総合学習「旭川名物を作ろう」の継続観察
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(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第63巻 第2号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.63,No.2. 平成25年2月 February,2013. 総合学習「旭川名物を作ろう」の継続観察. 高 橋 亜希子 北海道教育大学旭川枚数青学教室. Continuousobservationofintegratedlearning: “Let’smakelocalspecialtyproductsofAsahikawa’’ TAKAHASHI Akiko. DepartmentofEducation,AsahikawaCampus,HokkaidoUniversityofEducation. 概 要 本稿は小学校での総合学習の継続観察の記録に関して考察を行う。北海道教育大学附属旭川小学校の4年 生の「総合的な学習の時間」の7回の観察である。単元のテーマは『旭川名物を作ろう』という地場産品の 開発を行うものである。実践記録の碇示後,①高校の総合学習と小学校の総合学習の共通点と相違,②児童 の「求め」と単元の過程の関係性,(彰教員の行う支援,の3点から考察を行った。高校生と違い,小学生は 仮定の世界でアイディアを出し話し合う活動は困難に見えた。一方で小学生は,実際の制作などの具体的な 活動においては関心を寄せ,新たなアイディアが現われた。具体的なものと触れ合う中で児童の思考が活性 化されることが観察から理解でき,児童が活動し,創造性を発揮する場として総合学習は必要と思われた。. Ⅰ 問題と目的:見学の動機・考察の視点 筆者は,2006年11月から2007年2月までの3ケ月間,週に1度のペースで計7回に亘り北海道教育大学附 属旭川小学校4年生のチャレンジ学習(総合的な学習の時間)を継続して観察した。単元のテーマは『旭川 名物を作ろう』である。本稿はその継続観察の記録に関して考察を行うものである。 今回6年前の観察データを改めて振り返る意義について述べる。 第1に,本事例が考察に催する実践と感じたことである。本観察は筆者が大学数員となった折に附属小学 校で観察したものである。筆者は高等学校での総合学習の調査・観察,中学校での心の教室相談員など,そ れまで思春期の生徒と接する機会が多かった。しかし,小学校教員養成を主とする課程に来たため,小学校 の授業に触れたいと考えたことが観察の動機である。また,総合学習は児童と題材との関係を通して構築さ れる学習であるため,単元の流れを通し継続的に授業を観察した。その後,小学校の授業や他校の総合学習 などの観察を経て,本実践が実践の内容,活動,展開などにおいて小学校の典型的な総合学習の流れを含ん でいることを改めて認識し,考察を行いたいと考えた。. 143.
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