高等学校
平 成7年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
圏
東 京 都 教 育 委 員 会
平 成7年 度
教 育 研 究 員 名 簿(教 育 経 営)
lVo. 学 劇 学 校 名 氏 名
1 ! 都 立 九 段 高 等 学 校 木 村 清 治
2 1 都 立 城 南 高 等 学 校 矢 吹 健 治
3 2 都 立 新 宿 高 等 学 校 土 屋 博
4 2 都 立 明 正 高 等 学 校 北 澤 道 夫
5 3 都 立杉 並 工 業 高 等 学校 磯 上 辰 雄
6 5 都 立 江 北 高 等 学 校 小 野 寺 一
715 都 立 足 立 西 高 等 学 校 奈 良 井 潔 1
8i6 都 立 葛 飾 野 高 等 学 校 鍋 谷 博 正
一
I gI7
1
都 立 南 多 摩 高 等 学 校 小 倉 幸 夫
1■71都 立 八 王 棟 講 学 校
lI
山 野 井 高 男
11191
1
1
都 立武 蔵 野 北 高 等 学 校 五 十 嵐 和 雄
旨
12i101都 立 三 鷹 高 等 学 校
lI
飯 塚 泰 弘
担当 指 導 部 主任指導主事
指導部高等学校教育指導課 指 導 主 事 指導部高等学校教育指導課 指 導 主 事
雄茂三
國敬
田沢野
飯菅高
研 究 主 題 高 等 学 校 教 育 の 改 革
一 都 立 中高 一 貫6年 制 学 校 と学 校 間 連 携 に つ い て 一
は じめ に
目 次
A.都 立 中 高 一 貫6年 制 学 校 1.主 題 設 定 の 理 由 n.設 置 の 背 景 と 意 義
1.設 置 の 背 景2.設 置 の 意 義
ui.教 育 課 程 1.
2.
3.
教育課 程のね らい
その他 特 に必要 な教科 「進路 」の設 置 と ワー クシ ョップ 都立 中高一貫6年 制学校 の教育 課程表
IV.組 織 ・運 営 1.設 置 形 態2.
6.教 職 員 V.施 設 ・設 備
1.
VI,
唾.学 校 間連 携]
学 校 規 模3.学 校 数4.入 学 者 選 抜5.学 校 の 運 営
校地 ・施設2.設 備 ま と め と今 後 の課 題
1主 題 設 定の理 由
ll.学 校 間 連 携 の ね ら い と基 本 的 な 考 え 方 m.法 規 上 の 根 拠
iv.組 織 と 運 営 1.
4.
連携 にお け る組 織2.
学校 間連携 実施 要項 V.高 校 間 連 携 の モ デ ル
1.
3.
連携 の準 備 日程3.学 校 間連携協 定書
普通科 と職業科 との学校 間連携2.普 通科 と普通科 との学校 間連携 全 日制普通科 と定 時制普 通科 との 学校 間連携4.生 涯学習 講座 の活用 VI.専 修 学 校 ・大 学 ・短 大 と の 連 携
1.専 修 学 校 と の 連 携2. 大 学 ・短 大 と の 連 携 VII.特 別 活 動 ・学 校 図 書 館 の 連 携 ・交 流
1.特 別 活 動2.学 校 図 書 館 Wl.ま と め と今 後 の 課 題
お わ りに
2
0乙00
5
8
9
11 20U9051111
18
21
23
24
24
は じめ に
今 日の教育改 革につ いては、 昭和59年 に発 足 した臨時教育 審議会 の四次 にわた る答 申 にそ の方 向性 がみ られ る。 その後、平 成元年 には、第14期 中央教 育審議会 が発足 し、3年 間の審 議 を経 て、 「新 しい 時代 に対応す る教育の諸制 度の 改革 につ いて」 、平成3年4月 、文 部大 臣 に答 申を行 った。文部省 は、 この答 申の 内容 を施策化す るため、高等 学校教育 の改革 の推 進 に 関す る会 議を設 置 し検討 を重ね 、平成5年3月 に、所 要の制度 改正 を行 い、総 合学科 高校や全 日制単 位制高校 の設置 を可能 とす る とともに、学校 間連携 、専修学校 におけ る学習成 果の単位 認定 や技能審 査の成果 の単位認 定な どを可能 と した。 ま さに、高等 学校教育 を一層多 様化 ・弾 力化 す る ことがで き る条件が整 備 され た といえ る。
この よ うな 中、平成7年 度教 育経営部 会で は、 「連携 」をキ ー ワー ドと した2つ のテ ーマを 選択 す るに至 った。1つ は、新 しい学校 制度を踏 まえた、縦 軸連携 の都立 中高一貫6年 制学 校
であ る。1つ は、既存 の制度 の 中で科 目選択の拡大 をね らった、横 軸の学校 間連携 であ る。
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奪L A.都 立 中 高 一 貫6年 制 学 校
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81
1.主 題 設 定 の 理 由
都教育委員会 で は、多様 な生徒 の特性 や進路希 望 な どに対応 した都 立高校 や特色 あ る都立 高 校 につい て、長 年検討 を重ね てきた。 その結果 、普通科 高校へ の コース制の導 入を行 うと とも に、新 しいタイ プの 高校 と して都 立 国際 高校(平 成 元年度)、 単位制 に よる定 時制通 信制 の課 程を持つ 都立新宿 山吹高校(平 成3年 度)を 開校 した。 また、平成8年 度 には、東京 都で初 の 総合学科 高校 と して都立 晴海総 合高校 や単位制 によ る全 日制課程 の都立飛 鳥高校 も開校す る。
私立学 校で は、以 前か ら、生徒の進路 実現を 図るたあ 、 中高一 貫に よる教 育 を実 施 して 人気 を集 めて きた。都 内 には、平成8年 度 に、新 たに10校 の 中高一 貫の私 立学校 が開校予定 で あ り、その数 は合 計171校 とな る。 公立学校 では、 これ まで 中高一貫教 育を行 ってい る学 校 は 国立大学 の附属 校だ けであ ったが、平成6年 度 、宮 崎県 で 、都 道府県立 と して は初あ て、宮 崎 県 立五 ヶ瀬 中学校 ・高等学校 を開校 した。
東京都 で も、 これ まで都立 の中高一貫6年 制 高等学 校 について様 々な研究 がな され てきた が、
開校 まで には至 って いない。
現在、都立 高校が 社会や 時代 の変化 に対 応 しきれず 、都 民の期待 に応え きれて いない とい う 指 摘 が 従 来 に 増 して 厳 し くな って きて お り、 都 立 高校 の 在 り方 の 抜 本 的 な 転 換 が 求 あ られ て い る。都立 高校 へ の都 民の期待 は、豊か な人間性 と学 力を身 に付 け、社会の変 化 に主体 的 に対 応 で きる生 徒を送 り出せ る学校 の存在で あ る。都立 中高一一貫6年 制 学校 は都民 の期待 に応え る新
しい タイプの学校 の一つ と考 え られ る。
そ こで、今 回の教 育経営 部会で は、 生徒が充実 した学 校生活 を送れ、主体 的 にそれ ぞれ の進
路 を実現 で きる都 立 中高一貫6年 制 学校 の設立 に向けて具体的 に研 究 を進 めた。都 立 中高一貫 6年 制学 校の主 眼は、6年 間の計画 的 ・継続 的な教育 に よる、生 徒の進 路実 現 と豊 かな人 間性 の育成 の二点 にあ ると考え てい る。
構造図
「 都 立 中 高 一 貫6年 制 学 校 の ね ら い ・
1.生 徒 の 能 力 ・適 性 に 対 応 す る 新 しい タ イ プ の 学 校 2.充 実 し た 中 高 一・貫 教 育
3.人 間 としての在 り方生 き方 に関す る教育 の推 進
4.豊 かな人間性の育成
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一 設置の背景 「 ・ 設 置 の 意 義 、
1.新 し い 時 代 に 対 応 す る 教 育 改 革 1.中 等 教 育 改 善 の た あ の モ デ ル 校
2.6・3・3制 の 見 直 し 2.都 民の期待 に応 え る都立 学校
3.中 学校 と高等学校 の接続 の 円滑化 3.生 徒減少期 にお け る中等 教育 の質的改善 4.都 立 学 校 へ の 都 民 の 期 待
」 」
4.能 力 ・適 性 に 対 応 す る 進 路 指 導
し
一 設置形態, ・ 入 学 者 選 抜 ・
1.都 立 中 高 一 貫6年 制 学 校 1.学 区 か ら の 出 願 2.附 属 中 学 校 の 形 態 を と らず 、 同 一 2.男 女 同 数 定 員 制
敷地 内 ・同一校舎 内で生徒 を教育 3.国 語 ・算 数 の 学 力 検 査 お よ び 抽 選(中 学 校) 3.各 学 区1校
̲̲̲̲̲̲
4.都 立 高 校 の 入 学 検 査 に 準 ず る(高 等 学 校)
し 」
一 教 育 課 程 ・ 一 指導方 法の特色 ・
1.中 高 一 貫 教 育 の 教 育 課 程 の 編 成 1.系 統 的 、 継 続 的 な 進 路 指 導 の 充 実
2.進 路 指導 に対応 す る教育課 程 (その 他特 に必 要な教科 「進 路」の 設置) 3.人 間 と して の 在 り 方 生 き 方 の 重 視 2.体 験 的 、 実 技 的 経 験 の 重 視
4.基 礎 ・基 本 の 重 視 と 個 性 の 伸 長 を 3.異 年齢集 団 によ る社会性 の育 成(課 題研究) 図 る選択科 目の設置
」 ♂
4.小 集 団 ゼ ミ に よ る 学 習 方 法 の 推 進
、
一 課題 、
1.社 会 的 評 価 の 在 り 方4.適 切 な6年 間 の 教 育 課 程 の 開 発 2.受 験 競争の低年 齢化を招 くお それ5.不 適応 や進路変更希 望者 の指 導 3.教 職 員 の 人 事 と 組 織 の 在 り 方6.そ の 他 特 に 必 要 な 教 科 の 評 価 方 法
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ll.設 置 の 背 景 と 意 義
1.設 置 の 背 景
中 高 一 貫 教 育 の 必 要 性 に つ い て は 、 古 く は 、 昭 和41年 の 第20回 中 央 教 育 審 議 会 答 申 「後 期 中 等 教 育 拡 充 整 備 に つ い て 」 や 、 昭 和46年 の 第22回 中 央 教 育 審 議 会 答 申 「今 後 に お け る 学 校 教 育 の 総 合 的 な 拡 充 整 備 の た め の 基 本 的 政 策 に つ い て 」 に お い て 指 摘 さ れ て い る 。
そ の 後 、 昭 和60年6月 の 臨 時 教 育 審 議 会 の 第 一 次 答 申 に お い て 、 再 度 、 こ の こ と の 必 要 性
が 指 摘 さ れ た 。 こ の 第 一 次 答 申 は 、 現 行 の 中 学 校 教 育 と 高 等 学 校 教 育 を 統 合 し 、 こ れ を 青 年 期 の 教 育 と して 一 貫 して 行 う こ と に よ り 、 生 徒 の 個 性 の 伸 長 を 継 続 的 、 発 展 的 に 図 る こ と を 目指 す 新 しい 学 校 と して 、 地 方 公 共 団 体 、 学 校 法 人 な ど の 判 断 に よ り 、6年 制 中 等 学 校 が 設 置 で き
る よ う 提 言 して い る 。 同 答 申 は6年 制 中 等 学 校 に は 、 次 の よ う な 長 所 が あ る と して い る 。 (1)6年 間 に わ た る 計 画 的 、 継 続 的 な 教 育 ・指 導 に よ っ て 、 効 率 的 、 一 貫 的 な 教 育 を 行 う こ と
が で き る 。
(2)中 等 教 育 を 前 期 ・後 期 の3年 の 短 期 間 に 区 切 る こ と な く 、6年 間 と す る こ と に よ り、 中 学 校 教 育 と 高 等 学 校 教 育 の 接 続 を 円 滑 に し、 落 ち 着 い た 、 安 定 的 な 学 校 生 活 を 過 ご す こ と が
で き る 。
但 し、 同 答 申 は 次 の よ う な 留 意 す べ き 点 が あ る こ と も指 摘 し て い る 。
(1)中 学 校 教 育 か ら高 等 学 校 教 育 へ の 節 目 が な くな り、 変 化 を も た せ に く く、 中 だ る み が 生 じ や す い こ と 。
(2)進 路 選 択 時 期 が 早 ま る お そ れ が あ る こ と 。
しか し 、 こ う した 留 意 点 に も か か わ らず 、 昭 和63年3月 の 中 等 教 育 改 革 の 推 進 に 関 す る 調 査 研 究 協 力 者 会 議 の 「6年 制 中 等 学 校(仮 称)の 在 り方 と課 題 に つ い て(審 議 の と り ま と あ)」
な ど が 報 告 さ れ て い る の は 、6年 制 中 等 学 校 の 設 置 が 中 等 教 育 改 善 の た あ の 一一つ の 有 効 な 方 法 で あ る と 考 え られ て い た か ら で あ る 。
ま た 、 今 年4月 に は 、 文 部 大 臣 か ら 「二 十 一 世 紀 を 展 望 した わ が 国 の 教 育 の 在 り 方 に つ い て 」 の 諮 問 を 受 け た 第15期 中 央 教 育 審 議 会 が 発 足 し、 学 校 間 相 互 の 接 続 に つ い て 、 い か に 改 善 し、
過 度 の 受 験 競 争 の 現 状 を ど う 改 善 す る か な ど を 検 討 す る 中 で 、 各 方 面 で も 、 中 高 一 貫6年 制 中 等 学 校 の 意 義 に つ い て 議 論 し て い る 。
最 近 で は 、 中 等 教 育 改 善 の 国 民 の 期 待 に 応 え る た あ に 、 自 民 党 が6・3・3制 の 見 直 し に つ い て 、 新 進 党 が6年 制 中 等 学 校 の 設 置 に つ い て 、 研 究 し提 言 を し て い る 。 ま た 、6年 制 中 等 学 校 の 設 置 の 声 は 経 済 界(日 経 連 会 長 、 日本 経 済 調 査 協 議 会)やPTA(日 本PTA全 国 協 議 会 会 長)か ら も あ が っ て い る 。
東 京 都 に お い て は 、 昭 和34年 に 、 東 京 都 立 世 田 谷 工 業 高 校 付 属 中 学 校 が 開 設 さ れ 中 高 一 貫 に よ る 教 育 を 実 施 して い た 時 期 も あ っ た が 、 生 徒 減 少 等 の 理 由 に よ り 昭 和48年3月 に 閉 校 と な っ た 。 そ の 後 、 昭 和58年 に 、 教 育 庁 内 に 設 置 さ れ た 高 等 学 校 教 育 改 善 推 進 本 部 や 都 立 教 育 研 究 所 等 で 、 都 立 の 中 ・高 一 貫6年 制 高 等 学 校 に つ い て 検 討 が な さ れ て き た 。
2.設 置 の 意 義
こ れ ま で も、 東 京 都 で は 高 校 教 育 の 改 善 の た め に 様 々 な 施 策 が 行 わ れ て き た 。 しか しな が ら 、 一 定 数 の 都 立 高 校 で は、 生 徒 指 導 の 充 実 に 重 点 を 置 か ざ る を 得 な い 状 況 に あ り 、 多 様 な 生 徒 の 能 力 ・適 性 に 対 応 で き る 都 立 高 校 が 多 数 あ る と は 必 ず し も 言 い 難 い 。 こ の 原 因 は 、 教 職 員 の 努 力 不 足 も あ る だ ろ う が 、 従 来 の 教 育 制 度 に も あ る と 思 わ れ る 。 高 校 教 育 の 改 善 を よ り… 層 推 進 す る た あ に は 、 計 画 的 、 継 続 的 な 教 育 ・指 導 を 行 う こ と に よ り、 生 徒 の 能 力 ・適 性 に 対 応 して そ れ を 適 切 に 伸 長 す る こ と が で き る 都 立 中 高 一 貫6年 制 学 校 の 設 置 は 急 務 で あ る 。 ま た 、 こ の
こ と は 、 都 民 の 都 立 高 校 に 対 す る 期 待 に 十 分 応 え る もの と 考 え る 。
111.教 育 課 程
1.教 育 課 程 の ね らい
都 立 中高一貫6年 制学 校 におけ る教育課 程 は、 中学校 の教育課 程 と高校 の教育 課程 とを有機 的に接続 させ る ことが必 要で ある と考え 、お おむね次の よ うに4期 に分 けた。 なお、異 年齢集 団に よる活動が 重要で あ るの で、各期 において 、特 別活動 の一環 と して ワー ク シ ョップを導 入 す るこ とに した。
時期
1期
H期
盈 期
IV期
学 年
第1学 年 (中学1年)
第2・3学 年 (中 学2・3年)
発 達 段 階
自 己 観 察
理 解 定 着
第4・5学 年 (高 校1・2年)
発 展 伸 長
特 に 留 意 し た 点
入 学時 にお ける生徒 の様 々な不安 を早 期 に取 り除 き、
将来 の見通 しが容 易に立て られ るよ うに 「進 路 」 とい う 教科 を導入 す る。 「進路 」で は、 自分の進路 につ いて興
味 ・関心 を抱 き、進 路 な どの情報 を的確 に理 解す るたあ の工 夫 を凝 らす 。 さ らに、 情報化社 会 ・国際化社 会 に対 応す るため、 中学段 階 か ら情報の収 集 に必 要な能 力 ・技 術 を身 に付 ける よう、技術 ・家庭科 の 中で情報 に関す る 基礎 を学 ぶ。
生 徒 が 将 来 、 自分 の 進 路 に あ っ た 選 択 科 目 を 選 び 、 効 果 的 に 学 習 す る た め の 基 礎 を 養 う 時 期 で あ る 。 特 に 英 語
・国 語 ・数 学 に つ い て は 基 礎 力 充 実 の た め 、 内 容 を 精 選 し、 単 位 数 の 調 整 を す る 。
「進 路 」 で は 、 人 間 と して の 在 り方 生 き 方 を 学 ぶ と と も に 、 自 らの 進 路 に つ い て 考 え る こ と を 目標 と す る 。 さ ら に 、 高 校 に お け る ホ ー ム ル ー ム 活 動 の 基 礎 と す る 。
中 学 と の 密 接 な 連 携 を 図 り 、 教 科 内 容 の 重 複 部 分 を 省 き 、 時 間 の ゆ と りを 生 み 出 す 。 こ の よ う な 時 間 を 利 用 す る こ と に よ り 、 一 層 、 基 礎 的 な 学 力 の 充 実 を 図 る こ と が 可 能 と な る 。
ま た 、 習 熟 度 別 ク ラ ス 編 成 に よ り 、 生 徒 一 人 一 人 に あ っ た 学 力 向 上 を 図 る 。 そ して 早 期 に 基 礎 ・基 本 を 充 実 さ せ 、 応 用 へ と つ な げ る こ と を 目標 と す る 。
第6学 年 (高 校3年)
1多 様 な選択科 目において、 生徒 の特性 や進路希 望 な ど IIに 応 じ て 、 小 集 団 に よ る ゼ ミ形 式 の 授 業 を 展 開 し、 個 性
に あ っ た 科 目 を 履 修 す る こ と が で き る よ う に す る 。 そ の
…自 己 実 現 た め 普 通 科 の 科 目 に と ど ま らず 商 業 系 ・工 業 系 の 科 目 も :履修 で き る よ う 多 様 な 選 択 科 目 を 設 け る 。 生 徒 は 、 様 々
1科目を履 修す る 中で 自己の生 き方 を深 く考 え る ことので
ト
iき る 時 期 で あ る 。 ま た 、 保 護 者 を 交 え た 三 者 面 談 を 重 視 iし 、 生 徒 一 人 一 人 の 自 己 実 現 に 努 あ る 。
2.そ の他 特 に 必 要 な 教 科 「進 路 」 の 設 置 と ワ ー ク シ ョ ップ
現在 の 中等教 育 は中学校 と高校 に分 離 され てお り、 中学校の進 路指導 はやや もす る と高校 の 受 験指導 に陥 りが ちで ある。高校の進路 指導 は十 分 な時間が確保 で きな い等 の理 由 に よ り、生 徒 に職業 意識 や将来の進路 に対す る展望 を見定 あ させ るのが難 しい。 そのため 、中学校 と高校 を接続 して、系統 的 ・継続 的な進路指導 を実施 す る。上級 学校 に進 学す る生 徒 に も、 将来の職 業 人 と しての 自覚 を持 たせ るたあ に、教科 「進路 」、科 目 「進路1」 〜 「進 路V」 を設 置す る。
また、特 別活動 の 中にワー クシ ョップを設 け、生徒 は、1年 か ら5年 までの異年 齢集 団(1 グルー プ20人)で 、課題(生 産 的活動 、創造 的活動、調 査 ・研 究的活動)を 自主 的に設 定 し、
研 究発表 す る。生徒 はこの活動 を通 して 、集 団内での望 ま しい人 間関係 を作 り、協 力 の精 神 を 培 い、生徒 相互 の連 帯感を深 あ ると ともに、社会 性を 陶冶す る。
学 特 色 あ る 教 科 「進路 」 特別活動
年 科目 項 目 内 容
社会の情報化 コ ン ピ ュ ー タ が 身 の 回 りや 社 会 で ど の よ う に 利 用 さ れ
と人 間生 活 て い る か に つ い て 調 査 し発 表 す る 。 ワ ー ク シ
進 科学技術の発 コ ンピュー タや通信技術 の発達 に よる社会 の情報化 と ヨ ッ プ 1 路 展 と情報化 人 々 の 生 活 の 変 化 に つ い て 理 解 す る 。 1
1 コ ン ピ ュ ー タ ソ フ トウ エ ア の 活 用 、 情 報 収 集 、 分 析 、 処 理 及 び 情 報 1
の活用 通 信 シ ス テ ム に つ い て 実 習 す る 。 1
情 報化社会 の 情報化社 会の特質 につ いて調査す る。情報化 社会 の課 1
特質 題 に つ い て 学 習 す る 。 1
自己分析 保護者 ・友人の 助言、級 友 同士 の他 己紹介 、適性検 査 1
進 な ど で 、 自 己 の 性 格 や 適 性 を 考 え る 。 [
2 路 青年期 の生 き 討論 を 中心 に青 年期 の課 題 につ いて、 クラス 内や他 校 1異
II 方 の 生 徒 と 考 え る 。 1
職 業 と生活 望 ま しい 勤 労 観 、 職 業 観 に つ い て 、 講 義 や ハ ロ ー ワ ー 1年
ク 職 員 の 講 話 な ど に よ っ て 養 う。 1
科 学技術 の発 科学技術 の発展 に伴 う産 業、就業構 造の変化 につ いて 1齢
展 と産業 調 査 す る 。 1
一一一一一一 一一一一一一 一一一一一 一一
社 会の変化 と
一一一 一一一一丁一‑■ ■一一一一 一一山山一一 一一一一7‑‑ 冒 ■■■一一一一一 一一一‑一 一 一一一一一一一 一一一一一一 一一一一一一一一
高齢化 、少子化 等に よる社会の変化 と産業 の発展 にろr 1集
進 産業 い て 、 調 査 ・発 表 す る 。 1
3 路
一一一一一一 一一一一一一‑‑7冒 ■■一
産 業の発展 と
一■一 一一一一一一一 一一一一一一 一‑一 ■■一一一 一一一一一舳一一一一一一■一■ 一一一一一一 一一一̲̲̲一̲一 一一,一 一一一一一一一̲̲̲一̲一 一
産業の発展 に伴 う資源、 環境 問題 につ いて電 力会社 、 1団
皿 資源、環境 1 清 掃 工 場 、 ご み 処 分 場 等 を 見 学 ・学 習 す る 。 ま た 、 イ 1 1ン タ ー ネ ッ トで 各 国 の 対 応 に つ い て 調 査 す る 。 i活 産 業の発展 と1産 業の発展 に伴 う日常生 活の 問題 点(単 身赴 任、過 労 i
日 常 生 活 死 、 生 涯 学 習 な ど)を 調 査 ・発 表 す る 。 【動 日 本 の 文 化 とi日 本 の 文 化 や 社 会 の 特 質 に つ い て 、 文 化 人 や 留 学 生 の ー 社 会i話 を 聞 く。 世 界 に お け る 日本 の 役 割 に つ い て 考 え る 。
[ 1 進
一一一一一 一一一一一一 一一一丁一一 一7
国際社会 と日
7‑一 一一一一一 ‑■ 一■一一一 一一一『‑一 一一一一一一 一一 一一丁‑一 一一一 一一一一一一 一一一一一一 一 一‑̲̲‑‑r̲一̲一 一一,,一 一一一一
国際化 にお ける社会 の変 化 につ いて、海外勤 務者 との 1 4 路 本 オ ン ラ イ ン 等 で 体 験 を 聞 く。 通 信 社 や 大 使 館 訪 問 、 留 1
N 学生 との交 流で 国際理解 を深め る。 1
21世 紀 に おi国 際 社 会 に お け る 日 本 の 役 割 、 進 む べ き 方 向 に つ い て け る 日本 考 え 、 討 論 す る 。
I I
5
11 11 1
11
進 路
進 路 と 自己実1勤 労 体 験 学 習 を 通 して 、 人 間 と して の 在 り方 生 き方 に 現iつ い て 考 え る 。 上 級 学 校 訪 問 、 卒 業 生 の 講 話 、 進 路 の il
l
v 1講 話 等 を 基 に ラ イ フ プ ラ ン を 考 え る 。 自 己 実 現 の た め ↓
の学習計画を作る。1
*6年 次 は 生 徒 の 興 味 ・関 心 に 応 じて 、 多 様 な 選 択 科 目 を 設 置 し 、 授 業 は 示 集 団 ゼ ミで 行 う 。
「進 路 」 の 教 員 の 指 導 体 制 や 評 価 に つ い て は 今 後 の 課 題 と す る 。
3.都 立 中高 一 貫6年 制学 校 の教育課 程表
[中 学 の 部][高 校 の 部3
教科 (科 目) 標準
単位
1年 2年 3年 教科 科 目 標準
単位
4年 5年 6年
必修 必修 必修 必修 必修 必選 必修 選択 国
語
国 語 5 5
国
語
国 語1 4 4
国 語 4 5 国 語H 4 2
国 語 4 5 現 代 文 4 2 2
国語表現 2 2
古 典1 3 3 2
古 典H 3 3
古典講読 2 2
国語演習 2 2
社 会
地 理 4 4 地
歴
地 理B 4 03 2
歴 史 4 4 世界史B 4 3 2
公 民 2 2 日本 史B 4 03 2
公 民
政治・繍 2 2 2
倫 理 2 2 2
数
学
数 学 3 3
数
学
数 学1 4 3 2
数 学 4 4 数 学II 3 3 2
数 学 4 6 数 学 皿 3 3
数 学A 2 2
数 学B 2 2 一
数 学C 2 2
数学演習 3 3
理
科
理 科 3 3
理
科
地 学IB 4 3
理 科 3 3 曜生 物IB 4 D3 3
理 科 3 3 化 学IB 4 2 1
物 理IB 4 D3 3
物 理II 2 3
化 学II 2 3一
地 学H 2 3
生 物H 2 3
保健 体育
保健体育 9 3 3 3 保健 体育
体 育 9 3 3 3 2 保 健 2 1 1
芸 術
音 楽 4 2 1 1 芸 術
芸 術1 2 2 1 2
美 術 4 2 1 1 芸 術H 2 2
芸 術 皿 2 2
外 国 語
英 語 3 4
外 国 語
英 語1 4 4
英 語 3 5 英 語H 4 4 2
英 語 3 5一 一 オ ー ラルC・B 2 2 2
ライティング 4 2 2 2
リーテ"イ ング 4 4 2
技家 蹄 ・家庭 6 2 2 2 家庭 家庭 一般 4 2 2 2
進路 進 路 】〜 皿 1 1 1 工業 工 業 2 2
小 計 29 29 29 商業 商 業 2 2
道 徳 3 1 1 1 進路 進 路W〜V 1 1
特別活動 3 1 1 1 小 計 31 25 6 11 7〜
ホームルーム濁 1 1 1
総 計 31 3! 31 総 計 32 32 32
*1単 位 は50分 ×35週=1750分 と す る 。
*学 期 は 前 期 及 び 後 期 の2期 制 と す る 。 は そ の 他 の 科 目。
*中 学 校 ・高 校 と も ク ラ ブ 活 動 に つ い て は 部 活 動 代 替 で 実 施 す る 。
lV.組 織 ・運 営
1.設 置 形 態
6年 制 中等 学校 は学校教 育法 で規定す る学校の種 類 にはないので 、小学校 か ら6年 制 中等学 校へ進 学す る コース と、小学校 か ら中学校 ・高等 学校へ進 学す る コース とい う2つ の流れ の あ る複線 型 の教 育制度 は、法律 の改正が な ければ不 可能で あ る。 しか し、地方 公共 団体 が公 立学 校 を設置 でき るので あ るか ら、東京都立 の 中学校 の設立 は可能で ある と考 え られ る。 そ こで、
私 た ちは都立の 中学校 と都立 の高校 が同一敷地 内 ・同一校 舎 内で一 貫教育 を行 う形 態の都 立 中 高一一貫6年 制学校 を想 定 した。
2.学 校 規 模
中 学 校 の 部1学 年3学 級9学 級360名
高 校 の 部1学 年4学 級12学 級480名 計21学 級840名
い ず れ も 男 女 同 数 定 員 制 とす る 。 中 学 校 に お い て は テ ィ ー ム ・テ ィ ー チ ィ ン グ や 習 熟 度 別 授 業 を 行 う た あ 、4展 開 の 授 業 を 実 施 し て 基 礎 学 力 充 実 を 図 る 。
3.学 校 数 各学 区1校
4.入 学 者 選 抜
中学校 入学希望 者 には、 国語 ・算 数の2教 科 の学力検 査を実施 して選抜 す る。た だ し、入 学 希望者 が定員を超 えて いる場 合 には学力検査 に よ って一 定数 までその数 を減 じ、最終 的に は、
抽選 に よって入 学候 補者 を決定す る。 この方 式で、 ある程度受験 競争 の低年齢化 を 防げ る と思 われ る。なお高等 学校入学希 望者 について は、定 員40名 の1学 級 規模 を都立 高校の入 学検 査 に準 じて入学者選抜 を実施す る。 なお、転 ・編 入学 につ いて は、弾力 的 に行 う。
5.学 校 の 運 営
(1)教 職 員 に つ い て は 、 組 織 ・運 営 上 や カ リキ ュ ラ ム 上 必 要 な 人 員 を お く もの と す る 。 (2)校 務 分 掌 と して 教 務 部 、 生 活 指 導 部 、 総 務 部 、 進 路 指 導 部 な ど を お く 。
(3)学 年 ・分 掌 に 各1名 の 主 任 を お く。
(4)常 設 委 員 会 と して 運 営 委 員 会 、 進 路 企 画 委 員 会 な ど を お く。
(5)部 活 動 代 替 に よ る ク ラ ブ 活 動 は 、 全 教 員 が い ず れ か の 顧 問 と な っ て 指 導 す る もの と す る 。 た だ し、 必 要 な ク ラ ブ に つ い て は 、 専 門 の 指 導 員 を お く。
6.教 職 員
校 長1人 教 頭2人(中 学 校 、 高 校 各1) 教 員 系(教 諭 、 養 護 教 諭 な ど)
専 門 系(教 育 相 談 員 、 ク ラ ブ 指 導 員 、 栄 養 士 な ど) 技 術 系(コ ン ピ ュ ー タ 指 導 員 な ど)
事務(室)長1人
V.施 設 ・設 備
1.校 地 ・施 設
校地 ・施設 は、都 立 中高一貫6年 制学校 の設置規模が 、 中学校9学 級 、高等 学校12学 級 の 計21学 級の学校 であ るこ とか ら、既設の 都立高等学校 を全面 改修す る方 向で検討 した。
学区 内 中学校 の生徒 が、通 学で き る交通 至便 な既設校 を大規模 改修 し、 さ らに、必 要な施 設 等 を増築 す る ことにす る。 したが って、現行 の 中学校、 高等学校 の学校 設置 基準 の校 地 ・施 設 が必 要 であ る。 なお、以下 は、実 際の学校運 営 に必要 と思 われ る施設 を ま とあ た。
都立 中高 一貫6年 制 学校 に必 要 な施 設
〈管理 室関係 〉
校長室1応 接室 事 務室 用品倉 庫 主 事室 会 議室 小 会議室1放 送 室1職 員室
警備員室 作法室
職 員 ミーティング ルーム
小会 議室 ホール 印刷 室[保 健室
〈多 目的教室 関係 〉
大 講 堂1多 目 的 ホール1ゼ ミ室(選 択 科 目 の 設 置 に 必 要 な 数) 第1視 聴覚室 第1図 書 室1第2視 聴覚室 第2図 書館
ミーティンク"ル ーム
自習 室1自 習 室
〈特別 教室 関係 〉
物理教室 化学教 室 標本室 生物教室 地学教室 第1音 楽室 書道室
地歴教室 資料室 公民教室 第ILL教 室 第1美 術室 被服室 調理 室
理科室 社会科室 第2音 楽室 第2LL教 室 第2美 術室 技術科室 家庭科室
職 業実習室(工 業)1職 業 実習室(商 業)
〈普通教 室関係 〉
教 室(1) 教 室(2) 教 室(3) 教 室(4) 教 室(5) 教 室(6) 教 室(7) 教 室(8) 教 室(9) 教 室(10) 教 室(11) 教 室(12) 教 室(13) 教 室(14) 教 室(15) 教 室(16) 教 室(17) 教 室(18) 教 室(19) 教 室(20) 教 室(21) 教 室(22) 教 室(23) 教 室(24)
〈体 育施設 関係 〉
1第1体 育 館 「第2体 育 館1屋 内 フ.一ル 第1ク"ラ ンド 第2グ ランド
1ト レ ー ニ ン グ ル ー ム
柔 道場1剣 道場
〈情 報処理教 室 ・各種相 談室 関係 〉
第1ハ.ソ コン室 第2ハ.ソ コン室 コンヒ.ユータ室 進 路 相 談 室 進 路 情 報 室 教 育 相 談 室
〈 広 報 ・生 徒 会 関 係 〉
カ イ タ ン ス 室 ギ ャ ラ リー 電 子 掲 示 板(複 数 設 置)1生 徒 会 室 ク ラ フ ハ ウ ス
〈福利 厚生 関係 〉
学校食堂 カ フ ェ テ リ ア ふ れあ い広場
現 行 の 中 学 校 ・高 等 学 校 の 設 置 基 準 の 施 設 の ほ か 、 知 育 偏 重 と い っ た 弊 害 を さ け 、 中 高 一 貫 教 育 の 特 色 を 重 視 し系 統 的 ・継 続 的 な 学 習 が で き る 施 設 や 生 徒 の 特 性 や 進 路 選 択 に 応 じた 多 様 な 選 択 科 目が 開 講 で き る 施 設 等 が 必 要 で あ る 。
(1)進 路 指 導 の 充 実 を 図 る 施 設
生 徒 一 人 一 人 の 個 性 に 応 じた 進 路 指 導 を 充 実 す る た あ の 進 路 相 談 室 、 進 路 情 報 を デ ー タ ベ ー ス 化 し た 進 路 情 報 室 、 自 己 の 将 来 の 展 望 を 開 か せ る 進 路 学 習 の た あ の ゼ ミ室 や 職 業 実 習 室 等 を 設 置 す る 。
(2)情 報 化 、国 際 化 へ 対 応 した 施 設
情 報 教 育 に 対 応 す る た め に 最 新 設 備 を 導 入 した2つ の パ ソ コ ン室 と情 報 処 理 セ ン タ ー の 役 割 を 持 っ た コ ン ピ ュ ー タ 室 を 設 置 す る 。 ま た 、 外 国 語 教 育 に か か わ る 施 設 の 充 実 と し て2つ のL
L教 室 を 設 置 す る 。
(3)多 様 な 選 択 科 目 に 対 応 し た 施 設
多 様 な 選 択 科 目 を 開 講 す る た あ に 、 多 数 の ゼ ミ室 等 の 設 置 と 、 中 高 一 貫 教 育 の 特 色 を 生 か す た め に 体 育 館 、 グ ラ ン ド等 の 体 育 施 設 や 音 楽 室 、 美 術 室 、 パ ソ コ ン教 室 等 の 特 別 教 室 を 必 要 に 応 じて 複 数 設 置 す る 。
(4)特 別 活 動 、 学 校 行 事 の 充 実 を 図 る 施 設
異 年 齢 集 団 の 交 流(ワ ー ク シ ョ ッ プ)、 学 校 行 事 、 地 域 社 会 と の 連 携 や 生 涯 学 習 の 場 と し て 、 ミ ー テ ィ ン グ ル ー ム 、 多 目 的 ホ ー ル や 大 講 堂 等 を 設 置 す る 。
(5)福 利 厚 生 施 設
生 徒 の 休 息 や 生 徒 間 、 生 徒 と教 師 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 場 と し て 、 あ る い は 、 栄 養 管 理 、 健 康 管 理 の 施 設 と して 、 食 堂 ・カ フ ェ テ リ ア ・ふ れ あ い 広 場 等 を 設 置 す る 。
2.設 備
現 行 の 設 備 基 準 の ほ か 、 中 高 一 貫 教 育 の 特 色 を 発 揮 し、 学 習 内 容 を 充 実 す る た め に は 、 コ ン ピ ュ ー タ ネ ッ トワ ー ク 、 マ ル チ メ デ ィ ア 等 情 報 シ ス テ ム を は じめ と し た 設 備 が 必 要 で あ る 。
(1)コ ン ピ ュ ー タLANと イ ン テ リ ジ ェ ン ト化
大 型 コ ン ピ ュ ー タ と パ ソ コ ン、 イ ン テ リ ジ ェ ン トタ ー ミ ナ ル 、ICカ ー ド端 末 、 電 子 掲 示 板 等 のLANシ ス テ ム を 構 築 し、 教 育 課 程 、 出 欠 席 統 計 、 成 績 管 理 、 事 務 手 続 等 の 処 理 シ ス テ ム を 導 入 し イ ン テ リ ジ ェ ン ト化 を 図 る 。
(2)進 路 指 導 充 実 の 設 備
大 学 、 企 業 、 図 書 館 等 と の 情 報 交 換 ・連 携 の た め の イ ン タ ー ネ ッ トの 導 入 と 進 路 情 報 を デ ー タ ベ ー ス 化 した シ ス テ ム を 導 入 し校 内LANと も接 続 す る 。
(3)電 子 掲 示 板 、ICカ ー ドの 導 入
諸 行 事 や 講 座 に 関 す る 情 報 の 検 索 ・提 供 や 生 徒 へ の 諸 連 絡 の た あ に 、 電 子 掲 示 板 や イ ンテ リ ジ ェ ン トタ ー ミナ ル を 設 置 す る 。 ま た 、ICカ ー ドの 導 入 に よ り 出 欠 管 理 、 受 講 処 理 、 食 堂 の 自 動 支 払 等 の 処 理 シ ス テ ム を 導 入 す る 。 た だ し、 セ キ ュ リ テ ィ シ ス テ ム は 万 全 な も の と す る 。
vi.ま と め と 今 後 の 課 題
現在、 東京都 において は、多 くの保護者 が経済 的負担 な どを抱 えな が らも子 どもを私立 中学 校 に進学 させ る現実 や、公 立 中学校 か ら私立 高等学 校へ進 学 させ る現実 を公立学校 の 関係 者 は どの よ うに考え た らよいの か。生徒 の能力 ・適性 を伸ばす 学校 は私立学校 で ある とい う考 え が 一 般化 してい るので はない のか
。 現在の都立 学校 は次代 を 担 う都 民の育成 とい う大 きな課題 に 十分 に応 えていな いので はないの か。都立学校 は、都 民の税 金で運 営 されてい る。 都立学校 も 生徒 の進路実 現 に責任 を持 って応 え得 る学校 でな ければな らな い。
こう した問題意識 を含あ て、今 回の教育経 営部会 では、都 立 中高一貫6年 制学校 をテ ーマの 一 っ と した。 そ して、 中高一 貫教育 の意義 は、6年 間の系統 的 ・発展的 な進 路指導 と豊か な人
間性 の育成 にあ ると考 えた。
この研究 を行 う中で 、都立 中高一 貫6年 制 学校の 設置 は多 くの 課題を抱 えて いる ことが分 か か った。一つ は法律上 ・制度上 の 問題 点で、 学校 教 育法上 、公立 中学校 の設 置義務 は市 町村 に 課 され て いるので、 これ に該 当 しない場合 は義務 教育 費国庫 負担 の対象 にな らな い ことな どが あげ られ る。 また、 中だ るみ や早期 の進 路選択 とい う臨時教 育審 議会答 申で指摘 された留意 点 も課題 で ある。 さ らに、新 たな試み に対 す る保護 者 や教 育 関係 者 の不 安 やエ リー ト校 化へ の危 惧感 な どが ある。
私 たち は、 こう した課題 を視 野 に入れ なが ら、様 々な検討 を試 みた。 中だ るみの 問題 につ い て は、6年 間 を第1期 か ら第IV期 に分 け発達段 階に応 じた教育 課程 の開発や異 年齢集 団に よ る ワーク シ ョップの導 入で対 応す るこ とに した。 そ して、 進路指 導 の充 実の ためには、教科 「進 路」 を設定 し、専任 の教育 相談員 を置 いた。 また、受験 競争の 低年齢 化すな わ ち早期 の進 路 選 択の課題 に対 しては、 中学 校へ の入学者 選抜 に抽 選 を導 入 して 工夫 を図 った。
私 たちの この研究 が、教 育 関係 者や教職 員の意 識の変 革を促 し、今 後の都立 高校の 改革の基 本的方 向の一つ とな り、東 京都 の教育の発 展 につ なが る ことを 切望す る もの であ る。
riiiし B.学 校 間 連 携
へ唱︑軸︑亀︑馳︑ノ
1.主 題 設 定 の 理 由
現在 、社会 や生徒 の変 化 に対応 して一 人一人の個 性や能 力を伸長 で きる教育 が要 請 され 、生 徒 の多様 な能力 ・適性 、興味 ・関心、進 路希望等 に対応す るたあ 、都 立高 校 において は多様 な 選択科 目の開設 を促進 す る ことが求あ られて いる。 しか しなが ら、普 通高 校 において職業科 目 の設 置を計画 して も、教員や施設 ・設備 の問題で 困難な場 合が多 い。 また、専 門高校 において 、 大 学等 へ の進 学を希望 す る生徒 に対応 した教育課程編 成 や特 色 ある普 通科 目の 開設が難 しい場 合 もあ る。
この よ うな ことか ら、 中途退学 問題 も含あた生徒 の多様 な実態 に適 切 に対応 し、履修機会 を 拡大 し、都立 高校の教育 課程 をよ り一層 、多様化す るた めには、学校 間 の連携 の もとに行 われ
る他校 での教科 ・科 目の履 修 を可能 とす る制度の活用 が必 要であ る と考 え られ る。
一人 一人の生 徒が個性 や能力を伸 ば し、 自己実現 を果 たす ため のきめ細 か な教育 を行 うため には、弾力 的な カ リキ ュラム編成 、多様 な科 目選択 や柔軟 な単位認定 が求 あ られ る。過去 の教 育経 営部会 では、単位制 や総合学科 の研究 が行 われ て きたが、本年度 は、学校相 互の連携 に よ り生徒の多様 な科 目選択 を進 あ、 その成 果を進級 ・卒業認 定に組 み入 れ る こ とを可能 とす る方 策 の研究 をテーマの一 つ と した。
少子化 の影響 で生徒数 が急 減期 に入 った現 在 は、施 設面 や人 的な 面で、 学校 間連携 を実施 し や す く、 また、連携 を必 要 とす る時期 で もあ る と考 え られ る。
なお、高校 間連携 の実践 は、す で に多 くの府県 で行 われ てお り、一 定 の成果 をあ げて い る。
以 下は、 その実 施状況 と参考 例で あ る。
*実 施 状 況
平 成6年 度 に 実 施 して い る 県 ・市(12)… … 埼 玉 県 、 千 葉 県 、 神 奈 川 県 、 石 川 県 長 野 県 、 静 岡 県 、 愛 知 県 、 兵 庫 県 、 和 歌 山 県 、 鳥 取 県 、 沖 縄 県 、 大 阪 市 平 成7年 度 か ら 拡 充 を 予 定 して い る 県(2)… … 静 岡 県 、 沖 縄 県
平 成7年 度 か ら 新 た に 実 施 予 定 の 県(3)… … 岩 手 県 、 福 岡 県 、 佐 賀 県
*参 考 例
千 葉 県(千 葉 東 高 通 信 ・千 葉 商 業 全 ・千 葉 商 業 定 ・泉 高 ・憤 橋 高 ・市 原 八 幡 高 間) 静 岡 県(森 高 ・周 知 高 間)
愛 知 県(半 田 高 ・半 田 東 高 ・武 豊 高 と 半 田 工 業 ・半 田 商 業 間) 和 歌 山 県(星 林 高 ・和 歌 山 商 業 ・和 歌 山 工 業 間)な ど
ま た 、 学 校 間 連 携 を 専 修 学 校 ・大 学 ・短 大 へ と 一・歩 押 し 広 げ る こ と に よ り 、 高 校 教 育 の 枠 を 越 え て 、 生 徒 の 個 性 ・能 力 を 伸 ば し、 そ れ ぞ れ の 分 野 で の 専 門 性 を よ り追 求 で き る シ ス テ ム を 考 え た 。 さ ら に 、 都 立 高 校 が 特 別 活 動 と 図 書 館 利 用 の 分 野 で の 連 携 ・交 流 を 実 施 し、 既 存 の 施 設 ・設 備 、 人 材 の 有 効 活 用 や 相 互 補 完 を 促 進 す る 方 策 を 考 え た 。
ll.学 校 間 連 携 の ね ら い と基 本 的 な 考 え 方
次 の よ うなね らい と基本 的な考え方 に基づ いて、種 々の 学校 間連携 の研究 を進あ た。東京 都 に おいて は、 下 に示す よ うに、各種 の都立高校 、専修 学校 ・大学 ・短大、公 立図書館 が数多 く 存在 し、交通 手段 も利 便で あ るので 、学校 間連 携 を実施 しやす い状 況 にある と考え る。
(1)全 体 のね らい
① よ り一層、多 様で 弾力的 な教育課 程を編成 して生徒 のニ ーズ に応 え、個性 を伸長す る。
② 学校 間 ・生徒 間の相 互交流 ・相互理解 を深 あ、特色 あ る開かれ た学 校づ くりを推進 す る。
(2)基 本 的な考え方
① 異 な る学校 の教員 の持つ専 門的知識 ・技術 を生か し、施設 ・設備 を相互 に活用す る こ とに よ って、生徒 の科 目選択 の拡充を 図 ると ともに、教 育効 果を高 あ る。
② 高校 入学後 の進路 意識の変 化に対 応 し、生 徒の適性 を再 発見 して、新 たな学習意欲 を喚起 す る。
③ 実験 ・実習 等 によ る体験 的な学習 や課題発 見 ・課題 解 決的学習 を通 して、生徒の達 成感 ・ 成就 感 を体 得 させ る。
④ 学校 と地域 社会 の教育機能 との ネ ッ トワー ク化 を創 り出 して い く。
都 内 の 都 立 高 校(全 日 制)、 専 修 学 校 ・大 学 ・短 大 、 公 立 図 書 館 の 数 普 通 高 校:154商 業 高 校:20工 業 高 校:27農 業 高 校:6水 産 高 校:1 家 政 高 校:8体 育 高 校:1国 際 高 校:1
総 合 学 科 高 校:(開 設 準 備 中1)単 位 制 高 校:(開 設 準 備 中1) 専 修 学 校:458(専 門 学 校406)
国 立 大 学:12私 立 大 学:93都 立 大 学:2都 立 短 大:3私 立 短 大:75 都 立 図 書 館:3区 立 図 書 館:193市 町 村 立 図 書 館:176
(平 成7年 度 学校基本調 査等 に よる)
ni.法 規 上 の 根 拠
文部省 は、高等学 校教育 の改革 の推 進 に関す る会 議の報 告を受 け、平成5年3月 、学校 教育 法 施行 規則(省 令)と 高等 学校通信教 育規程(省 令)の 改 正を行 った。 いず れ も、 「高等 学校 教 育の個性化 ・多様 化を推進 す る こと」(初 中局長 通達)を 目的 と して い る。 この省令改 正 に よ って、前述 の よ うに幾つ かの県で試行 的に実施 されて きた普通 科 と職業科 、全 日制 と定 時制 な どの学校 間連携 は、制度 的 に可能 とな った。
学校 教育法 施行規 則 は、 全 日制 と全 日制 の連 携、 全 日制 と定 時制 の連携、 定 時制 と定時制 の 連携 を可能 と し、 さ らに高校 と専修学 校の連携 を可能 とす る と ともに、知識 ・技能審 査の成 果 を 単位 に加 え る ことを認め た。なお 、高等学校 通信教 育規 程は、従来 か ら通 信制 と定 時制の 併 修 を可能 と して いる。
東京 都 において も、既 に、都立 新宿 山吹高校定 時制 と都立 戸 山高校 定 時制 の併修 、都立新 宿