2008年(平成20年)沖縄におけるRC造住宅の温熱環境改善に関する研究1
沖縄におけるRC造住宅の温熱環境改善に関する研究
一日射遮蔽ブロック及び瓦を載せて散水による温熱効果について-
RESEARCHONTHERMALENVIRONMENTIMPROVEMENTOFRCHOUSEINOKINAWA
OntheefYectofthemlalenvironmentbyasoIarinsulatingblockandatileouutheroof;anditisonasprinkling
朴賛弼*,古川修文*,出口清孝*,永瀬克己*
ChanpilPARK,NobuhisaFURUKAWA,KiyotakaDEGUCHI,KatsumiNAGASE
Thepurpo8eofthisstudyi8toEndouttheeffbctofthermalenvironmentalimprovementbysolarin8ulatingontheRC consbPuctjon・Itcover8unlightaBthemeasure8・Itisimportantthatp唾ventariseofintheceilingtemperaturCbypreventing thermalstorageofconcrcbe、ThisstudywasbasedonconventionalrCsult8ofr巴se…h、Thjsemerimentwa8mdeacoverblock andatileonaninclineroofWetesteditaboutwarmtemperatureenvlronmentimprovementeffect・Furthermore,the 8prinklingexperimentthata8sumedtherain・Thus,mvestigatedhowmdoorwazmtemperatureenvlronmentcouldbeinT pmvedltputasolarmsulatingblockandatneonthes】opedmofBPomaregult,anditis8tmclearerthatroomthermal env】mnmentalimpmvement埴impmvedby8prinklingitmorc、Furthermo正,a8olarinsulatingblockfbrthe81opedroo企where putar巴dtileondeveloPedit・Itcanmvivib'onginal8ceneryofOkinawa・And,WbhopethatrevitalizeacityscapelikeOldnawa.
ArDj'ID、畝s:”house,tbe1maJe"I'iron"e"taji”、I'emPe"z,a〃sjopedrooZsoJarinsUJatmg6しcん atjJe,Spri"Ar1mgefr℃ct,urigj"aJsce"ery
RC造住宅温熱環境改善勾配屋根遮蔽ブロック瓦散水効果、原風景
1.はじめに
沖縄のRC造住宅は、強い日射によって日中はコンクリート に醤熱し、夜間にそれを放射して室内気温、特に天井裏気温 の上昇を招き、温熱環境を劣悪なものにしている。沖縄では その対策として断熱材を厚く施設しているが、効果は全く期 待できない。それより日射を遮蔽し、空気層を趣くことによっ て、コンクリートの蓄熱を防ぎ、天井裏気温の上昇を防ぐこ
とが重要と思われる。前回の研究論文!)では遮蔽ブロックの 足の長さを、0段4.0cm、1段8.5cm、2段13cm、3段17.5cm の4通りに変えて、すなわち空気層の厚みを変えることによっ て室内の温熱効果を明らかにした。今まで沖縄を対象にして 行った実験結果から、日射遮蔽ブロックと屋根スラブの間の 通風が室内温熱環境の改善に大きな関係があることが予想さ れた。本研究は今までの研究成果2)を踏まえて、勾配屋根の上
iiiiiiii
勾配屋根に遮蔽ブロック を載せた塙合の実験
写真2 勾配屋根に遮蔽ブロックの上 に瓦を戯せた場合の実験
実験家屋A、遮蔽ブロック の上に瓦を載せ、散水実験 写真1
*工学部建築学科
Zキト賛弼・古川修文・出口清孝.永瀬克己法政大学工学部研究集報(第44号)
に遮蔽ブロックと瓦を載せて温熱環境改善効果について実験 を行い、さらに降雨を想定した散水実験も併せて行う事に よって室内の温熱環境がどの程度改善できるかを追及したも のである。
これを検証するために出来るだけ気象条件や建物の条件を 同一し、単純化した実験家屋3)を使用した。実験は法政大学 工学部構内で行った。写真L2のように北側にある家屋を家 屋A、南側にある家屋を家屋Bと呼ぶことにした。
鋪
温度:鰯騨テ ー趾墨覇璽塵
:鰯騨テ ー趾墨覇璽塵
●天井裏釘埋
・天井リローフ 天井表面型唾
2.実験概要 2-1温度測定
温度測定はデジタル温度記録計`)を使用した。センサーは 銅一コンスタンタン熱電対である。自動的に30ケ所の温度を同 時測定することができる。気温の測定は、屋外気温では百葉箱 を使用し、地上2.0mの位樋に熱電対のセンサー部を設置した。
各部表面温度や各部気温の測定は垂直温度分布が良くわかる ように図1の通りにした。熱電対のセンサー部をテープで対象 物に直接接着した。また、外壁表面及び屋上スラブなどの表面 はシリコンボンドで直接接着した。グローブ温度は直径7.5cm のグローブを用い、熱電対のセンサー部がグローブの中心に くるようにしてゴム栓で閉じた。室内においては、天井裏から の放射を計るため、天井より約30cm下の位極を測定点とした。
図2は測定した総データを表したグラフである。このグラフか ら一日中の日射量が多い時間帯である12時から14まで注目し てほしい。最低気温が約27度であり、最高気温が48度である。
その温度差は21度であり、すなわち、遮蔽ブロックや散水の 施設によって同じ時間帯に家の上下の気温差は21度があるこ とになる。このデータの中から天井裏気温と室内気温を中心 的に分析して論じる。
2-2実験方法5)
①実験家屋A、Bの固体特性を2006/7/16~2006/7/21までの6 日間計測した。結果、家屋Aの方が家屋Bよりも室内気温、天 井裏気温がやや高くなる傾向にあった。それを考慮して、家屋
●室内気温
。室内グローブ
GL
▽
図1.温度測定のための熱電対のセンサー位置
Aの温熱環境改善を対象とした。
②家屋Aの勾配屋根に日射遮蔽ブロックのみを配適し、家屋B と比較した(写真l)。2006/7/22~8/10の約3週間である。
③家屋Aの日射遮蔽ブロックの上に沖縄伝統屋根を想像した赤 瓦を重ねて配直し、両者を比較した(写真2)。測定期間は2006/
8/12~8/31の約3週間である。
④家屋Aの日射遮蔽ブロックと赤瓦を載せ、さらに日射量が最 大となる14時頃に散水を行い、その効果について実験した(写 真3の散水後の風景参照)。測定期間は2006/9/1~2006/9/10 までの10日間計測した。
⑤家屋Aの日射遮蔽ブロックと赤瓦を載せ、さらに瓦の表面に 水溜装囮を作り、④と同様の散水実験を行なった。測定期間は 2006/9/11~2006/9/30までの3週間計測した。本研究は天井 裏気温と室内気温をどの程度下げることができるかが要点で ある。以下に天井裏気温と室内グローブ温度に ついて、外気温を基準にして考察する。
-A五裏面翌竃 一Aブロック哀而理匿
A屋根裏グローブ温度 一A天井袈西湿塵 一A束壁面内温度 一A西壁面内温度 一日天井裏釘週 一B室内気温 一B西壁面内温度
-外気温グローブ温度
--Aブロック袈面瓦下温度
-A屋租衷釘型 一A天井グローブ温度
A室内グローブ温度 一一A西壁面外(下)温度 一B国士裏而週麿 一一B天井褒面週画 一B東壁面内温度 ロー ̄外気温
一一Aブロック表面型虚 一…AF目_ト裏而週疵
-A天井裏伍麺 A室内気温
---A西壁面外(上)温度 一一A南壁面外温度 ---B天井裏グローブ温度
一℃室内グローブ温度
一m一二重P==⑥。§■ ̄
3.日射冠が多い日の比較 3-1屋根表面温度の比較
表1は各実験における日射量が多い日(19.7
~25.5MJ/㎡・day)の気象条件である。本論で はこの日のデータを元に分析することにした。
図3から14時におけるブロックのみの場合、小 屋Aは31度、小屋Bは40度である。ブロック+
瓦の場合、小屋Aは34度、小屋Bは40度である。
散水水止めなしの場合、小屋Aは31度、小屋B は45度である。散水水止めありの場合、小屋A は25度、小屋Bは36度である。この結果から 一日中日射量が一番多い時間帯には日射遮蔽屋 根の有無によって屋根の表面温度が6度から14 度の差があることになる。これは多量の熱量が
℃
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図2.2006年9月20日ブロック+瓦+散水+水留め 入,】拶巳今ヅZ、~?、、.'K』、Pヒー
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水水止めなしの場合、小屋Aは29度、小屋Bは33度である。散 水水止めありの場合、小屋Aは25度、小屋Bは29度である。
この結果から、20時における屋根の表面温度は遮蔽屋根の有 無によって1度から4度の差があることになる。したがって、
日射遮蔽屋根を設置した小屋は14時と20時の温度差が少な く、無設置の小屋は温度差は大きい。
屋根裏を通して室内気温に影響を与えることである。また、太 陽が沈み、日射量を受けない20時の温度差は次の通りである.
ブロックのみの場合、小屋Aは27度、小屋Bは30度である。ブ ロック+瓦の場合、小屋Aは32度、小屋Bは33度である。散
表1.各実験における日射量が多い曰の気象条件
3-214時における天井裏気温一外気温の散布図
図4は14時における小屋Aの天井裏気温と外気温との差を散 布図にし、回帰直線を求めたグラフである。四つの実験の結果 は同じ傾きにしていることから温熱効果があるといえる。散 水時水止めあり、水止めなし、ブロック+瓦、ブロックのみ、
の順で傾きが大きく、実験段階が進むにつれて効果が得られ た。日射量が多い20MJ/㎡・dayの場合はブロックのみとブロッ
ク+瓦の効果はほぼ外気温よ り約2.2度低くなっている。
また、散水水止めの有無と関 係がなくほぼ約4度低くなっ ている。しかし、散水をする ことによって、約1.8度低く なっている。これは、水をか けることによって瓦からの水 が蒸発し、熱を奪うからであ る。一方、日射量が少ない 5MJ/㎡・dayの場合はブロッ クのみの場合は外気温より約 0.5度低く、ブロック十瓦の場 合は約0.1度低くなってい る。また、散水水止めなしの 場合は0.5度低く、散水水止 めありの場合は1.2度低く なっている。この結果から日 射量が少ない時には、各実験 では効果がそれほどないこと になる。
-.-散水水止めなし(小屋A)~一敗氷水止めあり(小屋A)
‐。-散水水止めなし(小国B)--敗水木止めあり(小屋B)
-*-ブロック+瓦(小屋A)
一心-ブロック+瓦(小屋B)
-ブロックのみ(小屋A)
---ブロックのみ(小屋B)
000000000 ■● ● ● ■ ● ● 505050505 554433221
,,|澱3
O:002:004:006:008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0022,0
図3.日射量が多い日の屋根表面逼度の比較
Cブロックのみ
△放水水止めあり
-.線形(舷氷水Ⅱきめなし)
----「-----
Cブロック十瓦 一線形(ブロックのみ〕
一・線形(ⅡH【氷水IIZめあり〕
▲放水水l止めなし
-線形(ブロック+瓦)
8.0
3-3天井裏気温の比較 図5は日射量が近似した日 の一日における天井裏気温と 外気温差のグラフである。日 中はブロックのみとブロック
+瓦が外気温より約2度低く、
散水水止めなしが約4度低く なっている。一方、水止めがあ る時には最大6度外気温を下 回る結果を示している。本実 験では外気温よりどの位低く なることも重要であるが、外 気温よりどの位の時間で低く なっているのが最も重要なこ とである。
6.0
4.0
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図4.日射量が多い曰の14時における天井裏気温一外気温の散布図
0 30
ブロック1段型 1段+瓦型 散水凸凹なし 散水凸凹あり 日時 2006年7月26日 2006年8月29日 2006年9月5日 2006年9月20日
25.5 20.2 21.9 19.7
天気概況
(昼/拘 晴一時曇/晴 晴/mII後曇 H1『後一時当a/曇 崎/晴 平均気温
(℃) 27.8 27.8 28L5 25.4
最高気温
(℃) 31.7 32.4 34.8 29.9
岐低気温
(℃〕 24.6 24.6 24 22.1
日照時間
(h) 10.4 7.9 11.2 8.2
℃
FD
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時刻
4朴賛弼・古川修文・出口清孝・永瀬克己法政大学工学部研究集報(第44号)
外気温を下回る時間をブロックのみの場合10時から14時ま での4時間を基準にして考えると、ブロック+瓦の場合が約2 倍(8時から16時までの8時間)、水止めなしの散水時には約 2.5倍(8時から18時までの10時間以上)、水止めありの散水 時には約4倍(8時から23時までの15時間以上)になる事が 分かった。この結果から散水をした場合には大きな効果が得 られた。外気温を上回ったときの状況をみるとブロックのみ の場合、夜中2時ころが一番高く約2.5度高くなっている。や はり、水止めありの散水時には約1度を超えない。また、ブロッ ク+瓦の場合と水止めなしの散水時には約2度以内の範囲に なっている。
差のグラフである。日射量が近似した日の一日における室内 温度と外気温との差に注目すると、ブロックのみは外気温よ り低くなることはほとんどない。ブロック+瓦の場合は一番低 なっているのは約1度低く、散水水止めなしが約5度低くなっ ている。一方、水止めがある時には最大6度外気温を下回る結 果を示している。外気温を下回る時間はブロックのみの場合、
ほぼ一日中ない。ブロック+瓦と水止めなしの散水時には7時 から16時までの9時間以上、水止めありの散水時には7時から 21時までの14時間以上になる事が分かった。散水をした場合 には大きな効果が得られた。外気温を上回ったときの状況を みると天井裏気温の実験と類似したデータになっている。
このような結果は、通常であれば昼に蓄熱され、夜間に放熱 されて温度が上昇してしまう室内空間をより快適なものにし ている事である。予想通り、ブロック+瓦[散水]、遮蔽プロッ 3-4日射量が多い曰の室内気温の比較
図6は日射趾が近似した日の一日における室内気温と外気温
ク+瓦、遮蔽ブロックのみの 順で遮蔽効果が得られてい る。屋根裏気温と比較してみ ると、外気温より下回るとき の時間は天井裏気温のほうが 長いことがわかる。しかし、
波形は類似していることから 天井裏気温の影響で室内気温 も外気温より低く、遮蔽効果 が得られている。
--m"ブロック+瓦 鍛……散水水止めあり
--ブロックのみ
-散水水止めなし
℃ 6.0
00000000 10時間
●①● ●●●e■ 42024680 ’1
li雲》参!
4.日射量が少ない日の比較 表2は各実験における日射 量が少ない日の気象条件であ る。この日のデータを元に天 井裏気温と室内気温について 分析する。図7は日射ffkが少 ない(1.7~5.7MJ/㎡・day)
日の天井裏気温と外気温の差 の比較(日射量の少ない日)
である。日射量が少ない日で は外気温を下回ることはほと んどなく、遮蔽効果はほとん ど現れないため、外気温との 差はほとんどなくグラフの形 は横ばいになっている。室内 気温においても、天井裏気温 とほぼ同じ変化をするが、天 井裏気温よりもさらに変化の 幅は見られない。詳しく見る と、遮蔽ブロックのみ(8月9 日)の16時を中心に、外気温 よりも天井裏気温が低いが、
これは夕方から天気が回復し た影響と思われる。
この結果からは遮蔽屋根は
D:002:004:006:008:0010:0012:0014:0016:0018:OOZOFOO2Z:OC
天井裏気温 日射量が近似した日のデータ
図5.日射量が多い曰の天井裏気温の比較
1
-ブロック+瓦
……:散水水止めあり _ブロックのみ
--散水水止めなし
℃叩仙加川汕汕MMM
一一一-1-ユけ肺⑭
穰櫻
]02:004:006:008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0022:00碗 日射過[が近似した日のデータ室内気温
図6.日射量が多い日の室内気温の比較
2008年(平成20年)沖縄におけるRC造住宅の温熱環境改善に関する研究5
いると考えられる。さらに、赤瓦を載せた勾配屋根用の遮蔽ブ ロックの開発は沖縄の原風景を蘇らせることができると共に沖 縄らしい都市景観を再生することが期待できる。
*本研究は2006年度法政大学特別研究助成金による研究成果である。
日射量が多い夏には天井裏気温および室内気温を外気温より低 くする温熱効果がある一方、日射量が少ない日は、すなわち、
雨や曇った日は外気温とほぼ一緒で温熱効果がないと言える。
5.結論
以上の結果から勾配屋根に遮蔽ブロック及び瓦を載せて、さ らに散水をすることによって一層室内温熱環境が改善されるこ とが明らかである。日射量が多い日には、遮蔽屋根をし、散水 をすると外気温より低くすることやどの程度時間を長く低く するかを数値で明らかにした。一方、日射量が少ない日には、
効果がそれほどないことがわかった。写真4のように沖縄では RC造の建築物が多い。これは、室内温熱環境を悪くし、都市全 体のヒートアイランド現象となる要素にもなる。本実験は実際 に日射量が多い沖縄の住宅で日射遮蔽ブロックや赤瓦を使用す る際は、日射量が多くなる時間に定期的に散水を行い、もしく は散水装置を設置する事が実現化させる施工例としては適して
【注】
1〕朴賛弼・古川修文・出口溝孝・永瀬克己「日射遮蔽による既存RC造住 宅の環境改善について-沖縄におけるRC建築物の温熱環境改善に関する研 究一」、法政大学工学部研究集報第42号、2006年3月、pl9-p25 2)日本建築学会大会『学術講演梗概集E-2建築計画』2002年~2007年 沖縄におけるRC造住宅の温熱環境改善に関する研究
その1遮蔽屋根と断熱ブロックの効果の比較 その2遮蔽屋根と断熱材の効果の比較
その3学校建築(新城小学校)における日射遮蔽の実験 その4ブロックと芝生を併用した日射遮蔽の実験
その5遮蔽ブロックと芝生を植えたブロックの温熱改善効果について その6日射遮蔽ブロックの足の長さによる温熱効果の影響について
日射遮蔽によるRC造住宅の沮熱環境改善に関する研究 その1日射遮蔽ブロックの空気層の厚みによる温熱効果について その2日射遮蔽ブロックに土を載せた場合の温熱改善効果 その3日射遮蔽ブロックの配置の違いと瓦を載せた実験
3)法政大学工学部のグラウンド機にある同一の実験家屋A、B(写真1)を 使用した。勾配屋根による効果を見るために実験家屋Aには勾配屋根を設 置し、その上に遮蔽ブロックと瓦を載せた。屋根勾配は4寸勾配となるよ う23゜にした。一方、実験家屋Bには陸屋根のコンクリートスラブに何も 載せない状態で、両者を比較した。実験家屋の概要は以下のとおりである。
屋根:厚さ10cm鉄骨コンクリートスラブ、陸屋根、床面積:8.6㎡2600
×3300mm、壁:時刻による壁への日射変化を防止するため、東・西・南 面の壁を壁面から15cm離して厚さ3mmの合板で覆った。断熱ブロックは寸 法380mmx380mln、厚さ65mmの軽迂コンクリート製であり、四方に長さ40mm の足が付いているため、厚さ40mmの隙間(空気層)が生じる。このブロッ クを実験家屋Aの勾配屋根に載せた。
4)横河電機製(DAQSTATION〕を使用した。
5)測定項目は、ブロック内部空気層の気温、天井裏面温度、天井裏気温、
室内気温、外気温など30箇所の計測を行った。測定は30分間隔で自動計測 した。測定期間中は、窓、ドアは閉めたままの状態にした。実験家屋A、B の固体特性を2006/6/16~2006/7/21までの6日間計測した。結果、家屋A の方が家屋Bよりも室内気温、天井裏気温がやや高くなる傾向にあった。そ れを考慮して、家屋Aの温熱環境改善を対象とした。
表2.各実験における日射量が少ない曰の気象条件
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図7.日射量力《少ない曰の天井裏気温の比較
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写真4.那覇市のRC造の現風景
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図8.日射量少なし1日の室内気温の比較 写真5.赤瓦の沖縄原風景 ブロック1段型 1段十瓦型 散水凸凹なし 散水凸凹あり
日時 2006年8月9日 2006年8月30日 2006年9月6日 2006年9月12日
[uT/㎡}日射丘 3.7 5.7 1.6 1.7
天気概況
(昼/夜) 大雨時々曇/
曇後購
曇時々雨/
爾後時々雨
雨時々曇/
曇一時雨 雨/雨
平均気温(℃) 25.5 27 型.1 2L8
最高気温(℃) 27.3 29.4 27.9 245 最低気「℃) 沮 24.2 25.1 20.9 lal
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