市町村別. 人口. 480000. 600000. 三四四. 0.

(23) グラフ13. ぢ. A. 熊本県. B. Y8A◆B. X. =. .162754. 墨. 4.37136ε一〇6. !r・1=. .4,81313. み. 市町村別. 地方自治と社会福祉. FunCtgon. ワぴ. 単県補助事業数. 一. 一. ,. ,. 一. ,. ダ一. 一 ,. ブ. o. 〆. ノ. 0. T20000. 240000. 熊本県. 360000. 市町村別. 480000. 600000. 480000. 600000. 人口. グラフ14. Funct管on. 16. 熊本県市町村別 単独事業数. 20. Y富A寺B管×. ^富1.55061. B. 富. l. r. 3。09522ε一〇5. l8. ,. .656592. 戸. 〆. ,. 12 8 4. 0 0. 120000. 2略0000. 三四五. 熊本県. 市町村別. 360000. 人口.

(24) 早法六四巻四号︵一九八九︶. 三四六. これらは弱い相関であるので︑軽々に結論を述べることはでぎない︒しかし︑高齢者人口密度が高まり老人とアク. セスする距離が短くなると逆に家庭奉仕員の指数が相対的に低下する傾向にあると考えられる︒. ⑤ 単独事業と地方公共団体人口. 各地方公共団体の行う事業数︵表2参照︶について述べると各地方公共団体人口と事業数は正の相関関係があり︑. 独自の予算が自由になる程度が高いと思われる人口の多い地方公共団体ほど事業数が増える︒. グラフー2は熊本県の全地方公共団体九八の人口と国庫補助事業数との相関を表したものである︒係数はプラスO・. 三五の弱い相関である︒グラフー3は人口と単県補助事業数との関係を表したもので係数はプラス○・四八である︒グ. ラフー4は市町村の単独事業数との関係を見たもので係数はプラス○・六六︑同じく正の相関であり︑右二者よりも強. い相関係数が得られた︒事業数の比較であり︑予算額及びその内容︵大まかな分類は表3参照︶︑老人一人あたりの. 金額等の考慮を欠いた検討であるが︑人口が多くなるほど地方公共団体独自の事業数が増えていくことがわかる︒. @ 検 討. 特別養護老人ホームに入所できるかどうかの許容度ともいうべぎ整備指数又は措置指数と高齢者率とは相関があま. りないか︑ほとんどない︒つまり︑高齢者率の高低は社会福祉の措置としての特老ホーム入所の可能性とは関係が薄. いということである︒しかし︑高齢者人口密度との関係をみると都市部ほど入所の許容度が低くなることがうかがえ. る︒これらの傾向は︑病院が特別養護老人ホームの代替機能を持っているといった都市部にみられる状況の反映とも.

(25) 思われる︒しかL︑公平と平等がはかられると考えられた機関委任事務であった特別養護老人ホーム入所の許容度が 相当分散しており︑かなりの地域格差が存在しているのである︒. 各地方公共団体に援護をまかせれば︑人口が多く高齢者率の低い地方公共団体のみが高齢者援護を行いうるにすぎ. なくなる︒一人の老人の生活を何人で保障しうるかという点でもっぱら議論され︑高齢化が社会保障費用の増大を招. くと一方的にいわれてきた︒ところが︑最も老人の生存権保障に関わる︑特別養護老人ホームの整備状況をみると︑. 高齢者率の低い地方公共団体の整備指数又は措置指数は必ずしも高くない︒理論的には比較的よく老人の生活を保障. できるはずであるのに︑福祉の措置として十分にそれが行われているとはいえない︒さらに一県の例とはいえ︑熊本. 県では︑待機者は市部より郡部の方が多くなる傾向にあり︑高齢者率が高い過疎地の方が深刻な間題を抱えているの である︒. 同右二三二頁参照︒. 自治大学校編﹁全訂自治用語辞典﹂︹一九八七年︑ぎょうせい︺二三一頁参照︒ 同右六四九頁参照︒. ︵1︶. ︵3︶. ︵2︶. 堀勝洋﹁福祉改革の戦略的課題﹂︹一九八七年︑中央法規出版︺六頁参照︒ 同右二六九頁参照︒. ﹁社会福祉関係施策資料集3﹂︵﹃月刊福祉﹄第六九巻五号︶︹一九八六年︑全国社会福祉協議会︺二六八頁参照︒. ︵3︶. ︵5︶. ︵4︶. ここでは﹁ねたきり﹂及び﹁ひとりぐらし﹂老人の合計数である︒. 厚生統計協会﹁国民の福祉の動向・厚生の指標﹂︹一九八七年︺二八O頁︑第八一表による八六年一〇月一日現在の数値︒ 同右二五七頁︑第五六表による八六年度末現在の数値︒. ︵6︶. ︵7︶. 三四七. 待機者は福祉事務所単位で算出され︑市郡別にしか合算することができないのでこの数値を使うことにする︒. ︵8︶ ︵9︶. 地方自治と社会福祉.

(26) 地方自治と社会福祉に関わる法的諸問題. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 三. 三四八. 二では国が一律の基準をきめやすく︑国民相互間の公平性の確保などのメリットがある機関委任事務とされていた. 老人福祉の措置にも大きな地域格差があることを述べた︒ここでは二の問題が法的にどう問題とされるかを述べるこ. 地方公共団体間格差と不平等. とにする︒. ω. 社会福祉のナショナルミニマムを施設の最低基準のみをさすとすれば︑法の趣旨にもとるものと考えられる︒施設. に入所して介護を受けるだけでなく︑在宅のまま世話を受ける︵老人福祉法第十二条︶など各人の欲する形態におい. て福祉施策を受けることもナショナルミニマムの内容として考えられるべきである︒そして︑社会福祉サービスにお けるナショナルミニマムを検討するさいには二つの視点において検討する必要がある︒. 第一に社会福祉サービスは要援護者に対して何らかのサービスをするので︑そのサービスを一般に受けうるかいな. か︑つまり入口ともいえる量の検討である︒入所できた者だけ︑世話を受けられる者だけが仮に十分な措置を受ける. ことができても︑要援護者の多くがそれを受けられないとすれば︑その社会福祉サービスは援護を受けられない者に とっては画餅にすぎないからである︒. 第二にそれら施策の質が検討されなければならない︒施設整備の他に在宅老人に対して各地方公共団体がどのよう.

(27) な施策を行っているかも検討の対象とされなければならない︒老人福祉そのものが国家法に規定される施設への入所. によってのみ図られるのではなく︑種々の二ーズを充足するための施策によって図られるがゆえにそれを総合的に検. 討する必要があると考えるからである︒現行老人福祉法に規定されている措置は︑老人ホームヘの入所等︵第十一条︶︑. 老人ホームヘの短期間入所等︵第+一条の二︶︑老人家庭奉仕員による世話︵第十二条︶︑福祉の措置に関する連絡及び調. 整︵第+二条の二︶並びに老人福祉の増進のための事業︵第+三条︶である︒しかし︑それらに加えて各地方公共団体の. 行う単独事業についても総合的に考察してナショナルミニマムを考えるべぎである︒. その際に︑国は生存権実現に直結する︑少なくとも義務付け規定においては︑権利実現の法的責任を負うと考え. る︒これら義務付け規定において地方公共団体間格差の大きい場合には地方公共団体だけでなく︑国に対しても平等. な権利保障を求める方法が法的に考えられねばならない︒福祉の措置の団体委任事務化と国庫支出金削減とは本来無. 関係であるのに関連があるかのように論理が歪曲され︑国庫支出金が減額される可能性があり︑現にそのような状況. になりつつある︒これを放置すれば︑住民の福祉の措置を受ける権利保障は居住する地方公共団体によって差が生. じ︑それは一層不平等を増すのである︒このような問題は国家的規模で解決しなければ解決不可能である︒享受しう. る社会福祉の措置が居住する地方公共団体により相違する場合には法の下の平等に反すると評価しうることが法的問. 三四九. 題点としてあげられる︒法的な基準を示して地方公共団体に措置を義務付けているからには国が最終的な法的責任を 負うと考えるのである︒. 地方自治と社会福祉.

(28) ω. 早法六四巻四号︵一九八九︶. 社会福祉における国と地方公共団体の役割. 三五〇. 社会福祉の措置と地方自治の関係をとらえる場合に考慮すべきことは︑国又は地方公共団体の具体的な介在がなけ. れば要援護者の生存権保障がなされないこと︑要援護者は国と地方公共団体に対し︑常に従属的な地位にあることで. ある︒各地方公共団体の行う国庫補助事業に比べて単独事業の事業数が人口とより正比例して増減することを考えれ. ば︑国庫からの支出金がなければ︑財政規模が小さい地方公共団体はその住民の二ーズを充たすことがでぎなくな. る︒過疎化するほど単独事業数が減少するような傾向があるとすれば︑地方公共団体の独自の財政負担にまかせてお けない問題が多種多様に生じるのである︒. 補助金問題検討会がいみじくも﹁多様な二ーズにきめ細かく対応できるよう︑地方公共団体の自主性の尊重の観点. から︑入所の措置については︑団体委任事務に改めることとし︑入所対象者についての基本的要件に限って国が定. め︑具体的要件については︑地方公共団体に委ねることとすることが適当である︒﹂と報告したけれども︑それ以前 に種々の問題が生じているのである︒. 権利の平等保障を考えた場合に問題となるのが国と地方公共団体の役割の内容である︒そのさいに福祉の措置の財. 源については究極的には国が費用負担責任を負うと考える︒なぜなら︑地方公共団体に社会福祉サービスの実施を委. 任し︑その財源の保障をしなければ︑一層の格差拡大につながるからである︒福祉の措置が機関委任事務とされてい. たときもすでに述べてきたようにかなりの格差が存在していた︒福祉の措置が団体委任事務化されてもその可能性は. 低くならない︒財政基盤の弱い地方公共団体では国庫支出金にたよる傾向が強くなるのは当然であり︑施策実施の根.

(29) 拠がそれに左右される︒福祉の措置の団体委任事務化はその事務が議会の議決の対象ともなり住民自治が尊重され︑. 地方公共団体の権限を形式的には強める可能性がある︒しかし︑法形式上地方公共団体の権限が強まったとしてもそ. れに必要な財源がなければ措置の行いようがない︒国が法規定により団体に事務を委任しているのであるから︑国の. 事務であり︑さらに老人福祉法第四条第一項の福祉増進の責務からしても国の財源保障の義務が生じると考えるので ある︒. 国庫負担金のうち普通国庫負担金は地方財政法第一〇条第七の四号﹁老人保健事業︑老人の養護委託及び葬祭並び. に養護老人ホーム及び特別養護老人ホームに要する経費﹂︑建設事業国庫負担金は同法第一〇条の二第五号﹁児童福. 祉施設その他社会福祉施設の建設に要する経費﹂︑同第一〇条の三第七号﹁社会福祉施設及び保健衛生施設の災害復. 旧に要する経費﹂として各々規定し︑国庫補助金は同第一六条で規定している︒算定は第一八条で﹁国の負担金︑補. 助金等の地方公共団体に対する支出金︵以下国の支出金という︒︶の額は︑地方公共団体が当該国の支出金に係る事務を. 行うために必要で且っ充分な金額を基礎として︑これを算定しなければならない︒﹂と規定Lている︒しかし︑実際. には地方公共団体のいわゆる﹁持ち出し﹂によって経費の不足が補填されているのは周知の事実である︒. さらに地方交付税の算定にあたっては地方交付税法第十二条により道府県及び市町村の社会福祉費の経常経費及び. 投資的経費は人口によるとされているから︑人口の多いところほど社会福祉費の算定に有利になる︒しかし︑これは 高齢者人口とは直接関係がない︒. 三五一. 福祉施策を行う場合には一定の人口︑人口密度︑人口構成及び財政規模をもった地方公共団体でないと福祉二ーズ 地方自治と社会福祉.

(30) 早法六四巻四号︵一九八九︶. 三五二. に対応しうる予算配分・人的配置・措置などがでぎないと考えられる︒要援護者の二ーズ充足が地方公共団体の歳入. にょり制約されるとすれば︑適度の人口及び年齢構成の地方公共団体とそうでない高齢者率の高い過疎地とでは自ず. から施策の内容・数が違ってくる︒Lかし︑要援護者の少ない地方公共団体では﹁二ーズが少ないから施策をしな. い﹂︑逆に多い地方公共団体では二でみてぎたように︑﹁財源が少ないから施策ができない﹂という事態が生じうる. し︑現に生じている︒このような格差を容認することまで法が予定しているとしたら︑﹁入所対象者についての基本. 小. 括. 的要件に限って国が定め﹂ても有益な効果は生じないことになる︒. 四. 老人を病院に長期入院させて︑特別養護老人ホームに入所させるのと事実上同様な効果をもたらしている場合もあ. る︒しかし︑その法的根拠を考えれば︑長期入院が本来の福祉の措置でないことは自明の理である︒. 地方公共団体と国との関係においては︑国の地方自治への介入︑とりわけ委任事務の増加と地方交付税交付金によ. る地方公共団体への干渉の問題が生じているし︑今後一層生じうる︒福祉の措置が機関委任事務とされていたときで. も﹁都道府県の補助金交付の対象となる事業内容は︑厚生省社会局長通知の事業実施要綱と同基準になっているのが. 通例である︒厚生省の通知・・要綱は︑本来︑地方公共団体の事業に対する全国的基準の提示︑専門的技術的助言と. しての指導通達にすぎず︑法的拘束力を有しないのであるが︑現実には補助金交付基準としての性格をあわせもつこ ︵1︶ とから︑地方公共団体にとって強制基準として機能している︒﹂と指摘されたことを看過してはならない︒国の負担.

(31) において行うべき事業が財政的には地方公共団体の超過負担を必要としている︒国が基準を定めても財政の悪化して. いる地方公共団体ではその事業を行えないか不十分にしか行えない︒福祉の措置が団体委任事務化されて国の指示が. 通達から政令になったといっても︑実際上の力関係に変化がないか︑むしろ財源保障の点で地方公共団体の力が弱ま りかねないのである︒. 本稿においては︑地方公共団体間格差の原因に関する細かい検討︑例えばその地方公共団体議会の政治的構成︑住. 民の権利意識等は一切考慮していない︒又︑熊本県の数値を検討素材とした結論の一般性及び特殊性については現在. において考慮できなかった︒資料の大部分が入所の措置が機関委任事務であったとぎのものであり︑団体委任事務化. 山口春子﹁地方自治体の老人福祉事業における老人福祉法の機能﹂︑秋田成就編著﹃高齢化社会における社会法の課題﹄. されたことによってどう変わっていくのか検討する必要があり︑今後の課題としたいと考えている︒. 記︺. 三五三. ︹一九八八年十一月十一日︺. 本稿の執筆にあたり︑ 熊本県高齢者対策室︑熊本市及び同県清和村の社会福祉関係者の協力を得た︒改めてここに謝意. 所収︹一九八三年︑日本評論社︺三〇二頁参照︒. ︵1︶. ︹付. を表したい︒. 地方自治と社会福祉.

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参照

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