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小児医療から成人医療への移行に関する医療者の意識 : 小児医療者・成人医療者、医師・看護師の回答を比較して

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(1)

   小 児医療

成 人 医療

移行

関 す

医療者

意識

小児

医師

看護師

松森直美

, 二

宮啓

名美智

* ,

裕妻

   

木多 由里

,毛利京 子

* ,

貮方 映子

,井上

ひ ろみ* 神戸市看護大学

’ 神戸市立中央市民病院        要  旨   医 療の進 歩により

小 児 期に発 症 した 疾 患 を も ち なが ら成 人に達 し

小 児 医 療 を 継 続 して受 けている青 年 期の患 者が増えて い る

その中で

2001年に行っ た患者と家族へ の調査では

「移行を希望して いる」と回答し た患者は約2割で

「移行の希望を言 い出しに くい」と回答した患者もい た。 そこ で

今回は医療者に対して質問紙及び面 接に よ る小児 医療か ら成人 医療に関する意 識 調査 を行

た。 対象と したの は

総合病 院の医療 者(医師34名

看護 師275名)309名 (回収 率64%)で

そ のう ち約

9

割が移 行 は必 要で あると回答 し, 情 報 交 換 を希望 していた。 さらに

慢性疾患 を もっ青 年期の患者とその家族に対する移行の援 助 と し て

まず

医療者側の十分な準 備をっ てお くことや移 行後の フ ォ ロ

医療者と成 人 医 療と が連し な が ら行っ て い く こ と が重要であること がわか った

ま た

患 者と家 族の準 備

事 前の指 導 や 引継 ぎ

移行 後の継 続 看 護は移 行における看 護 師の 重要な役 割で あ ること が明ら か に なった

ド;移 行

小 児 医療から成 人 医 療

医 療 者

意 識

1 .

は じめに  わが国で は, 医療の進歩に よ り小児期に発症し た疾 患 を もち成人にし な が ら も

小児科で の医療を継続 してい る患 者 が増え てい る

それに伴い 生 涯医療 を 必要 と す る小 児 慢 性 疾患患児の成 人 化 (キャ リ

思 春 期の心の成 長

イ リス クの 妊娠

出産 な どの課題が生じて い る。 そ れ らのニ

ド に応 じる た め これまで の診療科を 越え, ラ イフサイ クル とい う 新しい概 念に基づい た 「成育医療」におい て小 児期か らキ ャ リ

し た患者へ 包括的 , 継続的な医 療が内 科そ の他 関係する他 科と連 携してわ れて きて い る柳 澤

,2002

;山元他

,2002

。 例えば

小 児がん の治 療 成 績の向 上によ り

現 在その約

70

% が治癒 し て きて おり

そ れに伴いキャ リ

す る患 者が 年々増え てきてい る

彼 らの約 半 数は原 疾 患を克 服し たもの の晩 期 障害 を抱え

就職や結 婚

出 産 な どそれ にう様々 な心理社会 的問題に直面して い る。 その患 者た ち を誰が どの よ うに診て行 くのか が今 大 きな課 題 とな っ ている と言わ れ てい る (石本 他

,2002

 ま た

小 児 病 棟の設備の大 き さや装飾が青年期の患 者に合わ ない こと

ま た

小 児 医 療 従 事 者が

青 年 期 の患 者へ の対 応に戸 惑い

性や出 産に関 する問 題

薬 物乱用

危 険行動

職業 相談な ど青年 期の重 要な問題 に最 善の準 備 を して対 処 するこ とがで き ない とい う意 識を もっ て い ること が言わ れて いる (

Conway ,

S.

P .

1998

)。

 

さ らに

Hauser

1999

は医療者にする面接調査で

移行に おいて障壁 とな ることは, 患者と家 族 が 小 児 医 療 者に依 存 して いること

その小 児 医 療 者が依 存を助 長して い るこ と, 小児医療者と成人医療者との連 携の 不 足

保 障 制 度の欠 如な どを あ げて いる。 した が っ て

疾患及び治 療

自己責任を もっ こと にっ い て の患者と 家族へ の教 育

成人病棟の受け入れ準 備

小児医療チ

ムが移行の ための事前準備を すること など を目的と し た移行プ ロ ラムの実 施を提案して い る それに加え て

慢 性 疾患を もつ 小児の数がこ こ

10

年で約

2

倍に なっ た とい うこと をふま え

患 者

家 族に成 人 病 棟 を 紹 介して い くこと

情 報 提 供 や 事 前 指 導によ り 自 己管 理 や意 思 決 定の スキルを育 成して い くことなど を 看 護 実 践へ の応 用 として示 して いる。 今 後 は

こ の実 践の 評価を行い

慢性疾患 患者へ く応せ てい く ことが課 題である として い る

  加藤ら (

2001

)は

国内の医療に おける移行の現状 と課 題にっ いて文 献 検 索 した 結 果

移行の必 要 性 や 実 態を述べ たもの は なく

ほ ぼ医 師によっ て記述 さ れ た 事 例や調 査 報 告であっ た と述べ てい る

ま た

看 護の 現 状 や看 護 者の認識が不 明 確で小児から成 人へ の移行

(2)

10

  神 戸市看護大学 紀 要 

Vol,8,2004

に焦点を当て た看護の文献は な く, 個人の援 助の視 点 で記 述さ れており

転科や医療シ ス テムの問 題に触れ ているものは見 られ な かっ た と している  

1993〜2003

年 まで の医 学 中 央 雑 誌 刊 行 会に よる 文 献 検 索に おい て

「移 行 」 「慢 性 疾 患 」 「キャ リ

」「医療ら成 人 医療 」 「成 育 医 療 」のキ

ドで該 当し た文 献は

8

件のみで,

4

件が医師に よ る症 例報告や解説

,3

件が

1

型糖尿 病に関 する症 例 報 告や 雑誌の特 集記事

,1

が先の加 藤ら (

2001

)の文献で あっ た。  し た がっ て

小児 医療か ら成人医療へ の移 行に関 す る調 査 や研 究 を 行っ て い くことは

今 後 増 え 続 ける で あ ろう小児慢 性疾患のキャリ

患者に対する 医 療や看 護におい て

また 「成 育 医 療」 とい う分 野に お いて も重要な意義が あ る と考え る。  こ のよ うな 現 状において, 昨年度は, 患者や家族が どのよ う な 思い で闘 病して い るのかにつ い て小 児 医 療 か ら成 人 医 療へ の移 行に焦 点 を あて意 識 調 査 を行っ た その結 果

小 児 医 療 を 継 続 して受 けて い ることに違 和 感 を もっ ていない」 や

「成 人 医 療へ の移 行を希 望 し な い」と回答し た患者や家族が約

6

割に みられた

, 「移 行を希望 している」と回答し た患者は約

2

割で

その中には 「希 望を自分か ら は言い出しに くい」 と回 答 した患者もいた。 また

「必要性に関して わか らない」と回 答し た患 者 や家 族が約

3

割に及んで いた ことが わ か り

成 人医療へ の移 行に関する情 報提供を 行っ て い くことの必 要 性 も示 唆された (松 森 他

,2003

 そ こで, 前回の患者と家族へ の意 識調査に引き続き

今 回は

医療 者にする意識調査 を行い 医療者側の 現 状にお け る問題と その対応を明確化すること を目的 と した

こ こで は

小児医療に従 事してい る医 療 者 (以下

小 児 医 療 者 )と成 人 医 療に従 事して い る医 療 者 (以 下

成 人 医 療者)の それ ぞ れ が移行に関して ど のような意 識 を もっ て いるのか両 者の回 答の違いに焦 点をあ てて ま とあ た。 さ ら に

より具体的な示唆を得 るた め

成 人 医 療 者 を 医 師以 下

成 人 医 師と 看 護 師 (以下

成 人看護師〉

小児医療者を 医師(以 下

小 児 科 医 師と看 護師 (以下, 小児看護師)に分け, そ れ ぞ れの 立場で の回答のい にっ い て も分析を行っ た

1 .

調 査 方 法 お よ び対 象 対象 者 

A

総 合 病 院の小 児 病 棟

混 合 病 棟

外 来

成人を対象とする診 療科に所属し ている医療 者

483

名 調 査 方 法 :無 記 名による質 問 紙 調 査 及び さ らに詳しい 回答を得る ために

同意 が得られた場合にのみ半構成 的面 接 を行っ た。  調 査期 間1

14

11

平 成

15

3

月   調 査 内 容 :文 献 を参 考に

小 児 医療から成 人 医 療へ の移行要性

移 行事 例経験有無 移 行に 考えられる問 題や必 要な配 慮

思 春期病棟の設 置な ど に関 する質 問項 目を独 自に作成し た (

Rettig,

 

P,

 et

al

 

1991

Betz,

 

C .

L .

 

1998,2000

Conway ,

 

S.

P .

1998

Hauser

 

E .

S 、

,1999

;駒 瀬

,2000

)。  分析 方 法 :問紙に よっ て得 られ た数 値 的 な回 答に 対して はX2 検 定 (p く

O.

05

を行い

接で の回 答は

内 容 分 析 を行っ た

 倫理的配慮 :調査対 象とする施設

病 棟の代表者に 研究 内容および方 法に関して説 明し同意 を得た。 そし て

調査へ の協 力は所 属 長か らの強制で は ない こと や 匿名 性の 保持 等 を調 査用紙に明記 し実施 した

.結 

1.

質問紙調査の結果に よ る移 行に対する医療者の認   識   配 布数

483

に対し

回収した総数は

309

(看護師

275

名 ;成 人 看 護 師

220

小 児 看 護 師

55

医 師

34

名;成人医 師

24

小児科 医師 ;

10

名, 図

1

)で

回 収 率 は

64

0

%で あっ た

年 齢は

20

歳 代が 全体の

5

以 上を占めて おり, 経 験年数は

5

年未満 が

4L1

%,

5HIO

 

al

 

19.

1

%,

10

20 年

2L7

%, 20 年以 上

16,

8

無回答

1,

3

%であっ た(図

2

)。   また, それ ぞ れの質問に対する回答を 以 下に記 述  した。 図1 回答者の属性

(3)

小児医療か ら成人医療へ の移 行に関す る医療者の意識   11

1

21.

7

1.

3%

19.

丁%

41

」%口5年未 満 団5

1Q年 未 満 田10

20年 未 満 團20年以上 ■ 回答な し 図2 回答者の医療者と し て の経 験年数

1

) 職 場で移 行 を 話 題にす ることが あ る か   職 場で話題にすること に関 して の回 答 は

「よ

 

くある」小 児 医 療 者 18

5

以 下

65

名に対す る割 合)

成人 医療 者

0

以下

244

名に対する割 合)

「た まにある」小児 医 療者

50.

8

%, 成人医療 者

13.

1

「あ ま りない」 小 児 医 療 者

13,

8

成 人 医 療 者

38

9

「全 くない」 小 児 医療者

10.

8

成人 医療 者

36.

1

「考え たこ と が ない の で わからない」 小 児 医 療 者

6.

2

成 人 医 療 者

11,

0

%で

児 医 療 者の方 が 話 題にすること が多かっ た(図

3

2

)小児 医療か ら成人 医療へ の移 行の必 要性にっい   て   移行す ること は 「必ず必 要 」と回答し た小児 医 療 者は

92

成 人 医 療 者は

9

4

% と同 じ く らい  であ

た。 「状況に応じて必 要 」は

小児 医療者

84.

6

成 人 医 療 者

65.

6

%で あっ た

「考え たこ  と が ない の で わ か らない」 小 児 医療者

4,

6

成 人医療 者

22,

1

%で小児医療 者を 上回っ ていた 「全 く必 要が ない」と回 答し た人は両 者 共に いな  かっ たQ

3

) 移 行の推 奨 度 につ い て   移行を 「積 極的に勧めたいは小児医療者で は  

10,

8

成人医療者で は

3

3

「状 況に応じて勧  め た い」は小 児 医 療者で は

80.

0

成人 医 療者 で は 64

3%と小 児 医 療者の割 合の方がいずれも 多かっ た。 さらに「考え たこ と が ないの でわ か ら ないは小 児 医 療 者

6

2

%に比べ

成 人 医療 者

27

9

% と多かっ た(図

4

ま た

職場で の話題に対す % よ くあ る た まにあ る あま りない 全 くない 考え たことが ない の でわか ら ない 0 10 20 30 40 50 60 口 小 児 医 療 者 ■ 成 人医 療 者 図3 職 場での話 題 0    10   20   30   40   50   60   70   80   90 積 極的 に勧め たい 状 況に 応 じて ど ち ら か とい うと勧 め た くな い 勧 め た くない 考えたことが ないの でわか らない 口 小 児 医 療 者 ■ 成 人 医 療 者 図4  移 行の推 奨 度

(4)

12

   神 戸 市 看護 大 学 紀要  Vol

8

2004

 る回答と移 行の必 要 性 や 推奨 度との間に は有 意 差  があり

職 場で の話 題が多いと移 行の必 要 性や推  奨度は高かっ た。

4

) 移 行 を勧め るか ど うか を 決 定 す る際の要因    移 行を勧め る か ど う か を決 定する際の要 因に関  する回答は

「患者の状況に よ る」小児医療者

53,

8

成 人 医 療 者

34

8

%で最 も多 く

次い で 「患 者 自身の 立が人 生や治 療 上 必要だ か ら」小児 医  療 者

41.

5

成 人 医 療 者

19

7

「患 者

家 族の  要望に よ る」小児医療者

32,

3

成人 医 療 者

20,

9

 %

「病棟の受 け入 れ体制に よる」小児医療 者

35.

4

 %

成 人 医療 者

20.

5

%で

いずれも小児医療 者

 

の割 合の方 が 多かっ た(図

5

   ま た

移 行の推 奨 度との関 連で は 「幼 少 時か ら 熟 知 して いるか ら」や 「継 続的に診療したいか ら」  「成人医療で は難しいから」とい う回 答 を して い て も 「状 況に応じ て移行を勧めたいと回答し た 人が多かっ た。 し か し

「幼 少時か ら熟知して い  るか ら」や 「継続 的に診 療した いから」と い う回 答と同 時に 「積 極 的に移 行を勧あ たい」と回 答し

 

た 人はいな かっ た (以 上

複数回答)

5

) 情 報 交 換の希 望   移行を行う際の準備や配慮と して 「情 報交換を ぜひ し たい」 とい う回 答が小 児 医 療 者

52.

3

成 人医療 者

45.

9

%で最も多かっ た 「状況に よっ て は し たい」とい う回 答は

小 児 医 療 者

38

5

成 人医療者

38,

5

%で

「ぜひ し たい と 「状況に よっ て は したい」の回 答 を 合 わせ ると約

9

割の人 が情 報 交 換を希 望して いた。 「全 く必 要ない」と の回答は両 者ともになか っ た

6

)移行の準備   移 行の準備と して 「病状の過 を引継ぐ」 とい   う回 答が小 児 医 療 者

66.

2

成 人 医 療 者

58,

2

% で最も回答が多かっ た 次い で「医療者の連携 」で

小 児 医 療 者

64

6

成 人 医 療 者

39

8

%と小 児 医 療 者の が多かっ た が この項 目を 最も重 要と   していたの は

小 児 医 療 者

7.

7

成 人 医療 者

18

4

%で成 人 医療者の 回答が最 も多かっ た。 「思春期 科の設 置が 必要」は, 小児医療 者

26,

2%

成 人 医 療 者

15.

6

%で その目を最も重要と して いたのは 小児医療 者

1,

5

成 人 医療 者

0,

8

%であっ た

 (複 数 回 答)(図

6 ・7

7

1

例以 上の移行事 例の経験    

1

例 以 上の移 行 事 例の経 験にっ い て の回 答は

小 児 医

者が

21.

5

%, 成人 医療 者が

12.

3

%で小 児 医療者に経験者が多かっ た

「全く経験が ない」  は, 小児 医療者

36.

9

%, 成人 医療者

71.

7

%であっ  た。

8

)移 行の年齢   何 歳で移 行 を した らよいかにっ いては

19

2

2

歳」小 児 医療者

46,

2

成人医療 者

32,

4

1

6− 18

歳」小 児 医 療 者29

2%

成 人 医 療 者

36.

5% で小児医療者と成人医療者の回答に有意差は な かっ た 「12

15歳 」 と回 答し たの は小 児 医 療 者

4.

6

成人 医 療者

8,

2

%で あっ た ま た

「年 齢に  は関 係 ない」小 児 医 療 者

7.

7

成 人 医 療 者

4,

5

    患者の状 況による       自立 が 必 要     患者/家族の希望       受入体 制に よる        よくわか らな い      幼少 期 か ら熟 知     成人医療で は困難    継続 的に診 療したい 主治 医や システム に よる   成人医 療の方 が有 効 o 10 20 30 40 50 60 % 口 小児医療者■成人 医療 者 図5 移行を勧め る か どうか の 理由 (複数回答 )

(5)

    病 状

経過 の引 継        医療 者の連携   受 け 入 れ 体 制 の 整 備 治 療の よ い時 期の選 定         患 者の引 継          家族の準 備       患者の成 熟度     移 行 システムを 作 る 思春 期の専 門 家配 置     事前の指 導

下見     思春期 科の設置  診 療上の都合 を 理 解       性 別 に よる配 慮 患 者 家 族 の 意 向 尊 重       よくわか らない

0

10

      小 児 医 療か ら成 人 医 療へ の移 行に関 する医 療 者の意 識    

13

20

    

30

    

40

    

50

    

60

    

70

%        口 小 児 医療 者 ■成人 医 療 者       図

6

  移 行の準 備 や 配 慮で必 要 なこと (複 数 回 答 )        

0

      5      10     

15

     

20

      医 療 者の連 携       受 け入 れ 体 制の整 備       治 療のよい時 期の選 定       患 者の引 継       家 族の準 備       患 者の成 熟 度       移 行システムを 作 る        思 春 期の専門家配置       事 前の指導

下 見        思春 期科の設 置       診 療上 の都合 を 理 解       性別 に よ る 配慮       患 者 家 族の意向尊重        よくわか らない        口 小児医療者 ■成人医療 者       図7  移 行の準備や配慮で最も重要と考え ること (複 数回答) %

「疾患に よ っ て違う」小児 医 療 者

1.

5

成      

2 .

質問紙 調 査の結 果に よ る医師・看護師の 認比 人医 療 者

4.

5

%であっ た。 (図

8

) 較         医 師も看護 師も

移行の要 性

推奨度に関する

(6)

14  神戸市看 護 大学紀 要 Vol

8

2004       12

15歳       16

18歳       19

22歳       23

25歳       26

30歳       30歳 以上 年 齢には 関 係 ない 疾 患によって違 う 0 10 20 30 40 50

 

% ロ 小 児 医 療 者 ■ 成 人 医 療 者 図8 移行の年齢        受入れ体 制による   患者

家族の要 望による      継続的に診療したい 受入れ側の準 備体 制が必 要     思春期の専門家をお く 010     

20

    

30

    

4050

    

60

    70    

80

 % 囮小児 科 医師 圜成人 医師 図9 移行の推 奨度と準備に関 して成人医師と小児科医師との比較で有意差のあった もの (X2検定:pく0

05) 回答に有 意 差は な かっ た

移 行の必 要 性 が 「全 くな いとの回答は両者 共に い な かっ た が

「どちら か とい うと不 要 」 との 回 答は 7名で

主に経 験 年 数

10

年未満の医師と看護師であっ た   情 報 交 換の希 望では

看 護 師の

11

6

%が 「わ か ら ないと回答しており

医師の

2.

9

%より多かっ た   職 場で の話 題は

「よ く あ る 」医 師

14,

7

看 護 師

2、

5

%で医師が よく話題に してい た。  移 行事例の経験 「全 く経 験が ない」 と回答 は医師の

20.

6

%に比べ

看護 師

69.

8

%と多かっ た

 移行の慮 と して

「患者 自身の引継ぎが必 要 」と回 答 したのは

医 師の

32

4

看護師の

56.

0

%で, 看護師の方が多かっ た。

1

) 成 人 医 師 と小 児 科 医師の認 識の比 較   移行を勧め る か どうか は 「受け入 れ体制によ る」  と していたの は

成 人 医師

20.

8

小児科 医 師  

60.

0

「患 者

家 族の要 望による」 成 人 医 師

4.

2

 %, 小児科 医 師

50.

0

%, 「継 続的に診 療し たい

 責 任 を 遂行したいから」人医師

4.

2

%, 小児科  医師

20.

0

%で いずれ も小 児 科 医師の方が多か っ   た。   移行の準 備と して必 要なこと を 「受 け 入れ側の 準 備 体 制」と 回 答 したの は

成 人 医 師

33.

4%

小 児科 医 師

70.

0

% 「思春 期の専 門 家を お く」 と の回 答 も

成 人 医 師

20.

8

小 児 科 医 師

70.

0

% で小 児科 医師が多かっ た(図

9

2

) 成 人 看 護 師 と小 児 看 護 師の認 識の比 較   移 行を勧め る か どうか は 「患者の身体的

精神  的発 達や社 会 的 状 況によ る 」 と し てい たのは

成 人 看護師

58.

5

小児看護師

74.

5

「患者 自身 の 立が人生や治療上必要だから」は, 成人看護 師 30

5%

小児看護師 65

5%

「幼 少時を熟知し てい る か ら」は

成 人看 護 師

13.

2

小児看 護 師

18.

2

%でいず れ も小児看護 師の方 が 多かっ た。   「継続的に診療したい

責任を 遂行したいか ら」  は成 人看護師

12.

3

小児 看 護師

5.

4

「移 行 に関 する情報を あ ま り知らない」 は成 人 看護 師

31、

5

小児看護師

3.

6

% でいずれも成 人 看 護 師 の方が多かっ た

  移 行が必要な疾患にっいて, 「内分泌代 謝疾患 」  を あ げたのは, 成人看護 師

7.

3

%, 小児看護師

20.

0

%で小児看護師の方が多かっ た。   移 行の準備で最 も重要なことを 「医療 者の連 携 」  と回 答して いたのは

成 人 看 護 師

17,

4

小 児

(7)

小 児医療か ら成人 医療へ の移行に関 する医療者の意識    

15

      0   10   20    3D    40   5 D 患 者の身体

精 神的 発達や 社 会 的 状 況 に よ る       患 者の 自 立 が 必要       幼 少 時を熟 知して いる から       継 続 的に診 療したい       情 報 を あま り知 らない       内 分 泌 代 謝 疾 患 は移 行 が 必 要       医療 者の連 携が必要       事前の患者 指 導が必 要       図 10 成 人 看 護 師 と 小 児看 護師と の比 較で有意差のあっ たもの 患者 の 身体

精 神的 発 達 や社会 的状 況による 継続的 に診 療した い 血 液

腫 瘍 疾 患は 移 行 不 要 受 入れ側 の 準 備 体 制が必要 事 前の患 者 指 導 が 必 要 60   70   90       % 0 図 小 児看護師 口成人 看護師 (X !検定 :p<0

05) 10   20   30   40   50   60   70       % 回 小 児 看 護 師 囚 小 児 科 医 師 図 11 小児科医師と 小児 看 護 師の比較で 有 意 差のあっ た も の  (x2 検 定 :p<

0.

05

)  看 護 師

5.

5

%で 成人 看護 師の方が多かっ た。 「事 前の指 導

下 見が必 要」としていたのは

成人 看 護 師

30,

6

小 児看護師

65.

5

%で小 児 看 護 師の 方が多 かっ た(図

10

3

)小児科医師と小 児看護 師の認 識の比 較   移 行 を勧 める理 由にっ いて 「患者の身体的

精  神 的発 達 や 社 会 的 状 況による」 を最 も重 要 と して  いたのは小児科医師

50

小児 看 護 師

16.

4

%で

 「継 続 的に診 療 し たい

責 任 を 遂 行 したいか ら」  を理 由と して い たの

20

小 児 看 護 師

5,

4%で いずれも小 児 科 医 師の方が多かっ た

  移行が必要で な い疾患と して 「血液

腫 瘍疾患」  を あ げたの は, 小児科 医師

50.

O

%, 小 児看 護 師

10,

9

%で小 児 科 医 師が多かっ た。   移行の準 備として 「受け入れ側の準備 体制」 を 最 も重要と 回 答 したの は

小児科 医師

30.

0

%, 小児 看 護 師

3,

6

%で小児科医 師の方が多か っ た。 「事 前の指 導

下見 」 を 必要と して いたの は

小 児科医 師

10.

0

小児 看 護 師

65

5

%で小 児 看 護

 

師のが多かっ た(図

11

4

)成 人 医 師と成 人 看 護 師の認 識の比 較   移行を勧め る かどう かの理由で 「小児 特有の 患で成 人 医 療で の治 療 は難 しい」 と回答して いた のは

成人 医師

37.

5

成 人看護師

8.

2

% で成 人 医 師の方が多かっ た。 「患 者

家 族の要 望によ る」 は成人 医 師

4.

2

%, 成人 看護 師

28,

6

%で成人看 護 師の方が多かっ た

 移行を必 要とする疾患と し て

「血液

腫瘍疾 患 」 を あ げ たの は

成 人 医 師

4.

2

%, 成 人 看 護 師

18.

2

%で成 人 看 護 師が多か っ た 「心疾 患 」を あ げたの は

成 人 医 師

25.

0

成 人 看 護 師

14.

5

% で成 人 医 師が多か

た。  移行の備と し て 「家族の準備」 を あ げていた の は

成人医 師

20、

8

成人 看 護 師

47,

0

「医 療者の連携」 も成人 医 師

45.

8

成人看護 師

59,

8

%で成 人 看 護 師の方が多かっ た(図 12)。

3 .

面接調 査の結果   面 接を実 施し たのは

小 児 科 医 師 1名と内科 医

2

小児病棟の 護師

2

名で あっ た。 (表

1

)     「血 液

腫 瘍 疾 患 」 を 移 行 が 必 要 ない疾 患として あ げて いたことに対して 「小児科に も専門の医 師が  い るため 」 との理 由 を 回 答 して い た

「心 疾 患 」に

して は

「生涯もっ て い く疾患なの で成人の科へ

(8)

16

  神 戸市 看 護 大 学 紀 要  Vol

8

2004 小 児 特 有の疾 患で成人 医療では困 難 患 者

家 族 の 要 望 に よ る 血 液

腫 瘍 疾 患 は 移 行 が 必 要 心 疾 患は移 行が必 要 家 族の準備が必 要 医 療 者の連 携 010      20     3040      50    60    70       % 圜成 人医師 囲 成人看 護 師 図 12 成 人 医 師 と成 人 看 護 師の比 較で有 意差のあった もの  (xl検 定 :p<0

05) 移行した方がよい 先 天的な疾患で も成人医 師が 勉 強して診て行 くことは必 要 」との回 答があっ た。 ま た 「内分泌 疾 患 」の で も糖尿病などは移行しやす く 「外 来で移 行 して悪 化 した場 合に入 院 す ること が 可能」と回答して いた。   小 児 科 医 師か ら移 行の話 を勧める シス テム が必 要 であ る こ と, 入 院は小児病棟で も主治 医は内科 医, 逆に入院は成 人病 棟で も主治 医は児科 医師な ど 況に応じ た柔軟な対応が可能で あること

患者や家 族へ 事 前情 報 提 供 してお くな ど準備や指 導 が 必 要 なこと

小児

成 人の護師

医師でカンフ ァ レ ン スを もっ こと

移 行 した子 ど もの母 親 が 内 科の受 診 の際に不 信や不安が あり

移行の初期に は小児科と の診療の違いをふ まえて丁寧な対応が必要で あるこ と な ど移 行事例か らの具体 的な連 携の提 案を して い た

また

入院 中に移 行 する場 合は

主に看 護 師 間 の引継が重 要 との回 答 や小 児 科でや

てい ことを 大 人の護師は知ら ないため護師同士のし 合いが必 要とい う回 答 もあっ た。

IV,

考   察

1 ,

小児医療の継続と成人医療へ の移行にお け る 見解    「継 続 的に診 療し たい

責 任を遂 行し たいか ら」  との回 答は小児科医師のが成人医 師や小児看護師 より も多 かっ た

こ の回答と同 時に移 行 を 「積 極 的 に勧めたいとの答は な か

たこ と か ら も

この こと が小 児 科 医 師の小 児 医療 継 続の理 由であ る と考 え る。   また

「幼少 時を 熟 知 して いるか ら」 との回答は 成人看護師より小児看護 師に多かっ た。 こ の こと は

先 行 研 究において患 者 が小 児 医 療に違和感 を もた な い要素

っ と なっ ていた (松 森 他

2003

)。 さ ら に

患 者と家 族が小 児 医 療の継 続を 選択し た場 合な ど患 児 を長 く診て い る小 児 科 医 が 継 続 して担 当 すべ きといっ た意 見 もある (丸山

,1990

;白木

,2000

)。  しか し, 小 児医療を継続して いる青年期の患者た ちは

家族を中心に置いた小 児医療で強い依存を身 につ , 本人に焦点を当て た成 人医療で より大 きな 個人 的 責 任を引き受 けら れ ない

あ るいは自己管理 を行っ て い くな どの準 備がで きて い ない状 況や小 児 医 療 従 事 者との密 着が移 行の障壁になっ て いる場 合 が あ るこ と が指摘さ れて い る (

Rettig,

 

P .

 et

al

1991

Betz,

 

C .

L .

 1998 ;

Conway

 

S.

P,

 

1998

Hauser,

 

E .

S.

,1999

;駒瀬,

2000

)。 ま た, 質 問 紙 調 査におい て成 人 医 師は移 行が必 要な疾 患と して 「心疾 患」 をあげ

面 接調査で内科 医が 「生 涯 もっ てい く疾 患 なので成 人の科へ 移 行 しが よい。 先 天 的な疾 患で も成 人 医師が勉強して診て行くこと は 必要」 と 回答し ていた

赤 木2001)は

成 人期に達 し た先天性心疾患患 者の将 来人生設計をは じ め と した心理的問題に対して 小児循環器専 門医は必 ず しも十分な知 識や対 処能 力を もっ て いる わ けで は な い の で

ス ワ

や カ ウンセ ラ

な どによる 援助が 必要と報告 して い る

村 上 (

2001

)は

小 児 科の医 師が慢 性 疾 患を有す る成人の治療を行う場 合

成 人 独 特の症 状 を 見 逃 す 恐 れ が あ り

早い段 階で 内 科へ の転科を考え るべ で ある と述べ てい る。 その た め

思 春 期に憎 悪 する傾 向 が ある慢 性の腎 臓 病 を もっ 子 ど もたちに対 する ケア と して最 も大切な の は

子どものか ら病 気に対する自己管理能力 を身にっ けさ せ ることであると して い る。

鉾 之 原 (

2001,

2003

は幼児 期か ら小児科 医が診て いる膠 原 病 を も っ 患 者

内 科転 科 しませ ん か と言っ て もな か な

(9)

小 児 医 療か ら成 人 医療へ の移 行に関 する医 療 者の意識   17 表1 面 接の概要 (

部 抜 粋) 質 問 内

小 児科 医 内 科 医l        l 内 科 医2 ハ児 看 護 師1 小 児 看 護 師2 移 行が必要 疾 患の特殊性が あ る

疾患によって 全然違って く

i18

歳の心カ テを受けて い 移行が必要なの 糖 尿病

心疾 患

ま た は不要 大 人と同じ よ う に続い る。 バ セ ドウ病はすっ と送っ た心 疾 患の患者が小 児 科 は

年齢や慢性 腎 疾 患

内 分 泌 と考える 疾 て い く糖 尿 病 は 移 行の て くれ た らい い

拒 食 症の 医によって心カ テを 受 け 疾 患で継続フ オ は 疾 患の コ ン ト 患 とそ の 理 必 要性が あ る。 乳 幼児 場合

人間関係の問題が あ て い るのを経 験し

疑 問 ロ

が必要な時。 ロ

ルを 成 人と 由 期に発 症 して い て も移 るか ら非 常に難しい

に思

た。 生 涯 も

て い 例え ば糖尿 病, して 自 分が受 け 行できる

内 分 泌の大 人でもある よう く疾 患なの で

い ずれ は 血液 系疾患 入 れて いくた め 血液疾患や神 経 疾患 も な普通の疾患であ れ ば 送

成人の科へ 移 行て い

しか し

実 際 理 か ら 小 児 科 医に専門 がいる てきて も らっ てもよ い

1 た方 がよい

先 天 的 な疾 入院してこな け 独立するため移 の で

どこ も いっ ぱ い 型 糖 尿 病と か

患でも成 人の科の 医 師が れ ば考え ないか 行が必要。 いっ ぱいなら ば 小 児 科 小児科で ないと診 れ ない先 勉 強 して み てい くことは も しれない。 移 脳性マ ヒ

神 経 で診る

天 性の疾 患 は小 児科の医 師 必 要だ と考える

行が必 要ない の 系 疾患は その 子 お母さ ん の意向で移行 の方が よ い場合が多い 内 移行が不要な の は

血 液は

治癒できる 自身で 自己管理 を考 え ない場 合 が あ る

分 泌

糖 尿 病は移 行 しや す 疾 患 など。小児科で完治 また 場 合

がで き ないか ら いD は死亡する疾憲な の で成人の 移行は不要。 科に来る ことは稀であるが

長期になる場合は診 ますb 移 行に適し119

22歳が移 行しや す 何 歳で移 行 しな さいっ て い 19

22歳 16歳

16

18歳 た年 齢につ 1い

年 齢に よ る。 16歳 うのは言って いない。 必要 大学入学くらい で成人の 小児 医療の上 限 成 人 期に さ し か い て で移行した子 もい る。 ない。 本人 が納得した時期 科へ移 行するのがよい。 年 齣15劇を 超 かり

親か ら も 心 理 身 体 社会面が整え 高 校 生が多いけど別にごだ 今の科で は

18

歳が最 年 え る から

自立し て い る か ば渡せ る状況であ れ ば わ らな い。 少。 小 児 科に 15歳 過ぎ ら。 よい

20

歳になっ て内科 医 が診 れ て受 診 した 場 合

内 科へ 高 校と か大学と か節目 る範囲内では み せて も ら う

回さ れ ること が多い。 小 なので それに向っ て準 移行の際に は まず電 話 が あっ 児 科 医 が 診れ るの は 18 備 する という使い方は て説 明が あって経過 表が入っ 歳 くらい ま で で は ?

i

 」

 

 

よい 個人に よ

ている。 16

18歳は

両方の科が て遅 つD 診てい くこと が 必 要 な移 行期 移 行の準 備 本 来な ら思春 期は別に 入院し て いて移行し た の は 小児科か ら依 頼が あ れ ば

緒に考え る

思 春 期や青 年 期 と して考え するべ きだ と思 うが

1人 だ け あ と は全部外 来 受け たい。 周りに相談 する。 の患 者へ の対 応 て い るこ と汰 人は増える

方で

患者

入院中に移行 するの 小児科医か ら話 を するシ 疾患にか かわ ら に不 安や戸 惑い や必要なシ 児病棟は大人に比べ は難し い。 外来で移行して

ステムが必要。 ず年 齢が越え れ は感じ ない。 ス テ ム にっ ると空 床があることを 糖 尿が悪か

た らこち らで 患 者 さんが 言い難い こ と ば移 行 するシ ス 小 児 科の治 医 いて 考え る と

小 児 科か ら 入院する と いうこ と が で き は よくわ か る

テム よ り適切な時 期 延長した方がス ム

ズ る。 入 院は内科でも主治 医 病棟の下 見を する, 経過 ス タッ フ教 育の に その疾 患の 専 か も しれ ない。 は 小 児 科でもよい

移 行 し を 引 き継 ぐ

思春期の専 前にシ ステム作 門医に情 報を与 た場合

小 児科で は丁寧に 門家をお く

受け入 れ体 りが 必要。 え

本人へ 紹 介 診ていたので

母親 が びっ 制 を整 える 家 族に対 して医 す るよ う なシ ス く りして いた

最初の日 に 師が変わ ること テム が必要。 ものすごい不 信

不 安 が あっ へ の心づもりを た が最 近は完 全に理解して して もらう

本人が 3ヶ月に 工回受診 す る だ けにな

た。 も う少 し 丁寧な説明が必要で あった。 小児 医療従 受け る方は大 変

実 際 2っ の疾 患を もっ てい る場 ぜ ひ情 報 交 換し た い。 サマ リ

の活 用 主治医

専門医

事 者 と 成 人 に は環境が違 う

受 け 合

バ セ ド ウ は内 科で診て

何か あ れ ば協力したい

情報の共有 看護 師 とこれ か 医 療従 事 者 入れ がで きて い ない

心 臓の方 は 小 児 科で診て い をする

。一

年 く ら 関わ るで あ ろ との連 携に 顔も見た こ ともない

る。 小 児病 棟に入院し て

ら い成人医療者 うス タッ フ に で つ いての具 何 も ない状 況で移 る 場 緒に診ていた。 事 前の下 見 と並 行 して受 け き れ ばカ ン フ ァ 体 案にっ い 合があ る

小 児 科では は して い いと思 う。 イ メ

持つ

レ ン ス 等 開けれ て 受持ち看 護 師がつ い て ジで は い いと思っ て も実 際 大 人の病棟に入 ば よい と思 う いるが

大 人で は どれ に覗いて みた ら嫌っ て い う 院 して小 児 科 医 だ け関わっ て も ら え る こ と も あ る

も同時に受け持 か が わ か らない

小 児 平 行 して診 れ ばい い場 合 と つ o 科でやって い ること を スパ っ と切っ た方が よい場 小 児

成 人の看 私たちは できない と言 合が あ る。 本人の性 格に よ 護 師

医 師で カ わ れて し ま うのでは な る。 ン フ ァ レ ンスを いか と思う

新しいところへ 行不安の もつ 。 看護師 同士の話 しい 強さを 感じ る。 が必 要

小 児 科で ど ん 情 報 交 換は今は医 師だけで な こ と を や

てい る か やっ てい る

他の職 種と話 ということ を 大 人の し合うこと が絶対大 事。 入 の看護師はしらない

院病棟で移 行 す る場 合は看 特殊な こ とをや っ て い 護 師 同士が話し合うことが る と思って い ることが

90

%以 上 大事。 多い

思春 期にっ い て も勉 強が必 要

(10)

18

  神戸 市 看 護 大 学 紀要 ▽ol

8

2004 か移ろ う と し ない で も リ ウマ チ は

の長い 人 生 を 常に考え た生 涯 医 療の最 も卑 近 な 疾 患である と述べ いる。  以 上の ように

患 者の小 児 医 療に対 する依 存 を助 長し

自立 を妨げて いる

方で

継続して関わり責 任 を 遂 行し たい と考 え なが ら も成 人化した 患者へ の 対応が十分にで き な く なっ て い ること が小 児 医 療 者 の大 きな 問 題 となっ ている

今 回の調 査でも

移行 の必要 性に関して 「必ず必要」と回答し たの は小児 医療 者, 成 人医療者共に

1

割弱で あっ た が, 「状況 にじて必要」は小児医療者が

8

成 人 医 療 者が

7

割弱で

「全 く必要が ないと回答した人は両者 共に いな かっ た。 ま た移 行を勧め たい とい う小 児 医 療 者は約

9

割で

その理 由 と して 「患者 自身の 立 が人生や 治 療上必 要だ か ら」 を 選 択 した人 が

4

割に み ら れ た。 した がっ て

移 行を視野に入れ た継続的 な医療を患者の状況に応じて どの よ うに行っ て い く か を考え ることが小児 医療 者 自身に必要と なっ て い る の である。

2 .

移 行の時 期    どの 時期が よいのか

何 歳で移 行を し たらよいか  とい う質 問に対 して小 児 医 療 者 と成 人 医 療 者 との回 答に有意 差は な かっ た が

小児医療者では 「

19− 22

歳 」

成 人 医療 者で は 「

16− 18

歳 」とい う回答がそ れ ぞ れ最も多かっ た。 ま た

「年 齢には関係ない」 「疾 患に よ って違 う」 との回 答 が少数に み られた 面接調査で は小 児 科 医

内 科 医 共に 「

19

22

歳 」

小 児 看 護師は 「

16− 18

歳」 とい う年齢を回答して いた が

16− 18

歳」 は両 者で診て い くこ とが 必 要 な移 行期で あ ること や

疾 患に よ る特殊性や違いを 考える こと が必 要で ある ことも述べ られて いた

  Patterson

1999

診 断を受けた早期か ら 移行の準備を始め ることが必 要だが, 移行の時期を 設定す ること は子ど も た ちの 自立を促がすことにな ると述べて いる。 また

年齢に関係した様々 な プレッ シ ャ

が生 じて くるため

17

まで に移行を始めな い こと は移行の 障壁と な る と して い る。 そのた め入 学 や 卒 業 な ど大 き な行 事の時 期 と重 な らないように

小児 医療を受けて い る

14 − 15

歳の時に成 人 医 療 者を紹介する などの移行準備を始め るこ と が役立 つ と報告して いる。 し た がっ て

診 断 後か ら自立を 促 が す 関 わりを しな が ら, 自己管理の自覚を もち始 め る

16

歳 前 後より本 格 的な準 備を始め

,19〜22

歳 (高 卒 後の安 定 した時 )に移 行 するとい う 目安 が 考 え ら れ る。 しか し

その目安をもち な が らも

疾患 に よ る違いをふ ま え, その子にとっ て適 切な時期に 必要な支援を取り入れて い くとい う子ど もの

生を 見据え た柔軟な姿勢も重要である。

3 .

移行が 必要な疾 患

不要な 疾 患に関す る 意識の相   違   疾患に よ る特殊性や違いをふ ま え た上で移行 期 を考え ること が必 要であることを先に述べ たが

今回の調査で は移行が必要な疾患 とそ うで な い疾患  に関 する医 療 者間の意 識の相 違が明 らかになっ た   「血液

腫瘍疾患 」につ い て は

小児科医師よ り 小 児 看 護 師の方 が移 行 は必 要 だ と考 えていた。 面 接 調査で も

小児 看 護 師は移

必 要な疾患と して血 液 系 疾 患 を あ げて いたの に対 し

小 児 科 医 師は 「血 液疾患 専門の小児科 医が い るの で小児 医療で も継続 的に診 療で きる」として いた。 ま た, 成人医療者  の中で も

成人 医師より成人 看護師の方が 「血液

腫 瘍 疾 患」は移行が 必要な疾患であると回 答 してい  た。 面 接 調査で も 「血 液 疾 患は小 児 科で完 治 また は 死 亡 する疾 患なので成 人の科に来るこ とは稀である 」  と移 行が不 要な 理由と して内科医が回 答して いた。   「心疾患 」につ いて は, 成人看護 師よ り成人医師 のが移行は必 要だ と考えており

先の内科医の回 答か らも 「心疾患は生 涯 もっ てい く疾患なので成 人 の科へ 移 行 した方 が よい」 と話 されてい た。 ま た

小児糖尿病な どの 「内分泌代謝疾患 」は

成人看護 師に比べ小 児 看 護 師の方 が移 行の必 要 な 疾 患 と して  あ げてい た。 面接の回答で も小児科 医師

小児看護 師 共に糖 尿 病は移 行が必 要な疾 患であるとし

内科 医も移 行しや すい疾 患で ある と話してい た。 そ れ に 加え て 「小児科で ないと診れ ない先天 性患は小 児 科の医 師の方がよ い場 合が多い。」とい うこ とも 話さ れて いた。 質 問紙調査で 「成人 医療で の治療で  は難しいという回答が成人医師に多かっ たように 専 門 的な治 療がで き る か ど う か が移 行の重要な要 素  と なる ことは看護師よ りも医師のに強 く意 識 され  て いた。   この ように

小児 科医 師

看護 師, 成人 医師・看護 師の間に移 行が必 要な疾 患

不 要な疾 患における意 識のが み ら れ た。 し た がっ て, 医 師

看護 師, 成

(11)

人 医 療者

小児医療 者双方の意思疎通 を図 りな が ら 統

し た姿勢 を もっ こと が移 行 を 推 進 して い く上で は必要だ と考え る。

4 .

情報交換の必要性   移 行に関 す る職 場で の話 題 や移 行の必要性, 移 行 を勧めたいか ど う かの 質 問して

「考え たこと が ない の でわ か らない」 との回答 を したのは, 小 児 医療者に比べ成 人医療 者に多かっ た。 ま た

移行 事 例の経 験が 「全 くないとの回答も成 人医療者の

7

割を占めて いた。 し か し

情報交換の必 要 性が全く ない という回 答はな く

「ぜひ したい」 「況に よっ て は し たいとい う回 答は全 体の

9

割を占めて いた。 医 師 と看 護 師の比 較で は

「移 行 事 例の経験が ない」  との回答は看 護 師にかっ た が

情 報 交 換 が 「全 く 必要な い」「どちら か とい う と し た くないとの 答 は看護 師に はな かっ た。 職場で話 題にする機 会は医 師のに多かっ た が 移 行の必要性や推 奨度に関し て医 師と看 護 師の回 答に有 意 差はな かっ た しか し

職 場で の話題 が多い と移 行の必要性や推奨 度は高い とい う結 果か ら

情 報 交 換によっ て話 題にと りあ げ る機会が多くな れ ば

多 職種のでの検 討実際 的前向きなもの になっ て い くと考え る

   ま た, 面接 調査で は小児科医師か ら移行の話を勧 め るシ ス テ ム が必 要で ある こ と や児看 護 師が 「小児科の主治 医より適切な時期にその疾患 門 医に情 報 を 与 え

本 人へ 紹 介 する よ システム が必要。」と回 答して いた。 ア メ リカ小 児 科 学 会に おい て も

小 児 医 療 者が移 行に お け る中心的な役割 を果たすこと を推 奨して いる

Patterson

 

D

L

 et

aL 1999) 

Rettig

1991

も, 小 児 医療チ

ム が患 者と家族に成人 医師を紹 介する移 行 外 来 をリウ マ チ の専門病 院で

3

ヶ 月ご とに開設し て い る と報告  して いる

移行後も数ヶ月は看護師とソ

シャル ワ

が継続して関わ ることで見 知らぬ医 師に対 する 不 安 を 最 小 限にで きると述べいる。 したがって

小 児医療者か らの積 極 的なアプロ

と成 人 医 療 者 の柔 軟な対応が移行を 促 進して い く上では 重要で あ る と考 え る

  Patterson

1999

移行の障壁と な る もの と して 医療者が移 行につ いて考え たこ と が ない 知ら ない とい っ た よ う な移行の計画 自体が な か っ た ことを あ げており, 今 後

医療者間で の情報 交換を 小児医療か ら成人 医療へ の移行する医療者の意識    

19

実 際 的な形で小 児 医 療 者が中心 と な っ て進 めてい く ことが必 要で はないか と考 える

今 回は医 師 と看 護 師のみ を対象と し た が

患者に とっ て移行が脅威や 不 安と な らぬ ように児 医 療者, 成人医療 者 をは じ め

教 師やソ

シ ャ ル ワ

ー,

理学療法士な ど多 職 種を交え た情報交 換 か ら具体 的な配 慮や準備を整 え た 上で患 者へ の情 報 提 供や援 助を実 現して い くこ とが 必要で はないだろうか。

5 .

受け入 れ体制の整備と医療者の連携   移 行 を勧めるか どうか は 「受 け 入 れ 体 制による」  ことや

移行の準備と して 「受け入れ側の準備体制 が必 要 」との回 答が小 児 科 医 師に多か っ た。 面 接 調 査で も 「実 際に は環境が違う

受け入れがで きて い ない

顔 も見 たこと もない

何 もない状 況で移 る場 合がある。」と小児科医師が話 して いた。 こ の こと は

受け入れ側の準 備が移 行 を勧め る上で の重 要な 要素に な る こ とを示して い る。

Patterson

ら (

1999

)  も小児医療と成 人医療との違いが移 行困難に して い ることを述べ

移行を成功さ せる要素として

患 者の疾 患 を熟 知 した成 人 医 療者を紹 介すること

ま た は疾患の過 や患者の情 報にっ い て記述し たもの  を 引 き継ぐことを あ げてい る

  ま た

「事前の指導

下 見が必 要 」との回答は小 児看護 師に多かっ たが 「移行に関する情報を あ ま  り知ら ない」や移行の準備で最 も重要なこと を 「医 療者の連携」 と回 答 してい たのは

小児 看 護 師よ り 成 人 看 護 師の方 が 多 かっ た。 面 接 調 査で も連 携の具 体案にっ い て 「小児

成人の

で カ ンファ  レ ン ス を もっ」と小 児 看 護 師 が 回答 して いた。 した がっ て

患者に対する移 行前の準備引継ぎ

受け 入れ側の準 備 体 制 を 整え ることだけ で なく

送り出  した後に お いて も連携を図っ て い くこ と は移行を勧 める上で重要なことである。   Wojciechowski (

2002

>は

移 行後の継 続 的なフォ  ロ

疾患の 己管理におけ る患者の 己効力感に 効果的であっ た と 述べ てい る また

Sitlington

2000

)も移 行の前

後におい てその時の状況 を適 切にア セス メ ン トしてい くことが 満 足の い く 目 標 や結 果に到達する た めの計 画 や準 備

意思決定の 上に必要で あ る と述べ て い

Sca

!ら (

1999

)の調 査で も

移 行プロ グラムの発 展に障 壁と なる の は

患者や家族の問題で は な く, 受け手となる成人 医療

(12)

20

  神 戸 市 看 護 大 学 紀 要  ▽01

8

2004 者の題が最も多く

次い で小児 医 療者の問題であっ た。 つ ま り

協 働 や 調 整な ど移 行プロ グ ラムの 目標 達成に障壁 とな っ て いるのは 医療シス テム その も の であると して い る

した がっ て

移 行の前

後において

医療者 間で の連携を図っ て い くこと に より

患 者や家 族は当 然の こと な が ら

受 け手 と な る成 人医療者に とっ て も送 り手で あ る小 児 医 療 者に とっ ても継 続 的 な看 護 や 医 療 が安 心 して遂 行 しやす い の と な

て い と考え る。

6 ,

家族の準備の必 要 性   移行を勧め る か ど う かの理由を 「患者

家族の 望による」と し

移 行の準 備と して 「家 族の準 備 」 を回答していたの は成 人看護 師が多かっ た この こ  と か ら

患 者の準 備 だ けで な く

家 族の準 備 も移 行 を成 功裡に行 う重要な要素で あ る とい うこと がで き る

。Hauser

1999

)は

慢 性 疾 患をもっ 思 春 期の子 どもたちと そのに対 する調査か ら, 子ど も側の関 心 事と して 元 か ら離れることを許すことができ ない 親を もっ て い ること

直接医 師に親を 通 さず話 を す ること な どを あ げていた

。一

親側の関 心 事 は

子ど も を擁 護で き ないこと や健 康を管理で き な い ことへ の心 配

役 割の変 化 を理 解 するこ と

思 春 期の自立をいかに支援する か親が指 導を受 ける機会 を もっ ことをあげ, 新しい家族の役 割を構築するこ とにしてえて いた。

Rettig

ら (

1991

)も

過保 護や精神的な依 存, 医療者へ の過 度の要求や不信を 家 族の問 題と し

移 行プロ グラム の 目標と して

移 行 期 間の家族へ の 精 神 的サポ

トを あ げて い る。

Blum

1995

診 断 を 受 けた時

状 態 が 変 化 し た時, 思春期か ら成人期へ の移 行の時期が親に と

て危 機 的な時 期であると し

患 者

家 族へ の指 導 と 医療者と家族の協同作業 的な訓 練や指 導を導 入する  こ とを 推奨し てい る。   今回の面接調査で も

移 行し た子どもの母親が内 科の受 診のに不信や不安 が あり

移 行の初 期に は 小 児 科との診 療の違いをふまえて丁 寧 な 対 応 が 必 要 で あ る とい う内 科 医の 答が あっ た 石 本 ら(

2002

) も

小 児 医 療 を 受 けてき た患者 や 親 が 内 科 医の対 応 に戸惑うこ と が多い の も現で ある と述べ てい る。 そ の ため

思 春 期 病 棟の設 置が不 可 能で も小 児 病 棟 に おいて成人 医師が主治 医に な る こ とや成 人病棟で 小 児 科 医師が主治医に な る など移行の猶予期 間を設 け る 工夫を して い くことも

案で あ る。

Blomquist

ら (

1998

) も

家 族の安 定 性が患 者に も影 響 するこ と を述べ , 小児 医療者と成人医療 者が共に

1

年 間関 わること が理 想で ある と して い る

さらに

患者

家族へ 移行の際に活用できる社 会資源に関する情 報 を提 供 しな が ら

診 断 され た後 か ら移 行の準 備 を 始 め ること を推 奨 して い る。   実 際に は

情 報 提 供 を して患 者

家 族の意 向 を 確 認 しな がら身 体 的

精 神的な準 備を進めて いくこと は

短期 間では難しい こと と思わ れ る◇ し たが っ て

患者

家 族の主体性を尊 重し

患者に対してだ けで なく家族に対して も移 行を視野に入れ た関わりを早 期か ら成 人 期を通して行っ て い くこと が必 要であ る と考え る。

7 .

移行に お け る看護 師の 役割   移 行の際の配 慮と して「患 者 自身にっ い て の引 継  ぎが必要」との回答は看護 師にかっ た。 ま た, 面 接調査におい て も, 入院中に移 行する場合は主に看 護師間の引継が重要との回答や小児科で やっ て いる  こと を大 人の科の看 護 師 は知 らないため看 護 師 同 士 のし合いが必 要とい う回答も あ

た。 っ ま り医師  によ る治 療や病 状の引 継 ぎだけでな く

患 者 自身の 生活 全 般を含め た引継ぎ や話し合い は

移行に お け る看護師の役割として重 要であ ることを示 して い る

  移 行の準備と して 「事前の指導

下見が必 要」 と の回答は成人看護師よ り小児看護師に多かっ た

こ  の ことは小 児 看 護 師が移 行 前の患 者の不 安が ないよ  うに準備を行うことへ の役割意識のさ を 示 してい  る

。一

「医 療 者の連 携 」 や

「継 続 的に診 療し た い

責任を遂行し たいか ら」という回答は小児看護 師よ りも成 人 看 護 師の方が多 かっ た

こ の ことは小 児医療者との連携移行後継続看護を責任もっ てっ てい くとい う成人看護師の役割意 識の高さ を 示して い る

  杉澤ら (

2003

)は

小 児 専門病院にお ける調 査で

キャ リ

の患 者 が 自 立でき るように働 きか けて い く た めの 方法や手 段が小児医療者に問わ れ て いると報 告 して い る。

Betz

2000

)も

看 護 師は親  と共に小 児の を育成する役割を 担い

移 行の ガ イ ドライ ンを 作 成し実 践して い る。 ま た

,Wojciechowski

2002

慢性疾患 を も つ青年期の患者に対する小 児看護 師と成 人 看 護 師の

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