高齢者ケアサービスの判定について
小 林 良
はじめに
筆者は以前,厚生省が出した高齢者福祉サービスに関する
2
つの要綱「老人 ホームの入所判定についてJ
(昭和5 9
年9
月2 0
日,社発第1 0 7
号),および「高 齢者サービス総合調整推進会議の設置および運営についてJ
(昭和6 2
年6
月1 8
日,健政発第
7 3 2
号)を検討し将来の高齢者福祉サービスの展開にとって極 めて重要な役割を果たすことになるとおもわれる「老人ホーム入所判定委員会」(以下「判定委員会」とする),および「市町村高齢者サービス調整チーム」
(以下「調整チーム」とする)の意義について考察したことがある0 1 )これら
2
つの老人福祉サービスの利用決定にかんする仕組みは,増大する高齢者福祉 サービスの体系化,統合化に極めて重要な意義を持っており,もしこれらの仕 組みが十分に機能するならば,サービス利用者のニードを的確に把握し,その ニードに即応した公平なサービスを提供するための不可欠な仕組の1
部ともな り,ひいては,サービスの利用決定のみならず,福祉資源の開発やそれに必要 な財源措置等にかんする「計画化」にも役立つものになると考えられるのであ るが,現状ではこれら2
つの仕組に対する評判は余り芳しいとは言えず,こう した仕組が十分に活用されているとはいえない状況にあるO 2)そこで本稿では,これらの
2
つの仕組みについて主要な論点を整理し,その 問題点を指摘した後で,現在オーストラリアで導入されている「老年科判定チーム」についての紹介を行い,わが国の状況との比較検討を行ってみたい。
1 . I 判定委員会」と「調整チーム」
そこで簡単に
2
つの仕組みについてふりかえってみると次のようになるO まず昭和5 9
年に設置された「判定委員会」について見ると,第1
に設置の目 的としては,r
特別養護老人ホームに軽度の身体上の障害を有する者を措置す る等必ずしも適正に措置が行われていない向きがtI [り…],老人ホーム入所 措置の適正を期するため」のものであるとされ,第2
に「判定委員会」は,福 祉事務所長が福祉事務所内に老人福祉指導主事,市町村老人福祉担当者,保健 所長,医師(精神科医を含む)及び老人福祉施設長からなる委員会として設置 すること,第3
に,r
判定委員会」は「老人ホーム入所判定審査票」に基づい て総合的な判定を行い,その際在宅福祉サービスの利用状況も勘案することと されているOこのような「判定委員会」を設置することの意義は,まず,老人ホームへの 入所判定に客観性を持たせることであり, このため判定者を複数の専門家とし,
入所後も
1
年に1
度入所者の再判定を行うことによって,老人ホーム以外の生 活環境への措置変更の可能性を開くこと,さらに,判定基準を従来よりも詳細 なものとし,r
基準」としての意味合いをより明確化することなどが行われた。しかし現状をみると,第 1の「複数判定者」方式については,相変わらず判 定様式の記入者は主として福祉事務所の老人担当現業員であり,専門家自身の 訪問による判定が行われるわけではないこと,第
2
の措置変更については,十 分な在宅福祉サービスが展開されていない現状では,居宅生活への復帰や他施 設への移動はほとんど不可能に近いこと,第3
に「判定審査票」についても,判定項目は詳細になったが,全体としての判定の基準や論理については必ずし も十分な説明が付されているわけではないことなど,
r
入所判定基準J
3)r
入所 判定委員会」ともに十分な機能を発揮できる条件を欠いているといってよL
。、次に,昭和
6 2
年に設置された「サービス調整チーム」についてみると,その 目的は「高齢者の多様なニーズに対応し,個々の高齢者のニーズに見合う最も 適切なサービスを提供するため,保健,福祉,医療等に係る各種サービスを総合的に調整,推進すること」を目的として市町村レベルに設置されるもので,
都道府県・指定都市のレベルの「高齢者サービス総合調整推進会議」に対応す るものとされているO その事業内容としては, (1)保健婦,精神衛生相談員,
家庭奉仕員等による訪問・相談活動を通じての高齢者のニーズの把握,
( 2 )
高 齢者の健康状況,経済状況,家庭環境などを踏まえた具体的処遇方策の確立,(3)関係サービス提供機関へのサービス提供の要請であり,構成員としては,
市町村の老人福祉・保健・医療担当者及び保健婦,保健所の保健婦・精神衛生 相談員,福祉事務所の老人福祉指導主事,医師等医療関係者,市町村社会福祉 協議会職員,老人福祉施設職員,家庭奉仕員,民生委員その他高齢者サービス 総合調整のために必要と認められる者となっているO
在宅要援護高齢者に対して,ニーズ把握→処遇計画→サービス紹介を含む
「調整」が必要であることはいうまでもないが,先の論文でも指摘したように,
この調整業務はどの程度の機能を発揮できるのか,構造的にみてかなり問題が あるO 何故かといえば,構成員を見ても分る通り, このチームは現場の「実 務者」が主体となっており,組織や機関の代表者ではないから,実質的な決 定権をもっていない。したがって,実務者間での情報交換や技術的指導は行え ても,通常業務を越えたサービスの提供に関わる実質的な決定は出来ないであ ろうO 在宅福祉サービス資源が十分準備されていない状況ではなおさらのこと である。 4)
以上述べてきたことからわかるように,わが国の老人福祉サービスの統合化 のための仕組みは幾つかの点で重要な方向に踏み出しているとはいえ,なお,
基本的な問題点をかかえているといってよい。まとめてみると次の通りである。
第
1
に,福祉サービスの「決定」と「提供」にかかわる組織レベルでの体系 化がうまくいっていないことであるo
1"判定委員会」は,主として老人ホーム への入所判定に関して一定の決定権限を持ってはいるが,在宅サービスの調整 に関する権限はもっていないし,また,個々の要援護者に対するニーズ把握→処遇計画→サービス紹介を行う能力は持てないであろうO これに対して「調整 チーム」の方は,先にのべたように,個別のサービスを調整する能力はあって も,さまざまな社会サービス資源の利用に関する決定能力を欠いているO つま
り,現状では施設サービスの体系と在宅サービスの体系が別個ものとなってい ることを反映して,サービスの決定一提供に関する調整は,
i
決定責任」と「提供責任
J
との聞で完全に分断されているのであるO またこの事が2
つの 仕組みのそれぞれの構成員の在り方と密接に関連していることについては,先に述べた通りである。
第
2
に,このことは,老人ホームへの「入所判定基準」の構造にも現れてい るO 一口にいえば,現在の入所判定基準は判定の基準となる要素が必ずしも明 確でなく,どのような専門性に基づく判断が行われようとしているのかが明ら かでない。一般的にいうと,老人ホームに限らず,社会福祉サービスの機能と しては,家族代替機能と専門的機能の2
つがあるとされるが,どちらの機能に 重点を置いた判定が行われているのかが必ずしも明確でなく,医療・保健,住 宅,経済,精神状況,家族状況など,それぞれのサービスの専門性を前提とした目的意識的なサービスの体系化が行われていないと考えられるO
しかし最近では,
i
ソーシャルワーク」や「介護」サービスの専門性が強調 されるようになり,新たに「社会福祉士J
,i
介護福祉土」という専門的な福祉 サービス従事者が登場しており,近い将来,このような専門職を含めたサービ スの判定,調整に関する原則や基準を検討する必要があろうO第
3
に,このような事情の背景には,社会福祉サービスの実施責任をめぐる,従来の国一地方公共団体閣の「委任事務
J
体制の問題があるが,これについて も最近,サービス実施責任の市町村への一本化の動きがあり,現場レベルでの サービス判定・調整の仕組が益々重要なものとなろうOそこで本稿では,オーストラリアのにおける「老年科判定チーム」の仕組み を検討することにより,判定基準と判定組織の
2
つの面からわが国の参考とな る点について明らかにしてみようとおもうO2 . オーストラリアのナーシングホーム 入所判定チームと判定様式
オーストラリアにおいては 5)
1 9 8 7
年から連邦政府補助金を受けて運営され るナーシングホーム入所のための判定チーム,I
老年科判定チームJ ( G e r i a t r i c Assessment Team
,以下「判定チーム」とする)を全国的に導入し,さしあ たって公的な補助金を受けている民営のナーシングホームへ入所する老人は,必ずこの「判定チーム」の評価判定を受けるべきこととした。この背景には,
1 9 8 6
年に発表された連邦政府の諮問機関による報告書『ナーシングホームおよ びホステル調査j6)が指摘したように,オ叫ストラリアでは現在老人ホームで 生活している7 0
歳以上の老人が約10%
おり,このうちナーシングホームベッド 数は6.7%
でかなり高い数字になっている。しかも,現在のナーシングホーム の入所者は必ずしもナーシングホームにおけるケアを必要としていないという 事情があるので,ベッド数を現在の水準の6.7%
から今後1 0
年間に5.3%
とし,最終的には
4.0%
程度まで下げるために大幅な調整を行うというものであるO またこのためにホステルや,在宅ケアサービスを充実することによって,高齢 者ができるだけ在宅にとどまれるようにすることを推進する方向で,広範な選 択が可能にするとこととされた。このため,現行の施設入所にかんする判定評 価の方法の見直しを行い,施設入所に関してより合理的な調整ができる「判定 チーム」が導入されることになったのであるO なお,現在のところでは「判定 チームJ
の範囲はナーシングホーム入所だけであるが,将来はホステルへの入 所についても判定を導入する予定であるという Oさて,
1 9 8 7
年に発表された「判定チーム」に関するガイドライン『アセスメ ントサービスに関する連邦政府指針j(以下, ~判定指針j 7) とする),および,『ナーシングホーム入所承認指針
J
(以下, ~入所指針j 8) とする)によって,この「判定チーム」の性格および構成について検討してみようO
A
入所判定チーム第
1
に,I
判定チーム」を設置する目的は,① 老人ができるだけすみなれた住宅や地域で生活できるようにすること,
② 施設への入所は,在宅の援助システムでは十分ニードに対応しえなくなっ たときに限るようにすること,
③ リハビリテーションや生活機能の回復を重視し,行動の自由を維持し,
自立機能の向上を高めるようなサービスを提供すること,
④ 全体として施設入所をへらし,在宅サービスの比率を高めること,であ るとされている。 (f判定指針Jl1頁)
第
2
に,オーストラリアにおいても,日本と同様に,r
判定チーム」を設置したおもな目的はナーシングホーム入所に関する評価判定を行うことであるが,
その機能はわが国の「判定委員会」と「サービス調整チーム」の
2
つの性格を 持ったものであることがわかるO すなわち,r
判定チーム」は何よりもサービ ス利用者と,ナーシングホームを含むいろいろなサービス提供事品織との聞にたっ て,それらの聞の調整をすることが重要な課題となっている。その中でも特に 重要なのは,地域の家庭医,ナーシングホーム責任者,在宅サービス提供団体との関係、であるO この点について,やや立ち入って検討しておこう。
まず,地域の家庭医
( G e n e r a lP r a c t i t i o n e r )
との関係について,r
判定チーム
J
がかなり広範な権限を持つことになることから,特に入念な説明が付され ている。『判定指針』によると,地域でプライマリーヘルスを担当する家庭医 と「判定チーム」との関係は,基本的に競合関係ではなく協力関係であり,大 体の医療上の問題は家庭医が解決できるが,ナーシングホームやホステj
レの入 所などについては,家庭医が「判定チーム」に連絡すれば,適切な助言を受け ることができるとしている。逆に「判定チーム」がクライエントの評価判定を するにあたっては,できるだけ家庭医の判断を求めることとし,さらに,家庭 医に対するアドバイスを行い,在宅のクライエントが適切な治療が受けられる ように,いろいろな情報を提供することとしている。( 3 ‑ ‑ ‑ 4
頁)次に,ナーシングホームとの関係についは,連邦政府の補助金によって運営 されるナーシングホームに入所を希望する老人は,全てこの「判定チーム」の 評価判定を経たうえでないと入所できないという意味で,
r
判定チーム」は決定的な重要性を持っているが,
r
判定チームJ
の仕事はもっぱら評価判定にのみ関わるものであり,実際の入所の決定は,ナーシングホーム責任者とクライ エントとの間での交渉に委ねられることになるというO ただ実際的には,
r
判定チーム」のもとにナーシングホーム待機者リストが集中され,
r
判定チーム」の側で適切と考えられる施設への紹介(リファーラル)を行うとされていると ころからみても,やはり「判定チーム」の判断は決定的な役割を持つことにな るであろう
o (4
頁)また,自治体を中心とする在宅ケアサービスとの連携も重要な課題とされて いるO 連邦政府は州政府との協同事業として,在宅ケアサービスの推進に関す る「在宅および地域ケア計画」を策定し,自治体はこの計画にのっとった在宅 サービスの拡充を行いつつあるが,
r
判定チーム」の側でもこれらの地域サービス諸資源を十分考慮にいれた上で,判定評価を行うことが要請されているO
在宅ケアサービスの例としては,訪問看護,在宅介護,配食サービス,家屋管 理,家の改築,少数民族サービス,移動介助,等があり,これらのサービスの 紹介・利用について,自治体を含むサービス提供団体との日常的な連携を密接 にし,場合によっては,在宅の訪問調査にサービス提供団体の担当者の同行を 求めることも必要であるとしている。
(9
頁)最後に,サービス利用者の介護者,親戚,代弁者のことについても触れられ ているO ここでの原則は, クライエントのプライパシーおよび秘密保持原則の 尊重であり,さらに,外部者の判定プロセスへの介入は,クライエントが望ま
ないかぎり認めるべきではないとしている。
(7
頁)このように,
r
判定指針』によると,r
判定チーム」の役割は,サービス諸国 体との連携を含むかなり広汎なものであり,地域ケアサービスの要になること が要請されている。そこで第
3
に問題になるのは,r
判定チーム」の構成であるO ナーシングホー ムへの入所を含む,地域ケアサービスに関する統合的な判定権限が付与される ようなチームに関しては,その判断がクライエント,サービス提供者を含む広 範な関係者に信頼されるものでなければならないのは当然である。「判定チーム」を構成するメンバーについて『判定指針』の語るところをみ ると,判定は「身体的,医学的,心理学的,社会的評価を含む,正確で総合的
( h o l i s t i c )
なニード評価とする必要がある」から,I
判定チームJ
は多職種の 専門家で構成されなければならないし,また,その活動を保障するために事務 職員が必要であるとしているo ( 1 0
頁)表 1は, ビクトリア州における「判定チーム」の構成メンパーで,連邦政府 の財政援助を受けている者のみを掲載してし喝。したがって,実際上は州によっ て,また州の中の地域によって,この表に記載されている以上のメンバーが加 わっているというO この表によると老年科医ないし医務官,コーディネーター,
訪問看護婦,ソーシャルワーカー,
O T
,PT
,ST
,精神科医等の専門職の ほかに,秘書,事務員,タイピスト,医療記録担当者等の事務局スタヅフが配 置されているO このうち,チームリーダーは老年科医が務めることになるが,その判断は必ずしも絶対的なものでなく,チームの判断に対する貢献という形 をとっているO
このように,オーストラリアにおける「判定チーム」は医療・福祉サービス の専門家からなるチームであるが,この事と関連して重要なのは,
I
判定チー ム」が積極的に病院との連携を持つように求められていることであるO この理 由としては,①在宅での評価が困難な場合,入院して精密検査を受けられること,
②治療やリハビリテーションの為に病院ベッドを利用できること,
③介護者の休息ケアやデイホスピタルケアが利用できること,
④紹介をする団体にとっては,高度の専門性や治療設備が「判定チーム」
を通して利用可能になるという点で魅力があること,
⑤ 病院のスタッフをノマートタイムで評価チームが雇えること,また,急性 患者のケアや在宅ケアに利用できること,をあげている。
(8
頁)実際上,
I
判定チームJ
が設置されているのは,このような病院あるいは老 人医療センターのような病院であり,これをベースとして「判定チーム」の活 動が行われている。ただし「判定チーム」は病院の組織とは一応は別であり,その病院の立場を代表するのでなく,
I
地域サービスの代表」として活動する ことが求められているo (8
頁)このように,オーストラリアの「判定チーム」は,老年医学の専門性の基礎
にたった専門家からなるチームであり,地域・在宅サービス,入所施設,病院 なと、全ての面での中心的な判定機能を持つこととされ,このような仕組みによっ て,老人が不必要に早くナーシングホームに入所することを防ぐことが期待さ れているO
ただ,現状では,このようなチームを構成する老年科医
( G e r i a t r i c i a n )
が 不足しており,特に郡部ではこのような専門家を確保するのが難しいなど,幾 つかの間題を持っているようであるが,それにしても,公的なサービス,民間 サービスを含む「公平な」サービス機会の保障のための全国的な制度として「判定チーム」を導入したことは特筆に値すると思われるO
B .
判定基準次に,判定基準について『入所指針』の考え方を検討してみようO
第 1に入所判定のポイントとしては,身体的,医学的,心理学的,社会的条 件であり,社会的条件の中には,家族,友人,コミュニティの援助ネットワー クが含まれる。また,特に,精神障害者が州立施設・病院から入所する場合に は特別な注意が必要になるO
第
2
に,入所申請の基準としては,① 居 住 条 件
② 介護者がケアを継続できる能力
③ 本人の自己の状況に対する認知能力
④ 申請を指示している医師および看護婦のコメント
を考慮にいれるべきであるとしているが,判定の中心は,機能障害の程度,失 禁の程度,痴呆の程度であるとされる。
まず,機能障害の程度については,
I
正看護婦によるケアを必要とするか,あるいは,正看護婦の看視の下で,継続的な(すなわち
2 4
時間の)ケアを必要 とするような状態にある」場合で,具体的には「機能的に依存度の極めて高い 人々,すなわち,全面的あるいはそれに近い援助を日常生活動作(移動, トイレ,食事,着脱衣,洗面)に対して必要とすること」が判定の目安であり,こ のような生活動作項目のうち全面援助状態の項目が4つ以上であって,介護者 のケア及び在宅サービスを利用しでも支えきれない場合には,ナーシングホー
ム入所を認めてよいであろうとしているO 項目が
3
つ以下の場合はまずホステ ルへの申請を考えることになるとされ,全般的に,ナーシングホームへの入所 許可基準はなかり厳しいものになっているo (5
頁)次に,失禁については,高齢者の場合,適切な検査と治療の機会があれば,
かなり回復することがあり,これらは,ナーシングホーム以外の場所での対処 が可能であるとしたうえで,失禁が恒常的であったり,失禁と精神的混乱や身 体的依存d性がむすび、ついた場合に入所を認めるべきであるとなっており,失禁 の取扱については専門的な判定治療を重視する方向を打ち出している。
(5‑ ‑
6
頁)また,痴呆に関しては,痴呆の程度はさまざまであり,そのケア方針につい ては必ずしも見解の一致を見ているわけではないとしたうえで,重度の痴呆性 老人についてはこれまで通りナーシングホームでケアを行うが,最近ホステル で,中度および重度の痴呆性老人に対するケアプログラムが開発されつつあり,
その可能'性について重点的に検討されるべきであるとしている。
逆に精神障害者に関する入所申請に関してはかなり厳しい基準を適用し,ナー シングホームと精神病院との役割分担をはっきりさせようとする傾向がみられ るO
このように,ナーシングホームへの入所に関しては,全般的に専門的な治療 や看護プログラムを優先させ,それで、対応できないばあいに看護・介護をナー
シングホームでのケアを行うという方針が明確にされているようにおもわれるO
c .
ナーシングホーム介護基準以上の「判定チーム」および入所基準との関連で興味深い資料として,
r
ナーシングホーム介護基準」について検討しておこう O宮)これも, ナーシングホー ムおよびホステルの検討のプロセスから出てきたものであり,ナーシングホー ム入所者の要介護度を構成する項目を設定し,これの合計点によって介護レベ ルを「最重度
J r
重 度J r
中度J r
軽度J r
最軽度」の5
つに分類したうえで,こ れを補助金のレベルとリンクさせようというものであるO 判定様式の主な内容 は資料2に記載してあり,さらに各々の項目のウエイトについては,資料3に 示されているOこの様式を検討してみると,介護度を決定するにあたって幾つかの前提があ ることがわかるO すなわち,
①要介護の構成要素を,通常介護(いわゆる日常動作援助)と重度介護と すること,
②要介護はその「状態
J
が重要であり,要介護に至った理由については必 ずしも重要視しないこと,③要介護の前提として,医療, リハビリテーション,住宅等があるが,こ れらは,要援護状態を測定する場合の前提であり, これらの問題が直接要 介護の点数には作用しな
L
、かたちになっていること,などであるO第1の点については,先に紹介したように,ナーシングホームの入所条件が
「機能的に依存度の極めて高い人々,すなわち,全面的あるいはほぼ全面的な 主要日常生活動作(移動, トイレ,食事,着脱衣,洗面)に対する援助を必要 とする」とされ,正看護婦の指導の下に行われる機能障害への援助が中心であ るとされていた。
ところで,資料
3
による介護必要度でみると,通常介護については1
の「移動
j . 3
の「トイレj . 5
の「着脱衣j . 9
の「圧迫部位の予防・ケア」が相 対的に高い点数をあたえられている。つまり『入所指針』にも示されているよ うに.I
依存の度合いは通常移動能力と結び、ついておりj .
移動能力に重点が置 かれていることがわかるO この点で興味深いのは1
の「移動J
と2
の「歩行 または車椅子」との関係であるO 点数をみるとわかるように,移動とは「ベッド,椅子,車椅子,歩行器聞の移動」とされ,日本の判定様式が移動について は「歩行」の「自立
j . I
半介助j . I
全面介助」だけであるのと比較すると興味 深い。(文献 1)の拙稿参照)。つまり,ナーシングホームにおける「介護」の 重要部分は「歩行補助」ではなく,わが国で言う「離床」にあることがわかる。さらに,祷痛の予防に不可欠な「圧迫部位の予防」については,最重度
6 . 9 1
と いうかなり高い点数が与えられているO これは,I
通常ケアJ
の内容として,身体を積極的に動かし,祷療を予防し,自立した生活をできるだけ保障するこ とが重要であると考えられている結果であるといえようO
これに対して,重度介護とは,項目[1
0 J
にみられるような特別介護で,わが国では医療の領域に属するのであるが,オーストラリアの場合には,これら の看護が正看護婦の指導の下にナーシングホームで行われていることは注目に 値するO この行為には,高い点数が与えられていることは当然であろうO
第
2
にこのことと関連して,介護の中心が機能障害にあり,障害の原因その ものが重要ではないことが『入所指針』に示されている。例えば,I
失明,肢 体の全部または一部の喪失,歩行器や車椅子の使用等は,ナーシングホーム入 所許可の理由にはならな」いとされているように,知覚,聴覚を含めた障害の 程度そのものはケアのレベルとは関係なく,先に示したように,それがどの程 度の介護を必要とするかが重要である。このように,介護必要度に関する点数 を付す場合には,依存性を生じさせた原因を問題にするのではなく,依存度は それ固有の尺度によって測られるということが重要であろうo
したがって,こ のような運動障害,視覚障害,聴覚障害,言語障害そのものについては,まず,リハビリテーションの機能を持つ病棟で十分な評価と機能回復訓練を行い,そ の後に,ナーシングホームへの入所が可能かどうかが決定されることになるO
つまり,障害そのものの診断・治療と障害が固定したあとでのケアとは切り離 されて別個の扱いを受けることになっている。同じことは,短期病院
( a c u t e h o s p i t a
l)への入院にもあてはまる。11)さらに,
I
失禁」についても『入所指針』との関連で興味深い取扱がみられ るo
すなわち,日本の判定様式と比較してみると,わが国の判定様式では「排 池」として,イ.自分で可,ロ.一部介助,ハ.全介助, とされている項目が,資料
2
のオーストラリアの介護基準項目の[3 J
と[7J [8J
にみられるよ うに, トイレの使用と失禁とに分けられており, しかも, トイレの使用のほう に介護の重要性が認められているO つまり,排池介助に関しては, トイレを使 用することに対する介護がケアの重要部分と考えられており,失禁対策と排湘 介助が明確に分けられていることがわかるO また,[3 J
の解説を読むと, もし入所者が人工旺門やカテーテルを使用しでも,介護を必要としない場合には
「自立」とされ,逆に,これらの器具の自己処理が出来ない場合には, トイレ の使用が最重度になるのではなく,むしろ,特別な看護行為の項目で扱われる ことになるO
最後に,痴呆'性老人の介護度については, ~入所指針』でみたように,原則
としては「重度の痴呆を持つ人々が利用可能なかなりの部分は引き続きナーシ ングホームで行う」とされたのであるが, これに対応して,介護の点数も[l1
J
でみられるように,
8 . 6 7
という最も高いウエイトが与えられている。以上要約すると以下の通りであるO
1.ナーシングホームにおける介護は,主として日常生活動作への援助から 成り立つているが,その前提として,身体障害であろうと精神障害であろ うと,十分な評価と回復訓練の機会が保障されるべきであり,障害に対す るリハビリテーションや急性の疾病に対する短期入院による十分な評価を 経た上で,ナーシングホームへの入所が認められるべきであるとされるO
2 .
したがって,介護行為も,どちらかというと,機能障害に対する援助が 中心であり,疾病(例えば失禁)については,介護点数は低くなっているO3 .
特別看護や問題行動への対応は,相対的に高い点数が与えられているが,この場合でも,その点数は,対応に必要な回数を中心に評価が行われてお り,看護の質的な面での評価が中心になっていないこと。これは,ケアの
、評価が量的な尺度として構成されていることと関連している。
3 .まとめに代えて
以上,わが国の老人ホーム入所判定委員会と判定基準とオーストラリアの老 年科判定チームおよび判定基準を比較しながら,おもな論点を検討してきた。
先にのべたように,わが国の「判定委員会」は「調整チーム」と切り離されて おり,決定権限のレベルもことなるために,十分な機能が発揮できないように 思われる。この点オーストラリアにおいては,この両者の機能を備えた半
l
淀チー ムが全国レベルで設置され,入所判定の公平性だけでなく,地域のサービス資 源の利用に関する調整機能をも兼ね備えることになっているO また,このような入所判定の専門性が関われることと共に,介護サービスそのものの専門性に ついてもいろいろな検討が行われ,一定の介護基準が構成されている。
わが国でも,要介護人口の増大に伴っていろいろな施策やサービスが導入さ
れつつあり,こうした多様化し専門化するサービスを統合する必要のあること が指摘されているが,本稿でみてきたように,このためには,判定チームの構 成,判定基準等について多面的な検討が必要であろうO
注 :
1 )拙稿「老人ホームの入所判定について
j,東京都立大学『人文学報Jl No.179 , 1 9 8 5 年 3月,および, r 高齢者サービスの『統合調整』について J ,東京都立大学『人文 学報Jl 1 9 8 8 年 3 月
2 )この理由としてはいろいろなことが考えられるのであり,それらの理由について は,以前の論文で考察したことがあるが 1 つの理由として,これらの事業の活動 費が極めて僅かであることがあげられる口入所判定委員会の費用は特別に予算化さ れているものではなく,通常の費用から外部協力者への報償費として支出されるの で,委員会そのものがまとまった機能を発揮できるにはほど遠い状況にある
O筆者 が聞いたところでは,ある福祉事務所では,活動費が払えないので,入所判定委員 会の開催を中止したとのことであった。なお, r サービス調整チーム」の年間予算 は昭和 6 3 年度では,旅費を除いて,調整費は町村 2 0 万円,人口 1 0 万人未満の市 2 5 万 円 , 1 0 万 ‑ ‑ 3 0 万人未満の市 3 5 万円, 3 0 人以上の市 4 5 万円,指定都市 8 0 万円となって いる。
3 )なお, r 老人ホームの入所判定について」は,老人施設措置業務の「機関委任事 務」から「団体委任事務」への変更にともない,昭和 6 2 年 1 月 3 1 日から「老人ホー ムへの入所措置等の指針について
j(社老第
8号)に変更され,規定がやや簡素化 されたが,市町村に設置される「入所判定委員会」の内容はほとんど変更がないの で,以前の拙稿の内容は有効であると考える。
4)医療・保健・福祉の連携組織の問題については,最近いろいろな形で論じられる ようになった。筆者も,この問題について検討を行った事がある o 小林良二・山口 春子「在宅ケアサービスの供給レベルにおける連携の在り方
j,東京都立大学『人 文学報Jl 1 9 8 9 年 3 月
5)オーストラリアの老人福祉施策については,さしあたって,佐藤進『世界の高齢 者福祉施策』ー粒社, 1 9 8 9 年が参章になる。
6) Department o f Community S e r v i c e s , Nursing Homes and H o s t e l s Re‑
view , A u s t r a l i a n Government P u b l i s h i n g S e r v i c e , Canberra , 1 9 8 6
7) Department o f Community S e r v i c e s , Commonwealth G u i d e l i n e s f o r A‑
ssessment S e r v i c e s
,A u s t r a l i a n Government P u b l i s h i n g S e r v i c , e Canberr
,a1 9 8 7
8) Department o f Community S e r v i c e s
,G u i d e l i n e s f o r Approval o f Ad‑
mission t o a Nursing Home
,A u s t r a l i a n Government Publishing S e r v i c e
,Canberra
,1 9 8 7
9 ) Department o f Community s e r v i c e s and Health , A p p l i c a t i o n f o r Re‑
s i d e n t i a l C l a s s i f i c a t i o n
,資料2
,3
を参照。1 0 )
この点は,わが国の老人保健施設の機能を考える上で参考になる口資料
1 老年科判定チームの構成(ピクトリア州, 1 9 8 9 年)
チーム開 4
医鴎官 コーディ調轄護ソーシャOT PT 秘書
事務医療 ST 榊
│i医タイピス全体 地域
ネーター ワーカー i直言官1 0 . 5
1.5 1 5
2 0 . 5 0 . 5 2 1 1 8 3 0 . 4 0 . 5 0 . 5 0 . 5 1 3 . 9 4 0 . 2 5 0 . 5 0 . 5 0 . 5 0 . 5 0 . 5 2 . 7 5 5
1.5 1 1
1.6 0 . 4 8 . 5
6 3
7 1 1 2 2 2
1.5 3 2 1 1 5 . 5 8 1 1 3
1.5 0 . 5 0 . 5 0 . 5 9
9 0 . 5 0 . 5 1 5
1 0 0 . 6 2 O . 5 1 6 . 1 1 1 0 . 8 3 1 0 . 5 1 7 . 3 1 2
1 3 1 2 1 1 1 7
1 4
1.2 4 2 1 2 1 2 . 2 1 5 0 . 6 2 1 1 l 6 . 6
1 6 2 5
1 7 0 . 4 0 . 5 0 . 4 0 . 4 0 . 5 3 . 2 1 8 1 1 1 1 O . 7 5
1.5 0 . 4 7 . 6 5 合計 1 0 . 3 5
1.9 7 2 8 1 6 1 6 . 9 1
1.9 3 . 7 5 9 5 . 6 0 . 4 0 . 4 4 . 5 1 1 5 . 7
注)数字はフルタイム換算人員
資料 2 オーストラリア保健地域サーピス省:入所者分類様式 (NH4 )
第
1部 入 所 者 の 分 類
.この部分の記入は,ナーシングホーム責任者,判定サービスチーム,ナーシングホー ムの有資格責任者,連邦政府医務官が行うこと
・入所者に関する知識に基づいて,最も正確に本人の平均的な看護,介護ケアニード示 す項目を選び,また,あきスペースには適当な文字を記入のこと。
・ 1 日或いは毎日とは, 2 4 時間をさすロ [ 1 J 移動
*移動行為全て,例えば,ベッド,椅子,車椅子,歩行器聞の移動を含む。寝たきり の入所者(例えば,末期患者)は, c または D とする。
口 A . 援助を要しない
口
B . 見守り/励ましを必要とするが, r 手をかす」援助は必要なし
口
C . 援助者 1 人の「手をかす」ことがないと移動できない
口
D. 少なくとも 2 人の援助がないと(リフトの使用を含む)移動できない
[ 2 J 歩行または車椅子
*歩行のみについて記入。歩行補助具聞の移動は含まない。これは,質問[ 1 J で既に
評価に入れられている
o寝たきりの入所者は, c または D とする。
口
A. 歩行,歩行補助具や車椅子による歩行に援助を必要としない
口
B . 見守り/励ましの必要とするが,歩行,歩行補助具,車椅子の使用に「手をかす」
援助は必要なし
口
C . 援助者 1 人の「手をかす」ことがないと,歩き回ったり,補助具・車椅子が使え ない
口
D. 少なくとも 2 人の援助がないと,歩き回ったり,補助具・車椅子が使えない
[ 3 J トイレの使用
*もし,入居者が人工虹門あるいはカテーテルを使用している場合は,看護行為を必要 と
Lない機能として記入すること。もし入所者が人工旺門およびカテーテルを使用して おり,セルフケアができない場合は,必要なケアを項目口 O J に含め,この項目では A に記入する。差込み便器,尿器, コモードを使用している場合は, B , C , D のいずれ かを選択のこと
口
A . 援助を必要としない,または,人工虹門およびカテーテルを使用
口
B . 見守り/励ましを必要とするが,歩行,歩行補助具,車椅子の使用に「手をかす」
援助は必要なし
口
C . 一部の行動に「手をかす
Jことがないと, トイレが利用できない
口
D. 位置の決定, トイレの衛生,着脱衣に関して全面的な援助を要する
[ 4 J 入浴/シャワー
*盆型浴槽の場合, c または
Dを選ぶこと
O歩行移動にかんする援助(項目[
1]),入 浴/シャワーへの移動(項目 [2 ]),着脱衣(項目 [5 ])を含めないこと o
口
A . 援助を必要としない
口
B. 見守り/励ましを必要とするが, r 手をかす J 援助は必要なし
口
C . 一部の行動に「手をかす」ことがないと,入浴できない
口
D. 入浴/シャワーに関して全面的な援助を要する
[ 5 J 着脱衣
本整髪,義肢,補聴器,カリバーの装着等を含む
口
A. 援助を必要としない
口
B . 見守り/励ましを必要とするが, r 手をかす」援助は必要なし
口
C . 一部の行動に「手をかす」 ζ とがないと,衣服の着脱ができない
口
D. 衣服の着脱に関して全面的な援助を要する
[ 6 J 食事
*流動食,固形食を含む。食物の特別な準備(細かく切る,特別食)は含まない
口
A . 援助を必要としない
口
B . 見守り/励ましを必要とするが, r 手をかす J 援助は必要なし
口
C . 少し「手をかす」ことがないと,食事ができない
口
D. 全面的な援助がないと食事ができない
[ 7 J 尿失禁
*カテーテル使用の場合は, A を選択ロ必要な介護は項目口 O J で判断
口 A. 失禁なし,または,カテーテ J レ使用
口 B. 毎日ではないが失禁あり o
口
C. 1 日に 1 度失禁があり
D口
D. 1日に 1度以上定期的に失禁あり
[8 J 便失禁
*人工虹門使用の場合は, Aを選択。必要な介護は項目[lO
Jで判断
口 A . 失禁なし,または,人工虹門使用
口
B. 毎日ではないが失禁あり口
口
C. 1 日に 1 度失禁があり o
口 D. 1日に 1度以上定期的に失禁あり
[ 9 J
圧迫部位の予防*体位交換を含む圧迫部位の予防やケアに必要な手当の回数
日
A .
ほとんどあるいはまったく必要なし口
B . 1
日に1 ‑ ‑3
回(8
時間おき)口
C . 1
日に4‑‑6
回(4‑‑6
時間おき)口
D . 1
日に6
回以上(4
時間以上の頻度)口 O J
特別な介護行為*通常の介護行為は含まない。特別な介護行為に含まれる例としては,人工匹門/カテー テルのケア,不安定な糖尿病,重度の局部的皮膚ケア,分離/隔離看護法,広範で複 雑な包帯法,酸素吸入療法,複雑投薬管理,など口
口
A.
特別な看護行為は必要なし口
B. 1
日に3 0
分以内の手当が必要口
C . 1
日に3 0
分‑ ‑ 1
時間の手当が必要口
D. 1
日に1
時間以上の手当が必要[l1
J
行動*追加的な看護介護ケアを必要とするような行動を言う(通常は,入所者の精神状態の 表現である)。この例としては,失見当,意識混乱,攻撃性,重度の興奮あるいは極 端な不安,俳佃,喧騒,分裂的・自傷的行為等がある口通常のレベルの社会的・感情 的支援は除く。
口
A .
特別な対応は必要なし口
B . 1
日に3 0
分以内の個人的・直接的対応が必要,ただし次のC ‑ ( 2 )
の様な危機は除外口
C .
(1)少なくとも1
日に3 0
分の対応が必要,または,( 2 )
少なくとも1
週に2
回以上,断続的な対応が必要。口
D. 1
日に1
時間半以上の個人的な対応が必要口 2 J
全体的サービスニード*入所者の全体的ニードを,看護介護ケアサービスとして答える
口 A.
低度口 B .
やや低度口
C .
中程度口
D.
やや高度口 E .
高度口
F .
極めて高度資 料
3 RCI
ウエイト(オーストラリア連邦政府,1 9 8 9
現在)1.移動(ベッド→椅子)
7
.失禁(尿)A.
援助不要。 A.正常 。
B . 見守り
1.2 3 B .
毎日ではなく,c .
援助者1
人2 . 5 1
時々失禁0 . 4 3 D.
援助者2
人以上4 . 3 7 c . 1
日1
度は失禁0 . 6 2 D. 1
日1
度以上失禁 1.0 0 2 .
歩行又は車椅子A.
援助不要。 8 .失禁(便)
B. 見守り 0 . 5 4 A.
正常。
c .
援助者最低1
人 1.1 1 B .
毎日ではなく,D.
援助者最低2
人 1.7 5
時々失禁 1.0 5
c . 1
日1
度は失禁 1.4 9 3 .
トイレD . 1
日1
度以上失禁 1.7 5
A.
援助不要。
B. 見守り
1.4 8 9 .
圧迫部位の予防/ケアc .
一部援助2 . 5 7 A.
注意不要あるいはD.
全面援助4 . 7 1
時々必要。
B. 1
日に1‑‑3
回4 .
入浴, シャワー チェック2 . 6 3
A.
援助不要。 c . 1日に4‑‑6
回
B . 見守り 0 . 4 2
チェック5 . 0 2
c .
一部援助 1.0 1 D. 1
日に7
回以上D.
全面援助2 . 4 8
チェック6 . 9 1 5 .
着脱衣1 0 .
特殊看護処置A.
援助不要。 A.特に必要なし 。
B . 見守り 0 . 8 2 B . 1
日に3 0
分以下0 . 6 4
c .
一部援助 1.9 0 c . 1
日に3 0
分‑‑1
時間2 . 3 7 D.
全面援助4 . 2 1 D. 1
日に1
時間以上4 . 9 7
6 .
食事1
1.行動A.
援助不要。 A.特に注意の必要なし 。
B . 見守り
1.7 9 B.
若干,特別な注意c .
一部援助3 . 0 0
を要す 1.5 0
D.
全面援助4 . 2 0
C .
かなり特別な注意が必要
5 . 0 5 D .
常に特別な注意が必要