図書館員の文献紹介と 資料の活用
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本 学 図 書 館 の ス ペ シ ャ
人のペンや筆、鉛筆を握る力や、それらを握る 位置、あるいはその強弱、また人の個性、さら にはその日の体調までもが書く文字に大きく影 響するといわれています。中には、文字を書い た人の技術度を評価し、加えてその人物の性格 まで判断する人たちがいます。これは、古今東 西を問わず人々に共通した心理であり、このこ とも含めて出展資料をご覧頂ければ楽しさも倍 増したのではないかと思われます。
■書物の発達と各国の資料
第2部では趣を少し変えながら、紙や書物そ のものを媒体としてとらえて本学図書館の所蔵 資料を充当してその変遷を確認していただきま した。併せて、印刷術の定着に起因して、世界で 生まれた学術的な成果や大きな出来事、そして日 本への影響に関係する資料をご紹介しました。
特に、「メディアの推移」の観点からは、紙 媒体が普及する以前の植物パピルス、同じく 紙の普及以前から普及後も使われていた羊皮 紙、そして書物の複製を作る書写本(マニュ スクリプト)、さらにはグーテンベルクが印刷
術を発明してから15世紀まで約50年の間に作 られた揺籃期本(インキュナブラ)などをご 覧いただきました。
続いて資料形態については、16世紀までの 地理発見の成果を纏めた地図帳や地球儀・天 球儀、また、イベリア半島でつくられたコル ク本、日本の手漉き和紙から生まれた巻子本
(巻物)、縮緬本などを展示しました。
さらに、「文化を伝播するために」と題して、
一国で作られた書物からその国の文化や画期的 な出来事が世界に拡がっていったものを見据 え、イタリア文学をはじめ、イギリス文学、ア メリカ史、フランス自由主義、イギリスの辞書 体書物、ロシア宗教と文学、中国地図とキリス ト教聖書などをテーマに書物や文献をご紹介し ました。
日本関係では「わが国の対外交渉」として、
マルコ・ポーロの情報「ジパング」からザビエ ルの来日、逆に遣欧使節としてポルトガル・ス