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つくば市情報公開等審査会

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会議の名称 第29回つくば市情報公開等審査会

開催日時 平成25年5月28日 開会13:15 閉会15:20

開催場所 つくば市役所 5階 501会議室 事務局(担当課) 総務課

出 席 者

委員 磯山 貴洋,中村 紀一,増山 一男,牧内 京子,横田 由美子

その他 野尻法務課長,石田課長補佐( 兼) 法務主管,稲毛田主事

事務局 稲葉総務部長,古宇田総務部次長,久住総務課長,木村総務 課長補佐,須藤係長,中川主任,家中主任

公開・非公開の別 □ 公開 □ 非公開 □ 一部公開 傍聴者数 0人 非公開の場合はそ

の理由

個人に関する情報を取り扱うため

議題 審査案件

平成25年4月12日付け25つくば市民第25号諮問書に係る案件

会議録署名人 中村 紀一 確定年月日 平成25年 12月 11日 会

議 次 第

1 開会

2 会長の選出について 3 座長の選出について 4 審査案件

(1) 平成25年4月12日付け25つくば市民第25号諮問書に係る案件

(2)

2 <審議内容>

1 開会 総務課長

総務課長:それでは,ただいまから,第 29 回つくば市情報公開等審査会を開催 いたします。

本日は,お忙しいところ,御出席くださいまして,誠にありがとうございま す。

今年度から新しく委員になられた方がいらっしゃいますので,簡単に自己紹 介をお願いしたいと思います。

【委員自己紹介】

続きまして,本日出席している職員の紹介をさせていただきます。 【職員紹介】

2 会長の選出について

総務課長:それでは,会長を決めたいと思います。

つくば市情報公開等審査会条例第4条により委員の互選にて決めたいと思 います。

(「中村委員」との声あり。一同賛成。)

会長が決まりましたので,次に会長代理を決めたいと思います。つくば市情 報公開等審査会条例第4条第3項により,会長の指名する委員とありますの で,中村会長から,指名していただきたいと思います。

中村会長:増山委員がいいと思います。

総務課長:それでは,会長は中村委員,会長代理は増山委員でよろしくお願いい たします。

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3 15分まで予定しております。

今回は,審査案件が1件となっております。限られたお時間ではありますが, よろしくお願いいたします。

それでは,次第の4「審査案件」に移らせていただきます。以降の議事進行 は,中村会長にお願いしたいと思います。

4 審査案件

会長:ただいまから,第29回つくば市情報公開等審査会を開きます。

今回は,平成25年4月12日付け25つくば市民第25号の審査諮問書案件の 審議となります。

まず始めに,つくば市情報公開等審査会条例第5条により,会議の座長を選 出したいと思います。

(「中村委員」との声あり。一同賛成。)

会長:承知しました。座長は,私が行うこととします。

座長:配布された資料に沿って審査を進めたいと思います。事務局から御説明を お願いします。

事務局:それでは,説明させていただきます。

【審査案件について概要の説明】

座長:ありがとうございました。ただいま,事務局から説明がありましたが,資 料に関して質問,確認事項がございましたらお願いします。

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委員:今回の意見書に対して,どう答えるかの審議をするということですね。 委員:そうですね。異議申立人が5月 11 日に出した意見書に対して,市長が答

えたものの範囲でいいのか,それとも意見書を踏まえて私たちが何か意見があ れば出すという形だと思います。

委員:それが議論の焦点ですね。 委員:そうですね。

委員:市長が理由説明書として出しているもののきちんとした理解が必要かなと 思います。前もって読んではおりますが。それと,理由書を踏まえて意見書が 出てきて,事前の理由書だけでいいと言ってやるのか,意見書を踏まえた上で のプラスアルファを市長に答申するのですか。

委員:答申書としてまとめますが,それも,事務局で全体としてまとめるという ことです。こちらでいろいろな意見を出して,それを少なくとも情報公開等審 査会の答申としてまとめるということです。

そういう理解でよろしいでしょうか。 事務局:はい。

委員:焦点を絞っていただいたのですが,どの点をどういうふうに議論していけ ばいいのか,ちょっとよく分からないですね。

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の名前は一応別として,どういうふうに市役所が対応したかというのは,私と しては既存の資料も含めて,つまり情報公開条例だと恐らく文書が無ければ, あるいは電子情報がなければ存在しないことで切ってしまうわけですけど,そ うではなくて,情報提供の意味からできるだけ,どういう経緯でこういうふう になったのかを異議申立人は,はっきりさせたいなと思っているわけですよ ね。

けれども,その場合にこの中で,随時出されている黒塗りの実態調査申出書 とかそういうものの中の,どういう部分をどう出したら,分かりやすくなるの かということについても意見を得ることがあると思うのですが。

委員:問題を二つに分けて考えていくということですね。

委員:私は二つに分けて考えてみたいと思ったのですが。増山委員は何かありま すか。

委員:つくば市が情報公開をする論拠といいますか,要は,何でもって拒絶する かというのは悩んだと思うのですが。

事務局:個人情報保護法第20条第1号を今回直接的な理由付けにしています。 委員:条文的につくば市は回答しないのでしょうか。

事務局:よろしいでしょうか。情報公開が妥当かどうかという判断があろうかな と。その判断の根拠が個人情報保護条例の 20 条の第1号が適当かどうかとな ると,審査会において御意見を頂くということになるかと考えています。 委員:情報公開条例第9条第1項第6号の11 行,執行情報には該当しないとい

う判断をしたのですよね。

事務局:実施機関という判断では,そうですね。そこは,判断が妥当かどうか, 適当かどうかの御意見を頂きたいです。

委員:そうですよね。異議申立人の情報が欲しいというか,知りたかったという ことですね。

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6 けの意見なので分からないのですが。

委員:申出人が異議申立人の情報を調べるために,こういうことをしたというこ とを知りたかったのでしょうね。

事務局:(実態調査申出の経緯を説明)市民課に実態調査の申出をしたというと ころから,今回始まっております。

委員:では,異議申立人としては申出人がこういうことをしたというのは,薄々 は分かっているのですよね。つくば市としては,どういう情報を提供するかと いう話ですよね。

事務局:そうですね。

委員:議論するのはそれだけでいいのでしょうか。議論の焦点が分からないので すが。

委員:そもそも,まずは拒絶するのが正当なのかどうかですね。拒絶してもいい のか,それとも,申出人から言われたのでと言って明かしてもいいのではない かという考え方も当然あると,私は思います。そういう考え方もあり得ますよ ね。

委員:私はまず,他人だろうと他人でなかろうと個人情報であれば,薄々気付い ている気付いていないということも全然別の問題で,個人の名前は出さない, その代わり,どういう手続で自分の住所に制限がかけられたかという経緯を知 りたいというので,できるだけ市がそういう資料を持っていれば黒塗りしても いいから出して,なるほどこういう経緯だったのかと。ただ,誰がやったのか というのは,もう大体本人も分かっていると思うので,それは公式に出す必要 は全くないし,出すべきではないと思ったのですが。

委員:申立人に対しては,申出書は出しているわけですよね。いわゆる,これが 誰が告げ口したかというようなところを知りたいということですよね。それ は,筆跡を見れば分かるということですよね。

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7 断するかというところになると思います。

委員:知っていようが知っていまいが関係なく,推測されようがされまいがそう いうのは別として,市の立場としては個人情報に関するものだという形で,20 条に該当するところで,それは開示する必要はないと私は考えます。

私がこの件で思ったのは,この手続が利害関係人を誰がどういうふうに判断 するのかとか,その辺がきちっと対応できないと市としては,ちょっとまずい のかなっていうふうに思ったのですが。それで,口頭でもいいと言っています が,口頭でこの申立人が言っているとおりどういうふうにして上司に決裁をも らっているのか,それもはっきりしていないし,その手続がちゃんときちっと 信頼できる手続でやられているのかどうかという,そこまで踏み込んでこちら が議論するのであれば,私はそこの手続を明らかにして,個人情報とは別の点 で市としてはきちっとした手続に基づいてちゃんと手続をやっていますよと いうところを,義務ではないのかもしれないのですが,ちゃんと説明するのが いいのではないのかなとは思います。でも,この会議でそこまで要求されてい るのかなっていう疑問もありましたので,今回の開示請求に対するだけの判断 でいいのかなと思いますし,この会議はどこまで踏み込むものなのかが分から なかったもので,質問をさせていただきました。

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りすると思います。その辺からも,どういう手続で行われたのかが分かってく るような,何か文書あるいは説明があれば一番いいと思うのですが。

委員:■ ■ ■ 委員は何かありますか。

委員:開示しているものというのは,資料 13 を開示されたということでしょう か。

事務局:開示した中に,情報公開で開示したものとして資料 13 は公開していま す。

委員:資料13は情報公開で開示したのですね。

事務局:情報公開で開示しました。今回異議申立てが挙がっているのは,資料6 の個人情報開示請求書になっています。

委員:もしこの問題に絞ってやるのであれば,個人情報をどこまで保護するかど こまで開示するかという問題になってくるので,さっき言ったような手続の問 題は出てこなくなるのかもしれませんね。

委員:ちょっと出発点に戻ってもよろしいでしょうか。行政側で第三者から住ん でいないと思われると言われたときに,口頭ですぐに制限をかけるということ がされているものなのでしょうか。

事務局:今回の話で言いますと,口頭で申出があり,その際に,本人に確認する ために,各出先機関,窓口センターがありますので,端末で管理できるように 入力しておいた。その表現が,異動制限というような形になった。その響きが, 申請をしに来た人にとっては,心証を害するような言葉だったとは思うのです が,その他の使い方としてDVとかいう場合に,そこに出せませんよという形 での手続ですから,そこでやっていくということではないそうです。

委員:やってはいないということですか。

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とのやり取りをした上で,制限できるものではなかったので交付した,という 形になっていますので,制限したということではなくて,前段としての注意を 促すメッセージの表示として異動制限と使われているということです。 委員:本人がそこに住んでいない可能性が非常に高いですよというメッセージな

んですよね。

事務局:そうですね。

委員:実際そこに住んでいないかもしれないですよというメッセージですよね。 それをとても難しく使っているんですよね。

事務局:制限という言葉でなくても,もしそういうコメントがあればその言葉を 使ったのでしょうが,今回のものに該当するような言葉がなかったので制限と いうメッセージを使ったということです。

委員:これは行政上の用語ではないのですか。

事務局:担当課との話の中では,今回に関しては違うかなと。 委員:これは結局調査依頼ですよね。

事務局:そうですね。

委員:調査してくださいっていう申出があったというだけの注意喚起のものなん ですよね。それは,誰でも行ったらそうなるのですか。

事務局:この場合に,私の推測になるのですが,この申出書のところで■ ■ ■ が 申出人で該当者が異議申立人というような形で,そして関係が■ ■ ■ という意 味でいくと,居ないということが判断できたので異動制限の話になったと思う のですが,これが全く他人だったら異動制限には至らなかったのかなと思いま す。私が担当者だったらという場合での話なのですが。

委員:■ ■ ■ の目的は,住民票から抹消してほしいというリクエストなんですよ ね。

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10 委員:目的はそれなんですよね。

事務局:そうですね。

事務局:補足なのですが,資料13の第2条の1号で,実態調査は第34条第2項 の規定により,次のいずれかに該当すると認める場合に行うとなっています。 1号には,本人と同一の世帯に属する者,親族,家主又は家屋管理人,その他

の調査の対象となる事実に関係を有する者から実態調査実施の申出を受け,そ の事由が正当と認められたときとあるのですが,今回これに当たるのかなと考 えられます。

委員:判断主体は誰ですか。窓口で受けた方ですか。 事務局:窓口です。

委員:窓口で受けた方が正当かどうか判断するということですね。

委員;本人がそういうものであるかどうかという確認をするわけですね。 事務局:そうですね。

委員:具体的に基準とかあったりするものなのですか。それとも一般的に受けて しまうようなものになっているのでしょうか。これは,申出書が出ますよね。 これが出たら,基本的には受けるという運用になっているのでしょうか。 事務局:平成 18 年まで市民窓口課におりまして,実際に実態調査の担当をして

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い,市外に転居していれば正しい住所に住民票を移してほしいという指導を行 うというような流れを行っております。ただ,今は機械的なものが8年前とは 全然違っていまして,異動制限とかそういった言葉が端末の中に入れられると いうような状況になっておりますので,それを入力して本人が窓口に来たとき に,その旨をお聞きして,後のやり方は同じだと思います。実際に登録されて いる住所と違うのであれば,正しい住所地に住民票の異動をお願いしますとい うような流れを市民課でもやりたいということでの,注意喚起の文書を入力し ていたということだと,こちらでは説明を聞いております。

委員:調査してくれという申出があってすぐに実態調査に行くわけではないとい うことですか。

事務局:アパートとかでしたら,新しい方が住んでいれば実態はないというよう なことになるのですが,やはり住民票というのは個人の基本になるもので選挙 権とかそういったものにも影響が多大なものになりますので,こちらとしても 安易に消せるというようなことではないと考えておりますので,少なくとも, 数箇月,半年とおいて当人から何らかの形でアクションがある可能性もありま すので,そういったときに備えて,それでも,何もないということでしたら, 一応職権消除というようなことでもやむなしということで,起案決裁をして消 しているというような状況です。

委員:申出があったときに,いろいろな事情で調べてくれとか言われるわけです よね。そういった理由をまとめた報告書は作ってないのですか。

事務局:私たちが行っていた頃は,パソコンで住所,名前,何月何日にどこに調 査に行ったとかそういった記録は一応取ってあります。現在は,開示資料の中 の実態調査の裏というものを,一人一人に作成してあります。

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12 ですよね。

事務局:4月3日の段階のものというのは,書類で頂いておらず,■ ■ ■ ,■ ■ ■ が窓口にお見えになって申立人は実際には住んでいないというような内容 を口頭で言われていたとのことです。担当としては,一応注意喚起をするため に端末には入力したというようなことです。それで11月20日に窓口に異議申 立人が来庁して住民票が欲しいというところまで特に異議申立人に対して何 か行ったということは無く,情報公開の請求があった際にも端末まで思いが至 らなかったというようなことも若干あったようで,二回目の11月22日に文書 で頂いたときに,電算上では上書きをしてしまったとのことです。

委員:そうすると事実としていえば,4月に口頭で実態調査依頼がありましたね。 その後に,実際には実態調査に行っていなくて住んでいないという,申出人の 話をそのまま受け止めて制限をかけたということですか。

事務局:制限というつもりではなかったのですが,本人が窓口に来て何らかの形 で連絡が取れると,職員と話ができるというときに実際の住所地を確認して住 民票が今置いてあるところと違うということがあって,異動のお願いをして異 動していただけるということになれば,そのようなお願いをしたいというふう に考えていたと。

事務局:異動制限と表示されたときは,各窓口センターの場合は市民課に問合せ をして問題があるのかどうかという確認をします。そして,その確認作業に少 し時間がかかったため,異議申立人がどうしてこんなに時間がかかったんだと いうところから今回の件が始まっております。

委員:質問よろしいでしょうか。 委員:どうぞ。

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ないのは,つくば市個人情報保護条例 20条 1号に該当すると書いてあります が,これは何で該当するのですか。

事務局:開示請求した者以外の住所,氏名及び電話番号,申出人と該当人との関 係を開示することによって,実態調査申出人が特定されてしまうということ で,当該第三者の権利利益を侵害すると認められるため 20 条1号に該当する ということと,具体的に申し上げますと,当該第三者の情報の主たる第三者と いうのが実態調査申出人なので,申立人の知らないところで申立人の実態調査 実施の申出をしたと考えますと,実態調査申出人は自ら請求者事実を申立人に 知られることを望んでいないと推察されるのではないかと。このような場合に 当該第三者情報を申立人に明らかにするということは,申立人との間に無用の トラブルが生じる恐れがあるということで,権利利益を侵害する恐れがあるの で今回不開示となっております。

委員:■ ■ ■ の間でどういうトラブルがあると思いますか。 事務局:(理由を説明)

委員:既に,トラブルは発生していますよね。 事務局:そうですね。

委員:新たなトラブルって起こるのでしょうか。ないと思うのですが。

委員:可能性としては,こういう申出を勝手にしたという方に,申出をしたこと に対する慰謝料とかを,こじつけようと思えばできるかなと。

これが今後,こういう形で開示されるということになると,市のこういう制 度自体が,皆さん考える形になるわけですよね。職権消除の申出をしなくなっ てくるわけです。いずれ後日,もしかしたら申出をしたということが後々当該 開示請求者に分かってしまうということは,この制度自体がうまく動いていか ないという恐れもあるのかなって,ちょっと深読みですが。

委員:■ ■ ■ では違うと思います。

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得れば開示できたのでしょうか。それをやれば,もし申出人が出していいと言 うのであれば,出してもいいわけですよね。申出人が,分かっていようが分か っていまいが,こういう形できちっとした書類で出したくないと言えば,そう いう権利を守らなければいけないと思います。

委員:さっきの資料6の様式2の調査結果記録で承諾書がありますけど,これは 自分の名前を出していいという承諾書ではないのですよね。

事務局:今回市民課から確認した点でいうと,この書類を出していいかというこ とではないと。

委員:そういうことではないんですね。どういう趣旨の話ですか。

事務局:書類ではなくて,実際にもし聞かれたら口頭で答えてもいいよというも のです。

委員:申出人に,異議申立人からこういう文書開示の請求が出ているのだけれど, 出してもいいかという質問はしてあるのですか。それは市から聞いていないの ですか。

事務局:直接はそういう質問はしないと思います。 委員:承諾書を出してもいいのではないでしょうか。

事務局:直接,こういう請求があったから出してもいいかという質問の仕方はし ないので,もしあった場合に,という形で濁して質問することになってますの で。個人情報の開示制度上,誰から請求があったとか,こういう請求があった というのは伝えないことになっています。ただ,この市民課の本人に承諾とい うのは,本人が別のところに現住していますので,それを訂正させるために, そういう成り行き上説明することは可能かという趣旨だと思いますので。個人 情報の開示とは別の制度といいますか,別の趣旨でこういう承諾をもらってい ると思います。

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委員:それを見せていただくことは可能ですか。 事務局:今,手元に書類が無いので。

委員:口頭でいいですよ。

事務局:申し訳ございません,その書類が手元にないので。

委員:承諾をもらったら開示していいというシステムではないということです ね。開示される個人情報は申出人なわけですから,その本人がいいですよと言 えば問題はないのかなという気はするのですが。そういうシステムにはなって いないのですよね。

委員:その場合我々が,開示しなさいという結論を出せばいいと思います。 委員:例えば,個人情報保護上,本人の承諾があれば出していいですよというく

だりはないのでしょうか。

事務局:個人情報保護の手引き40ページにございます。 (承諾書の内容確認)

事務局:承諾書の内容の確認がとれました。私が先ほど申し上げたことですと, 開示請求があったときにはということで,そういった趣旨ではないと申し上げ たのですが,この承諾書には「本人(異議申立人)からの個人情報の開示請求 があった場合には,本人にその事実を伝えることは差し支えない」という表現 で書いてありましたので,それを個人情報の開示のときに出してもよいと読む ことも可能かと思います。

事務局:担当課で言っているのは,申出人から口頭では言ってもいいけれども書 面では出してほしくないという意味で市民課から聞きました。

委員:12月12日にも電話で確認されているみたいですけど,そのときのやり取 りというのは残っていますか。

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16 考えてみたんですけど。

委員:確認ですが,申出人は自分が申出したということを異議申立人に言っても いいよと言っているのですよね。

事務局:承諾書の内容からそうですね。

委員:それでは,個人情報保護の 14 条の2項の,本人の同意があればという箇 所にあてはまりますよね。この審査は,無用のものになりますよね。

事務局:そのときに,市民課の方は伝えるということであって書面を出していい という意味で解釈をして,運用していないのだと思います。

委員:百歩譲ってそうだとしても,書面で出すことはどうでしょうかという,次 の質問があると思うのですが。それはされていないのでしょうか。

事務局:それはしていないということです。

事務局:第三者照会に関してですが,青い本の 53 ページを御覧いただけますで しょうか。18 条の解説の中で,第5項,実施機関は当該決定にかかる個人情 報に,当該実施機関以外の者が第三者ということで,法人,個人含めてなので すが,依頼のものとにおける協議,協力等により作成し,又は取得した,この 取得したというところになると思うのですが,個人情報のあるときにはあらか じめこれらの者に意見を聞くことができるというふうに書いてあります。次に 55 ページの解説の中で,聴取した意見,というところからですが,意見を聞

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書の中で不当な申立てをされているということを強く言っているのですが,市 民課としましては何ら実態調査申出人に不自然な点は見られないと,本人から も住んでいない言質は得ていますので,それに基づいて調べて住民票を異動さ せるようにしてほしいという旨の申出があったと,これらの点で不自然な点は ございませんので異議申立人の言っているような不当な申出ではないと実施 機関では考えております。その上で,先ほど■ ■ ■ 委員からおっしゃられたよ うにこれを個別事案として検討すべきなのか,それとも制度的,普遍的,一般 的な個人情報開示制度として解釈するのかというところが問題になると思う のですが,一般的な解釈をさせていただきますと,公益通報的な意味合いのあ るものですので,今後の申出がしにくくなるというところを考慮しますと,や はり出すべきではないのではないかと考えております。

委員:条文があっても,そのとおりにしたくないということですか。

委員:本人の同意が得られているか,得られていないかが,口頭では得られてい るかもしれないけど書面でというのはないのですよね。それを確認して,それ でいいですよって申出人が言ってくれれば,そのまま出してもいいってことに なりますよね。

委員:その同意書は文書ではないのですか。 事務局:文書です。

委員:こちらが文書で出すことについて同意しているのですよね。 事務局:そうですね。

委員:それでしたら,これ以上言うことはないですよね。 事務局:表現に解釈の余地はあるかもしれませんけれども。

委員:本人がいいと言っていて,条文にも書いてあるのだから反対できないので はないでしょうか。自分たちで法律を作ってはよろしくないと思うのですが。 事務局:こちらの解釈でそういうふうになっていましたので,最終的には実施機

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委員:実態調査書については,これは断っていいと思う。内部の話だから。 誰が申出したかというのは,本人が同意している場合はこちらで考える理由 はないと思いますが。

事務局:そのまま文書を出してもいいというお話ですよね。

委員:そのまま開示してもいいと同意している以上は,それで終わりだと思うの ですが。ほかにありますか。条文に,同意したら出しなさいと書いてあるのだ から。

委員:多分,先ほどの説明は 18 条5項の,本件の書類は協議・協力の下に作成 した書類であるから,たとえ同意があったとしても役所としての公益適正を考 えて別の決断を出すこともできるということが,18 条5項だという趣旨です よね。

事務局:はい。

委員:同意がたとえあったとしても,協力して作っている書面なのだからという 趣旨ですよね。

事務局:はい。

委員:そこをどう考えるかということだと思います。

委員:そちらの方が解釈としては苦しいですよね。むしろ,本人の同意がないか ら出せないというのであれば。

事務局:同意を根拠として,それだけに頼った開示をしていくとなると,個人情 報の開示という制度そのものが委任状でも駄目ですし,本人の同意があっても 第三者が開示請求することができないということでやっておりますので,仮に 開示するものに第三者の同意があるからということで,むやみやたらに出すこ とになりますと,今度は同意の強要ということも考えられますので,同意だけ を盾に開示するかしないかの決定をするというのも困難かなと考えておりま す。

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委員:この案件については,申出人がこういう申出書を出してもいいですか,出 してもいいですよということであれば何ら問題はないと思うのですが,ただ一 般的に考えると全てですね,先ほど話が出ましたように第三者からのそういう 意見も出てこなくなる可能性もあるので,それは慎重に考えなければならない と思いますが,この案件に関しては,申出人の同意だけで事足りるのかなと思 うのですが。

委員:申出人の同意をどういうふうに見るかというところだと思うのですが,普 通に同意しているのであればそれ以上に拒否する理由はないかなという感じ はしますけどね。少なくとも,今回のものに関しては。

委員:ただもう,全然駄目ですということであれば,開示しないでいいと思いま すが。

委員:本人の同意があっても,駄目だという理由をもう少し詳しく言っていただ けますか。そこまでしても,保護したい利益って何ですか。

事務局:裁判などになったときにその資料になるというところまで申出人が理解 をして同意をいただているのか,簡単に申出してきたということを伝えてもい いよという軽い気持ちの同意なのか計り知れないのですが,書面で出すという ことは明らかな証拠になってきますので,今回の件で実態調査の申出が不当な ものではないと判断していますけれども,今後の発展的なトラブルを考えます と,同意があるからといって出すことがどうなのかと。

委員:そうではなくて,18 条の5項をどう解釈するかということを聞いている のですが。今回の件を5項に当てはめて詳しく説明してほしいのですが。 事務局:私が判断しますに,公益通報という意味とは違いますが,第一に市民課

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のが,制度を運用する際には住民基本台帳制度を正しく管理するためには考え ているのかなと。

委員:最初に消した方がいいと言ったのは,第三者のものとして見た場合にです ね,個人情報としてその人は基本的には出るわけじゃないと思うのですが,名 前を出さないというのは,誰であろうと関係なくてですね。■ ■ ■ の問題まで いってしまえば,本人がいいと言っているのだから,■ ■ ■ 間の問題に行政が 逆に入っていくというのはどうなのですか。■ ■ ■ だから出すとか,■ ■ ■ だ から出さないとか,そういう形をとるべきではないからまずは置いておいて, どういう手順で手続が動いたかということを議論したいと思っていたのです が。今の議論だと■ ■ ■ だから出さないとなっているわけですね。

確かに行政は争いを止めた方がいいというのは分かります。でも,逆に言う とそれはプライベートな問題であって,本人が出してもいいと言っている場合 であれば,そこから先は行政が責任を持たなくていいし持てない領域じゃない かなと思うのですが。

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はあるのかなと。私も個人の問題に行政がそこまで心配する必要はないと思う のですが,むしろ公益性というか行政の円滑な制度を守っていくという問題の 側面もあるのかなと。

委員:つくば市が持っている個人情報を,公開してほしいという人がいたときに, 公開される人が公開していいと言っているのに,それ以外に何がありますか。 本人が公開していいと言っているのに,公開できないという理由付けが弱いで すよね,とてつもなく。どうしてそこまで,一所懸命になるのかなと思います。 ありえない考え方だと思います。

委員:開示するためのちゃんとした手続をしっかり取って,どういう形で開示し ます,はい同意しますという裏付けをきちっと持っていればいいと思います。 ただ,そこをちゃんとしないでやってしまうと後から,なんで公開したんだと いうことになってしまうので,きちっと本人の同意の下でやったという裏付け があって開示する分には開示してもいいのかなと思います。

委員:条文のとおりだと思うのですが。勝手に条例を作れますか。 委員:さっきの書面を実際に見せていただくことは可能ですか。

委員;我々は法令にのっとって審議しているだけですからね。条文上,本人の同 意があれば開示すると書いてあれば,他にやりようはないと思いますが。 委員:委員会の方向としては,同意がある部分は出すと。

委員:役所の内部手続を開示するのは駄目だと思いますが,本人の情報は開示し てもいいと思います。同意があるのだから。

事務局:時間をかけて申し訳ないのですが,伝えるという意味の解釈が担当課で は,書面は出せないという意味での口頭で伝えてもいいというふうに,私ども にとって,今回の審議に至っていますので,担当課に再確認させていただきま す。

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る中に,手続がわからないでどんどん進められてしまって,自分の住民票が出 てこないことに疑問を持ったことはすごく分かります。どういう手続で,こう いうものが成立してくるのかなというのは,きちんとしたほうが行政側として はいいと思いますが。

事務局:市民課の担当者に確認したところ,そのときに個人情報の開示があった ということは伝えずに話をしに行ったので,明確に文書だ口頭だというそこま での言及はしていないそうなのですが,本人に伝えてもいいですかという表現 はしたはずだと,なのでここで文書だ口頭だと読み取るのは難しいかなと思い ます。

委員:そもそも,話はしていないということですよね。 事務局:していないです。

委員:定型の書式を使って承諾を取らなかったという理由はあるのですか。手書 きの承諾書でもらったというのは。

事務局:個人情報の開示請求に関しては,第三者照会をする必要がないと考えて いたのですが,市民課のほうで念のためにということで,話をしに行ったとい うことです。

委員:審議会の結論としては,黒塗りを取って出すということでよろしいですか。 まとめの方は事務局でやっていただいて,私もチェックして文面を確認すると いうことで。手続の問題はどうしましょうか。手続の要求も出ているので,で きれば情報提供で利用手順書というのを一緒に入れていただければありがた いのですが。

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委員:名前が書いてあったのは,お二人でしたけど,どなたとどなたでしたか。 事務局:■ ■ ■ と■ ■ ■ です。

委員:それでしたら,■ ■ ■ というのは同意を得てないのですから,消してもい いですよね。

事務局:そうすると,今回黒塗りが開く部分というのは,実態調査申出書の申出 人の住所,氏名,電話番号と申出人と該当人との関係,実態調査票表の不現住 等発見原因,その他の特記事項ですね。

委員:この実態調査票は誰が作成したのですか。 事務局:実態調査票を作成したのは市民課です。 委員:実態調査票は市が作っているのですよね。 事務局:そうですね。

委員:1枚目の実態調査申出書は,全部出すということで。2枚目はどうなりま すかね。実態調査票の表と裏ですが。

委員:1枚目だけ全部出して,2,3,4枚目は黒塗りのままでいいのではない でしょうか。

委員:そうしますと,実態調査票の部分については表,裏共にそのままの形で出 すので,申出書だけ黒塗りを開けるということで。

事務局:住民記録端末画面も同じですか。 委員:これも消したままでいいと思います。

委員:実態調査票の不現住等の発見理由,ここは出してもいいのでしょうか。 委員:できるだけ出した方がいいという立場からすれば,はっきり分かっている

ので。

委員:4枚目のデータ画面もそうなりますよね。

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のままいかすということで。今言ったようなことでよろしいでしょうか。こち らではっきり出ているのは差し支えないと思いますので,実態調査票の表にあ る不現住等発見原因の■ ■ ■ からの実態調査申出というところの■ ■ ■ の名 前は出すということで。それから,一番最後の端末画面の■ ■ ■ の名前のとこ ろは消すけれども,申請者として■ ■ ■ の名前は出すということが,審査会の 意見です。ほかに何かありますか。

<意見なし。>

座長:ありがとうございました。それでは,本日委員の皆様から頂きました御意 見,御指摘事項を踏まえ,答申を取りまとめていきたいと思います。

座長:審査が終わりましたが,事務局から何かございますか。 事務局:特にありません。

座長:今後,答申の取りまとめの過程において各委員の皆様の御指導を賜ること もあろうかと思いますが,よろしくお願いいたします。

これをもちまして,すべての議事を終了いたします。この後は,進行を事務 局へお返しいたします。御協力ありがとうございました。

3 閉会

総務課長:本日は長時間にわたり,御審議ありがとうございました。今後も,情 報公開等審査会の適正な運用に,御理解と御協力を賜りますようお願い申し上 げます。それでは,これをもちまして「第29回つくば市情報公開等審査会」を 閉会いたします。

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