大 分 県 信 用 保 証 協 会 ディスクロージャー 誌
平成27年度版
1 2 3 4 5 6 8 10 16 17 21 22 24 28 30 32 34 36 38 39 40 ごあいさつ 大分県信用保証協会の概要 信用保証のしくみ 責任共有制度について 信用保証のご利用について 当協会の取組 広報活動 第3次中期事業計画の評価 外部評価委員会意見書(第3次中期事業計画) 平成26年度経営計画の評価 外部評価委員会意見書(平成26年度経営計画) 平成26年度財務報告 信用保証の動向 中期事業計画(平成27年度∼平成29年度) 平成27年度経営計画 個人情報保護について コンプライアンスについて 信用保証料について 大分県信用保証協会の制度資金 大分県の制度資金 市町村の制度資金 役員・組織機構図・お問い合わせ
大分県信用保証協会の現況
ご あ い さ つ 1
ごあいさつ
関係各機関の皆様におかれましては、平素より当協会の業務運営に格別のご支援と ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 本年度も皆様に当協会をより一層ご理解いただくために、ディスクロージャー誌 『平成27年度版大分県信用保証協会の現況』を作成いたしました。本誌は、当協会の 概要、信用保証制度のしくみや内容、平成26年度の業務実績と外部評価委員会意見書 などを掲載しております。本誌を通じて、さらに多くの皆様に、信用保証制度を有効 にご活用いただくようになれば幸いに存じます。 平成26年度の我が国経済は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減や夏の天 候不順の影響に加え、円安に伴う輸入物価の上昇、さらには、消費税率引上げの影響 を含めた物価の上昇に家計の所得が追い付いていないことなどの背景もあり、個人消 費などに弱さがみられましたが、緩やかな回復基調が続きました。また、県内におい ては、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減は和らいでいるものの、持ち直し の動きに足踏み感がみられました。中小企業・小規模事業者においては、依然厳しい 状況にありますが、今後は、個人消費の底上げや地方創生などにより、経済成長の成 果が広く行き渡り、業況が回復することが期待されています。 このような環境のもと、当協会では、政策保証を中心とした金融支援に加え、本年 2月に利用条件を緩和した「小口先カードローン(スモール300)」、及び新事業への 取組みを応援する「新事業応援当座貸越」を創設するとともに、積極的な企業訪問の 実施により中小企業・小規模事業者の実態把握に努め、中小企業・小規模事業者の立 場に立った保証を推進してまいりました。 また、「専門家派遣事業」や「経営改善計画策定費用に対する補助事業」を実施す るとともに、金融機関と連携して「サポートミーティング」の活用を促す等引き続き、 中小企業・小規模事業者の経営・再生支援に取り組みました。 さらに今年度は、国の補助事業である「経営安定化支援事業」として、保証先へ中 小企業診断士を派遣し「経営診断」・「経営改善計画策定」を実施することで、これま で以上に、経営支援の強化に努めてまいります。 これからも、中小企業・小規模事業者のよきパートナーとして「信頼される保証協 会、顔の見える保証協会」を目指し、役職員一同全力で取り組んでまいりますので、 皆さまの一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 平成27年9月 大分県信用保証協会 会長加賀 政美
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私たち 大分県信用保証協会 は
より良いサ ービスと、各種保証を通じて
中小企業と地域社会のさらなる発展に貢献いたします
私たち 大分県信用保証協会 は
より良いサ ービスと、各種保証を通じて
中小企業と地域社会のさらなる発展に貢献いたします
もっと企業のために、よりよい未来社会のために
もっと企業のために、よりよい未来社会のために
大分の「O」と信用の「S」の頭文字でデザインしています。 「S」は、鳥の飛翔をイメージ。「S」の頭文字を3つの羽とみなし、中小企業・金融機関・大分 県信用保証協会の三者の協調と信頼関係を表しています。 シンボルカラーも青一色とし、未来へのチャレンジと飛躍をイメージしています。大分県信用保証協会の概要
○プロフィール
設
立
昭和24年4月26日
根 拠 法 律
信用保証協会法
(昭和28年8月10日 法律第196号)関 係 法 律
中小企業信用保険法
(昭和25年12月14日 法律第264号)目
的
中小企業者等のために信用保証の業務を行い、もってこれらの者に対
する金融の円滑化を図ることを目的とする。
(大分県信用保証協会定款第1条)基 本 財 産
148億86百万円
保証債務残高
1,
630億12百万円
利用企業者数
11,
911企業
役 職 員 数
常 勤 役 員
4名
非常勤役員
11名
職
員
52名
事
務
所
大分市金池町3丁目1番64号
(大分県中小企業会館内) (平成27年3月31日現在)○基本理念
○スローガン
○シンボルマーク
信 用 保 証 の し く み 3 中小企業者 金融機関 信 用 保 証 協 会(全国51協会) 信用保証協会 日本政策金融公庫 信用保証制度の当事者は、基本的には中小企業者、金融機関、信用保証協会の三者です。 信用保険制度の当事者は、日本政策金融公庫と信用保証協会の二者です。 ①保証申込 ④融 資 ⑤返 済 ①保 険 契 約 ②保険料支払 ③保険金請求 ④保険金支払 ⑤回収金納付 ②調査・審査 ⑧求償権 ⑨回 収 ⑦代位弁済 ⑥代位弁済請求 ③保証承諾 ①保証依頼 中小企業者 金融機関 地方公共団体 政 府 日本政策 金融公庫 信 用 保 証 協 会(全国51協会) ①保証申込 ④融 資 ⑤返 済 ②調査・審査 ⑧求償権 ⑨回 収 ⑦代位弁済 ⑥代位弁済請求 ③保証承諾 ①保証依頼 損失補償契約 貸 付 出捐金 監 督 監 督 監督 出資 ①保 険 契 約 ②保険料支払 ③保険金請求 ④保険金支払 ⑤回収金納付 (図1) (図2) (図3)
信用保証のしくみ
信用保証制度
(図1) 中小企業者が金融機関から事業資金を借り入れる際、 信用保証協会が公的な保証人となることにより資金調達 を容易にし、中小企業金融の円滑化を図ることを目的と しています。 ①中小企業者は、信用保証協会に保証申込をします。 (金融機関を経由していただくのが一般的ですが、 商工団体及び信用保証協会に直接お申込みいただく 方法もあります。) ②信用保証協会は、申込のあった中小企業者の信用調 査・審査を行います。 ③保証の承諾を決定した場合は、金融機関に対して信 用保証書を発行いたします。 ④金融機関は信用保証書に基づいて中小企業者に融資 を行います。 ⑤中小企業者は、融資条件に従って金融機関に借入金 を返済します。 ⑥中小企業者が何らかの事情で借入金の返済ができな くなった場合、金融機関は、信用保証協会に対して 代位弁済の請求を行います。 ⑦信用保証協会は、この請求に基づいて中小企業者に 代わって借入金の残額を金融機関に返済(代位弁済) します。 ⑧代位弁済を行うことにより、金融機関が有していた 債権が信用保証協会に移転し、信用保証協会が求償 権を取得し、債権者となります。 ⑨中小企業者及びその保証人には、信用保証協会に対 して求償債務の返済をしていただきます。信用保険制度
(図2) 信用保証業務にともなうリスクを、信用保険によって カバーし、信用保証制度の機能が十分に発揮できるよう にすることを目的としています。 ①日本政策金融公庫と信用保証協会は、信用保険契約 を締結し、この契約に基づき日本政策金融公庫は信 用保証協会の保証に対して保険を引き受けます。 ②信用保証協会は、日本政策金融公庫に信用保険料を 支払います。 ③信用保証協会が金融機関に代位弁済をしたときは、 日本政策金融公庫に保険金の請求を行います。 ④信用保証協会は、信用保険の種類に応じて、代位弁 済した元本金額の70%または80%を保険金として日 本政策金融公庫から受領します。 ⑤信用保証協会は、代位弁済した中小企業者からの回 収金の一部を、保険金の受領割合に応じて保険納付 金として日本政策金融公庫に納付します。信用補完制度
(図3) 信用保証協会の「信用保証制度」と日本政策金融公庫 の「信用保険制度」との2つの制度を総称して信用補完 制度といいます。4 金融機関は80%の保証部分について、保証協会から代位 弁済を受けますが、残りの20%については、金融機関の 負担となります。 金融機関は保証付債権の全額を保証協会から代位弁済 を受けることになりますが、事後的に20%の負担金を お支払いいただくこととなります。
①部分保証方式
【保証時点】 【代位弁済時】 80% 保証協会が代位弁済 20% 金融機関負担分②負担金方式
【保証時点】 100% 保証部分 【代位弁済時】 100% 保証協会が代位弁済 20%負担金 80% 保証部分 20% 非保証部分責任共有制度について
制度の目的
信用保証協会の保証付き融資につきましては、従来、信用保証協会が融資取扱金融機関に対し、原則100%保証して いました。 平成19年10月から、信用保証協会と金融機関とが適切な責任分担を図り、両者が連携して、融資実行やその後の経営 支援・再生支援等を行うことを目的として「責任共有制度」が導入されました。制度の概要
責任共有制度は、①部分保証方式(金融機関が行う融資額の一定割合を保証する方式)、②負担金方式(金融機関の 過去の制度利用実績に基づき一定の負担金を支払う方式)があり、各金融機関がいずれかの方式を選択することとなっ ています。(概要は下表のとおり) (注)特定社債保証、流動資産担保融資保証等の部分保証制度は、金融機関の選択する方式にかかわらず部分保証とな ります。責任共有制度の対象とならない保証制度
責任共有制度の対象外となる保証(100%保証)は以下のとおりです。 1.小口零細企業保証 2.特別小口保険に係る保証 3.経営安定関連保険(セーフティネット)1号∼6号に係る保証 4.災害関係保険に係る保証 5.創業関連保険(支援創業関連保証及び再挑戦支援保証含む)、創業等関連保険に係る保証 6.事業再生保険に係る保証 7.求償権消滅保証 8.破綻金融機関等関連特別保証(中堅企業特別保証) 9.東日本大震災復興緊急特別保険に係る保証 10.経営力強化保証(保証割合が100%の保証を既往借入金の範囲内で借り換えた場合に限る) 11.事業再生計画実施関連保証(保証割合が100%の保証を既往借入金の範囲内で借り換えた場合に限る)信 用 保 証 の ご 利 用 に つ い て 5 業 種 資 本 金 従 業 員 製 造 業 ・ 建 設 業 運 送 業 ・ そ の 他 3億円以下 300人以下 卸 売 業 1億円以下 100人以下 小 売 業 ( 飲 食 業 含 む ) 5,000万円以下 50人以下 サ ー ビ ス 業 5,000万円以下 100人以下 医 療 法 人 − 300人以下 業 種 資 本 金 従 業 員 ゴ ム 製 品 製 造 業 ! # 自動車または航空機用タイヤ 及びチューブ製造業ならびに 工業用ベルト製造業を除く " $ 3億円以下 900人以下 ソ フ ト ウ エ ア 業 3億円以下 300人以下 情 報 処 理 サ ー ビ ス 業 3億円以下 300人以下 旅 館 業 5,000万円以下 200人以下 法人・個人 2億8,000万円 組 合 4億8,000万円
信用保証のご利用について
【保証をご利用いただける方】
業歴
営業年数を問わず、客観的に事業を行っていることが 明らかであれば保証対象となります。区域
次の(1)または(2)に該当すれば保証対象となり ます。 (1)個人の場合:住居または事業所のいずれかが 大分県内にあるもの (2)法人の場合:大分県内に本店または事業所を 有するもの (注)制度要綱等で定めがある場合はその定めによります。企業規模
法人の場合は、資本金(出資金)または常時使用する 従業員のいずれか一方が、個人の場合は、常時使用する 従業員が、下記の条件を満たしていればご利用いただけ ます。 *個人が営む医業は、常時使用する従業員数は100人 以下です。 ただし、次の政令特例業種については、下記のとおり となります。 *生計を一つにしている家族従業員、会社の役員、全 くの臨時的な従業員は、常時使用する従業員数には 含まれません。 *組合は、当該組合が保証対象業種を営むもの、また はその構成員の3分の2以上が保証対象業種を営ん でいれば対象となります。業種
中小企業信用保険法施行令で定める業種となってお り、商工業のほとんどの業種でご利用になれます。 ただし、農業、林業、漁業、金融・保険業(保険媒介 代理業、保険サービス業は除く)、パチンコ店等の遊技 業、性風俗関連特殊営業、興信所・易断所、その他信用 保証協会において保証対象として不適当と認める業種に ついてはご利用いただくことができません。 また、許認可や届出を必要とする業種については、当該 事業に係る許認可等を受けていることが必要となります。その他
反社会的勢力は、信用保証協会の保証の対象となりま せん。【保証の内容】
保証の最高限度額
※上記の保証限度額のうち、無担 保 保 証 の 限 度 額 は 8,000万円です。 このほかに国が定める制度保証で、一定の要件を備え ている方は、別枠で保証のご利用ができます。保証期間
最長20年以内まで取り扱いできます。 なお、それぞれの制度により定めがありますので、別 掲の保証制度のご案内(P38∼40)をご覧ください。資金使途
事業に必要な「運転資金」と「設備資金」に限ります。連帯保証人
法人代表者以外の連帯保証人を徴求しないものとします。 ただし、実質経営者、許認可名義人は連帯保証人に なっていただきます。 なお、事業継承予定者は連帯保証人になっていただく 場合があります。担保
必要に応じ、原則として、県内に所在する不動産、船 舶、流動資産(棚卸資産・売掛債権)、有価証券などを 提供していただきます。6 制度の運営 大分県信用保証協会 業務委託先 公益財団法人大分県産業創造機構 派遣する専門家 公益財団法人大分県産業創造機構に登録している専門家 利用対象者 当協会を利用している中小企業 派遣回数 原則3回(必要に応じて5回まで実施可能) 派遣時間 1回あたり3時間 費 用 無料(専門家への報酬、交通費等は当協会が負担) 中津地区 毎月第3火曜日 午前10時∼午後3時 〈お問い合わせ〉 保証部 保証二課 097―532―8247 場所:中津商工会議所 日田地区 毎月第2火曜日 午前10時∼正午 場所:日田商工会議所 佐伯地区 毎月第2木曜日 午前10時∼正午 場所:佐伯商工会議所
当協会の取組
◆専門家派遣事業
平成23年5月から当協会独自の事業として専門家派遣事業を開始して
います。本事業は、当協会をご利用いただいている中小企業の皆さまに、
専門的な知識と経験を有する専門家を無料で派遣し、目標の実現や経営上
抱える各種課題の解決をお手伝いする事業です。平成26年度は、26企業に
対し延べ92回の派遣を実施しました。
∼概要∼
◆金融相談会の実施
県内各地の商工会議所で定期的に金融相談会を開催しています。
当協会の中小企業診断士や保証部職員が、各種保証制度をはじめ、保証業務全般や経営に関すること
など、中小企業の皆さまからのご相談に直接応じています。
◆「経営改善計画策定費用」に対する補助事業
当協会では、国が実施する「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」(事業者に対する計画
策定費用等の一部補助)に係る取組として、当協会にて事業者の自己負担部分の一部に対する費用補助
を行っています。
【概要】
次の全ての要件を満たす中小企業者について、事業者の自己負担部分(計画策定費用の1/3)のうち、
1企業あたり15万円を上限として、その半分を補助します。(ただし、モニタリング費用除きます。)
【要件】
①「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」の利用申請を行い、大分県経営改善支援センター
から受理の通知を受けていること。
②サポートミーティングを活用していること。
③当協会の保証利用があること。
当 協 会 の 取 組 7
◆「小口先力ードローン(スモール300)」及び「新事業応援当座貸越」の創設
当協会は、平成27年2月に、以下の2つの制度を創設しました。
「小口先力ードローン(スモール300)」
保証利用の少ない中小企業者に対して、経営に必要な資金を反復継続的かつ安定的に供給するこ
とを目的として創設しました。
【概要】
○資格要件(個人・法人共通) 次のいずれにも該当する方
・業歴が2年以上で、1期以上の税務申告を行っている
・与信取引または預金取引がある
・保証時点で保証債務残高が本制度を含めて12,
500千円以内
である
(法人)次のいずれかを満たす法人
・直近の決算書において経常利益を計上している
・直近の決算書において債務超過でない
(個人)
・直近の申告において所得を計上している
○保証限度:100万円∼300万円
○保証期間:1年または2年(更新により最長6年まで延長可能)
○資金使途:事業資金(運転・設備)
○貸付利率:各金融機関の定めた利率
○保証料率:年0.
39%∼年1.
62%
「新事業応援当座貸越」
新事業の運営に取り組む中小企業者の経営に必要な資金を反復継続的かつ安定的に供給すること
を目的として当制度を創設しました。
【概要】
○資格要件 次のいずれにも該当する方
・事業計画書を作成しており、同計画に基づき新事業に着手
している、または、着手を予定している。
・申込金融機関が、申込前1年以内に事業資金に必要な資金
として信用保証協会の保証を付さない融資を貸付してい
る、または、申込後1か月以内に貸付を予定している
○保証限度:100万円∼2,
000万円
(但し、事業計画における総投資額の30%以内)
○保証期間:1年(但し、1回に限り更新が可能です)
○資金使途:事業資金(運転・設備)
○貸付利率:各金融機関の定めた利率
○保証料率:年0.
29%∼年1.
52%
8
ホームページの活用
季刊誌「RELATION」の発行
広報活動
当協会では、信用保証協会への理解を深めていただくために、様々な広報活動を行っています。今後
も「顔の見える協会」を目指し、広報の充実に力を注いでまいります。
信用保証協会に関する基本事項のほか、各種保証制度のご紹介やご利用方法など、最新情報
を幅広く掲載しています。
ホームページアドレス
http://www.oita-cgc.or.jp/
季刊誌「RELATION」では、県内中小企業者や金融機関のご紹介をはじめ、各種保証制度
のご利用方法、改正点などタイムリーな情報を提供しています。
広 報 活 動 9
「保証月報」の発行
リーフレットの発行
外部機関等の広報誌への広告掲載
掲載先:「創造おおいた」 公益財団法人 大分県産業創造機構 掲載先:「Compass」 大分県中小企業団体中央会 掲載先:「かるふーる」 大分県商工会連合会 掲載先:「エール」 大分商工会議所毎月1回、当協会の保証状況を分かりやすくまとめています。
「信用保証制度のご案内」など、各種リーフレットを作成し、制度の理解促進に努めています。
当協会についてより多くの方に知っていただくため、外部機関の広報誌に「信用保証」「経
営支援」に関する情報やお知らせを掲載しています。これからも地域に密着した自治体等の広
報誌への情報発信を行います。
10
第3次中期事業計画の評価
大分県信用保証協会は、公的な「保証機関」として、中小企業者の資金調達の円滑化を図り、中小企業者の健全な育 成と地域経済の発展に貢献するため、平成24年度から平成26年度にかけて3か年の中期事業計画を策定し金融支援・経 営支援に努めてまいりました。 当協会は、経営の透明性を一層向上させ、対外的な説明責任を適切に果たすために、経営計画を公表するとともに計 画等の実施状況に係わる自己評価及び第三者の外部評価委員による評価を行い、その結果についても公表しています。 今般、第3次中期事業計画(平成24年度∼平成26年度)の実施状況について、自己評価を行いましたので、外部評価 委員会意見書と併せて公表いたします。Ⅰ.業務環境について
1.地域経済及び中小企業の状況 (1)平成24年度 県内経済は、7月に発生した九州北部豪雨の影響から夏場の観光客が減少したが、下期は公共投資により、その 災害復旧工事に伴う発注が増加した。一方、個人消費はエコカー特需や大分駅周辺におけるマンション建設の増加 により住宅市場の活況が見られたが、我が国経済と同様に景気回復の実感は乏しい状況であった。 (2)平成25年度 県内経済は、災害復旧工事等により公共工事が増加、さらに消費税増税前の駆け込み需要により住宅投資や個人 消費等に明るい動きがみられたものの、生産活動は横ばいで推移し、設備投資も低水準にとどまったことから、依 然として景気回復を実感できない状況が続いた。 (3)平成26年度 県内経済は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動は和らいでいるものの、持ち直しの動きに足踏み感がみ られた。景気の先行きは、雇用・所得環境が改善の動きを続ける中、緩やかな持ち直し基調に復するとみられている。 2.中小企業向け融資の動向 県内に本店を有する地方銀行及び第二地方銀行の中小企業向け貸出残高について (1)平成24年度 平成25年3月末をみると、地方銀行9,978億円(前年比101.5%)、第二地方銀行3,238億円(同102.7%)となっ ている。 (2)平成25年度 平成26年3月末をみると、地方銀行1兆476億円(前年比105.0%)、第二地方銀行3,285億円(同101.4%)となっ ている。 (3)平成26年度 平成27年3月末をみると、地方銀行1兆1268億円(前年比107.6%)、第二地方銀行3,405億円(同103.7%)となっ ている。 3.大分県内中小企業の資金繰り状況 財務省九州財務局大分財務事務所の調査による資金繰り判断 BSI について(第36回、第40回、第44回法人企業 景気予測調査) (1)平成24年度 県内中小企業の平成25年1月−3月期の資金繰り判断 BSI では、前期の−4.5%ポイント(「悪化」超)から−16.3 %ポイント(「悪化」超)となっている。 (2)平成25年度 県内中小企業の平成26年1月−3月期の資金繰り判断 BSI では、前期の−3.6%ポイント(「悪化」超)から0.0% ポイント(「改善」「悪化」同数)となっている。 (3)平成26年度 県内中小企業の平成27年1月−3月期の資金繰り判断 BSI では、前期の−2.6%ポイント(「悪化」超)から− 2.5%ポイント(「悪化」超)となっている。第 3 次 中 期 事 業 計 画 の 評 価 11 保証承諾実績 平成24年度 平成25年度 平成26年度 当座貸越・カードローン 2,039百万円 1,678百万円 2,500百万円 小口零細企業保証 4,133百万円 4,200百万円 4,265百万円 平成24年度 平成25年度 平成26年度 中小企業診断士の派遣 22回 11回 11回 4.大分県内中小企業の設備投資動向 財務省九州財務局大分財務事務所の調査による通期の設備投資計画について(第36回、第40回、第44回法人企業 景気予測調査) (1)平成24年度 県内中小企業の平成24年通期の設備投資計画では、17.0%の減少となっている。 (2)平成25年度 県内中小企業の平成25年通期の設備投資計画では、51.4%の減少となっている。 (3)平成26年度 県内中小企業の平成26年通期の設備投資計画では、16.9%の増加となっている 5.大分県内の雇用情勢 県内の有効求人倍率(大分労働局)及び財務省九州財務局大分財務事務所の調査による県内の雇用情勢について (大分県内経済情勢報告平成25年4月、平成26年4月、平成27年4月) (1)平成24年度 県内の有効求人倍率は0.74であり、雇用情勢は「厳しい状況にあるなか、足踏み状態が続いている。」となって いる。 (2)平成25年度 県内の有効求人倍率は0.80であり、雇用情勢は「雇用情勢は、緩やかに持ち直している。」となっている。 (3)平成26年度 県内の有効求人倍率は0.94であり、雇用情勢は「雇用情勢は、緩やかに改善しつつある。」となっている。
Ⅱ.重点課題に対する取組みの評価について
平成24年度から平成26年度まで3か年の業務上の重点課題に対する取組みの評価は以下の通りである。 1.保証部門 (1)政策保証を中心とした保証推進 ①セーフティネット保証、借換保証、当座貸越・カードローン・小口零細等を積極的に推進する。 セーフティネット保証等の政策保証を中心とした保証推進や独自制度の創設・改正に取り組んだが、信用保証 制度を危機対応モードから平時モードへ移行させる流れや貸出金金利の低下などにより、保証承諾計画額を達成 することができなかった。 ②平成23年度に創設した「おおいた産業活力支援保証」の対象先にエネルギー関連産業に参入する企業を加えると ともに、平成25年度からは、専門家派遣のフォローアップ事業を展開する。 平成24年度にエネルギー関連産業を加える制度改正を行ったことにより、制度の利便性が向上し保証利用につ ながった。専門家派遣後のフォローアップ事業で半年後のモニタリングを計27先実施し、制度の充実につながっ た。 ③金融機関本部と連携した推進体制を構築する。 毎月定例で金融機関の本部訪問を実施し、保証状況の報告、要望事項等のヒアリングを行った結果、制度改正 や要望事項の改善等の成果があった。 ④商工会・商工会議所との関係強化を図る。 中津・日田・佐伯の各商工会議所における商工会議所主催の金融相談会に中小企業診断士の資格を持つ職員を 派遣したが、中小企業者からの相談は少なかった。また、商工会議所主催の経営指導員研修会に出席し連携を深 めることができた。 ⑤市町村制度資金を推進するとともに、市町村担当者との連携を強化する。 各市の担当者と制度の利用状況や改善点等の情報交換を行い、大分市、佐伯市では制度改正による利便性の向 上につなげた。また、金融機関との勉強会にて都度地域市町村制度の紹介を行い推進した。12 企業訪問実績 平成24年度 平成25年度 平成26年度 経営支援課による企業訪問 265先 経営支援課廃止 保証担当による企業訪問 312先 518先 543先 創業先企業への訪問 73先 76先 80先 平成24年度 平成25年度 平成26年度 専門家派遣実績 35先 22先 27先 保証担当による 支店訪問実績 平成24年度 平成25年度 平成26年度 1,555回 1,991回 2,249回 新規利用企業 獲得数実績 平成24年度 平成25年度 平成26年度 75先 82先 69先 (2)経営支援の強化 ①企業モニタリングの継続・強化を行う。 大口先やセーフティネット5号に係るモニタリング先を主体に保証担当者が企業訪問を実施し、経営者と面談 することにより、相互理解や意思疎通を図ることができ、専門家派遣事業を依頼されるケースも多かった。ま た、創業資金申込先についても企業訪問を実施した。 ②経営支援課の機能を拡充する 経営支援課を平成25年度に保証・経営支援一課、保証・経営支援二課に再編し、保証審査と経営支援を一体化 することで効率化を図った。 ③専門家派遣事業の継続・充実を行う。 専門家派遣事業を継続的に実施し、企業の経営改善につながった。 ④大口先及び関連企業(グループ企業)先については、与信状況について管理の充実を図る。 対象先について、財務内容の傾向や残高増減等の管理を行い、与信限度額の管理の充実を図った。 (3)保証利用向上の取組 ①完済先等の中小企業への DM により利用企業者の増加を図る。 完済した企業に対する DM を24年度に実施したが効果がなく中止した。その後は完済理由等の確認及び再ア プローチに切り替えると共に26年度下期から完済直前先へのアプローチを行ったものの、再利用に至るケースは 少なく利用企業者数の維持にはつながらなかった。 ②金融機関への支店訪問を強化し、利用促進を図る。 金融機関には、保証担当者による支店訪問を積極的に実施し、緊密なリレーションの構築を図ることができた ものの、金融機関の貸出金利の低下による影響などにより、利用企業者数の増加につなげることができなかっ た。 ③金融機関向けに新規獲得キャンペーンを実施する。 毎年、「保証利用企業先数増加キャンペーン」を実施し、創業支援制度の紹介などを行い新規利用先の増加に 努めたが、利用企業者数の増加につなげることができなかった。 (4)保証審査の効率化 ①中小企業診断士資格を持つ職員を活用したグループ制を導入し、事前相談案件に対する迅速な回答、金融機関と の交渉力強化や目利き能力の向上を図る。 若手とベテランのマンツーマン体制のグループで OJT に取り組み、交渉力や目利き能力の向上を図った結 果、若手職員の保証審査能力向上につなげることができた。 ②CRD を活用した審査・稟議起案の導入を検討する。 スコアリングによる稟議書文言の簡略化による簡易稟議等を検討したが、若手担当者育成の観点から見送っ た。 ③提携保証の推進により審査の迅速化を図る。 提携保証については、ステップサポート保証の取扱金融機関を増やしたことなどが案件の増加につながり、結 果として審査が迅速化した。 ④創業先及び新規保証先については現地調査を行い、企業の経営実態を把握するとともに、次の保証に繋がる関係
第 3 次 中 期 事 業 計 画 の 評 価 13 平成24年度 平成25年度 平成26年度 案件相談会実績 175回 237回 224回 平成24年度 平成25年度 平成26年度 モニタリング表作成 29件 192件 157件 企業訪問 23件 55件 68件 金融機関訪問 374回 212回 218回 経営の実態把握のための 訪問件数 平成24年度 平成25年度 平成26年度 23件 55件 68件 支援企業先数実績 (開催回数) 平成24年度 平成25年度 平成26年度 14先(14回) 32先(44回) 53先(83回) 経営改善計画策定 事業利用申請 平成24年度 平成25年度 平成26年度 19先 48先 を構築する。 創業先や新規保証先については、現地調査の訪問時にパンフレット等を配布し、信用保証制度の説明や制度融 資・専門家派遣事業等の紹介を行ったことにより、関係を構築することができた。 ⑤金融機関毎に上期、下期のスケジュールを立て、案件相談会及び勉強会を積極的に開催する。 県内金融機関を主体に、金融機関本部とスケジュール等の調整を行い、支店毎やブロック単位での案件相談 会、保証制度の理解や利用方法を説明する勉強会を開催し、保証審査の効率化を図った。 ⑥内部研修会の充実により審査能力の向上を図る。 部内会議において要件確認や事例研究等の内部研修を実施したことにより、審査能力の向上につながった。 2.期中管理部門 (1)期中管理の徹底 ①期中管理業務の質の向上 企業訪問により経営内容の把握に努め、実態に即した調整を行うことができた。 ②金融機関・支援機関との連携強化 金融機関支店との連携管理に加え、金融機関本部への定期的な訪問による共同管理により、期中管理先の経営 実態把握とモニタリングに努めた。また、保証付き融資に関する事務ミス防止のため金融機関職員を対象とした 実務研修会において、協会職員が事務手続きの説明を行うことで、スムーズな期中管理業務につなげることがで きた。 ③業務の効率化 モニタリング表や金融機関支店別延滞一覧表(いずれも毎月更新作成)により、継続的な管理を行うことで業 務の効率化を図った。 (2)再生支援への取組 ①条件変更(返済緩和)先への取組 再生支援への取組みについては、計画策定後にサポートミーティングや経営改善計画策定支援事業など、全国 的に新しい取組みが開始されたことから変更が生じたが、サポートミーティングや経営改善計画策定支援に積極 的に取り組むとともに、当協会独自の制度として「経営改善支援保証制度」による資金繰り支援や「経営改善計 画策定費用補助事業」による費用補助にも取り組み、再生支援の促進を図ることができた。 ア)経営の実態把握のための企業訪問 ・サポートミーティング イ)再生可能性のある企業の再生計画の作成 ・国の事業を利用して計画策定に着手した先(保証利用先のみ)
14 経営改善計画策定費用に 対する補助事業利用実績 平成24年度 平成25年度 平成26年度 3先 403千円 26先3,094千円 平成24年度 平成25年度 平成26年度 経営改善支援保証 3先 30百万円 6先 43百万円 事業再生計画実施関連保証 0先 0百万円 20先 284百万円 平成24年度 平成25年度 平成26年度 委託解除 125件 162件 71件 平成24年度 平成25年度 平成26年度 管理事務停止 232件 205件 277件 求償権整理 160件 138件 223件 ・計画が策定され経営改善計画策定費用に対する補助事業により費用補助した先 ・新規創設(25年度)の資金繰り支援制度 ②求償権先への取組 求償権先への取組みは、協会が主体となり債権者間調整や関係機関との同意形成に取り組んだ結果、4先につ いて事業再生を成就することができた。 3.回収部門 (1)求償権回収促進への取組 ①求償権の回収強化に向けた取組 期中管理段階における金融機関との情報共有等や回収方針の早期設定により、担保物件処分について早期に着 手した結果、回収促進に効果があった。 ②サービサーの効率的活用 委託案件で回収不能になった求償権については委託解除を行うとともに、管理事務停止を実施した。 ③その他の回収促進に向けた取組 効率的な管理体制につなげるため管理事務停止、求償権整理を適正に行い、中期事業計画を上回る件数を実施 した。 4.その他間接部門 (1)人材育成の充実 ①OJT の取組推進 内部勉強会においては、中堅職員が中心となって講師を務めるなどして実施。このため、受講生だけではな く、講師を務めた職員のスキルアップも図ることができた。 若手職員や能力育成中の職員については、ベテラン職員等による指導により能力向上が図られた。 ②OFFJT の取組推進 連合会等外部研修のうち課題別研修については、公募を取り入れるなどにより、自己啓発を促すことに繋がっ た。専門的能力を有する職員の養成については、中小企業診断士第1次試験に1人が合格する成果があった。 (2)危機管理体制の確立 ①年度当初に、各部署・担当毎に BCP や災害対応マニュアル等の周知を行う。 ②年度当初に、図上訓練、実施訓練、研修のスケジュールを立て計画的に実施する。 「事業継続計画」については、COMMON システム導入全協会が採用している計画を導入したことにより、 保証協会の標準的な計画を策定することができた。しかし、職場内での周知が十分ではないので、今後は更なる 研修や訓練により「事業継続計画」の理解と習得を深める必要がある。 ③中小企業会館の耐震工事の実施と別館ビルの耐震対策を検討する。 中小企業会館の耐震工事の実施により建物の安全性が向上した。また、別館についても建替工事中であり、来 年の完成により安全性が向上する。 ④職場の対人関係について、コミュニケーション、セクハラ、パワハラの発生がないか検証し、防止策を周知す る。 職場の対人関係の検証を行い、セクハラ等の発生がないことが確認できた。
第 3 次 中 期 事 業 計 画 の 評 価 15 ⑤大分県警・金融機関暴力団対策連絡協議会に加え、関係機関との連携を強化し、情報の収集・交換を行う。 大分県警及び大分県暴力追放運動推進センターへの定期的な訪問や大分県銀行協会・警察連絡協議会運営委員 会にオブザーバー参加したことにより、危機管理に係わる関係機関との連携を図ることができた。 (3)新たな電算システムの構築 ①システム移行を行うためのプロジェクトチームを組織し、検証体制を確立することで、次期システムへのスムー ズな移行を行う。 新電算システム移行委員会を立ち上げ、11回の会議を開催し、移行進捗状況の管理を実施した。また、委員会 内にワーキング・グループを組織し、課題解決やテストスケジュールの打ち合わせのため、随時会議・協議を実 施した。加えて、移行データの確認テストを実施し、移行データの正確性、操作手順の確認を行った。さらに、 保証協会システムセンターや移行支援協会等と連携し、本稼働後の事務処理体制に支障のないよう対応した。こ のため、問題もなく新電算システムを稼働することできた。 ②保証料・延滞保証料徴求規定の変更など移行に伴う事務処理作業の見直しや諸規定・マニュアル等の整備を行 い、職員研修を実施する。 事務処理作業の見直し等については、保証料・延滞保証料徴収規程や事務処理マニュアル等を整備するととも に、内部研修会を開催するなどにより新電算システムに対する理解度も上がり、スムーズな移行作業が実施でき た。 新電算システム導入後も順調に稼働しており、今後も安全・確実なシステム運用に努めていく。 (4)財政基盤の確立 ①経費の削減 中期事業計画期間中、耐震工事や COMMON システム移行等の要因による一時的な経費が発生したが、日々 の支払いについて、妥当性、経済性の観点から支出内容を精査することにより、適正な執行に努めた。 ②資金の効率的運用 有価証券の購入については、依然国債の金利低下傾向が続いていることから、期間リスクにも考慮し、より安 全性を重視して利回りを確保することができた。一般預託については、保証利用状況等を勘案して実施したが、 保証推進や金融機関の協力度合いに対応する特別預託は金融機関の需要もなかったことから実施しなかった。 (5)広報の充実 ①広報に関する職員意識を向上させるため、年間を通して具体的な広報計画を周知し、職員全員が広報に積極的に 取り組むことを徹底する。 職員への広報計画の周知や広報物の作成において各部署からの意見を取り入れるなどにより、広報活動に取り 組んだ。 ②記者発表、説明会、パンフレット、ホームページ等の広報ツールを使い、中小企業や金融機関に対して必要な情 報をタイムリーに提供する。 広報ツールの作成等については、組織内の連携を図りながら実施することができた。 ホームページでは、保証制度の案内、相談窓口の設置等の協会情報をいち早く掲示することで利用者へのサー ビス向上に努め、また、リニューアルを実施したことにより、中小企業者など利用者の操作性・利便性が改善で きた。(平成27年3月31日から運用開始)。 ③金融機関への制度変更や中小企業へのお知らせ等は、金融機関への訪問時や勉強会において周知することで効果 的な広報を行う。 職員の金融機関訪問時や勉強会の資料としてパンフレットを活用することにより、効果的な広報に努めること ができた。
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外部評価委員会意見書(第3次中期事業計画)
平成27年6月23日、大分県信用保証協会から第3次中期事業計画(平成24年度∼平成26年度)事業概要及びそれに対する自己評価につい て説明を受けた。これについて、当委員会の意見は次のとおりである。総括
大分県信用保証協会では、企業訪問などによる実態把握や金融機関本部・支店との連携を通じて積極的な保証推進に取り組んでいる。ま た、従前から専門家派遣事業による経営課題の解決などに取り組んできたが、近年の経営支援を取り巻く環境の変化に柔軟に対応して、国 の「経営改善計画策定支援事業」やサポートミーティングを活用すると共に、協会独自の「経営改善計画策定費用に対する補助事業」を創 設するなどして経営・再生支援に取り組んでいる。 しかし、県内の中小企業・小規模事業者の中には依然として景気の回復が実感できていない企業もあり、特に、数年にわたり返済緩和を 続けている企業における先行きの不透明感は否めない。今後も中小企業・小規模事業者の経営体質の改善や事業の継続に向けた支援が求め られる。 大分県信用保証協会においては、今後とも中小企業・小規模事業者の振興と地域経済の活力ある発展に貢献できるよう不断の経営努力を 期待する。保証部門について
保証承諾は3か年ともに計画・前年度実績を下回った。これは、景気の先行きは不透明で資金需要が停滞する中、貸出金利の低下に伴う 保証料の割高感が高まったこと、100%保証であるセーフティネット保証の対象業種が縮小されたことなどが影響したと思われる。また、 保証承諾の伸び悩みにより、26年度末の保証債務残高は1,630億12百万円となっており、計画(1800億円)を大きく下回った。利用企業者 数については、11,911企業で23年度末に比べて1,527企業減少となっている。 大分県信用保証協会では、中小企業・小規模事業者の実情やニーズを把握するための企業訪問や、経営課題解決のための専門家派遣に積 極的に取り組んでいる。また、金融機関の本部及び支店訪問を行い残高が減少した企業に対する再度保証の提案や案件相談会の開催等を積 極的に取り組んだほか、中小企業者及び金融機関の要望事項をヒアリングして「継続型短期保証(Tan5)」や「スモール300」の創設につ なげるなど中小企業・小規模事業者の支援に取り組んでいる。 保証をより効果的なものにするために、これらの取組みを継続し、実態に即したきめ細やかな対応を行うことが望まれる。 一方、取組み内容の中には目標と実績に乖離が大きいものがあるが、これらについては期中に要因を分析し解決を図ると共に必要に応じ て目標を見直すことで現実的で精緻なものとすることが望まれる。期中管理部門について
代位弁済は3か年ともに、計画及び前年実績を下回った。これは、金融機関が中小企業金融円滑化法の終了後も柔軟に返済条件の変更に 応じたことに加えて、大分県信用保証協会においてもサポートミーティングの活用による金融機関等関係者との連携強化、国の「経営改善 計画策定支援事業」や協会の「経営改善計画策定費用に対する補助事業」による改善計画の策定支援、国の「事業再生計画実施関連保証」 や協会の「経営改善支援保証」による資金繰り支援、といった経営・再生支援に取り組んだことも要因と思われる。 しかし、依然として景気の回復が実感できていない企業もあることに加え、数年にわたり返済条件緩和を行っている企業においては先行 きの不透明感は否めない。そのため、金融機関と連携して期中管理を徹底すると共に、中小企業・小規模事業者に対する経営体質の改善や 事業の継続に向けた支援が求められる。 また、代位弁済をした企業のうち4企業(24年度1企業、26年度3企業)について求償権の不等価譲渡や第二会社方式などの再生手法に よる支援を行っているが、今後も事業の存続価値を見極め、企業再生や事業承継に取り組むことが望まれる。回収部門について
回収は24年度に計画・前年実績をともに上回ったが、25∼26年度には計画・前年実績をともに下回った。これは、代位弁済の減少により 回収財源となる求償権が減少したことが主な要因と思われる。 また、近年は、無担保や第三者保証人のいない求償権が増加しているため、回収環境は厳しさを増すことが予想されるが、期中管理部門 との連携を図り早期回収に着手することや回収不能となった求償権について管理事務停止・求償権整理を行うなどにより、回収額の最大化 及び回収業務の効率化を図ることが必要である。その他間接部門について
人材育成については、連合会研修等の研修制度や OJT などにより、積極的な取組が行われている。また、中小企業診断士第1次試験に 1人が合格する成果があり、今後は専門的能力を活かした企業支援が期待される。 コンプライアンス関係については、引き続き対応部署を明確にした組織的な取組みを要望する。また、事務ミスの再発防止のため、手続 きそのものが事務ミスの防止につながるような事務の見直しを行うことに加えて、管理監督者は常に理念を発信し、職員一人一人が行動規 範を考えて行動できるように努めるべきである。 新しい電算システムへの移行については、平成26年5月に本番稼働した後も、特にトラブルもなく順調に推移しており、スムーズな移行 が実施できている。今後も、安全・確実なシステム運用を要望する。 経費の削減については、妥当性、経済性の観点から支出内容を精査する姿勢が重要である。 広報については、26年度に利便性向上のためホームページをリニューアルしているが、引き続きパンフレット等に関しても、利用者の目 線に立った分かりやすい表記を心掛け、効果的な広報が行われることを期待する。 平成27年7月22日 大分県信用保証協会外部評価委員会 委 員 長 岡村 邦彦 副委員長 河野 光雄平 成 26 年 度 経 営 計 画 の 評 価 17 区 分 件 数 前 年 度 比 金 額 前 年 度 比 計 画 比 保証承諾 6,289 93.6 60,869 88.0 83.4 保証債務残高 19,479 95.2 163,012 91.8 95.9 代位弁済 152 75.6 1,144 71.2 25.4 実際回収 38 58.5 698 98.9 99.8
平成26年度経営計画の評価
大分県信用保証協会は、公的な「保証機関」として、中小企業者の資金調達の円滑化を図り、中小企業者の健全な育 成と地域経済の発展に貢献するため、金融支援・経営支援に努めてまいりました。 当協会は、経営の透明性を一層向上させ、対外的な説明責任を適切に果たすために、経営計画を公表するとともに計 画等の実施状況に係わる自己評価及び第三者の外部評価委員による評価を行い、その結果についても公表しています。 今般、平成26年度経営計画の実施状況について、自己評価を行いましたので、外部評価委員会意見書と併せて公表い たします。 Ⅰ 業務環境について 1.地域経済及び中小企業の状況 大分県の景気は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動は和らいでいるものの、持ち直しの動きに足踏み感 がみられた。景気の先行きは、雇用・所得環境が改善の動きを続ける中、緩やかな持ち直し基調に復するとみられ ている。 2.中小企業向け融資の動向 大分県内に本店を有する地方銀行及び第二地方銀行の中小企業向け貸出残高(平成27年3月末)をみると、地方 銀行1兆1,268億円(前年比107.6%)、第二地方銀行3,405億円(同105.2%)となっている。 3.大分県内中小企業の資金繰り状況 財務省九州財務局大分財務事務所の調査によると、県内中小企業の平成27年1月−3月期の資金繰り判断 BSI では、前期(平成26年10月−12月期)の−4.8%ポイント(「悪化」超)から0.0%ポイント(「改善」「悪化」同数) となっている。(第44回法人企業景気予測調査) 4.大分県内中小企業の設備投資動向 財務省九州財務局大分財務事務所の調査によると、県内中小企業の平成26年通期の設備投資計画では、16.9%の 増加見込みとなっている。(第44回法人企業景気予測調査) 5.大分県内の雇用情勢 大分労働局によると県内の有効求人倍率は0.94であった。財務省九州財務局大分財務事務所の調査によると、県 内の「雇用情勢は、緩やかに改善しつつある。」となっている。(大分県内経済情勢報告 平成27年4月) Ⅱ 事業概況について 保証部門については、保証審査担当者の企業訪問などによる中小企業・小規模事業者の実態把握、専門家派遣事業 による中小企業・小規模事業者の経営課題の解決、さらに、利便性向上のため当協会独自の制度を創設する、など積 極的な保証推進に取り組んだ。しかし金融機関の貸出金利の低下による影響や中小企業金融円滑化法の終了後も依然 条件変更の申出が多かったことから、保証承諾については前年度実績及び計画ともに下回った。この結果、保証債務 残高も前年度実績及び計画をともに下回った。また、利用企業者数は前年度末比631企業減少の11,911企業(浸透度 32.0%)となり、一企業保証債務残高は13,686千円となった。 期中管理部門については、国の「経営改善計画策定支援事業」や当協会の「経営改善計画策定費用に対する補助事 業」による改善計画の策定支援やサポートミーティングの活用により中小企業・小規模事業者の経営・再生支援に取 り組んだ。また、金融機関が中小企業金融円滑化法の終了後も柔軟に返済条件の変更に応じたことなどにより、代位 弁済については、前年度実績及び計画をともに下回った。 回収については、物件の任意処分の進捗管理を徹底するなどして回収額の底上げに努めたが、わずかに前年度実績 及び計画を下回った。 〈平成26年度主要業務数値〉 (単位:百万円、%)18 Ⅲ 収支計画について 年度経営計画に基づき保証業務の適正な運営と経営の効率化に努めたことや、代位弁済が計画よりも大幅に下回っ たことなどにより、収支差額は6億87百万円の黒字計上となった。 Ⅳ 財務計画について 収支差額のうち、3億43百万円を収支差額変動準備金に、3億44百万円を基金準備金に繰入れたことにより、期末 の収支差額変動準備金は48億61百万円、基金準備金は94億82百万円となった。この結果、基本財産は148億86百万円 となった。 Ⅴ 重点課題について 1.保証部門 ①政策保証を中心とした保証推進 (ア)セーフティネット保証、借換保証、経営力強化保証、経営者保証ガイドライン対応保証等を積極的に推進す る。 金融機関の支店訪問(2,249回)、案件相談会の開催、残高減少先に対する再度保証の提案、当座貸越やカー ドローンの推進等を実施するとともに利便性向上のため要件を広げた制度(スモール300)を創設した。さら に経営力強化保証や経営者保証ガイドライン対応保証について金融機関担当者への説明を地区担当者が勉強会 の都度行うなどして保証推進に取り組んだ。 しかしセーフティネット保証については信用保証制度を平時モードに戻す流れから対象業種が減少したこと や、貸出金利の低下の影響もあり保証承諾、保証債務残高ともに計画には及ばなかった。 (イ)金融機関本部と連携した推進体制を構築する。 県内金融機関本部へ定期的に訪問し、保証状況の報告や要望事項等のヒアリングを行った結果、当座貸越・ カードローン要件の改善(スモール300の創設)につなげ、要望により地域別案件相談会を開催した。 (ウ)商工会・商工会議所との関係強化を図る。 商工会議所主催の金融相談会に職員を36回(うち中小企業診断士11回)派遣し連携強化を図った。 (エ)市町村制度資金を推進するとともに、市町村担当者との連携を強化する。 各市の担当者と制度の利用状況や改善点等について協議を行った結果、大分市では限度額のアップ等、佐伯 市では小口要件の緩和につながった。 ②経営支援の強化 (ア)企業モニタリングの継続・強化を行う。 保証担当者による企業訪問を543先に対して実施し、現地を訪問し経営者と面談することより、相互理解や 意思疎通を図ることができた。 (イ)専門家派遣事業の継続・充実を行う。 専門家派遣事業を27先に対し51回実施した。企業訪問での説明をきっかけに依頼されるケースもあり、企業 の経営改善につなぐことができた。 (ウ)大口先及び関連企業(グループ企業)先については、与信状況について管理の充実を図る。 対象先について、財務内容の傾向や残高増減等の管理を行ったことより、与信限度額の管理の充実を図っ た。 ③保証利用向上の取組 (ア)完済先等の中小企業への訪問により利用企業者の増加を図る。 完済先には、完済に至った理由等の情報を収集し、金融機関へ再アプローチを依頼したものの、再利用に至 るケースは少なかった。また下期は、完済直前先へのアプローチを行ったものの、利用企業者数の維持にはつ ながらなかった。 (イ)金融機関支店訪問を強化し、利用促進を図る。 金融機関には、引き続き支店訪問を積極的に実施し、保証利用の向上・新規獲得の交渉対策として事例や制 度の活用方法を紹介して利用促進を行った。それにより緊密なリレーションの構築を図ることができたもの の、金融機関の貸出金利の低下による影響などにより、利用企業者数の増加につなげることができなかった。 ④保証審査の効率化 (ア)地区担当2名体制により、事前相談に対する迅速な回答、金融機関との連携強化や目利き能力の向上を図 る。 地区担当を若手とベテラン職員の2名体制のグループにすることにより OJT に取り組み、案件に対する考 え方をはじめ、企業訪問時の交渉力等、若手職員の保証審査能力向上につなげることができた。また、2人体
平 成 26 年 度 経 営 計 画 の 評 価 19 制となったことでどちらかが不在時の対応もスムーズになったほか、案件相談会でもベテラン職員のサポート により回答が迅速化できた。 (イ)提携保証の推進により審査の迅速化を図る。 提携保証は、協調支援制度のステップサポート保証を金融機関本部へ推進し提携金融機関が増加したことで 申し込み件数が増加し、審査の迅速化につながった。 (ウ)創業先及び新規保証先については現地調査を行い、企業の経営実態を把握するとともに、次の保証に繋がる 関係を構築する。 創業先及び新規保証先については、282先に対して現地調査を行った。現地調査時にパンフレット等を持参 し、信用保証制度の説明や、制度融資・専門家派遣事業等の紹介を行ったことにより、関係を構築することが できた。 (エ)金融機関毎に上期、下期のスケジュールを立て、案件相談会及び勉強会を積極的に開催する。 金融機関本部とスケジュール等の調整を行い、支店毎やブロック単位での案件相談会・勉強会を224回開催 し金融機関担当者との連携を深めたことで、保証審査の効率化を行うことができた。 (オ)内部研修会の充実により審査能力の向上を図る。 部内会議において、保証制度の要件確認や事例研究等の内部研修を実施した。 2.期中管理部門 ①経営支援、再生支援への取組 (ア)条件変更(返済緩和)先への取組 企業の経営支援・再生支援のため、サポートミーティング(53先に対して83回開催)を積極的に活用すると 共に、経営改善計画策定補助事業や事業再生計画実施関連保証・経営改善支援保証等の推進を行った。特に経 営改善計画策定事業については、対象企業を抽出して金融機関・認定機関との事前協議の実施や関係機関に対 する実務説明会の開催など幅広く推進した。経営改善計画策定事業の利用先にはサポートミーティングが必要 となるケースもあるため、同事業の推進はサポートミーティングの参加企業数や開催回数についても一定の成 果があった。 経営改善計画策定事業については48先が新たに取組みしており、また、経営改善計画策定費用に対する補助 事業についても26先に対して総額3,094千円の補助を行った。 (イ)求償権先への取組 求償権先のうち3企業について事業再生支援を行った。そのうち、1企業については、日本公庫や大分県の 承認を得て、中小企業の再生を支援する「おおいた PORTA ファンド」へ求償権の不等価譲渡を実施、企業 の金融負債圧縮による再生支援を行った。 ②期中管理の徹底 (ア)期中管理業務の質の向上 金融機関本部や支店への定期的な訪問(218回)による企業の実態把握、大口案件に対しては協会方針の決 定・定期的モニタリングの実施などにより条件変更等の適切な措置を講じたことなどから、代位弁済金額は計 画額を下回る実績を残すことができた。 (イ)金融機関・支援機関との連携強化 金融機関本部への定期的な訪問や保証付き融資に関する事務ミス防止のため金融機関職員を対象とした実務 研修会を実施したことなどにより、金融機関との緊密な連携を深めることができ、スムーズな期中管理につな がった。 また、支援機関を対象とした業務説明会においては、協会職員を講師として派遣し協会の仕組み・業務方 針・保証や経営支援に関する取組方針等を説明したことにより参加者に対する周知を図ることができた。 (ウ)業務の効率化 期中管理先について、協会と金融機関支店による管理に加え、金融機関本部も含めた継続的な共同管理を行 うことにより、業務の効率化を図ることができた。 3.回収部門 ①求償権回収促進への取組 (ア)求償権の回収強化に向けた取組 有担保求償権に対して期中管理段階から回収方針を立てて取り組むと共に、任意処分進展の可能性が低いと 判断した担保権について早期に競売申立を行い有担保求償権の回収に取り組んだ。また、定期回収先に対する 面談や文書による交渉や不動産処分後求償権についてのサービサーに委託した交渉などにより定期回収の底上 げにも取り組んだ。 その結果、処分可能な担保不動産の減少により不動産処分の回収は低調であったが、大口のスポット回収や サービサーのスポット回収も順調であったことから、求償権回収金額は698百万円となり、ほぼ計画金額に近 い回収実績数値を残すことができた。
20 (イ)サービサーの効率的活用 委託案件の見直しに加え、物件の換金性が低い等の事情により不動産処分による回収が見込めない案件を委 託し回収の底上げを図るなどした結果、回収計画以上の実績を達成した。また、債権管理の実益がないと判断 した求償権については、委託解除(71件)すると共に管理事務停止を行った。 (ウ)その他の回収促進に向けた取組 債権管理の実益がないと判断した求償権について管理事務停止(277件)、求償権整理(223件)を実施し、 回収業務の効率化を図った。大口求償権について、代位弁済時に協会方針を決定し、その後の進捗状況につい ても管理した。 4.その他間接部門 ①人材育成の充実 (ア)OJT、OFFJT の取組推進 内部勉強会においては、外部講師だけではなく、中堅職員が講師を務めるなどして、受講生だけではなく、 講師を務めた職員のスキルアップも図ることができた。 若手職員や能力育成中の職員については、保証・管理の現場でベテラン職員等による現場指導により能力向 上が図られた。専門的能力を有する職員の養成については、中小企業診断士第1次試験に1人が合格する成果 があった。 ②危機管理体制の確立 (ア)事業継続計画について、役職員への研修を行い周知徹底に努めるとともに、被災時を想定した訓練を実施す る。 「事業継続計画」については、COMMON システム導入全協会が採用している計画を導入したことにより、 保証協会の標準的な計画を策定することができた。しかし、職場内での周知が十分ではないので、今後は更な る研修や訓練により「事業継続計画」の理解と習得を深める必要がある。 ③新たな電算システムの構築 (ア)COMMON システムへスムーズな移行を行う。 平成24年度に COMMON システムへの参加が承認されて以来、進めていた移行作業が完了し、予定どおり 5月7日に本番稼働した。また、その後も、特にトラブルもなく順調に推移しており、スムーズな移行が実施 できた。今後も、安全・確実なシステム運用を実施したい。 ④財政基盤の確立 (ア)経費の削減 経費については、妥当性、経済性の観点から支出内容を精査することにより、適正な執行に努めることがで きた。 (イ)資金の効率的運用 有価証券の購入については運用基準に従い実施しているが、金利低下傾向がつづいているため、銘柄、運用 期間、利回り等を考慮した上で、より安全性を重視して運用することができた。 一般預託については、保証債務残高の増減等による見直しを行い、10月に再預託を行ったが、金融機関から の需要もなかったことから特別預託は実施しなかった。 ⑤広報の充実 (ア)記者発表、説明会、パンフレット、ホームページ、ノベルティグッズ等の広報ツールを使い、中小企業や金 融機関に対してタイムリーな情報発信・周知を行う。 ホームページについては情報発信内容を項目別に整理するなど、操作性・利便性の向上を図るためにリ ニューアルを実施。より見やすくなるなど改善を図ることができた。※3/31 ホームページのリニューアル を実施 (イ)金融機関への制度変更や中小企業へのお知らせ等は、金融機関への訪問時や勉強会の実施時に協会職員が行 うことで効果的な広報を行う。 金融機関との勉強会等において、説明用資料としてパンフレットを活用することにより、効果的な広報に努 めることができた。