中 学 校
平 成6年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
團
東 京 都 教 育 委 員 会
平成6年 度
教 育 研 究 員(保 健体育)
分科会名 区市 町村名 学 校 名 氏 名
1 墨 田 吾 妻 第 一 中 学 校 ☆ 久保 田 伸 二
器 練 馬 石 神 井 東 中 学 校 青 山 一 之
械 足 立 栗 島 中 学 校 大 塚 洋 一
運 八 王 子 第 二 中 学 校 大 島 茂
動 武 蔵 野 第 三 中 学 校‑ 山 口 敦
皿 目 黒 第 十 中 学 校 片 山 祐 士
陸 世 田 谷 希 望 丘 中 学 校 守 原 智 信
上 杉 並 西 宮 中 学 校 ◎ 鈴 木 昭 和
競 青 梅 西 中 学 校 ○ 田 中 信 佳
技 小 金 井 小 金 井 第 二 中 学 校 ☆ 寒河江 昭 仁
皿 中 央 銀 座 中 学 校 ☆ 杉 村 正 夫
球 大 田 東 蒲 中 学 校 佐 藤 浩
葛 飾 中 川 中 学 校 小 堀 平 太
江 戸 川 葛 西 中 学 校 堀 内 雅 之 技 東 村 山 東 村 山第 五 中 学 校 岸 本 圭 史
◎ 世話 人 ○ 副世話 人 ☆ 班長
担 当 教育庁体育部体育健康指導課指導 主事 藤 崎 武 利 教育庁体育部体育健康指導課指導主 事 山 村 幸太郎
目 次
IH皿WV
主題設定 の理 由 研 究 の ね ら い と 仮 説 研究の方法
研究の全体構想 図
研 究 の 内 容 1器 械 運 動
(1)
(2)特 性(3>
(5)指 導 計 画 (6)
(7) (8)
意識調査 の結果 と考察
指 導 計 画 作 成 上 の 留 意 点(4)学 習 指 導 の 工 夫
実証授業 指導案 資料
本時 の成 果 と課題
2陸 上 競 技 (1)
(2)
(5)指 導 計 画 (6)
(7) (8)
意 識 調 査 の 結 果 と考 察
特 性(3) 学 習 過 程 の 工 夫(4)課 題 の も た せ 方 、 解 決 の 仕 方 の 工 夫
実証授 業指導案 課題別 練習例 本 時の成果 と課題 3球 技
(1) (2) (4) (6) (7)
⑧ 資 料
19)
意識調査 の結 果 と考 察 特性 ㈲
学 習過程 の工夫(5>
指導 計画
指導計 画作成 にお ける基本 的な考 え方
課 題 の も た せ 方 、 解 決 の 仕 方 の 工 夫
実証 授業指導案
本時 の成 果 と課題 VIま と め と 今 後 の 課 題
233455567890112345677889013411111111111112222
研 究 主 題
生 徒 一 人 一 人 が 楽 し く意 欲 的 に 学 び 、 自 己 学 習 能 力 を 培 う授 業 の 工 夫
1主 題 設 定 の理 由
我 が 国 の 社 会 は 、 科 学 技 術 の 進 歩 や 高 度 経 済 成 長 の 中 で 、 物 が 豊 か に な り大 変 便 利 な 社 会 と な っ た 。 ま た 、 世 界 の 人 々 と の 交 流 も活 発 と な り、 世 界 の 中 の 日本 と して の 役 割 も大 き くな っ て い る 。
現 在 、 急 激 に 変 化 す る社 会 の 中 を 生 き が い を も って 生 き て い く た あ に 、 学 校 教 育 に お い て 人 生80年 を 生 き て い く た め の 基 礎 ・基 本 を 身 に っ け さ せ る こ と が 大 き な 課 題 と な っ て い る 。 そ の 中 で も 、 生 涯 学 習 の 視 点 に 立 って 、 生 徒 一 人 一 人 が 健 康 で 豊 か な 生 活 を 送 る た あ の 能 力 や 実 践 力 を 育 て る こ と が 大 変 大 き な 課 題 で あ る 。
生 涯 学 習 社 会 に お い て は 、 ① 基 礎 的 ・基 本 的 な 知 識 や 能 力 を 精 選 し て 身 に っ け さ せ る こ と
② 学 習 へ の 関 心 を も た せ 、 意 欲 を 育 て る こ と 、 ③ 学 習 の 進 め 方 や 方 法 を し っ か り 身 に っ け さ せ る こ と等 が 、 学 校 教 育 の 果 た さ な け れ ば な ら な い 役 割 と して 求 め られ て い る 。 ま た 急 激 に 変 化 す る こ れ か らの 社 会 で は 、 生 徒 一 人 一 人 が 、 自 ら の 判 断 で 困 難 を 切 り開 い て い け る 能 力 を 育 成 して い く こ と が 欠 か せ な くな っ て い る 。 こ の 能 力 と は 、 与 え られ た 既 成 の 知 識 や 技 能 を 、 た だ 単 に 吸 収 し た り、 与 え ら れ た 課 題 を 示 され た 手 順 に 従 って 処 理 し て い く と い っ た 能 力 で な く 、 何 が 自 分 の 課 題 と成 り う る か を 見 っ け だ し、 選 択 し処 理 して い く こ と が で き る よ う な 能 力 を 身 に っ け さ せ る こ と で あ る。 そ の た あ に は 、 生 徒 一 人 憎 人 が 、 自 分 の 課 題 を 発 見 し、 選 択 し、 自分 が 如 何 に 取 り組 む べ きか 、 或 い は 行 動 す る か を 判 断 し、 実 践 し 、 評 価 す る と い っ た 学 習 計 画 や 実 践 を 自 ら の 力 で 構 成 して い く 自 己 学 習 能 力 を 培 う た め の 学 習 の 場 を 広 げ る 取 り組 み が 必 要 で あ る。
こ れ か ら の 保 健 体 育 に お い て は 、 生 徒 一 人 一 人 の 興 味 ・関 心 や 個 性 ・能 力 に応 じ て 、 運 動 領 域 や 種 目 を 自 分 自 身 で 選 択 し、 主 体 的 に 学 習 を 進 め 、 自 己 学 習 能 力 の 育 成 を 図 る こ と が 重 要 で あ る と考 え 、 本 主 題 を 設 定 し た 。
ll研 究 の ね ら い と仮 説
1研 究 の ね ら い
研 究 の 主 題 を 受 け 、 生 徒 一 人 一 人 が 自分 の 興 味 ・関 心 や 個 性 ・能 力 に 応 じた 運 動 領 域 の 選 択 や 個 人 の 課 題 解 決 方 法 と し て 、 学 習 計 画 を 自 ら立 案 し、 学 習 資 料 を 活 用 した 授 業 の 展 開 を 行 う こ と を 重 視 し 、 特 に 下 記 の2っ に 研 究 の ね ら い を お い た 。
(1)学 習 過 程 の 工 夫
② 課 題 の も ち 方 と解 決 の 工 夫 2研 究 の 仮 説
(1)一 人 一 入 の 生 徒 に 応 じ た 学 習 過 程 を 工 夫 す る こ と に よ っ て 、 楽 し く意 欲 的 な 学 習 に な る。
② 学 習 資 料 を 効 果 的 に 活 用 す る こ とで 、 課 題 に 対 す る 取 り組 み が 意 欲 的 に な り 、 自 ら進 ん で 学 習 す る 能 力 が 身 に つ く。
皿 研 究 の方 法
1「 器 械 運 動 」 「陸 上 競 技 」 「球 技 」 の3分 科 会 を 設 定 し 、 研 究 を 進 あ た 。
2そ れ ぞ れ の 領 域 毎 に意 識 調 査 を 行 い 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 に っ い て 集 計 分 析 を 行 っ た 。 3各 分 科 会 で 学 習 過 程 の 工 夫 、 種 目選 択 、 男 女 共 習 を と り あ げ 、 テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ の 実
践 を 通 し そ の 研 究 を 進 め た 。 対 象 学 年 は2年 生 と した 。
① 「器 械 運 動 」 で は意 識 調 査 の 結 果 よ り 、 跳 び 箱 運 動 ・マ ッ ト運 動 ・平 均 台 を 同 時 開 設 し、 生 徒 に 種 目 を 選 択 さ せ た 。 学 習 過 程 で は 、 個 人 の 能 力 と適 性 に 応 じて 、 学 習 パ タ ー ンを 選 択 さ せ 、 そ れ を も と に 、 各 自 に 学 習 の 道 筋 を 立 て さ せ 、 男 女 共 習 で 授 業 を 展 開 し た 。
ま た 、 オ リエ ン テ ー シ ョ ンの 工 夫 、 テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ の 工 夫 、学 習 資 料 等 の 工 夫 、 視 聴 覚 機 器 の 活 用 の 工 夫 を 行 っ た 。
② 「陸 上 競 技 」 で は 意 識 調 査 の 結 果 よ り、 短 距 離 走 ・障 害 走 ・走 り高 跳 び を 同 時 開 設 し、
種 目 を 選 択 さ せ た 。 学 習 過 程 で は 、 個 人 の 能 力 と 適 正 に 応 じて 、 学 習 パ タ ー ン を 選 択 さ せ 、 そ れ を も と に 、 各 自 に 学 習 の 道 筋 を 立 て さ せ 、 男 女 共 習 で 、 授 業 を 展 開 し た 。
ま た 、 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン の 工 夫 、 テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ の 工 夫 、学 習 資 料 等 の 工 夫 、 視 聴 覚 機 器 の 活 用 の 工 夫 を 行 っ た 。
③ 「球 技 」 で は 意 識 調 査 を 参 考 に 、 バ ス ケ ッ トボ ー ル 、 サ ッ カ ー 、 バ レ ー ボ ー ル を 同 時 に 開 設 し、 生 徒 に3種 目 の 中 か ら1種 目 を 選 択 さ せ た 。 学 習 過 程 で は 、 個 人 の 能 力 と 適 性 に 応 じて 、 学 習 パ タ ー ンを 選 択 さ せ 、 そ れ を も と に 、 各 自 に 学 習 の 道 筋 を 立 て さ せ 、 男 女 共 習 で 、 授 業 を 展 開 し た 。
ま た 、 オ リエ ン テ ー シ ョ ンの 工 夫 、 テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ の 工 夫 、学 習 資 料 等 の 工 夫 、 視 聴 覚 機 器 の 活 用 の 工 夫 を 行 っ た 。
IV研 究 の 全 体 構 想 図
生 涯 体 育 ・ス ポ ー ツ
i
保 健 体育 科 目標
1 1
1 運 動 に親 しむ習 慣 の育 成
健康の増進 と体力の向上
[研 究 課 題 〕
生 徒 一 人 一 人 が楽 し く意 欲 的 に学 び、 自 己学 習能 力 を培 う授 業 の工 夫 1
選 択 制 授 業
テ ィー ム テ ィー テ ィ ングの 実践
ね らい1ね らい2
学 習 過 程 の 工 夫 課 題 の もち方 と解 決 の工 夫
/ \
仮 説
一 人 一 人 の生 徒 に応 じた 学 習 過 程 を 工 夫 す る こと に よ って 、 楽 し く意 欲 的 な学 習 に な る。
仮 説
学 習 資 料 を効 果 的 に活 用 す る こ とで 、 課 題 に 対 す る取 り組 み が意 欲 的 に な り 自 ら進 ん で 学 習 す る能 力 が身 にっ く。
10乙0σ
[研 究 の 方 法]
各 領 域 か ら、器 械 運動 ・陸上 競 技 ・球 技 の3分 科 会 を設 定 し研 究 を進 め る。
そ れ ぞ れ の領 域 に 応 じた 意識 調 査 を行 い 、生 徒 の興 味 ・関 心 にっ いて 集 計 分 析 を行 った 。
各 分 科 会 ご と に学 習過 程 の工 夫 、選 択 制 授 業 、 男 女 共 習 を 実 施 し、 テ ィー ム テ ィ ー チ ン グ の 実 践 を 行 い 、学 習 課 題 へ の展 開 の仕 方 、学 習 資料 の工 夫 、 学 習 カ ー ドの 工 夫 、 グ ル ー プ編 成 、 視 聴 覚 教 材 の効 果 的 な活 用 等 の研 究 を進 め る。
4学 習 過 程 の工 夫 と して 、 個 人 の能 力 と適 性 に応 じて 、 学 習 パ タ ー ンを選 択 させ 、 そ れ を も と に 各 自 に学 習 の道 筋 を立 て させ る。
領 域 別 重 点 内 容
器 械 運 動
①3種 目(跳 び箱 ・マ ッ ト ・平 均 台)の 同 時 開 設 と種 目選 択
② 学 習 資 料 や学 習 カ ー ド・VT Rを 活 用 した課 題 の もち方 ・ 解 決 の 仕 方 と選 択 制 授 業
③ テ ィー ム テ ィー チ ン グの工 夫
陸 上 競 技
①3種 目(短 距 離 走 ・障 害走 ・ 走 高 跳)の 同 時 開 設 と種 目選 択
② 学 習 資 料 や学 習 カ ー ド ・VT Rを 活 用 した課 題 の もち方 ・ 解 決 の仕 方 と選 択 制 授 業
③ テ ィー ム テ ィー チ ングの工 夫
球 技
①3種 目(バ ス ケ ッ ト ・サ ッカー ・ バ レ ー ボ ー ル)の 同 時 開 設 と 種 目 選 択
② 学 習 資 料 や 学 習 カ ー ド ・VT Rを 活 用 し た 課 題 の も ち 方 ・ 解 決 の 仕 方 と 選 択 制 授 業
③ テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ の 工 夫
V 研 究の 内容
1器 械 運 動
α)意 識 調 査 の 結 果 と考 察
① 意 識 調 査 に つ い て
ア 目 的 「器 械 運 動 」 の 領 域 に っ い て の 興 味 ・関 心 を 把 握 す る と と も に 、 課 題 の も ち 方 、 取 り組 み 方 に つ い て の 現 状 を 把 握 し 、 自 己 学 習 能 力 及 び 学 習 意 欲 を 高 め る た め の 指 導 の 参 考 資 料 と す る 。
イ 時 期 平 成6年7月
ウ 対 象 研 究 員 所 属 校 第2学 年 男 子275名 ・女 子237名 合 計512名
② 結 果(数 値 は す べ て パ ー セ ン ト)
正.あ な た は今 ま で 器 械 運 動 を 経 験 して み て 楽 しか った で す か 。 ま た 、 そ の 理 由 も答 えて くだ さ い。(理 由 は 、 い くつ選 ん で も よ い)
ア ・楽 しか っ た ア の 理 由
60ア ・器 械 運 動 が 好 きだ か ら イ ・技 が で きた か ら ウ ・頑張 れ ば で き る か ら エ ・自 由 に練 習 で き るか ら
4・ 黙難 夢:蓋募羅吉堅宥藁毒ま奮ら ケ㌘、き募沼なアドバイスが受けられたから キ'補助 してあげた友人ができたから
・・1111illlllLiJS,1・,/Tlll/l/・の舳
蕪i難・ コ 。器 械 運 動 が 不 得 意 だ か ら サ ・技 が 上 手 に で き な い か ら シ ・けが をす る のが 怖 いか ら ス 。人 の 目 が 気 に な るか ら0 男 女 セ ・他 の 種 目よ りお もい き り運 動 が で きな い か ら ソ ・筋 肉痛 な ど身 体 が 痛 く な るか ら タ ・そ の 他
イ ・あ ま り楽 し くな か った 60卜
40 20
0 男 女
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男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 男女 2.次 は 、 器 械 運 動 で 、 で き な い技 や 、 う ま くで き な い技 が あ る と き にっ い て の 質 問 で す 。
① あ な た は 、 で きな い 技 や 、 う ま くで き な い技 が あ る と き ど う想 い ます か 。
ア ・で き る ま で く り返 し練 習 し よ う と思 う.イ ・で きな い 理 由 を 考 え 、 工 夫 を して 練 習 しよ うと 思 う。
ウ 。で き な い と 、 あ き らめ て し ま う。 エ ・わ か らな い 。 オ ・そ の 他
② 技 が で き る よ うに な るた め に は 、 どの よ うな 取 り組 み 方 を す る と効 果 的 だ と 思 い ま す か 。 自 分 に と っ て 、 最 も 効 果 的 だ と 思 う もの を 一 つ 選 ん で くだ さ い。
ア ・友 入 や 先 生 に 見 て も らい 、 で きな い 原 因 を よ くつ か み 練 習 す る。
イ ・VTRで 撮 影 し、 そ れ を 見 な が ら、 で きな い 原 因 を よ くっ か み 練 習 す る 。 ウ ・学 習 資 料(実 技 の 副 読 本 等)を 見 な が ら、 目分 で ポ イ ン トを っ か み 練 習 す る 。 エ ・上 手 な 人 の 技 を 見 て 練 習 す る 。
①50 40 30 20 ユむ
③ 考 察 ・
嚢 イ
ウ エ
男女 男女 男女 男女 男女 オ 。そ の 他
②50 40 30 20 オ
lo O
ー ア
鐵 工
幽
一 際. 『嚢
:
ウ 萎ii
嚢 隔 「圏
懇 オ
馨 「㎞
男女 男女 男女 男女 男女
3.次 の種 目 の 中か ら 、 や り た い 種 目 を2種 目選 ん で くだ さ い。
ア ・マ ッ ト80 イ ・跳 び箱
60 ウ ・鉄 棒
エ ・平 均 台 40 20
0
男 女 男 女 男 女 男 女
に 対 し て 、 「不 得
、 「で き る か ら 楽 し
「楽 し さ 」 が そ の ま ま 結
イ
ー
ア 工
,
==照
襲
鰯 霧・ ・
室・巽 一
羅 蒙
一 .;卜Lく
==;鮫
籍 無
ア 質 問1で は 、 「技 が で き た 」 「頑 張 れ ば で き る」 だ か ら 「楽 し い 」 意 だ か ら」 「上 手 に で き な い 」 だ か ら 「.楽し くな い」 と い う よ う に
い」、 「で き な い か ら楽 し く な い 」 と な り、 「で き る」 こ と と び っ い て い る 。 特 に 女 子 に そ の 傾 向 が 強 い 。
イ 質 問2で は 、 質 問1の 回 答 か ら 「あ き らめ て し ま う」 が 多 い の で は な い か と予 測 さ れ た が 、 な ん と か 練 習 して で き る よ う に な り た い と い う気 持 ち が 、 よ く うか が え た 。
しか し 、 そ の 課 題 解 決 の た め の 取 り組 み 方 に っ い て は 、 「友 人 や 先 生 に 見 て も ら う 」
「人 の 技 を 見 て 」 と い っ た 、 経 験 や 体 験 を 優 先 して 考 え て い る 回 答 が 圧 倒 的 に 多 く 、 反 面 「VTR等 の 活 用 」 の 意 識 は 薄 か っ た 。
ウ 種 目 選 択 に つ い て の 質 問 で は 、 「跳 び 箱 」 が 圧 倒 的 に 多 く 、 次 い で 「マ ッ ト」 で あ り 、 先 行 経 験 の 差 が 示 さ れ た と 考 え られ る 。 しか し、 男 子 の 「平 均 台 」 の 希 望 が 「鉄 棒 」 を 上 回 っ た こ と は 、 未 経 験 ・未 体 験 の 学 習 へ の 期 待 感 を 抱 い て い る こ と も う か が わ せ た 。
② 特 性
① 一 般 的 な 特 性
ア 器 械 運 動 は 、 鉄 棒 ・跳 び箱 ・平 均 台 お よ び マ ッ トな ど の器 具 を 用 い て 、 懸 垂 ・跳 躍 ・ 支 持 ・バ ラ ン ス お よ び 回 転 な ど を 組 み 合 わ せ て 行 う運 動 で あ る 。
イ 自 己 の 能 力 に 応 じ た 課 題 を も ち 、 そ の 課 題 の 達 成 や で き ば え に 、 楽 し さ や 喜 び を 味 わ う こ と の で き る 運 動 で あ る 。
ウ 技 能 内 容 が 豊 富 で 、 系 統 的 で あ る の で 、 や さ しい 技 か ら難 し い 技 へ と発 展 さ せ て い く こ と が で き る 運 動 で あ る 。
工 安 全 な 器 具 の 使 い 方 や 補 助 の 仕 方 を 知 り 、 安 全 に 運 動 で き る能 力 が 必 要 で あ る 。
② 生 徒 か らみ た 特 性
ア 「で き た 」 「で き な い 」 が は っ き り して い る 。
イ 練 習 に よ って 成 功 し た と き 、 喜 び が 大 き く、 新 しい 技 へ 挑 戦 す る意 欲 が 出 て く る 。 ウ 緊 張 感 と と も に 恐 怖 感 が 伴 い 、 勇 気 や 決 断 力 が 必 要 で あ る 。
エ お 互 い に 助 け 合 っ た り 、 教 え 合 っ た り しな が ら学 習 で き る 。
(3)指 導 計 画 作 成 上 の 留 意 点
① 学 習 過 程 を 工 夫 す る 。
ア 「オ リエ ンテ ー シ ョ ン」 の 指 導 を 重 視 す る 。
イ ー 人 一 人 の 習 熟 度 や 学 習 の ス ピ ー ド、 学 習 パ タ ー ンの 違 い に 対 応 す る た め に 、 自 己 の 能 力 に 応 じ た学 習 過 程 を 選 択 して 学 習 で き る よ う に す る 。
② 男 女 共 習 で 行 い 、 テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ を 実 施 す る こ と に よ り 、 課 題 の 発 見 や 解 決 の た め に 適 切 な 支 援 ・援 助 を 行 う 。
③ 自 ら学 ぶ カ を 育 て ら れ る よ う に 、VTRや 学 習 カ ー ド、 学 習 資 料 な ど が 活 用 で き る 時 間 や 場 所 を 設 定 し、 自 主 的 に 学 習 す る 時 間 を 確 保 す る 。
(4>学 習 指 導 の 工 夫
①VTRや 学 習 資 料 等 を 利 用 し、 運 動 の 特 性 を 理 解 さ せ 、 自 ら課 題 を っ か ま せ る 工 夫 を す る 。
② 学 習 カ ー ドの 活 用 や 、 生 徒 が 自 分 で 課 題 を 決 め 実 施 し、 結 果 を み て 修 正 す る と い う 自 己 評 価 活 動 を 工 夫 す る 。
③ 個 人 差 に 応 じた 場 づ く り や 器 具 を 工 夫 す る 。 ま た 、 学 習 が 進 む に っ れ て 自 ら場 の 工 夫 が で き る よ う に す る 。
④ 班 編 成 を 工 夫 し、 互 い に協 力 し 、 活 動 で き る よ う に す る 。
(5)第2学 年 器 械 運 動 ね ら い
単 元 指 導 計 画(跳 び 箱 、 マ ザ ト、 平 均 台)
・器 械 運 動 の 特 性 を 知 り、 自 ら種 目や練 習 方 法 を選 ん で 楽 し く学 習 す る。
・自 己 の 能 力 に 適 し た 課 題 に 取 り組 み 、練 習 の仕 方 を工 夫 し、課 題 の達 成 の た め に 意 欲 的 に 学 習 す る 。
・自 己 の 能 力 に 応 じて 適 切 な 課 題 を 決 め 、計 画 を立 て お互 い に協 力 して 学 習 す る 。
・器 械 ・器 具 を 点 検 し、安 全 に留 意 して 学 習 す る。
① 学習過程
12i34
; 5167 891011 12i13 1415
共通学習 個 別 ・グループ学 習1 個 別 ・グ ル ープ 学 習H 個別ヴルイ 学習皿 ま と あ オ リ エ
ン テ ー シ ョ ン
1
自己の能力 を知 る活動
◇評 価
オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 2
ね らい① ね らい② の活動
オI」・3iね らい ①
☆評価iね らい ② の 活 動
...」
刺 ・4iね らい①
☆ 評 価iね らい②
"'の 活動
発 表 まとあ
△評価
※注
◇評価 …診 断的評価
☆評価 …形成 的評価
△評価…総括 的評価
② 指導計 画
時 間 学 習 内 容 と 指 導 上 の 留 意 点
学 習
1 共
通 学習
1
オ リエ ン テ ー シ ョ ン1
・選 別 制 の 必 要 性 と意 義 を知 る。 ・学 習 の ね ら い と学 習 の す す め 方 を 理 解 す る。
・安 全 に 留 意 した用 具 の 準 備 と設 置 の 仕 方 を 知 る。 ・T・Tに よ る学 習 の す す め 方 を 理 解 す る 。 2
3
学 習 活 動
・今 ま で学 習 して きた 技(3種 目)を 行 い 、 自己の能力 を確認 する。
4
オ リエ ンテ ー シ ョ ン2
・3種 目 か ら2〜3種 目選択 す る。 ・自 己 の能 力 を確 認 し、 課 題 を把 握 す る。
・学 習 カ ー ドやVTR 、 そ の他 の 資料 の活 用 方 法 を理 解 す る。 ・個 別 学 習1の 学 習計 画 を 立 て る。
学 習 2
個 星 グ
牛
プ 学 習1
5
〜
7
☆ ね らい① … …今 で き る技 で 自 己 の課 題 に挑 戦 して 楽 しむ 。
跳 び 箱 マ ッ ト 平 均 台
跳 び箱 の高 さ や向 きを工 夫 して 、 今 で き る跳 び方 の で きば え を高 め て 楽 しむ。
今 で き る技 を確 認 し、 確 実 にで き る よ うに した り、技 を組 み 合 わ せ た り して楽 しむ。
平 均 台 の高 さ を工 夫 して 、 今 で き る 技 や 動 きの で き ば え を高 め た り、 技 の組 み 合 わ せ を工 夫 して 楽 しむ 。
☆ ね ら い② … …新 しい技 に挑 戦 した り、 で き る技 を さ ら に習 熟 して 楽 しむ 。
跳 び 箱 マ ッ ト 平 均 台
新 しい 技 に挑 戦 し、 で きば え を 高 め る。
新 しい技 に挑 戦 した り、 そ の 技 を 取 り入 れ た組 み 合 わ せ を 楽 しむ 。
新 しい 技 や 動 き に挑 戦 した り、 そ れ らを取 り入 れ た組 み合 わ せ を楽 しむ 。
※ ね ら い① 、 ね ら い② の 学 習 計 画 は、 自己 の 能 力 に応 じた学 習計 画 を選 択 して学 習 す る。
(各 種 目や 、 ね ら い① ② に費 や す 時 間 の 配分 は 各 自 で 決 め る 。)
(Dマ ッ ト、 跳 び 箱 を 選 択(2)マ ッ ト、平 均 台 を選 択 ③ マ ッ ト、 跳 び箱 、 平 均 台 を選 択
衝
)
5 6 7 5 6 7 5 6 7
マット ねらい① マット ねらい② 跳び箱 ねらい⑨ マット ねらい① マット ねらい① マット ねらい② マット ねらい① 平均台 ねらい① 跳び箱 ねら』⑫ マット ねらい② 跳 び箱 ねらい① 跳び箱 ねらい② 平均台 ねらい① 平均台 ねらい② 平均台 ねらい② 跳び箱 ねらい① マット ねらい② 平均台 ねらい③ 個
別 グ ・
牛プ 学 習H
8
〜
11
オ リエ ンテ ー シ ョ ン3
。個 別 ・グ ル ー プ学 習1の 学 習 計 画 にっ い て反 省 し、 個 別 ・グ ル ー プ学 習 ■ の学 習 計 画 を立 て る。
・今 ま で の学 習 の取 り組 み や 、技 のできばえを自己評 価 し、 新 た な課 題 を設 定 す る 。
・5〜7時 間 目 で選 択 した種 目 の変 更 もで き る。
指 導 上 の 留 意 点
・自分 に合 っ た種 目、 ね らい 、 学 習 計 画 に な っ て い るか ど うか 観 察 し、必 要 に 応 じて 助 言 す る。
・練 習 方 法 や 学 習 資 料 、VTR等 の 活 用方 法 が 理 解 で き る よ う に配 慮 す る。
・自分 の 課 題 に あ った 学 習 の 場 で で きる よ うに 助 言 す る。
・技 の で きば え を 、お互 いに教 え合 える ことが で き るよ うに 助 言 す る。
・T .Tの 役 割 を 明確 に し、 適 切 に助 言 す る 。
※5〜7時 間 目 と同 じ
鯛
誰
12
13
オ リ エ ン テ ー シ ョ ン4
・発 表 に む け、 ど の 技 を 行 う か 決 定 す る 。
・i2〜13の 学 習 計 画 を 立 て る
。
※5〜7時 間 目 と同 じ
め奎
14 15
① 学 習 の発 表 … …今 ま で学 習 して きた技 を 発表 し、 お互 い を評 価 す る 。
② 学 習 の評 価 …・・学 習 して きた こ とを評 価 し、学 習 の成 果 が 次 の学 習 に生 か せ る よ うに す る。
(6)実 証 授 業 指 導 案(第2学 年15時 間 中 の7時 間 目)
① 本 時 の ね ら い
ア 自 己 の 能 力 や 適 性 に 合 わ せ た 学 習 計 画(種 目選 択 と そ の 組 み 合 わ せ 、 ね ら い1と2 に 合 わ せ た 課 題 設 定)の 中 で 学 習 資 料 を 活 用 し 、 課 題 解 決 の 力 を 身 に っ け る 。
イ 生 徒 一 人 一 入 が テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ に よ り 、 よ り多 く の 適 切 な 助 言 を 受 け 、 楽 し く意 欲 的 に 学 習 す る。
ウ 安 全 に 留 意 し 、 互 い に 協 力 ・補 助 を し合 い学 習 す る 。
② 本 時 の 展 開
\ 学 習 内 容 学 .習 活 動 教 師 の 働 き か け ・ 留 意 点
導 入 10 分
○集合 、整列 、あい さっ
○ 出欠席 の確認
○学習 内容 の確認
○器具 、用具 の設置
○準備運動
04列 横 隊 で整 列 、 あ い さっ
○ 体 育係 が報 告
○ 計 画 した学 習 の道 筋 の 中 の 本 時 に行 う内容 を確 認 す る
○ グル ープ で協 力 して 、安 全 に 器 具 を設 置 す る
○ 柔軟 性 を 高 め る ス トレ ッチ な どの体 操 を行 う
・健康 状 態 の観 察
・本 時 の 内容 が確 認 で きて い るか ど うか を観 察 す る
・安全 に器 具 や用 具 が設 置 で きて い るか 確 認 、指 導 ・助言 す る
・適切 な運 動 を お こな って い るか 観 察 、助 言 す る
展
開
30
分
学 習 計 画 の7時 間 目(個 別 ・グ ル ー プ 学 習iの3時 間 目)を 学 習 す る
〔懇1〕 ◇ 硬 幻 ◆
◎ とび箱(3箇 所)・ マ ッ ト(4箇 所)・ 平 均 台(2箇 所)の 各 場 に お い て 、 各 自 の学 習 の道 筋 で 、 協 力 しな が ら学 習 を す る
◎ ね らい1、 ね らい2に 合 わ せ た課 題 の 解 決 が で き るよ う工 夫 しな が ら学 習 す る
生 徒全体 の動 きを 掌 握 し指導 にあたる
お も に っ ま ず い て い る 生 徒 の 個 別 指 導 に あ た る
◇◆学 習 の課 題 が っ か め て い るか観 察 す る
◆ 各場 を 回 り、練 習 へ の適 切 な助 言 、 場 の工 夫 な どの ア ドバ イ ス を行 う
◇◆器具 、用 具 の安 全 に っ い て配 慮 す る
◇◆補 助 者 の位 置 にっ い て の助 言 を行 う
◇ 見学 者 に対 して で き る範 囲 で補 助 ま た はVTR 操 作 を す るよ う助 言 す る
◇◆学習 資料 が うま く活 用 で き るよ う支 援 す る
◇◆VTRが 活用 で き るよ う支 援 す る
◆ 学 習 課 題 に っ ま ず い て い る生 徒 に対 し、 適 切 な 助 言 をす る
《学 習 例 》
★A君 ★Bさ ん
i 完個1
÷別1
華1 引半l
l
‑・一 ・{
i
年『
馨 りl
l
マ ッ ト(ね ら い1) マ ッ ト(ね ら い1) 前 ・後 転 の形 を きれ
い にす る
一 ¢一 ●一 ●一 ●一 ●一 ●
平 均 台(ね らい1)
勢 い を っ け て で き る よ う にす る
一 ・一,一,一,一 ●一 ●
とび 箱(ね らい2) 基本 的 な歩行 が で き
るよ うにす る
前 方 倒 立 回 転 と び を 4段 で きれ い に とぶ
8鰍 罐 繋 蟹 蔦 稀 評価,
ll合 う
後10学 習 資 料 を見 て ・技 の ポ イ ン トを っか む
半1欝 鱗 疑 禦 鑑 認 る
10配 評 価 カ ー,に 記 入 しな が ら、段 階 的 に紹 を進 め る
ま と め 10 分
○整理運動
○器具 、用具片付 け
○本時 のまとめ と次時 の 確認
○あ いさっ
○ ス ト レッチ で緊 張 を ほ ぐす
○ 各 グル ー プ で協 力 して行 う
○ 本 時 の 自 己評 価 を行 う
○ 次 時 の課 題 の確 認
・特 に使 用 した部 位 を十 分 行 わ せ る
・評 価 が で きて い るか 確 認 す る
・全 体 で確 認 す る
・健 康 状 態 を観 察 す る
(7)資 料
① 学 習 計 画 表(オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 〈2>用) 器 械 運 動 ・オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 〈2>
・選 択 種 目 の 決 定
2種 目 選 択 し た 場 合A… マ ッ ト ・跳 び 箱 、B… 跳 び 箱 ・平 均 台 、C… 平 均 台 ・ マ ッ ト 3種 目 選 択 し た 場 合D… マ ッ ト ・跳 び 箱 ・平 均 台
・私 の 学 習 の 道 す じ と 課 題
例 〉 ※ ① は ね ら い1、 ② は ね ら い2を 示 す
5 6 7 5 6 7 5 6 7 5 6 7 5 6 7 5
マツ ト① マ ツ ト② 銚び箱⑨ マ ッ ト① マ ッ ト① マ ッ ト② マ ッ ト① 跳び箱② マ ッ ト① マ ツ ト① マ ッ ト② 跳び箱① マ ッ ト① 跳び箱① 平均台① マ ツ ト① マツ ト② 跳び籍① 跳び箱② 跳び箱① 跳び箱① 駐び箱② 跳び箱① マ ッ ト① マ ッ ト② マ ッ ト① マット② 跳び箱② マ ッ ト② 駐び箱② 平均台② 験び箱①
Aグ ル ー プ(生 徒 の 記 入 例)
5 6 7 8 9 10 11
マ ッ ト① 跳 び箱① マ ッ ト② / マ ッ ト① 跳 び箱① マ ッ ト
道 す
じ マ ッ ト② 跳 び箱② 跳 び箱② マ ッ ト② マ ッ ト② 跳 び箱② 跳 び箱
課
題
今 で き る技 を も っ と きれ い に で ぎ る よ う に す る
あ た ま はね と び を きれ い に で き る よ う に す る
い ま ま でや っ た技 を い きお いをっけてやっ て み る
回 転 の と こ ろ を 大 き く まわ れ るよ うに す る
い ま まで で き た もの を も う 一 回 か ん じを お ぼ え る。
や った こ との な い技 や 、 で き な い技 を 、 で き る よ うに 工 夫 す る 。
前 方 倒立 回 転 とび を で き る よ うに す る
前方 倒立回転 とびを き れいにで
首 は ね お き 首 は ね お き 前方倒立
きる よ う
に す る ③ 実証授業時 の生徒 の様子
7u鑑 隠 鍋 灘 戯
ぎポ寳 響 辱
摯 .、癖 甑
噸 撰騨 懸,
。 寓
〆
② 自 己 評 価 カ ー ド例 平 均 台 運 動 自 己 評 価 1前 進歩行(○)
床 の 上 で ま っす ぐに で き る ○ 低 い平 均 台 の上 で で き る ○ 正 しい 姿 勢 で で き る ○ 3横 向 き歩行(○)
床 の上 で ま っす ぐにで き る ○ 低 い平均台 の上 でで きる ○ 正 しい姿 勢 で で き る ○
5大 ま た 歩 行(△)6ス キ ッ プ ・ホ ッ プ(×)
床 の上 で ま っす ぐに で き る ○ 床 の上 で ま っす ぐに で きる ○ 低 い平 均 台 の上 で で き る △ 低 い平 均 台 の上 で で きる ×
正 しい姿 勢 で で き る × 正 しい姿 勢 で で き る ×
7正 面 とび土 が り(△)8正 面 と びお り(○)
床 の上 で ま っす ぐに で き る10 床 の 上 で ま っす ぐにで き る ○ 低 い平均 台の上でで きる1△ 低 い平 均 台 の上 で で き る ○
(8)本 時 の 成 果 と 課 題
① 成 果
ア 生 徒 一 人 一 人 が 自 己 の 能 力 に応 じて 種 目 を 選 択 し、 学 習 を 計 画 す る こ と に よ り 自 ら学 ぼ う と す る 姿 勢 が 見 られ 意 欲 的 に取 り組 ん で い た 。
イ ー 人 一 人 の 習 熟 度 や 学 習 ス ピ ー ド、 学 習 パ タ ー ン で 進 め て い く た め 、 十 分 な 運 動 量 が 確 保 さ れ て い た 。
ウ 同 じ種 目 を 選 択 し た 生 徒 が お 互 い に 助 け 合 っ た り、 教 え 合 っ た りす る 姿 が 見 ら れ る よ う に な っ た 。
工
オカキ
学 習 カ ー ドを 活 用 す る こ と に よ り 、 自 己 評 価 活 動 に 取 り 組 む こ と が で き た 。
課 題 解 決 に 向 け て 自 ら 場 の 工 夫 を 試 み よ う と す る 姿 が 少 し ず っ 見 ら れ る よ う に な っ た 。 テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ に よ っ て 、 安 全 性 が 高 ま っ た 。
オ リ エ ン テ ー シ ョ ン を 十 分 に 行 う こ と に よ り 、 学 習 の 流 れ が 理 解 で き 、 そ の 後 の 課 題 解 決 を す る た め の 取 り組 み に も生 か さ れ た 。
ク 学 習 カ ー ドや 学 習 資 料 を 活 用 す る こ と に よ り、 生 徒 の 課 題 が わ か りや す く な っ た 。 ま た 、 課 題 解 決 に も役 立 っ た 。
ケ 男 女 共 習 で 授 業 を 行 う こ と に よ り、 女 子 に と って は 男 子 の 力 強 い ダ イ ナ ミ ッ ク な 技 能 が 、 男 子 に と っ て は女 子 の 柔 軟 性 を 生 か し た 技 能 が そ れ ぞ れ よ い 手 本 と な っ た 。
② 課 題
ア 生 徒 一 人 一 人 が 課 題 解 決 に 向 け て 意 欲 的 に 取 り組 む た め に も、 オ リエ ン テ ー シ ョ ン は 大 切 で あ り、 更 に 時 間 の も ち 方 な ど の 工 夫 が 必 要 で あ る。
イ 生 徒 が 自 ら考 え て 課 題 解 決 を して い く た め に も、 学 習 資 料 の 工 夫 が 必 要 で あ る 。(段 階 的 な 資 料 や 練 習 例 を 豊 富 に す る な ど)
ウ 個 別 学 習 が 中 心 と な る の で 補 助 の 仕 方 な ど安 全 面 の 指 導 を 事 前 に 十 分 して お く必 要 が あ る 。
工 個 人 の 学 習 の 計 画 に 沿 っ て 授 業 が 進 む た め 、 種 目 に よ っ て 人 数 の 偏 りが 出 て し ま う こ と が あ り 、 教 え 合 い や 励 ま し合 い 、 補 助 し合 え る よ う工 夫 す る こ と が 必 要 で あ る 。 オVTRの 効 果 的 な 活 用 方 法 を さ ら に 検 討 す る 必 要 が あ る 。
力 生 徒 一 人 一 人 に 、 よ り具 体 的 な 課 題 を も た せ る た め に も、 学 習 カ ー ドの さ ら な る 工 夫 が 必 要 で あ る 。
2陸 上 競 技
(1>意 識 調 査 の 結 果 と 考 察
① 意 識 調 査 に っ い て
ア 目 的 生 徒 の 興 味 ・関 心 を 把 握 し、 選 択 制 授 業 の 展 開 を 考 え 、 自 己 学 習 能 力 を 高 め る た あ の 指 導 の 参 考 と す る 。
イ 時 期 平 成6年7月
ウ 対 象 研 究 員 所 属 校 第2学 年 男 女553名
② 結 果(数 値 は す べ て パ ー セ ン ト)
Q1あ な た が や っ て い て 楽 し い と思、う種 目 に0印 を 、 普 通 だ と思、う種 目 に は △ 印 を 、 楽 し く な い と思 う種 目 に は × 印 を 記 入 し、 そ の 理 由 を 下 か ら選 ん で 下 さ い 。
ア 短 距 離 走 イ リ レー ウ 長 距 離 走 工 障 害 走 オ 走 り幅 とび 力 走 り高 とび 楽 しい と答 え た理 由(一 番 多 か っ た理 由)
ア 、 短 距 離 走 … … 興 味 が あ り意 欲 を 持 っ て取 り組 め る(23%)
45イ 、 リ レ ー… … … 一 位 にな る と気 持 ち が良 い(24%)
ウ、 長 距 離 走 … … 気 持 ちが 良 い(25%)
エ 、 障 害 走 … … … 興 味 が あ り意 欲 を 持 っ て 取 り組 め る(19%)
30オ カ・ 走 り幅 とび"『目標 の 記 録 を こ え た か ら(21%)
、 走 り高 とび 一一一とべ た と きの 喜 び が 大 き い か ら(32%) 楽 し く な い と答 え た理 由
ア、 短 距 離 走 … … 不 得 意 だ か ら(19%)
15イ 、 リレ ー… … … 不 得 意 だ か ら(14%)
ウ、 長 距 離 走 … … 他 の 種 目 よ り疲 れ る か ら(26%) エ 、 障 害 走 … … … 不 得 意 だ か ら(34%)
〇 二1窪躍 重暮:::葎薯慧 誰;髭1
0△XO△ × ○ △ × ○ △ × ○ △ × ○ △X
Q2今 後 ど の よ う な 条 件 が 伴 う と、 陸 上 競 技 の 授 業 に 対 して 「や る 気 」 が 出 ま す か 。 現 在 の あ な た の 体 力 面 、 技 能 面 を 考 慮 し な が ら下 か ら選 ん で 下 さ い 。
ア 、何 度 も 記 録 測 定 を 行 い 、 自己 記 録 更 新 の た め の 時 閻 を 多 く と り 、.
よ り 高 く、 よ り速 くを 目標 に チ ャ レ ン ジ した い010203040 イ 、 自 分 な りの 課 題 や 目標 を 達 成 した い
495145
冒
41 一 4141
36 一33
勿 一31 一 31
,
23 2424
2026
2、 勿[23 20
ウ、 練 習 の最 中 に 適 切 な ア ドバ イ ス を 受 け た い エ、 自分 に合 った負荷で練習に取 り組みたい
オ 、 それ ぞれ の 基 本 的 な 練 習 段 階 の 説 明 を うけ て 、 学 習 に 取 り組 み た い
カ、 自分 の フ ォ ー ム が 分 か らな い の で 、 ビデ オ 等 で 見 た い キ 、 記 録 更 新 や 良 い フ ォー ム で 走 れ た り、 跳 べ た り し た 時 に は 、 ほ
め て も ら い た い
ク、 学 習 カ ー ドを通 して 、 自分 の課 題 に 対 す る ア ドバ イ ス を 受 け た いo
ケ 、 そ の 他
ア
,
134.8 133
イ
ウ 129.2
ヱ 129
オ i15.9
カ 115.7
113.2
キ
14.7
ク
=互]3,3
Q3こ れ か ら陸 上 競 技 を 学 習 す る と す れ ば 、 種 目 を 選 択 して 行 い た い で す か 。 「は い 」 と 答 え た 入 は 、 ど の 種 目 を 選 択 した い で す か 、 ひ と っ 選 ん で 下 さ い 。
③ 考 察
は い い い え
54%
11%
ど ち ら と も い え な い … …35%
「はい」 と答えた人の種 目 ア 短距離走 ・リレー イ 走 り高 とび ウ 走 り幅とび 工 障害走 オ 長距離走
ア 12
,
126 イ
123 ウ
111 111
工 オ
アQ1で は 、 長 距 離 走 以 外 は7割 以 上 の 生 徒 が 「普 通 」 か 「楽 し い 」 と 答 え て い る 。
「楽 し い 」 の 理 由 で は 、 「友 達 と 競 え る 」 「気 持 ち が よ い 」 「興 味 ・関 心 が あ る 」 「よ い 記 録 が 出 た 」 が 多 く な っ て い る 。 「楽 し く な い 」 の 理 由 は 、 ど の 種 目 も 「不 得 意 で あ る 」 が 多 い 。
イQ2で は 、 ア 、 イ を あ げ た 生 徒 が 多 く 、 目 標 や 課 題 が は っ き り し て い る と 意 欲 的 に 取 り 組 あ る こ と が う か が え る 。 ま た 、 適 切 な 助 言 が 欠 か せ な い こ と も う か が え る 。
ウQ3で は 、 種 目 選 択 に 関 し て は 、 半 数 以 上 が 「し て み た い 」 と 答 え て い る 。 ま た 、 選 択 し た い 種 目 はQ1の 「楽 し い 種 目 で あ る 」 と 答 え て い る も の が 上 位 に な っ て い る 。
(2)特 性
① 一 般 的 特 性
ア 陸 上 競 技 は 、 走 る ・跳 ぶ ・投 げ る と い っ た 人 間 の 運 動 の 基 本 を な す も の を 中 心 と し て 、 速 さ と 距 離 と高 さ を 競 い 合 う運 動 で あ る 。
イ 個 人 の 体 力 や 能 力 に 応 じて 記 録 に 挑 戦 し、 そ れ を 向 上 さ せ る と こ ろ に 楽 し さ や 喜 び を 味 わ う こ と が で き る運 動 で あ る 。
ウ 自 己 の 体 力 の 諸 要 因 を 駆 使 し、 全 力 を 尽 く して 競 い 合 う こ と が 楽 し い 運 動 で あ る 。 工 体 力 を 比 較 的 短 時 間 の う ち に高 め ら れ る 。
② 生 徒 か ら見 た 特 性
ア 相 手 と 競 争 し た り、 記 録 測 定 を 行 う こ と に よ り、 自 己 の 能 力 と そ の 進 歩 を 確 か め る こ と が で き る 。
イ 結 果 が 時 間 や 高 さ お よ び 距 離 等 の 客 観 的 な 数 値 で 表 せ る の で 自 分 の 目標 を も っ て 練 習 が で き る 。
ウ 相 手 と の 能 力 の 差 が は っ き り して い る と興 味 が 薄 れ る 。
エ 「速 い 、 遅 い 」 や 「跳 べ る 、 跳 べ な い 」 な ど で 興 味 ・関 心 が き ま り や す く、 不 得 意 な 生 徒 に は 楽 し い と思 い に く い 。
(3>学 習 過 程 の 工 夫
① 自 己 の 体 力 ・適 性 に あ っ た 種 目 を 選 択 し、 そ の 種 目 の 課 題 を 持 ち 学 習 活 動 が 展 開 で き る よ う に す る 。
② 自 己 の 能 力 ・適 性 に 応 じて 学 習 の 道 筋 を 立 て る 。 学 習 の パ タ ー ン と して は 、 基 本 ・基 礎 の 定 着 を 図 る 「基 礎 ・基 本 型 」、 新 し い 技 能 の 定 着 や 記 録 に 挑 戦 さ せ る 「挑 戦 型 」、 そ
して 、 基 礎 ・基 本 型+挑 戦 型 の 「複 合 型 」 と す る 。
③ 学 習 の 見 通 し ・進 め 方 の 確 認 の た め の オ リ エ ン テ ー シ ョ ンを 重 視 す る 。 ま た 、 確 認 の た め の 学 習 の 時 間 を と り、 課 題 発 見 ・学 習 計 画 立 案 の た め の 活 動 を 行 う 。
(4)課 題 の も た せ 方 、 解 決 の 工 夫
① 学 習 の ポ イ ン トや 、 学 習 内 容 ・練 習 例 の 記 載 さ れ た 学 習 資 料 を 活 用 す る こ と に よ っ て 生 徒 一 人 一 人 が 主 体 的 に 学 習 計 画 を 立 て る よ う に す る 。
② 学 習 カ ー ドを 活 用 し、 自 己 評 価 ・相 互 評 価 に よ って 自 己 の 課 題 を 明 確 に す る 。 特 に 、 毎 時 間 の 活 動 状 況 に よ っ て 目標 記 録 を 修 正 し た り、 新 た な 課 題 を 設 定 す る な ど の フ ィ ー
ドバ ッ ク を 行 う 。
③ 視 聴 覚 機 器 を 効 果 的 に 活 用 す る 。 特 に 、 そ の 場 で 見 ら れ るVTRの 使 用 に よ り 、 生 徒 一 人 一 人 の 課 題 を よ り 明 確 に す る。
④ テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ に よ り 、 課 題 の 発 見 や 解 決 の た め に 適 切 な 支 援 ・助 言 を 行 う。