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平成30年度第2回山形県農業・農村政策審議会の開催結果について

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Academic year: 2021

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山形県農林水産部

平成30年度第2回山形県農業・農村政策審議会の開催結果について

1 日 時 平成31年2月4日(月) 13:30~15:20

2 審議会出席者

○会 長 大川健嗣(東北文教大学人間科学部特任教授)

○委員・オブザーバー

浦田優子(浦田農園)、岡田まさえ(山形食育ネットワーク代表)、小沢亙

(山形大学農学部教授)、佐藤秀之(山形新聞常務取締役編集局長)、髙橋 慎知子((農)ひまわり農場理事)、玉谷貴子((有)玉谷製麺所取締役専 務取締役)、土屋喜久夫((株)四季ふぁ~む代表)、今田裕幸(山形県農 業協同組合中央会常務理事)、原田眞樹(庄内町長)、平田勝越((株)山 形川西産直センター代表取締役)

3 会議の概要

事務局から「農業及び農村の動向等に関する年次報告案」について報告を行った後、

「農林業の持続的な発展を担う高度な人材の育成」について資料により説明の上、意見 交換を行った。

【主な意見】

○人材育成全般について

・現場に出てからの学び直しは非常に重要であり、若い農業者が親から経営を引き継 ぐ前に、学ぶ時間をとってあげることが重要である。

・ここ数年で農業に取り組む法人が増えている。法人化は非常に良い傾向であるが、

限りある予算の中で、どこまで町が支援し続けられるかという課題が出てきている。

その中で、経営的な指導を徹底的に支援していくべきと考えている。

・人材育成のためには、繰り返し学べる場とそれをサポートするシステムが重要であ る。

・農業者が減少する中で、20~30年後に、今と同様の1人当たりの農地面積や農業生 産額を維持するためには、個々の経営体がバラバラではなし得ない。1+1が3に も4にもなるような多角的な経営やマネジメント力が更に必要になる。

・専門的な経営者、マネジメントする人達が増えても、実際に必要なのは現場で働く 人達であり、働き手が減少する中で、外国人材やロボットの活用は重要な課題であ る。

・一生懸命働いても、経営が厳しくては農業の魅力はない。厳しいとか、きつい、賃 金が安い仕事に魅力を感じない若者が増えているのが現実である。そうした中で農 業を持続させるには、魅力あるものにしていくことが大事である。

・フォレスターや森林マイスターが評価されているのは、安全性と収益性のPRによ り、地位の向上があったからである。県が表彰などにより農業者をPRすることで、

彼らは仕事に誇りを持てるようになる。

概要版

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・農業に誇りを持っている人達からの伝承がなければ、次世代に継承していくことは できない。引退した人達から吸収することで、今後の農業の課題も見つけられるだ ろう。

・継承していくためには、新しい人に入ってもらうことが1番大きな課題である。自 分達の農業の魅力や地域の良いところを発信していかなければならないし、そうい う法人を作っていかなければならない。

・今後の地域農業は、経営体も含めて多様な人達が担っていくことになるだろうが、

その中でも地域の中核となるリーダーは必要であり、トップランナーやスーパート ップランナーが地域にいるのが一番良い形である。彼らには、経営管理能力とリー ダーシップが必要である。

・今後は、最先端の技術を積極的に導入し、それを活用できる人材の育成が必要にな る。

・子どもの教育も大事である。農業は身近な存在であるが、林業は専門性もあり、現 場を体験する機会が少ない。子どもの頃から、林業の魅力や楽しさに親しんでもら う工夫が必要である。

・日本の農業は、欧米に比べて経営を継続させるための戦略が弱かった。子どもに経 営を継がせるのであれば、中高校生の頃から語り合い、経営の実態について説明し、

後を継いだ時に何をやりたいのかを聞く。そうした日常的な会話の積み重ねが欠落 してきた。教育や家庭、農業団体、行政において、農業をどのように戦略的につな いでいくかということに目線がいかなければならない。

・トップランナー、スーパートップランナーについて、大変評価している。山形県に は、国の提案を受け入れるだけでなく、実践して理論化し、それを国に対して政策 提言する県になってほしいと思っている。県と関係者の努力により、その成果は上 がっていると思うので、頑張ってほしい。

○専門職大学について

・農林大学校は2年制だが、4年制にして、もう少し大きな視野に立った勉強、異業 種交流も必要ではないか。専門職大学は、経営と技術を分けて勉強することが必要 である。

・今までの農業教育は、生物学中心で、経営についての教育がなされず、人材が上手 く輩出されなかったことが大きな問題だと感じている。山形に、そうした視点を中 心に据えた教育機関ができることは非常に大事であり、我々経営者も期待している。

・農業高校、農林大学校、大学の農学部と揃っている中で、専門職大学はどういった 個性を出していくのか。しっかり理解してもらえる提案をしていかないと、中途半 端になってしまうリスクを抱えている。

・大学の設置基準から見た時に、専門職大学における実習の単位取得がどうなるのか 気に掛かる。実習は、講義の倍の時間を受けないと同じ単位を取得できない。その 点を工夫しなければ、実践的で社会人も通える大学としては難しいのではないか。

・リカレント教育は魅力的である。日中の農作業の時間帯や農繁期に通うことは困難 であるため、夜間でも受講できる仕組みや、農作業を代わりにしてくれるサポータ ー派遣などのバックアップシステムがあれば良いのではないか。

・異業種交流を是非行ってほしい。

・経営について、気軽に学びに行ける場所があれば良い。専門職大学が、新たに社会 人に学ぶ場を提供するものであれば大変良い。

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・経営管理能力やリーダーシップを養うこととともに、生き方や生き様、人間性、地 域との関わり等についても、学ぶ場が必要ではないか。

・専門職大学は、基本的な技術に加えて経営力を磨くことができ、今後の人材育成に あたり、非常に有効な手段である。大学発のベンチャーが生まれるような先進的な 環境があれば、若者の関心を集めることができるのではないか。

・農林大学校がどういった立場になるかが不明で、多くの人が気にしていると思う。

静岡県のように、農林大学校を専門職大学化する方法もあると思うが、十分な議論 と丁寧な説明が必要になる。

以上

参照

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