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「物にはすべて重さがある」という認識を創る学習内容

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Academic year: 2021

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(1)「物 に は す べ て 重 さが あ る」 と い う認 識 を創 る 学 習 内容 玉. "N. 井. 裕. 和*. Learningcontentfordevelopingrecognition othingisweightless,everythinghasitsweight" (TAMA工Hirokazu). 1.は. じめ に. 平 成20年(2008年)3月. 公 示 の 新 し く改 定 され た 学 習 指 導 要 領 に お い て 、 文部 科 学 省 は、 改. 定 の 基 本 的 な 考 え 方 と して、次 の3点 を取 り上 げ て い る。 す な わ ち、「教 育 基 本 法 改正 等 で 明確 に な っ た教 育 の理 念 を 踏 ま え、 『生 き る力 』 を育 成 す る。」 「知 識 ・技 能 の習 得 と思 考 力 ・表 現 力 等 の 育 成 のバ ラ ンス を 重 視 し、 授 業 時 数 を 増 加 す る。」 「道 徳 教 育 や 体 育 な ど の充 実 に よ り、 豊 か な心 や健 や か な体 を育 成 す る。」 で あ る。 そ して、 理 科 の授 業 時数 を、 他 の 国語 ・社 会 ・算 数 の3教 科 に体 育 を加 え て、10%程. 度増加. させ 、 理 数 教 育 の充 実 を 図 る と した。 そ れ は、 国 際 的 な通 用 性 、 内容 の系 統 性 の観 点 か ら指 導 内容 を充 実 させ 、 反 復(ス パ イ ラル)に もの で あ る。 平 成10年(1998年)公. よ る指 導 、 観 察 ・実 験 、 課 題 学 習 を充 実 させ る と い う. 示 の 学 習 指 導 要 領 理 科 の 旧版 で は 目立 って いた 「は どめ 規. 定 」 を原 則 削 除 した こ と も重 要 事 項 と して い るω。 特 に、理 科 にお い て は、「科 学 的 な 概 念 の 理 解 な ど基 礎 的 ・基 本 的 な 知 識 ・技 能 の 確 実 な 定 着 を 図 る観 点 か ら、 「エ ネ ル ギ ー 」、 「粒 子 」、 「生 命 」、 「地 球 」 な どの 科 学 の基 本 的 な 見 方 や概 念 を 柱 と して 、 子 ど も達 の 発 達 の 段 階 を 踏 まえ 、 小 ・中 ・高 等 学校 を通 じた理 科 の 内容 の構 造 化 を 図 る方 向 で 改 善 す る。」 と した(2}。 そ う した経 緯 の 中 で、 戦 後、 文部 省 の 時代 か ら遡 って み て も例 の無 い、 「小 学 校 理 科 の 観 察 、 実 験 の手 引 き」 が文 部 科 学 省 の手 で編 纂 され、 平 成23年3月. に 出版 され た。 この経 過 に つ い て. は、 そ の 「ま え が き」 に あ るよ うに、 「平 成20年 度 小 学 校 理 科 教 育 実 態 調 査 」 にお い て 、 「学 級 *近 畿大学教職教育部助教. 〔キ ー ワ ー ド〕 物 と そ の重 さ、 重 さ の認 識 調 査 、 物 質 認 識 、 質 量 保 存 、 科 学 的認 識 と学 習 課 程. 一51一.

(2) 近 畿 大 学 教 育論 叢. 第25巻 第1号(2013・9). 担 任 と して理 科 を 教 え る教 員 の約5割 職 経 験 が10年 未 満 の教 員 で は、6割. は、 理 科 の指 導 に苦 手 意 識 を感 じて お り、 そ の 中 で も教. を超 え て い る」 とい う結 果 を踏 ま え た か らだ と い う(3)。. そ して、 戦 後初 あ て、 小 学 校3年 生 に 「物 とそ の重 さ」 の単 元 が設 定 さ れ た の で あ る。 こ の 単 元 は、 先 の4区 分 の うち、 「粒 子 」 の 内 容 区 分 の 構 造 化 に当 て られ て い る。 そ こで は 、 「粒 子 の存 在 ・粒 子 の結 合 ・粒 子 の もつ エ ネ ル ギ ー」 と い う他 の三 つ と並 ぶ 「粒 子 の保 存 性 」 と い う 項 に位 置 づ け られ、 そ の項 の学 習 の 出発 点 に な っ て い る。 ま さ に、 物 質 の保 存 性 と して の粒 子 で あ り、 そ の第 一 番 の学 習 が、 「物 とそ の 重 さ」 な の で あ る。 私 は、 「物 とそ の 重 さ」 の 学 習 は 小 学 校 の理 科 の基 礎 で あ る と考 え て い る。 「物 に はす べ て 重 さ が あ る」 こ と を認 識 し、 物 の重 さ の保 存 性 と加 法 性 を理 解 して こそ 、 そ の あ と に展 開 され て い く物 の姿 や そ の変 化 を問 う理 科 の 授 業 、 す な わ ち 自然 科 学 の 学 習 が 成 立 す る もの と考 え て い る。 そ こ で、 今 回、 「物 と そ の 重 さ」 の 学 習 指 導 を め ぐって 、 私 の指 導 計 画 に基 づ く実 践 と、 教 科 書 を 中心 と した他 校 で の 実 践 とを 比 較 検 討 す るた め に、 知 り合 いの 教 員 の 協 力 を 得 て 、 い く つ か の 学 校 に ア ン ケー トを 実 施 して いた だ いた。 また 、 中 学 生(公 立 中 学 校)や 大 学生(近. 畿. 大 学 教 職 課 程 理 科 教 育 法1受 講 学 生)の 認 識 も把 握 して 参 考 に した い と思 い、 関係 す る教 員 に もお 願 い し実 施 して いた だ いた。 こ こ に記 して お 礼 を 申 し上 げ る。. 2。. 重 さ に つ い て の ア ン ケ ー トと そ の 結 果. (1)ア. ン ケ ー トの 調 査 方 法 と対 象. ア ン ケ ー ト調 査 の 方 法 は 、 次 の 通 り で あ る。 単 元 の 学 習 に 入 る前 に テ ス トで は な い こ と を 断 り、 ア ン ケ ー トの プ リ ン トを 配 布 し て 回 答 し て も ら う。 ま た 同 様 に 、 単 元 の 学 習 の 全 体 が 済 ん だ 終 了 後 に 、 同 じ ア ン ケ ー トを 同 じ方 法 で 問 い 、 答 え て も ら う こ と に し た 。 私 が 授 業 を し た 近 畿 大 学 附 属 小 学 校(以 トを2011年. 度 の2012年2月9日. 下 、 近 小 と 略 す)の3年. に 実 施 し、 授 業 後 は 、2012年2月24日. 生 で は、 授 業 前 の ア ンケ ー と28日 に 実 施 し た 。 他 校. で の 実 施 は 一 年 遅 れ の 年 度 と な っ た 。 お お よ そ の ア ン ケ ー ト実 施 月 と 答 え て く れ た 児 童 ・生 徒 ・学 生 の 人 数 を 一 覧 表 に ま と め る と、 表1の. 一52一. 通 りで あ る。.

(3) 」 辱 礎e'叫. 「物 に は す べ て 重 さが あ る」 とい う認 識 を 創 る 学 習 内 容. 表1ア. ンケ ー トを行 った 時期 と 人数. 授 業前 近. 小. 実施 人数. 2012年2月. 私 立A. 2013年1月. 私 立B. 2012年6月. 103人. 実施人数. 2012年2月. 78人. 2013年3月. 95人. 95人 150人. 2013年2月. 私 立C. (2)ア. 授 業後. 143人. 私 立D. 2013年2月. 40人. 2013年3月. 38人. 私 立E. 2013年1月. 85人. 2013年3月. 72人. 公 立F. 2013年3月. 11人. 中学 校. 2012年7月. 近畿大学. 2012年6月. 112人. 96人. ン ケ ー トの 実 際 表2配. 布 した ア ンケ ー ト(B5版). テ ス トで は あ りませ ん。 ア ンケ ー トです 。 つ ぎ の こ と ば の もの に重 さが あ ります か 。 重 さが な い と思 う もの の()に ○ をつ け ま し ょ う。 す なつ ぶ1こ()が. び ょう1こ()声(). この 紙1ま. に うか ぶ くも()空. い()空. か み の 毛1本()ホ ね つ()夜. コ リ()ほ. 気() の お(). 空 に見 え る月()わ. た(). 手 を はな す と上 に とん で い くふ うせ ん()鳥. の 羽(). 豆 電 球 か らの 光()た. ば この けむ り(). 水 道 の 水1て. ュー スに うい て い る氷(). き()ジ. 食 器 を あ ら うス ポ ン ジ()シ. ャボ ン玉(). この ほか に 、 重 さが な い と思 う もの が あ れ ば、 下 の カ ッ コに 書 き ま し ょ う。. 一53一. 、 ご,.

(4) 近畿大学教育論叢. (3)ア. 第25巻 第1号(2013・9). ン ケ ー トに 選 ん だ 物 質 と 物 質 選 出 の 思 い 表3ア. ンケ ー トに 選 ん だ 物質 と物 質選 出 の思 い. 重 さ が な い もの. 物質名. 物. 1. 砂. 粒. 小 さい が 目に見 え る. 2. 画. 鋲. 砂 粒 よ りは大 き い. 3. 声. 4. ○. 質. 選. 出. の 思. 軽 い の で 重 さ は あ る か ど うか迷 う 目に見 え る. 普段使 う. 目 に見 え な い. 音(空 気 の振 動)重. 紙. 薄 い が見 え る. 重 さはある. 空 に浮 かん で い る もの. 重 さ は あ る と感 じて い る. さはない. 5. 空. の 雲. 6. 空. 気. 目 に見 え な い. 重 さ も感 じな い6年. 7. 髪. の. 毛. 細 くて 見 え る. 重 さ は 日常 的 に少 しは感 じて い る. 8. ホ. コ. リ. 目 に見 え る. 実 体 は小 さ い水 滴 の集 合 だ が… 生 で 学 ぶ か な?. 空 中を 舞 い下 に落 ちた りす る. 9. 炎. 10. 熱. 11. 夜 空 の月. 12. 綿. 13. 飛 ぶ風 船. 空 中 に 浮 か ん で い て 落 ちて こな い?浮. 14. 鳥. 羽 は 軽 い?と い う思 い 込 み. 15. 電球 の 光. 16. タバ コの 煙. 空中に浮かんでいる. 17. 水1滴. 小 さ くて 見 え る. 18. 浮. 19. ス ポ ン ジ. 重 さは感 じる が軽 い. 20. シ ヤボ ン玉. 空 中 に浮 か ん で い て 落 ち て こな い?浮. の. く. 揺れて見えて いる. ○. い. 普 段 は重 さ は感 じな い. 可燃気体の燃焼だが…. 温 度 と熱 の 混 同 あ り. 熱 の 実 体 は不 明?日. 衛 星 と して は大 き くて 重 い は ず. 常 会 話 で は 熱 が 有 る と言 うが. 浮 か ん で い て 落 ちて こな い?. 綿 は軽 い?と い う思 い 込 み. 羽. 氷. ○. 重 さを 感 じな い. 見えている. 力 と重 力. 光は物でない 煙 の実 体 は 固 体 だ が …. とて も量 が 少 な い と重 さは 感 じな い. 持 て ば 重 さを感 じ る. しか し、 水 に 浮 か ん で い る. 押 せ ば へ こむ. 一54一. で も重 さは あ る. 力 と重 力.

(5) 「物 に はす べ て 重 さが あ る」 とい う認 識 を 創 る学 習 内 容. (4)単 元 学 習 の 前 と後 の 近 小 の ア ンケ ー ト結 果 表4近. 畿 大 学 附 属 小 学 校 で の ア ンケ ー ト結 果. 近 畿 大 学 附 属 小 学 校3年 生 学 習 前 103名2012/02/09実 施%表 示. 近 畿 大 学 附 属 小 学 校3年 生 学 習 後 78名2012/02/24・28実 施%表 示 テ ス トで は あ りま せ ん。 ア ンケ ー トで す。. テ ス トで は あ り ま せ ん 。 ア ン ケ ー トで す 。 つ ぎ の こ とば の もの に重 さ が あ り ます か。 重 さ が な い と 思 う も の の()に. ○ を つ けま し ょ う。. す な つ ぶ1こ(57%)が の 紙1ま. 声(91%)こ. い(17%). 空 に う か ぶ く も(73%)空. ほ の お(74%)ね. つ(83%). 夜 空 に 見 え る 月(16%)わ. つ(87%) た(13%). 手 を は な す と 上 に と ん で い く ふ う せ ん(37%). 手 を は な す と上 に とん で い くふ うせ ん(12%). 鳥 の 羽(34%)豆. 鳥 の羽(6%)豆. 電 球 か ら の 光(95%) 道 の 水1て. き(33%). 電球 か らの光(99%). た ば こ の け む り(91%)水. ジ ュ ー ス に う い て い る 氷(2%). ジ ュー ス に うい て い る氷(0%). 食 器 を あ ら う ス ポ ン ジ(21%). 食器 を あ ら うス ポ ン ジ(1%). シ ャ ボ ン 玉(86%). シ ャボ ン玉(53%). この ほ か に、重 さ が な い と思 う もの が あ れ ば、下 の カ ッコ に書 き ま し ょ う。. 息4お 酸素. なら 湯気. 排気 ガス. ガス. レー ザ ー光 線. 水素. ヘ リウ ム. 放射能. 花 び ら2葉. 短 い銅 線. 鉛 筆 の キ ャ ップ トラ ンプ. 消 しカ ス2鉛. 消 しゴ ム ケ ー ス2マ. ビタ ミ ンCも. プラスチ ック. レア メ タ ル. のさ し. 服. 筆2 ス ク2 ゴム. 折 り紙. 一55一. 道 の水1て. き(8%). こ の ほ か に 、重 さ が な い と思 う も の が あ れ ば 、下 の カ ッ コ に 書 き ま し ょ う。. ダ イ オ キ シ ン ブ ラ ック ホ ー ル 宇 宙 エ ネ ル ギ ー 雪 一 粒 テ ィ ッ シ ュペ ーパ ー1枚2. 、雪u7巳. 気(86%) コ リ(13%). 夜空 に見 え る 月(18%)わ. た(47%). た ば こ の け む り(95%)水. 瞭. の 紙1ま い(4%). か み の毛1本(5%)ホ. コ リ(59%). ほ の お(81%)ね. び ょ う1こ(0%). 空 に うか ぶ く も(68%)空. 気(90%). か み の 毛1本(55%)ホ. ○ を つ け ま し ょ う。. す な つ ぶ1こ(13%)が. び ょ う1こ(10%). 声(96%)こ. つ ぎ の こ とば の もの に 重 さ が あ り ます か。 重 さ が な い と思 う もの の()に. なし.

(6) 近畿大学教育論叢. 第25巻 第1号(2013・9). (5)『 重 さ が な い と 思 う も の 』 学 習 前 後 の 全 体 一 覧 表%表 表5ア. 学校名. 近小. 前. 授業 の 前 ・後. 私立A. 私 立 B. 前. 前. 後. 実施人数. ンケ ー ト結 果. 後. 私 立 C. 全 体 集 計 表(単 位 は%). 私立D. 私立E. 前. 前. 後. 示. 後. 公 立 F. 学 中 大 校. 学. 後. 後. 後. 後. 近小を除 く 小学校 小 学 校 全合計 全 合 計. 全合計. 前. 前. 前 後. 103. 78. 95. 95. 150. 143. 40. 38. 85. 72. 11. 112. 96. 370. 359. 後. 後. 473 437 473 645. 1. 砂. 粒. 57. 13. 46. 29. 61. 33. 53. 42. 44. 36. 0. 17. 2. 52. 33. 53. 29. 53. 23. 2. 画. 鋲. 10. 0. 9. 4. 1. 15. 10. 5. 22. 25. 0. 4. 1. 9. 13. 9. 10. 9. 8. 80. 75. 84. 78. 84. 77. 26. 22. 24. 19. 24. 14. 61. 55. 64. 57. 64. 49. 72. 62. 76. 66. 76. 57. 3. 声. 96. 91. 80. 74. 89. 82. 68. 79. 72. 58. 91. 63. 91. 4. 紙. 17. 4. 18. 17. 29. 26. 18. 11. 34. 32. 0. 7. 0 ■. 5. 空. 6. 空. の. 雲. 73. 68. 53. 46. 77. 71. 48. 68. 48. 33. 18. 35. 25. 気. 90. 86. 75. 57. 85. 68. 75. 79. 44. 54. 18. 51. 23 1. 7. 髪. の. 毛. 55. 5. 51. 28. 62. 36. 65. 39. 42. 39. 0. 16. 4. 55. 34. 55. 29. 55. 23. 8. ホ. コ. リ. 59. 13. 47. 25. 53. 41. 33. 34. 40. 31. 0. 22. 9. 46. 33. 49. 29. 49. 25. 9. ほ. の. お. 81. 74. 60. 53. 81. 69. 48. 63. 52. 54. 0. 55. 83. 65. 59. 69. 62. 69. 64. 10. 熱. 83. 87. 61. 56. 80. 75. 60. 74. 58. 49. 0. 69. 92. 68. 62. 71. 67. 71. 71. 11. 夜 空 の 月. 16. 18. 23. 8. 33. 25. 20. 26. 27. 26. 0. 8. 13. 28. 20. 25. 20. 25. 17. 12. 綿. 47. 13. 34. 17. 41. 36. 20. 34. 47. 36. 0. 14. 2. 38. 30. 40. 27. 40. 21. 1. 13. 飛 ぶ 風船. 37. 12. 19. 13. 59. 35. 30. 16. 39. 28. 0. 21. 8. 41. 25. 40. 22. 40. 20. 14. 鳥. 34. 6. 23. 11. 35. 25. 13. 18. 34. 26. 0. 8. 1. 29. 20. 30. 18. 30. 13. 15. 電球の光. 95. 99. 71. 61. 87. 79. 58. 82. 72. 69. 45. 72. 88. 76. 72. 80. 76. 80. 77. 16. タ バ コの煙. 95. 91. 68. 65. 93. 74. 70. 84. 68. 63. 18. 58. 36. 79. 69. 82. 73. 82. 65. 17. 水1滴. 33. 8. 23. 21. 40. 31. 40. 21. 29. 29. 0. 10. 1. 33. 26. 33. 23. 33. 17. 18. 浮. 氷. 2. 0. 16. 5. 8. 15. 8. 8. 19. 14. 0. 4. 2. 12. 11. 10. 9. 10. 7. 19. ス ポ ン ジ. 21. 1. 8. 6. 15. 23. 8. 18. 26. 21. 0. 4. 2. 15. 17. 16. 14. 16. 11. 20. シ ャボ ン玉. 86. 53. 56. 45. 85. 60. 75. 79. 64. 49. 0. 37. 16. 72. 54. 75. 54. 75. 45. の. く. 羽. 一56一.

(7) 鴨. 「物 に はす べ て重 さが あ る」 と い う認 識 を 創 る学 習 内容. 3.ア (Dア. ン ケ ー トの 分 析 ン ケ ー ト結 果 の 特 徴. 授 業 を 受 け る 前 の 小 学 生473人(近. 小 生 も含 ん で い る)の. 全 集 計 に お い て 、 ア ン ケ ー ト結 果. の 特 徴 を み て み る 。 「重 さ が な い と 思 う も の 」 と 選 ん だ も の が 、小 学 生 全 体 で50%以. 上 にな った. も の は 、 「砂 粒 、 声 、 空 の 雲 、 空 気 、 髪 の 毛 、 ほ の お 、 熱 、 電 球 の 光 、 タ バ コ の 煙 、 シ ャボ ン 玉 」 の10項. 目で あ る。. こ れ ら の う ち 、 本 当 に 「重 さ が な い 」 も の は 、 「声 、 熱 、 電 球 の 光 」 の3項 ら3項. 目 に つ い て は 、 小 学3年. 生 も(一. 応 は)正. 目で あ る。 これ. し く 予 想 し て い る と し よ う。 問 題 は 、 残 さ れ. た 「砂 粒 、 空 の 雲 、 空 気 、 髪 の 毛 、 ほ の お 、 タ バ コ の 煙 、 シ ャ ボ ン 玉 」 の7項. 目 に つ い て 、 「物. と そ の 重 さ」 の 単 元 の 学 習 後 に ど う な る か で あ る 。 同 じ く小 学 生473人. の 全 集 計 に お い て 、 「重 さ が な い 」 と 選 ん だ 小 学 生 が 、50%未. も の は 、 残 り の 「画 鋲 、 紙 、 ホ コ リ、 夜 空 の 月 、 綿 、 飛 ぶ 風 船 、 鳥 の 羽 、 水1滴 ポ ン ジ 」 の10項. 満 に な った 、 浮 く氷 、 ス. 目 で あ る 。 こ れ ら10項 目 に つ い て 、 小 学 生 の 多 数 の 者 は 、 「重 さ が な い も の 」. と は し な か っ た の で あ る 。 こ れ ら10項 目 は 、 小 学3年. 生 は(一. 応 は)正. し く予 想 して い る と し. よ う。 次 に 、 小 学 校 の 学 習 課 程 を 終 え た 中 学 生 や 大 学 生 の 認 識 は い か が で あ ろ う か 。 ア ンケ ー トに 答 え た 中 学 生 の50%以. 上 の 者 が 、 「重 さ が な い 」 と 思 っ て い る もの は 、 「声 、 空 気 、 ほ の お 、 熱 、. 電 球 の 光 、 タ バ コ の 煙 」 の6項 ン玉 」 の4項. 目 が あ る 。 小 学 生 と 違 っ て 、 「砂 粒 、 空 の 雲 、 髪 の 毛 、 シ ャ ボ. 目 が 抜 け て い て 、 前 進 して い る 。 大 学 生 に な る と 、 中 学 生 で は 残 さ れ て い た 「空. 気 、 タ バ コ の 煙 」 の2項. 目 が さ ら に 抜 け て い る。 しか し、 大 学 生 も 「ほ の お 」 に は 「重 さ が な. い 」 と い うo 「ほ の お 」 に つ い て は 、1J、学 生 は69%、. 中 学 生 の55%、. 大 学 生 の83%の. も の と 答 え て い る 。 ま た 、 「電 球 の 光 」 で は 、 小 学 生 は80%、. 者 が 、 「重 さ が な い 」. 中 学 生 の72%、. 大 学 生 の88%の. 者 が 、 「重 さ が な い 」 も の と 答 え て い る 。 し か し、 「電 球 の 光 」 と 「ほ の お 」 は 、 共 通 し て 重 さ が な い も の で あ ろ う か 。 た と え ば 、 団 扇 な ど で 空 気 を 送 る と 、 「電 球 の 光 」 で は 光 は 揺 ら が な い が 、 「ほ の お 」 で は ほ の お が 揺 ら ぐ。 「ほ の お 」 と は 、 可 燃 気 体 が 燃 焼 し て 、 自 ら つ く る 気 流 に 揺 ら さ れ て い る 気 体 の 流 れ が そ こ に あ る の で あ る 。 密 度 の 違 い か ら、 周 り の 空 気 に 揺 ら さ れ 上 昇 し て 行 く気 体 の 実 体 が あ る 。 こ の よ う に 、 「ほ の お 」 は 物 で あ っ て ほ の お に は 重 さ が あ る の で あ る 。 一 方 の 光 そ の も の は 、 物 で. 一57一. 幣・璽.

(8) 近畿大学教育論叢. 第25巻 第1号(2013・9). は な い か ら、 光 に は 重 さ が な い 。 こ れ らを つ き あ わ せ る と 、 小 学 生 だ け で な く、 中 学 生 や 大 学 生 も、 可 燃 気 体 と い う 物 が 燃 焼 し て い る 「ほ の お 」 か ら 出 て い る 光 と、 「ほ の お 」 そ の も の と の 区 別 が つ い て い な い も の と 思 え る 。 こ れ ら の 峻 別 が で き て い な くて 、 混 同 して しま っ て い る 者 が 多 か った の で はな いか と推 測 され る。 ア ン ケ ー トに 答 え た 中 学 生 の う ち 、 「重 さ が な い 」 も の と 選 ん だ 中 学 生 が50%未. 満 の少 数 に. な っ た も の は 、 「砂 粒 、 画 鋲 、 紙 、 空 の 雲 、 髪 の 毛 、 ホ コ リ、 夜 空 の 月 、 綿 、 飛 ぶ 風 船 、 鳥 の 羽 、 水1滴. 、 浮 く氷 、 ス ポ ン ジ、 シ ャ ボ ン 玉 」 の14項. 空 の 雲 、 髪 の 毛 、 シ ャ ボ ン玉 」 の4項 タ バ コ の 煙 」 の2項. 目 が あ る。 小 学 生 か ら見 る と、 「砂 粒 、. 目 が 増 え て い る 。 大 学 生 に な る と、 そ れ ら に 、 「空 気 、. 目が さ ら に付 け加 わ る。. 中 学 生 にな る と、 さす が に小 学 生 と違 って 、 そ れ まで の 教 科 学 習 の 成 果 もあ って 、 重 さや 物 の 物 質 性 の 認 識 が 育 っ て い る と 言 え よ う 。 そ の 一 方 で 、 や は り、 手 に 持 つ こ と が で き な くて 捉 え ど こ ろ の な い 「空 気 」 や 、 そ の 空 気 中 に 漂 う 「タ バ コ の 煙 」 は 、 中 学 生 に と っ て も 物 質 性 の 認 識 が 難 し い もの な の で あ ろ う 。 こ こ で 、 私 の 指 導 した 近 小 生 を 除 い て 、 他 校 の 小 学3年. 生 で の 集 計 を み て み よ う。 そ こ で、. 単 元 の 学 習 の 前 と 後 と を 比 較 した と き 、 正 解 方 向 に20ポ イ ン ト以 上 シ フ ト して い る も の は 残 念 な が らひ と つ も な か っ た 。10ポ. イ ン ト以 上20ポ. イ ン ト未 満 の も の で は 、 「砂 粒 、 空 気 、 髪 の 毛 、. ホ コ リ、 飛 ぶ 風 船 、 タ バ コ の 煙 、 シ ャボ ン玉 」 の7項 一方. 、 近 小 の3年. 目あ った 。. 生 で は 、 単 元 の 学 習 の 前 と 後 と を 比 較 した と き 、 正 解 方 向 に20ポ イ ン ト以. 上 シ フ ト し て い る も の が 多 く あ る 。 そ れ ら の も の を 書 き 出 し、 シ フ トポ イ ン ト も あ げ て み よ う 。 「砂 粒34、 髪 の 毛50、 ホ コ リ46、 綿34、 飛 ぶ 風 船25、 鳥 の 羽28、 水1滴25、 シ ャボ ン 玉33」 の9項 2項 目 で 、 合 計11項. 目 で あ る 。10ポ. イ ン ト以 上20ポ. ス ポ ン ジ20、. イ ン ト未 満 の もの で は 、 「画 鋲 、 紙 、」 の. 目 とな った 。. こ の 結 果 を 、 近 小 生 を 除 い た 他 校 の 小 学3年. 生 の 結 果 と対 比 す る と き、 学 習 指 導 要 領 とそ れ. に 基 づ く教 科 書 で の 指 導 で は 、 「物 と 重 さ 」 の 単 元 の 学 習 活 動 を 展 開 し、 子 ど も達 に 学 習 活 動 に 参 加 さ せ る こ と が で き た と し て も 、 教 科 書 で 扱 わ な い 物 な ど も含 め 、 「物 に は す べ て 重 さ が あ る」 こ と を理 解 させ 、 科 学 的 認 識 に まで 育 て る こ とが で きな か った 。 も し くはそ の こ とへ の 貢 献 が 非 常 に 弱 い と い う こ と を 示 して い る の で は な い か と 推 測 さ れ る 。. 一58一.

(9) 「 物 に はす べ て重 さ が あ る」 と い う認 識 を創 る学 習 内容. (2)小. 学3年 生 が 、 「重 さ が な い と思 って い な い もの 」=「 重 さ が あ る と思 っ て い る も の 」. と は、 《手 で 持 つ とそ の 重 量 感 を 手 に感 じる こ とが で きる もの 》 で あ る 。 授 業 を受 け る前 の小 学 生473人 の 全 集 計 にお い て 、「重 さが な い」に ○ を つ け て い な い もの が 、 小 学 生 の50%未. 満 に な った 項 目 は、 「画 鋲 、 紙 、 ホ コ リ、 夜 空 の 月 、 綿 、 飛 ぶ 風 船 、 鳥 の 羽 、. 水1滴 、 浮 く氷 、 ス ポ ン ジ」 の10項 目で あ る。 な お、こ こで は、「重 さ の な い もの は」と問 わ れ た 子 ど も達 が ○ を つ け な か った項 目の もの は 、 「重 さが あ る」 と認 識 して い る と して 扱 って い る。 こ れ ら10項 目の もの の う ち、 「画 鋲 、 紙 、 綿 、 飛 ぶ 風 船 、 鳥 の 羽 、 水1滴 、 浮 く氷 、 ス ポ ン ジ」8項. 目 につ い て まず 考 察 す る。. こ れ ら8項 目の もの の共 通 点 と は、 何 で あ ろ うか 。 そ れ は、 目に見 え、 手 に 持 て る もの で、 手 に持 っ た と き に それ な りの重 量 感 を感 じ られ る もの と い う こ とで はな いか と思 う。 また 、 飛 ん で 行 っ た り浮 い た りす る風 船 や 氷 で も、 「飛 ぶ 風船 」 が空 を 飛 ん で い な い とき、 「浮 く氷 」 も 水 に浮 いて い な い と き に は、 手 に持 て ば重 量 感 を 感 じられ る。 残 りの 「夜 空 の 月 、 ホ コ リ」 は い か が で あ ろ うか。 「夜 空 の月 」 は、 目に は 見 え る が も ち ろ ん 手 に は持 て な い物 で あ る。 しか し、 重 量 感 につ いて は十 分 に想 像 で き る物 で あ る。 残 され た 「ホ コ リ」は、目 に見 え 、手 に 持 て る もの か ど うか は 微 妙 で あ ろ う。 この 点 、子 ど も達 の 回答 も、 小 学 生 全 員 の 子 ど も達 の 評 価 で は 「重 さが な い と思 う もの 」 が49%だ. が 、 近 小 で は59%を. 示し. て お り、 半 数 前 後 の 微 妙 な 位 置 にな って い る。 以 上 を ま とめ る と、 学 習 前 の 小 学3年 生 が 考 え る 『重 さが あ る 物 』 とは 、 自分 の 《手 で持 つ とそ の 重 量 感 を 手 に感 じる こ とが で きる 物 》 と言 え るの で は な い か と思 う。 実 際 に 手 に持 って 重 量 感 を 感 じた こ とが あ るか ど うか とい う体験 的 認 識 の 有 無 で 、 物 に 重 さが あ るか な い か を 判 断 して い るの で はな い か と推 測 され る。 これ が 、 学 習前 の3年 生 の 「物 」 に つ い て の認 識=物 性 につ い て 認 識 の 実 態 で あ ろ う。 しか し、 学 習 前 の 実 態 が そ うで あ る こ とは 良 い と して も、 この 「物 とそ の 重 さ」 の 学習 が 終 え た 後 で も、 そ の 物性 認 識 に何 も前進 的 な 変 化 が な くて 良 い の で あ ろ うか。 そ の 後 の 小 学 校 の理 科 学 習 全 体 を 見通 した と きに、4年 生 以 降 の学 習 に お い て、 科 学 的思 考 の 対 象 と して い る物 が 、 「手 で持 つ と そ の重 量 感 を 手 に感 じる こ とが で き る物 」 だ け に 限定 さ れ て い る と した ら、 そ もそ も物 性 認 識 の難 しい 電気 や磁 石 の 学習 な どだ け で な く、 溶 解 ・水 溶 液 の 学習 や 気 体 ・燃 焼 の 学 習 な どで も、 科学 の学 習 が成 り立 た な い こ とは、 あ ま りに も明 らか. 一59一.

(10) 近畿大学教育論叢. 第25巻 第1号(2013・9). で あ ろ う。. (3)近 小 の3年 生 で、物 の 重 さの 認 識 が 前 進 した の は、《手 で持 っ て も その 重 量 感 を手 に感 じ る ことが で き な い物 に も重 さが あ る とわ か った》 こ と。 授 業 前 後 の比 較 に お い て、 他 の小 学 生 で は あ ま り前 進 しな か った が、 近 小 の小 学 生 で物 の重 さの認 識 が大 き く前 進 で き た要 因 は何 か。 これ が、 この小 論 で解 明 す べ き 中心 点 で あ る。 ま ず は っき り と言 え る こ とは、 近 小 で前 進 した項 目で あ る 「砂 粒 、 髪 の毛 、 ホ コ リ、 綿 、 飛 ぶ風 船 、 鳥 の羽 、 水1滴 、 ス ポ ン ジ、 シ ャボ ン玉 」 な どに重 さ が あ るか ど うか を、 近 小 で の指 導 計 画 に お い て、 直 接 的 に取 り扱 った とい う事 実 は な い とい う こ とで あ る。 個 々 の物 を取 り上 げ て、 そ の物 に重 さが あ る か を 問 い か け る こ とを重 ね て い って も、 子 ど も達 に は、 取 り扱 った 物 に つ い て の重 さの認 識 は で き た と して も、 他 の物 に対 して思 考 を働 か せ 判 断 して い く力 を育 て られ な い。 これ は、 近 小 生 を 除 く小 学 生 の ア ンケ ー ト結 果 の事 実 が示 して い る。 この よ う に、 《手 で持 つ と そ の重 量 感 を 手 に感 じる こ とが で き る物 》 だ け を、 い くら多 くの 物 に つ い て取 り上 げ て も、『物 に は す べ て重 さが あ る」 とい う物 一 般 につ い て の普 遍 的 ・科 学 的 な認 識 は形 成 で き な い の で あ る。 そ れ に対 して、《手 で持 って も そ の重 量 感 を手 に感 じる こ とが で き な い物 に も、重 さが あ る と わ か る》 こ と。 この認 識 を獲 得 す る と、 『す べ て の 物 は 、(体 積 と と も に)重 さを 持 つ 』 こ とが 認 識 で き る の で あ る。 この こ とを め ざ した系 統 的 で科 学 的 な学 習 過 程 が 構 成 され て い る こ とが 重 要 な の だ と考 え る。 す べ て の物 に重 さが あ る とい う認 識 を創 る た め に は、 ど うす れ ば良 いか 。 それ は、 ご く小 さ な物 に も重 さが あ る こ とを扱 う こ とで あ る。 一 見 、 重 さ の な い よ うに感 じる小 さ な物 に も重 さ が あ る こ とが わ か る と、 そ れ よ り大 き な物 な ら、 す べ て の物 に重 さが あ る と予 想 を持 つ こ とが で き る。 そ の 予 想 を持 った 目で 、 別 の 事 象 で事 実 を 確 認 す る と、 「や っ ぱ りそ うか 」 と認 識 の 階段 を 一 段 の ぼ り、 普 遍 性 を 獲 得 で き る の で あ る。 これ が 、 「物 に はす べ て重 さ が あ る」 と い う認 識 を創 る学 習 内容 で あ る。 具 体 的 に は、 私 の指 導 過 程 で は、 第 四次 の 「小 さ な物 の重 さ」 の学 習 が 当 た る。 まず 、 プ ル タ ップ を使 い、 同 じ物 で どち らが多 い か とい う量 の大 小 を知 りた い とき、 全 体 の重 さ の大 小 で べ る こ とが で き る こ とを知 る。 割 れ た煎 餅 の粉 々 に な った片 割 れ で も、 も しな くなれ ば重 さ. 預. 減 る こ と を 想 像 さ せ る 。 ホ ッ チ キ ス の 針1本. 一60一. で も傾 く ス トロ ー て ん び ん を 見 せ て 実 際 に 試.

(11) 「物 に は す べ て 重 さが あ る」 とい う認識 を 創 る 学 習 内 容. す 。 こ う した 課 題 で これ らに 迫 って い る。 ホ ッチ キ スの 針1本 は 、 指 で つ まむ こ とは で き て も、 小 さす ぎ て 初 め は 重 さな ん て な い よ う に 思 って い る児 童 が 多 い もの だ。 実 際 に、台 秤 や天 秤 、電 子 天 秤 に載 せ て も傾 いた り しな い し、 数 値 が で て 重 さを 示 す こ と もな い。 しか し、 そ の よ うな重 さ が な い と思 って い た小 さ な物 に も 重 さが あ る とわ か った とき、 子 ど も達 の認 識 は飛 躍 的 に普 遍 性 を獲 得 で き る の で あ る。 ホ ッチ キ ス の 針1本 や、 穴 あ け パ ンチ で あ け た小 さ な丸 い紙1枚. に も重 さ が あ る こ と は、 手. 作 り ス トロー 天 秤 を使 え ば、 実 際 に 示 す こ とが で き る。 重 さが な い よ う に思 え る小 さい 物 で も、 た くさ ん集 め る と重 さ を計 量 す る こ と が で き る こ と か ら、 針 一 本 や紙 一 枚 の重 さ も計 算 で 求 め る こ とが で き る。 こ れ らの こ と を学 習 させ る。 こ の学 習 を経 る こ とで 、 お よ そ重 さの な い 物 な ん て こ の世 界 に は な い な ど と い う法 則 的 確 信 を持 たせ る こ とが で き るの で あ る。 そ の学 習 に至 る ま で の 「もの と その 重 さ」 の 学 習 の 構 成 を振 り返 って お こ う。 まず 、 物 に は 重 さが あ り、 物 の重 さ は秤 で 量 る こ とが で き る こ とを 知 らせ る。 そ の と き、 秤 に載 せ る位 置 を ず ら して も、 はみ 出 させ て 、 垂 れ る よ う に載 せ て も、 秤 に載 せ て い る限 り変 わ らな い こ とを 学 ばせ る。 次 に、 物 の 形 を 変 え て も、 物 を 小 さ く分 割 して も変 わ らな い こ とを 示 す。 そ の こ とか ら、 物 の 重 さが 変 形 や 分 割 に よ って も保 存 され て い る こ とを と らえ させ る。 この重 さ の保 存 性 の認 識 を 、 物 の 重 さ に は、 加 法性 が 成 り立 つ とい う認 識 に 発 展 させ る。 物 の重 さ は、 物 の 出入 りが あ る と きだ け変 わ る とい う と らえ 方 が で き るよ うに な る こ とが重 要 で あ る。 こ こま で が3年 生 の 学習 課 題 とな る。 さ らに 後 の学 年 の学 習 を概 括 して み よ う。 水 に溶 け て見 え な くな った食 塩 のす べ てが 保 存 さ れ て い る こ とは、 食 塩 水 の重 さを量 れ ば わ か る。 これ は、5年 生 の溶 解 の学 習 で扱 う。 見 え な い世 界 を物 の重 さを手 が か りに探 って い く。 ス チ ー ル ウ ー ル が燃 え て重 くな った こ とか ら、 空 気 中 の何 かが く っつ い た と考 え る こ とが で き、 酸 素 が く っつ い た分 だ け重 くな る と と らえ る こ とが で き る。 酸 素 に重 さが あ る こ と は、 空 気 に重 さ が あ る こ と と と もに大 切 だ。 これ らは、6年 生 の燃 焼 と気 体 の 学 習 で 扱 う。 こ れ らの 学 習 を経 て、 「物 の 重 さ が変 わ れ ば 、 必 ず もの の 出入 りが あ っ た に違 い な い 」 と確 信 を も って言 え る よ うに な った と き、 物 質 概 念 の 基 礎 と して の 「物 とそ の 重 さ」 が 学 び取 れ た と いえ る と思 う。 さて 一 方 で 、3年 生 の 「物 とそ の 重 さ」 の 学 習 活 動 に は、 同 体 積 の 銅 と プ ラ スチ ックの 直 方. 一61一.

(12) 近畿大学教育論叢. 第25巻 第1号(2013・9). 体 な どの重 さを比 べ る とい う もの が あ る。 手 に もたせ て量 感 を感 じさせ 、 秤 で 重 さ を調 べ る活 動 が 続 く。 物 質 に は 、 固 有 の 密 度 が あ る こ と を 体 感 さ せ る 上 で も、 後 の 高 学 年 で の 学 習 に 繋 が る大 切 な学 習 で あ る。 し か し、 そ の3年. 生 に 、 「同 じ体 積 の 銅 と プ ラ ス チ ッ ク を 水 に 入 れ る と 、 ど ち ら の 方 の 水 位 が. 高 く な る か 」 と 問 う と、 「銅 」 と 答 え る 子 ど も 達 が 多 い 。 こ こ に は 、 プ ラ ス チ ッ ク よ り銅 の 方 が 重 い も の だ と考 え る ま で は よ い が 、 重 さ と体 積 と に つ い て 、 認 識 の 分 離 が で き て い な い 実 態 が あ る 。 こ こ に 、 「物 の 体 積 の 学 習 」 も 、 物 の 重 さ の 学 習 に 準 じて 行 う 必 要 性 が 見 え て く る 。 そ れ は た とえ ば、 試 験 管 に い っぱ い に小 麦 粉 を入 れ る。 次 に、 試 験 管 を トン トン とた た く こ と で 、 小 麦 粉 は 詰 ま っ て 体 積 が 小 さ く な る 。 し か し、 こ の と き 重 さ は 変 わ っ て い な い 。 か つ て は 、 米 や 大 豆 な ど で も升 で 量 り 売 り を し て い た 。 そ の と き 、 商 店 主 は 升 を ト ン ト ン と は し な か っ た 。 さ ら っ と入 れ て す り き り一 杯 に し て い た 。 こ れ で は 買 い 手 が 損 を す る こ と に な っ て い た 。 体 積 で は 、 こ の よ う な こ と が あ る の で 、 今 は 、 液 量 以 外 は 、 重 さ で 量 り売 り を す る よ う に な っ て い る。 体 積 は 変 わ る こ と が あ る が 、 重 さ は 不 変 で あ る か ら だ 。 ま た 、50mlの. 水 と50mlの. ア ル コ ー ル を 混 ぜ る と 、100mlよ. り少 な く な る 。 粒 の 間 に 隙 間 が. あ る の で 、 物 が 違 え ば お 互 い の 粒 の 隙 間 に 入 り込 み 、 体 積 は 小 さ く な る 。 し か し、 そ ん な と き も、 重 さ は 加 法 さ れ て い て 減 っ て い な い 。 体 積 は 、 加 法 性 が 成 り立 た な い こ と が あ る が 、 重 さ の 加 法 性 は 必 ず 成 立 し て い る の で あ る。 こ う し て 、 物 の 出 入 り を 知 る 決 め 手 は 、 物 の 重 さ の 変 化 だ と い う こ と が わ か る 。 「物 と そ の 重 さ 」 と 「物 と そ の 体 積 」 の 学 習 の 最 後 に は 、 こ う し た こ と が わ か る 子 ど も達 を 育 て た い 。 物 は 温 度 に よ っ て 、 体 積 を 変 え る。 だ が 、 物 の 出 入 り が な い の だ か ら重 さ は 変 わ ら な い 。 体 積 だ け が 変 わ っ た の だ 。 こ の よ う に と ら え る こ と が で き る よ う に し て 、4年. 生 の 「物 の 温 度 と. 体 積 」 「三 態 変 化 」 の 学 習 に つ な ぎ た い 。. (4)近. 小 の3年 生 で 、 物 の 重 さ の認 識 が 前 進 しな か った も のが あ る の は何 故 か。. 近 小 生 の 学 習 後 の ア ンケ ー トで も、 本 当 に は そ の物 に 重 さは あ るが、 子 ど も達 の認 識 と して 「重 さ の な い もの」 と して残 され た もの に、 「空 の雲 、空 気 、 ほの お、 タバ コの 煙 、 シ ャボ ン玉 」 が あ る。 これ ら5項 目を 検 討 して み よ う。 これ ら5項 目 の共 通 点 に、 気 体 あ る い は 空 気 が あ る。 空 気 に代 表 され た 小 学 生 の 気 体 の 物 質 認 識 につ い て は 、 た い へ ん 難 しい 問 題 が あ る。 一 部 を 除 いて 多 くの 気 体 は無 色 透 明 で あ る。 袋 な ど容 器 に閉 じ込 め るか 、 水 上 置 換 を して 容. 一62一.

(13) 、ζ゜兜"▼. 「物 に はす べ て重 さが あ る」 と い う認 識 を 創 る学 習 内 容. 器 に 捕 集 し て は じ め て 、 気 体 の か さ(体. 積)を. 目 に 見 え る よ う に して 捉 え る こ と が で き る 。 空. 気 中 に あ って は、 空 気 の重 さ を意 識 す る こ とが で きな いの と 同 じ く らい に、 そ れ ぞ れ の 気 体 の 密 度 も、 す な わ ち 気 体 の 重 さ も、 捉 え ど こ ろ が な い もの で あ る 。 さ ら に い え ば 、 シ ャ ボ ン玉 な ど 、 空 気 か ら受 け る 浮 力 が 関 わ る も の に つ い て は 、 浮 い て い る 実 体 か らそ の もの に 重 さ が な い と 判 断 して し ま う の も 、 小 学3年. 生には、至極当然であ るとも. い え る 。 シ ャ ボ ン 液 に 隔 さ れ 閉 じ込 め ら れ た 気 体 が 、 空 気 中 を 漂 っ て い る こ と を 見 て わ か っ て い て も 、「シ ャ ボ ン玉 」の 受 け る 地 球 の 重 力 と 空 気 か ら 受 け る 浮 力 と の 綱 引 き で 空 気 中 を 漂 っ て い る と い う 実 態 論 的 な 認 識 は 、 小 学3年. 生 に は ま だ な い で あ ろ う。. 同 様 に 、 「空 の 雲 」 と い う も の は 、 空 気 中 の 水 蒸 気 が 冷 や さ れ 、 小 さ い 水 滴 か 氷 の 粒 に な っ た も の が 、 重 力 ・浮 力 ・上 昇 気 流 の 綱 引 き の 中 、空 気 中 を 漂 っ て い る も の で あ る こ と や 、 「タ バ コ の 煙 」 に つ い て も、 小 さ な 固 体 の 粒 が 、 雲 と 同 様 に 、 重 力 ・浮 力 ・空 気 の 流 れ の 中 、 漂 っ て い る 物 で あ る と い う 認 識 も な い 。 「ほ の お 」 と は 、 先 に 述 べ た よ う に 、 可 燃 気 体 が 燃 焼 して い て 熱 を 発 し、 自 ら上 昇 気 流 を 作 り な が ら、 下 方 か ら吸 い 寄 せ る 周 り の 空 気 が 作 る 気 流 の 中 で 揺 ら い で い る も の で あ る 。 こ の よ う に 、 そ れ ぞ れ に つ い て の 科 学 的 な 知 識 に 基 づ く実 態 論 的 認 識 が あ れ ば 、 「空 の 雲 、 空 気 、 ほ の お 、 タ バ コ の 煙 、 シ ャ ボ ン玉 」 な ど に つ い て も、 物 と し て 「重 さ が あ る 」 と い う 科 学 的 認 識 が 成 り立 つ も の で あ る と 言 え よ う 。 言 い 換 え る と 、 気 体 に つ い て の 学 習 、 力 の つ り あ い(静 に つ い て の 学 習 を 経 て こ そ 、 こ れ ら5項. 力 学)の. 学 習 、 物 の 密 度 と浮 力 な ど. 目 の 「空 の 雲 、 空 気 、 ほ の お 、 タ バ コ の 煙 、 シ ャ ボ ン. 玉 」 に つ い て の 物 質 性 を 問 う こ と が で き る と 考 え て い る。 そ も そ も、3年. 生 に は、 そ れ らの物. 質 性 に つ い て の 判 断 は 無 理 な の だ 。 そ の 意 味 で 、 こ れ ら に つ い て は 、 小 学3年. 生 は、 この単 元. の 学 習 の 前 に お い て は も ち ろ ん 、 学 習 の 後 に お い て も、 思 い 悩 み 、 誤 答 を し て も仕 方 が な い も の で あ る と推 測 さ れ る。 最 後 に 、 も う一 度 、 近 小 生 の 単 元 学 習 後 の 様 子 を ま と め て み よ う。 ア ン ケ ー トに あ げ た20項 目 の も の の う ち 、 本 当 に 「重 さ が な い 」 も の は 、 「声 、 熱 、 電 球 の 光 」 で あ る。 残 りの17項 の う ち 、 「空 の 雲 、 空 気 、 ほ の お 、 タ バ コ の 煙 、 シ ャ ボ ン玉 」 の5項 紙 、 髪 の 毛 、 ホ コ リ、 夜 空 の 月 、 綿 、 飛 ぶ 風 船 、 鳥 の 羽 、 水1滴. 目. 目 を 除 く と、 「砂 粒 、 画 鋲 、 、 浮 く氷 、 ス ポ ン ジ、」 の12. 項 目に な る。 学 習 後 の 近 小 生 で は 、 こ の12項. 目 で 、 「重 さ が あ る 」 の ポ イ ン トは 、 「砂 粒87、 画 鋲100、. 96、 髪 の 毛95、 ホ コ リ87、 夜 空 の 月82、 綿87、 飛 ぶ 風 船88、 鳥 の 羽94、 水1滴92、. 一63一. 髄'鴨. 紙. 浮 く 氷100、.

(14) 近 畿大 学 教育 論 叢. 第25巻 第1号(2013・9). ス ポ ン ジ99」 で あ る。 こ れ らの 数 値 に は、 子 ど も達 が 、 「物 に は す べ て 重 さ が あ る」 と い う法 則 的認 識 の獲 得 に近 づ い て い る実 体 が あ る と推 測 され る。. 4.「. 物 と そ の重 さ」 の学 習 指 導 の違 い. 3年 生 の 「物 と そ の 重 さ」(形 と重 さ、 体 積 と重 さ)の 単 元 につ い て、 一 般 的 に は 、 学 習 指 導 要 領 と そ の基 で編 纂 され た 理 科 教 科 書 を使 った 学 習 指 導 が な され て い る。 この 代 表 と して 、 文 部 科 学 省 が作 成 した 「小 学 校 理 科 の観 察 、 実 験 の手 引 き」 を取 り上 げ る。 そ こ に書 か れ た単 元 の 「ね らい」 と 「単 元 内容 」、 「指 導 と評 価 の計 画 」 な どを以 下 に 引用 す る。 次 に、 私 の考 え る3年 生 の 「物 とそ の重 さ」 の指 導 目標 並 び に学 習 展 開 な ど を あ げ、 両 者 を比 較 検 討 し、 後 者 の学 習 内容 の有 効 性 を 明 らか に した い。. (1)「 小 学 校 理 科 の 観 察 、 実 験 の 手 引 き」 にお ける 学 習指 導 1。 単 元 の ね らい 「物 と重 さ につ いて 興 味 ・関 心 を も って 追 究 す る活 動 を通 して、物 の形 や体 積 、重 さ な どの 性 質 の違 い を比 較 す る能 力 を育 て る と と もに、 それ らの関 係 の理 解 を図 り、 物 の 性 質 につ いて の 見 方 や考 え方 を持 つ こ とが で き る よ うにす る。」. 2.単. 元 の 内容. 「粘 土 な ど を 使 い 、物 の 重 さ や 体 積 を 調 べ 、物 の 性 質 に つ い て の 考 え 方 を もつ こ と が で き る よ うにす る。 ア. 物 は 、 形 が 変 わ っ て も重 さ は 変 わ ら な い こ と 。. イ. 物 は 、 体 積 が 同 じで も重 さ は ち が う もの が あ る こ と 。」. 3.単. 元 の評 価 基 準 の設 定 例(省 略). 4.指. 導 と評 価 の計 画 〔 全8時 間 〕. 一64一.

(15) 「 物 に はす べ て重 さ が あ る」 と い う認 識 を創 る学 習 内容. 表6指 時 第1次 4時 間. 導 と評価の計画. 学習活動. 教 師 の 支援 ・留 意 点. 評価基準 ・評価方法. 〔 活 動 の き っか け〕 ○ 身 近 に あ る 様 々 な 形 や 大 き さの 物 の 重 さ を比較する。. 口実 際 に 手 で もつ な ど体 感 を通 して調 べ さ せ る。 見 た 目 や手 ご た え で は正. 関心 ・意 欲 ・態度① 発言分析 ・記述分析. 問題:物 は形 を 変 え る と重 さ も変 わ る の だ ろ う か。 ○物 の形 を変 え た 時 の重 さ の 予想 や仮 説 を もつ。 ○ ど の よ うに して重 さ を比 較 す れ ば よ い か 実 験 の方 法 や計 画 を立 て、 実 験 す る。. 確 に 比 べ られ な い こ と に 気 付 か せ る。 口 粘 土 の形 を変 え た り、 細 か くち ぎ っ た り した と き の重 さ の予 想 や仮 説 を 持 ち、 調 べ る計 画 が立 て られ る よ う 助 言 す る。. 実 験1:形 を 変 え た 時 の 重 さ を 感 じ取 り、 口 重 さ を調 べ る方 法 と して は、 手 で 持 つ 、 は か り を使 って はか る な どの2 てん びん や 自動 上 皿 はか りを使 っ て重 さ を比 べ る。 つ の 方 法 が 考 え られ る。 口 まず 体 感 に よ る手 ごた え の 違 いで 比 ○ 粘 土 の重 さ を変 え る と重 さ は ど う な るか 較 す る よ う にす る。 につ いて 実 験 結 果 か ら考 え 、 発 表 す る。 口 実 験 の 手 順 と して 、 大 型 て ん びん を 使 用 し た後 に、 自動 上 皿 は か りで 数 値 化 して 比 較 させ る。 口 身 近 な 物 で て ん び ん を つ く り、 実 験 す る こ と も考 え られ る。 ○ ま とめ を す る。 口 粘 土 の 他 に も、 ア ル ミニ ウ ム箔 で 実 見 方 や 考 え 方:物 は 形 が 変 わ って も重 さは 験 させ 、 同 じ結 果 に な る こ とを 確 認 変 わ らな い 。 させ る。 第2次 4時 間. 実 験2:自 動 上皿 は か りを 用 い て、 体 積 が 同 じ物 で も 重 さが 違 う こ と を 調 べ る。 ○ 体 積 が 同 じ物 の 重 さ を は か り、結 果 を 表 に 整理 す る。 ○ 数 値 化 した こ とを基 に 重 い 順 に並 べ替 え て 、 考 え、 発 表す る。. ○ ま と め をす る。 見 方 や考 え方:物 は、 体 積 が 同 じで も重 さ は違 う こ とが あ る。. 5.本. 単 元 にお け る観 察 、 実 験 例(省 略). (2)私. が 学 習 指 導 す る 「小3も. (1)子. 技能① 行動観察 ・記録分析. 思考 ・表現② 発言分析 ・記述分析 知識 ・表現① 記述分析. 〔 活 動 の き っ か け〕 口 同 じ体 積 で あ る こ とを 確 認 させ る。 思考 ・表現① そ の 重 さ の 違 い に つ い て 話 し合 わ ○ 同 じ形 の 金 属 や木 で で き た物 を 提 示 し、 発言分析 ・記述 分析 材 質 や 重 さ につ い て 考 え る。 せ る。 問 題:物 は 、 体 積 が 同 じで あ る と、 重 さ は ど う な る の だ ろ うか 。 ○ 同 じ体 積 の 金 属 や 木 、 ガ ラ ス の 重 さに つ い て の 重 さの 順 に つ い て 予 想 や 仮 説 を も つo. 1.「. 思考 ・表現① 発言分析 ・記述分析. 口 同 じ体 積 で、 材 質 の 違 う物 を 用意 す る。 口 同 じ容 器 に砂 や 水 を 隙 間 な く入 れ た 物 で も調 べ る こ とが で き る。 口 重 さ の 順 を 予想 さ せ る こ と で、 実 験 計 画 の 際 に 数 値 化 して 比 較 す る こ と の利 便 性 に気 付 か せ る。 口 種類 の違 う物 を 両手 で もち、 手 ご た え な ど を体 感 さ せ る。 口 表 を使 って実 験 結 果 を ま と め て い く こ と を積 極 的 に取 り入 れ て い く。 口 身 の 回 りの体 積 が 同 じ物 を用 い て重 さ比 べ が で き る活動 を促 す。. 技能② 行動観察 ・記録 分析 思 考 ・表現② 発言分析 ・記述 分析. 知識 ・理解② 記述分析 関心 ・意欲 ・態度② 発言分析 ・行動観察. の と そ の重 さ」 の授 業. もの とそ の重 さ」 の学 び の意 義(到 達 目標 と方 向 目標) ど もた ちが、 五 感 を超 え て物 を物 と認 識 で き るの は どん な と きか。 そ れ は、 物 に重 さ. が あ る と分 か った と きで あ る。 そ こか ら、 小 さ くて も見 え な くて も、 重 さが あ るか ど うか を物 で あ るか ど うか の決 め手 に して き た。 さ らに、 物 の体 積 に つ い て の認 識 も加 え て、 物. 一65一.

(16) 近 畿大 学教 育 論 叢. 第25巻 第1号(2013・9). と して の認 識 を た しか に して き た の で あ る。 (2)物. 【物 質 認 識 の 第 一 歩 】. に 重 さ が あ る と分 か る と 、 物 の 重 さ に つ い て 、 そ の 物 が 出 た り入 っ た り し な け れ ば 、. 重 さ は 保 存 さ れ る と い う こ と が 導 か れ る 。 物 の 出 入 り が な い と 、 そ の 物 が 、 物 理 的 ・化 学 的 に 変 化 し た と し て も、 重 さ は 変 わ ら な い の で あ る 。 こ の こ と を 見 つ け て くれ た の が 、 ラ ボ ア ジ ェ(1788年)で. 2.3年 (1)到. あ る。. 【質 量 保 存 の 法 則 へ 】. で の 「も の と そ の 重 さ 」 達 目 標:1.物 2.物. は形 を 変 え て も、 重 さ はか わ らな い こ とを 理 解 す る。. 3.ど. ん な 小 さな 物 に も重 さが あ る こ とを 理 解 す る。. 4.物. が 加 わ る と重 さが 増 え 、 出 る と重 さが 減 る こ とを 理 解 す る。. (2)指 導 計 画(全11時 第一次. に は重 さが あ る こ とを 理 解 す る。. 間). 物 の 様 子(1時. 間). 物 は 、 固 体 ・液 体 ・気 体 に 分 け られ る 第二次. 物 の 置 き 方 と重 さ(1時. 間). 自動 台秤 で 、(剛 体)煉 瓦 を 縦 に立 て た と き と横 に置 いた と きの 重 さ 第三 次. 物 の 変 形 と重 さ(5時. 油 粘 土 の変 形 と重 さ. 間). 粘 土 が 台秤 の皿 か らは み 出 た とき の重 さ. 垂 れ下 が った とき の重 さ. ア ル ミ箔 の変 形 と重 さ. 同 じ大 き さ の釘 で量 の多 少 と重 さ 第 四次. 小 さ な物 の重 さ(2時. 穴 あ けパ ンチ の紙1枚 第五次. 人 と重 さ(2時. 人 の体 重 と力. ビス ケ ッ トを粉 に した とき の重 さ. 間). の重 さ. ホ ッチ キ ス の針1本. の重 さ. 間). 両 足 ・片 足 ・力 を入 れ て. 食 事(食 前 と食 後)と 体 重. (全8時 間実 施 に す るな ら、 第 一 次 と第 五 次 を省 く。). (3)認 ①. 識 の 「の ぼ り お り」 と 「もの と そ の 重 さ 」 の 認 識 常 温 で 、 物 は 、 固 体 ・液 体 ・気 体 の 三 つ に 分 け る こ と が で き る こ と を 学 ぶ 。 物 の 様 子. 一66一.

(17) 「物 に はす べ て重 さ が あ る」 とい う認 識 を創 る学 習 内容. を知 る こ とで 、 物 を意 識 で き る よ うにす る。 ②. 自 動 台 秤 で 、(剛 体)煉. 瓦 を 立 て た と き と横 に し た と き の 重 さ は 変 わ ら な い こ と を 確 認. す る 。 次 に 、 「物 は 秤 か ら は み 出 し て い て も重 さ は 変 わ ら な い 」 こ と を 知 っ て 、 重 さ に つ い て の 認 識 を 高 め る(「 の ぼ り」)。 こ の 高 ま っ た 認 識 が 、粘 土 の 変 形 と 重 さ の 保 存 で も 適 用 で き る こ と を 学 び さ ら に 深 め て い く(「 お り」)。 ③. 粘 土 が は み 出 た り垂 れ 下 が っ た り し て も重 さ が 保 存 さ れ て い る こ と を 学 ぶ 。 上 皿 天 秤 で 、 ア ル ミ箔 の 変 形 と 重 さ の 保 存 を 学 ぶ 。 こ れ らの 学 び で 、 「物 が 同 じ な ら、 ど ん な に 形 が 変 わ っ て も重 さ は 変 わ ら な い 。」 と 「の ぼ る 」。 そ し て 、 こ の 認 識 の 土 台 の 上 に 、 量 の 多 少 と重 さ の 大 小 の 繋 が り を 学 び 、 物 を 分 割 し た り、 細 分 化 した りす る 過 程 を 通 して 、 「ど ん な 小 さ な 物 に も 重 さ が あ る 」 と い う 「お り」 が 可 能 に な る 。. 灘講 灘灘 蛭 ・. 藤. 撫働事. ④. 、. d. 「どん な小 さ な物 に も重 さ が あ る」 とお りて き た認 識 が、台 秤 や上 皿 天 秤 で は感 量 で き な か った ホ ッチ キ スの 針1本 や 穴 あ けパ ンチ1枚 の重 さ が、 ス トロー天 秤 で量 る こ とが で き る こ とを体 験 して 「や っぱ りそ うか 」 と い う確 信 に移 行 す る。. ⑤. そ して、 体 重 計 で、 力 を 入 れ て も体 重 は変 わ らな い こ と を知 って 、 「力 と重 さは 別物 」. 一67一.

(18) 近畿大学教育論叢. 第25巻 第1号(2013・9). で あ る と 「の ぼ る」。 人 間 の食 事(消 化 ・吸収)と 体 重 の関 係 を学 ぶ 。. この よ うに して、 「重 さ の増 減 と物 の 量 の加 減 が 繋 が っ た法 則 的認 識 」 が 形 成 さ れ る。 そ れ は 、 「どん な 小 さ い物 に も物 な ら ば重 さ が あ る こ とへ の確 信 」 を創 る。 さ ら に、 これ か ら学 ん で い く、「目 に見 え な い物 に さえ 、重 さが あ れ ば 物 で あ る し物 で あ れ ば 重 さが あ る こ との 法 則 的 認 識 」 へ 向 か う土 台 とな る。 つ ま り、3年 生 で の 学 び が 、 質量 保 存 の 法 則 の認 識 に 高 め て い く 基 礎 に な るの で あ る。. (4)4年. 以 上 で の 学 び と して は、 つ ぎ の よ うな 重 さの認 識 を追 究 す る。. ・膨 張 とは 物 の量(重. さ)は 変 わ らな い が体 積 が増 え る こ と(物. ・状 態 変 化 して も重 さは 変 わ って い な い(物. の 三 態 変 化). ・木 片 を水 に 浮 か べ た 時 の 重 さ(密. 度 と浮 力). ・食塩 を水 に溶 か した 時 の重 さ(溶. 解). ・空 気(気 体)の 重 さ(目. に見 え な い気 体). ・物 が燃 焼 して酸 素 と結 び つ く と重 くな る(物 ・熱 と温 度 、 光 と音 と重 さ(エ. ネ ル ギ ー). 一68一. の 燃 焼). の 温 度 と体 積).

(19) 「 物 に は す べ て 重 さが あ る」 と い う認 識 を創 る学 習 内容. 3.2011年. 度の指導計画. 全11時 間 表72011年. 度 の指 導 計 画. 各時 間の到達 目標. 主 な学習活動 の展 開 【 学 習課題】. 第 一 ・二 次 箱の置 き 方 と重 さ. 第1時 青 い 箱 を 縦 に 立 て た とき と横 に 置 い た とき の 重 さは 同 じ。. 〔 重 さのアンケー ト 授業前〕 (教 室 の 中 の 物 を使 って 、 固 体 ・液 体 ・気 体 の物 に つ い て 話 し合 う。) 青 い 箱 を 縦 に 台 秤 に 載 せ る とagで す。 横 に 載 せ る と重 さ は ど うな りま す か。. 第三次 物の変形 と重 さ. 第2時 箱 が 秤 か らは み 出 て い て も重 さは 同 じ。 物 が 秤 か ら垂 れ 下 が って い て も重 さは 同 じ。. 青 い 箱 を 秤 の 上 皿 か らは み 出 させ て 秤 に 載 せ ま す。 は み 出 さ ず に 載 せ た の と比 べ て 重 さは ど うな りま す か。 粘 土 で 、垂 れ 下 が っ て い た ら、 重 さは 増 え ま す か?. 第3時 油 粘 土 で 、物 の 形 が 変 わ って も重 さ は 変 わ らな い。. 900gの 油 粘 土 が あ りま す 。 油 粘 土 を 全 部 使 っ て ハ ム ス タ ー を 作 りま す。 同 じ く全 部 使 っ て ゾ ウ を つ く りま す。 ハ ム ス タ ー と ゾ ウ と で は、 どち らの 体 重 が大 き い で し ょ うか。 ハ ム ス タ ー に胡 桃 を持 た せ る と …?. 第4時 ア ル ミ箔 で、 平 た くて もか た ま りで も重 さ は 変 わ らな い。. ア ル ミ箔 を広 げ て 落 と した とき と、 丸 め て 固 め て 落 と した と き は、 落 ち方 が違 い ま した。 ア ル ミ箔 の 重 さ が変 わ った の で し ょう か。. 第5時 同 じプ ル タ ッ プ だ か ら、 量 の 多 少 は、 重 さ の大 小 で 分 か る。. 入 っ て い ます 。 入 って い る プ ル タ ップ の数 は ど ち らが多 い か、 数 え な い で調 べ る こ と が で き ます か。. 第6時 小 さ く分 割 さ れ て も、 そ の物 の 出入 りが無 い と重 さ は 変 わ らな い。. 袋 に 入 った 煎 餅 を粉 々に す る と、 煎 餅 の 欠 片 の 数 が増 え ま す 。 煎 餅 の重 さ も増 え る の で し ょう か。 煎 餅 の欠 片 を食 べ る と煎 餅 の重 さ は?. 第7時 ど ん な に小 さ くて も、 そ れ が物 な ら ば、 重 さ が無 い もの は な い。. ホ ッチ キ ス の針1個 を秤 に載 せ ます 。 台 秤 、 上 皿 天 秤 な ど、 ど の 秤 に載 せ て も針 は動 か ず 、 電 子 天 秤 も0.Ogを 指 して い ま す 。 ホ ッチ キ ス の針1個 に重 さ が な い ので しょ うか 。. 第四次 小 さな物 の重さ. 2つ の 同 じプ ラ ス チ ッ ク コ ッ プABに. 〔ス トロー 天 秤 〕. 第五次 第8時 人 と重 さ 両 足 で も片 足 で も体 重 は 同 じ。 力 を 入 れ て踏 ん 張 って も体 重 は変 わ らな い。. ま とめ. それ ぞれ プルタ ップが. 〔ス トロ ー天 秤 で調 べ て み ま し ょう。〕 体 重 計 に片 足 で 立 ち ます 。 両 足 で 立 っ た と き と比 べ て 重 さ は ど う な り ます か 。 しゃ がん で力 ん だ と き に は重 さ は増 え るで しょ う か。. 第9時 付 け加 え た り出 した り した分 だ け体 重 は増 減 す る。. ジ ュ ー ス を200g飲 み ま す 。 体 重 は増 え る で し ょ うか 。 お し っ こ を した ら、 減 る で しょ うか 。. 第10。11時. 〔重 さの ア ンケ ー ト 授 業 後〕 物 と その 重 さの ま と め ・テ ス ト. ま と め と テ ス ト. 一69一.

(20) 第 三 次 法則. 第 二次 法 則. 第 一次法 則. 実. 刈O. <質問1>. の にが 何 よ 屋 物 姿 ゜し 部 で のす で く   つま る ゜ 温 度 3り あ か 常温はあがう. 留. すべて の物が 原子か ちでき てい る。その 学びの第一歩 が この学習 か ち始ま る。. 固体 ・液体 ・ 気体の三態 で あ る。子 ども たちは 「 石の ような物」「 水 の ような物」 「 空気 のよう な物」 とい う 表現をす るだ ろ う。気体 は 子 どもかちで な くて もよい だろ う。. 秤 は自動台秤 を使 う。デジ タル秤 を使 う と微妙 なとこ ろで表 示が変 わ ることがあ るかちだ。 煉瓦 は一丁の 半分 に縦切 り した物を 使 う。 皿 にさわって い る部 分の多 少が重 さの多 少 になるとい う考 え(圧 力 論)を 引 き出 す。. ふま6 局「じ. ^る. 煉瓦を五分の二 だけ秤の皿の外 に出 して量 る図 を書き、 内側 を (ア)外側を(イ) と表示す る。 「 皿の外の部分 は秤で量 ってい ない」を引き 出 したい。. へ6 ふ 乏6 局 ど. 〈 課題2>. <課題1>. ↑↓. 煉瓦を秤の上皿 か ちはみ出 させ て秤に載せ ま す。はみ出 さず に載せたの と比 べて重 さはどう な りますか。. ノ. 煉瓦を縦 に秤 に載せ るとa 9で す 。横に 載せ ると重さ は どうなりま すか 。. ↑↓. ↑↓. へ6 ふま6 局じ. 自動上皿ばか り の端か ち垂れ下 がってい る部分 は、上皿を下へ 引っ張 ってい る とい う感覚を引 き出す。. 〈 課題3>. 油粘土が上皿か ち垂れ下が って 載っています。 全部が皿に載 っ ているの と比べ て重さは どうな りますか。. 局じ. か たま りを小 さ な玉 に して 秤 に載せ ると き、 わ ざ と小 さ な玉 を一つ 子 ども の見 え ない と ころ に 落 とし てお く の もお も しろ い 。絶 対 同 じ とい う思 い を 確信 にできる。. 油粘土 を紐状 に して蛇が と ぐろ を巻 くよ うに秤に載せ る。 <課題5>と も関 わ って 「もとは 同じ だか ら」 とか 「もう一度か ためた ちもと と同じだか ち」 とい う考 えが大切 であ る。. へ6 ふ 乏6. <課題5>. 油枯 土 のか た ま りを小 さな 玉 にし ます 。 す る前 と比 べ て重 さ は どう なるで しょう。. ↑↓. 物 のか た まり が小 さ な玉 に な って も重 さ は変わ ちない。. β7ど. へる ふ ま6. 〈 課題4>. 油粘土 のかた ま りを細い紐 状に します 。 す る前 と比べ て重 さはどう な るで しょ う。. ↑↓. 物の かたまり が紐状 になっ て も重 さは変 わ ちない 。. こ の課 題 は上 皿天秤で行 う。 ひ ちひ ち のア ル ミ箔が 空 気 抵抗 でゆ っ く り落 ち る とこ ろ、 か た めた 球が す と んと 落 ち ると ころ を 見せ て おい て、 重 さは ど うかを問 う。. ふ 乏6 局 じ. ^6. <力試 し1>. ア ル ミ箔 を球 に丸 めました。 丸 め る前(広 げ て量 っ たと き)と 比べ て 重 さ はど うな った でしょう。. ↓↑. 平 た くて もか た ま りで も重 さは変 わ ちな い。 ↓↑. (同じ物なち) 量 の多少は重さ の多少である。. <質問2>. れ ついを は い 入 入 多 か法 よ のに がち 方 ち ゜ さ B釘 ち るた う 重 と る ど けし よ じ A いは つう し 同 物 て方 見 ど で. 点. ノ. 物が秤か ち垂れ 下がっていて も 重さは同 じ。. 「 ホ ッチキヌ の針一個に重 さはあ るか」 もよい。 「100 個には重 さは あ るが1個 に は重 さはな い」 と考え る 子 どももあ る。 ヌ トロー天秤 を使 うと重さ があるこ とを 見せることが でき る。 「 ほ んとだ」とい う声が出 る。. 同 じビヌ ケット を 一 個 取 りだ し、粉々にする。 その粉を フッと 吹 くと粉が飛ぶ 様子を見せた 後、重 さは どう な るかを問 う。 「どんな1J、 さな 物に も重 さが あ り、それ ちが 集ま って全体の 重 さにな る」を 授業の 申で引き 出 したい。. レ・5 →. 5ミリ 乎方 の 舞 ノ≠ が 窃 ・つで. <課題7>. <課 題6>. ↑↓. 穴あけパ ンヂ の穴か ちとれ た丸い形一個 に重 さはあ る で しょうか。. ↓↑. ビヌケッ トが袋 と共 にagあ り ます 。それを袋 に入 れたまま こ な ごな に し ま す 。重 さはどう な りますか。. どんなに小 さ くても、 それ が物な ちば重 さがあ る。. どんなに小 さく て もそのものが 変 わちない限 り 重 さは不変 。. へ6 ふ ま6 局ど. <課題8>. 体 重計 に片 足 で立 ち ま す 。両 足 で 立 った と き と比べ て重 さは ど うな りますか。. ↑↓. 片 足 で立 っ て も重 さは 同じ。. ↑↓. へ5 ふ 乏5 局じ. 自分 の 申にあ る力 と 自分 が 地球 かち受 け てい る力 とを 完全 に分離 す る必要が ある。 同 じ系 の 中に あ る自分が ど れだ け力 を入 れて も、重 さ の もとに なる 物が付 け加 わ った わけ では ない のであ る。. <課題9>. 体重 計 に両足 で普 通 に立 っ た時 と両 足 で ウン と踏 ん張 った とき と比 べ て重 さは ど うな りますか。. ↑↓. 付 け加 えたり 出したりした 分 だけ重 さは 増 減す る。. 赤 ちゃんがお 母 さんのお っ ぱいを どれだ け飲んだかは 重 さでわか る 話 をす るの も よい。 物が加わ った 分だけ重 さが 増え るのであ り、 とった分 だけ重 さは減 るのであ る。 食べた ものが 筋肉や脂肪と な って身に付 かなければ重 さになちない と考える子も いて、楽しい 討論が でき る。. 〈 研究1>. る体 る し る べ 、 な ゜をな ゜ 食 でう う こ うう を後 ど よ つど よ 食 とは し しち し 給前重でおたで. 意. ↑. 物が秤か ちはみ 出ていて も重 さ は同じ。. 踏重 な てもち れ てわ 入 つ変 を張 は ゜ 力 んさ い. 事. 、. を して い る。. 、. ﹂ ノ. は同 じ。. \ \. 縦 も横 も重 さ. 源 寺 ・園 部 ・玉 井 ・三 上. ← →. の3種 類 の姿. 、. 2008.1BO.bv生. c◎. 一畑. 体 ・(気 体). もの と重 さ」 のの ぼ りお り. 癬 卜○㎝曝 審. 物は固体 ・液. 〆. 小3「. 職 (卜。〇一Q。 ・ ¢ ). ﹁ひ S 氏 冊 供﹂ S闘 難 S S 殉 ⊂窃 ⊂. は載 て 同自 的 る きわ ゜の﹀ っ位 あ 質なしと 、 観 見 で 間る 次 9わ 的 で のん を ﹂ が客 と が が い 、 題関 備 け 題 ど 方 川だを 物 と か てた 課 も予 づ ゜ 課 r せ も じ分 な こ るれ ま く と て置 る. い載 同 めチ は は物 同 る が るる ゜ カ に が か ンに に た ゜は え少 あ す る }秤 さ確 セ A B れる ろ 見多 で認 き ビ天 重 を 2を 、入す こに の少 確 で の皿 て と 、 釘 本本 意 と うさ 多 を が B上 た こ後鉄 0 3用 た よ重 のと と Aを せ じた の 20 20を 見 じ が量 ここ.

(21) 「物 には す べ て 重 さが あ る」 とい う認 識 を 創 る学習 内容. 5。. お わ りに. 「物 とそ の重 さ」 の学 習 で、 「物 と重 さ」 に つ い て 興 味 ・関心 を 持 た せ る こ とは、 学 習 の 出 発 点 で 、 も ち ろん 大 切 で あ る。 物 の 形 や 体 積 、 重 さな ど、 物 に は 多様 な 姿 が あ る こ と も比較 を通 して 知 る こ とが で き る。 しか し、「す べ て の 物 に重 さが あ る」とい う物 性 に つ い て の認 識 を育 て る こ とを め ざ さな い と、 子 ど も達 の 自然認 識 と働 き か け る対 象世 界 が、 教 科書 で学 ん だ教 室 だ け に 留 ま って しま うの で あ る。 子 ど も達 に、 物 の重 さの 保 存 性 と加 法 性 を 学 ん で も らい、 「す べ て の物 に 重 さが あ る」 こ と を法 則 的認 識 と して 獲 得 す る こ とを め ざ した理 科 の 学習 を積 み上 げ る こ とが大 切 で あ る と考 え る。 そ こで、 た とえ、 小 学3年 生 で あ って も、 科 学 の視 点 を身 に つ け て も らい、 子 ど も達 が ま わ りの世 界 に は た らき か け られ る よ うに な って ほ しい と願 う もの で あ る。. 注 (1)文. 部科学省 ホームペー ジ. 幼 稚 園 教 育 要 領 、 小 ・中 学 校 学 習 指 導 要 領 等 の 改 訂 の ポ イ ン ト. よ り引用 。 http://wwwmext。go。jp/comporlent/a afieldfile/2011/03/30/1234773 (2)学. 習指導要領. 総則. (3)文. 部 科 学 省 ホ ー ムペ ー ジ. _001,pdf. 改 訂 の趣 旨. http://www.mext.go.jp/a. _menu/education/micro_detail/__icsFiles/. 中央 教 育 審 議 会 の答 申 よ り引用 。. 「小 学 校 理 科 の 観 察 、 実 験 の 手 引 き 」 よ り 引 用 。 _menu/shotou/new-cs/senseiouen/1304649.htm. (4)「 認 識 の の ぼ り お り 表 」 は 、2008年11月30日 下 略 す)、 園 部 勝 章 諭 、三 上 周 治. に、 生 源 寺 孝 浩. 京 都 橘 大 学 教 授(当. 元 奈 良 教 育 大 学 附属 小 学 校 副 校 長 、 玉 井 裕 和. 奈 良 教 育 大 附 属 小 学 校 教 諭 の4名. 時:以. 近 畿 大 学 附属 小 学 校 教. が 、 集 団 研 究 と して 、 「東 海 ・近 畿. 理科の. 授 業 と 認 識 研 究 会 」 に 報 告 提 案 した も の で あ る 。. 【参 考 文 献 】 佐 久 間 徹 ・高 橋 真 由 美 ・玉 井 裕 和(2011)「. 理 科 が100倍 楽 し く な る!実. 験 ・観 察 で つ く る62の. 授 業 」 フ ォ ー ラ ム 。A40-47 江 川 多 喜 雄 ・小 佐 野 正 樹 ・高 橋 洋(2008)「. ど うす る. 子 ど も の 未 来 社49-74. 一71一. 小学校. 理科. 新 学 習 指 導 要 領 の検 討 」.

(22) 近畿大学教育論叢. 第25巻 第1号(2013・9). 玉 井 裕 和 ・宮 内主 斗(2006)「 中村 啓 次 郎(1987)「. 理科. 役 立 つ理 科 こぱ な し これ だ け は お さ え た い. ① もの の世 界 の探 検 」 星 の環 会58-69 中学 年 ∬」 国土 社31-75. 玉 田泰 太 郎 ・江 川 多 喜 雄 ・鷹 取 健 ・中 村 啓 次 郎 ・野 川 仙 輔 ・山 下 和 夫(1976)「 標 と指 導 方 法 の 研 究 」 ⑤ 理 科 編. 日本 標 準40-46. 板 倉 聖 宣 ・渡 辺 慶 二 「もの とそ の 重 さ」 仮 説 実 験 授 業 記 録 集 成4国. 一72一. 土社. 教 科 の到 達 目.

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参照

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