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壁 厚 800mm 壁延長 340m 掘削深夜 22.5m

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Academic year: 2021

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(1)

香寺公達設ほ報\ノOL6   抄鑓  

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26.0    中 紗  清々に小礫庇える  

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30.0  

ポリマー安定液による礫層掘削   高橋 英二郎暮 藤原 猶仁=  

Eijiro Takahashi Yunin Fujiwara 

愛知県小牧市「五条川左岸浄化センター新設工事」に  

伴う地下連続壁工事では,地層中に300m以上の玉石  

を主体とした礫層があり,大量逸泥発生の危険性が棲め  

て高いと予測された。この逸泥層の掘削には,安定液の  

粘性を高めさらに優れた逸泥防止剤の添加が必要と考え  

られた。各種の逸泥防止剤を用いて室内実験で検討し,  

その中で優れた効果の得られた無能繊維粒状物を現場掘  

削に適用した。その結果,掘削時の逸泥は撞くわすかで  

あり,壁面崩壊もなく良好な連続壁ができた。  

1土質概要   

Fig.1に土質柱状図を示す。表層からGL−5mにか  

けては,砂及び砂質シルトでN値が小さく壁面崩壊の危  

険性が高い。GL−5m以深は,砂及び砂質シルトを挟ん   だ玉石を主体とする礫層であり大量逸泥が考えられる。  

さらに,本現場に隣接した場所では約1年半前から   ディープクェルで地下水位低下を行っており,礫層中の  

御土粒子(粘土・シルト)が流出し著しく透水係数の  

大きい箇所に出合う可能性が高い。  

2 地下連続童話元   

壁 厚 800mm  壁延長 340m   

掘削深夜 22.5m   壁面横 7650m2   3 安定液処方の選定   

安定液配合処方は逸泥事故が考えられる極めて透水係  

数の大きい地層であることから,壁面安定化と逸泥重々  

少なくすることを目的に粘性は40−60秒に設定した。   

この粘性を得るのにべントナイト安定液ではベントナ  

イト濃度10%以上が必要となり,コンクリート打設時に  

安定液のゲル化を起こすことが考えられるので耐セメ   ント性の高いポリマー安定液牲方を採用した○   

その配合処方は次のとおりである。  

Fig.1土質柱状図   

水   1m3  

ベントナイト   40kg(4.0%)  

ポリマー   4kg(0.4%)   

(DKハイポリマー6)  

変質防止剤   0.5kg(0.05%)  

逸泥防止剤   15kg(1.5%)  

分散剤(マーゼル)1kg(0.1%)  

%は重量比   

ヰ 逸泥防止剤の選定試験   

各種逸泥防止剤材料そ検討した結果,僕試逸泥防止剤   とした3種が良好であったので,試験条件を変えて室内  

試験でその効果を測定した。  

1)供試逸泥防止剤   

クリソタイル粘土 マッドストップP(短離)   

●中部(支)小牧(出)所長  

=中部(支)小牧(出)係長   188  

(2)

彗∫二謹言主;真読 ∨OL.6    抄鑓  

綿実穀粗砕品    マッドストップM(長繊維)   

無機繊維粒状物 マッドストップR(長短繊維混  

合)  

2)試験方法   

ベントナイト2.5%,DKハイポリマー6 0.25%の   ポリマー安定液に所定量の前記逸泥防止剤を添加して試  

験に供した。逸泥防止効果はFig.2に示すようなアクリ   ル樹脂製円筒(内径70mm)内に棋院地盤としてガラス  

ビーズを300mmの厚さに敷いて,その上に逸泥防止剤   添加安定液を入れ0.5kgf/Cm2(49kN/m2)加圧時の時間  

ごと流出量で判定した。  

1mmガラスビーズの場合,マッドストップR(以下  

R)は1%添加で泥膜を形成し,充分に逸泥防止効果が   得られる。マッドストップP(以下P)は2%添加で泥   膜を形成し逸泥を防止できるが,Rに比べ効果は劣る。  

マッドストップM(以下M)は泥喋を形成するのではな  

く,ビーズ上に層をつくり,その層中を安定液が容易に   通過するので逸泥防止効果は得られない。   

㌢mmビーズの場合では,Pはど−ズ間隙を通過する  

ので逸泥効果は得られない。Mは1mmビーズのときと  

同様に層をつくるのみで効果は得られない。しかし,P  

とMを併用すると相互の欠点を補い逸泥防止効果が生じ  

る。Rは単独使用でも泥膜を形成し防止効果が充分に得  

られる。   

5mmビーズではP,Rともビーズ間隙を通過して泥   膜を形成せず効果は得られない。また,Mも層を生ずる   のみで効果はない。.しかし,MとR又は軋R,Pの併   用で初めて逸泥防止効果が得られる。   

この試験結果から明らかなように,地層の透水係数の  

変勤に応じて逸海防止剤の種類を変えるか,または,幅   広い繊維をもつ逸泥防止剤の使用が不可欠であり,その   点でマッドストップRは最適といえる。さらに,極めて   透水係数の高い地層には,長繊維のマッドストップMと   の併用で高度な逸泥防止効果が得られる。   

5 現場掘削時の逸泥防止剤の効果  

試験掘削ではマッドストップPl.5%添加安定液で掘   削を進めたところ,GL−1.8m付近の礫層で大量逸泥  

(5m3/h)が発生した。この対策としてマツドストップ   Rl.5%添加安定液と置換した結果.逸泥量は0.25mき/h  

と著しく減少し充分にRの効果が認められた。  

距  

Fig.2 逸泥防止剤試験装置   

模擬地盤は直径1mmビーズで透水係数1×10 ̄1  

cm/s,3mmビーズで1×100 ̄cm/s,5rr汀nビーズで   1×101cm/sの地層と想定した。逸泥防止剤無添加時の  

安定液性状は粘性31秒,脱水量11.6mlであった。  

3)試験結果   

Fig.3−5に試験結果を示す。  

⁚■芸  

11   15    0   5   tl  

締■l別蘭l†H  

0   5   10   1i  

鰻■岬Il【一けl・   

Fig.3 安定液透過量(1)  

lI■坤■11日  

Fig.4 安定液透過量(2)  

Fig.5 安定液透過量(3)  

189   

(3)

西松謹設技芸壷 〉0」.6    抄♯   

この結果に基き,本掘削ではマッドストップRl.5%  

添加安定液で施エし庸れた逸泥防止効果を得ることがで  

きた。ただし,Rl.5%安定液でも逸泥を抑制できない箇  

所があり,透水係数が極めて高い,強い放流水のある可  

能性が高かった。   

ここでは3m3/hの逸泥が観測されたので,マッドス   トップR単独では不充分と判断しマツドストップMを  

0.2%併用した結果,0.30mソhまで逸泥を低下させるこ   とができた。超音波に−よる藩壁測定の結見肌落ちも見   られす良好な壁が掘削できた。   

安定液の収支は,結掘削土量6.123m3に対し安定液作   製量3,380m}であり,転用回数1.81回と高い値が得られ  

た。隣接工区の例では1.51回であった。ま■た,コンクリー   ト余打率は12%と隣接工区の例の15%に比べて小さく,  

玉石混り憩層では極めて小さい数値であった。   

安定液処方としてポリマー安定液を採用したことから,  

高粘性であるにもかかわらずコンクリート打設時の安定  

液劣化は少なく,コンクリート天端から0.5mまで常時  

回収できた。また,壁体中の鉄筋へのベントナイトの付   着も少なく,鉄筋とコンクリートの付着弓割安も高いこと  

が期待できる。   

$ まとめ  

大量逸泥の予想される玉石湿り龍層掘削に,室内試験  

で優れた効果が認められた逸泥防止剤添加ポリマー安定  

液を使用し,ほぼ完全に逸泥を防止し安定液の高転用回  

数と良好な溝壁を得ることができた。   

従丸大陳層の掘削では溝壁の荒れは止むを得ないと   の見方をするのが「般的であるが,土質にあった逸泥防   止剤を添加した安定液を使用すれば良好な溝壁を得られ  

ることが明らかとなった。   

最後に本安定液の配合処方の検討及び施工管理におい  

で,第「工業製薬抹式台社の積極的をご協力があったこ   

とを付言する。  

190  

参照

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