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挑戦~目指せ当選!みんなで協力し支え合い、みんなでつくる生徒会役員選挙~

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Academic year: 2021

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第2学年 学級活動(1)学習指導案

1 題材「挑戦~目指せ当選!みんなで協力し支え合い、みんなでつくる生徒会役員選挙~」

議題「立候補者をクラス全員で支えよう」 ※ 生徒会活動「生徒会役員選挙」と関連

内容 (1)ア 学級や学校における生活上の諸問題の解決

2 題材と議題について

(1) 生徒の実態

本学級は「挑戦」をスローガンとし、挑戦することで次の三つの姿を目指している。

① 授業と休み時間の区別をきちんと付け、切り替えが早くできるクラス。 ※ 学級活動(2)

② 嫌なことを嫌と言えて、個性を認め合えるクラス。

③ 男女関係なく仲が良く、一人一人が今のクラスを楽しいと思えるクラス。

2学期 10 月に実践した学級活動(1)の議題「みんなの心が一つになった合唱にしよう」で生徒

は「嫌なことを嫌と言えて個性を認め合える」については 39 人中 37 人の生徒が「はい」

「どちらか

というとはい」と答えている。残りの2名は「まだ思っていることを言えない人がいる」と記述して

いる。また、

「どちらかというとはい」と答えた生徒の中にも「歌が苦手な人のことを考えて練習す

ることはできたが、みんなが考えているとは言えない」と答えた生徒がいた。「男女関係なく仲が良

く楽しいと思える」については 39 人中 37 人の生徒が「はい」「どちらかというとはい」と答えてい

る。残りの2名は「男女がまだ別々になっている」

「みんなが仲良くとは言えない」と記述してい

る。この結果から、本学級の生徒はみんなで協力し支え合って活動することはできたが、自分のきつ

さや不安などを表出することができない生徒もいるといえる。

また、生徒は生徒会役員選挙で「新しい学校のリーダーを決めるだけではなく、立候補した以外の人

も学校を引っ張る自覚をもつ」や「学校生活をよりよくするために新しいリーダーとなる立候補者を

選出し活動する」と考えている。自分たちの学年が学校のリーダーになるという自覚があるため、立候

補者のみが頑張る活動ではなく、

「立候補者が安心できる」

「立候補者を支える」ための活動にしたいと

いう意欲をもっている。

(2) 題材、議題観

ア 題材の意味

この題材は、生徒会役員選挙の目標として学級の生徒全員で立てたものであり、学級目標と関連し

て設定している。

「みんなで協力し支え合い、みんなでつくる生徒会役員選挙」とは、自分には関係な

いと無関心になる人がおらず、みんなで話し合い、みんなで準備をし、立候補者と同じ気持ちで立会演

説会を迎えたいという思いを表している。10月に行われた合唱コンクールでは、金賞は取れなかった

が、本番までの過程で一人一人が学級の問題に向き合い、話し合って解決してきた。そのことで学級が

つながることを経験した。合唱コンクール本番までの間に、練習中にふざけてしまう友達のこと、給食

を食べるのが遅くて迷惑を掛けてしまう友達のこと、朝練習にいつも間に合わない友達のことを責め

るのではなく、相手の状況や気持ちを考えて親身になって関わってきた。そのような活動を生徒会役

員選挙でも立候補者のために行いたいという気持ちが込められている。

「目指せ当選」とは、学級から

選出した立候補者を全員当選させたいという思いを表している。立候補者は誰一人「落選してもよい」

と思って立候補していない。その思いを学級の仲間が受け止めて同じ思いで活動しようとしている。

「当選したときには一緒に喜び合い、落選したときには一緒に悔しがることができる」そのような活

動にするために、全員当選を目指す。

「目指せ当選!みんなで協力し支え合い、みんなでつくる生徒会

役員選挙」とは、4月から今まで様々な学校行事を通じて築いてきた絆を生徒会役員選挙の活動でさ

らに強いものにし、立候補者のために学級全員で協力し支えていくことである。

イ 議題設定の理由

生徒会とは、生徒が「生徒の生徒による生徒のための活動」を行う機関であり、自発的、自治的な活

動を原則とする。生徒会は全校生徒が加入し、その代表である生徒会役員が中心となって運営してい

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く。生徒会役員選挙は生徒会の代表を決める重要な活動である。2学年では、学級から立候補者を選出

し、立候補者を学級で支える活動を通して、指導学年として学校を治める自覚と意欲をもたせること

が目的となる。生徒会役員選挙の活動において、学級は立候補者とフォロワーの大きく2つに分かれ

る。ともすれば、

「自分は立候補していないから関係ない」とフォロワーが無関心になることも考えら

れる。生徒会役員に立候補する生徒は「自分が学校をよくしたい」

「みんなのために頑張りたい」とい

う意欲をもっている一方で「落選したらどうしよう」

「自分で大丈夫だろうか」などの不安も抱えてい

る。このような意欲と不安を抱えた立候補者が安心し、自信をもって活動するためには学級の仲間の

支えが必要である。なぜなら、立候補者にとって「自分のことを認めてくれる仲間がいること」

「自分

のために一生懸命に行動してくれる仲間がいること」が大きな力になるからである。また、一人の立候

補者のために、学級のみんなが自分のことのように協力し、支え合う姿は立候補者のみならず、立候補

者以外の生徒にも「温かい学級だ」

「安心できる学級だ」と居心地のよさを感じさせる。このように互

いに信頼し合える関係を築きながら活動することは責任感、連帯感、自己有用感を高め、学級組織の中

で役割を果たす生徒を育てることになる。

ゆえに、学校をよりよくするために立候補した仲間を学級全員で支えて選挙活動を行うために、

「立

候補者をクラス全員で支えよう」を議題として話し合うことは価値がある。

(3) 指導観

事前の活動では「自分の考えに自信をもち、立候補者を支えるために学級全員で話し合いたいとい

う意欲を高めること」をねらいとする。まず、合唱コンクールを終えて一人一人が感じる学級の課題を

振り返り、共同の問題を設定する。次に、学年集会を開き、生徒会担当教師が「生徒会とは」

「生徒会

役員とは」

「生徒会役員選挙とは」の3点について説明をする。さらに、現生徒会役員が「生徒会役員

に立候補した理由」

「選挙活動について(周囲の協力)

「生徒会役員としての一年間を振り返って」の

3点について話をする。生徒会役員選挙についての説明を受け、設定した共同の問題を解決するため

に「生徒会役員選挙をどのような活動にしたいか」を学級活動委員会で考え原案を作成し、原案修正型

で話し合って生徒会役員選挙の目標(題材名とする)を設定する。その後、立候補者の選出に向けての

学級活動(2)を行い、

「どのような人が生徒会役員にふさわしいのか」

「学級として誰を立候補者とし

て選出するのか」について集団思考をする。みんなで考えたことを基に、一人一人が「生徒会役員に立

候補するかどうか」

「どのように選挙活動に取り組むか」を自己決定する。最後に、学級活動委員会で

議題「立候補者をクラス全員で支えよう」を選定し学級に提案する。その提案理由を基に、討議の柱に

ついて一人一人が考えをもつ。討議の柱は①立候補者の公約をよりよくする②選挙活動の学級組織づ

くりと役割分担の2本とし、考える内容を柱1では「立候補者の公約に質問はないか」

「公約に対して

よいところ、付け加えた方がよいところ」

「変更した方がよいところはないか」

、柱2では「立候補者を

支えるために選挙活動で必要な役割は何か」

「誰がどのような役割に適しているか」とする。ここでは、

問題解決への意欲を高めるために、相互交流活動Ⅰを行う。交流の視点を「立候補者を支え問題解決に

向かう意見になっているか」とし、付箋紙を用いて学級活動委員とフォロワー相互で紙面(学級会シー

ト)交流を行う。

本時の活動では「立候補者を支えて選挙活動を学級全員で行うために、みんなが納得して集団決定

し、実践への意欲を高めること」をねらいとし、2本の柱について話し合う。その際、活発な討議が行

われるように、事前に質疑をすることの意味や疑問を大切にすることについて指導する。また、折り合

いを付けて集団決定できるように、

「折り合いを付けるために学級ですること、一人一人がすること」

について確認する。ここでは、みんなが納得して集団決定できるように相互交流活動Ⅱを行う。交流の

視点を「決定した『公約』や『学級組織』

『役割分担』にはどのようなよさがあるか」とし、班内で一

人一人の思いを交流し、全体で交流の内容を発表して共有する。

事後の活動では、

「集団決定したことをみんなで協力して取り組み、立候補者を支えることができる

こと」をねらいとする。まず、集団決定した内容でそれぞれの役割を遂行し、選挙活動の準備を行う。

ここでは、それぞれの役割が協力して活動し、立候補者を支えるための道具を締切りまでに作成でき

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るように相互交流活動Ⅲを行う。交流の視点は「みんなで協力し支え合って役割を遂行することがで

きているか」とし、マトリックス表を使って成果と課題を活動の進捗状況、活動の態度、作品の出来栄

えの内容の3点から交流する。そして、

「完成報告会とプレ学級訪問(仮)

」を設定し、作成部(仮)は

それぞれの役割で作成した作品の完成をみんなに報告し、応援部(仮)は学級内で本番と同じように学

級訪問を行う。応援部はプレ学級訪問で出た課題を基に、学級訪問本番へ向けて改善する。その後、公

約学習会、学級訪問を行い、立会演説会前日に相互交流活動Ⅳを行う。交流の視点は「それぞれの役割

は、立候補者を支えるための役に立ったか」とし、立候補者とフォロワーで思いを伝え合い、メッセー

ジ交換をする。立会演説会・投票を終え、当選者が発表された後、生徒会役員選挙の活動の振り返りを

行う。これまでの活動の様子を映像で見て感想を伝え合い、学級の成長や課題について話し合ったこ

とを、これからの学級の生活や次の学校行事「修学旅行」に生かしていく。

3 活動のねらい

◯ 立候補者が当選できるように、学級会や選挙活動において、自分は学級組織の中で自分の意思

で役割を担い、よりよく行動しようとしている。

【関心・意欲・態度】

◯ 「当選」という一つの方向に向かい、学級会や選挙活動において、一人一人が役割を果たすため

に何をすべきか考え判断し、互いに協力し支え合うことができる。【思考・判断・実践】

◯ 立候補者が当選できるように、学級会や選挙活動において、自分の役割を遂行し、

「立候補者を

支えることができた」

「立候補者の役に立った」と感じることができる。また、そのことは学級目

標を達成することにつながっていると分かる。

【知識・理解】

4 活動過程

(1) 事前の活動

過程 日時 活動の内容 ◯ 指導上の留意点 ◇対象・評価規準〔評価方法〕 課 題 の 発 見 ◯月◯日 帰りの会 合唱コンクール の活動から見えた 成果と課題につい て振り返り、共同 の 問 題 を 設 定 す る。 ◯ 一人一人が感じる成果と課題を 明らかにするために、事前に自分 の考えをもつ場を設定する。 ◇学級全体 思考・判断・実践 ・合唱コンクールでの自分の活動、 学級の活動について、「学級目標を 達成するために」という視点で振 り返っている。〔様相観察〕 ◯月◯日 学年集会 生徒会の意義や 生 徒 会 役 員 の 役 割、生徒会役員選 挙の目的について 考える。 ◯ 「生徒会とは」「生徒会役員とは」 「生徒会役員選挙とは」について 視覚的に理解させるために、スラ イド資料を使って説明する。 ◯ 生徒に立候補するための判断材 料を与えるために、生徒会役員か ら「立候補した理由」「選挙活動に ついて」「生徒会役員としての一年 間を振り返って」について話を聞 く場を設定する。 ◇学級(学年)全体 関心・意欲・態度 ・生徒会担当教師や生徒会役員の話 を、自分が生徒会役員選挙の活動 でどうあるべきか考えて意欲的に 聞いている。 〔様相観察〕 ◯月◯日 帰りの会 生徒会役員選挙 の 目 標 を 設 定 す る。 ◯ 円滑に討議を進めるために、学 級活動委員で原案を作成し、原案 修正型で話合いを進めるように指 導する。 ◇学級全体 関心・意欲・態度 ・提案された原案について質問や意 見を意欲的に考え、生徒会役員選 挙の目標の決定に関わろうとして いる。〔様相観察〕

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◯月◯日 学級活動 (2)イ 学級から立候補 者を選出するため に、生徒会役員に ついて考える。 ◯ 立候補するかどうか自己決定で きるように、次の2点について集 団思考する。 ①どのような人が生徒会役員として ふさわしいのか ②学級の中で誰がどの役職にふさわ しいのか ◇学級全体 思考・判断・実践 集団思考の内容と自分の個性や日 頃の生活を比べることで「生徒会役 員に立候補するか」を自己決定し、 選挙活動に向けて目標を設定するこ とができる。〔ワークシートの分析〕 議 題 の 選 定 ◯月◯日 放課後 生徒会役員選挙 の目標を達成する ために議題を決定 し、討議の柱を設 定する。 ◯ 議題を決定する際に「問題を解 決するために生徒会役員選挙で何 を大切にして取り組めばよいか」 という視点を与える。 ◇学級活動委員 思考・判断・実践 ・共同の問題の解決に向けて、生徒 会役員選挙に対する自分の思いを 言語で表現できる。〔様相観察〕 計 画 の 作 成 ◯月◯日 朝の会前 昼休み 学級会の討議の 柱を設定し、学級 会を円滑に進める ために活動計画を 立てる。 ◯ 学級会で円滑な進行を行うこと ができるように、「◯◯のときはど うするか?」と一問一答しながら 進め方を確認したり、折り合いの 付け方を助言したりする。 ◇学級活動委員 関心・意欲・態度 ・進行における一つ一つの状況をイ メージしてどのように進行するか 確認しようとしている。 〔様相観察〕 問 題 の 意 識 化 ◯月◯日 ~ ◯月◯日 終日 議題を確認し、 学級会までに提案 理由を基に討議の 柱について自分の 意見をもつ。 ◯ 討議の柱に対して、提案理由を 基に意見を考えさせるために、学 級会コーナーに討議の柱や提案理 由を提示する。 ◯ 一人一人の意見を可視化するた めに、意見を集約してグラフ化す るように助言する。 ◯ 学級会を円滑に進めるために、 質問は立候補者に事前に渡し、返 答を考えるよう助言する。 ◇学級全体 思考・判断・実践 ・立候補者を支えるために、2つの 柱について提案理由を基に、自分 の考えをもつことができる。 〔学級会シートの分析〕 相互交流活動Ⅰ ◯月◯日帰りの会 目 的 ◯ 自分の意見に自信をもったり、考えを深めて意見を強化したりするため。 ◯ 立候補者を支えるために学級会で話し合いたいという意欲を高めるため。 内 容 [学級活動委員からフォロワー] 討議の柱について考えたフォロワーの意見について [フォロワーから学級活動委員] 学級活動委員の事前の活動や学級活動委員が記入した自分の意見に対するコメントについて 方 法 ① 学級活動委員はフォロワーの意見に対するよさや共感すること、アドバイスを付箋紙に記入する。 例)青の付箋紙⇒よさや共感したところ、黄の付箋紙⇒アドバイス ② 一人ずつ順番に付箋紙に書いた内容を伝えて、フォロワーの学級会シートに貼る。 ③ フォロワーは学級活動委員の事前の活動に対する頑張りや感謝の気持ち、受け取ったコメントの感 想を付箋紙に記入する。 ④ 一人ずつ順番に付箋紙に書いた内容を伝えて、学級活動委員の学級会シートに貼る。 視 点 提案理由に沿った意見になっているか。

(5)

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(2) 本時の活動

ア 本時のねらい

◯ 立候補者を支えるために、提案理由を基に質問や意見を発表したり、他者の意見から自分の

考えを再構築したりすることで、折り合いを付けて集団決定することができる。

【思考・判断・

実践】

◯ 集団決定した自分の役割に責任をもち、立候補者のために選挙活動の準備で自分の役割を果

たしたいと感じている。

【関心・意欲・態度】

イ 評価規準

関心・意欲・態度 思考・判断・実践 知識・理解 導 入 議題の提案理由を確認し、立候補者 を支えるために、自分がどのように 学級会に参加すべきか考え、行動し ようとしている。 学級会の流れや事前に考えた質問 や意見を確認し、討議に向けての準 備をすることができる。 事前に考えた質問や意見を発表す ることは、立候補者を支えることに つながると分かる。 展 開 他者の意見のよさを考え、立候補者 を支えるためにはどの意見がよい か判断し、集団決定しようとしてい る。 立候補者を支えるために、質問や意 見を発表したり、他者の意見から自 分の考えを再構築したりすること で集団決定することができる。 意見を出し合い、比べ合い、まとめ る際に、提案理由を基にして考える と折り合いを付けて集団決定でき ることが分かる。 ま と め

集団

決定した自分の役割に責任を もち、立候補者のために選挙活動の 準備で自分の役割を果たしたいと 感じている。 集団決定した自分の役割で、立候補 者を支えるためにはどうあるべき か考え、とるべき行動を判断し目標 をもつことができる。 みんなで話し合い、自分の意思で役 割を決定することは、選挙活動の準 備への意欲が高まるということが 分かる。

ウ 本時の活動計画(生徒作成) ※ P8、9参照

エ 本時の活動(指導上の留意点)

過程 活動内容 ◯ 指導上の留意点 ・評価規準〔評価方法〕 活 動 の 導 入 1 開会の言葉 2 学級活動委員の紹介 3 議題の確認 4 提案理由の説明 ◯ 提案理由を簡潔に想起させるため に、要点を事前に板書するように助言 する。 関心・意欲・態度 ・議題の提案理由を確認し、立候補 者を支えるために、自分がどの ように学級会に参加すべきか考 え、行動しようとしている。 〔様相観察〕 活 動 の 展 開 5 話合い (1) 立候補者の公約をより よくする。 (2) 生徒会役員選挙の学級 組織づくりと役割分担 6 決定事項の確認 ※相互交流活動Ⅱ ◯ 活発な質疑応答や意見交流ができる ように質疑の意味や方法を事前に説明 し、テーマを与えて討議の練習をする。 ◯ 円滑に話合いを進めるために、選挙 活動で必要な役割についての意見をグ ラフ化し、提示する。 ◯ 出し合い、比べ合った意見をまとめ られるように、以下の2点から意見を 収束させることを助言する。 ・提案理由 ・棒グラフ(必要な仕事) ◯ 出し合い、比べ合った意見をまとめ られるように、事前に折り合いの付け 方を確認する。 思考・判断・実践 ・立候補者を支えるために、質問や 意見を発表したり、他者の意見 から自分の考えを再構築したり することで集団決定することが できる。 〔様相観察〕〔振り返りシートの分 析〕

(6)

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相互交流活動Ⅱ ◯月◯日 学級活動(1) 目 的 ◯ 学級全員が決定した内容に納得し、みんなで協力したり支え合ったりして実践するため。 ◯ 選挙運動に向けて、自分の担った役割を果たそうとする意欲を高めるため。 内 容 話し合って決定した公約や学級組織、役割分担について 方 法 ① 話し合ってまとめた内容を整理して提示する。 ② 小集団で決定した内容について、質疑によりよさを出し合いまとめる。 ③ 小集団で交流した内容を全体で発表し共有する。 視 点 決定した「公約」や「学級組織」「役割分担」にはどのようなよさがあるか。 活 動 の 終 末 7 自己評価 8 学級会の評価(議長) 9 教師の話 10 閉会の言葉 ◯ 学級活動(1)の一連の活動の価値付 けをするために、次の3点について話 す。 ・学級活動委員の事前の活動 ・集団決定できたこと、決定事項の価値 ・実践について ※合唱コンクールのスライドショー 関心・意欲・態度 ・

集団

決定した自分の役割に責任 をもち、立候補者のために選挙 活動の準備で自分の役割を果た したいと感じている。 〔アンケートの分析〕

(3) 事後の活動

過程 日時 生徒の活動 ◯ 指導上の留意点 ・評価規準〔評価方法〕 実 践 の 準 備 ① ◯月◯日 ~ ◯月◯日 朝の会前 昼休み 放課後 学級会で決定した学級 組織と役割分担で選挙活 動を進める。 ◯ 決定した内容を実践で きるように、各係の作業 計画を学級会コーナーに 掲示するとともに、朝の 会に各係の代表から本日 の 計 画 に つ い て 連 絡 す る。 思考・判断・実践 ・集団決定した内容について、互いに 役割を果たすことができるように、協 力し、支え合うことができる。 〔様相観察〕〔振り返りシートの分析〕 相互交流活動Ⅲ ◯月◯日 帰りの会 目的 ◯ 各係の役割を協力し支え合って遂行できるようにするため。 内容 各係の役割の状況(活動の進捗状況、活動の態度、作品・応援の内容)について 方法 ① 三つの項目について成果と課題を付箋紙に記入する。 ② 各係でマトリックス表を使用し、成果を出し合う。 ③ 同様に課題を出し合い、分類して整理したらどのように改善するか話し合う。 ④ 各係で話し合った内容を学級全体に報告して共有する 視点 ◯ みんなで協力し、支え合って役割を遂行することができているか。 実 践 の 準 備 ② ◯月◯日 帰りの会 それぞれの役割で作成 した道具の完成報告会と プレ学級訪問を行う。 ①はじめの言葉 ②完成報告、感想 ③プレ学級訪問、意見交流 ④おわりの言葉 ◯ 進行の見通しをもたせ るために、プログラムを 板書したり、作品をどこ にどのように提示するか 計画を立てたりするよう に指導する。 知識・理解 ・それぞれの役割での活動を認め、みん なで協力し支え合って立候補者のた めに役に立ったと実感している。 〔様相観察〕〔アンケートの分析〕 ◯月◯日 ~ ◯月◯日 よりよい学級訪問にす るために、仲間からのア ドバイスを基に学級訪問 ○ 学級訪問の内容と方法 が改善されたかどうか確 かめるために、修正でき 思考・判断・実践 ・集会活動でもらったアドバイスから どのように改善するか意見を出し合

(7)

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帰りの会 の 内 容 や 方 法 を 修 正 す る。 たら学級で発表する場を 設定する。 い、協力して応援演説の練習をしてい る。〔様相観察〕 実 践 ◯月◯日 ~ ◯月◯日 帰りの会 各学級を回って応援演 説をする。 ○ 立候補者や応援者と学 級で待機している生徒が 同じ気持ちで選挙活動が できるように、応援演説 の様子をビデオ撮影し、 待 ち 時 間 に 学 級 で 見 せ る。 思考・判断・実践 ・立候補者や応援者、作成部の活動の様 子を映像で見ることで、自分は立候補 者や学級の仲間の役に立っている、学 級が一つになっていると実感してい る。 相互交流活動Ⅳ ◯月◯日 帰りの会 目的 ◯ 自分の役割を果たし、立候補者の役に立ったことを実感するため。 内容 それぞれの役割での準備について 方法 ① 立候補者からそれぞれの役割の生徒にメッセージ(感謝)を伝える。 ② それぞれの役割の生徒から立候補者に立会演説会に向けてのメッセージ(激励)を伝える。 視点 ◯ 各係の活動は、立候補者の役に立つことができたか。 ◯月◯日 生徒会活動「立会演説会・投票」 振 り 返 り ◯月◯日 帰りの会 学級会の一連の活動に ついて振り返り、生徒会 役員選挙を終えての感想 を書く。 ◯ 生徒会役員選挙の活動 を価値付けるために、次 の3点を伝える。 ①1人の立候補者のために みんなが一生懸命になれ たこと。 ②落選しても今までの活動 が無駄になるわけではな く成長していること。 ③みんなで取り組んだこと が学級目標の達成につな がり、今後の生活、学校行 事「修学旅行」に生かされ ること。 知識・理解 ・一連の活動を振り返り、学級の変容に 気付くことで、立候補者のためにそれ ぞれの役割を果たすことは学級が一 体となり、学級目標の達成につながる と分かる。〔感想の分析〕

(8)

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本時の活動計画(生徒作成)

(9)

参照

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