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令和 2(2020)年度入学試験問題出題のねらい・解答例 (学校推薦型選抜)

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Academic year: 2021

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令和 2(2020)年度入学試験問題出題のねらい・解答例

(学校推薦型選抜)

中村学園大学短期大学部〔キャリア開発学科〕

【小 論 文】

〈出題のねらい〉

 例年、本学科の小論文は文章を読んだ後に記述する形式であったため、本年度のグラフを見 て驚いた受験生もいたかもしれない。現代において、社会人となった時、情報をどのように加 工し、そこから何を読み取り、どのような結論を導くのか、が大切になってきている。それが できる力があるのか、を見たいと思い、本年度の出題形式とした。

 今年度は、学研教育総合研究所『高校生白書Web版2018年9月調査』の中から高校生の夜の 時間の過ごし方についてのグラフを提示し、受験生諸君がどのように考え、どのように分析し、

今後どのように生かしていくのかについて知りたいと考えた。

 このグラフによると、高校生が22時以降を過ごす内容として多いのが「LINEやメール」、「イ ンターネット」、「ゲーム」と続き、学生の本分である「勉強」は、4番目となっている。この ことは、世間一般的に議論されているところであり、さして驚く結果ではない。しかしながら、

各項目の数値を見てみると、そこには様々な特徴があらわれている。受験生がどの項目に着目 して、そこから何を読み解いたのかについても興味があった。さらに、このデータは、22時以 降であることにも注意を要する。

〈講評〉

問題一、漢字の書き取り

 漢字の書き取りの正解および正答率は次のとおりである。①対象(81.2%)、②実施(78.2%)、

③基準(96.1%)、④降順(24.2%)となった。基本的な漢字は覚えているようであるが、④の「降 順」の誤答が多かった。間違えの例としては、「高順」と答えていたものが最も多く、「降順」

の反対語である「昇順」と答えていた者もいた。漢字を学習する際は、その意味を理解しなが ら覚えるようにする必要がある。

問題二、小論文

 グラフは、高校生の22時以降の行動を示したもので、自分自身の実生活を考えても捉えやす かったのではないかと考える。そうしたことから、文字数についても十分に満たしているもの がほとんどであり、1番目の「LINEやメール」に関する自分の考えを述べている点においては、

よく書けていた。さらに、「家族との時間」に着目し、「LINEやメール」などのスマホに集中し、

最も身近な存在である家族とのコミュニケーションが疎かになり、もっと家族との時間を増や さなければという考えを述べていたのが多かったことには、感心させられた。ぜひ実践して欲 しい。

 一方で、スマホ関係に時間を費やすことで、勉強について記述していた者が少なかったことは、

残念である。大学の学業は高校までの勉強の基礎が必要である。高校の勉強を大学の学習とど う繋げていくのか、さらには入学後、キャリア開発学科の科目に関連して、どのように学習活 動をしていくのかと言うレベルにまで言及した記述があればよかった。

 少数の回答として、「22時以降に食事」をしていることに着目し、今の高校生がクラブ活動や 塾などで忙しいこと、保護者が仕事などで多忙なことにより、家族と一緒に食事ができない

「孤食、個食」になっているのではないかと指摘した受験生がいたことは、個性的で、特記すべ きことである。これは、「食」を大切にする本学にとしてはうれしいことであり、個人での視点 だけではなく、社会的課題として捉える目をもつ受験生であると推察し、高く評価した。

参照

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