商業科「簿記」学習指導案 1 単元名 第2編 第16 章 固定資産の取引 2 単元設定の理由 ○単元(題材)観 本単元「固定資産の取引」では、固定資産の意味と種類について明らかにし、取得したときや不要に なって売却したときのそれぞれの記帳方法について学習する単元である。固定資産は企業の経営活動の ために使用され、企業が長期にわたって所有するものであり、経営活動を行う上で必要不可欠なものであ る。また、固定資産の取得、売却と商品の売買との記帳の違いについて理解することができる重要な単元 である。 ○生徒観 「簿記」の授業に対して意欲をもって取り組む生徒が多く、授業中に積極的に発言する生徒や疑問に 思ったところを質問する生徒が多く見受けられる。また、生徒同士の教え合いも多く見られ、クラス全体 で簿記の知識や技能を習得しようという意欲が感じられる。しかし一方で、実施したアンケートの結果に よると、「簿記に対して少しやる気が下がっている」と回答した生徒が○名おり、クラス全体の○%を 占め、「簿記」に対する学習意欲が低下していることがわかった。学習意欲の低下の理由として、「簿記の 内容が難しくなってきたから」と回答している生徒が最も多く、生徒のやる気や意欲を向上することがで きるよう、「できる喜び、わかる喜び」を味わわせ学習意欲の向上へ結びつける必要がある。 ○指導観 生徒が固定資産の種類についてイメージしやすいように、電子黒板に身近な例を提示することで、生徒 の理解を促す。また、固定資産と消耗品費の違いを考える場を設定することで、固定資産の意味について 理解させる。授業の終末に「ウォーミングアップタイム」を設け、導入編、基礎編、応用編を一組にした 練習問題集を用いることで、主体的に学習へと向かう態度を養う。さら に、問題の解答時間を計測させることで、集中力を高め、理解の定着を図る。 3 単元の目標 固定資産の意味と種類について明らかにし、固定資産を取得・売却したときの記帳方法について理解させる。 4 単元の評価規準 ア.関心・意欲・態度 イ.思考・判断・表現 ウ.技能 エ.知識・理解 〇固定資産の取引につい て自ら進んで問題に取り 組み探究しようとしてい る。 ①固定資産の取得につい て思考を深め、判断し、導 き出した考えを表現して いる。 ②固定資産の売却につい て思考を深め、判断し、導 きだした答えを表現して いる。 〇固定資産の取引につい て得られた情報のもつ意 味を読み取り整理してい る。 ①固定資産について基本 的な知識を身に付けてお り、取得時の仕訳を理解 している。 ②固定資産について基本 的な知識を身につけてお り、売却時の仕訳を理解 している。
5 単元の指導と評価の計画 次 配当 時間 〇学習内容・学習活動 評価規準 評価方法 関 思 技 知 一 1 (本時) 〇固定資産の意味と種類、取得時の仕 訳 ・固定資産と消耗品費の違いについ て考え、相違点をまとめる。 ・固定資産の取得に関する仕訳を解 く。 ① 〇 ① 学習プリントの記述分析 様相観察 二 1 〇固定資産の売却時の仕訳 ・固定資産の売却の意味を考える。 ・固定資産の売却に関する仕訳を解 く。 ② ② 学習プリントの記述分析 様相観察 三 1 〇固定資産台帳に関する基礎的・基本 的な知識、技術 ・固定資産台帳の作成 〇 学習プリントの記述分析 6 本時(第1次 1時間目) (1) 本時の指導目標 ・固定資産の取得について思考を深め、判断し、導き出した考えを表現している。 【思考・判断・表現】 ・固定資産の意味と種類について理解し、固定資産取得の仕訳を行うことができる。 【知識・理解】【技能】 (2) 本時の手立て ・電子黒板を用いることで、固定資産の種類を視覚的に捉えさせる。 ・学習プリントで固定資産と消耗品費の分類をすることで、固定資産の意味を理解させる。 ・練習問題集を用いることで、学習意欲の向上を図り、自主的に学ぶ態度を育成する。 (3) 教材 ・教師…教科書 新簿記(実教出版) 問題集 学習プリント2枚(小テスト、学習プリント) 練習問題集 スライド ・生徒…教科書 新簿記(実教出版) 問題集 学習プリント2枚(小テスト、学習プリント) 練習問題集
(4) 学習の展開 学習内容・学習活動 時間 配当 学習 形態 指導上の留意点 評価規準(評価方法) 導 入 1 前回の授業の復習 (1)練習問題集の答え 合わせをする。 (2)小テストを行う。 (3)自己採点し自己の 理解度を知る。 (4)本時の目標を確認 する。 5 分 ペア 一斉 個別 一斉 ・答え合わせをペアで行 うように指示をする。 ・誤答があった場合は相 互にアドバイスをするよ うに促す。 ・自己肯定感を高めるた め、小テストは答え合わ せを行った類似問題を出 題する。 ・生徒の理解度を確認す るため机間指導を行う。 ・解答を示し、仕訳の方法 を確認する。 ・本時の目標をスライド で示す。 展 開 2 固定資産について 考える。 (1)固定資産の意味を 知る。 ・プリントのイラスト を固定資産と消耗品費 に分ける。 ・ペアで選んだ理由を 説明し合う。 ・ 他 ペ ア の 意 見 を 知 る。 (2)固定資産の定義を 知る。 ・固定資産の種類につ いてプリントにまとめ る。 (3)固定資産を取得し たときの基本仕訳につ 15 分 5 分 10 分 個別 ペア 個別 ・固定資産についてスラ イドを用いて具体例をあ げながら説明する。 ・間違ってもいいことを 伝え、自分の考えで選択 するように指示する。 ・ペアでなぜそれを選ん だのかを簡単に説明する ように指示する。 ・固定資産と消耗品費の 違いをいくつかのペアに 発表させ、自分の意見と 比較させる。 ・ポイントをおさえて固 定資産の意味を示し、学 習 プ リ ン ト に 記 入 さ せ る。 ・固定資産を取得した際 の付随費用については、 固定資産の取得について 思考を深め、判断し、導 き出した考えを表現して いる。(学習プリントの 記述分析・様相観察) 固定資産の意味と種類に ついて理解し、固定資産 本時の目標:固定資産の取得について理解し、仕訳を解けるようになる。
いて知る。 ・基本問題を解く。 ・自分の考えを理由と ともに伝える。 (4) 練 習 問 題 集 を 行 う。 ・ 目 安 時 間 を 確 認 す る。 ・解答する。 ・ 所 要 時 間 を 記 入 す る。 10 分 一斉 個別 ペア 個別 取得原価に含めることを 説明する。 ・固定資産に関する基本 仕訳をスライドで示し、 説明をする。 ・机間指導をしながら、生 徒の理解度を確認する。 ・確認が終わったペアは 周りの活動にも参加させ フォローさせる。 ・必ず解答時間を計測す るように電子黒板に時計 を表示する。 ・机間指導しながら理解 できていない生徒にヒン トを与える。 ・個別で集中して取り組 むように注意を促す。 取得の仕訳を行うことが できる。(学習プリントの 記述分析) まとめ 3 本時のまとめ 5 分 一斉 個別 ・固定資産の意味・種類に ついてスライドを用いて 再度確認する。 ・固定資産と消耗品費と の違いについて理解させ る。 ・固定資産の取引につい て大切なことを学習プリ ントにまとめさせる。 ・チャレンジの解答所要 目標時間を記入させ、家 庭 学 習 の 意 識 付 け を す る。 ウォーミングアップタイム