• 検索結果がありません。

損傷制御型RC系有壁架構における耐震壁の開発研究 [ PDF

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "損傷制御型RC系有壁架構における耐震壁の開発研究 [ PDF"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

57-1 1 はじめに  当研究室では,柱降伏が先行する外周骨組1)と内部 コア連層耐震壁から成る鉄筋コンクリート(以下,RC と記す)系有壁架構の開発に取り組んでいる.図1に開 発中の有壁架構の立面と平面の略図を示す.この有壁 架構は,外周骨組と連層耐震壁の双方が損傷制御性能 を備えており,地震時に入力される水平力を耐震壁だ けではなく全層の柱にも分散させ,建物全体のエネル ギー吸収能力を活用する考え方を取り入れている.  有壁架構の外周部は,鋼管横補強短柱とスパンドレ ルビームから成る RC 造骨組を想定しており,通常の RC 造骨組に比して,高耐力・高剛性・高靭性の設計が 可能となる.ただし,柱降伏が先行するため層崩壊が 危惧される.併設する連層耐震壁は,建物の層間変形 を一様に保ちつつ,落階を防止することが求められる.  耐震壁には,これまでの研究では,崎野らが提案し た制振壁2)を想定してきた.図 2 にこの制振壁の水平変 形時の概略図を示す.この耐震壁において,最下層お よび最上層の部分は,壁部材としてでなくコンクリー ト充填鋼管(CFT)や鋼管横補強(TRC)の柱として基 礎梁と最上層梁に接続している.また,繋ぎ梁の部分 を H 形鋼としている.これらの工夫により,壁脚部の 曲げ変形によるひび割れと繋ぎ梁のせん断ひび割れを 防ぎ,損傷制御性能に優れた耐震壁となっている.周 辺柱と繋ぎ梁に塑性変形を集中させることで,高い変 形能力をもつ曲げ降伏型の耐震壁が実現できる.しか し,この耐震壁は柱と壁板部分,繋ぎ梁が異種接合と なっており,この部分の応力伝達が難しい.すなわち 接合部分での破壊や施工の困難さが危惧される.  そこで本研究の目的は,施工性の向上を図りつつ,層 崩壊を防止し,損傷制御性能に優れた耐震壁を開発す ることである.本報では,2012 年度と 2013 年度に筆者 らが行った 4 体の壁試験体の水平加力実験について述 べる. 2 損傷制御型 RC 造耐震壁の概要  図3に当研究室が提案するRC造耐震壁の水平変形時 の概略図を示す.この耐震壁の特徴として,(1)壁脚部 の両端にスリットを有すること,(2)柱形を持たない こと,(3)アンボンド鉄筋を有することの3点が挙げら れる.  上記(1),(2)は,耐震壁の水平剛性と耐力を抑え, 水平力負担割合を低くすることで,地震時の過大な損 傷を防止することを意図している.また,壁脚部断面 における中立軸を壁中央寄りに移動させることが可能 となる.従来の曲げ破壊型耐震壁では危険断面での中 立軸深さが浅いため,耐震壁や柱の脚部のコンクリー トの圧壊や,耐震壁が鉛直方向に大きく伸びる等の性 状が見られるが,上記(1),(2)により,これらの諸問 題が解決できると考えられる.また,スリット部分に 縦筋の一部を露出させ(以下,露出鉄筋と記す),小変 形時に降伏させることでエネルギー吸収デバイスとし ての機能を期待している.上記(3)については,アン ボンド鉄筋が弾性範囲内にあるときは,耐震壁の面内 剛性を確保しつつ,引張力と圧縮力の偶力による曲げ 戻しの力を利用して,残留変形を小さくすることを意 図している. 菅 通彦 図 3 提案する耐震壁 の概略図

損傷制御型 RC 系有壁架構における耐震壁の開発研究

図 2 (崎野,制振壁) 水平載荷下の変形状況 図 1 損傷制御型 RC 系有壁架構の立面と平面 コア 外周架構 連層耐震壁 間柱 スパンドレルビーム 鋼管横補強短柱 CFT短柱 構造壁自体が 塑性化することを防ぐ H形鋼 エネルギー吸収デバイス l R 付 着 除 去 区 間 Nt 露出鉄筋 アンボンド鉄筋 面内剛性を確保しつつ 残留変形を小さくする 早期に降伏し エネルギーを吸収 Nc

(2)

57-2 3 実験概要 3.1 試験体形状  試験体は中層 RC 建物(6 ∼ 12 層)を想定した 2/5 ス ケールの耐震壁と基礎梁から成るものである.水平力 の載荷点高さを基礎梁上面から 1600mm とし,壁の断 面形状は脚部を除いて 140 × 810mm とした.壁脚部の 両端には,基礎梁上面20mmの位置から壁中央に向けて 絞るようにスリットを設け,壁脚部の断面のみ 140 × 410mm とした.壁の横筋は D10@80 ダブルとした.  試験体の実験変数は,アンボンド鉄筋の種類と露出 鉄筋の種類とした.試験体は露出鉄筋の強度の違いに より,露出鉄筋に普通強度のD10-SD295を用いたI-Nシ リーズと高強度のD13-SD490を用いたI-Hシリーズの2 通りがある.アンボンド鉄筋には,D10-SD295 と D13-SD490 を使用し,各シリーズを 2 体ずつ,合計 4 体の試 験体を製作した.なお,アンボンド鉄筋は2本の束ね鉄 筋を用いた.アンボンド鉄筋の付着除去には,鋼製の 30 のシース管を使用し,シース管の上下部分に防水処 理を施し,管内の鉄筋を乾いた状態に保った.ここで, 付着除去長さ L は以下の(1)式により算定した.    2 y R l L 式中の R,l,yは順に,壁の部材角,アンボンド鉄筋間 の距離,アンボンド鉄筋の降伏ひずみである.また,ア ンボンド鉄筋の付着除去長さは,D10-SD295 はR=0.70/ 100rad.,D13-SD490はR=1.00/100rad.でそれぞれ降伏す るように設定した.  壁の縦筋は D10@40 ダブルとし,I-H-490-0.25試験体 のみ,外側の 8 本に D13-SD490 を使用した.さらに,I-H シリーズの露出鉄筋にはシース管を用いて基礎梁部 分に 200mm の付着除去区間を設けている.配筋位置に ついてはそれほど違いがないため,I-H-295-0.25試験体 の配筋位置について図 4 に詳細を示す.  表 1 に試験体の一覧を示す.表 2 と表 3 に試験体に用 いた材料の力学的性質を示す. 3.2 加力装置と測定方法  図 5 に加力装置の概略図を示す.鉛直荷重は 5MN 試 験機により載荷し,実験中は鉛直荷重を一定に保持し た.なお,軸力比は壁脚部の断面(140 × 410mm )を 用いて算定した.水平力は 1MN油圧ジャッキにより正 負交番で繰返し載荷を行い,載荷点の水平変位により 制御した.載荷プログラムは全ての試験体で漸増振幅 繰返し型とし,R= ± 0.25/100rad. から R= ± 1.00/100rad. まで変位振幅増分を 0.25/100rad. とし,各変位振幅で 3 回ずつ載荷を行い,以降は R= ± 1.50/100rad. を 3 回ず つ行った.その後,I-N シリーズでは R= ± 2.00/100rad. を 1 回の合計 16 回,I-Hシリーズでは R= ± 2.00/100rad. を 3 回の合計 18 回の繰返し載荷を行った. 図 5 加力装置と測定位置 面外補剛装置 テフロンシート カウンターバランス装置 W カウンターバランス装置 W GL 5MN試験機 軸力 H シャフト 加力梁 1MN油圧ジャッキ 面外補剛装置 ローラー ローラー ロードセル 自在クレビス ピン ロードセル 試験体 水平力載荷用PC鋼棒 PC鋼棒 PC鋼棒 Iビーム PC鋼棒 (1) 図 4 I-H-295-0.25 試験体配筋図 表 1 試験体一覧 表 2 鉄筋の力学的性質 降伏強度 降伏ひずみ 引張強度 (N/mm2) (μ) (N/mm2) D-10 (SD295) 359 1753 488 0.736 D-13 (SD490) 541 2638 662 0.817 D-19 (SD345) 384 1875 542 0.708 D-10 (SD295) 359 1753 485 0.740 D-13 (SD490) 550 2682 671 0.820 D-19 (SD345) 408 1989 580 0.703 試験体 I -Nシリーズ I-H シリーズ 規格 降伏比 表 3 コンクリートの力学的性質 圧縮強度 ヤング係数 スランプ 空気量 (N/mm2) (kN/mm2) (cm) (%) I-Nシリーズ 36 43.6 33.3 16.3 4.8 I-Hシリーズ 27 35.7 27.6 21.7 5.3 試験体 呼び強度 4 5 0 20 1 8 0 0 1 2 0 0 (付 着 除 去 区 間 ) B B A A 2 0 0 200 410 200 810 配筋図 40 120 4040404040404040 120 810 1 4 0 41.563.5 63.541.5 2 7 .5 27 .5 1 4 0 2 7 .5 2 7 .5 1 4 0 40 120 4040404040404040 120 810 41.563.5 63.541.5 410 2 7 .5 27 .5 1 4 0 40 120 4040404040404040 120 810 41.563.5 63.541.5 A-A 断面図 脚部断面図 B-B 断面図 B×D B×D (脚部) 横筋 アンボンド鉄筋 (配筋位置) 露出鉄筋 Fc (N/mm2) 36 27 140mm×810mm 140mm×410mm 縦筋 D10@40ダブル(SD295) D10@40ダブル(SD295) 外側8本 D13-SD490 D10@80ダブル(SD295) D10-SD295 D13-SD490 D10-SD295 D13-SD490 試験体 (内側配置) (内側配置) (内側配置) (内側配置) D10-SD295 D13-SD490

I-N-295-0.25 I-N-490-0.25 I-H-295-0.25 I-H-490-0.25

(3)

57-3  図 5に測定した主な変位を示す.変位は,載荷点位置 において水平変位と鉛直変位を測定した.壁の部材角R は,載荷点の水平変位を載荷点高さ(1600mm)で除し た値として定義した.なお,本試験体は壁脚部にスリッ トを設けており,この部分ですべり破壊が懸念される ため,壁脚部において水平変位を測定した.また,ひず みゲージを用いて鉄筋の挙動を観察した. 3.3 耐力評価  表 4に各試験体の計算耐力を示す.なお,耐力の計算 には,壁脚部の断面せい(410mm)を使用した.  曲げ耐力時のせん断力 Qfは,壁脚部の RC 断面(140 × 410mm)の全塑性モーメントに,アンボンド鉄筋と 露出鉄筋の負担曲げモーメントを足し合わせ,載荷点 高さ(1600mm)で除した値とした.せん断耐力 Qsは文 献 3)のせん断終局強度式により算定し,パンチングシ ア耐力 Qpは文献 4)の式により算定した.  表に示すように,I-H-490-0.3 以外の試験体はせん断 余裕度が 1 を超えるように断面を設計した曲げ破壊 モードとなっており,I-H-490-0.3 試験体は,せん断余 裕度が 1.0 程度の曲げ・せん断破壊モードとなってい る.これは,せん断余裕度による試験体の破壊性状の 違いを観測するためである. 図 6 荷重−変形関係 伏した.その後,R=1.07/100rad. でアンボンド鉄筋が降 伏するまで,耐力の上昇は続いた.損傷状況は I-295-0.25と同様であった.R=1.50/100rad.の繰返し載荷以降, 壁脚部のかぶりコンクリートの剥落が観察され,露出 鉄筋の座屈や破断による耐力低下が見られた.  上記の破壊性状に対して,I-Hシリーズでは露出鉄筋 に累積塑性ひずみを抑制するために付着除去区間を設 けることで改善を試みた.  I-H-295-0.25 の実験結果について述べる.R=0.25/ 100rad. で壁脚部の縦筋が降伏し ,R=0.58/100rad. で露出 鉄筋が降伏した.その後,R=0.69/100rad. でアンボンド 鉄筋が降伏するまで,耐力の上昇は続き,R = 2 . 0 0 / 100rad. の 1 サイクル目まで耐力を維持し,その後,耐 力の低下が見られた.損傷状況は,R=1.00/100rad. の繰 返し載荷まで顕著な損傷は観察されず,R=1.50/100rad. の繰返し載荷以降で壁脚部にひび割れが生じた.  I-H-490-0.25 の実験結果について述べる.R=0.47/ 100rad.で露出鉄筋が降伏し,R=0.74/100rad.で壁脚部の 縦筋が降伏した.その後,R=1.08/100rad. でアンボンド 鉄筋が降伏するまで,耐力の上昇は続き,R = 2 . 0 0 / 100rad. の 1 サイクル目まで耐力を維持し,その後,耐 力の低下が見られた.損傷状況は,R=1.00/100rad. の繰 返し載荷で壁脚部に薄いひび割れが生じ,R = 1 . 5 0 / 100rad. の繰返し載荷以降,そのひび割れが脚部全体に 拡がった. 4 実験結果 4.1 実験経過と荷重−変形関係  図 6 に実験より得られた各試験体の荷重−変形関係 を示す.図の縦軸は載荷点高さの水平力 H ( kN) で, 横軸は壁の部材角 R(× 10-2rad.)である.また,図 6 に は,4 体の比較をするために,R=2.00/100rad. の 1 サイ クル目までの荷重変形関係を示す.  I-N-295-0.25の実験経過について述べる.載荷直後に 露出鉄筋が降伏し,R=0.25/100rad.で壁脚部の縦筋が降 伏した.その後,R=0.61/100rad. でアンボンド鉄筋が降 伏するまで,耐力の上昇は続いた.損傷状況は,R=0.75/ 100rad. の繰返し載荷で壁脚部に薄いひび割れが生じ, R=1.00/100rad.の繰返し載荷でひび割れが顕著になり始 めた.R=1.50/100rad.の繰返し載荷で壁脚部に新たなひ び割れが生じ,さらに露出鉄筋が破断し始めた.露出 鉄筋の破断後,耐力低下が見られた.  I-N-490-0.25の実験経過について述べる.載荷直後に 露出鉄筋が降伏し,R=0.25/100rad.で壁脚部の縦筋が降 表 4 計算耐力一覧 Qf(k N) Qs(k N) Qp1(kN) Qp2(k N) Qs/Qf I-N-295-0.25 141 1.69 I-N-490-0.25 173 1.38 I-H-295-0.25 169 562 683 1.33 I-H-490-0.25 238 765 739 0.94 800 224 試験体 計算値 238 604 (a) I-N シリーズ試験体 -200 -100 0 100 200 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 I-N-295-0.25 水 平 力 ( kN ) 部材角 (×10-2rad.) -200 -100 0 100 200 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 I-N-490-0.25 水 平 力 ( kN ) 部材角 (×10-2rad.) (b) I-H シリーズ試験体 -200 -100 0 100 200 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 I-H-295-0.25 水 平 力 ( kN ) 部材角 (×10-2rad.) -200 -100 0 100 200 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 I-H-490-0.25 水 平 力 ( kN ) 部材角 (×10-2rad.)

(4)

57-4 4.2 破壊性状  図 7 に各試験体の最終的な損傷状況をスケッチした ものを示す.スケッチに示すように,いずれの試験体 も壁脚部にのみ損傷が集中しており,壁板上部にひび 割れが進展することはなかった.また,設計上の変形 のクライテリアとして設定した部材角R=1.00/100rad.以 内では,顕著な損傷は観察されていない.最終的な損 傷度合いも,従来の耐震壁に比して軽微なもので,試 験体は優れた損傷制御性能を有することが確認できた. せん断余裕度の小さい I-H-490-0.25 試験体においても, 壁脚部に多くひび割れは見られたが,壁板上部へとひ び割れが進展することはなかった.  アンボンド鉄筋については,いずれの試験体も概ね 想定した部材角で降伏した.アンボンド鉄筋は小変形 時には弾性を維持し,降伏するまではいずれの試験体 も残留変形は1/3以内に収まっている.アンボンド鉄筋 が弾性範囲内にあるときの剛性確保と自己復原性に関 しても,概ね効果を確認できた.  露出鉄筋については,I-Nシリーズでは露出鉄筋に著 しく大きい塑性ひずみが観察され,最終的にスリット 部分で破断した.これは,I-Hシリーズで圧縮側での累 積塑性ひずみを抑制することで防ぐことができた.  本試験体は脚部にスリットを有するため,壁脚部で すべり破壊が懸念されたが,そのような破壊は生じな いことが実験的に示された. 4.3 鉛直変形  図 8に実験より得られたI-N-295-0.25,I-H-490-0.25試 験体の鉛直ひずみを示す.いずれの試験体も同じ傾向 で,図に示すように鉛直方向への伸びはほとんど観測 されなかった.これは,曲げひび割れが壁板上部に進 展していないことを示している. 4.4 最大耐力  表5に各試験体の最大耐力の実験値と計算値を示す. 実験値Hexpについては,正側加力時と負側加力時の各最 大耐力の平均値とした.計算値 Hf1については,表 4 で 示した曲げ耐力時のせん断力Qfと同じ値である.また, I-Nシリーズについては,露出鉄筋に顕著な塑性化が見 られたため,露出鉄筋のひずみ硬化を考慮した計算値 Hf2も示す.いずれの試験体も 6%以内で精度良く評価 できている.I-H-490-0.25については若干低い値になっ ているが,先にせん断耐力に達したと考えられる. 図 7 実験後の損傷状況 5 まとめ  実験より得られた知見を以下に列挙する. 壁試験体の履歴性状は,変形のクライテリアである 部材角 R=1.00/100rad. 以内では,急激な耐力低下を 示すことなく,安定した履歴挙動を示した. 壁試験体の損傷は,部材角 R=1.00/100rad. 以内では ほとんど観察されなかった.また,露出鉄筋に付着 除去を施すことで,鉄筋の破断・座屈を防ぎ,さら に損傷を抑制できることを確認した. せん断余裕度の小さい試験体においても,損傷は軽 微なもので,優れた損傷制御性能を確認できた. 1) 2) 3) 中原浩之,高橋恵介,Nasruddin JUNUS:TRC 柱とスパンドレ ルビームからなる柱降伏型骨組の構造性能に関する実験的研 究,コンクリート工学年次論文,Vol.33,No.2,pp.1153-1158, 2011.7. 崎野健治,上枝豊,日高桃子:転倒降伏耐震壁に関する実験的 研究,日本建築学会構造系論文集 第584号,pp.177-184,2004 年 10 月 日本建築学会:鉄筋コンクリート造建物の終局強度型耐震設計 指針・同解説,pp.106,1990.11. 日本建築防災協会:2001年改訂版既存鉄筋コンクリート造建築 物の耐震改修指針同解説,pp.102,pp.360,2001.10. <参考文献> 1) 2) 3) 4) (b) I-H 試験体 I-H-490-0.25 I-H-295-0.25 図 8 鉛直ひずみ (a) I-N 試験体 I-N-490-0.25 I-N-295-0.25 表 5 実験値と計算値の比較

実験値Hexp (k N ) 計算値Hf1 (k N ) Hexp / Hf1 計算値Hf2 (k N ) Hexp / Hf2

I-N-295-0.25 159 141 1.13 150 1.06 I-N-490-0.25 185 173 1.07 182 1.02 I-H-295-0.25 167 169 0.99 I-H-490-0.25 224 238 0.94 試験体 最大水平力 -0.1 0 0.1 0.2 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 I-N-295-0.25 鉛 直 ひ ず み ( % ) 部材角 (×10-2rad.) -0.1 0 0.1 0.2 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 I-H-490-0.25 鉛 直 ひ ず み (% ) 部材角(×10-2rad.)

参照

関連したドキュメント

は、金沢大学の大滝幸子氏をはじめとする研究グループによって開発され

は、金沢大学の大滝幸子氏をはじめとする研究グループによって開発され

〜30%,大腸 10%,食道 10%とされ る  1)   .発育進 展様式として壁内発育型,管内発育型,管外発育 型,混合型に分類されるが,小腸の

本研究の目的は,外部から供給されるNaCIがアルカリシリカ反応によるモルタルの

執務室は、フロア面積を広くするとともに、柱や壁を極力減らしたオー

原子炉本体 原子炉圧力容器周囲のコンクリート壁, 原子炉格納容器外周の壁 放射線遮蔽機能 放射線障害の防止に影響する有意な損

・ 壁厚 200mm 以上、かつ、壁板の内法寸法の 1/30 以上. ・ せん断補強筋は、 0.25% 以上(直交する

・ 壁厚 200mm 以上、かつ、壁板の内法寸法の 1/30 以上. ・ せん断補強筋は、 0.25% 以上(直交する