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歯科衛生士の病院への就業を促進するために必要な要因についての研究 兵庫県下病院歯科に勤務する歯科医師、歯科衛生士の意識調査から考察する

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Academic year: 2021

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50 −  − 神戸常盤大学紀要  第2号 2010 51 −  − 1 研究目的  歯科衛生士の主な就業先は歯科診療所(全就業者のうち90.7% 87446人平成20年度末厚生労働省調べ)であ るが、4.7%(4536人)は病院勤務者でありここ数年微増している。NST の一員として、また誤嚥性肺炎を予 防する口腔ケアの専門職として認識されつつあるが、歯科衛生士が勤務する病院は全病院の約 1割と少ない。 本研究では病院の歯科における歯科衛生士業務、特にチーム医療への参加の現状と歯科医師・歯科衛生士の意 識を調査し、就業を促進するための要因について考察をした。 2 研究対象と方法  兵庫県下にある病院歯科40施設に勤務する歯科医師・歯科衛生士の代表者に対して研究の主旨ならびにプラ イバシーの保護などに関する文書とともにアンケート用紙を送付、郵送による無記名のアンケート調査を実施 した。 3 結果・考察  アンケートの有効回答数は、 歯科衛生士29名(有効回答率72.5%)、歯科医師30名(有効回答率75%)で あった。歯科衛生士へのアンケートの結果より、院内の何らかのチーム活動に参加している歯科衛生士は23名 (79%)であった。チーム活動に参加していると回答した歯科衛生士23名、歯科医師25名からのアンケート結 果は、チーム医療への歯科衛生士の参加は院内へのアピールになる(歯科衛生士:歯科医師、22名95.7%:24 名96%)歯科衛生士のやりがいにつながる(同21名91.3%:24名96%)と回答している。一方チーム活動への 参加により、本来の歯科外来での業務が忙しくなる(同19名82.6%:15名60%)勤務時間が延長する(同16名 69.6%:13名52%)と回答した。アピールにはなるが業務量が増えると考えている歯科衛生士が多いことがわ かる。さらに1施設あたりの平均勤務者数は3名であったが、この数を少ないと答えた歯科衛生士は65.2%、 歯科医師は41.7%で、歯科医師と歯科衛生士の間で歯科衛生士業務に対する認識に違いがみられた。病院への 就業促進に関して、院内での歯科衛生士の専門性のアピールや口腔ケアの保険点数化などの回答があったが、 まずは歯科衛生士業務を確立し、歯科医師と歯科衛生士が共通の認識を持つことが一要因になるのではないか と考察する。今回は実態を調査するにとどまったが今後さらなる検討をおこないたい。

歯科衛生士の病院への就業を促進するために

必要な要因についての研究

兵庫県下病院歯科に勤務する歯科医師、

歯科衛生士の意識調査から考察する

上原 弘美 

参照

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